;新潮社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;253頁;;ISBN4-10-367504-7;
新潮文庫[ほ-15-1];新潮社;324円(100円);文庫判;縦組;並製;152頁;;ISBN4-10-116451-7;
;岩波書店;3円(500円);B6判;縦組;並製;2+1+215頁;;;
原作と映画はまるで無関係である――の、わたくしにはまつたく理解しかねるところの司城家の兄妹愛を、亡母追憶の線でわりときれいに処理してゐた(気がする)。
角川文庫12487[あ 39-1];角川書店;514円(1割引);文庫判;縦組;並製;292頁;;ISBN4-04-365601-7;
光文社新書242;光文社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;240頁;;ISBN4-334-03342-3;
本書の記述を見て、思つたことなど適当に:
イギリスやアメリカの学校の授業に「古文」はない。アルファベットでしか書けぬ西洋語は、文字が発音の変化を忠実に反映しすぎて、綴りが百年単位で変動してしまうため、千年もたつと「外国語」になってしまうのだ。英語の最古の叙事詩『ベーオウルフ』は、八世紀の作品であるが、一般の英米人はこれを音読することさえできない(pp.12-13)。これは東アジアでの詩経や論語に対して、書いてゐる文章だからちよつとちがふことだけれど、さて、しかし古事記や万葉集だつてよめるのか。
よんどころなきぎこれあるそうろうとき、とよんでゐるけど(p.14)、これあり、ではないか。
現代日本語でも、明るい太陽を「真っ赤な太陽」、淡く輝く月を「青い月」などというのは、古代の名残である(p.26)。ああなるほど。
「ほとけ」の語源は浮屠家(ふとけ)、浮屠=仏塔を礼拝する、家=学派から来ている、つてWikipediaはすごい自信だ。
古くはγと表示といふのは、あんまり雁の飛ぶかたちには見えない。と書いたのは、大辞林や大辞泉の画像のやうなの(下掲の沿革図の「ロ」の段階)を符号化されたもののなかで示さうとしてゐるのだらうけど、それは無理があるなあ、と思つてのことだつたのだけれど、小林芳規「返点の沿革」(『訓点語と訓点資料』54)を見返してみたら、ガンマでもをかしくないかもなあ、と思ひかへされたのでした。
。返点に関してついでに言へば、加藤書に、
高麗の返り点は日本と違う独特の記号(星点という)だった(p.86)とあるのは誤解をまねくやうな記述だなあ。といふか、単点(星点)を漢字の左下等に打つて返読をしめすのは日本でも行はれてゐたことだし。
漢文訓読やそれに伴う訓点の加点は、日本で独自に発生したもののように説明されていますが、実はそうではありません。古い資料を見ると、中国の漢字文化が及んだ周辺諸国(いわゆる漢字文化圏)で共通に見られる現象です。しかもそれは単なる翻訳ではなく、伝統的な中国古典籍(漢籍)や漢訳仏典の受容とともに取り入れられた、極めて巧妙な方法であると考えられます。したがって、訓読とは、いわばkundokuとして、当時の国際的(漢字文化圏)標準だったと言えるかもしれません)とかも一般にわかりやすく書かれるとよいのだけれどなあ。
日野龍夫著作集第一巻;ぺりかん社;8,500円(借覧);A5判;縦組;上製;544頁;;ISBN4-8315-1102-1;
この著作集はえらく早く出たなあ、もしかしたら生前から準備があつたのかなあ、と思つてゐたのだけれど、本巻あとがきによると、葬儀の日に発議があつた由。
文春文庫[の-1-12];文藝春秋;369円(100円);文庫判;縦組;並製;246頁;;ISBN4-16-711912-9;
;国書刊行会;3,400円(借覧);四六判;縦組;上製;338頁;;ISBN4-336-04633-6;
集英社文庫[な-34-3];集英社;438円(100円);文庫判;縦組;並製;237頁;;ISBN4-08-747626-X;
ゲイ文学者だときいたので読んでみる気になつたのだけれど、まさにゲイ(レズビアン)作家についての小説で、ただ、その作家がだうにもエキセントリックでエキゾティックに書かれてゐて、これでいいのかなあ、とか思つてしまふ。セクシュアル・マイノリティは世の偏見を避けるためにも品行方正でゐろ、といふつもりもないのだけれど。
岩波新書(新赤版)1002;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;ix+193頁;;ISBN4-00-431002-X;
;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;2+345頁;;ISBN4-00-023348-3;
「ちくま」「月刊百科」「未来」(各8月号)もらふ。
;[発行]劇書房・[発売]構想社;3,689円(借覧);四六判;縦組;上製;446+3頁;;ISBN4-87574-559-1;
先日よんだふりをしてしまつたので。その時に英霊の声の原形にあたる、悪臣の歌なる詩がみつかつてゐることを教はつたのだけれど、本書に、英霊の声のこの「あいまいな顔」は、筆者が個人的に三島から教えられた断片的示唆によると、「あれはネ、ヒロヒトの顔なんだよ」、だとある。ただし当時何気なく聞き流したので、それだけで終ってしまった
(p.55)といふ記述があることはなんで知つたのだつたらう。また、三島は中村伸郎に、私が本当に天皇と思っているのは南朝系で、現在のは北朝系なのよ
と云つたとも(p.343)。
ほかにも、午後の曳航の第一稿には、現行のラストからさらに約七枚の進展があ
り、それは竜二を解剖するものであつたとか(pp.100-102)、近代能楽集の成立に関与したといふ証言とか(p.168)、現在未亡人の手元に保管されている日記
(p.204)といつた記述も興味深い。この日記といふのは決定版全集にもはひつてないよね。
ことばのために;岩波書店;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;vii+181頁;;ISBN4-00-027102-4;
ついでに。近代日本演劇史。
;中央公論社;6,500円(借覧);A5判;縦組;上製;358頁;;ISBN4-12-402153-4;
資料の性格をよく理解してあつかふこと、文学資料ばかりを見てゐてはいけないこと。
目次を写しておく。
- 言語
- 一 近世語彙の資料について
- 二 近世語資料としての詞葉新雅
- 三 語義と用語例―江戸時代語研究批判―
- 四 近世語の意義変化
- 五 語義考証
- 1 拳骨考―付 かけつけ三盃
