;東京堂出版;3,500円(借覧);A5判;縦組;上製;6+246頁;;ISBN4-490-20567-8;
「雨下」は「雨ふる」と読み慣わしているが、「下」には「ふる」の古訓はない。「雨おつ」「雨たる」などの訓みが考えられるが、定かではない(p.70. また、p.95)、とあつて、たしかに類聚名義抄などには「ふる」の訓はないのだけれど、書くための辞書である色葉字類抄には、「ふる」に対応する漢字として、
雨〈フル/王過反〉降〈同〉下〈同〉霑〈同〉(黒川本三巻本色葉字類抄中101オ、布・天象)が掲出されてゐるので、「雨ふる」とよむのに問題はないと思はれる。
遺教経御本付真名進上□(p.120)、といふ記事の意味があきらかにできなくて、お経のよみを類音字でもつけて示したのかしら、とか考へてみたのだけれど、本当のところはだういふことだつんだらうか。
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