近代デジタルライブラリーの古言梯標註、早稲田大学蔵の古言梯、古言梯標註を参照して、古言梯 序文のよみたがへかと思はれるところを指摘します。
| 疑問箇所 | 訂正案 | けてはしも | 是はしも |
|---|---|
| ことわりもたゝひて | たらひて |
| ふるよことばを | ふるき |
| 目(め)は見枚(みさけ)ねど | 見放ねど |
| こし方に末の | こし方行末の |
| あめのます人 | 人ニ濁点アリ |
| 文にもいはず | 更にもいはず |
| そのこゑ相似(あひに)て | 傍訓ナシ[*] |
| 世のくだちにまにゝゝ | 世のくだり行 |
| さかしらになりにて | なり行て |
| わざのごとおぼしく | おぼえて |
| 貴(たふと)き事をばやゝ ゝゝわすれに | 貴き事をぞやく〳〵わすれ行 |
| ふるの中へ | ふるの中道 |
| かくろへつゝ、もとはしも | 其もとはしも |
| 此をち | をぢ |
| 古(いにしへ)の言(こと)を | 古字傍訓へナシ |
| のこれるを擧げ | |
| 文にうし(大人)にもとひ | 更に、大人ナシ[*] |
また、冒頭に、楫取魚彦、明和元年(1764)
、とあつてたしかに古言梯は明和元年成稿かもしれませんが、この序自体は、明和二のとし四月 藤原の宇萬伎がいふ
、とあるやうに、明和二年、加藤美樹によるものではないでせうか。末尾に、明和元年、東京書屋 文淵堂藏
、としてゐるのも、依拠本自体の年紀もあつたはうがよからうかと思ひます。
上記の指摘を採用していただきました。ありがたうございます。以下、詞の玉垣 業務聯絡 - 平成十八年三月廿日でのおたづねに答へます。あやまつた指摘をしてしまひ、大変申し訳ないことです。
おぼへて、となつて(しまつて)ゐるのも傍証にならうかと思ひます。

中公叢書;中央公論新社;(借覧);四六判;縦組;並製;346頁;;ISBN4-12-003419-4;
;幻冬舎;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;239頁;;ISBN4-344-00671-2;
岩波新書(新赤版)733;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;xiii+190頁;;ISBN4-00-430733-3;
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