- 2 油を売る
- 3 やっさもっさ、てんやわんや
- 4 「小股の切れ上がった」攷
- 5 奥の細道の「ものから」
- 6 大阪言葉と「さんしょ」
- 六 これからの古語辞典
- 社会
- 一 町人の交際
- 二 江戸の娯楽について
- 三 江戸の笑い
- 四 御蔭参りの文学
- 五 物のはじまり
- 1 おしぼり
- 2 歌がるた
- 3 鯉のぼり
- 4 かし喪服屋
- 5 懐炉
- 六 古典注釈における料理書の利用について
- 七 食饌雑記
- 1 甘藷を食った話
- 2 元禄の酒
- 3 奈良漬雑考
- 4 猪口の咄
- 5 酒一斤の考
- 6 「なます」と「さしみ」
- 7 巴焼その他
- 八 近世初期文学と公娼街
- 九 狭斜模様
- 1 元禄時代の遊里
- 2 吉原芸者
- 3 白人の妓品
- 4 線香(京阪)
- 圏外文学
- 一 近世随筆について
- 二 近世圏外文学談
- 1 概説
- 2 各説
- 3 後語
- 後記
- 書誌
中公新書1828;中央公論新社;760円(借覧);新書判;縦組;並製;vi+6+236頁;;ISBN4-12-101828-1;
;リトル・モア;1,500円(100円);四六判;縦組;並製;352頁;;ISBN4-947648-69-4;
和漢比較文学叢書 第八巻;汲古書院;5,500円(借覧);A5判;縦組;上製;2+299+54+2+1頁;;;[執筆者]あいだ・みつる(相田満)/おーそね・しょーすけ(大曽根章介)/きん・ぶんきょー(金文京)/さじ・けーぞー(佐治圭三)/さとー・みちお(佐藤道生)/しょーじ・かくいつ(莊司格一)/すずき・よしあき(鈴木義昭)/たさか・じゅんこ(田坂順子)/つぼい・さなえ(坪井佐奈枝)/とくだ・まさのぶ(徳田政信)/にしはら・かずゆき(西原一幸)/やまぐち・ひろし(山口博)/やまね・たいすけ(山根對助)/り・ぼう(李芒、リー゠マン)/わたもと・まこと(綿本誠)
金文京「漢字文化圏の訓読現象」をよまうと思つて借りてきたもの。訓読では、中国語内での転倒をはじめとして、朝鮮の「口訣」(吐)、夷堅志に見える契丹俗語、ウイグル仏典の例、変体漢文では、朝鮮の誓記体や吏読体、元朝期の蒙文直訳体などを挙げ、さらには現代中国語文さへも一種の訓読現象によつてできたものだとしてゐる(また、字音でも「食べる」を意味する「吃」(喫)は北京音でchīと読むが、この語音の根拠は明らかでなく、一種の訓読みである可能性がある
由)。本論文ではふれられてゐないけれど、ベトナムのことも知りたいなあ(近日、Nguyen Thi OANH「ベトナム漢文訓読について―『嶺南摭怪』を中心に―」といふ発表があるみたいだ)。
他には、「遠の朝廷」に軍事的な含みがあることを指摘する山口博「帷幄の裏: 北塞の家持」、一切経類音(決)の性格を字形や字音上の類似の故に混同される可能性の存する文字を弁別するための書物
である「字様」とした西原一幸「図書寮本『類聚名義抄』所引の「類云」とは何か」なども面白くよんだ(池田証寿「図書寮本類聚名義抄と類音決」では、「類音決」 は字様の形式を持つ字書体の一切経の音義書
としてゐる。西原一幸「独立の書誌範疇としての字様」『金城学院大学論集』国文学篇27号、もそのうち読まう)。
朝倉漢字講座1;朝倉書店;4,800円(借覧);A5判;横組;上製;x+266頁;;ISBN4-254-51531-6;
目次を写しておく。
- 序章 漢字のなりたち / 前田富祺(まえだ・とみよし)
- 1. 日本語としての漢字
- 2. 漢字のなりたち
- 3. 現代日本語の漢字の構造
- 4. 日本語文化との関わり
- 5. 日本語としての漢字のなりたち
- 第1章 漢字文化圏の成立 / 阿辻哲次(あつじ・てつじ)
- 1. 漢字文化圏とは
- 2. 朝鮮通信使の例
- 3. 中国最古の記録
- 4. 「漢文」文体の成立と普及の要因
- 5. 統治上の意義
- 6. 表意文字としての漢字
- 7. カトリック世界との比較
- 8. 漢字文化圏の時期
- 9. 漢字文化圏内の古代日本
- 10. 外交のための漢字
- 11. 中華思想と朝貢
- 12. 朝貢という外交形式
- 13. 漢字文化圏の発展
- 第2章 漢字の受容 / 沖森卓也(おきもり・たくや)
- 1. 文献に記された漢字の伝来
- 2. 漢字による日本語表記
- 3. 「形」を中核とする受容
- 4. 「音」を中核とする受容
- 5. 「義」を中核とする受容
- 6. 漢字の受容からの広がり
- 第3章 漢字から仮名へ / 内田賢徳(うちだ・まさのり)
- 1. 倭語を写すこと
- 2. 倭語を記すこと
- 3. 訓字の多様と仮名
- 4. 訓字と仮名の共存へ #滋賀県北大津遺跡の音義木簡の「誈(誣) 阿佐ム加ム移母」の出典を左伝襄公14年伝杜預注ではないかとしてゐる(p.73)
- 5. 人麻呂歌集,古事記
- 第4章 あて字 / 木村義之(きむら・よしのり)
- 1. あて字の自覚と認識
- 2. 日本語表記におけるあて字の位置
- 3. あて字への関心と用語の成立
- 4. 近代とあて字
- 5. 国語施策とあて字
- 6. コンピュータとあれ字
- 7. あて字研究の課題
- 第5章 国字 / 佐藤稔(さとー・みのる)
- 1. 国字とは何か?
- 2. 『漢字要覧』における「本邦製作字」
- 3. 国字の製作動機と機能
- 4. 造字法
- 5. 字形の問題
- 6. 国字と位相
- 7. 残された課題
- 第6章 漢字と送り仮名 / 近藤尚子(こんどー・たかこ)
- 1. 送り仮名とは
- 2. 送り仮名の変遷
- 3. 送り仮名法の変遷
- 4. 現行の「送り仮名の付け方」
- 5. 現代における送り仮名法とその問題点
- 第7章 振り仮名 / 矢田勉(やだ・つとむ)
- 1. 日本漢字の特殊性と振り仮名の要請
- 2. 振り仮名の用途と表記的機能
- 3. 振り仮名の成立
- 4. 振り仮名の展開
- 5. 振り仮名廃止論と擁護論
- 第8章 漢字と語彙 / 田中章夫(たなか・あきお)
- 1. 日本人の表記意識
- 2. 字音・和訓と語彙
- 3. 同音語と同表記語
- 4. 外来語の漢字表記
- 5. 基本漢字と基本語彙
- 6. 漢字の基本度
- 第9章 文章と漢字 / 白藤禮幸(しらふじ・のりゆき)
- 1. はじめに
- 2. 仮名文学と漢字
- 3. 漢文体歴史書と漢字
- 4. 説話集の漢字
- 第10章 字書と漢字 / 高梨信博(たかなし・のぶひろ)
- 1. はじめに
- 2. 字書の分類
- 3. 字書
- 4. 義書
- 5. 韻書
- 6. 語書
