;武蔵野書院;35,922円(借覧);A5判;縦組;上製;24+1145頁;;ISBN4-8386-0138-7;
シラビーム言語からモーラ言語への転換説について知りたいな、と思つたので。この転換で清濁も前置鼻音の有無から有声か無声かのちがひへと変つたと聞いたやうにも思つたのだけれど、清濁についてはほとんど書いてない。しかし、すごい巨冊だ。以下に構成を写しておく。
- 序章 日本語音韻史の構想
- 第一章 母音の連続
- 第一節 ア・ヤ・ワ三行の歴史
- 一、問題の所在
- (一)定説のもつ二つの問題点
- (二)先学の説
- 二、ア・ヤ・ワ三行の混同とはどのような音韻変化であったか
- (一)混同の時期と経過
- (二)ア・ヤ・ワ三行の混同は子音(音節副音)の脱落現象である
- (三)悉曇資料の記述とキリシタン資料の表記とをどうとらえるか
- (四)〔e〕と〔i̯e〕、〔o〕と〔u̯o〕のそれぞれの相補分布
- 三、許容された母音連続と許容されなかった母音連続
- (一)許容された母音連続と許容されなかった母音連続
- (二)愛媛県松山方言の〔o〕と〔u̯o〕
- (三)『和名類聚抄』の「衣」と「江」
- 四、語中語尾のヤ・ワ行音
- (一)語中語尾におけるヤ・ワ行子音(音節副音)の脱落
- (二)付記―語中のu̯i―
- 五、語頭のヤ・ワ行音―語頭におけるヤ・ワ行子音(音節副音)の脱落進行―
- 六、語頭のヤ・ワ行音と語中語尾のヤ・ワ行音
- (一)語頭からの変化と語中語尾からの変化
- (二)ワ・ヤ・ユ・ヨ
- 七、i̯eとu̯e、あわせてハ・ワ行下二段活用動詞ヤ行化の問題
- (一)i̯eとu̯e
- (二)ハ・ワ行下二段活用動詞のヤ行化
- 1、語幹末母音がi・u・eであるハ・ワ行下二段活用動詞の場合
- 2、語幹末母音がa・oであるハ・ワ行下二段活用動詞の場合
- 3、ア行下二段活用動詞「得」の場合
- 4、上二段活用動詞の場合
- 八、平安時代初期から中世の間に起きたア・ヤ・ワ行の変化と、中世におけるその表記
- (一)平安時代初期から中世の間に起きたア・ヤ・ワ行の変化
- (二)音韻の上から見た中世のア・ヤ・ワ行音―中世の仮名表記と五十音図―
- (三)キリシタン資料などの表記
- 九、中世から現代の間に起きたア・ヤ・ワ行音の変化
- (一)中世から現代の間に起きたア・ヤ・ワ行音の変化は音声〔i̯e〕〔u̯o〕が衰退したということである
- (二)〔i̯e〕の衰退―二段活用動詞の一段化―
- (三)〔u̯o〕の衰退
- (四)近世・現代における仮名表記
- 一〇、結論
- 第二節 シラビーム言語期からモーラ言語期への転換
- 一、はじめに
- 二、シラビーム言語・モーラ言語
- 三、転換の原因と日本語音韻史の時代区分
- (一)上代における音節の構造
- 1、〈狭―広〉図
- 2、母音連続
- 3、撥音・促音
- 4、『万葉集』の漢語・梵語
- 5、字余りと和歌の詠唱
- 6、仮名の成立
- (二)シラビーム言語前期からシラビーム言語後期へ
- (三)シラビーム言語後期からモーラ言語期へ
- (四)シラビーム言語・モーラ言語から見た日本語音韻史の時代区分
- 四、シラビーム言語前期から後期への変化が日本語の音韻にもたらした影響
- (一)拗音の成立
- 1、拗音の成立
- 2、拗音の表記
- 3、いわゆる「割ル」iu
- (二)上昇調・下降調の消滅
- 五、シラビーム言語後期からモーラ言語への変化が日本語の音韻にもたらした影響―入声音・連声・鼻母音の衰退―
- 六、結論
- 第三節 古代語の長音と中世語・近代語の長音
- 一、問題の所在
- 二、古代語(シラビーム言語前期)の長音
