the view from nowhere

だが人間的ないたわりが書物を救った試しはない/書物は非人間的な力学――その理不尽な暴力――に耐えられるだけの強度を主張すべきだ

2006-12-31 (Sun)

たかはし・たろー(高橋太郎);2003/11;動詞九章;

ひつじ研究叢書(言語篇)第33巻;ひつじ書房;4,200円(借覧);A5判;横組;並製;ix+306頁;;ISBN4-89476-213-7;

合掌。教科研のかたの本をよむのつてはじめてだなあ。目次を写しておく。

  1. まえがき i
  2. 第1章 動詞とはどんな品詞か 1
    1. 1. 動詞とは 1
    2. 2. 文と単語、そして名詞と動詞 2
    3. 3. 文の内容とのべかた 3
    4. 4. ムード、テンス、活用 6
    5. 5. 述語、用語、そして動詞 7
    6. 6. 運動をあらわすこととアスペクト 11
    7. 7. 運動への参加者、格支配、ヴォイス 14
    8. 8. 意志動作と使役・やりもらい・もくろみ 24
    9. 9. まとめ 26
  3. 第2章 動詞の語形とパラダイム 31
    1. 1. 語形、カテゴリー、パラダイム 31
    2. 2. パラダイムのシステム 40
    3. 3. 副動詞、動名詞、文法的な派生形容詞 48
    4. 4. その他の形式 52
    5. 5. 終助詞、接続助詞のついたかたち 53
    6. 6. 動詞のとりたて語形 57
    7. 7. 語形つくりのてつづき 59
  4. 第3章 アスペクト(その1) 65
    1. 1. いちばん基本的なこと 65
      1. 1) アスペクトとテンスの4語形 65
      2. 2) 完成相と継続相 66
      3. 3) 動作動詞と変化動詞 67
    2. 2. アスペクトと局面 68
      1. 2.1. アスペクトは基本的に局面とかかわること 68
        1. 1) アスペクトに局面がかかわること 68
        2. 2) 局面の基本的なとりだしかた 69
        3. 3) 始発の局面をとりだすばあい 69
        4. 4) 変化の局面をとりだすばあいと変化完成の局面をとりだすばあい 71
        5. 5) 結果の局面をまるごととりだすばあい 74
        6. 6) 移動動詞の局面構成 76
        7. 7) 以上のことから 76
      2. 2.2. 局面をとりださない動詞 77
        1. 8) 瞬間的な動作をあらわす動作動詞 77
        2. 9) 局面に分析できない、まるごと動詞 79
      3. 2.3. ふたつの局面をとりだす、パーフェクト 80
        1. 10) パーフェクトと、その局面のとりだしかた 80
        2. 11) 結果パーフェクトと変化パーフェクト 83
    3. 3. その動詞のあらわす個々の運動を局面に分析せず、それをふくむ、よりおおきなプロセスをとらえるアスペクト 84
      1. 1) くりかえしをあらわすばあい 84
      2. 2) 以前の動作やデキゴトを経歴・記録としてあらわすばあい 87
    4. 4. 完成相と継続相の対立が基本的でないばあい 88
      1. 1) 「いく」「くる」のばあい 88
      2. 2) 心理体験を、体験しながらそのまま直接のべるばあい 91
      3. 3) 静態をあらわすばあい 94
      4. 4) 現象からぬきだした属性をあらわすばあい 98
    5. 5. アスペクトの発展 100
      1. 1) 「する」と「して いる」の対立の発展 100
      2. 2) アスペクトからテンスへ 101
  5. 第4章 テンス(その1) 105
    1. 1. 現代日本語のテンスについて 105
      1. 1) テンスとテンス語形 105
      2. 2) 完成相のテンスと継続相のテンス 107
      3. 3) デキゴトをあらわさないと、テンスから解放される 110
      4. 4) 以前の完成をしめす「して いる」「して いた」 111
    2. 2. 完成相のテンス 112
      1. 1) 完成相非過去形のテンス 112
      2. 2) 完成相過去形のテンス 118
    3. 3. 継続相のテンス 123
      1. 1) 継続相非過去形のテンス 123
      2. 2) 継続相過去形のテンス 125
  6. 第5章 ヴォイス 133
    1. 1. ヴォイスとヴォイス動詞 133
      1. 1) ヴォイスとは 133
      2. 2) ヴォイスの種類 134
      3. 3) 文法的ヴォイス動詞と語彙的ヴォイス動詞 136
    2. 2. ヴォイス動詞とその用法 138
      1. 1) 能動動詞 138
      2. 2) うけみ動詞 139
      3. 3) 使役動詞 141
      4. 4) 相互動詞 145
    3. 3. ヴォイスのサブカテゴリーと、その対立構造 147
    4. 4. ヴォイス動詞による統合価の拡大 150
    5. 5. ヴォイスからの解放 153
    6. 6. ヴォイスの発展 156
      1. 1) 可能形式とうけみ形式の分化 156
      2. 2) ヴォイスの発達 159
  7. 第6章 テンス(その2) 165
    1. 4. テンスの変質とテンスからの解放 165
      1. 1) 述語性の消失とテンス 165
      2. 2) ムード性の変質とテンス 167
      3. 3) デキゴト性の消失とテンス 174
    2. 5. 文脈とテンス 180
    3. 6. テンス形式の発展 185
      1. 6.1. 継続相のパーフェクトの用法をとおして、前現在・前過去へ 185
        1. 1) 継続相によるパーフェクト 185
        2. 2) 継続相による経歴・記録の用法 185
        3. 3) 継続相による前過去・前現在の用法 187
        4. 4) 時間位置を6箇所にすることと、テンスの発展 188
      2. 6.2. 〈過去〉というとらえかたと〈現在以前〉というとらえかた 188
        1. 1) 「しなかった」と「して いない」 188
        2. 2) 「すでに」「まだ」と共存するかたち 189
      3. 6.3. 非終止形において以前や過去をあらわす継続相形式 191
        1. 1) 以前をあらわす「して いる」の中止形 191
        2. 2) 過去をあらわす継続相の条件形 192
      4. 6.4. 反実仮定の表現にあらわれる継続相形式をどうとらえるか 193
      5. 6.5. 〔考察〕時間の表現と現代 193
  8. 第7章 アスペクト(その2)―アスペクト的なものの表現にかかわるいくつかの形式― 197
    1. 4. 局面動詞と、局面分割のあらわれる場 197
      1. 1) 局面動詞とは 197
      2. 2) 概観を前提にした精密化のなかで 198
      3. 3) 他の運動との時間的な関係 199
    2. 5. 対象変化動詞と、対象にかかわるアスペクト 201
      1. 1) 「して おく」のアスペクト的な用法 201
      2. 2) 「して ある」のアスペクト的な用法 206
    3. 6. ちかづき動詞ととおのき動詞のアクツィオンスアルト的な性格とアスペクト的な性格 209
      1. 1) 移動動作にかかわるばあいのアスペクト 209
      2. 2) あるときまでの持続をあらわす「して くる」と、あるときからの持続をあらわす「して いく」 210
      3. 3) 出現の過程をあらわす「して くる」と、消滅の過程をあらわす「して いく」 211
      4. 4) 変化の進行をあらわすばあい 212
      5. 5) 「して いく」「して くる」のアスペクト的な性格 213
    4. 7. 状態の発生と状態と終了 213
      1. 1) 「して しまう」は状態の結末とかかわる 213
      2. 2) 「ふとりはじめる」と「ふとって くる」のちがい 216
      3. 3) 「して しまう」と「して くる」の対比 217
    5. 8. 運動の局面構成と静態の局面構成 218
  9. 第8章 動詞が述語でなくなるとき 221
    1. 1. 単語の性格に影響する機能 221
      1. 1) 単語の品詞性―意味・機能・形態― 221
      2. 2) 機能と品詞性 222
    2. 2. 動詞が連体形になるとき 223
      1. 1) デキゴトをあらわす連体句節の述語動詞のテンス 223
      2. 2) デキゴトをあらわす連体句節の述語動詞のアスペクト 223
      3. 3) 規定語になった連体形の形態論的な性格 228
      4. 4) 以前をあらわす「して いる」の連体形 233
    3. 3. 動詞が中止形になるとき 234
      1. 1) 中止形が述語性をもつ用法 234
      2. 2) 中止形が拡大成分とはたらくとき 236
      3. 3) 形態論的な性格 238
      4. 4) 以前をあらわす「して いる」の中止形 240
    4. 4. 動詞が条件形・譲歩形になるとき 241
      1. 1) 条件形・譲歩形の性格 241
      2. 2) 条件形・譲歩形でつくられた句節の性格 243
      3. 3) 条件節の用法 246
      4. 4) 条件形が条件をあらわさないばあい 250
      5. 5) 条件形の用法のまとめ 250
      6. 6) 条件形から発展した形式 251
      7. 7) 譲歩節の用法 252
    5. 5. 動詞が副動詞や動名詞になるとき 253
      1. 1) 副動詞 253
      2. 2) 動名詞 255
  10. 第9章 動詞が動詞らしさをうしなうとき 259
    1. 1. はじめに 259
      1. 1) この章のテーマ 259
      2. 2) 動詞らしさをうしなうとき 260
      3. 3) 動詞がほかの品詞にかわるとき 260
    2. 2. 動詞の中止形から副詞・後置詞へ 263
      1. 1) 動詞の中止形から副詞へ 263
      2. 2) 動詞の中止形から後置詞へ 266
    3. 3. 動詞の連体形から形容詞相当語・後置詞へ 269
      1. 1) 動詞の連体形から形容詞的なものへ 269
      2. 2) 動詞の連体形から後置詞へ 271
    4. 4. 条件形から後置詞・陳述副詞・接続詞へ 274
      1. 1) 動詞の条件形から後置詞へ 274
      2. 2) 動詞の条件形から陳述副詞へ 278
      3. 3) 動詞の条件形から接続詞へ 279
    5. 5. 指示動詞の中止形、条件・譲歩形から接続詞へ 279
    6. 6. 動詞の述語形式からコピュラへ 282
      1. 1) コピュラについて 282
      2. 2) 動詞の述語形式からコピュラへ 285
    7. 7. 本動詞から補助動詞などへ 289
  11. 文献のために 291
  12. 索引 295