- 7. 字様書
- 第11章 日本語と漢字政策 / 安田敏朗(やすだ・としあき)
- 1. 漢字政策の背景
- 2. 「国語の独立」と漢字
- 3. 漢字政策と国語政策
- 4. 「国語民主化」と漢字政策
- 5. まとめにかえて
- 索引
ちくま新書532;筑摩書房;720円(100円);新書判;縦組;並製;238頁;;ISBN4-480-06232-7;
;平凡社;3,400円(借覧);四六判;縦組;上製;643頁;;ISBN4-582-70258-9;
ちよつと検索してみたところでは、ウェブ上では細目次は見られないやうなので、写しておく。これで戦後思想を代表されちやふとなあ、とは思ふけれど。
- 編者まえがき
- I 戦後啓蒙の成立と展開(一九四五年~一九五〇年代)
- 柳田國男(やなぎた・くにお)『先祖の話』(一九四六年) / 磯前順一(いそまえ・じゅんいち)
- 花田清輝(はなだ・きよてる)『復興期の精神』(一九四六年) / 坪井秀人(つぼい・ひでと)
- 坂口安吾(さかぐち・あんご)『堕落論』(一九四七年) / 佐藤泉(さとー・いずみ)
- 大塚久雄(おーつか・ひさお)『近代化の人間的基礎』(一九四八年) / 山之内靖(やまのうち・やすし)
- 川島武宣(かわしま・たけよし)『日本社会の家族的構成』(一九四八年) / 千田有紀(せんだ・ゆき)
- 戦後憲法の思想――自由の基礎としての九条 / 笹沼弘志(ささぬま・じゅんいち)
- きだみのる『気違ひ部落周游紀行』(一九四八年) / 赤坂憲雄(あかさか・のりお)
- 日本戦歿学生手記編集委員会編『きけ わだつみのこえ: 日本戦歿学生の手記』(一九四九年) / 野上元(のがみ・げん)
- 竹内好(たけうち・よしみ)『現代中国論』(一九五一年) / 孫歌(そん・か/スン・グー)
- 無着成恭(むちゃく・せーきょー)編『山びこ学校: 山形県山元村中学校生徒の生活記録』(一九五一年) / 小玉重夫(こだま・しげお)
- 石母田正(いしもだ・しょー)『歴史と民族の発見』(一九五二年) / 磯前順一
- 丸山眞男(まるやま・まさお)『現代政治の思想と行動』(一九五六年) / 葛西弘隆(かさい・ひろたか)
- 大熊信行(おーくま・のぶゆき)『国家悪: 戦争責任は誰のものか』(一九五七年) / 安田常雄(やすだ・つねお)
- 「戦後革命」の挫折 / 岩崎稔(いわさき・みのる)
- 思想の科学研究会編『共同研究 転向』(一九五九年) / 戸邉秀明(とべ・ひであき)
- 久野収(くの・おさむ)/鶴見俊輔(つるみ・しゅんすけ)/藤田省三(ふじた・しょーぞー)『戦後日本の思想』(一九五九年) / 川本隆史(かわもと・たかし)
- 鶴見和子(つるみ・かずこ)/牧瀬菊枝(まきせ・きくえ)編著『ひき裂かれて: 母の戦争体験』(一九五九年) / 佐藤泉
- II 戦後啓蒙の相対化と批判(一九六〇年頃~一九七〇年代)
- 谷川雁(たにがわ・がん)『原点が存在する』(一九五八年) / 丸川哲史(まるかわ・てつし)
- 上野英信(うえの・えーしん)『追われゆく坑夫たち』(一九六〇年) / 道場親信(みちば・ちかのぶ)
- 宮本常一(みやもと・つねいち)『忘れられた日本人』(一九六〇年) / 赤坂憲雄
- 橋川文三(はしかわ・ぶんぞー)『日本浪曼派批判序説』(一九六〇年) / 丸川哲史
- 小田実(おだ・まこと)『何でも見てやろう』(一九六一年) / 生井英考(いくい・えーこー)
- 色川大吉(いろかわ・だいきち)『明治精神史』(一九六四年) / 花森重行(はなもり・しげゆき)
- 戦後歴史学の思想 / 戸邉秀明
- 大江健三郎(おーえ・けんざぶろー)『ヒロシマ・ノート』(一九六五年) / 細見和之(ほそみ・かずゆき)
- 森崎和江(もりさき・かずえ)『第三の性』(一九六五年) / 水溜真由美(みずたまり・まゆみ)
- 梅棹忠夫(うめさお・ただお)『文明の生態史観』(一九六七年) / 青木保(あおき・たもつ)
- 江藤淳(えとー・じゅん)『成熟と喪失: “母”の崩壊』(一九六七年) / 佐藤泉
- 松田道雄(まつだ・みちお)『育児の百科』(一九六七年) / 天野正子(あまの・まさこ)
- 加藤周一(かとー・しゅーいち)『羊の歌: わが回想』(一九六八年) / 成田龍一(なりた・りゅーいち)
- 吉本隆明(よしもと・たかあき)『共同幻想論』(一九六八年) / 上野千鶴子(うえの・ちずこ)
- マンガの思想 / 夏目房之介(なつめ・ふさのすけ)
- 村上信彦(むらかみ・のぶひこ)『明治女性史』上・中・下(一九六九~七二年) / 長志珠絵(おさ・しずえ)
- 石牟礼道子(いしむれ・みちこ)『苦海浄土: わが水俣病』(一九六九年) / 最首悟(さいしゅ・さとる)
- 新川明(あらかわ・あきら)『反国家の兇区』(一九七一年) / 戸邉秀明
- 花森安治(はなもり・やすじ)『一戔五厘の旗』(一九七一年) / 天野正子
- 永山則夫(ながやま・のりお)『無知の涙』(一九七一年) / 細見和之
- 夭折する青春の自画像 / 岩崎稔
- 宇井純(うい・じゅん)『公害原論』(一九七一年) / テッサ・モーリス゠スズキ(Tessa Morris-Suzuki、伊藤茂訳)
- 田中美津(たなか・みつ)『いのちの女たちへ: とり乱しウーマン・リブ論』(一九七二年) / 重松セツ(しげまつ・せつ、越智博美訳)
- 国立市公民館市民大学セミナー編『主婦とおんな』(一九七三年) / 西川祐子(にしかわ・ゆーこ)
- 主婦の思想 / 上野千鶴子
- 網野善彦(あみの・よしひこ)『無縁・公界・楽: 日本中世の自由と平和』(一九七八年) / 鹿島徹(かしま・とーる)
- 鶴見俊輔『戦時期日本の精神史: 1931-1945年』(一九八二年) / 成田龍一
- 鶴見良行(つるみ・よしゆき)『バナナと日本人: フィリピン農園と食卓のあいだ』(一九八二年) / 村井吉敬(むらい・よしのぶ)
- 島田等(しまだ・ひとし)『病棄て: 思想としての隔離』(一九八五年) / 細川涼一(ほそかわ・りょーいち)
- 金時鐘(キム・シジョン)『「在日」のはざまで』(一九八六年) / 細見和之
- 「在日」という思想 / 金友子(キム・ウジャ)
- 加納美紀代(かのー・みきよ)『女たちの〈銃後〉』(一九八七年) / 古久保さくら(こくぼ・さくら)
- 高木仁三郎(たかぎ・じんざぶろー)『市民の科学をめざして』(一九九九年) / 加藤茂生(かとー・しげお)
- 「現代思想」という思想 / 岩崎稔
- III ポストモダン・ポスト冷戦・ポスト戦後(一九八〇年頃~一九九〇年代)
- 山口昌男(やまぐち・まさお)『文化と両義性』(一九七五年) / 上野千鶴子