- (一)先学が取り上げた長音表記例
- (二)長音表記の現われ方(一)――長音表記の見える語
- (三)長音表記の現われ方(二)――字音語の熟語の場合
- (四)長音表記の現われ方(三)――短音表記との共存
- 三、中世語(シラビーム言語後期)・近代語(モーラ言語期)の長音
- (一)長音または長音表記の現われ方(一)――和語の場合
- (二)長音または長音表記の現われ方(二)――字音語の場合
- (三)中世語・近代語の長音の性格
- 1、字音語の場合
- 2、和語の場合
- 3、沖縄方言・九州方言の長音
- 四、結論
- 第二章 音韻脱落・転成・同化の原理
- 第一節 問題の所在
- 第二節 複合によって語中に生じた母音連続における母音の脱落
- 一、山口説
- (一)山口説の大要
- (二)母音脱落の具体例
- (三)山口博士がとらえた事実を筆者の表現で整理する
- 二、広い母音の方が脱落することがあるのは、V1≧V2、V3≦V4の条件の場合ではなく、V1=V2、V3=V4の条件の場合である
- (一)広い母音の方が脱落することがあるのは、V1≧V2の条件の場合ではなく、V1=V2の条件の場合である
- (二)広い母音の方が脱落することがあるのは、V3≦V4の条件の場合ではなく、V3=V4の条件の場合である
- 1、マ行音が後続する場合のu
- 2、ワ行音が後続する場合のu
- 3、まとめ
- 三、マ行音・ワ行音が後続するuの脱落
- 四、CV2が助詞である場合の脱落
- (一)V2<V3、V3=V4の場合
- (二)V2>V3、V1=V2の場合
- (三)助詞が母音脱落を左右するその他のケース
- (四)その他のケース
- 五、字訓借用
- 六、「ナヲキテ」(汝を措きて)について
- 七、母音脱落の原理
- (一)母音脱落現象に認められる法則
- (二)母音脱落の原理
- 1、なぜ狭い方の母音が脱落するのか――基本法則について
- 2、広い方の母音の直前又は直後に同一母音が隣接する場合に、なぜその広い方の母音が脱落するのか――特定法則甲について
- (三)再び母音脱落現象に認められる法則
- (四)生理的レベルの法則と意識のレベルの法則
- (五)山口説の難点
- 第三節 複合によって語中に生じた母音連続の転成
- 一、山口説――転成が古く、脱落が新しい
- 二、母音転成の具体例
- 三、転成と脱落とは同じ時期に起きていた
- (一)「アク」説
- (二)転成が起きる母音連続と脱落が起きる母音連続
- (三)転成と脱落とは同じ時期に起きていた
- 四、母音のならびが同じであるケースに起きている脱落と転成
- 第四節 いわゆる母音交替
- 一、「母音交替」は解消すべきではないか
- 二、動詞活用の成立
- 第五節 上代におけるその他の語中母音・子音の脱落
- 一、山口説
- 二、いわゆる音節脱落の具体例
- 三、私案
- (一)山口説の㋩について
- (二)山口説の㋑について
- (三)山口説の、㋩に一致するという㋺について
- (四)山口説の㋥について
- (五)山口説の㋭と㋬とについて
- (六)山口説の、㋭と一致するという㋺について
- (七)まとめ
- 四、いわゆる母音の挿入
- 第六節 母音脱落と母音同化
- 一、母音脱落と母音同化
- 二、重音脱落と母音同化
- 第七節 字余り
- 一、語中母音・子音の脱落と字余り
- 二、字余りの法則について
- (一)第四則について
- (二)第三則について
- (三)第二則について
- (四)まとめ
- 三、母音又は子音脱落後の形
- 第八節 音便
- 一、四段活用動詞・ナ行変格活用動詞・ラ行変格活用動詞の音便―なぜ行によってイ音便・促音便・撥音便に分かれるのか―
