朝の電車で、ダロウェイ夫人をよむ女性をみる。
日本の中世3;中央公論新社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;292頁;;ISBN4-12-490212-3;
シリーズ言葉と社会4;勁草書房;2,100円(借覧);四六判;縦組;並製;viii+218頁;;ISBN4-326-19930-X;
;世界思想社;(借覧);四六判;縦組;上製;vi+236頁;;ISBN4-7907-1061-0;
婦人之友誌1920年8月号で、「『女中』といふ新聞の求人広告を例にあげると、戦後まもなくのころは「女中」が中心であったのが、一九五五(昭和三〇)年前後から多くが「女中さん」と“さん”づけに変わり、六〇年ごろから「お手伝いさん」という言葉にシフトし
、65年頃には「お手伝さん」が主流になつてゐるとのこと(p.168)。オートメ女中(p.179)、パトタイ女中(p.182)といつた略語も興味深い。
;九州大学出版会;(借覧);A5判;横組;上製;xii+124頁;;ISBN4-87378-690-8;
基礎語研究の日野資純と関係のあるかたなんだらうか。目次を写しておく。
- はじめに i
- 謝辞 iii
- 要旨 v
- 略語のリスト vii
- 第1章 導入 1
- 1.1 本書の目的 1
- 1.2 本書の構成 2
- 1.3 方法論 3
- 1.4 定義 6
- 1.4.1 文法化 6
- 1.4.2 形式名詞 9
- 1.4.3 補助動詞 10
- 1.5 形式名詞と補助動詞のリスト 11
- 1.6 重要な貢献 11
- 1.6.1 歴史的証拠 12
- 1.6.2 抽象化のメカニズム 13
- 1.6.2.1 「もの」から「空間」へ 13
- 1.6.2.2 「空間」から「時間」へ 14
- 1.6.2.3 「空間」から「質」へ 14
- 1.6.3 「空間」から「時間」への人間の思考 15
- 1.6.4 抽象度の共時的証拠 16
- 1.6.5 抽象化の二つのパターン 16
- 1.6.6 意味変化としての「抽出化」 18
- 1.6.7 抽象化と抽出化の相互作用 18
- 1.6.8 意味的制約としての関係概念 19
- 第2章 抽象化 21
- 2.1 導入 21
- 2.1.1 名詞にもとづくモデル 21
- 2.1.2 動詞にもとづくモデル 24
- 2.2 名詞 25
- 2.2.1 名詞にもとづくモデル 25
- 2.2.1.1 「もの」から「空間」へ 25
- 2.2.1.2 「空間」から「時間」へ 28
- 2.2.1.3 「空間」から「こと」へ 32
- 2.2.1.4 「空間」から「質」へ 33
- 2.2.2 動詞にもとづくモデル(「物理的」→「心理的」) 36
- 2.3 動詞 37
- 2.3.1 動詞にもとづくモデル(「物理的」→「心理的」) 37
- 2.3.2 名詞にもとづくモデル 38
- 2.3.2.1 「空間」から「時間」へ 39
- 2.3.2.2 「空間」から「質」へ 40
- 2.4 結論 41
- 第3章 抽出化 43
- 3.1 導入 43
- 3.2 純粋な抽出化 44
- 3.2.1 空間的抽出化 44
- 3.2.2 敬意の抽出化 51
- 3.3 抽象化を伴う抽出化 53
- 3.3.1 抽出化と抽象化(空間→時間)が同時 53
- 3.3.2 抽出化と抽象化の相互作用 54
- 3.4 結論 60
- 第4章 意味の希簿化 63
- 4.1 導入 63
- 4.2 指示的→文法的 67
- 4.2.1 名詞 67
- 4.2.1.1 助詞を伴わない名詞 67
- 4.2.1.2 助詞を伴う名詞 69
- 4.2.2 動詞 70
- 4.2.2.1 助詞を伴わない動詞 70
- 4.2.2.2 助詞を伴う動詞 72
- 4.3 指示的→文法的・表現的 75
- 4.3.1 助詞を伴う名詞 75
- 4.3.2 助詞「て」を伴う動詞 77
- 4.4 結論 81
- 第5章 文法化の制約 83
- 5.1 導入 83
- 5.2 形態統語論的制約 83
- 5.3 意味的制約 84
- 5.3.1 基礎語彙 85
- 5.3.2 位相概念 87
- 5.3.3 関係概念 89
- 5.3.3.1 空間を表す名詞 90
- 5.3.3.2 体の部分を表す名詞 90
- 5.3.3.3 方向を表す動詞 91
- 5.3.3.4 敬意を表す動詞 92
- 5.3.3.5 やりもらいの動詞 93
- 5.4 結論 94
- 第6章 結論 99
- 6.1 はじめに 99
- 6.2 この研究の発見 99
- 6.2.1 抽象化 99
- 6.2.1.1 抽象化の歴史的な証拠(発見1) 99
- 6.2.1.2 抽象化のメカニズム(発見2) 100
- 6.2.1.3 人間の抽象化的思考の証拠(発見3) 102
- 6.2.1.4 抽象度を測る証拠(発見4) 103
- 6.2.1.5 抽象化の二つのパターン(発見5) 103
- 6.2.2 抽出化(発見6) 104
- 6.2.3 抽象化と抽出化 105
- 6.2.3.1 抽象化と抽出化の相互作用(発見7) 105