- 真木悠介(まき・ゆーすけ)『気流の鳴る音: 交響するコミューン』(一九七七年) / 齋藤純一(さいとー・じゅんいち)
- 柄谷行人(からたに・こーじん)『日本近代文学の起源』(一九八〇年) / 朴裕河(パク・ユハ)
- 消費社会の思想 / 三浦展(みうら・あつし)
- 上野千鶴子(うえの・ちずこ)『家父長制と資本制: マルクス主義フェミニズムの地平』(一九九〇年) / 伊田久美子(いだ・くみこ)
- 西川長夫(にしかわ・ながお)『国境の越え方: 比較文化論序説』(一九九二年) / 渡辺和行(わたなべ・かずゆき)
- 東アジアのポストコロニアリズム / 鄭暎惠(チョン・ヨンヘ)
- 酒井直樹(さかい・なおき)『死産される日本語・日本人: 「日本」の歴史‐地政的配置』(一九九六年) / 李孝徳(り・たかのり/イ・ヒョドク)
- 加藤典洋(かとー・のりひろ)『敗戦後論』(一九九七年) / 川村湊(かわむら・みなと)
- 日本版歴史修正主義論争 / 長志珠絵
- 編者あとがき
- 人名・事項索引
- 編者・著者紹介
岩波科学ライブラリー114;岩波書店;1,200円(借覧);B6判;横組;並製;iii+119頁;;ISBN4-00-007454-7;
面白くてためになる。
;青弓社;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;270頁;;ISBN4-7872-3222-3;
;角川書店;1,200円(借覧);四六判変型;縦組;並製;286頁;;ISBN4-04-883955-1;
シリーズ 現代思想ガイドブック;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;259頁;;ISBN4-7917-6224-X;[原著]Tony Myers, Slavoj Žižek (Routledge, 2003)
講談社学術文庫1764;講談社;1,200円(借覧);文庫判;縦組;並製;380頁;;ISBN4-06-159764-7;
文春文庫[む-5-1];文藝春秋;388円(100円);文庫判;縦組;並製;221頁;;ISBN4-16-750201-1;
立喰師列伝を見て、読まなくちやなあ、と思つたのだけれど、春樹作品つて案外新古本屋にないものだなあ。ところで、本書だつたかTVピープルだつたか文春から出てゐる短篇集でpolitical incorrectな表現が問題になつたことがあつたやうな気がするのだけれど、記憶違ひかな。
;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;302+vi頁;;ISBN4-7917-6269-X;
七十人訳ギリシャ語聖書、ヨセフス。
;大蔵出版;(借覧);A5判;縦組;上製;190頁;;ISBN4-8043-0558-0;
;汲古書院;(借覧);A5判;縦1,2段組;上製;3+326頁;;ISBN4-7629-2747-3;[執筆者]池澤優/池田秀三/池田知久/王啓発/近藤浩之/辛賢/西山尚志/福井重雅/堀池信夫/三浦國雄/李承律/渡辺信一郎/渡邉義浩
郭店楚簡、性自命出の礼と性との検討からその成立を荀子以降とする李報告、池澤報告のいふ孝と非孝のアンビバレンスなど興味深いけれど、しかしなにより、渡邉義浩書評「二千年の定説を覆す: 福井重雅著『漢代儒教の史的研究: 儒教の官学化をめぐる定説の再検討』」が面白い。武帝期に董仲舒の対策によつて太学に五経博士が置かれたといふのは班固のでつちあげだつたのだなあ。
;世界思想社;(借覧);四六判;縦1,2段組;上製;v+290頁;;ISBN4-7907-1114-5;
本間雅晴にも英語辞書を食べたエピソードがある由(p.232)。
雷雨にあふ。迅雷風烈必變
、とは行かなかつた。図書館の本をすこしシケらせてしまつた。
岩波テキストブックス;岩波書店;(借覧);A5判;横組;並製;xi+259頁;;ISBN4-00-026015-4;
東洋文庫748;平凡社;(借覧);全書判;縦組;上製;332頁;;ISBN4-582-80748-8;[校訂]まえだ・つとむ(前田勉)
;世界思想社;(借覧);四六判;横組;並製;v+292頁;;ISBN4-7907-1059-9;[執筆者]あべ・きよし(阿部潔)/なんば・こーじ(難波功士)/たにもと・なほ(谷本奈穂)/ふくま・よしあき(福間良明)/やまさと・ゆーいち(山里裕一)/まえだ・のりたか(前田至剛)/さかた・けんじ(坂田謙司)/たかい・まさし(高井昌史)
「創文」(2006.07 NO.488)もらふ。特集・ヨーロッパ思想史のなかの自由。
東洋文庫592;平凡社;(借覧);全書判;縦組;上製;402頁;;ISBN4-582-80592-2;
ろばん(p.3)と、
ろはん(p.24)とあるなあ。両形あつたのだらうか。
;大修館書店;(借覧);A5判;横組;並製;vii+1+229頁;;ISBN4-469-21214-8;[執筆者]はしもと・よしあき(橋元良明)/つじ・だいすけ(辻大介)/ふくだ・みつる(福田充)/ふじた・まふみ(藤田真文)/これなが・ろん(是永論)/もり・やすとし(森康俊)
光文社新書241;光文社;700円(350円);新書判;縦組;並製;254頁;;ISBN4-334-03341-5;
東洋文庫746;平凡社;2,800円(借覧);全書判;縦組;上製;318頁;;ISBN4-582-80746-1;[校訂]まえだ・つとむ(前田勉)
複雑系の科学と現代思想**;青土社;(借覧);四六判;縦組;上製;210+ii頁;;ISBN4-7917-9142-8;
中公新書1833;中央公論新社;860円(借覧);新書判;横組;並製;v+6+288頁;;ISBN4-12-101833-8;
岩波科学ライブラリー12;岩波書店;(借覧);B6判;縦組;並製;v+117頁;;ISBN4-00-006512-2;
日本語研究叢書 第1期第2巻;ひつじ書房;5,000円(借覧);A5判;縦組;並製;416頁;;ISBN4-89476-103-3;
タイ生まれだとあるけど、お名前と関係あるのかな。ほとんど理解できないまま読み流してしまつたのだけれど、一往構成を写しておく。源語の本文は、玉上琢弥訳注の角川文庫によつてゐる由。
- 第一章 はじめに
- 第二章 通達動詞のテンス・アスペクト
- 第一節 基本形 ~タリ・リ形 ~ツ ~ヌ形
- (一) 会話文の場合
- 1、対話形式と非対話形式
- 2、伝達課題について
- 3、基本形の用法
- 4、~タリ・リ形 ~ツ形 ~ヌ形の概観
- 5、~タリ・リ形の用法
- 6、~ツ形の用法
- 7、~ヌ形の用法
