岩波新書(新赤版)986;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;viii+2+231+3+16頁;;ISBN4-00-430986-7;
新潮文庫[こ-10-12];新潮社;440円(100円);文庫判;縦組;並製;399頁;;ISBN4-10-115812-6;
;汲古書院;(借覧);A5判;縦組+横組;上製;1+V+798頁;;ISBN4-7629-3526-3;
目次を写してみる(#以下はわたくしのメモ。どんどん減る)。かういふ論集つて偉い順なものだと思つてゐたのだけれど、これは連環式の排列みたい。
- 築島裕博士近影 #眼鏡ずれてない?
- 献辞
- 築島裕博士略年譜
- 築島裕博士研究業績目録 #単著の項に、切符の話(真珠書院、1968)や鉄道きっぷ博物館(日本交通公社出版事業局、1980)がはひつてないのは研究書でないから? UP誌に連載されてゐた(この目録によると平成11年)、高山寺の四季に毎回切符の写真が載つてゐたのを思ひ出す。論文の項は、ただただ圧倒される。一時はほぼ月刊だなあ。
- 「ツルギ」と「タチ」―古代刀剣名義考― / 武井睦雄 #「タチ」は「タツ」(断)の名詞形ではないかも。
- 古代日本語における内臓語彙の諸相 / 山口佳紀 #通説化してゐる内臓語彙にとぼしいといふのは本当かを検証。
- 出雲国風土記の表記と音韻 / 沖森卓也
- すだれうごかし あきのかぜふく―和漢比較語義の試み― / 伊藤光浩
- 安澄撰『中論疏記』について / 白藤禮幸 #文字弁嫌といふ弁似書があることを教はる。この嫌字の訓義は下官集の嫌文字事と通じるものだなあ(つまり「もどく」、遠藤和夫説)。
- 小川本大乘掌珍論天暦點續貂 / 小林芳規
- 上野本漢書楊雄伝天暦二年点における切韻と玉篇の引用について / 小助川貞次
- 訓点資料における「いへり」と「いふ」 / 鈴木泰 #「いへり」は文献からの引用時のみ。
- 古代・中世の「をり」と文体 / 金水敏 #卑語性の確認。
- 中古和文の地の文と会話文 / 井島正博 #「移りことば」(中島広足『海士のくゞつ』)
- 天台宗山門派における金剛界儀軌の訓読語 / 松本光隆
- 院政期古記録における「令」について / 原裕 #記録文から漢字仮名まじり文への移行の徴候としての再読文字の非再読用法。
- 今昔物語集の陳述副詞 / 谷光忠彦
- 三教勘注抄における三教指帰と注との訓読について―宝寿院本と尊経閣本との比較を中心に― / 山本秀人
- 院政・鎌倉時代の寺院社会における宋版辞書類の流通とその影響―『類聚名義抄』を例として― / 池田証寿
- 改編本系「類聚名義抄」注記配列パズル―写本間における「〓{之繞に翔}」項目の注記配列の異同に関する解釈― / 小林恭治
- 高山寺本『雑筆集』六巻の成立について―表白集編纂活動の動態― / 山本真吾
- 鎌倉時代の女性仮名文書の漢語の表記について / 金子彰
- 『往生要集』引用文からみた『宝物集』について / 古田恵美子
- 高山寺における聖教目録の形成について / 徳永良次
- 中世における高野山関係法談聞書類の一特質―金剛三昧院蔵十住心論聞書をめぐって― / 土井光祐
- 中世の語法より見た半井本『保元物語』 / 坂詰力治
- 『平家物語』の近代語的性格 / 山口明穂
- 無窮会本大般若経音義の音注について / 沼本克明
- 岩崎本日本書紀宝徳三年点及び文明六年点 / 石塚晴通
- 梅印元冲講智仁親王聞書『蒙求聞書』 / 柳田征司 #細川幽斎の弟。
- 上代特殊仮名遣の“ノの二類”の研究史 / 安田尚道 #一連の上代特殊仮名遣の研究史の再検討のひとつ。宣長龍麿宣隆を襲つてヌに二類あるとしてゐた橋本進吉がノの二類とする経過を検証してゐる。
- 摩尼園蔵板本「仮名書き法華経」について / 柏谷直樹
- 近代邦訳聖書における二人称代名詞―ヘボン・ブラウン訳聖書における「あなた」― / 斎藤文俊
- 脚本のことば―『東京物語』を資料として― / 坂梨隆三
- 現代日本語の字音読み取りの機構を論じ、「漢字音の一元化」に及ぶ / 屋名池誠 #キメラ化。
- 現代日本語の終助詞の新しい動向 / 鈴木英夫
- 現代語の終助詞「とも」―必要とされる先行文脈について― / 中野伸彦
- コミック世界の擬音語・擬態語 / 山口仲美
- 『口語法』における両立案と統一―京阪の言葉の威信が終わるとき― / 古田啓
- 韓日の漢文読法において現れる「乃至」について / 尹幸舜
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