- 二、ハ行動詞の促音便とウ音便
- 三、「四段活用動詞が音便を起こすのに対して、上二段活用動詞が音便を起こさない」のはなぜか
- 四、その他の音便ならびに問題となる例
- (一)ラ行音の促音便と撥音便
- (二)二種の撥音便
- (三)m撥音便から転じたウ音便
- 第九節 入声音
- 一、問題の所在
- 二、キリシタン資料の表記
- 三、入声音の中でなぜ舌内入声音tのみが中世末期まで生きのび、他の唇内入声音・喉内入声音は残らなかったのか。その舌内入声音が近世に入ってなぜ失われたのか。
- 四、音義・訓点資料の表記
- 第一〇節 キリシタン本語の開音節化
- 第一一節 強調表現の促音・撥音―促音・撥音の成立―
- 第一二節 p音の残存とtʃ・ts音の残存
- 一、p音の残存
- 二、tʃ・tsの残存
- 第一三節 連声
- 第一四節 語頭子音の脱落
- 第一五節 語頭母音の脱落――あわせてガ行鼻濁音と鼻母音とについて
- 第三章 活用語の語幹末から活用語尾にかけて生じた母音連続
- 第一節 後部母音uの場合
- 一、問題点の位置と本節の意図
- 二、バ・マ行四段活用動詞ウ音便衰退・撥音便再興の原因と語幹保持
- (一)問題点
- (二)「タタム」(畳)「ナラブ」(並)の異形「タトム」「ナロブ」
- 三、語幹保持の実現
- (一)語幹末母音が動揺する六つのケース
- (二)語幹保持の実現と非実現
- (三)語幹保持の実現
- 1、語幹保持を実現させる契機――「アコナル」(赤くなる)の異形「アカナル」
- 2、ハ行四段活用動詞終止・連体形
- 3、語幹一音節の動詞未然形+推量・意志の助動詞「ウ」
- 4、ア・ハ・ワ行下二段活用動詞終止・連体形・已然形
- 5、ハ行四段活用動詞連用形
- 6、バ・マ行四段活用動詞連用形
- (四)許容された母音連続と許容されるけれども実現が遅れる母音連続――形容詞連用形ウ音便進行過程の問題に及ぶ
- 四、語幹保持実現の時期と原因
- (一)オ段長音開合の混同と語幹保持
- (二)ア・ハ・ワ下二段活用動詞終止・連体形・已然形のヤ行化
- (三)二段活用動詞の一段化
- 五、「仰グ」「倒ル」等の語形、あわせてオ段音に後続する「ホ」の長音化の問題
- (一)「仰グ」「倒ル」等の語形
- (二)オ段音に後続する「ホ」の長音化
- 六、語幹保持の力と同一機能同一形態への力
- 七、オ段長音の開合の混同
- 八、結論
- 第二節 後部母音iの場合
- 一、問題の所在
- 二、問題の構造と考察の方向
- (一)問題の構造
- (二)語幹末母音iのケースではないこと
- (三)考察の方向
- 三、敬語
- (一)先学の説
- (二)筆者の考え
- 四、語幹末が長音である語
- (一)先学の説
- (二)筆者の考え
- 五、二音節動詞アクセント第一類の語
- (一)先学の説
- (二)筆者の考え
- 1、二音節動詞は、カ行動詞との衝突を避けるためにもともと原形でとどまる傾向にあった
- 2、サ行イ音便の生起にアクセントはかかわっていないではないか
- 3、この項のまとめ
- 六、いわゆる使役性他動詞などの、活用が浮動していた語
- (一)先学の説
- (二)筆者の考え
- 1、いわゆる使役性他動詞
- (1)第一回目の動揺の機会とイ音便
- ①上代における四段活用の接尾語「ス」のはたらき
- ②上代における「シム」のはたらき
- ③使役の助動詞「ス」(下二段活用)の成立
- ④使役の助動詞「サス」の成立
- ⑤肥大化接尾語「カス」の成立
- ⑥平安時代における「して」形と「せて」形
- ⑦『源氏物語』のサ行イ音便
- (2)第二回目の動揺の機会とイ音便
