シリーズ・日本語のしくみを探る6;研究社;(借覧);A5判;縦組;並製;vii+277頁;;ISBN4-327-38306-6;
構成を写しておく。
- 第一章 語用論の出発点
- Q1 語用論とは、いったいどんな分野ですか?
- ことばの理想と現実
- 語用論はパロールの言語学か
- ラングに収まらない規則やしくみがある
- 文字どおりの意味と伝えたい意味
- 文脈を考える点がポイント
- Q2 語用論はどのように誕生したのですか?
- 語用論の始まり
- 記号論から語用論が誕生したわけ
- 記号論と語用論の関係
- メッセージとは何か
- 白か黒かに分けられないメッセージ
- Q3 文は必ず真か偽か決められますか?
- 論理のことばと日常のことば
- オースティンの言語行為論
- 発話が秘めている力
- 発話内行為の種類
- 発話の条件と目的
- 章末問題
- 第二章 語用論の展開
- Q4 会話になにか規則はあるのですか?
- 量の格率
- 質の格率
- 関連性の格率
- 方法の格率
- Q5 「会話の推意」って何ですか?
- 「含む」とはどういうことか
- 含意とは?
- 推意とは?
- 前提とは?
- 二つの前提
- Q6 グライスの考えはどう継承されましたか?
- グライス派か反グライス派か
- 関連性理論の基本的な考え方
- 「関連性」とは?
- 推意の精密化と表意
- Q7 ことばに人間関係が反映することはどう捉えますか?
- 「社会制度的」とは?
- ことばの社会化
- 社会的要因を取り入れる難しさ
- 社会制度的語用論の先にあるもの
- ポライトネスという考え方
- Q8 語用論は会話のやりとりしか分析しないのですか?
- 会話の分析だけではない
- 文字言語と音声言語
- 語用論における非言語情報
- 語用論で扱う心
- 語用からラングへの侵入
- 文法と語用の境目
- 章末問題
- 第三章 日本語への応用
- Q9 日本語の指示詞は、距離と領域で使い分けるのですか?
- 指示とは何か
- 直示の用法―距離と領域―
- 距離だけでは決まらない直示
- 領域説も接近容易性の反映か
- 二つの原理を統合するには
- Q10 日本語の指示詞の照応用法はどのようなものですか?
- 《照応》とは?
- 先行詞との同一性
- 照応は直示とどう異なるか
- 長期記憶のア系
- 直示と照応と想起を貫く原理
- 指示詞のまとめ
- Q11 「この交差点、右折できたかな」は、過去じゃないのになぜタ形なんですか?
- 長期記憶を参照するタ形
- 長期記憶参照をマークする理由
- 語用論的な機能の変化 #いはゆるバイト敬語の「よろしかったですか」
- 記憶と活性化
- 旧情報と活性化情報
- Q12 伝達上の目印はどのようなものですか?
- 目印が必要なわけ
- タグと談話標識
- 怪しい談話標識
- 談話標識を捉え直す
- 接続詞は接続するのか―「だから」と「しかし」の場合―
- Q13 文末に使う「よ」は強調、「ね」は確認の意味ですか?
- 「ね」の用法
- 「よ」の用法
- 「ね」と「よ」の談話上の機能
- 「よ」か「ね」を使わなければならない場合
- 章末問題
- 第四章 語用論の可能性
- Q14 語用論によって何がわかるのですか?
- メッセージを分析する
- 広告メッセージの分析
- 語用論の使いみち
- 語用論の連携と可能性
- 章末問題
- さらに勉強したい人のための参考文献
- 索引
講座社会言語科学 第5巻;ひつじ書房;3,200円(借覧);A5判;横組;上製;vi+2+256頁;;ISBN4-89476-249-8;
これも目次を写しておく。
- 「ことば」が結ぶ社会と行動―まえがきにかえて
- 第1部 ことばとイデオロギー
- 言語イデオロギーとディスコース研究―インタビューにおける二つの言語をめぐって / 松木啓子(まつき・けーこ)
- 言語におけるジェンダー・イデオロギー / 阿部圭子(あべ・けーこ)
- 社会と指標の言語―構造論,方言論,イデオロギー論と統一場としての史的社会語用論 / 小山亘(こやま・わたる) #
Searle系の「発話行為」理論やGrice系の関連性理論など,英米地域で人気がある理論が扱う対象が「語用」であるとするが如き全く転倒した理解、謬見、教条化、党派的に標榜された言説の綱領、20世紀Oxbridgeの肘掛け椅子で思考した上層中流階級の言語哲学者達の内省的言語理論において,普遍的であると誤認(pp.40-42)とかちよつとすごいな。- 第2部 ことばと権力
- ことばとパワー―クリティカル・ディスコース分析を中心に / 佐藤彰(さとー・あきら)
- パワーと言語変異―女性管理職のパワー方略を中心に / 高野照司(たかの・しょーじ)
- 第3部 ことばと公共福祉
- 供述の背後にある体験への接近―談話から行為へ / 森直久(もり・なおひさ)
- 言語病理学における談話分析の応用と将来 / 渡辺義和(わたなべ・よしかず)
- 患者中心の医療への転換―医療サービスにおける患者向け文書の分析 / 佐伯晴子(さえき・はるこ)・野呂幾久子(のろ・いくこ)
- 第4部 ことばと進化
- ことばの進化 / 正高信男(まさたか・のぶお)
- 生物言語学が証すLANGUAGE―ピジンからクリオールへの飛翔 / 増田博邦(ますだ・ひろくに)
- 第5部 ことばとインタラクション
- 語句の配置と行為の連鎖:プラクティスとしての文法 / 西阪仰(にしざか・あおぐ)
- コミュニケーション行動における規範と共有 / 片桐恭弘(かたぎり・やすひろ)
- 第6部 ことばと活動空間
- 活動空間の言語的描写と探索について / 片岡邦好(かたおか・くによし)
- 発話と身振りの協調に見られる談話における時空的隣接/連続性 / 古山宣洋(ふるやま・のぶひろ)
- 執筆者紹介
ブルーバックス B-1504;講談社;900円(借覧);新書判;縦組;並製;246頁;;ISBN4-06-257504-3;
新潮文庫[や-7-19];新潮社;360円(100円);文庫判;縦組;並製;309頁;;ISBN4-10-111119-7;
;青土社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;277頁;;ISBN4-7917-6066-2;
孤高の社会学日記:現在読書中で見て興味をもつたのだけれど、クソがケガレである「近代空間」とは異なる神話の「差異空間」の「記述」といふのが一体どんな成果をあげえてゐるのかよく分らなかつた。糞と神婚。刀自考。
;平凡社;1,700円(借覧);四六判;縦組;上製;335頁;;ISBN4-582-83285-7;
;白水社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;340+6頁;;ISBN4-560-02778-1;
ブルーバックス B-1515;講談社;800円(借覧);新書判;横組;並製;180頁;;ISBN4-06-257515-9;
来ているわ! お父様、来ているわ!