- 8、まとめ
- (二) 地の文の場合
- 1、対話形式と非対話形式
- 2、テキスト的な機能をめぐって
- 3、基本形の用法
- 4、~タリ・リ形の用法
- 第二節 「書く」のテンス・アスペクト
- 1、伝達活動と書記活動
- 2、基本形の用法
- 3、~タリ・リ形の用法
- 第三節 ~キ形 ~ケリ形
- (一) 会話文の場合
- 1、~キ形の用法
- 2、~ケリ形の用法
- 3、複合時制形式
- (二) 地の文の場合
- 1、~キ形の用法
- 2、~ケリ形の用法
- 第三章 移動動詞のテンス・アスペクト
- 第一節 基本形 ~タリ・リ形 ~ツ形 ~ヌ形
- (一) 会話文の場合
- 1、基本形の用法
- 2、~タリ・リ形 ~ツ形 ~ヌ形の概観
- 3、~タリ・リ形の用法
- 4、~ヌ形の用法
- 5、~ツ形の用法
- 6、~ツ形と~ヌ形の違い
- 7、~タリ・リ形と~ツ・ヌ形の違い
- (二) 地の文の場合
- 1、基本形の用法
- 2、タリ・リ形 ~ヌ形の概観
- 3、~タリ・リ形の用法
- 4、~ヌ形の用法
- 5、出現的意味と消失的意味
- 第二節 ~キ形 ~ケリ形
- 1、~キ形の用法
- 2、~ケリ形の用法
- 3、複合時制形式
- 第四章 ~ツ形と~ヌ形の諸問題
- 第一節 「つ」と「ぬ」の違いについての学説史
- 1、動詞の種類から
- 2、アスペクト的意味から
- 3、テンス・ムード的意味から
- 4、ムード的意味から
- 第二節 ~ツ形と~ヌ形の違い
- 1、精神活動動詞の~ツ形と~ヌ形の意味
- 2、精神活動動詞における~ツ形・~ヌ形の分布
- 3、~ツ形と~ヌ形のテンス
- 第三節 ~ツ形をとる動詞と~ヌ形をとる動詞
- 1、動詞の意味分類
- 2、諸説の検討
- 3、動作の完成と変化の完成
- 4、地の文の~ツ形と~ヌ形
- 第五章 ~キ形と~ケリ形の諸問題
- 第一節 「き」と「けり」の違いについての学説史
- 1、目睹回想と伝承回想をめぐって
- (1) 源氏物語
- (2) 今昔物証集
- (3) 徒然草
- 2、完了と未完了をめぐって
- 3、テキスト的意味をめぐって
- (1) テンポと浮き彫り付与
- (2) 物語の現揚とあなたなる場
- 4、「けり」の意味
- (1) 継続説
- (2) 気付き説
- (3) 説明説
- (4) 確認説
- (5) 詠嘆説
- 5、「き」の意味
- (1) 単純過去説
- (2) 確信説
- (3) aorist説
- (4) 上代語の「き」
- 6、その他の説
- 第二節 ~キ形と~ケリ形の違い
- 1、トルコ語との比較
- 2、時間状況表現と会話文の~キ形、~ケリ形のテンス
- 3、時間状況表現と地の文の~キ形、~ケリ形のテンス
- 4、状態動詞の~ケリ形の意味と基本形の意味
- 第六章 ~タリ・リ形の諸問題
- 1、会話文における結果性
- 2、地の文における結果性――~タリ・リ形と~ツ形との違い
- 第七章 会話文における基本形のアスペクト的意味
- (1) 継続
- (2) 過程
- (3) 反復
- (4) 性質
- (5) 意向
- (6) 完成
- 第八章 おわりに
- まとめとコメント
- 注
- 参考文献
- 表
- あとがき
- 改訂に際してのあとがき
小松英雄が「助動詞キの運用で物語に誘い込む」(『日本語学』2005年1月号、通巻288号〔24巻1号〕)で、助動詞は、打消しのズのやうな義務的なものばかりではなくて、選択的なものもあるのであつて、適切にあつかはなくてはいけない、といつたことを書いてゐて、基本形の検討といふのはさうした処理たりうるのか。まあ、テンス・アスペクト形式がはたしてオプショナルなものなのかも私にはよくわかつてないのだけれど。
講談社現代新書868;講談社;480円(100円);新書判;縦組;並製;209頁;;ISBN4-06-148868-6;
日本の中世1;中央公論新社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;326頁;;ISBN4-12-490210-7;
立教大学人文叢書1;春風社;2,200円(借覧);四六判;縦組;並製;v+2+321頁;;ISBN4-86110-063-1;[執筆者]ふかつ・ゆきのり(深津行徳)/ふじまき・あきら(藤巻明)/ほしの・ひろみ(星野宏美)/いしざき・ひとし(石﨑等)/まやま・ひろお(間山広朗)/うらの・さとし(浦野聡)/こみね・かずあき(小峯和明)
ブルーバックス B-1507;講談社;1,200円(借覧);新書判;横組;並製;430頁;;ISBN4-06-257507-8;[編集協力]藤井恒、[執筆者]日外政男/浅賀宏昭/阿部哲也/石川香/石田育子/左巻恵美子/左巻健男/髙橋靖/田中修/玉野真路/栃内新/中西敏昭/平岩真一/藤井恒
鏡郷文庫主人に。
ゲド戦記、時をかける少女を見る。ゲド戦記は台詞で説明するのを減らして、もつともつと動けば、なほよかつた。時かけは非常に面白かつたけど、シリアスパートがちよつともたれる感じ。
予習にこなひだ録画しといたハウルの動く城も見たのだけれど、はじまつてすぐの空中を歩くシーンでキュン死にするかと思つた。
;イースト・プレス;1,200円(借覧);四六判;縦組;並製;259頁;;ISBN4-87258-541-5;
ちくま新書582;筑摩書房;740円(429円);新書判;縦組;並製;249頁;;ISBN4-480-06285-8;
「図書」(8月号)もらふ。十川信介「一葉の小硯」とか、岡ノ谷一夫「動物はしゃべらない: ハダカデバネズミの音声コミュニケーション」とか、村上恭一「思想史家・狩野亨吉の眼: 生誕一四〇周年記念によせて」とか、今枝由郎「「古代チベット語文献オンライン」プロジェクト」とか、小倉芳彦「「辞」の効用: 故金谷治氏に捧げる」とか、『タルムード』日本語版の企画経緯にふれた記述
に関するお詫びとか。9月の刊行予定に、林晋訳「ゲーデル不完全性定理」。生誕100周年。
角川文庫13809[み 31-3];角川書店;629円(100円);文庫判;縦組;並製;356頁;;ISBN4-04-373603-7;『白蛇島』改題
;汲古書院;(借覧);A5判;縦組;上製;4+28+1174頁;;ISBN4-7629-3529-8;
構成を写しておく。
- 口絵
- 序文 / 築島裕
- 序文 / 小林芳規
- 凡例
- 序論
- 緒言
- 第一節 日本漢文研究の現状とその問題点
- 第一項 近年の日本語史研究の一方向
- 第二項 日本漢文研究の現状
- 第三項 日本漢文研究の問題点
- (一) 術語規定及び日本漢文の分類について