- 6.2.3.2 意味的制約としての関係概念(発見8) 107
- 6.3 今後に向けて 108
- 6.3.1 関係概念の見直し 108
- 6.3,2 換喩的変化(Metonymic change) 109
- 6.3.2.1 「換喩」の定義 109
- 6.3.2.2 日本語の名詞における換喩的変化 111
- 6.3.2.3 日本語の動詞における換喩的変化 112
- 6.3.3 強度の抽出化 113
- 注 115
- 参考文献 119
- 索引 121
本書であつかはれた65語も写しておく(1.5、p.11)。
- 形式名詞
- 空間を表すもの
- あいだ、うえ、うしろ、うち、うら、かたわら、すえ、てん、ところ、ふし、まえ
- 人体名称
- くち、しり
- その他
- あと(跡)、かぎり、きり、くせ、けしき、さき、なり、はずみ、ひょうし、へ(辺)、もの、もよう
- 補助動詞
- 接尾語的
- -あう、-あがる、-あげる、いれる、かえす、-だす、-たてる、-つく(付く)、-つける、--つめる、-とおす、-とる、--わける、-おこす(遣す)、-たてまつる、-たまふ、-まうす(申す)、-やる(遣る)、わたる
- 接頭語的
- うち-、おし-、かき-、さし-、ひき-
- 「て」に付く
- てあげる、てある、ていく、ていただく、ている、ておく、てくださる、てくる、てくれる、てさしあげる、てもらう、てやる
- 「と」に付く
- という、とすると、とすれば、となると、となれば
- 「に」に付く
- において、について、によって
歴史文化ライブラリー215;吉川弘文館;(借覧);四六判;縦組;並製;6+200頁;;ISBN4-642-05615-7;
なぜ安部晴明は(官人)陰陽師になつたのか、といふ問をたてて、平安中後期の陰陽師の史的状況をあきらかにしてゆき(ところで、官人陰陽師と令制陰陽師のちがひが卒読のかぎりではよくわからなかつた)、なりやすかつたから、そして、生計をたてることができさうだつたから、といふ答を出してゐる。
新潮文庫[ひ-23-1];新潮社;476円(1割引);文庫判;縦組;並製;318頁;;ISBN4-10-130051-8;
うる覚えと書いてゐて、うわあ、と思ふ(p.208)。
ミネルヴァ日本評伝選[037];ミネルヴァ書房;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;2+xx+300+10頁;;ISBN4-623-04676-1;
シリーズ・日本語のしくみを探る2;研究社;(借覧);A5判;縦組;並製;ix+194頁;;ISBN4-327-38302-3;
目次を写しておく。
- 第一章 五十音図と仮名文字 001
- Q1 日本語の発音の単位は仮名文字ではないでしょうか? 002
- Q2 指で唇を左右に引っ張ると、「ガッキュウブンコ」って言えないのはなぜですか? 006
- Q3 「母音」「子音」はあるのに「父音」はなぜないのですか? 012
- Q4 五十音図の順番には何か意味があるのですか? 017
- Q5 濁音と清音は何か違うのですか。半濁音ってどっちなのですか? 020
- Q6 母音「アイウエオ」はとこが違って、何の順番なのでしょうか? 030
- Q7 風邪をひくと「バビブベボ」が「マミムメモ」に聞こえるのはなぜでしょうか? 035
- Q8 同じ行の子音はすべて同じでしょうか? 045
- 章末問題 050
- 第二章 音声現象を理解する 051
- Q9 なぜ拗音は「シャ」のように二つの文字で表記するのですか? 052
- Q10 ジとヂ、ズとヅを発音し分けることがありますか? 058
- Q11 仮名文字を発育記号として使えるって本当ですか? 061
- Q12 結局、日本語にはいくつの音があるのですか? 072
- Q13 どんな場合でも同じ仮名の音は同じ音で発音されますか? 075
- Q14 日本語の[e]と英語の[e]は同じですか? 086
- 章末問題 092
- 第三章 比較して考える 093
- Q15 英語でお皿を頼んだらパンが来ました。何が悪かったのでしょうか? 094
- Q16 「カギ」と言ったら子供には「カニ」と聞こえたのですが、なぜですか? 106
- Q17 ヘボン式のローマ字でなぜ「ン」をmと書くことがあるのですか? 113
- Q18 仮名を一つひとつ切って発音するとき、「ッ」はどのように読むべきでしょうか? 118
- Q19 「ー」はカタカナにしかありませんが、どう発音するのですか? 123
- 章末問題 127
- 第四章 発音の変化と変遷 129
- Q20 「ニッポンチャチャチャ」の数え方は、七つ? 五つ? 130
- Q21 「洗濯機」の発音は「せんたっき」でいいのですか? 133
- Q22 「すみません」は「すいません」と発音されることが多いのでは? 137
- Q23 外国語が日本語に入るとき、特別な規則がありますか? 143
- Q24 韓国の友人が食べに行こうと言う「ヘンボコ」とは何ですか? 149
- 章末問題 151
- 第五章 日本語のアクセント153