けふの買物。
;新潮社;1,900円(借覧);四六判;縦組;上製;284頁;;ISBN4-10-390909-9;
;筑摩書房;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;398頁;;ISBN4-480-88520-X;
角川文庫14316[な 30-13];角川書店;514円(1割引);文庫判;縦組;並製;257頁;;ISBN4-04-198613-3;
;講談社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;212頁;;ISBN4-06-210260-9;
信山社叢書;信山社;(借覧);四六判;縦組;上製;viii+292+x頁;;ISBN4-7972-5108-5;
古代ギリシャ社会が同性愛に極めて寛容であったとする俗説が少なくとも当時のアテナイについて誤りであることは、ケルゼンが詳細にしめしたところで
ある由(p.30)。
岩波文庫[青 N109-1];岩波書店;760円(借覧);文庫判;縦組;並製;351頁;;ISBN4-00-381091-0;
;笠間書院;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;4+289+5頁;;ISBN4-305-70278-9;
;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;3+247頁;;ISBN4-7576-0335-X;
目次を写しておく(#以下はわたくしのメモ)。
- 特集――古代語
- ツクエ(机)の語源と歴史的仮名遣い / 山口佳紀(やまぐち・よしのり) #小川本願経四分律平安初期点がヤ行のエにするのを非混同の例として語構成を突き枝などと考へると机の脚をさすことになつてしまふ。ツキ(机)+ウヱ(据)→ツクヱと見るべきではないか。
- 古代時間語彙の分類 / 吉野政治(よしの・まさはる) #過去か未来かにかかはらず現在からのへだたりでさだまる時間表現(「観察の時間」)があつたかも(例、コヨヒ)。
- 日本書紀の「訛」注記について / 佐野宏(さの・ひろし)
- 歌語「たまゆら」の光と影―幻となりし万葉語への愛惜― / 山内洋一郎(やまうち・よーいちろー) #玉響の誤訓ではなく、
和語の、和語の世界に醸成された「たまゆら」という語が「玉響」のよみへ進出したのではないだろうか(p.63)。- 平安時代に於ける「しきり(頻)」の意味用法について―その文体的意義特徴、漢文訓読を要因とするニ型情態副詞の形容動詞化の問題など― / 山本真吾(やまもと・しんご) #「しばしば」と対になる漢文訓読特有語ではないかも。
- 平安鎌倉時代和文における「心いられ」の様相 / 土井裕美子(どい・ゆみこ)
- 名詞被覆形・露出形の型の通時的相違 / 蜂矢真弓(はちや・まゆみ)
- 「暴風」から「疾風」へ―表記と語義の相関性― / 郡千寿子(こーり・ちずこ) #ハヤチ→ハヤテ
- イカメイの意味―イカメシイ・イカイとの関わり― / 山本佐和子(やまもと・さわこ)
- 重複形容詞の周辺 / 蜂矢真郷(はちや・まさと)
- 「~ニクシ/ニクイ」の意味・用法の時代的変化―室町期以降を中心に― / 近藤明(こんどー・あきら)
- 慶長十五年版倭玉篇と古活字版との関係に就いて / 鈴木功眞(すずき・のりまさ)
- 『英語節用集』をめぐって―周辺主要辞書との所収部別対照調査報告― / 坂本浩一(さかもと・こーいち)
- 語彙索引
- 人名・書名・事項索引
中公新書1843;中央公論新社;780円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+5+271頁;;ISBN4-12-101843-5;
;晶文社;(借覧);四六判;縦組;並製;251頁;;;
;東洋経済新報社;(借覧);四六判;縦組;上製;x+232頁;;ISBN4-492-22251-0;[座談会参加者]たちばなき・としあき(橘木俊詔)/かりや・たけひこ(苅谷剛彦)/さいとー・たかお(斎藤貴男)/さとー・としき(佐藤俊樹)
中公新書1835;中央公論新社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;2+4+196頁;;ISBN4-12-101835-4;
文春文庫[こ-6-2];文藝春秋;388円(100円);文庫判;縦組;並製;298頁;;ISBN4-16-725602-9;
漢字字体規範データベースで検索してみると、点のある者の字は1例も見当たらない
。おそらくは、説文解字が从白
としたのによつて点をつけた字典体を手書きする(「者」には必ず点が打ってあった
)といふ近代文字教育による一元化は、字体の正俗の向きは逆であるにせよ、活字体と手書きとの統一といふ点において、「当用漢字の新字体」を準備したものといへるのではないか。
;NTT出版;2,400円(割引);A5判;縦組;並製;ix+309頁;;ISBN4-7571-4129-7;
岩波新書(新赤版)別冊9;岩波書店;900円(借覧);新書判;縦組;並製;vii+386+172頁;;ISBN4-00-4329009-5;
岩波新書(新赤版)1007;岩波書店;820円(借覧);新書判;縦組;並製;ix+257+33頁;;ISBN4-00-431007-5;
岩波新書(新赤版)1003;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;iv+242+6頁;;ISBN4-00-431003-2;
岩波新書(新赤版)1009;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;2+vi+215頁;;ISBN4-00-431009-1;
常体と敬体くらゐ統一すれば、とか思ふ。以下、ちよつとメモ:
「世間」とは、柳田国男らの民俗学があきらかにしているように、元来、共同体の外部を指す語であった。(「世間噺」「世間通」とは、ムラ共同体の外部世界の話であり、外部の事情に通じたものである。)(p.21)
それはアメリカが冷戦を軍事力で勝ったのではないからです。/アメリカと西ヨーロッパは、その情報と消費の水準と、なによりも「自由な社会」であることの魅力性において、冷戦の相手を圧倒したのです。(p.135)
神戸女学院大学総文叢書2;冬弓舎;1,300円(借覧);四六判変型;縦組;並製;253頁;;ISBN4-925220-12-8;[執筆者]いー・けん(飯謙)/いーだ・ゆーこ(飯田祐子)/いわた・やすお(岩田泰夫)/うちだ・たつる(内田樹)/かわむら・あきお(川村暁雄)/くらなか・さやか(藏中さやか)/さとー・まなぶ(佐藤学)/たかはし・ともこ(高橋友子)/たなか・しんいち(田中真一)/なばえ・かずひで(難波江和英)/にしたに・ひろふみ(西谷博文)/ふるしょー・たかし(古庄高)
;平凡社;(借覧);全書判;縦組;並製;255+xx+121頁;;ISBN4-582-83714-X;[執筆者]とみおか・たえこ(富岡多惠子)/みやた・のぼる(宮田登)/いとー・れー(伊藤礼)/つしま・ゆーこ(津島佑子)/むろ・けんじ(室謙二)/はらだ・けんゆー(原田憲雄)/おーだいら・けーいち(大平桂一)/たちはら・とーや(立原透耶)/さいとー・まれし(齋藤希史)/なんじょー・たけのり(南條竹則)/はら・しょーじ(原章二)/ながさき・のぶこ(長崎暢子)/やました・ともふみ(山下朋史)/まつやま・いわお(松山巖)/わかしま・ただし(若島正)/ロバート・キャンベル(Robert Campbell)/うえだ・のぶみち(上田信道)/さまた・ひでき(佐復秀樹)/やまむら・ともき(山村基毅)/やすだ・としあき(安田敏朗)/つかもと・まなぶ(塚本学)/ちもと・ひでし(千本英史)/たかやなぎ・としお(高柳俊男)/よこい・きよし(横井清)/おーむろ・みきお(大室幹雄)/くらもと・しろー(倉本四郎)/よします・ごーぞー(吉増剛造)/すのうち・けーじ(簾内敬司)/わかお・まさき(若尾政希)/おーつき・たかひろ(大月隆寛)/ますや・ともこ(枡屋友子)/さとー・まさよし(佐藤雅美)/ながい・あきら(永井明)/いまむら・よしお(今村与志雄)/やじま・ひこいち(家島彦一)/ほそかわ・りょーいち(細川涼一)/たなか・としお(田中敏雄)/きたじま・まんじ(北島万次)/やまもと・しんこー(山本眞功)/りん・しゅくみ(林淑美)/はしもと・たいげん(橋本泰元)/ながさか・しげゆき(長坂成行)/ながほり・ゆーぞー(長堀祐造)
