the view from nowhere : 2006-06-09 (Fri)

Article

たけのぶ・えつお(竹信悦夫);2005/12;ワンコイン悦楽堂 ミネルヴァの梟は百円本の森に降り立つ;

;情報センター出版局;1,800円(借覧);四六判;縦1,2段組;並製;431頁;;ISBN4-7958-4462-3;

きのふもらつてきたいける本・いけない本といふ冊子で、神谷竜介(NTT出版)といふひとがいけない本にあげてゐたけど、たしかに本書の書き手と巻末の内田・高橋対談で語られてゐる著者とはまるで別人のやうで、対談の人のはうが面白さう。斎藤澪奈子の超一流主義の単行本と文庫本とのちがひの報告を見て、自分はそんなあくの抜けたのをよんでたんだなあ、と思ふ。

はせがわ・まりこ(長谷川眞理子);2006/1;進化生物学への道 ドリトル先生から利己的遺伝子へ;

グーテンベルクの森;岩波書店;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;vii+166+3頁;;ISBN4-00-026989-5;

遺伝子淘汰と群(種)淘汰のちがひつて全然わかつてなかつた。これぢや、と本をわらへない。

さとー・ひろお(佐藤弘夫);2006/4;起請文の精神史 中世世界の神と仏;

講談社選書メチエ360;講談社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;210頁;;ISBN4-06-258360-7;

中世の神仏のコスモロジーの骨格は、「あの世の仏」―「この世の神仏」という二重構造をなしており、仏像は仏の垂迹なのだ(!)、といふ指摘に瞠目(p.118)。ところで、起請文はその作成にあたって、参加者の前で読み上げられることが重要な手続きだった(p.20)と千々石到の研究を参照してのべてゐるけれど、去十四日の「去」字に、さると読みをふつてゐるのは(p.23)、当時のよみでは多分「いんじ(いにし)」だつたのではないか(あるいは「さんぬる」かも)。

おかだ・あけお(岡田暁生);2005/10;西洋音楽史 「クラシック」の黄昏;

中公新書1816;中央公論新社;780円(借覧);新書判;縦組;並製;ix+4+243頁;;ISBN4-12-101816-8;

ちの・のぶひろ(千野信浩);2005/10;図書館を使い倒す! ネットではできない資料探しの「技」と「コツ」;

新潮新書140;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;191頁;;ISBN4-10-610140-8;

自分は、無料貸本屋としては使ひ倒してゐるやうには思ふけど(かぞへてみたら現在8箇所から都合49冊借りてゐる)、調べものはまつたくだなあ。

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