- Q25 日本語のアクセントではどんな練習をすればいいでしょうか? 154
- Q26 アクセントの正体とはいったい何なのでしょうか? 156
- Q27 「男が」と「桜が」ではなぜアクセントが変わるのですか? 163
- Q28 辞典で数字でアクセントが示されている場合どう読めばいいのですか? 165
- Q29 「パンツ」はズボンですか?下着ですか? 170
- Q30 東京と大阪でアクセントが逆になるというのは本当ですか? 173
- Q31 「のこぎり」の前に「この」をつけるとアクセントが変わるようですが? 175
- Q32 「語尾を上げて読むな」はアクセントに関する注意ですか? 179
- 章末問題 181
- 付録 182
- さらに勉強したい人のための参考文献 184
- 章末問題の解答 188
- 索引 194
思考のフロンティア;岩波書店;1,300円(借覧);B6判;横組;並製;x+125頁;;ISBN4-00-027013-3;
青春新書INTELLIGENCE[PI-111];青春出版社;730円(100円);新書判;縦組;並製;221頁;;ISBN4-413-04111-9;
「村八分になってもあと二分は残る」、すなわち葬式と火事のときは例外で、仲間に入れたというのは
俗解であり、それがひろまつたのは、
戦後のことではなかったろうかとしてゐる(p.108)。
;清文堂;(借覧);A5判;縦組;上製;iv+736頁;;ISBN4-7924-1331-1;
例のごとく、目次を写しておく。
- 一 抄物 1
- 第一章 抄物概説 3
- 1 抄物―ショウモツとショウモノ― 3
- 2 抄物の性格 12
- 3 抄物の文 16
- 第二章 史記抄 36
- 1 桃源の生涯 36
- 2 桃源の著作 42
- 3 史記抄について 58
- 第三章 漢書抄 115
- 1 (a)本 116
- 2 (b)本 124
- 3 (c)本 125
- 4 (d)本・(e)本・(f)本 133
- 5 書写の時期など 142
- 第四章 山谷抄 148
- 1 (イ)本・(ロ)本・(ハ)本(前半部) 148
- 2 (ハ)本(巻四と後半部) 153
- 3 (ニ)本と他抄 165
- 二 きりしたん資料 181
- 第五章 太平記抜書 183
- 第六章 コリャードの日本語辞書 219
- 1 稿本 222
- 2 版本 255
- 3 著作者 289
- 4 出典とことば 292
- 三 両資料からみた室町時代語 319
- 第七章 音便形 321
- 1 バ行四段・マ行四段動詞の音便形 321
- 2 ラ行四段動詞の音便形 333
- 第八章 助動詞――形態の変化を中心に 344
- 1 ヨウの成立 344
- 2 マイの成立 390
- 3 シマウからシム 421
- 第九章 語の諸相 442
- 1 アヤカシとアヤカリ 442
- 2 オシャル 454
- 3 シキ 463
- 4 しよう―枝葉と支用― 492
- 四 資料とことば 513
- 第十章 抄物 515
- 1 湯山千句の抄 515
- 2 詩学大成抄 544
- 3 ダとある種の抄物 570
- 4 ヲチ 584
- 第十一章 きりしたん資料 606
- 1 日葡辞書の記述と二・三の語 606
- 2 対訳寸感 〔付〕迷惑 623
- 五 雞肋抄 651
- 1 中世の敬語―特質と変遷― 653
- 2 本語小考 676
- 3 抄物にみえる諺(集) 696
- あとがき 727
- 索引 736
日本史リブレット41;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;1+105+4頁;;ISBN4-634-54410-5;
;麗澤大学出版会[発行]、廣池学園事業部[発売];2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;8+230頁;;ISBN4-89205-498-4;
錯綜する記録、増減する物品、好古家たちの所業。
余談になるが、当時、東京国立博物館の蔵品の写真を借用して出版物を刊行するには、非常に手間がかかり、時にはその使用を断念せざるを得ないケースさえあった。使用許可がなかなか出なかったり、新たな撮影をしないと写真が使えなかったために、その撮影がスムーズに行えず、出版に間に合わなかったりするためであった。しかし、館の関係者が著者となっている場合には、そうした写真の使用等は極めてスムーズに行われていた。そこに眼を付けた賢い出版社の担当者がいた。博物館の学芸員たちを著者にして本を出せばいいのだと。そしてそれを実行したのが、至文堂の『日本の美術』シリーズであった。博物館の館蔵品の写真資料を豊富に使いながら、コンパクトにまとめた解説書を、博物館の学芸員を著者にして出したシリーズであった。この出版は当たりに当たって好調な売れ行きを示した。当時、東京国立博物館の写真使用の件で、苦い体験をもっていた多くの出版社の編集者たちから、激しい憤懣が噴出したのも当然である。
世界思想ゼミナール;世界思想社;(借覧);四六判;縦組;並製;v+386頁;;ISBN4-7907-1196-X;