2006-12-30 (Sat)

いるまだ・のぶお(入間田宣夫)/とみやま・かずゆき(豊見山和行);2002/8;北の平泉、南の琉球;

日本の中世5;中央公論新社;2,500円(借覧);四六判;縦組;上製;334頁;;ISBN4-12-490214-X;

わたなべ・しょーいち(渡部昇一);1977→1983/7;レトリックの時代;

講談社学術文庫606;講談社;580円(100円);文庫判;縦組;並製;267頁;;ISBN4-06-158606-8;

2006-12-29 (Fri)

あんの・もよこ(安野モヨコ);2007/1;シュガシュガルーン(7);

KCデラックス-2246;講談社;419円;新書判;;並製;185頁;;ISBN978-4-06-372246-8;

13桁。

2006-12-28 (Thu)

わたぬき・とよあき(綿抜豊昭);2006/10;連歌とは何か;

講談社選書メチエ373;講談社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;218頁;;ISBN4-06-258373-9;

なにか、といふよりは、だういふものか、といふ感じだけれど、よくまとまつてゐて勉強になりました。ところで、本書にひかれる図版の宗祇の祇の字の旁は、どれも下に横画があるやうに見える(11頁50頁51頁當山日出夫「祇園を祗園と書くのは誤字か : 浮世絵アーカイブを資料とした検証」といふのも、たぶんさういふ趣旨の発表だつたのではないかなあ)。

くろだ・もとき(黒田基樹);2005/10;戦国大名の危機管理;

歴史文化ライブラリー200;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;198頁;;ISBN4-642-05600-9;

なかはら・あや(中原アヤ);2006/12;ラブ★コン(15);

マーガレットコミックス;集英社;390円;新書判;;並製;-;;ISBN4-08-846124-X;

冒頭の電車男話型の導入のええ加減におもはずわらふ。まう連載は終つてるんだなあ。

ひぐち・たちばな(樋口橘);2006/12;学園アリス(12);

花とゆめCOMICS;白泉社;390円;新書判;;並製;-;;ISBN4-592-18099-2;

けふの買物

sabra 001 2007 25th JANUARY
小学館
en-taxi WINTER 2007 VOL.16
扶桑社
谷崎潤一郎伝 堂々たる人生
小谷野敦・中央公論新社

2006-12-27 (Wed)

リチャード・J・レイン[著]、つかはら・ふみ(塚原史)[訳];2000=2006/4;ジャン・ボードリヤール;

シリーズ 現代思想ガイドブック;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;285頁;;ISBN4-7917-6229-0;[原著]Richard J. Lane, Jean Baudrillard (Routledge, 2000)

よだ・やすし(依田泰);2005/12;藤原定家――古典書写と本歌取;

;笠間書院;5,800円(借覧);A5判;縦組;上製;231頁;;ISBN4-305-70309-2;

あとーだ・たかし(阿刀田高);2006/5;ことば遊びの楽しみ;

岩波新書(新赤版)1019;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+200頁;;ISBN4-00-431019-9;

たにざわ・えーいち(谷沢永一)/わたなべ・しょーいち(渡部昇一);1996/3;人生を楽しむコツ;

;1,165円(100円);PHP研究所;新書判;縦組;上製;205頁;;ISBN4-569-54974-8;

けふのとなりの芝生(ディシプリン)は青くみえるだけかなあ

日本歴史 2007年1月号 新年特集号 日本史のことば
日本歴史学会編集・吉川弘文館

2006-12-26 (Tue)

まえだ・とみよし(前田富祺)/のむら・まさあき(野村雅昭)[編];2005/10;漢字と社会;

朝倉漢字講座4;朝倉書店;5,200円(借覧);A5判;横組;上製;ix+283頁;;ISBN4-254-51534-0;

目次を写しておく。

  1. 第1章 「常用漢字表」と国語施策 / 木村秀次(きむら・しゅーじ) 1
    1. 1. 国字問題の発生 1
    2. 2. 国語施策としての展開 4
    3. 3. 当用漢字の成立 6
    4. 4. 当用漢字の再検討 10
    5. 5. 常用漢字表の実施 16
  2. 第2章 漢字の工業規格 / 伊藤英俊(いとー・ひでよし) 31
    1. 1. はじめに 31
    2. 2. 文字コード関連規格の概要 32
    3. 3. JIS X 0208の詳細 41
    4. 4. JIS X 0213における第3・第4水準漢字について 46
    5. 5. 文字コード規格における字体についての考え方 47
    6. 6. JIS X 0213 : 2004改正と影響等 57
    7. 7. まとめ 61
  3. 第3章 法令・公用文における漢字使用 / 氏原基余司(うじはら・きよし) 63
    1. 1. はじめに 63
    2. 2. 法令・公用文の改善事業 64
    3. 3. 法令・公用文と送り仮名 69
    4. 4. 法令・公用文の漢字使用の実際 80
    5. 5. おわりに 88
  4. 第4章 新聞と漢字 / 小池民男(こいけ・たみお) 92
    1. 1. はじめに 92
    2. 2. 国字改良の動き 93
    3. 3. 戦前の漢字制限の試み 96
    4. 4. 当用漢字表の制定 99
    5. 5. 送り仮名の付け方をめぐる動き 103
    6. 6. 常用漢字表の制定 104
    7. 7. 人名表記の扱い 105
    8. 8. ワープロ・パソコン時代の新聞の用字 106
  5. 第5章 放送と漢字 / 柴田実(しばた・みのる) 111
    1. 1. テレビというメディア 111
    2. 2. テレビではどのように文字を写し出しているか 113
    3. 3. 放送に必要な漢字の調査 128
    4. 4. 今後の課題 138
  6. 第6章 学術情報と漢字 / 宮澤彰(みやざわ・あきら) 143
    1. 1. はじめに 143
    2. 2. 学術情報 143
    3. 3. 漢字と学術情報 147
    4. 4. 目録規則と漢字 149
    5. 5. 問題点 153
    6. 6. 漢字問題の解決のために 155
    7. 7. 固有名詞と漢字 159
    8. 8. おわりに 161
  7. 第7章 古典データベースと漢字 / 安永尚志(やすなが・ひさし) 162
    1. 1. はじめに 162
    2. 2. 古典データベース 165
    3. 3. 漢字 179
    4. 4. 事例研究 188
    5. 5. おわりに 195
  8. 第8章 現代社会における漢字表現 / 棚橋尚子(たなはし・ひさこ) 204
    1. 1. はじめに――漢字と表現 204
    2. 2. 現代社会における漢字 205
    3. 3. 若者の漢字表現 212
    4. 4. 新聞広告の漢字表現に関する考察 219
    5. 5. おわりに――漢字表現の行方 224
  9. 第9章 国語教育と漢字 / 島村直己(しまむら・なおみ) 227 #識字調査いろいろ
    1. 1. はじめに 227
    2. 2. 漢字の学習負担 227
    3. 3. 漢字習得 233
    4. 4. おわりに 246
  10. 第10章 日本語教育と漢字 / 山下喜代(やました・きよ) 248
    1. 1. 日本語教育における漢字 248
    2. 2. 学習漢字 249
    3. 3. 漢字学習の内容と方法 257
    4. 4. 漢字と学習ストラテジー 267
    5. 5. コンピュータと漢字学習 269
  11. 索引 277