研究叢書344;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;vi+273頁;;ISBN4-7576-0349-5;
新潮文庫[こ-10-28];新潮社;505円(-);文庫判;縦組;並製;354頁;;ISBN4-10-115828-2;
ことばのために;岩波書店;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;viii+244頁;;ISBN4-00-027104-0;
ミネルヴァ日本評伝選[034];ミネルヴァ書房;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;2+xvi+334+10頁;;ISBN4-623-04507-9;
歴史文化ライブラリー211;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;199頁;;ISBN4-642-05611-4;
マーガレットコミックス;集英社;390円(1割引);新書判;;並製;179頁;;ISBN4-08-846074-X;
なんか10分くらゐで読み終つてしまつた。こなひだダンドリ。をすこし見て、榮倉奈々つてこんな背がたかかつたんだなあ、と意外に思つて、これならラブ★コンの映画版もいけるかも、と思つたのだけれど、よくよく思ひかへすとキャストは藤澤恵麻で、ティーンファッション誌出身といふので頭のなかですげえ適当に一緒くたにしてたのだつた。だめだ。
日本語研究叢書 第2期第3巻;ひつじ書房;5,000円(借覧);A5判;縦組;並製;xiv+327頁;;ISBN4-89476-265-X;
博士の語結論
(p.146)は、御結論の誤変換? その他気づいたあやまりに、柳田征治(二〇〇一))
(p.308、征治
は、p.327にも)、安部晴哉
(p.323)。以下、構成を写しておく。追記。『日本語存在表現の歴史』正誤表のあるのに気づいた。
- 導入
- 第1部 「いる」と「ある」
- 第1章 存在表現の構造と意味
- 1・1 導入および先行研究
- 1・1・1 三上(一九五三)
- 1・1・2 三浦(一九五六、一九七六)
- 1・1・3 久野(一九七三)、柴谷(一九七八)
- 1・1・4 金水(一九八二)
- 1・1・5 寺村(一九八二)
- 1・1・6 西山(一九九四)
- 1・2 存在文の意味的分類―空間的存在文と限量的存在文
- 1・3 場所名詞句と動詞の分類
- 1・4 空間的存在文
- 1・4・1 所在文
- 1・4・2 生死分、実在文
- 1・4・3 眼前描写文
- 1・5 限量的存在文
- 1・5・1 部分集合文
- 1・5・2 初出導入文
- 1・5・3 擬似限量的存在文
- 1・6 存在文の統語論
- 1・7 肯定文と否定文の非対称性
- 1・8 所有文
- 1・9 リスト存在文
- 1・10 連体修飾部について
- 1・11 その他の特徴
- 1・12 まとめ
- 第2章 古代語の「ゐる」と「あり」
- 2・1 上代~中世の有生物主語の存在表現
- 2・1・1 上代~中世の「あり」
- 2・1・2 敬語の存在動詞
- 2・2 上代~鎌倉時代の「ゐる」
- 2・3 まとめ
- 第3章 存在動詞「いる」の成立
- 3・1 「ゐたり」から「いる」へ
- 3・1・1 二つの「いた」
- 3・1・2 「たり」から「た」へ
- 3・1・3 「いた」から「いる」へ
- 3・2 「天草版平家物語」の分析
- 3・3 まとめ
- 第4章 近世上方語・現代京阪方言の「いる」と「ある」
- 4・1 はじめに
- 4・2 近松・世話浄瑠璃
- 4・3 近世後期上方洒落本
- 4・4 「古今集遠鏡」・「古今和歌集鄙言」
- 4・5 明治・大正SP落語資料
- 4・6 現代京阪談話資料
- 4・7 近世・近代の上方・京阪方言における「いる」「ある」の推移
- 第5章 近世江戸語・現代東京語・共通語の「いる」と「ある」
- 5・1 はじめに
- 5・2 「浮世風呂」
- 5・3 「三四郎」
- 5・4 「阿修羅のごとく」
- 5・5 近代小説における時系列的推移
- 5・5・1 鈴木(一九九八)
- 5・5・2 方法
- 5・5・3 分析
- 5・6 まとめ
- 第6章 「いる」「ある」の歴史的変化の方向性と推進力
- 6・1 歴史的変化の方向性
- 6・2 歴史的変化の推進力
- 第7章 敬語の意味変化と「ござる」
- 7・1 はじめに
- 7・2 丁寧表現とその起源
- 7・3 「天草版平家物語」における「ござる」の分析
- 7・3・1 存在表現
- 7・3・2 動詞+てござる
- 7・3・3 {で・に・にて}ござる
- 7・3・4 形容詞連用形+ござる
- 7・3・5 指示副詞等+ござる、その他
- 7・4 「ござる」の意味変化と文法化
- 7・4・1 丁寧表現の「ござる」の発生
- 7・4・2 「ござる」の文法化と敬語的意味
- 7・4・3 尊敬「ござる」の衰退
- 7・5 まとめ
- 第2部 「いる」と「おる」
- 第8章 上代・平安時代の「ゐる」と「をり」―状態化形式の推移
- 8・1 はじめに
- 8・2 状態性・状態化について
- 8・3 「ゐる」「をり」のアスペクト的意味
- 8・4 阪倉(一九七七a)
- 8・5 「をり」の語源
- 8・6 平安時代
- 8・7 上代から平安時代へ
- 8・8 和歌および漢文訓読文における状況
- 8・9 まとめ
- 第9章 平安時代の「をり」再考―卑語性の検討を中心に
- 9・1 はじめに
- 9・2 先行研究の整理
- 9・2・1 上代
- 9・2・2 中古以降
- 9・3 平安時代の「をり」再検討
- 9・3・1 平安第一期と平安第二期
- 9・3・2 「枕草子」の用例
- 9・3・3 「源氏物語」の用例
- 9・3・4 「をり」と身分意識
- 9・3・5 「をり」と動詞のアスペクト化
- 9・3・6 位相差について
- 9・4 「をり」の卑語化の原因
- 9・5 まとめ
- 第10章 鎌倉時代の「をり」と文体(附 室町時代・抄物)
- 10・1 はじめに
- 10・2 院政・鎌倉期の「をり」
- 10・3 来田(一九九七、二〇〇一)の分析
- 10・4 文体と「をり」
- 10・5 附節 室町時代・抄物
- 10・6 まとめ
- 第11章 室町時代末~現代 上方・京阪方言の「おる」
- 11・1 はじめに
- 11・2 狂言古本
- 11・3 近松・世話浄瑠璃
- 11・4 江戸時代後期上方語~現代京阪方言
- 11・4・1 「おる」「‐ておる」「‐とーる」
- 11・4・2 「おります」「‐ております」その他
- 11・4・3 尊敬表現
- 11・4・4 「動詞連用形+おる」「動詞連用形+よる」
- 11・5 社会言語学的調査より
- 11・6 まとめ
- 第12章 全国共通語「おる」の機能とその起源
- 12・1 はじめに
- 12・2 共通語における「おる」
- 12・3 方言と役割語について
- 12・4 江戸語の形成と「おる」
- 12・4・1 武家語
- 12・4・2 洋学資料
- 12・4・3 町人語
- 12・5 明治時代語の発展と「おる」
- 12・5・1 文語文体と「おる」
- 12・5・2 書生語
- 12・6 「おられる」
- 12・7 まとめ
- 第13章 存在動詞の地理的分布
- 13・1 はじめに
- 13・2 中央における存在表現の歴史
- 13・2・1 「ゐる」「をり」前史
- 13・2・2 存在動詞「いる」の発達
- 13・2・3 「おる」の変容
- 13・3 東西方言の対立
- 13・4 動揺の様相
- 13・4・1 奥羽方言の「いた」その他
- 13・4・2 大阪方言
- 13・4・3 和歌山方言
- 13・5 まとめ
- 第14章 存在型アスペクト形式の歴史概観
- 14・1 はじめに
- 14・2 平安時代まで
- 14・3 院政期~中世~近世初期・上方
- 14・4 近世中期以降・上方語
- 14・4・1 口頭語資料
- 14・4・2 「あゆひ抄」
- 14・5 近代京阪方言
- 14・6 江戸語
- 14・7 存在型アスペクト形式の発達と地域差
- 結語
- 主要資料一覧
- 参考文献
- あとがき
- 索引