「いさぎよく」を「屑く」と表記してゐるのにママをふる必要はないよなあ(p.206)。
新潮文庫[リ-2-1];新潮社;272円(-);文庫判;縦組;並製;123頁;;ISBN4-10-204601-1;[原題]Anne Marrow Lindbergh, Gift from The Sea
梁瀬光世がすすめてゐたので買つてゐたもの。たをやめぶり。
;文藝春秋;1,905円(借覧);四六判;縦組;上製;310頁;;ISBN4-16-368060-8;
しらふで、脱構築して、と口にするひとをみる。
;三省堂;2,000円(-);A5判;横2,3段組;並製;167頁;;ISBN4-385-36242-4;
本書とは関係ないことなのだけれど、日本語の歴史が平凡社ライブラリーにはひるのである由。1巻では騎馬民族説にのつとつた記述がされてゐたやうに思ふけれど、あれはそのままなのかな。しかし李莽湖先生なきあと、あの文章に手を入れられる人間もゐないだらうし。中公文庫の日本の歴史のやうに、現在の研究からのくはしい解説がされてゐるとよいのだけれど(といひながら、中公のにどの程度のものかがついてゐるのかは知らないのだけれど)。
中公文庫[よ-15-5];中央公論社;718円(100円);文庫判;縦組;並製;335頁;;ISBN4-12-202318-1;
良寛、ヴェーユについてのものを面白く思つた。
;講談社;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;617頁;;ISBN4-06-213005-X;
みごとな芸当をみる思ひ。私より前によんだひとが、近代化はどこもそれぞれに特殊なのであつて、神経衰弱も狂気も、開化の必然ではない。漱石の必然である
(p.460)、といふところに印をつけてゐた。
岩波ブックレットNo.683;岩波書店;480円(借覧);A5判;縦組;並製;62頁;;ISBN4-00-009383-5;
笠間叢書346;笠間書院;(借覧);A5判;縦組;上製;4+v+457頁;;ISBN4-305-10346-X;
目次を写しておく。
- [口絵]
- 前編 天草版平家物語とファビアン
- はじめに――天草追想 1
- 天草版平家物語目録 6
- 総説 11
- 各説 19
- 一 標題と刊記 19
- 二 扉紙のラテン語 24
- 三 書誌 25
- 四 句読点 27
- 五 書き込み 29
- 六 旧蔵者 30
- 七 遠藤周作『沈黙』 31
- 八 イルマン・ロレンソ 32
- 九 漢字の誤読など 33
- 一〇 影印および翻字本 38
- 第一章 天草学林 41
- 第二章 天草版平家物語とその周辺 53
- 第三章 ファビアン伝 75
- 名称・出自・青年時 75
- 『モニュメンタ』 85
- 『天草平家』のあと 96
- 『妙貞問答』など 98
- 宗論 109
- 追悼説教 117
- 『教理要論』 122
- 棄教とその原因 124
- 『破堤宇子』の書誌 128
- 村山と末次の争闘 133
- ファビアンの居住地 142
- ファビアン研究書 145
- 死去 149
- 「背教」 153
- 国内資料 156
- 協力者の有無 159
- ファビアンの国籍 164
- 第四章 日本語教科書 167
- 第五章 天草版平家物語 序文小解 185
- 読誦の人に対して書す 185
- 横書きの本 187
- 志願とデウスと天道 192
- 天の御法 198
- 序文用語片々 200
- 平家物語の作者 204
- 署名など 208
- 第六章 雑談とそのことば 211
- 雑談 211
- ほんぼん 215
- ざま 217
- 一人当千 219
- すすどい 220
- けしかる 222
- 鹿(しし) 224
- 婦人語 225
- [語法] こそ 227
- [語法] ば 231
- [語法] はさみこみ 232
- [語法] 道行文 234
- [語法] なんだ 238
- 応答 242
- 退屈 244
- 第七章 音韻撮要 247
- 発音研究のために 247
- ハ行転呼音 254
- 射ようずる 258
- 「行って」>「いて」 263
- バ行音マ行音の相通 266
- 「やうか」と「ようか」(一) 274
- (二) 280
- (付) ヅズの混同 283
- 第八章 古今のことば 285
- つなぐ 285
- たのし 287
- すみずをつく 289
- 進退 291
- 迷惑 295
- かたこと 297
- 傍輩 301
- こよひ 302
- 第九章 原拠本 305
- 第十章 『教育』と天草版平家物語 317
- 湯沢博士と学士院賞 317
- 天草コレジオ 318
- キリシタンの島 320
- 後編 キリシタン資料と中世語攷
- 第一章 ローマ字‐漢字のアルファベット 325 #テヴノー旅行報告にのるヴァリニャーノの音図
- 第二章 キリシタンの日本語学習 331
- 第三章 キリシタンの漢語二題 337
- 一 「進退」と「身体」 337
- 二 「霊気」と「霊怪」と「霊化」 344
- 第四章 「宮仕ふ」考 351
- 第五章 はなし(咄)とその類義語 375