けふの買物

前略仲正先生ご相談があります
仲正昌樹・イプシロン出版企画

2006-12-25 (Mon)

いちのかわ・やすたか(市野川容孝);2006/10;社会;

思考のフロンティア;岩波書店;1,600円(借覧);B6判;横組;並製;xiii+237頁;;ISBN4-00-027006-0;

やすだ・としあき(安田敏朗);2006/6;統合原理としての国語 近代日本言語史再考III;

;三元社;2,700円(借覧);四六判;縦組;並製;372頁;;ISBN4-88303-178-0;

けふの買物

「国語」の近代史 帝国日本と国語学者たち
安田敏朗・中公新書
ことば/権力/差別 言語権からみた情報弱者の解放
ましこ・ひでのり編著・三元社
秋の日は釣瓶落とし
岡崎京子・ACTION COMICS
改訂第4版 LaTeX2e美文書作成入門
奥村晴彦・技術評論社

2006-12-24 (Sun)

おーすみ・かずお(大隅和雄);2005/7;中世仏教の思想と社会;

歴史学叢書;名著刊行会;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;vi+321頁;;ISBN4-8390-0326-2;

たかぎ・さとみ(高木智見);2001/12;先秦の社会と思想――中国文化の核心;

中国学芸叢書;創文社;(借覧);四六判;縦組;上製;viii+400+11頁;;ISBN4-423-19401-5;

三浦雅士が出生の秘密で紹介してゐて興味をもつたのだけれど、春秋以前の「原中国」を「釈古」し、「血族社会の世界観」をあきらかにした第一部。そして老子の思想は、史官(支配層のブレイン)の知恵にもとづくものであることをあきらかにした第二部(また、このことからすると史記列伝の記述もかなり信憑できるものといふ)、ともにほんとに面白かつた。

2006-12-23 (Sat)

いーくら・しょーへー(飯倉照平);2006/11;南方熊楠―梟のごとく黙坐しおる―;

ミネルヴァ日本評伝選[042];ミネルヴァ書房;(借覧);四六判;縦組;上製;2+xviii+362+10頁;;ISBN4-623-04761-X;

水木しげるや内田春菊への言及があるけど、私が熊楠のことを知つたのはジャンプに連載されてゐたてんぎゃんでだつたなあ。

にしはら・だいすけ(西原大輔);2006/10;西原大輔詩集 蚕豆集;

;七月堂;(借覧);A5判変型;縦組;上製;105頁;;ISBN4-87944-096-5;

蚕豆(さんとう)は腎臓の謂である由。全体にメッセージが勝る感じ。得意気に命じるのがお好きな/痩せた物理学者が/今日も肩をいからせた(西条の秋、p.70)

かのー・よしみつ(加納喜光);1989/6;漢字の常識・非常識;

講談社現代新書954;講談社;550円(100円);新書判;縦組;並製;223頁;;ISBN4-06-148954-2;

2006-12-22 (Fri)

あかさか・ちせき(赤坂治績);2006/8;江戸っ子の助六;

新潮新書178;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;206頁;;ISBN4-10-610178-5;

おぎ・しんぞー(小木新造);1980→2006/6;東亰時代 江戸と東京の間で;

講談社学術文庫1765;講談社;960円(借覧);文庫判;縦組;並製;275頁;;ISBN4-06-159765-5;

たちばなき・としあき(橘木俊詔);2006/9;格差社会 何が問題なのか;

岩波新書(新赤版)1033;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;vii+212頁;;ISBN4-00-431033-4;

2006-12-21 (Thu)

ほりかわ・たかし(堀川貴司);2006/11;詩のかたち・詩のこころ―中世日本漢文学研究―;

中世文学研究叢書12;若草書房;12,000円(借覧);A5判;縦組;上製;416+12頁;;ISBN4-948755-94-X;

2006-12-20 (Wed)

しょーの・よりこ(笙野頼子);2006/8;だいにっほん、おんたこめいわく史;

;講談社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;223頁;;ISBN4-06-213524-8;

やまだ・よしお(山田孝雄);1956/1;君が代の歴史;

;宝文館出版;(借覧);A5判;縦組;上製;10+192+6頁;;;

2006-12-19 (Tue)

やまもと・ひろふみ(山本博文);2006/5;日本史の一級史料;

光文社新書253;光文社;700円(借覧);新書判;縦組;並製;225頁;;ISBN4-334-03353-9;

つぼうち・ゆーぞー(坪内祐三);2006/8;考える人;

;新潮社;1,500円(借覧);四六判;縦組;上製;254頁;;ISBN4-10-428103-4;

さの・まこと(佐野眞);1993/8→1997/12;辞典事典字典ベスト255ガイド;

講談社+α文庫[B 20-1];講談社;780円(100円);文庫判;縦組;並製;319頁;;ISBN4-06-256233-2;「辞典・事典・字典 こんな愉しみ方」改題再編集

けふの貰物

「月刊百科」「UP」(各12月号)「創文」「大学出版」(各11月号)もらふ。

2006-12-18 (Mon)

たかやま・ひろし(高山博)/いけがみ・しゅんいち(池上俊一)[編];2005/11;西洋中世学入門;

;東京大学出版会;(借覧);A5判;横組;上製;v+395頁;;ISBN4-13-022019-5;[執筆者]たかやま・ひろし(高山博)/いけがみ・しゅんいち(池上俊一)/ちば・としゆき(千葉敏之)/おかざき・あつし(岡崎敦)/やまだ・まさひこ(山田雅彦)/きど・てるこ(城戸照子)/こいけ・ひさこ(小池寿子)/ほりこち・こーいち(堀越宏一)/さとー・しょーいち(佐藤彰一)/なおえ・しんいち(直江眞一)/ありみつ・ひでゆき(有光秀行)/とくはし・よー(徳橋曜)/じんの・たかし(甚野尚志)/いんで・ただお(印出忠夫)

歴史補助学と史料論とへの水先案内。私が日本史学とかあるいは古筆学とかに詳しくないのでしらないだけのやうにも思ふのだけれど、日本での古書体学というのはかういふ風にまとめられたものはないのかな。

かりや・たけひこ(苅谷剛彦)[編著];2006/5;いまこの国で大人になるということ;

;紀伊國屋書店;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;348頁;;ISBN4-314-01005-3;[執筆者]げんだ・ゆーじ(玄田有史)/かんの・ひとし(菅野仁)/やまだ・まさひろ(山田昌弘)/かりや・たけひこ(苅谷剛彦)/はまだ・すみお(浜田寿美男)/もぎ・けんいちろー(茂木健一郎)/さくら・おさむ(佐倉統)/よしざわ・なつこ(吉澤夏子)/しまだ・ひろみ(島田裕巳)/うちの・まさゆき(内野正幸)/たけだ・とーる(武田徹)/こーの・けんすけ(紅野謙介)/さいとー・たまき(斎藤環)/さとー・けんじ(佐藤健二)/にし・けん(西研)/こやの・あつし(小谷野敦)

けふの買物

よつばと!(6)
あずまきよひこ・電撃コミックス

2006-12-17 (Sun)

となみ・まもる(礪波護)/きしもと・みお(岸本美緒)/すぎやま・まさーき(杉山正明)[編];2006/1;中国歴史研究入門;