岩波新書(新赤版)1017;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+228+2頁;;ISBN4-00-431017-2;
;紀伊國屋書店;(借覧);四六判;縦組;並製;255頁;;ISBN4-314-00980-2;
教育がダメになつてゐるといふのはほんとうか。よい理念の教育をすれば、その荒廃がただされるといふ教育万能主義はをかしくないか。そして、その理念はほんとに「よい」のか。顕在的/潜在的機能。見えない教育方法。
ちくま新書557;筑摩書房;700円(借覧);新書判;縦組;並製;220頁;;ISBN4-480-06262-9;
人生論。
;みすず書房;5,800円(借覧);A5判;縦組;上製;vii+385頁;;ISBN4-622-07202-5;
谷沢永一から、堀米庸三が仮に不勉強だとして、堀米が当該論文で述べようとした論旨そのものがそのためいかにオカシクなっているかを内面的に剔抉して見せぬかぎり、匿名批評は読書人の良識に相渉るをえぬ、学界ボスへの嫉視の発作にとどまるだろう
、といふ金言をひきだした、世語臆断の書き手が藤田省三であつたことを知る。第4回の「反証――無記名批評とは」といふのは応接なのかな。そのうち著作集8をのぞいてみよう(p.326)。
シリーズ 現代思想ガイドブック;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;304頁;;ISBN4-7917-6221-5;[原著]Bill Ashcroft & Pal Ahluwalia, Edward Said (London: Routledge, 2001)
;世界書院;8,000円(借覧);A5判;横組;上製;522頁;;;
;文藝春秋;1,524円(借覧);四六判;縦組;並製;307頁;;ISBN4-16-367700-3;
新潮文庫[こ-10-25];新潮社;466円(100円);文庫判;縦組;並製;291頁;;ISBN4-10-115825-8;
ちよつとこれは。
;ナカニシヤ出版;(借覧);A5判;横組;上製;x+302頁;;ISBN4-88848-939-4;[執筆者]阿部潔/宇城輝人/内海博文/大村英昭/小笠原博毅/奥野卓司/川森博司/岸政彦/工藤宏司/小松丈晃/渋谷知美/清水学/杉本学/竹中均/田中耕一/中川輝彦/中野昌宏/名部圭一/難波功士/野中亮/野村明宏/長谷正人/浜田宏/福間良明/松田恵示/南田勝也/宮原浩二郎/森真一/薬師院仁志/山泰幸/山上浩嗣/油井清光
;平凡社;(借覧);A5判;縦1,2段組;並製;345頁;;ISBN4-582-47229-X;[執筆者]あさくら・むつこ(浅倉むつ子)/いけうち・やすこ(池内靖子)/イダヒロユキ/えはら・ゆみこ(江原由美子)/おかの・やよ(岡野八代)/きたはら・めぐみ(北原恵)/きむうぢゃ(金友子)/きもと・きみこ(木本喜美子)/こえどー・しずこ(越堂静子)/なかがわ・しげみ(中川成美)/にし・まさひこ(西成彦)/ひめおか・としこ(姫岡とし子)/ふるた・むつみ(古田睦美)/ますだ・さちこ(増田幸子)/みずしま・のぞみ(水島希)/やんべ・ゆーへー(山家悠平)/りん・しゅくみ(林淑美)
;世界思想社;(借覧);四六判;縦1,2段組;並製;289頁;;ISBN4-7907-1130-7;[執筆者]わたなべ・じゅん(渡辺潤)/いとー・はるき(伊藤明己)/たじま・ともゆき(田島知之)/すぎうら・いくこ(杉浦郁子)/いーじま・けんじ(飯島賢志)/いしだ・ひとし(石田仁)/きもと・れーいち(木本玲一)/たむら・きみひと(田村公人)/たなか・けんのすけ(田中研之輔)/よしだ・いたる(吉田達)/ふじー・せーこ(藤井聖子)/みやいり・きょーへー(宮入恭平)/さとー・うみ(佐藤生実)/かとー・ひろやす(加藤裕康)
;イプシロン出版企画;1,800円(借覧);四六判;縦組;並製;238頁;;ISBN4-903145-09-3;
コーラス クイーンズコミックス;集英社;400円;新書判;;並製;175頁;;ISBN4-08-865352-1;
;河出書房新社;2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;8+221頁;;ISBN4-309-24374-6;
金田一京助随筆選集2;三省堂;420円(借覧);新書判;上製;縦2段組;4+275頁;;;
目次を写しておく。
- 安之助 #山辺安之助
- ペンを休めて #コポアヌ婆さん
- 故知里幸恵さんの追憶
- 知里幸恵さんのこと
- 秋草の花
- 葉がくれの花―マツさんとナミさん― #金成マツ知里ナミ姉妹
- 知里君をしのぶ―人とその学績― #知里真志保
- 知里夫妻 #知里高吉、知里ナミ
- あいぬの話 #山辺安之助、中里徳太郎、尾山富治、違星竹次郎
- 歌集「若き同族(ウタリ)に」 #バチェラー・八重子
- 室蘭王 #栗林五朔
- おれらのおやじ #佐藤昌介
- 私のアイヌ語学の産婆 #金田一勝定
- 現代国語学の産みの親―文化勲章内定の新村出先生―
- 橋本進吉博士の公明と友誼
- 国語学の二名著 #橋本進吉『吉利支丹教義の研究』、新村出『東方語史叢考』
- 新村出博士編『広辞苑』
- 折口さんの人と学問 #折口信夫
- 折口さんと私
- 佐々木喜善さんのことども
- 遠野物語
- 亀田吟風翁素描 #亀田次郎
- 保科孝一先生をいたむ
- 有坂秀世博士の思い出
- 努力型の武田祐吉氏
- あゝ石川岩吉先生
- 嗚呼柳田国男先生
- 田子さんと私 #田子一民
- 伊藤圭一郎さんをいたむ
- 竹馬の友
- 盛岡中学の同窓
- 中学の同窓
- 幸楽会の記
- 中条百合子さんの片影
- 中西悟堂さん
- 腕白者ぞろいの海城
- 啄木と賢治
- 啄木の思い出話
- 啄木夫人節子さんの貞節―生きながらの犠牲の生涯―
- 啄木とその母
- 『定本石川啄木』の正誤―啄木の「死んだら守る……」ということばの意味―
- 石川啄木歌稿『暇ナ時』
- 友人としてみた人間啄木
- 啄木死んで五十年
- 啄木の悪徳
- 啄木の美点
- 匹婦の言 #「キセ」
- 二代目社長さん #亀井寅雄
- あとがき
中公新書83;中央公論社;320円(100円);新書判;縦組;並製;4+177頁;;;
岩波新書(新赤版)1004;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;vii+224頁;;ISBN4-00-431004-0;
KCデラックス-2166;講談社;419円(1割引);新書判;;並製;168頁;;ISBN4-06-372166-3;
;青土社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;196頁;;ISBN4-7917-6163-4;
中公新書1812;中央公論新社;800円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+5+284頁;;ISBN4-12-101812-5;
文春新書507;文藝春秋;760円(借覧);新書判;縦組;並製;249頁;;ISBN4-16-660507-0;
;みすず書房;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;163+4頁;;ISBN4-622-03658-4;[執筆者]丸山眞男//ロバート・N・ベラー(Robert N. Bellah)/テツオ・ナジタ(Tetsuo Najita)/J・J・オリガス(Jean Jacques Origas)/區建英(Ou Jian-ying)/バーナード・クリック(Bernard Crick)/ドロシー・ストーリー(Dorothie Storry)/ロナルド・ドーア(Ronald Dore)/ヴォルフガング・ザイフェルト(Wolfgang Seifert)/カーメン・ブラッカー(Carmen Blacker)/ヴォルフガング・シャモニ(Wolfgang Schamoni)/ジャック・ジョリ(Jacques Joly)/マリウス・B・ジャンセン(Marius B. Jansen)/キャロル・グラック(Carol Gluck)/ベンジャミン・シュウォーツ(Benjamin I. Schwarts)/スザンヌ・H・ヴォーゲル(Suzanne Hall Vogel)/ありま・たつお(有馬龍夫)/いえなが・さぶろー(家永三郎)/いしだ・たけし(石田雄)/いりえ・あきら(入江昭)/おび・としと(小尾俊人)/ささき・たけし(佐々木武)/はぎわら・のぶとし(萩原延壽)/みたに・たいちろー(三谷太一郎)/たかぎ・ひろよし(高木博義)/みくも・まり(三雲マリ)//川口重雄、[訳者]鈴木俊彦/杉浦茂樹/守田省吾/岡田好恵/沢田博/樋口真理