- (二) 日本人の作成した漢文における《日本語らしさ》の問題
- (三) 対象文献の偏り
- (四) 文献学的研究の必要性
- 第二節 従来の研究と表白・願文研究の意義
- 第一項 表白・願文の研究史
- 第二項 漢文聖教類の中の表白・願文の位置―古目録の部類を手掛りに―
- (一) 高山寺経蔵古目録に於ける表白・願文の位置
- (二) 個人の蔵書に係る古目録における表白・願文の位置
- (三) 他の真言寺院経蔵の古目録に見る表白・願文の位置
- (四) まとめ
- 第三節 表白・願文の文体研究の方法
- 第一項 文体の定義
- 第二項 表白・願文の文体研究の視点
- 第一部 文献学的研究
- 第一章 表白・願文の定義
- 第一節 従来の表白・願文の定義とその問題点
- 第二節 表白・願文に関する記録
- 第一項 中国文献に於ける表白・願文 #表白は文章ジャンルではない
- 第二項 本邦仏教文献に於ける表白・願文
- 第三項 漢詩文集・公家日記・文学作品に見える表白・願文
- 第三節 表白と願文
- 第四節 表白と祭文―高山寺経蔵の星供次第を対象として―
- 第一項 はじめに
- 第二項 高山寺経蔵の星供次第
- 第三項 表白・祭文双方掲載型(I型)の伝流
- 第四項 表白のみ掲載型(II型)の伝流
- 第五項 表白・祭文不掲載型(III型)の伝流
- 星供次第に於ける「表白」の定着過程―任意要素から必須要素へ―
- 第五節 表白と啓白―高山寺経蔵の不動次第を対象として―
- 第一項 はじめに
- 第二項 高山寺経蔵不動次第の型―「表白」と「啓白」の有無に注目して―
- 第三項 表白・啓白不掲載型(I型)の伝流
- 第四項 啓白のみ掲載型(II型)の伝流
- 第五項 表白・啓白双方掲載型(III型)の伝流
- 第六項 表白(任意)のみ掲載型(IV型)の伝流
- 第七項 表白のみ掲載型(V型)の伝流
- 第八項 むすび
- 第二章 院政鎌倉時代に於ける表白量産の史的背景
- 第一節 はじめに
- 第二節 表白の伝存状況
- (一) 平安時代の表白 #一覧
- (二) 鎌倉時代の表白―高山寺経蔵の場合―
- 第三節 「表白」の総称化
- 第四節 法会に於ける表白の位置づけの変化
- (一) 法会の盛行―新奇な法会の創始、回数の増加―
- (二) 法会に於ける表白の重点の変化―任意要素から必須要素へ―
- (三) 高山寺蔵『伝受類集鈔』における「表白」の記文
- 第五節 むすび
- 第三章 平安鎌倉時代に於ける表白・願文の伝存状況
- 第一節 表白・願文の収録状況と訓点の関係
- 第一項 収録状況から観た平安鎌倉時代加点の表白・願文
- 第二項 表白及び願文加点資料の点の種別について
- 第三項 表白に於ける訓点の伝承
- 第四項 漢字に対する附訓の状況
- 第五項 むすび
- 第二節 仏寺に伝存する表白・願文
- 第一項 総説
- 第二項 高山寺経蔵に伝存する表白・願文
- 第三項 仁和寺経蔵に伝存する表白・願文
- (一) 仁和寺御経蔵の「表白」函(第八五函)
- (二) 第八五函以外の「表白」文献
- (三) 仁和寺御経蔵の「表白」目録
- (四) まとめ
- 第四項 随心院経蔵に伝存する表白・願文
- (一) 随心院経蔵の表白
- (二) 随心院経蔵の願文、祭文、諷誦文等
- (三) 随心院経蔵の講式
- 第四章 僧侶による表白の製作
- 第一節 院政期に於ける表白作者層の変動について
- 第二節 十一世紀に於ける僧侶による表白の製作―仁和寺大御室性信時代の平救阿闍梨と済延僧都―
- 第一項 金沢文庫保管の二十二巻本『表白集』について
- 第二項 平救阿闍梨の「表白」
- 第三項 済延僧都の「表白」
- 第三節 平救阿闍梨伝記考
- 第一項 はじめに
- 第二項 平救阿闍梨の出生と法脈上の位置
- 第三項 文業
- 第四項 教学・法会儀礼に於ける活動等
- 第五項 平救阿闍梨作「表白」伝存の経緯をめぐって
- (一) 十一世紀漢字仮名交じり文の生態
- (二) 院政鎌倉時代の「聖教化」の中で #口伝の文献化
- 第四節 観修寺法務寛信による表白の製作
- 第一項 はじめに
- 第二項 観修寺法務寛信について
- 第三項 寛信の表白製作活動
- 第四項 寛信の文学的資質・環境
- 第五項 むすび
- 第五章 院政鎌倉時代に於ける表白集の編纂活動
- 第一節 表白集編纂の創始
- 第二節 自證房覚印の表白集について―十二世紀に於ける表白集の編纂活動―
- 第一項 築島裕博士蔵『表白集』の書誌
- 第二項 『表白集』の構成及び所収表白の表現形式
- 第三項 中御室と自證房覚印
- 第四項 むすび
- 第三節 奈良国立博物館蔵『雑筆集』五巻と高山寺本表白集―観修寺法務寛信門流の表白集の編纂活動―
- 第一項 高山寺本表白集について
- 第二項 奈良国立博物館蔵『雑筆集』五巻の書誌
- 第三項 奈良国立博物館蔵『雑筆集』五巻の構成
- 第四項 所収表白の製作年代
- 第五項 僧名等人物考証
- 第六項 書写状況と巻相互の一致度の整理
- 第七項 共通本文の典拠
- 第八項 成立過程の推定
- 第九項 表白集編纂活動の動態―〈非定本〉編纂物量産の営為―
- 第四節 十二巻本『表白集』の成立をめぐって―京都女子大学図書館蔵本―
- 第一項 はじめに
- 第二項 書誌の概要
- 第三項 構成
- 第四項 所収表白の作者について
- 第五節 金沢文庫本二十二巻本『表白集』について―二つの異なった文体に注目して―
- 第一項 書誌
- 第二項 構成
- 第三項 具体例から―二種の文体(表記体)の存在―
- 第四項 文体差の生ずる要因
- 第五項 二十二巻本『表白集』所収表白の作者について
- 第六項 むすび
- 第六節 日光輪王寺蔵『諸事表白』の成立について
- 第一項 はじめに
- 第二項 構成と成立年代
- 第三項 作者・編者
- 第四項 成立の背景
- 第五項 むすび
- 第七節 明恵教団に於ける表白集の編纂活動
- 第一項 高山寺蔵『表白四種梅尾』について
- (一) はじめに
- (二) 高山寺蔵『表白四種梅尾』の書誌
- (三) 『表白四種梅尾』所収の表白について
- (四) まとめ
- 第二項 高山寺蔵『供養表白』について
- (一) はじめに
- (二) 高山寺蔵「供養表白」の書誌
- (三) 高山寺蔵『供養表白』所収の表白について
- (四) むすび
- 第二部 表白の文体
- 第一章 文字・表記から観た表白の文体
- 第一節 漢文の表白と漢字仮名交じり文の表白
- 第二節 平安時代の表白に於ける和化漢文的要素の混入について
- 第一項 問題の所在
- 第二項 和化漢文的要素について
- 第三項 平安時代初期資料群の検討