;名古屋大学出版会;(借覧);A5判;横組;並製;v+467頁;;ISBN4-8185-0527-X;[執筆者]浅原達郎/井上進/井上裕正/岩井茂樹/石見清裕/江田憲治/江村治樹/大澤顯浩/岡本隆司/加藤直人/川合安/岸本美緒/木田知生/久保亨/佐原康夫/杉山正明/妹尾達彦/關尾史郎/谷井俊仁/檀上寛/礪波護/中砂明徳/宮澤知之/村上衛/籾山明/森田憲司/森安孝夫/吉本道雅/渡辺信一郎

おなじ「先秦」の章内の吉本執筆部(pp.42-43)と江村執筆部(p.48)とで平勢隆郎[1995]『新編史記東周年表』他への評価がまるでちがふやうなのはちよつとだうかと思ふ。あと、岡本隆司といふかたの書きつぷりはなかなかすごいなあ(便利な時代はかくて,およそ素養と自制を欠いた粗放な議論と著述が量産され,横行する時世にもなった。最近の例でいえば,清朝の多民族統合を切れ味鋭く描出した,と世評の高い平野聡[2004]さえ,学説・史料・史実の扱いは杜撰に失しており,そうした面の指摘が置き去りのままであるp.291。しかし紙幅の都合もあらうけど、なにがだめなのか具体的な指摘をしてないと単なる印象操作になつちやふよなあ。石濱裕美子「平野聡著『清帝国とチベット問題』」『東洋史研究』64-2、とか見ればいいのかな)。

やぐち・ゆーじん(矢口祐人)/よしはら・まり(吉原真里)[編著];2006/8;現代アメリカのキーワード;

中公新書1857;中央公論新社;1,100円(借覧);新書判;横組;並製;xx+376頁;;ISBN4-12-101857-5;[執筆者]浅井理恵子/碇陽子/石山徳子/板津木綿子/市田敏啓/伊藤裕子/梅﨑透/小野沢透/加治屋健司/兼子歩/北脇実千代/吉良直/小嶺千尋/佐藤恭子/庄司香/砂田恵理加/高松麻里/土屋和代/豊田真穂/中村寛/廣部泉/宮尾大輔/宮崎江里香/宮田伊知郎/村田勝幸/森仁志/矢口祐人/吉原真里/米山リサ/Scott Anderson/Joseph Clark/Monisha Das Gupta/Heather Diamond/Stephen Dinion/David Goldberg/Mark Helbling/Amy Kaplan/Angela Krattiger/Paul Lyons/Jessica Martin/Kieko Matteson/Kevin Miyamura/John SW Park/Robert Perkinson/Amy Sitar/Aidan Smith/Alan Winkler/Thomas Zeiler、[翻訳者]荒木慎也/小澤英実/小田悠生/川口悠子/佐原彩/砂田恵理加/竹内愛子/佃陽子/久野愛/矢口祐人/吉原真里

トランプのヅラ疑惑のもりあがりにわらふ(80 「ユー・アー・ファイヤード!」("You're fired")の項、p.352)。

ひがき・たかし(日垣隆);2006/1;使えるレファ本150選;

ちくま新書575;筑摩書房;780円(借覧);新書判;縦組;並製;262頁;;ISBN4-480-06282-3;

おーつか・えーじ(大塚英志);2004/10;「伝統」とは何か;

ちくま新書496;筑摩書房;680円(350円);新書判;縦組;並製;206頁;;ISBN4-480-06196-7;

最近出してた、「捨て子」たちの民俗学 : 小泉八雲と柳田國男の後書に、本書を作品社から再刊するやうなことが書いてあつたので(近刊案内に、公民の民俗学として予告がある)、あわててよむ。長房(p.17)、といふのは費字を出すのに費用と入力して、用字を消すのをわすれたのかなあ。

2006-12-15 (Fri)

パビリオン山椒魚@サロンシネマ2

冨永昌敬監督。最終回で8割ぐらゐの入り。おれの まへに すわつてた ぼうしを かぶりどほしだつた――しかも じやうえいまへに てを かけるから ぬぐのかなと きたいしたら わざわざ かぶりなほしやがつた――かっぷるの おとこの はうは はげろ。

映画はなんか悲惨だつた(私の性にあはなかつた、といふべきか)。香椎由宇がオダギリジョーのレントゲン車にゐたところでげんなりした。オダギリジョーは後半うざいだけだし。香椎由宇の肢体めあてでもなければ(体操服で傲然と寝椅子に横たはるグロテスク!)、見つづけてゐられない感じ。高田純次の鍋のところは、笑つた。

ダメジン@横川シネマ

三木聡監督。これも最終回。10人ゐるかゐないかくらゐ。ちかくに坐つてゐた男性がずつとクスクスわらつたり、プーッとふいてたりしてたので、なんかさめた(沸点ひくいなあ)。といふか、小ネタはまあ沢山あつたけど、そんな笑ふやうな映画でもなかつたし。死ぬまでの暇つぶし。これが岡田眞澄の遺作になるのかな。

キャッチボール屋の予告に庵野監督。

かとー・とーる(加藤徹):2006/6:貝と羊の中国人:

新潮新書169:新潮社:720円(借覧):新書判:縦組:並製:255頁::ISBN4-10-610169-6:

すずき・とーる(鈴木透):2006/9:性と暴力のアメリカ 理念先行国家の矛盾と苦悶:

中公新書1863:中央公論新社:840円(借覧):新書判:縦組:並製:iv+8+264頁::ISBN4-12-101863-X:

人気ドラマで男性が女性を殴り飛ばすやうなの(ぎゃぼー)がギャグとして普通に受容されてるやうな日本も大概だと思ふけど。

2006-12-14 (Thu)

よしかわ・こーじろー(吉川幸次郎);1963/6→2006/3;元明詩概説;

岩波文庫[青 152-4];岩波書店;760円(借覧);文庫判;縦組;並製;338頁;;ISBN4-00-331524-3;

すぎうら・ゆみこ(杉浦由美子);2006/10;腐女子化する世界 東池袋のオタク女子たち;

中公新書ラクレ229;中央公論新社;720円(400円);新書判;縦組;並製;205頁;;ISBN4-12-150229-9;

けふの買物

sabra 022 2006 28th December
小学館

2006-12-13 (Wed)

阿部謹也の遺著だといふ朝日新書、近代化と世間:私が見たヨーロッパと日本を手にとつてぱらぱらと見てみたところ、そのレ点(返点)の処理のありえなさに、これは本当にかつて中国古典選を世に送つた出版社の本なのか、と唖然となる。夏川純ならぬわが身なれども、事前にしっかりチェック、と言ひたくもなりました。

あとで、手持ちの数冊の文庫判古典選を見てみたら、白文と書下し文とは載つてゐたけど、返点はつかつてなかつたのでした。でも、✓はねーよなー。

ふかや・かつみ(深谷克己);2006/11;江戸時代の身分願望 身上りと上下無し;

歴史文化ライブラリー220;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;6+226頁;;ISBN4-642-05620-3;

くまの・すみひこ(熊野純彦);2006/9;西洋哲学史 近代から現代へ;

岩波新書(新赤版)1008;岩波書店;820円(借覧);新書判;縦組;並製;viii+261+31頁;;ISBN4-00-431008-3;

2006-12-12 (Tue)

いとー・せー(伊藤整);1955/7→2006/8;小説の認識;

岩波文庫[緑 96-5];岩波書店;700円(借覧);文庫判;縦組;並製;303頁;;ISBN4-00-310965-1;

たけだ・とーる(武田徹);2002/1;若者はなぜ「繋がり」たがるのか ケータイ世代の行方;

;PHP研究所;1,300円(100円);四六判;縦組;並製;251頁;;ISBN4-569-61975-4;

けふの貰物

「scripta」(winter 2007, no.2)。

2006-12-10 (Sun)

こあきもと・だん(小秋元段);2006/10;太平記と古活字版の時代;

新典社研究叢書178;新典社;10,800円(借覧);A5判;縦組;上製;350頁;;ISBN4-7879-4178-X;

慶長七年刊本の本文の底本が梵舜本であることをあきらかにすることからはじまつて、近世初期出版文化のなかの知のネットワークをめぐつていろいろ。「儒学医学の若き人々」が『太平記』に関心を寄せ、やがて出版と講釈が連動するかのように行われたという流れは、享受史上少なからぬ意味を持っている。当時、『古今集』『伊勢物語』『源氏物語』等に対する知識人の関心は前代同様高いものがあったが、近世初期、新たな価値が与えられ、急速に重視されるようになった古典に『徒然草』がある学問や文芸の世界におけるこうした新たな担い手である「お伽の医師」が『徒然草』の価値を宣揚することにより、近世の爆発的な『徒然草』享受の方向性は定まったといってよい(p.151)。寿命院抄が、つれづれなるままに、のところを序として卓立したのに本草書(本草序例)の影響があるといふ指摘とか面白い。