- 第六章 二重否定 415
- ないもせぬ(ないもしない) 415
- 付論 エンマの卵 423
- 第七章 中世語研究の背景 427
- はじめに 427
- 音韻史研究と中世 428
- 文法史研究と中世 433
- 亀井孝の中世語研究 435
- おわりに 438
- 第八章 紹介 443
- 天理図書館編『きりしたん版の研究』 443
- 富永牧太『きりしたん版文字攷』 447
- 米井力也『キリシタンの文学』 449
- 松岡洸司『キリシタン語学―16世紀における―』 451
- 掲載論文目録 453
- おわりに 454
なかなかにふくみのおほいといふか意趣のある本ではあるなあ、と思ふのは、わたくしが、Kameian
(工藤力男)たることに憧れてゐるからかもしれない。
中公新書1844;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;vi+7+206頁;;ISBN4-12-101844-3;
平安貴族は「物怪」を「モノノケ」とは読まない。しかも、「物怪」を「モッケ」あるいは「モノノサトシ」と読む平安貴族にとって、「物怪」というのは、怪異を意味する言葉であった(p.106)。ふむ。この記述は、森正人[1991]「モノノケ・モノノサトシ・物恠・怪異」(『国語国文学研究』〔熊本大学〕27号)といふ論文によるものみたい。一般書だからかもしれないけど、よるところがあるのであれば、その出どころをはぶくのはよくないなあ、と思ふ。森論文のことは、増尾伸一郎[2005]「鬼神を見る者:『今昔物語集』の陰陽師関係説話考」(服藤早苗他編『ケガレの文化史:物語・ジェンダー・儀礼』森話社)で知つた。
洋泉社MC新書003;洋泉社;1,700円(借覧);新書判;縦組;並製;293頁;;ISBN4-86248-036-5;
私が好むのは、人びとの外面であって、彼らの内面などではない。(ライオネル・トリリング)
講座社会言語科学第1巻;ひつじ書房;3,200円(借覧);A5判;横組;上製;2+vii+274頁;;ISBN4-89476-245-5;
目次とそれぞれの論文のキーワードとを写しておく。
- 異文化とコミュニケーション―まえがきにかえて i
- 第1部 繋ぐ 1
- 異文化コミュニケーション学―共生世界の礎を求めて / 井出祥子(いで・さちこ) 2 #異文化コミュニケーション、新言語相対論、高コンテクスト文化、指標性、共生世界 #相対主義と本質主義は紙一重だなあ、と感じる
- 通訳における異文化コミュニケーション学 / 鳥飼玖美子(とりかい・くみこ) 24 #通訳・翻訳、等価、直訳・意訳、透明な存在、文化の仲介者
- ビジネスにおける異文化間コミュニケーション―日本語での会議は非効率か / 近藤彩(こんどー・あや) 40 #ビジネス・コミュニケーション、異文化間コミュニケーション、会議、トピック変換、フレーム
- 日英語バイリンガルの子供たちの言語習得 / 岩田祐子(いわた・ゆーこ) 62 #バイリンガルの子供、二言語習得、国際結婚、日本語と英語、一親・一言語ルール
- ジェンダーシステム―ジェンダーイデオロギーの言語化プロセス / 林礼子(はやし・れーこ) 84 #相違の自然化、ジェンダーシステム、言語のジェンダーの意味、配置、志向と構築、再構成
- ロボットとヒトは理解しあえるか―心に共感する心のメカニズムの探求 / 小嶋秀樹(こじま・ひでき) 104 #ロボット、心のつながり、コミュニケーション発達、アイコンタクト、共同注意
- 第2部 分かる 117
- 空間認知とコミュニケーション / 井上京子(いのうえ・きょーこ) 118 #メンタル・マップ、空間指示枠、コードスイッチング、自然環境、文化的環境 #高知方言では「東の奥歯が痛い」のやうな絶対的指示枠を用ゐるのか
- ジェスチャーにおける認知と文化―ガーナのタブー・ジェスチャーをめぐって / 喜多壮太郎(きた・そーたろー)/ジェームス エセグベイ(James Essegbey、渡辺京子訳) 130 #ジェスチャーのタブー、左手、指差し、ガーナ
- *骨をこわすvs. break the bone―認知カテゴリーと文法項目のタイポロジー / 藤井洋子(ふじー・よーこ) 156 #認知、カテゴリー、分類辞、破壊を表す動詞、類型的特徴 #この論文でいふ分類辞(classifier)は助数詞
- 親族名称と呼称から見る人間関係―日本語と中国語の比較 / 薛鳴(せつ・めー) 170 #言語形式と言語使用、移動性と不動性、虚構性と拡張性、擬似的親族関係、輩分
- 第3部 感じる 197
- スモールトークとあいさつ―会話の潤滑油を超えて / 井出里咲子(いで・りさこ) 198 #あいさつ、スモールトーク、ことばの交換的機能、同調のリズム、共在感覚
- 何を心地よいと感じるか―会話のスタイルと異文化間コミュニケーション / 重光由加(しげみつ・ゆか) 216 #会話のスタイル、異文化間コミュニケーション、心地よさ・心地悪さ、文化・社会的共有知識、メタメッセージ
- 何をうそと感じるか―日本語と英語の場合 / 西村史子(にしむら・ふみこ) 238 #うそ、日英比較、異文化間コミュニケーション、言語行為、ミスコミュニケーション