- 第四項 平安時代中後期資料群の検討
- 第五項 院政期資料群の検討
- (一) 僧侶によって作成された表白の場合
- (二) 儒者によって作成された表白の場合
- 第六項 平安時代の表白に見られる和化漢文的要素の増加傾向について
- 第七項 むすび
- 第三節 漢字の用法から観た平安時代の表白の文体
- 第一項 文体分析の方法―漢字の用法からのアプローチ―
- 第二項 分析結果の記述
- (一) 比況を表す漢字
- (二) 使役を表す漢字(助字)
- (三) 疑問を表す漢字(助字)
- (四) 指定・断定を表す漢字
- 第三項 むすび
- 第四節 高山寺経蔵に伝存する鎌倉時代書写の表白の訓点の性格
- 第一項 はじめに―訓点資料としての表白―
- 第二項 高山寺経蔵の鎌倉時代書写表白の加点資料
- 第三項 訓点の性格
- (一) 表白における訓点の伝承
- (二) 漢字に対する附訓の状況―完全附訓漢字と部分附訓漢字の意味するところ―
- (三) 対句の訓法
- (四) 表現内容・文体の相違に基づく訓法の差異と表白の訓法との関係
- 第四項 むすび
- 第五節 平安鎌倉時代に於ける副詞「たとひ」の漢字表記について―表白付説教書を手掛りに―
- 第一項 問題の所在
- 第二項 『平安遺文』・『鎌倉遺文』所収の古文書に於ける副詞「たとひ」の漢字表記
- 第三項 副詞「たとひ」の漢字表記を通して観た僧侶実用漢字の世界 #設字
- 第六節 僧侶の書記用漢字―接続詞「これによりて」の用字から― #褻では依之、晴では因茲
- 第一項 接続詞「これによりて」の漢字表記
- 第二項 院政期古文書に於ける接続詞「これによりて」の用字
- 第三項 表白付説教書に於ける接続詞「これによりて」の用字
- 第四項 延慶本平家物語用字選択の意味するもの
- 第五項 むすび―漢字使用から観た、俗家社会と僧侶社会と、平俗体と荘重体と―
- 第二章 対句表現から観た表白の文体
- 第一節 表白の文体分析指標としての対句表現―『高山寺本表白集』所収表白を例として― #作文大躰の筆大躰
- 第一項 文体分析指標としての対句表現
- 第二項 『高山寺本表白集』所収の表白について
- 第三項 分析の実際
- (一) 表白一篇当たりの言語量及び対句部分と非対句部分の比率
- (二) 対句部分の文体的特徴
- 第四項 むすび
- 第二節 平安時代の表白に於ける対句表現の句法の変遷について
- 第一項 はじめに
- 第二項 平安時代初期の表白に於ける対句表現の句法
- 第三項 平安時代中後期の表白に於ける対句表現の句法
- 第四項 院政期の表白に於ける対句表現の句法
- (一) 僧侶によって作成された表白の検討
- (二) 儒者によって作成された表白の検討
- 第五項 平安時代の表白の対句表現に認められる《句の長文化傾向》
- 第六項 平安時代後期の僧侶による仮名交じり表白に於ける対句表現の句法
- 第七項 むすび
- 第三節 高山寺経蔵に伝存する鎌倉時代書写の表白に於ける対句表現
- 第一項 《句の長文化傾向》のその後
- 第二項 高山寺経蔵に於ける表白の伝存状況
- 第三項 資料の選定と分析の方法
- (一) 資料の選定
- (二) 分析の方法
- 第四項 高山寺経蔵に伝存する鎌倉時代書写の表白に於ける対句表現
- (一) 表白一篇当たりの言語量及び対句部分と非対句部分の比率
- (二) 対句の句法
- (三) 非対句部分の文体的特徴
- 第五項 むすび―表記との関わりから―
- 第三章 鎌倉時代に於ける表白付説教書の文章構成と文体
- 第一節 鎌倉時代語研究の課題
- 第二節 鎌倉時代の表白付説教書について
- 第三節 表白付説教書の文章構成
- 第一項 山口光円氏蔵『草案集』の文章構成
- 第二項 日光輪王寺蔵『諸事表白』の文章構成
- 第三項 補助資料の文章構成 #醍醐寺本薬師二本、金沢文庫本仏教説話集
- 第四節 文体分析の視点
- 第五節 山口光円氏蔵『草案集』の文体
- 第六節 日光輪王寺蔵『諸事表白』の文体
- 第七節 補助資料による検証
- 第八節 むすび―文体差の意味するところ―
- 第四章 語彙から観た表白の文体
- 第一節 語彙から観た表白の文体
- 第一項 問題の所在―金沢文庫本『言泉集』二帖之一(亡妻悲嘆)の記事から―
- 第二項 当該箇所に関する従来の説の検討
- (一) 唱導書等における対句の平仄に関する記述―口業としての故実―
- (二) 「孤松幽瑟」と「翠松瑶瑟」の声調
- 第三項 引用願文の解釈
- (一) 松蘿の契り
- (二) 琴瑟の調べ―夫婦の重奏―
- 第四項 「孤松幽瑟」・「翠松瑶瑟」の意味・用法―「翠」字と「瑶」字の表現価値に注目して―
- (一) 「翠松」の意味・用法
- (二) 「瑶瑟」の意味・用法
- (三) まとめ
- 第五項 表白・願文の施主(願主)の呼称
- (一) 表白・願文の用語選択―他の事例―
- (二) 表白・願文の施主の呼称
- (三) 題未詳文書の類別―存疑文書の処理―
- (四) 今後の課題―他の法会文書の検討(祭文、諷誦文、教化等)―
- 第二節 守覚法親王の表白に於ける〈性霊集語彙〉の摂取について
- 第一項 はじめに
- 第二項 守覚法親王と性霊集
- 第三項 守覚法親王作の表白
- 第四項 〈性霊集語彙〉の認定試案
- 第五項 守覚法親王作の表白に於ける〈性霊集語彙〉の摂取
- 第六項 守覚法親王表白の文体形成
- 第三節 院政鎌倉時代加点の表白に於ける施注漢語の性格
- 第一項 訓点資料としての表白
- 第二項 表白の加点資料
- 第三項 施注漢語の認定
- 第四項 施注熟字の諸相
- 第五項 施注漢語の性格
- 第六項 表白施注漢語に於ける漢音読語彙優勢の意味
- 第七項 むすび
- 〔附録〕院政鎌倉時代字音注加点表白一覧稿
- 第三部 願文の文体
- 第一章 冒頭・末尾の表現形式から見た願文の文体
- 第一節 日本漢文に於ける願文の位置
- 第二節 平安時代願文の伝存状況と考察対象の文献 #願文一覧
- 第三節 平安時代初期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
- 第四節 平安時代中期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
- 第五節 平安時代後期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
- 第六節 院政期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
- 第七節 むすび
- 第二章 対句表現から観た願文の文体