しかし、自分は全然書誌のことをしらないなあ、とあらためて思つた。

あさば・みちあき(浅羽通明);2006/11;右翼と左翼;

幻冬舎新書001[あ-1 1];幻冬舎;740円;新書判;縦組;並製;253頁;;ISBN4-344-98000-X;

ひがき・たかし(日垣隆);1994/7;「松代大本営」の真実 隠された巨大地下壕;

講談社現代新書1209;講談社;631円(250円);新書判;縦組;並製;285頁;;ISBN4-06-149209-8;

KILROY'S RETREATといふ落書を、調査に来たバトラー中尉の上官、キルロイ少将と関連づけてゐるけれど(pp.171-178)、キルロイ来れり(Kilroy was here)とは関係ないのかな。あと、玉音放送にぎよくいんとルビがふつてあつて、これまでギョクオンだと思ひこんでゐてそのよみを考へたこともなかつたので、驚いた(p.20)。

2006-12-09 (Sat)

よしだ・つかさ(吉田司);2005/11;王道楽土の戦争 戦後60年篇;

NHKブックス[1046];日本放送出版協会;1,160円(借覧);B6判;縦組;並製;315頁;;ISBN4-14-091046-1;

満洲の影。キミねぇ、鳥取の葬式に来てくれた三五〇〇人、そこを全部お礼参りをしろ

さとー・あき(佐藤亜紀);2006/9;小説のストラテジー;

;青土社;1,900円(借覧);四六判;縦組;並製;249頁;;ISBN4-7917-6291-6;

おっおっおっおっおぃ、ぽ、ぽぃ、だぁ。おぉポローン、おぉポローン!

けふの買物

腐女子化する世界 東池袋のオタク女子たち
杉浦由美子・中公新書ラクレ
お笑い! バリアフリー・セックス
ホーキング青山・ちくま文庫
「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか
大塚英志・大澤信亮・角川oneテーマ21
右翼と左翼
浅羽通明・幻冬舎新書

2006-12-08 (Fri)

クロード・レヴィ゠ストロース(Claude Lévi-Strauss)/なかざわ・しんいち(中沢新一);1995/12;サンタクロースの秘密;

;せりか書房;2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;4+110頁;;ISBN4-7967-0195-8;

ともの・のりお(友野典男);2006/5;行動経済学 経済は「感情」で動いている;

光文社新書254;光文社;950円(借覧);新書判;縦組;並製;397頁;;ISBN4-334-03354-7;

けふの買物

日本語の語源を学ぶ人のために
吉田金彦編・世界思想社
広告批評 2006 DEC NO.310 特集 2006広告ベストテン
マドラ出版

2006-12-07 (Thu)

太陽@サロンシネマ1

まさたか・のぶお(正高信男);2006/8;他人を許せないサル IT世間につながれた現代人;

ブルーバックス B-1526;講談社;780円(借覧);新書判;縦組;並製;173頁;;ISBN4-06-257526-4;

現代気質のなにほどかはあらはしてゐるとは思ふけれど、都合のいいものだけを見るヒト(p.49)云云の第2章 理由付けを求める現代人、の内容が再帰的に本書自身に言及しているとはかけらも思つてなささうなのがすごい。

かさや・かずひこ(笠谷和比古);1988→2006/10;主君「押込」の構造 近世大名と家臣団;

講談社学術文庫1785;講談社;1,000円(借覧);文庫判;縦組;並製;314頁;;ISBN4-06-159785-X;

にうのや・てついち(丹生谷哲一);1986/12;検非違使―中世のけがれと権力―;

平凡社選書102;平凡社;2,100円(借覧);四六判;縦組;上製;320頁;;ISBN4-582-84102-3;

へんみ・よー(辺見庸);1994/6→1997/6;もの食う人びと;

角川文庫10373[へ 3-1];角川書店;686円(100円);文庫判;縦組;並製;12+365頁;;ISBN4-04-341701-2;

2006-12-05 (Tue)

まるやま・たかし(丸山高司);1997/1;ガダマー――地平の融合;

現代思想の冒険者たち 第12巻;講談社;(借覧);四六判;縦組;上製;274頁;;ISBN4-06-265912-3;

2006-12-04 (Mon)

まつーら・ひさき(松浦寿輝);2006/5;晴れのち曇りときどき読書;

;みすず書房;3,000円(借覧);四六判;縦2段組;上製;301頁;;ISBN4-622-07201-7;

福田和也ににたやうな名前の本があつたなあ、と思つたけど、晴れ時々戦争いつも読書とシネマといふのはあんまり似てもないか。闘う時評はあれ以降の分はまとめてないのかな。

リオタールがマルローの評伝を書いてるのか(pp.202-203)。

しのはら・とーる(篠原徹);2003/6;越境;

現代民俗誌の地平1;朝倉書店;4,600円(借覧);A5判;縦2段組;上製;vii+249頁;;ISBN4-254-50521-3;[執筆者]篠原徹/島村恭則/山田慎也/中野泰/吉村郊子/波佐間逸博/蓬田伸光/金子毅/卯田宗平/内藤直樹/安室知

2006-12-03 (Sun)

おーい・こーいち(大井浩一);2004/2;メディアは知識人をどう使ったか 戦後「論壇」の出発;

;勁草書房;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;vi+245+vii頁;;ISBN4-326-65289-6;

やなぎだ・くにお(柳田邦男);1995/7→1999/6;犠牲(サクリファイス) わが息子・脳死の11日;

文春文庫[や-1-15];文藝春秋;495円(100円);文庫判;縦組;並製;294頁;;ISBN4-16-724015-7;

きだ・しょー(貴田庄);2006/10;小津安二郎文壇交遊録;

中公新書1868;中央公論新社;800円(借覧);新書判;縦組;並製;v+4+264頁;;ISBN4-12-101868-0;

2006-12-02 (Sat)

よしだ・たかよし(吉田たかよし);2005/5;「分かりやすい話し方」の技術 言いたいことを相手に確実に伝える15の技法;

ブルーバックス[B-1478];講談社;800円(借覧);新書判;縦組;並製;177頁;;ISBN4-06-257478-0;

矢印メモ。

よしだ・つかさ(吉田司);2005/11;王道楽土の戦争 戦前・戦中篇;

NHKブックス[1045];日本放送出版協会;1,070円(借覧);B6判;縦組;並製;285頁;;ISBN4-14-091045-3;

2006-12-01 (Fri)

くさの・しん(草野進)/わたなべ・なおみ(渡部直己);1989/3;読売巨人軍再建のための建白書;

角川文庫7467[緑 658-2];角川書店;300円(100円);文庫判;縦組;並製;182頁;;ISBN4-04-165802-0;

たばた・やすこ(田端泰子)/ほそかわ・りょーいち(細川涼一);2002/5;女人、老人、子ども;

日本の中世4;中央公論新社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;310頁;;ISBN4-12-490213-1;

2006-11-30 (Thu)

こにし・とよはる(小西豊治);2006/7;憲法「押しつけ」論の幻;

講談社現代新書1850;講談社;700円(借覧);新書判;縦組;並製;205頁;;ISBN4-06-149850-9;

憲法調査会案。

よしー・ひろあき(好井裕明);2006/2;「あたりまえ」を疑う社会学 質的調査のセンス;

光文社新書243;光文社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;259頁;;ISBN4-334-03343-1;

ふじー・せーどー(藤井青銅);2006/8;略語天国;

;小学館;1,200円(700円);四六判;縦組;並製;206頁;;ISBN4-09-387669-X;

3文字略語が増えてゐるのか。いはれてみればさうかな。著者略歴に、「ケータイギャル文字ブーム」を仕掛けた、とあるのはほんとなんだらうか。

けふの買物

積極―愛のうた―
谷川史子・クイーンズコミックス
2007 蛯原友里 エビちゃんWEEKLYカレンダー
小学館

2006-11-29 (Wed)

はせべ・やすお(長谷部恭男);2006/9;Interactive憲法 The Life and Opinions of Professor B, the Constitutional Conversationist;

