;翰林書房;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;253頁;;ISBN4-87738-195-8;
文学語学誌の展望号の、関谷一郎によるはしやぎすぎな近代文学書籍篇で名前があがつてゐたので(さういへば、ッて関しかあつてないけど、平成18年3月末日をもって、近畿大学を辞職
した関井光男つてその後だうしてるの)。
祥伝社新書037;祥伝社;740円(1割引);新書判;縦組;並製;228頁;;ISBN4-396-11037-5;
現代の奇書、日本語大シソーラスの編者の手になるもの。用例の蒐集といふのはほんと大切だなあ、と思ふ(自分はほとんどさうした地道な作業をしたことがない。山田俊雄がおなくなりになつたときに、小野正弘が学界時評で、学長になつてからはいそがしくて一日百枚しかカードがとれないよ、とおつしやつてゐたといふやうなことを書いてゐた気がする)。しかし、名文といふよりは破格、といふかありていにいつて悪文にちかい、真似びかねるものも多い(とくに、4章の接続)。体裁は、志賀の抜書と著者のコメントが交互にゑんゑんとつづく感じで、まう少し高次の分析がほしいなあ、たとへば1章の隠喩づくしは認知意味論的な処理をしてみたら面白いのではないか、とか思ふ。
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