飯田泰三の「「丸山諭吉」をめぐるいくつかの光景」が、ナチスもやらなかつた暴挙ダビッチ云云にまつはる誤解をとくものとして、佐々木武「あの日、あの時のこと――記憶のなかの一九六八年十二月二十三日」をあげてゐたので借りてみることに。
そのうち全共闘の学生がおきまりの隊列を組んで玄関に「突入」してきた。玄関前に集まった人々は抵抗することもなくほぼ真中でわれて左右に排除されるかっこうになり、僕は正門側に流された。その時すぐ右側で丸山先生が学生の集団と向き合って、「ファシストもやらなかったことを、やるのか」と怒りをぶっつけられる声が聞こえた。決して罵声ではなかった。学生と対等で議論される時の熱っぽさと「書生」のままの先生の声の調子は変わらなかった。別に小ぜりあいがあったわけではない。(中略)「法研封鎖」が終わって夕方近く、法研前を通りかかったら、「封鎖」された法研の一〇九号室の窓ガラスに丸山先生の「発言」が落書きされていた。反応の早さに少々驚いたけれど気に止めるほどのことではなかった。
;河出書房新社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;205頁;;ISBN4-309-26865-X;
;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;2+248頁;;ISBN4-7576-0371-1;
目次を写しておく。
- 西本願寺本三十六人集の仮名表記の異例―「四つ仮名」「開合」などを中心に― / 遠藤邦基(えんどー・くにもと)
- 文字の連なり、ことばの連なり / 奥村悦三(おくむら・えつぞー) # 続紀宣命、負図亀一頭、王
- 定家の表記再考 / 矢田勉(やだ・つとむ)
- 世阿弥自筆能本におけるマ・バ行音の表記―表記の表音性をめぐって― / 長谷川千秋(はせがわ・ちあき)
- 『古言梯』の仮名字体―訓仮名出自字体の忌避をめぐって― / 内田宗一(うちだ・そーいち)
- 近世女子用往来における仮名字体 / 永井悦子(ながい・えつこ)
- 医家・田代三喜の造字―付、京都大学富士川文庫本『百一味作字』影印― / 佐藤貴裕(さとー・たかひろ)
- 同語異表記をめぐって / 今野真二(こんの・しんじ) # 鴎外
- 近代における外来語片仮名文字列の特質変化―『太陽』及び『太陽』前誌群を資料として― / 深澤愛(ふかざわ・あい)
- 台湾における外国地名の表記について―日治時期の『臺灣民報』を中心に― / 王敏東(おうびんとう)/何家德(かかとく)/洪子傑(こうしけつ)/連雅琪(れんやち)/盧慧萍(ろけいへい)
- 促音・撥音の現代ローマ字表記 / 蜂矢真郷(はちや・まさと)
- 書名索引
- 人名索引
- 用語索引
- 語彙索引
- 仮名索引
表記研究会発表といふものがおほいなあ。なかでもやはり矢田論文にはうなる。をとこもすといふ日記といふものををんなもして心みんとてするなり、が意図的な改訂といふより、誤読・誤写
かもしれないといふ指摘とか(しかし、なぜわざわざ青谿書屋本(≒為家本≒貫之自筆本)とはちがふ仮名の古形
(p.61)を経由しなくてはいけないのか、とか思ふな。古典再入門になにかしら応接はあるだらうか)。べきものだった
(p.70)といふのも含みがおほい。悪筆之一得。とりあへず、矢田勉「仮名書記史研究の方法論について」(『文化學年報』24、2005.2)もよまう。
岩波現代文庫[学術139];岩波書店;1,300円(借覧);文庫判;縦組;並製;vi+374頁;;ISBN4-00-600139-8;
講談社選書メチエ359;講談社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;249頁;;ISBN4-06-258359-3;[執筆者]よしえ・あきお(義江彰夫)/みたに・ひろし(三谷博)/じんの・たかし(甚野尚志)/おりも・かつや(折茂克哉)/ひらかわ・みなみ(平川南)/みうら・あつし(三浦篤)/いまはし・えーこ(今橋映子)/いさか・りほ(井坂理穂)/たきた・よしこ(瀧田佳子)/いとー・あびと(伊藤亜人)
従来、貫頭衣は幅の広い布の真中に穴を開けて着るものと考えられてきた。しかし服装史研究家髙田倭男氏は、考古学発掘で出てきた当時の機が三〇センチほどしかないことに注目されて、貫頭衣は二枚の布を縫い合わせ、中央に穴を開けて着たものととらえた
(p.12)。稲の品種木簡のことなど面白くよんだ。
中公新書1824;中央公論新社;780円(借覧);新書判;縦組;並製;xiv+4+232頁;;ISBN4-12-101824-9;
;新潮社;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;173頁;;ISBN4-10-469502-5;
ミネルヴァ日本評伝選[033];ミネルヴァ書房;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;2+xvi+304+16頁;;ISBN4-623-04594-3;
双葉文庫[と 09-1];双葉社;457円(100円);文庫判;縦組;並製;242頁;;ISBN4-575-71109-8;
昭和最後のCMと平成最初のCMについて書かれた「改源」の項をとくに面白く思つた。著者のビデオ道はこのハードディスクレコーダ時代にだうなつたかのかしら。
;武蔵野書院;35,922円(借覧);A5判;縦組;上製;24+1145頁;;ISBN4-8386-0138-7;
シラビーム言語からモーラ言語への転換説について知りたいな、と思つたので。この転換で清濁も前置鼻音の有無から有声か無声かのちがひへと変つたと聞いたやうにも思つたのだけれど、清濁についてはほとんど書いてない。しかし、すごい巨冊だ。以下に構成を写しておく。
- 序章 日本語音韻史の構想
- 第一章 母音の連続
- 第一節 ア・ヤ・ワ三行の歴史
- 一、問題の所在
- (一)定説のもつ二つの問題点
- (二)先学の説
- 二、ア・ヤ・ワ三行の混同とはどのような音韻変化であったか
- (一)混同の時期と経過
- (二)ア・ヤ・ワ三行の混同は子音(音節副音)の脱落現象である
- (三)悉曇資料の記述とキリシタン資料の表記とをどうとらえるか
- (四)〔e〕と〔i̯e〕、〔o〕と〔u̯o〕のそれぞれの相補分布
- 三、許容された母音連続と許容されなかった母音連続
- (一)許容された母音連続と許容されなかった母音連続
- (二)愛媛県松山方言の〔o〕と〔u̯o〕
- (三)『和名類聚抄』の「衣」と「江」
- 四、語中語尾のヤ・ワ行音
- (一)語中語尾におけるヤ・ワ行子音(音節副音)の脱落
- (二)付記―語中のu̯i―
- 五、語頭のヤ・ワ行音―語頭におけるヤ・ワ行子音(音節副音)の脱落進行―
- 六、語頭のヤ・ワ行音と語中語尾のヤ・ワ行音
- (一)語頭からの変化と語中語尾からの変化
- (二)ワ・ヤ・ユ・ヨ
- 七、i̯eとu̯e、あわせてハ・ワ行下二段活用動詞ヤ行化の問題
- (一)i̯eとu̯e
- (二)ハ・ワ行下二段活用動詞のヤ行化
- 1、語幹末母音がi・u・eであるハ・ワ行下二段活用動詞の場合
- 2、語幹末母音がa・oであるハ・ワ行下二段活用動詞の場合
- 3、ア行下二段活用動詞「得」の場合
- 4、上二段活用動詞の場合
- 八、平安時代初期から中世の間に起きたア・ヤ・ワ行の変化と、中世におけるその表記
- (一)平安時代初期から中世の間に起きたア・ヤ・ワ行の変化
- (二)音韻の上から見た中世のア・ヤ・ワ行音―中世の仮名表記と五十音図―
- (三)キリシタン資料などの表記
- 九、中世から現代の間に起きたア・ヤ・ワ行音の変化
- (一)中世から現代の間に起きたア・ヤ・ワ行音の変化は音声〔i̯e〕〔u̯o〕が衰退したということである
- (二)〔i̯e〕の衰退―二段活用動詞の一段化―
- (三)〔u̯o〕の衰退
- (四)近世・現代における仮名表記
- 一〇、結論
- 第二節 シラビーム言語期からモーラ言語期への転換
- 一、はじめに
- 二、シラビーム言語・モーラ言語
- 三、転換の原因と日本語音韻史の時代区分
- (一)上代における音節の構造