法学教室Library;有斐閣;(借覧);A5判;横組;並製;iv+213頁;;ISBN4-641-13015-9;

なわ・こたろー(名和小太郎);2002/5;学術情報と知的所有権 オーサシップの市場化と電子化;

;東京大学出版会;(借覧);四六判;縦組;上製;346+xlviii頁;;ISBN4-13-003320-4;

ドイツ法では、校訂者にも著作権に準じた保護を与えている由(4・3・2 校訂のオーサシップ、p.124)。

みかわ・けー(美川圭);2006/10;院政 もうひとつの天皇制;

中公新書;中央公論新社;820円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+5+270頁;;ISBN4-12-101867-2;

2006-11-28 (Tue)

しまず・ただお(島津忠夫);1997/7;平家物語試論;

;汲古書院;(借覧);A5判;縦組;上製;312+17頁;;ISBN4-7629-3405-4;

諸本の書写年代についてまとめてゐるものを見たいなあ(必携のたぐひにもあまり書いてないし)、と思つて検索してゐたら、「三道にいわゆる平家の物語 : 能作者の庖厨にはどんな平家物語があったか」(本書に「十五」として収録。ただし現在出てゐる著作集では、本書は「第十巻 物語」に収録するも、この論文は「第十一巻 芸能史」のはうにはひるみたい)に書いてあるのを、ZIGZAG - 引き続き論文を読む。で批判的に言及してゐるのを見て知つたので。たすかつた。

なんとか本といふときに、その書物自体をさす場合とその系統の本文をさす場合とがあるやうなのはちよつとわかりにくいな。

さわき・こーたろー(沢木耕太郎);1976→1979/9;敗れざる者たち;

文春文庫[さ-2-2];文藝春秋;408円(100円);文庫判;縦組;並製;298頁;;ISBN4-16-720902-0;

2006-11-27 (Mon)

くしま・しげる(久島茂);2001/6;《物》と《場所》の対立―知覚語彙の意味体系―;

;くろしお出版;(借覧);A5判;横組;並製;xiii+237頁;;ISBN4-87424-218-9;

目次を写しておく。

    1. 序文 / 影山太郎 i
    2. はしがき iii
    3. 謝辞 vii
  1. はじめに 1
  2. 第1章 量を表す形容詞の体系(《物》と《場所》の個別的分析) 7
    1. 1. 《物》と《場所》の対立 7
      1. 1.1 先行研究 7
      2. 1.2 量の一般的な分類 10
      3. 1.3 「大きさ」と「広さ」(2種類の面積) 11
      4. 1.4 《場所》について言う「高さ」「深さ」 14
      5. 1.5 《場所》とは何か 16
        1. 1.5.1 本体の一部としての《場所》 17
        2. 1.5.2 位置としての《場所》、《地点》 17
      6. 1.6 《物》の性質と《場所》の性質 18
    2. 2. 量形容詞の体系化 22
      1. 2.1 《場所》の量形容詞 22
        1. 2.1.1 「高い・低い」について 23
        2. 2.1.2 「深い・浅い」について 24
        3. 2.1.3 「広い・狭い」について 24
        4. 2.1.4 「遠い・近い」について 26
      2. 2.2 《場所》の量形容詞の体系 27
      3. 2.3 《物》の量形容詞 31
        1. 2.3.1 形の分類 31
        2. 2.3.2 形の類型と《物》の量形容詞 32
      4. 2.4 《物》の量形容詞の体系 35
        1. 2.4.1 視覚機能の獲得の順序 35
        2. 2.4.2 量形容詞の獲得順序 36
        3. 2.4.3 量形容詞の体系 41
    3. 3. 他言語の量語彙の体系 43
    4. 4. まとめ 47
    5. 注 47
  3. 第2章 量を表す形容詞の体系(《物》と《場所》の総括的分析) 59
    1. 1. 「縦」と「横」 60
      1. 1.1 「縦」と「横」の《方向》の意味 60
      2. 1.2 「縦」と「横」の《空間的方向》の意味 61
      3. 1.3 「縦1」と「縦2」、「横1」と「横2」の意味の共通点 62
      4. 1.4 「縦1」と「縦3」、「横1」と「横3」の意味の共通点 66
      5. 1.5 「縦」「横」と量形容詞との関連性 68
    2. 2. 「まっすぐ」と「たいら」 69
      1. 2.1 「まっすぐ」と「たいら」の《方向》《形態》に関与する意味 69
        1. 2.1.1 「まっすぐ」の意味 70
        2. 2.1.2 「たいら」の意味 72
      2. 2.2 「まっすぐ」「たいら」と量形容詞との関連性 74
    3. 3. 「厚さ」の方向とは 76
    4. 4. 《場所》・《物》の量形容詞の体系 82
    5. 5. まとめ 85
    6. 注 86
  4. 第3章 明度・色彩形容詞の体系 91
    1. 1. 《物》の「白さ」と《場所》の「明るさ」 91
    2. 2. 明度・色彩形容詞の体系 97
    3. 3. 上代・中古の明度・色彩形容詞の体系化 99
      1. 3.1 上代・中古の明度・色彩形容詞 99
      2. 3.2 「あかし」「くらし」「くろし」について 101
      3. 3.3 「しろし」「あをし」について 105
      4. 3.4 《物》の色彩を表す形容詞について 106
      5. 3.5 上代・中古の明度・色彩形容詞の体系 107
    4. 4. まとめ 108
    5. 注 109
  5. 第4章 温度を表す形容詞の体系 115
    1. 1. 諸説の検討 116
    2. 2. 《物》《場所》と《感覚》の意味 120
      1. 2.1 《物》と《場所》の意味 120
      2. 2.2 《感覚》の意味 124
    3. 3. 温度形容詞の体系化 133
      1. 3.1 《場所》の温度形容詞の体系化 133
        1. 3.1.1 「涼しい」と「暑い」の関係、「あたたかい」と「寒い」の関係 133
        2. 3.1.2 「暑い」と「寒い」の関係 135
        3. 3.1.3 「寒い」と「涼しい」の関係、「暑い」と「あたたかい」の関係 138
        4. 3.1.4 「あたたかい」と「涼しい」の関係 140
        5. 3.1.5 《場所》の温度形容詞の体系 140
      2. 3.2 《物》の温度形容詞の体系化 142
        1. 3.2.1 「ぬるい」と「熱い」の関係、「生ぬるい」と「冷たい」の関係 143
        2. 3.2.2 「熱い」と「冷たい」の関係 144
        3. 3.2.3 「ぬるい」と「冷たい」の関係、「生ぬるい」と「熱い」の関係 144
        4. 3.2.4 「ぬるい」と「生ぬるい」の関係 144
        5. 3.2.5 《物》の温度形容詞の体系 145
        6. 3.2.6 「あたたかい」について 147
        7. 3.2.7 「あたたかい」と「冷たい」「熱い」 148
        8. 3.2.8 「あたたかい」等の体系 148
    4. 4. 上代・中古の温度形容詞の体系 150
      1. 4.1 上代の温度形容詞 150
      2. 4.2 中古の温度形容詞 151
    5. 5. まとめ 155
    6. 注 156
  6. 第5章 《物》の形を表す形容詞の体系 161
    1. 1. 意味分析 163
      1. 1.1 「細長い」について 163
      2. 1.2 「平たい」について 169
      3. 1.3 「まるい」「四角い」について 175
    2. 2. 形の形容詞の体系 179
    3. 3. まとめ 183
    4. 注 184
  7. 第6章 《面上の回転》を表す動詞の体系 189
    1. 1. 意味分析 190
      1. 1.1 「倒れる」について 190
      2. 1.2 「転がる」について 195
      3. 1.3 「起きる」について 197
    2. 2. 総合的分析 199
    3. 3. 回転動詞の体系 202
      1. 3.1 形の類型に基づく分析 202
      2. 3.2 形の次元に基づく分析 205
    4. 4. まとめ 208
    5. 注 209
    1. むすび 213
    2. 参照文献 215
    3. 本書と既発表論文との対応関係 221
    4. 索引 223

けふの買物

溺れるナイフ(2)(3)
ジョージ朝倉・KC別フレ
帰りたかった家
青木玉・講談社文庫

2006-11-26 (Sun)

まきの・かずお(牧野和夫);2005/10;延慶本『平家物語』の説話と学問;