- ニューヨーク・タイムズ紙に見る日本―間接的指標性の証拠としてのテキスト間連鎖 / ジェーン H ヒル(Jane H. Hill、渡辺京子/成岡恵子訳) 256 #指標性、人種差別、日本、メディア・ディスコース、間テキスト性
- 執筆者紹介 274
;東洋経済新報社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;vii+233頁;;ISBN4-492-31345-1;
日本史リブレット29;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;1+1+110+4頁;;ISBN4-634-54290-0;
伊派、大蔵派石工の石塔。
;角川書店;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;392頁;;ISBN4-04-873628-0;
;東洋経済新報社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;vii+213頁;;ISBN4-492-31359-1;
「先の杖」型から「産むが易し」型へ。
中公新書1804;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;v+5+222頁;;ISBN4-12-101804-4;
いつから忘却はいけないことになつたのかとか、英国との和解への歴史とか、啓発される。
;思文閣出版;8,000円(借覧);A5判;縦組;上製;iv+305頁;;ISBN4-7842-1296-5;
岩波文庫[青 140-9];岩波書店;900円(借覧);文庫判;縦組;並製;405頁;;ISBN4-00-331409-3;
岩波テキストブックス;岩波書店;2,400円(借覧);A5判;横組;並製;vi+271頁;;ISBN4-00-028043-0;[執筆者]みたに・ひろし(三谷博)/もとむら・りょーじ(本村凌二)/さくらい・えーじ(桜井英治)/あみの・てつや(網野徹哉)/やまうち・まさゆき(山内昌之)/なみき・よりひさ(並木頼寿)/はせがわ・まゆほ(長谷川まゆ帆)/じんの・たかし(甚野尚志)/いさか・りほ(井坂理穂)/しば・のぶひろ(芝宣弘)/ゆい・だいざぶろー(油井大三郎)/いわもと・みちや(岩本通弥)/みくりや・たかし(御厨貴)
入門といふから体系的な概論かと思つてゐたら、さうではなくて論集。どの論考も興味深いけれど、桜井英治「歴史学者の国語(日本語)学: 室町時代の古記録を読む」が記録語をあつかつてゐるのをメモ。「大切」(欲しい)、建内記の「思ひ渡る」(勘違ひする、思ひ違ひをする)、看聞日記の「当座会」(嘔吐)、「次求」(機会を利用する)など。「中央の儀」再考。(記録語といへば、遠藤好英「平安時代の記録語の文体史的研究」が上梓されたのだなあ。読みたいな。)長谷川論文が紹介するモリエールの句読法のことも面白い。よりくはしく知らうと思つたら、ロジェ・シャルチエをよめばいいのかな。
;東洋経済新報社;1,700円(借覧);四六判;縦組;上製;xii+225頁;;ISBN4-492-31357-5;
;塙書房;3,100円(借覧);A5判;縦組;上製;298頁;;;[執筆者]いとー・はく(伊藤博)/かんだ・ひでお(神田秀夫)/なかにし・すすむ(中西進)/こじま・のりゆき(小島憲之)/いで・いたる(井出至)/いなおか・こーじ(稲岡耕二)/よしなが・みのる(吉永登)/きのした・まさとし(木下正俊)
中公文庫;中央公論社;(15円);文庫判;縦組;並製;337頁;;ISBN4-12-201724-6;
複雑系の科学と現代思想***;青土社;(借覧);四六判;縦組;上製;201+iii頁;;ISBN4-7917-9143-6;
池田談話はまだなんとかからうじてわかるやうな気がしないでもない。
モーニングKC-1550;講談社;514円(借覧);B6判;;並製;214頁;;ISBN4-06-372550-2;
きのふまた逃避でハッピー・マニアを最終巻から逆順によみかへしてゐたのだけれど、本書に高橋修一
(p.190)が出てきた。冥合だ。
そして、最後は三田で「小右記」の会。註釈の完成を目前に控えて出版予定の会社が不渡りを出すという緊急事態
、といふのはどこのことかと思つてゐたのだけれど、続群書類従完成会のことだつたのだなあ。
複雑系の科学と現代思想****;青土社;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;240+iii頁;;ISBN4-7917-9144-4;
;潮出版社;1,200円(借覧);四六判;縦組;上製;273頁;;;
;洋泉社;1,500円(借覧);四六判;縦組;上製;235頁;;ISBN4-89691-394-9;
月刊ナカモリ効果でほめられてゐたやうな記憶がある。
新潮新書176;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;191頁;;ISBN4-10-610176-9;