- 1、〈狭―広〉図
- 2、母音連続
- 3、撥音・促音
- 4、『万葉集』の漢語・梵語
- 5、字余りと和歌の詠唱
- 6、仮名の成立
- (二)シラビーム言語前期からシラビーム言語後期へ
- (三)シラビーム言語後期からモーラ言語期へ
- (四)シラビーム言語・モーラ言語から見た日本語音韻史の時代区分
- 四、シラビーム言語前期から後期への変化が日本語の音韻にもたらした影響
- (一)拗音の成立
- 1、拗音の成立
- 2、拗音の表記
- 3、いわゆる「割ル」iu
- (二)上昇調・下降調の消滅
- 五、シラビーム言語後期からモーラ言語への変化が日本語の音韻にもたらした影響―入声音・連声・鼻母音の衰退―
- 六、結論
- 第三節 古代語の長音と中世語・近代語の長音
- 一、問題の所在
- 二、古代語(シラビーム言語前期)の長音
- (一)先学が取り上げた長音表記例
- (二)長音表記の現われ方(一)――長音表記の見える語
- (三)長音表記の現われ方(二)――字音語の熟語の場合
- (四)長音表記の現われ方(三)――短音表記との共存
- 三、中世語(シラビーム言語後期)・近代語(モーラ言語期)の長音
- (一)長音または長音表記の現われ方(一)――和語の場合
- (二)長音または長音表記の現われ方(二)――字音語の場合
- (三)中世語・近代語の長音の性格
- 1、字音語の場合
- 2、和語の場合
- 3、沖縄方言・九州方言の長音
- 四、結論
- 第二章 音韻脱落・転成・同化の原理
- 第一節 問題の所在
- 第二節 複合によって語中に生じた母音連続における母音の脱落
- 一、山口説
- (一)山口説の大要
- (二)母音脱落の具体例
- (三)山口博士がとらえた事実を筆者の表現で整理する
- 二、広い母音の方が脱落することがあるのは、V1≧V2、V3≦V4の条件の場合ではなく、V1=V2、V3=V4の条件の場合である
- (一)広い母音の方が脱落することがあるのは、V1≧V2の条件の場合ではなく、V1=V2の条件の場合である
- (二)広い母音の方が脱落することがあるのは、V3≦V4の条件の場合ではなく、V3=V4の条件の場合である
- 1、マ行音が後続する場合のu
- 2、ワ行音が後続する場合のu
- 3、まとめ
- 三、マ行音・ワ行音が後続するuの脱落
- 四、CV2が助詞である場合の脱落
- (一)V2<V3、V3=V4の場合
- (二)V2>V3、V1=V2の場合
- (三)助詞が母音脱落を左右するその他のケース
- (四)その他のケース
- 五、字訓借用
- 六、「ナヲキテ」(汝を措きて)について
- 七、母音脱落の原理
- (一)母音脱落現象に認められる法則
- (二)母音脱落の原理
- 1、なぜ狭い方の母音が脱落するのか――基本法則について
- 2、広い方の母音の直前又は直後に同一母音が隣接する場合に、なぜその広い方の母音が脱落するのか――特定法則甲について
- (三)再び母音脱落現象に認められる法則
- (四)生理的レベルの法則と意識のレベルの法則
- (五)山口説の難点
- 第三節 複合によって語中に生じた母音連続の転成
- 一、山口説――転成が古く、脱落が新しい
- 二、母音転成の具体例
- 三、転成と脱落とは同じ時期に起きていた
- (一)「アク」説
- (二)転成が起きる母音連続と脱落が起きる母音連続
- (三)転成と脱落とは同じ時期に起きていた
- 四、母音のならびが同じであるケースに起きている脱落と転成
- 第四節 いわゆる母音交替
- 一、「母音交替」は解消すべきではないか
- 二、動詞活用の成立
- 第五節 上代におけるその他の語中母音・子音の脱落
- 一、山口説
- 二、いわゆる音節脱落の具体例
- 三、私案
- (一)山口説の㋩について
- (二)山口説の㋑について
- (三)山口説の、㋩に一致するという㋺について
- (四)山口説の㋥について
- (五)山口説の㋭と㋬とについて
- (六)山口説の、㋭と一致するという㋺について
- (七)まとめ
- 四、いわゆる母音の挿入
- 第六節 母音脱落と母音同化
- 一、母音脱落と母音同化
- 二、重音脱落と母音同化
- 第七節 字余り
- 一、語中母音・子音の脱落と字余り
- 二、字余りの法則について
- (一)第四則について
- (二)第三則について
- (三)第二則について
- (四)まとめ
- 三、母音又は子音脱落後の形
- 第八節 音便
- 一、四段活用動詞・ナ行変格活用動詞・ラ行変格活用動詞の音便―なぜ行によってイ音便・促音便・撥音便に分かれるのか―
- 二、ハ行動詞の促音便とウ音便
- 三、「四段活用動詞が音便を起こすのに対して、上二段活用動詞が音便を起こさない」のはなぜか
- 四、その他の音便ならびに問題となる例
- (一)ラ行音の促音便と撥音便
- (二)二種の撥音便
- (三)m撥音便から転じたウ音便
- 第九節 入声音
- 一、問題の所在
- 二、キリシタン資料の表記
- 三、入声音の中でなぜ舌内入声音tのみが中世末期まで生きのび、他の唇内入声音・喉内入声音は残らなかったのか。その舌内入声音が近世に入ってなぜ失われたのか。
- 四、音義・訓点資料の表記
- 第一〇節 キリシタン本語の開音節化
- 第一一節 強調表現の促音・撥音―促音・撥音の成立―
- 第一二節 p音の残存とtʃ・ts音の残存
- 一、p音の残存
- 二、tʃ・tsの残存
- 第一三節 連声
- 第一四節 語頭子音の脱落
- 第一五節 語頭母音の脱落――あわせてガ行鼻濁音と鼻母音とについて
- 第三章 活用語の語幹末から活用語尾にかけて生じた母音連続
- 第一節 後部母音uの場合
- 一、問題点の位置と本節の意図
- 二、バ・マ行四段活用動詞ウ音便衰退・撥音便再興の原因と語幹保持
- (一)問題点
- (二)「タタム」(畳)「ナラブ」(並)の異形「タトム」「ナロブ」
- 三、語幹保持の実現
- (一)語幹末母音が動揺する六つのケース
- (二)語幹保持の実現と非実現
- (三)語幹保持の実現
- 1、語幹保持を実現させる契機――「アコナル」(赤くなる)の異形「アカナル」
- 2、ハ行四段活用動詞終止・連体形
- 3、語幹一音節の動詞未然形+推量・意志の助動詞「ウ」
- 4、ア・ハ・ワ行下二段活用動詞終止・連体形・已然形
- 5、ハ行四段活用動詞連用形
- 6、バ・マ行四段活用動詞連用形
- (四)許容された母音連続と許容されるけれども実現が遅れる母音連続――形容詞連用形ウ音便進行過程の問題に及ぶ
- 四、語幹保持実現の時期と原因
- (一)オ段長音開合の混同と語幹保持
- (二)ア・ハ・ワ下二段活用動詞終止・連体形・已然形のヤ行化
- (三)二段活用動詞の一段化
- 五、「仰グ」「倒ル」等の語形、あわせてオ段音に後続する「ホ」の長音化の問題
- (一)「仰グ」「倒ル」等の語形
- (二)オ段音に後続する「ホ」の長音化
- 六、語幹保持の力と同一機能同一形態への力
- 七、オ段長音の開合の混同
- 八、結論
- 第二節 後部母音iの場合
- 一、問題の所在
- 二、問題の構造と考察の方向
- (一)問題の構造
- (二)語幹末母音iのケースではないこと
- (三)考察の方向
- 三、敬語
- (一)先学の説
- (二)筆者の考え
- 四、語幹末が長音である語
- (一)先学の説
- (二)筆者の考え
- 五、二音節動詞アクセント第一類の語
- (一)先学の説
- (二)筆者の考え
- 1、二音節動詞は、カ行動詞との衝突を避けるためにもともと原形でとどまる傾向にあった
- 2、サ行イ音便の生起にアクセントはかかわっていないではないか
- 3、この項のまとめ
- 六、いわゆる使役性他動詞などの、活用が浮動していた語
- (一)先学の説
- (二)筆者の考え
- 1、いわゆる使役性他動詞
- (1)第一回目の動揺の機会とイ音便
- ①上代における四段活用の接尾語「ス」のはたらき
- ②上代における「シム」のはたらき
- ③使役の助動詞「ス」(下二段活用)の成立
- ④使役の助動詞「サス」の成立
- ⑤肥大化接尾語「カス」の成立
- ⑥平安時代における「して」形と「せて」形
- ⑦『源氏物語』のサ行イ音便
- (2)第二回目の動揺の機会とイ音便
- (3)いわゆる使役性他動詞のイ音便
- 2、「オハス」「マラスル」
- 七、語幹末母音がeの語
- (一)先学の説
- (二)筆者の考え
- 八、サ変動詞の影響ということ
- 九、結論
- 付節 助動詞「ユ」「ラユ」と「ル」「ラル」との関係