;思文閣出版;12,000円(借覧);A5判;縦組;上製;vi+386+xviii頁;;ISBN4-7842-1258-2;

2006-11-25 (Sat)

いくえみ・りょー(いくえみ綾);2006/11;潔く柔く(4);

マーガレットコミックス;集英社;390円;新書判;;並製;173頁;;ISBN4-08-846117-7;

にしだ・なおとし(西田直敏);1990/3;平家物語の国語学的研究;

研究叢書88;和泉書院;(借覧);A5判;縦1,2段組;上製;x+453頁;;ISBN4-87088-419-4;

目次を写しておく。

    1. 序 i
    2. 凡例 iii
  1. I
    1. 平家物語の国語学的研究 2
      1. 一 まえおき 私の平家物語研究 2
        1. (一) 平家物語について 2
        2. (二) 平曲について 4
        3. (三) 私の平家物語研究 7
        4. 〔参考〕 西田直敏著『平家物語の文体論的研究』内容一覧 10
      2. 二 総説 平家物語の国語学的研究の歩み――近世・近代・現代 13
      3. 三 各説 平家物語の国語学的研究 43
        1. (一) 文字・表記法 43
        2. (二) 語彙・用語 46
        3. (三) 文法 50
        4. (四) 敬語 58
        5. (五) 文章・文体 66
    2. 附 国語史研究の歴史と展望 85
  2. II
    1. 平家物語の文体と語法 102
      1. 一 はじめに 102
      2. 二 地の文の文体と語法 103
      3. 三 会話の文体と語法 109
      4. 四 文書類の文体と語法 112
      5. 五 おわりに 113
    2. 平家物語と文章読解 114
    3. 鎌倉時代の語源辞書 名語記 掲出の助詞助動詞語彙―稲荷法橋経尊の言語意識― 126
      1. 一 はじめに 126
      2. 二 『名語記』掲出の助詞助動詞語彙 130
        1. 〔A〕 助詞 132
          1. I 格助詞
            1. (1) ノ・ガ
            2. (2) ヲ
            3. (3) ニ・ヘ
            4. (4) ト
            5. (5) ヨリ・カラ
            6. (6) ニテ
            7. (7) マデ
          2. II 連体助詞
          3. III 副助詞
            1. (1) ダニ・スラ・サヘ
            2. (2) ダモ
            3. (3) ノミ
            4. (4) シ
            5. (5) バシ
          4. IV 係助詞
            1. (1) ハ
            2. (2) ゾ・ナム
            3. (3) ゾモ・ゾヤ
            4. (4) ヤ・カ
            5. (5) コソ
          5. V 終助詞
            1. (1) ナ(禁止)
            2. (2) ナ(感動)
            3. (3) ソ(ナ―ソ)
            4. (4) ナム
            5. (5) カナ
            6. (6) テシカナ
            7. (7) ガナ
            8. (8) カモ
            9. (9) ツモ
            10. (10) カシ
            11. (11) タヤ
            12. (12) ヤ
            13. (13) ヨ
            14. (13)' セロ
            15. (14) トゾ
          6. VI 接続助詞
            1. (1) バ
            2. (2) ド・ドモ
            3. (3) テ・トテ
            4. (4) デ
            5. (5) ツツ
            6. (6) カラニ
            7. (7) モノカラ
        2. 〔B〕 助動詞
          1. (1) ル・ラル
          2. (2) サス
          3. (3) シム
          4. (4) ズ
          5. (5) キ
          6. (6) ケリ
          7. (7) タ
          8. (8) ツ
          9. (9) ヌ
          10. (10) タリ
          11. (11) リ
          12. (12) ム
          13. (13) ラム
          14. (14) ケム
          15. (15) ラシ
          16. (16) ベシ
          17. (17) マシ
          18. (18) メリ
          19. (19) マジ
          20. (20) ナリ(断定)
          21. (21) ナリ(伝聞・推定)
          22. (22) ゴトシ
          23. (23) マホシ
          24. (24) タシ
          25. (25) タ
      3. 三 おわりに 166
  3. III
    1. 平家物語の描写 170
      1. 一 人物描写――外貌 170
        1. A 男性の外貌描写 170
        2. B 女性の外貌描写 174
      2. 二 人物描写――服装 175
      3. 三 自然描写 192
      4. 四 心理描写 194
      5. 五 行動描写 196
    2. 平家物語の「自然」描写 202
      1. 一 はじめに 202
      2. 二 平家物語に描かれた「自然」の様相 203
        1. (一) スタティックな自然 204
        2. (二) 人間と交感する自然 207
        3. (三) 比喩・象徴化された自然 213
        4. (四) 移りゆく自然 214
        5. (五) 自然を彩る花鳥月雪 215
      3. 三 平家物語における「自然」表現の文章的機能 217
      4. 四 むすび 221
  4. IV
    1. 軍記物語の語彙―平家物語・保元物語・平治物語を中心に― 226
      1. 一 はじめに 226
      2. 二 異なり語数・延べ語数・使用頻度数と品詞別組成 227
      3. 三 語種別組成 233
      4. 四 基幹語彙 241
      5. 五 位相語 243
      6. 六 史的・比較的考察 246
      7. 七 軍記物語の形容語彙 248
        1. A 形容詞 250
        2. B 形容動詞 255
      8. 八 おわりに 259
  5. V
    1. 「和漢混淆文」―その用語の歴史と文体史― 262
      1. 一 「和漢混淆文」について 262
      2. 二 「和漢混淆文」という名称の成立 264
      3. 三 「和漢混淆文」という名称の普及 271
      4. 四 「和漢混淆文」の形成 274
      5. 五 「和漢混淆文」の発展 277
      6. 六 「和漢混淆文」から普通文へ 282
  6. VI
    1. 平家物語における敬語 288
      1. 一 はじめに 288
      2. 二 敬語の分類 288
      3. 三 詞に属する敬語 289
        1. 1 尊敬表現 289
        2. 2 謙譲表現 294
        3. 3 自敬表現 296
      4. 四 辞に属する敬語 298
      5. 五 おわりに 299
    2. 古典の敬語 300
      1. 一 古典解釈と敬語 300
      2. 二 敬語表現の諸相 302
      3. 三 敬語と敬意表現 309
      4. 四 敬語の分類 313
      5. 五 敬語の語彙と表現形式 317
      6. 六 敬語の重層 323
      7. 七 身分と敬語――地の文の敬語 328
      8. 八 会話文の敬語 330
      9. 九 自敬表現 334
  7. VII
    1. 甲南女子大学西田ゼミ「平家物語」関係卒業論文より / 西田直敏編 338
      1. 編者の弁 338
      2. 一 「間」(あひだ)の研究―平家物語・保元物語・平治物語と義経記・曽我物語― / 嶋田紀子 340
      3. 二 「平家物語」「保元物語」「平治物語」の四字漢語の構造について / 木村輝子 355
      4. 三 「奈落」について―梵語の日本語化の歴史的研究― / 糸島佐和子 373
      5. 四 「足」を上部成分とする動作性複合名詞の語彙論的研究―「足ずり」「足(あ)がき」の類― / 島倉(篠部)典子 390
      6. 五 平家物語における仏語研究―「乞食」について― / 藤井順子 401
        1. 附録 平家物語の仏語の梵語索引
      7. 六 覚一本平家物語の助数詞 / 関口佳子 428
      8. 七 平家物語「祇王」の表現―諸本対比によるアプローチ― / 増田尚美 440
    1. 後記 453

2006-11-24 (Fri)

たかだ・まもる(高田衛);2006/10;滝沢馬琴―百年以後の知音を俟つ―;

ミネルヴァ日本評伝選[041];ミネルヴァ書房;(借覧);四六判;縦組;上製;2+xvii+323+10頁;;ISBN4-623-04739-3;

こんた・よーぞー(今田洋三);1977/10;江戸の本屋さん 近世文化史の側面;

NHKブックス299;日本放送出版協会;(借覧);B6判;縦組;並製;206頁;;;

けふの買物

sabra 021 2006 14th December
小学館

2006-11-23 (Thu)

イアン・ブルマ/アヴィシャイ・マルガリート[著]、ほった・えり(堀田江理)[訳];2004=2006/9;反西洋思想;

新潮新書182;新潮社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;254頁;;ISBN4-10-610182-3;[原題]Ian Buruma & Avishai Margalit, Occidentalism: the West in the eyes of its enemies