- (3)いわゆる使役性他動詞のイ音便
- 2、「オハス」「マラスル」
- 七、語幹末母音がeの語
- (一)先学の説
- (二)筆者の考え
- 八、サ変動詞の影響ということ
- 九、結論
- 付節 助動詞「ユ」「ラユ」と「ル」「ラル」との関係
- 一、本節の目的
- 二、先学の説とその問題点
- 三、「ユ」「ル」の語源
- (一)動詞の活用語尾と助動詞「ユ」「ル」
- (二)意志動詞・無意志動詞という視点から見た動詞の活用語尾
- (三)意志動詞化する接尾語
- (四)無意志動詞化する助動詞
- (五)「ユ」「ル」の意味
- 四、「ユ」「ル」の接続
- (一)情態言への接続
- (二)未然形への接続
- 五、「ユ」と「ル」の新古
- 六、「ル」「ラル」の定着
- 七、結論
- 第四章 西部方言と東部方言
- 第一節 東西両方言間に認められる音便の違いは、なぜ、どのようにして生じたか
- 一、はじめに
- (一)問題の所在
- (二)先学の説
- (三)考察の方向
- 二、〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いから〈ウ音便―促音便〉〈ウ音便―原形〉という違いへの転換とその原因
- (一)室町時代末期における西部方言と東部方言との違いは〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いであった
- 1、ハ行動詞の音便
- (1)西部方言の音便
- (2)東部方言の音便
- ①音便の実態
- ②ウ音便の存在
- i、-u̯i-<-u-の音転化
- ii、ウ音便借用説について
- iii、ロドリゲスの記述との整合性
- 2、形容詞連用形の音便
- (1)西部方言の音便
- (2)東部方言の音便
- ①音便の実態
- ②ウ音便の存在
- i、ウ音便は本来のもので、借用ではない
- ii、ロドリゲス『日本大文典』、『醒睡笑』の記事との整合性
- (二)〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いから〈ウ音便―促音便〉〈ウ音便―原形〉という違いへの転換の時期と原因
- 1、ハ行動詞の場合
- (1)ウ音便衰退・促音便隆盛の進行の時期
- (2)進行の原因
- 2、形容詞連用形の音便
- 三、〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いの生起とその原因
- (一)平安・院政・鎌倉時代における西部方言と東部方言との音便は、〈促音便・ウ音便―促音便・ウ音便〉〈原形・ウ音便―原形・ウ音便〉で、質的な違いはなかった
- 1、ハ行動詞の音便
- (1)先学の研究
- (2)先学の報告した音便の例
- (3)各表記についての検討
- ①ツ表記
- ②無表記
- ③ム表記
- i、撥音便説
- ii、撥音便説の問題点
- iii、タ・ラ行動詞音便のム表記
- iv、ハ行動詞音便のム表記
- ④ン表記
- ⑤再びツ表記について
- ⑥ウ表記・フ表記
- ⑦まとめ
- (4)促音便の存在
- (5)まとめ
- 2、形容詞連用形の音便
- 3、中山法華経寺『三教指帰注』について
- (二)〈促音便・ウ音便―促音便・ウ音便〉〈原形・ウ音便―原形・ウ音便〉から〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いを生じた原因
- 1、ハ行動詞の音便
- (1)語幹一音節語と語幹二音節以上の語
- (2)ロドリゲスの記述との整合性
- (3)「~テ」形と「~タ」形
- 2、形容詞連用形の音便
- 四、母音優位・子音優位と言われるその他の事象
