;日中出版;(借覧);四六判;縦組;上製;173頁;;ISBN4-8175-1157-5;
上代日本語の表記体のながれを追つたもの。朝鮮との比較がされてゐるのが特色。正倉院蔵の華厳経論の帙につかはれた新羅王朝時代(8世紀半ば)の新羅村落の戸籍簿に、朝鮮語の敬語助動詞ciaを書いた「賜」字が使用されてゐる、といふのははじめて知つた(pp.117-118)。
万葉仮名 - Wikipediaに、万葉集の表記の仕方は巻により違いがあり、自立語部分は本来の意味用法で漢字を使用(これを「正用」という)し、付属語のみ万葉仮名を使用するという漢字万葉仮名交じりのものと、全音節を万葉仮名で表記した一字一音表記のものとに分かれている
、とあるけど、それぢやあ、天地 言名絶 有 汝吾 相事止
(11-2419)、春楊 葛山 発雲 立座 妹念
(11-2453)といつた略体(古体)表記の立つ瀬がないと思つた(万葉集 - Wikipediaの項の「万葉仮名」には、表意的に漢字で表したもの
についてもふれられてゐる。この項冒頭の題名表記についての注意は、ほんとかよ、と思ふ)。あと、『古事記』や『日本書紀』の歌謡や訓注などの表記も万葉集と同様である
、とあつて、同様
といふと漢字万葉仮名交じり
のものもあることになるけれど、原則一字一音表記ではなかつたかなあ。
同時代ライブラリー243;岩波書店;1,000円(借覧);B6変型判;縦組;並製;v+253+17頁;;ISBN4-00-260243-5;
角川文庫10781[角川文庫ソフィア240];角川書店;680円(100円);文庫判;縦組;並製;315頁;;ISBN4-04-345201-2;「日本語への処方箋」改題
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