- 一、本節の目的
- 二、先学の説とその問題点
- 三、「ユ」「ル」の語源
- (一)動詞の活用語尾と助動詞「ユ」「ル」
- (二)意志動詞・無意志動詞という視点から見た動詞の活用語尾
- (三)意志動詞化する接尾語
- (四)無意志動詞化する助動詞
- (五)「ユ」「ル」の意味
- 四、「ユ」「ル」の接続
- (一)情態言への接続
- (二)未然形への接続
- 五、「ユ」と「ル」の新古
- 六、「ル」「ラル」の定着
- 七、結論
- 第四章 西部方言と東部方言
- 第一節 東西両方言間に認められる音便の違いは、なぜ、どのようにして生じたか
- 一、はじめに
- (一)問題の所在
- (二)先学の説
- (三)考察の方向
- 二、〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いから〈ウ音便―促音便〉〈ウ音便―原形〉という違いへの転換とその原因
- (一)室町時代末期における西部方言と東部方言との違いは〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いであった
- 1、ハ行動詞の音便
- (1)西部方言の音便
- (2)東部方言の音便
- ①音便の実態
- ②ウ音便の存在
- i、-u̯i-<-u-の音転化
- ii、ウ音便借用説について
- iii、ロドリゲスの記述との整合性
- 2、形容詞連用形の音便
- (1)西部方言の音便
- (2)東部方言の音便
- ①音便の実態
- ②ウ音便の存在
- i、ウ音便は本来のもので、借用ではない
- ii、ロドリゲス『日本大文典』、『醒睡笑』の記事との整合性
- (二)〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いから〈ウ音便―促音便〉〈ウ音便―原形〉という違いへの転換の時期と原因
- 1、ハ行動詞の場合
- (1)ウ音便衰退・促音便隆盛の進行の時期
- (2)進行の原因
- 2、形容詞連用形の音便
- 三、〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いの生起とその原因
- (一)平安・院政・鎌倉時代における西部方言と東部方言との音便は、〈促音便・ウ音便―促音便・ウ音便〉〈原形・ウ音便―原形・ウ音便〉で、質的な違いはなかった
- 1、ハ行動詞の音便
- (1)先学の研究
- (2)先学の報告した音便の例
- (3)各表記についての検討
- ①ツ表記
- ②無表記
- ③ム表記
- i、撥音便説
- ii、撥音便説の問題点
- iii、タ・ラ行動詞音便のム表記
- iv、ハ行動詞音便のム表記
- ④ン表記
- ⑤再びツ表記について
- ⑥ウ表記・フ表記
- ⑦まとめ
- (4)促音便の存在
- (5)まとめ
- 2、形容詞連用形の音便
- 3、中山法華経寺『三教指帰注』について
- (二)〈促音便・ウ音便―促音便・ウ音便〉〈原形・ウ音便―原形・ウ音便〉から〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いを生じた原因
- 1、ハ行動詞の音便
- (1)語幹一音節語と語幹二音節以上の語
- (2)ロドリゲスの記述との整合性
- (3)「~テ」形と「~タ」形
- 2、形容詞連用形の音便
- 四、母音優位・子音優位と言われるその他の事象
- 五、結論
- 第二節 上代東部方言の性格
- 一、問題の所在
- 二、母音の転化
- (一)考察の方向
- (二)エ段音にかかわる母音転化
- (三)オ段音にかかわる母音転化
- (四)イ段音にかかわる母音転化
- (五)その他の母音転化
- (六)母音転化の性格
- 三、打消の助動詞「なふ」
- (一)問題点
- (二)「なふ」の語源
- 1、諸説
- 2、形容詞説
- 3、継続「ふ」説
- (三)大和方言における打消の継続
- (四)東西方言の違い
- (五)「なふ」と「ない」
- 四、結論
- 第三節 なぜ西部方言は「ジャ」で東部方言は「ダ」であるのか
- 一、問題の所在と先学の説
- (一)問題の所在
- (二)先学の説
- 二、文献資料に見える「ダ」「ヂャ」
- (一)西部方言資料の実態
- 1、資料の成立や書写に東国がかかわらない例
- 2、資料の成立や書写に東国がかかわる例
- 3、西部方言資料に見える「ダ」
- 4、現代西部方言における分布
- (二)東部方言資料(山陰方言資料を含む)の実態
- 1、室町時代語資料の実態
- 2、江戸時代初期・前期資料の実態
- 3、江戸後期資料の実態
- (三)室町時代における東西方言の違い
- 三、「ダ」「ヂャ」二形の生成――「ダ」が古く、「ヂャ」が新しいこと
- (一)室町時代中期以前の西部方言の実態―希頊周顓講『論語講義筆記』から―
- (二)理論的に見た「ダ」「ヂャ」の新古
- 四、「ダ」「ヂャ」二形の相克
- (一)東部方言における「ヂャ」劣勢化の原因
- (二)西部方言における「ヂャ」の優勢化と「ダ」の劣勢化
- (三)江戸後期における東部方言資料の「ヂャ(ジャ)」
- 五、東西対立意識の確立
- 六、結論
- 第五章 日本語音韻史から見た沖縄方言の三母音化傾向とp音
- 一、本章の意図
- 二、三母音化傾向
- (一)先学の説
- (二)ɔ:・ɛ:のこと
- 1、ɔ:のこと
- 2、ɛ:のこと
- (三)e→i
- 1、-ai̯e>-ai, -aʃe>-aʃi
- 2、中世日本語のエ段音
- (1)中世日本語のエ段音の音価
- ①先学の説
- ②筆者の立場
- (2)口蓋化したエ段音の史的位置
- ①先学の説
- ②先学の説に対する疑問
- ③筆者の解釈
- i、エ・セ・ゼ
- ii、口蓋音ʃe・ʒeの由来
- iii、ネ(ni̯e)
- iv、セ・ゼ以外のエ段音の口蓋化
- v、口蓋化音の衰退
- vi、e+u>i̯oo
- 3、沖縄方言における-i̯e>-ï(又は-i)
- (1)-i̯e>-ï(又は-i)
- (2)ïとi
- (3)東北方言
- (四)o→u
- (五)イ段・ウ段の子音
- 1、口蓋化
- 2、有気音・無気音
- (六)『おもろさうし』の母音
- 1、三母音と五母音説
- 2、エとイ
- 3、オとウ
- (七)「語音翻訳」の母音
- 1、エ段音とイ段音
- 2、オ段音とウ段音
- (八)三母音化傾向
- (九)上代特殊仮名遣エ段の甲乙
- 三、p音
- (一)先学の説
- (二)筆者の解釈
- 1、p音の残存と新生
- 2、ɸ>hの動き
- 3、沖縄方言におけるpの新生
- 4、首里方言のハ行音
- (1)「語音翻訳」を通して見る
- (2)『琉球館訳語』に記録されたハ行音
- 5、ワ行音とバ行音との交替
- 6、p音の定着――ハ行音とカ行音
- 四、おわりに
- 初出一覧
- あとがき
- 索引
;新潮社;1,400円(借覧);四六判;縦組;並製;285頁;;ISBN4-10-458002-3;
;筑摩書房;(借覧);A5判;縦組;上製;343頁;;ISBN4-480-86105-X;
日本の歴史 第25巻;講談社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;8+378頁;;ISBN4-06-268925-1;[訳者]うめざき・とーる(梅崎透)/たかはし・とよこ(高橋豊子)/さわだ・ひろし(沢田博)/きもと・たけし(樹本健)
;晶文社;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;358頁;;ISBN4-7949-6689-X;
新潮文庫[こ-10-34];新潮社;514円(100円);文庫判;縦組;並製;293頁;;ISBN4-10-115834-7;
岩波新書(新赤版)986;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;viii+2+231+3+16頁;;ISBN4-00-430986-7;
新潮文庫[こ-10-12];新潮社;440円(100円);文庫判;縦組;並製;399頁;;ISBN4-10-115812-6;
;汲古書院;(借覧);A5判;縦組+横組;上製;1+V+798頁;;ISBN4-7629-3526-3;
目次を写してみる(#以下はわたくしのメモ。どんどん減る)。かういふ論集つて偉い順なものだと思つてゐたのだけれど、これは連環式の排列みたい。
- 築島裕博士近影 #眼鏡ずれてない?