- 五、結論
- 第二節 上代東部方言の性格
- 一、問題の所在
- 二、母音の転化
- (一)考察の方向
- (二)エ段音にかかわる母音転化
- (三)オ段音にかかわる母音転化
- (四)イ段音にかかわる母音転化
- (五)その他の母音転化
- (六)母音転化の性格
- 三、打消の助動詞「なふ」
- (一)問題点
- (二)「なふ」の語源
- 1、諸説
- 2、形容詞説
- 3、継続「ふ」説
- (三)大和方言における打消の継続
- (四)東西方言の違い
- (五)「なふ」と「ない」
- 四、結論
- 第三節 なぜ西部方言は「ジャ」で東部方言は「ダ」であるのか
- 一、問題の所在と先学の説
- (一)問題の所在
- (二)先学の説
- 二、文献資料に見える「ダ」「ヂャ」
- (一)西部方言資料の実態
- 1、資料の成立や書写に東国がかかわらない例
- 2、資料の成立や書写に東国がかかわる例
- 3、西部方言資料に見える「ダ」
- 4、現代西部方言における分布
- (二)東部方言資料(山陰方言資料を含む)の実態
- 1、室町時代語資料の実態
- 2、江戸時代初期・前期資料の実態
- 3、江戸後期資料の実態
- (三)室町時代における東西方言の違い
- 三、「ダ」「ヂャ」二形の生成――「ダ」が古く、「ヂャ」が新しいこと
- (一)室町時代中期以前の西部方言の実態―希頊周顓講『論語講義筆記』から―
- (二)理論的に見た「ダ」「ヂャ」の新古
- 四、「ダ」「ヂャ」二形の相克
- (一)東部方言における「ヂャ」劣勢化の原因
- (二)西部方言における「ヂャ」の優勢化と「ダ」の劣勢化
- (三)江戸後期における東部方言資料の「ヂャ(ジャ)」
- 五、東西対立意識の確立
- 六、結論
- 第五章 日本語音韻史から見た沖縄方言の三母音化傾向とp音
- 一、本章の意図
- 二、三母音化傾向
- (一)先学の説
- (二)ɔ:・ɛ:のこと
- 1、ɔ:のこと
- 2、ɛ:のこと
- (三)e→i
- 1、-ai̯e>-ai, -aʃe>-aʃi
- 2、中世日本語のエ段音
- (1)中世日本語のエ段音の音価
- ①先学の説
- ②筆者の立場
- (2)口蓋化したエ段音の史的位置
- ①先学の説
- ②先学の説に対する疑問
- ③筆者の解釈
- i、エ・セ・ゼ
- ii、口蓋音ʃe・ʒeの由来
- iii、ネ(ni̯e)
- iv、セ・ゼ以外のエ段音の口蓋化
- v、口蓋化音の衰退
- vi、e+u>i̯oo
- 3、沖縄方言における-i̯e>-ï(又は-i)
- (1)-i̯e>-ï(又は-i)
- (2)ïとi
- (3)東北方言
- (四)o→u
- (五)イ段・ウ段の子音
- 1、口蓋化
- 2、有気音・無気音
- (六)『おもろさうし』の母音
- 1、三母音と五母音説
- 2、エとイ
- 3、オとウ
- (七)「語音翻訳」の母音
- 1、エ段音とイ段音
- 2、オ段音とウ段音
- (八)三母音化傾向
- (九)上代特殊仮名遣エ段の甲乙
- 三、p音
- (一)先学の説
- (二)筆者の解釈
- 1、p音の残存と新生
- 2、ɸ>hの動き
- 3、沖縄方言におけるpの新生
- 4、首里方言のハ行音
- (1)「語音翻訳」を通して見る
- (2)『琉球館訳語』に記録されたハ行音
- 5、ワ行音とバ行音との交替
- 6、p音の定着――ハ行音とカ行音
- 四、おわりに
- 初出一覧
- あとがき
- 索引
;新潮社;1,400円(借覧);四六判;縦組;並製;285頁;;ISBN4-10-458002-3;
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