- 第一節 願文の対句表現―表白との関わり―
- 第二節 考察対象と分析の方法
- 第三節 平安時代初期の願文に於ける対句表現の句法
- 第一項 延暦~天長年間資料群の検討
- 第二項 貞観~寛平年間資料群の検討
- 第四節 平安時代中期の願文に於ける対句表現の句法
- 第五節 平安時代後期の願文に於ける対句表現の句法
- 第六節 院政期の願文に於ける対句表現の句法
- 第一項 寛治~康治年間資料群の検討
- 第二項 久安~建久年間資料群の検討
- 第七節 平安時代願文の対句表現に認められる《句の長文化傾向》
- 第八節 平安時代表白の句法との比較
- 第九節 現象の解釈
- 第三章 文章構成から観た平安時代の追善願文の文体 #王澤不渇鈔
- 第一節 文体研究の視点としての文章構成
- 第二節 平安時代初期追善願文の文章構成
- 第一項 平安時代初期追善願文の概観
- 第二項 『性霊集』所収追善願文の文章構成
- 第三項 『菅家文草』所収追善願文の文章構成
- 第四項 小結
- 第三節 平安時代中後期追善願文の文章構成
- 第一項 平安時代中後期追善願文の概観
- 第二項 『本朝文粋』所収追善願文の文章構成
- 第三項 『本朝続文粋』所収追善願文の文章構成
- 第四項 小結
- 第四節 『江都督納言願文集』所収追善願文の文章構成
- 第一項 はじめに
- 第二項 『江都督納言願文集』について
- 第三項 『江都督納言願文集』所収追善願文の文章構成
- (一) 検討の対象
- (二) 文章構成の実際―後三条院五七日御願文と法勝寺常行堂供養願文の場合―
- (三) 匡房作追善願文の文章構成上の類型的性格
- 第四項 唱導文献に引用された『江都督納言願文集』所収追善願文の摘句―文章構成との関わりから―
- 第五節 むすび
- 第四章 語彙から観た願文の文体
- 第一節 『本朝文粋』所収追善願文に於ける固有名詞の象徴的意味
- 第一項 はじめに―追善願文の語彙研究の視点―
- 第二項 『本朝文粋』所収追善願文について
- 第三項 仏教関係の人名・仏名語彙
- 第四項 漢籍関係の人名語彙
- 第五項 その他の人名語彙
- 第六項 人名・仏名語彙の象徴的意味
- 第七項 仏教関係の地名語彙
- 第八項 漢籍関係の地名語彙
- 第九項 地名語彙の象徴的意味
- 第二節 平安時代の追善願文に於ける「松」の象徴的意味―文章構成との関わり―
- 第一項 平安時代追善願文の文章構成と表現語彙との関係
- 第二項 二番・聖霊平生存生之様に於ける「松」の象徴的意味
- 第三項 四番・逝去之様、五番・悲嘆之様に於ける「松」の象徴的意味
- 第四項 むすび―願文語彙の拡がり―
- 第三節 願文語彙の量的構造―文体組成の究明にむけて―
- 第一項 文体組成論としての語彙研究
- 第二項 分析対象と方法
- 第三項 品詞別に見た願文の異なり語数と述べ語数
- 第四項 願文語彙に於ける和語と字音語の比率
- 第五項 願文語彙に於ける字音語及び和語の性格
- 第六項 願文の文体組成
- 第四部 表白・願文と和漢混淆文
- 第一章 平安時代に於ける和漢混淆現象と平救阿闍梨作の「表白」
- 第一節 漢字仮名交じり文の表白について
- 第二節 平救阿闍梨作表白類の書記様式
- 第三節 石山寺蔵『表白集』の語彙・語法
- 第四節 十一世紀漢字仮名交じり文に於ける和漢混淆現象
- 第二章 平家物語に於ける表白・願文の影響―漢語受容の視点から―
- 第一節 和漢混淆文研究と漢語受容史
- 第二節 漢語受容史研究のためのフローチャート
- 第三節 「上皇御所」の呼称
- 第一項 平家物語に於ける「上皇御所」の呼称
- 第二項 中国文献(漢文乃至漢文訓読文)の検討
- 第三項 平安時代和文の検討
- 第四項 平安時代古記録の検討
- 第五項 奈良平安時代の漢詩文集に於ける「仙洞」「藐姑射山」―《上皇の居所》を表す用法の成立―
- 第六項 むすび
- 第四節 「比叡山」の呼称
- 第一項 平家物語に於ける〈比叡山〉の呼称
- 第二項 調査手順
- 第三項 中国文献(漢文乃至漢文訓読文)の検討
- 第四項 平安時代和文の検討
- 第五項 平安時代古記録の検討
- 第六項 平安時代漢詩文の検討
- 第七項 「台嶺」・「四明」の受容過程
- 第五節 「仁山」考
- 第一項 平家物語に於ける「仁山」の意味用法
- 第二項 「仁山」の成立―「仁者楽山」の縮約―
- 第三項 「仁山」の意味変化
- 第四項 延慶本平家物語に於ける「仁山」の表現価値
- 第五項 むすび―漢字表記の修辞的用法―
- (一) 延慶本平家物語〈作者〉の異名への関心
- (二) 延慶本平家物語に於ける漢字表記語の修辞的用法 #山字と崩字との縁語的関係。数対、色対等。
- 第六節 平家物語に於ける官職唐名の用法
- 第一項 官職唐名について
- 第二項 平安朝漢詩文に於ける官職唐名の概要
- 第三項 平家物語に於ける官職唐名の用法について
- 第四項 平家物語に於ける語彙表現の〈類聚〉と〈価値化〉
- 第七節 平家物語の漢語受容と表白・願文
- 第三章 「おぎろ(賾)」考―表白を介して受容された、軍記物の〈古語〉―
- 第一節 問題の所在
- 第二節 室町時代に於ける「おぎろ」の意味用法
- 第三節 奈良平安時代に於ける「おぎろ」の意味用法
- 第四節 鎌倉時代の文献に見える「おぎろ」
- 第五節 「おぎろ」の生息域―表白から『太平記』へ―
- 付論
- 第一章 《滑稽な人》を表す「ひょーひゃく」成立の史的背景―表白文体史との関わり―
- 第一節 方言性向語彙の中の仏教関係語
- 第二節 方言性向語「ひょーひゃく」の意味と分布
- 第三節 平安鎌倉時代に於ける「表白」を読む風景
- 第四節 「表白」の読み
- 第五節 《滑稽な人》を表す「ひょーひゃく」の語史
- 第六節 表白文体史の流れ
- 第七節 性向語「ひょーひゃく」成立の史的背景
- 第二章 「納(衲)」字の合音用法―表白・願文の音注から―
- 第一節 法華経音義の「両音字」
- 第二節 「納(衲)」字の字音
- 第三節 平安鎌倉時代に於ける「納(衲)」字の合音形 #
鎌倉時代までは「衲」字とその字義(=補〈つくろう、ぬう〉・衣〈ころも〉)に適う「納」字は、いずれも合音形ノフ(ウ)であって、これに外れる例を見出せない(p.1122)。- 第四節 室町江戸時代に於ける「納(衲)」字の開音形
- 第五節 法華経読誦音史のなかで
- 結論
- 第一節 本研究の帰結
- 第一項 論述の大要
- 第二項 各部の帰結
- 第二節 表白・願文研究の課題
- 第一項 資料的課題
- 第二項 方法論的課題―統合へのまなざし―
- 本書の内容と既発表論文との関係
- 索引
- 後記