;青土社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;309+xxxiii頁;;ISBN4-7917-6279-7;
後半なんかだれたかな(自分が)と思つてたら、「死なないこと」に収められた文章を見てはつとした。しかし、ALSもよんでゐるはずなのにいまさらはつとするな、自分、といふ感じだ(ALSではサイボーグ・フェミニズム宣言への言及が妙に印象にのこつてゐる)。あと、アマゾンのアフィリエトは寄付(することをあらかじめ明言)してはいけないらしいことを知る。
新潮新書172;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;189頁;;ISBN4-10-610172-6;
日本史リブレット46;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;90+3頁;;ISBN4-634-54460-1;
河出文庫文藝コレクション[な 4-5];河出書房新社;505円(100円);文庫判;縦組;並製;219頁;;ISBN4-309-40445-6;
「未来」(10月号)もらふ。汲古書院から新近刊案内を送つていただく。築島裕編「訓點語彙集成」(全8巻、別巻1)つてすごいものが出るなあ。私個人ではとても購へはしないけれど。
日本の中世2;中央公論新社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;294頁;;ISBN4-12-490211-5;
無住。
中公新書1852;中央公論新社;840円(借覧);新書判;縦組;並製;7+271頁;;ISBN4-12-101852-4;
;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;xii+277頁;;ISBN4-00-023636-9;
「春秋」「あとん」「ちくま」(各10月号)「scripta」(autumn 2006 no.1)もらふ。
新書y081;洋泉社;(借覧);新書判;縦組;並製;221頁;;ISBN4-89691-703-0;
ブラジルのゲルジ博物館)の紹介(pp.28-29.)
里山はゴルフ場が守るといふ意見(pp.201-209.)
など面白く思つた。
講談社学術文庫1758;講談社;900円(借覧);文庫判;縦組;並製;264頁;;ISBN4-06-159758-2;
笠間叢書259;笠間書院;(借覧);A5判;縦組;上製;424頁;;ISBN4-305-10259-5;
いはゆる和文特有語と漢文訓読特有語の類義のペアを位相のちがひではなく意味用法のちがひのはうへと回収しようとする(主に本書後半の)議論に興味をもつたので。以下、目次を写しておく。
- 序 物語の言葉
- 第一章 作者の語感と作品における用語選択の意識 11
- 第二章 女流文学の言葉 19
- 一 「なまうれしくて」―形容詞には複雑な感情がこめられる― 19
- 二 「かしらかたくおはします」―名詞は間接にその物を示す― 23
- 三 「うちかたぶきて物など見る」―動詞は作中人物の行動(仕草)を表わす― 27
- 第一部 接頭語をめぐる問題
- 第一章 敬語の接頭語ミとオホンについて 33
- 一 望月郁子説以前 33
- 二 望月郁子説 34
- 三 『宇津保物語』の用例 35
- (1) 用例分析 36
- (2) 用例分析―地の文の用例 39
- (3) 用例分析―会話文の用例 45
- 四 『源氏物語』の用例 50
五 『宇津保物語』のミから『源氏物語』のオホンへ 78
- (1) 望月論文語彙リストの「C」の例 50
- (2) 用例分析―ミの会話文の用例 51
- (3) 用例分析―ミの地の文の用例 62
- (4) 用例分析―ミの異本にみえる用例 66
- (5) 用例分析―オホンの会話文の用例(底本と異本の例を合わせて) 69
- 第二章 接頭語「なま」の意味―『源氏物語』の用例を中心に― 83
- はじめに 83
- 一 「なま」と「すこし」 83
- 二 「なま」の意味 90
- おわりに 106
- 第三章 上代・中古の二、三の接頭語の意味について―形容詞ク活用・シク活用の意味上の相違の問題と関連させて― 108
- はじめに 108
- 一 大野説に対する疑問 108
- 二 「はつ―」「うひ―」「にひ―」の語例の検討 110
- 三 「はつか(なり)」と「うひうひし」と「あたらし(新)」「あたらし(惜)」 119
- 四 形容詞の活用と意味の相違に関連して 122
- 五 「ほの―」と「なま―」の場合 125
- 第四章 接頭語「あひ(相)」の一考察―和文の用例を訓点資料の用例と比較して― 128
- 要旨 128
- 一 「だん/\寒く相成りましたが……」の「相成る」という言い方の起源 128
- 二 山田孝雄説と小島憲之説 132
- 三 和文の用例と訓点資料の用例 133
- 四 『宇津保物語』の用例 138
- 五 まとめ 149
- 第五章 『源氏物語』の派生動詞―接頭語による物語用語づくり― 150