- 献辞
- 築島裕博士略年譜
- 築島裕博士研究業績目録 #単著の項に、切符の話(真珠書院、1968)や鉄道きっぷ博物館(日本交通公社出版事業局、1980)がはひつてないのは研究書でないから? UP誌に連載されてゐた(この目録によると平成11年)、高山寺の四季に毎回切符の写真が載つてゐたのを思ひ出す。論文の項は、ただただ圧倒される。一時はほぼ月刊だなあ。
- 「ツルギ」と「タチ」―古代刀剣名義考― / 武井睦雄 #「タチ」は「タツ」(断)の名詞形ではないかも。
- 古代日本語における内臓語彙の諸相 / 山口佳紀 #通説化してゐる内臓語彙にとぼしいといふのは本当かを検証。
- 出雲国風土記の表記と音韻 / 沖森卓也
- すだれうごかし あきのかぜふく―和漢比較語義の試み― / 伊藤光浩
- 安澄撰『中論疏記』について / 白藤禮幸 #文字弁嫌といふ弁似書があることを教はる。この嫌字の訓義は下官集の嫌文字事と通じるものだなあ(つまり「もどく」、遠藤和夫説)。
- 小川本大乘掌珍論天暦點續貂 / 小林芳規
- 上野本漢書楊雄伝天暦二年点における切韻と玉篇の引用について / 小助川貞次
- 訓点資料における「いへり」と「いふ」 / 鈴木泰 #「いへり」は文献からの引用時のみ。
- 古代・中世の「をり」と文体 / 金水敏 #卑語性の確認。
- 中古和文の地の文と会話文 / 井島正博 #「移りことば」(中島広足『海士のくゞつ』)
- 天台宗山門派における金剛界儀軌の訓読語 / 松本光隆
- 院政期古記録における「令」について / 原裕 #記録文から漢字仮名まじり文への移行の徴候としての再読文字の非再読用法。
- 今昔物語集の陳述副詞 / 谷光忠彦
- 三教勘注抄における三教指帰と注との訓読について―宝寿院本と尊経閣本との比較を中心に― / 山本秀人
- 院政・鎌倉時代の寺院社会における宋版辞書類の流通とその影響―『類聚名義抄』を例として― / 池田証寿
- 改編本系「類聚名義抄」注記配列パズル―写本間における「〓{之繞に翔}」項目の注記配列の異同に関する解釈― / 小林恭治
- 高山寺本『雑筆集』六巻の成立について―表白集編纂活動の動態― / 山本真吾
- 鎌倉時代の女性仮名文書の漢語の表記について / 金子彰
- 『往生要集』引用文からみた『宝物集』について / 古田恵美子
- 高山寺における聖教目録の形成について / 徳永良次
- 中世における高野山関係法談聞書類の一特質―金剛三昧院蔵十住心論聞書をめぐって― / 土井光祐
- 中世の語法より見た半井本『保元物語』 / 坂詰力治
- 『平家物語』の近代語的性格 / 山口明穂
- 無窮会本大般若経音義の音注について / 沼本克明
- 岩崎本日本書紀宝徳三年点及び文明六年点 / 石塚晴通
- 梅印元冲講智仁親王聞書『蒙求聞書』 / 柳田征司 #細川幽斎の弟。
- 上代特殊仮名遣の“ノの二類”の研究史 / 安田尚道 #一連の上代特殊仮名遣の研究史の再検討のひとつ。宣長龍麿宣隆を襲つてヌに二類あるとしてゐた橋本進吉がノの二類とする経過を検証してゐる。
- 摩尼園蔵板本「仮名書き法華経」について / 柏谷直樹
- 近代邦訳聖書における二人称代名詞―ヘボン・ブラウン訳聖書における「あなた」― / 斎藤文俊
- 脚本のことば―『東京物語』を資料として― / 坂梨隆三
- 現代日本語の字音読み取りの機構を論じ、「漢字音の一元化」に及ぶ / 屋名池誠 #キメラ化。
- 現代日本語の終助詞の新しい動向 / 鈴木英夫
- 現代語の終助詞「とも」―必要とされる先行文脈について― / 中野伸彦
- コミック世界の擬音語・擬態語 / 山口仲美
- 『口語法』における両立案と統一―京阪の言葉の威信が終わるとき― / 古田啓
- 韓日の漢文読法において現れる「乃至」について / 尹幸舜
妹がこのところよみかへしてゐるのにつられて、やまざき貴子のっポイ!を見てゐたら、第5巻109頁に、
、といふ万里の台詞があるのに気づく。単行本は、1994年6月25日 第1刷発行
、初出は(おそらく)、平成6年 ララ2月号掲載
のもの。この語については、照明技術出自のものであるらしいことが報告されてゐるだけで、非難や、京極の月姫ののほかにはほとんど年紀をともなつた用例があげられてゐないやうなので、一往メモ。
ちくま学芸文庫[コ-21-1];筑摩書房;1,200円(借覧);文庫判;縦組;並製;350頁;;ISBN4-480-08906-3;
「春秋」「図書」(各7月号)もらふ。図書誌、中井久夫「私の日本語雑記」連載開始(隔月予定)、8月の刊行予定に、大島正二「漢字伝来」(岩波新書)。春秋誌、五十嵐太郎/村瀬良太「結婚式教会とは何か(上)」。
ブルーバックス B-1497;講談社;940円(借覧);新書判;横組;並製;263頁;;ISBN4-06-257497-7;
日本史リブレット64;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;106+4頁;;ISBN4-634-54640-X;
シリーズ・日本語のしくみを探る7;研究社;(借覧);A5判;縦組;並製;vi+186頁;;ISBN4-327-38307-4;
ただし、英語のinformantには密告者の意味もあることから、最近では、これを避けて、単に「協力者」あるいはlinguistic helperと言うこともあります(p.16)。
「ず」の落ちたかたちと見てゐるけど(p.66)、ちがふ。
ブルーバックス B-1508;講談社;1,200円(借覧);新書判;横組;並製;422頁;;ISBN4-06-257508-6;[執筆者]左巻健男/島弘則/寺田光宏/中澤克行/水間武彦/山田洋一/山本喜一
「学者が軍事にお節介をするな」と一蹴された(p.167)。
燃えやすい表面塗料への引火(p.242)。
新潮文庫[こ-10-5];新潮社;440円(100円);文庫判;縦組;並製;425頁;;ISBN4-10-115805-3;
;新潮社;3,000円(借覧);四六判;縦2段組;上製;407頁;;ISBN4-10-644816-7;
意中の文士たち上下、意中の画家たち、異邦の薫りを収める。異邦の薫りをよまうと思つて借りたのだけれど、単行本でゆつたりよんだはうがよかつたな。
文春文庫[さ-22-2];文藝春秋;447円(100円);文庫判;縦組;並製;332頁;;ISBN4-16-756002-X;
思はぬ方に築島先生のお名前を見た。Wikipediaに項目があるのだなあ。しかし、全共闘側の要求は、(中略)(二)紛争の火種になった築島裕助教授に対する文学部学生・N君の暴力行使事件は事実誤認だから無期停学の処分を撤回せよ、(中略)という三項目に要約される。
著書『国語学』・『国語学史』は日本語学(国語学)研究者のバイブルとなっている、といふ記述はちよつと疑問(ていふか、教科書ぢやん)。わたくしがまともな国語学徒ではないといふだけのことかもしれないけど。
増田美正隊長は長身のキリリとした美青年。
父君は増田伝助氏という栃木県警の名捜査官。親子二代の警察官だ。伝助氏が検挙した新機軸の賭博の手口に氏の名がつけられて「でんすけ賭博」とよばれるようになった。
ちくま新書578;筑摩書房;680円(借覧);新書判;縦組;並製;206頁;;ISBN4-480-06281-5;
一九九〇年代初頭に月刊誌『なかよし』に武内直子が連載していたこの漫画は、やがてTVアニメ化されると
(p.124)、といふか、ほぼ同時スタートだつたやうに記憶するのだけれど。求籠堂
(p.128)。
運動神経が良いわけではないが、の読点とかも信じられない。
講談社学術文庫1732;講談社;1,200円(借覧);文庫判;縦組;並製;411頁;;ISBN4-06-159732-9;
講談社文庫[や 26-1];講談社;359円(100円);文庫判;縦組;並製;258頁;;ISBN4-06-184447-4;
ギャル文字についての話をきく予習に。そのお話では、クサチュー語がleet speakに影響をうけてできたこと、韓国にもW言語(外界語)といふ似た現象がギャル文字と併行的に発生したことなど教はつた。
;青土社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;347+vi頁;;ISBN4-7917-6240-1;[執筆者]あずま・ひろき(東浩紀)/おーさわ・まさち(大澤真幸)/きただ・あきひろ(北田暁大)/すずき・けんすけ(鈴木謙介)/みやだい・しんじ(宮台真司)
JETS COMICS;白泉社;600円;A5判;;並製;182頁;;ISBN4-592-14265-9;
;くろしお出版;2,000円(借覧);A5判;横組;並製;v+155頁;;ISBN4-87424-333-9;