- はじめに 150
- 一 おし動詞と、ひき動詞 151
- 二 ひき動詞と、とり動詞 157
- 三 とり動詞と、かき動詞 163
- 四 かき動詞と、もて動詞 169
- 五 もて動詞と、さし動詞 174
- 六 さし動詞と、たち動詞 179
- 第六章 接頭語「うち」の意味―『源氏物語』『枕草子』『夜の寝覚』の用例について― 188
- はじめに 188
- 一 体の動きの発生を表わす「うち動詞」 189
- 二 心の動きの発生を表わす「うち思ふ」 197
- おわりに 201
- 第二部 接尾語をめぐる問題
- 第一章 接尾語「ぶ」・「む」、「めく」「だつ」・「がる」の消長―平安時代仮名文学の用例を中心に― 205
- 要旨 205
- 一 「ぶ」・「む」の、語基との結合語例と、その意味用法について 208
- 二 「めく」「だつ」・「がる」の、語基との結合語例と、その意味用法について 219
- 三 個々の結合語例を通して見た「ぶ」・「む」、「めく」「だつ」・「がる」の消長 227
- 第二章 『宇治拾遺物語』に伝えられた「和文語」動詞と「訓読語」動詞―中古仮名文学用語の性格に関する遡行的近づきの試み― 249
- はじめに―小論の意図― 249
- 一 「―がる」動詞の性格―「あやしがる」と「あやしむ」― 250
- 二 『宇治拾遺物語』の「和文語」動詞と「訓読語」動詞 253
- 三 物語用語としての具体動作語 262
- 第三部 物語用語(和文語)の性格
- 第一章 物語用語の一側面―「ぬ」「イヌ」、「かしら」「カウベ」、「および」「ユビ」― 269
- はじめに 269
- 一 仮名物語用語、「―がる」動詞 270
- 二 「和文語」動詞の性格―「ぬ」と「イヌ」の場合― 272
- 三 身体代表語「かしら」 272
- 四 身体部位語「カウベ」 279
- 五 間接名称語「および」と直接名称語「ユビ」 286
- おわりに 290
- 第二章 とく・早く・スミヤカニの意味―平安と院政鎌倉の用例について― 294
- はじめに 294
- 一 和漢混淆文における、とく・早く・スミヤカニ 295
- 二 平安仮名文における、とく・早く・スミヤカニ 304
- おわりに 314
- 第三章 「いとをかしみてかへしす」(平中物語一段)考―平安物語用語としての動詞― 316
- はじめに―要旨― 316
- 一 副詞「いと」と、形容詞「をかし」の用法について 317
- 二 平安物語用語としての「をかしがる」の用法について 325
- 三 「あはれがる」と「あはれぶ」・「あはれむ」 「あはしがる」と「あやしぶ」・「あやしむ」 328
- 四 平安物語用語「思ひくるしがる」について 335
- おわりに 338
- 第四章 いわゆる助詞「して」の性格 339
- 一 「して」に関する文法説 339
- 二 いわゆる接続助詞「して」の実例 347
- 三 いわゆる格助詞「して」の実例 356
- 四 まとめ―物語用語としてのサ変動詞 361
- 第五章 推量辞「むず」と物語用語「むとす」 362
- 一 『蜻蛉日記』の「むず」と「むとす」 362
- 二 『枕草子』能因本・三巻本の「むず」と「むとす」 367
- 三 『竹取物語』と『伊勢物語』の「むず」と「むとす」 374
- 四 『落窪物語』と『宇津保物語』の「むず」と「むとす」 376
- 五 『源氏物語』の「むず」と「むとす」 383
- 六 『夜の寝覚』『浜松中納言物語』『狭衣物語』の「むず」と「むとす」 387
- 七 『栄花物語』と『大鏡』の「むず」と「むとす」 392
- 初出一覧 399
- 後記 401
- 人名・書名・事項索引 405
- 語句索引 410
;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;viii+260頁;;ISBN4-00-025295-X;
現代社会の倫理を考える・第6巻;丸善;(借覧);四六判;縦組;並製;ix+178頁;;ISBN4-621-07054-1;
;岩波書店;2,100円(借覧);四六判;縦組;上製;1+231頁;;ISBN4-00-005052-4;[執筆/対談者]おがわ・まりこ(小川眞理子)/まさたか・のぶお(正高信男)/けんみ・かずお(計見一雄)/たていわ・しんや(立岩真也)
河出文庫文藝コレクション[な 4-1];河出書房新社;563円(100円);文庫判;縦組;並製;210+20頁;;ISBN4-309-40250-X;
;東洋経済新報社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;220頁;;ISBN4-492-22271-5;
著者を小野十三郎にひきあはせたのが坂本賢三だつたといふのは、はじめて知つた(pp.54-55.)。
紹介者は技術思想史の故坂本賢三(筆名・帷三郎)であったかと覚えている。五九歳で死去した愛書家にして博学無類の彼が、今は『坂本賢三蔵書目録』(平成九年・天理図書館)に見られる、八二〇〇点の研究上に有効な蔵書を蒐めるのに、どれほどの才覚を要したか想像を絶する。惜しみても余りある絶世の偉才であった。