すずき・しゅーじ(鈴木修次);1978/2;漢字 その特質と漢字文明の将来;

講談社現代新書497;講談社;420円(150円);新書判;縦組;並製;204頁;;ISBN4-06-115897-X;

漢字をその支持体との関係でとらへようとしてゐるのが面白い(著者は史記や賦は絹に書かれたといふ)。古文のレトリック。人工言語性。

2006-11-22 (Wed)

どい・たかよし(土井隆義);2004/9;「個性」を煽られる子どもたち 親密圏の変容を考える;

岩波ブックレットNo.633;岩波書店;480円(借覧);A5判;縦組;並製;71頁;;ISBN4-00-009333-9;

かとー・みきろー(加藤幹郎);2006/7;映画館と観客の文化史;

中公新書1854;中央公論新社;860円(借覧);新書判;縦組;並製;8+302頁;;ISBN4-12-101854-0;

いちせ・たかしげ(一瀬隆重);2006/8;ハリウッドで勝て!;

新潮新書177;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;206頁;;ISBN4-10-610177-7;

2006-11-21 (Tue)

いけがみ・よしひこ(池上嘉彦);2000/9;「日本語論」への招待;

Kodansha Philosophia;講談社;(借覧);四六判;縦組;上製;326頁;;ISBN4-06-208768-5;

  1. はじめに 1
  2. 第一部 日本語と日本語論 17
    1. 外から見た日本語・内から見た日本語 19
      1. 一 「日本語論」と「日本人論」 19
      2. 二 外から見た日本語 20
      3. 三 〈悪魔の言語〉としての日本語 22
      4. 四 「日本語論」の三つの層 27
      5. 五 いわゆる「うなぎ文」をめぐって 30
      6. 六 「日本語論」の批判としての「日本(語)論」 36
    2. 「談話」としての日本語〔人〕論と日本語〔人〕論批判 39
      1. 一 「日本語〔人〕論」のストラテジー 39
      2. 二 「日本語〔人〕論」批判のストラテジー 40
      3. 三 「主張」と「批判」のすれ違い 44
      4. 四 「日本的」な〈説得〉のテクスト 46
    3. 言語類型論と言語の〈類型〉 50
      1. 一 言語の〈類型〉 50
      2. 二 〈一般化志向的〉な類型論 52
      3. 三 〈分類志向的〉な類型論 55
      4. 四 〈個別言語志向的〉アプローチ 58
      5. 五 〈一般化志向的〉類型論と〈個別言語志向的〉類型論 64
    4. 方法論の問題 67
      1. 一 ベネディクトの文化の〈型〉 67
      2. 二 〈形態〉の規定へ向けて 70
      3. 三 〈類型を挙げる〉という操作 73
      4. 四 〈具体の科学〉の彼岸 75
      5. 五 構造的概念としての〈相同性〉 77
      6. 六 発生的概念としての〈相同性〉 80
      7. 七 〈反例〉の重み 84
      8. 八 〈記述〉対象としての〈恣意的〉な言語 85
      9. 九 〈説明〉対象としての〈動機づけられた〉言語 87
      10. 一〇 〈恣意性〉と〈動機づけ〉のせめぎ合い 90
    5. 文法的範疇としての〈数〉 93
      1. 一 〈数〉がないということ 93
      2. 二 〈双数〉の意味 94
      3. 三 〈数〉の対立の中和 97
      4. 四 客観主義的な見方の限界 99
      5. 五 〈数〉の用法の揺れ 104
      6. 六 〈個体〉の〈連続体〉化と〈連続体〉の〈個体〉化 106
      7. 七 メトニミー的過程(1) 109
      8. 八 メトニミー的過程(2) 113
      9. 九 〈部分〉‐〈全体〉と〈具体〉‐〈抽象〉 118
      10. 一〇 主体的把握としての〈単数〉と〈複数〉 123
      11. 一一 〈数〉のカテゴリーの習得 127
      12. 一二 〈名詞〉の本質的な〈不可算性〉 133
    6. 〈名詞〉から〈動詞〉へ 141
      1. 一 〈モノ〉の数と〈コト〉の数 141
      2. 二 〈個数〉と〈回数〉の相互乗り入れ 142
      3. 三 〈出来事〉以外の〈コト〉 150
      4. 四 基数詞と序数詞 153
      5. 五 〈基数詞〉の無徴性と〈序数詞〉の有徴性 156
      6. 六 〈個数〉の複数と〈回数〉の複数 158
      7. 七 〈量〉や〈程度〉に関わる複数 163
      8. 八 〈近似的〉な複数 164
      9. 九 日本語の複数表現 168
      10. 一〇 〈コト〉志向的表現としての〈数量詞遊離〉 171
  3. 第二部 〈モノ〉と〈トコロ〉――その対立と反転 185
    1. 一 〈有界的〉な〈モノ〉と〈無界的〉な〈トコロ〉 187
    2. 二 〈無界性〉と〈部分〉・〈未完了〉 194
    3. 三 〈トコロ〉の二面性と〈身体性〉 203
    4. 四 〈モノ〉としての身体と〈トコロ〉としての身体 206
    5. 五 〈モノ〉としての概念化から〈トコロ〉としての概念化への反転 210
    6. 六 逆方向への反転――〈モノ〉から〈トコロ〉へ 220
    7. 七 〈モノ〉としての概念化と〈トコロ〉としての概念化の相対性 226
    8. 八 文化のレベルでの相同性 231
  4. 第三部 日本語の主観性と主語の省略 237
    1. 一 ラガナ氏の戸惑い 239
    2. 二 主語の〈省略〉ということ 242
    3. 三 主語の〈省略〉と美意識 244
    4. 四 〈文法的な主語〉と〈心理的な主語〉 245
    5. 五 〈話題〉と〈既出情報〉 247
    6. 六 明示することの義務性と任意性 248
    7. 七 言語学での扱い方――〈復元可能性〉 250
    8. 八 〈ダイアローグ的〉談話と〈モノローグ的〉談話 253
    9. 九 〈話し手責任〉と〈聞き手責任〉 260
    10. 一〇 〈話し手にとって復元可能〉と〈権威〉 263
    11. 一一 〈話し手にとって復元可能〉と〈自己中心性〉と〈甘え〉 265
    12. 一二 〈話し手にとって復元可能〉な典型的事例 267
    13. 一三 言語世界の原点としての〈話す主体〉 268
    14. 一四 〈ゼロ〉表示の〈話す主体〉 272
    15. 一五 〈定冠詞〉と〈ゼロ〉冠詞 274
    16. 一六 〈一人称〉表現の特権的扱われ方 277
    17. 一七 〈感覚〉、〈感情〉の表現 279
    18. 一八 「行ク」と「来ル」 282
    19. 一九 〈主観的把握〉の拡張 285
    20. 二〇 〈メトニミー的〉拡張と〈メタファー的〉転移 286
    21. 二一 〈自己〉の拡大への制約 288
    22. 二二 〈主体〉と〈客体〉の融合 290
    23. 二三 〈主客合体〉の美学 293
    24. 二四 体験的な臨場感覚への拘わり 295
    25. 二五 〈環境論的な自己〉へ 298
    26. 二六 〈場所〉としての自己 300
    27. 二七 言語表現での人間の〈場所化〉 303
    28. 二八 〈コト〉と関わる〈トコロ〉 304
    29. 二九 〈身体性〉との関わり 305
    30. 三〇 〈場所化〉と〈自発〉――そして〈創発〉 307
    1. 引用文献 317
    2. あとがき 318
    3. 索引 326

2006-11-20 (Mon)

三十男ニ二十女トコヽニ云タハ共ニ期尽ノ者ヲアゲテ云タ事ゾ


おーにし・はるたか(大西晴隆)/きむら・のりこ(木村紀子)[校注];2004/4;塵袋2;

東洋文庫725;平凡社;(借覧);全書判;縦組;上製;322+xxiv頁;;ISBN4-582-80725-9;

解説では大江家(嫡流?)の手になるものと推定。

上田萬年/橋本進吉;1916/3→1968/1;古本節用集の研究;

;勉誠社;3,500円(借覧);A5判;縦組;上製;10+384+22+24+3頁;;;

目次を写しておく(いつたんは細目までひろはうと思つたのだけれど、めんどくなつた)。

  1. 第一章 研究の目的及び範囲 1
  2. 第二章 古本節用集諸本解題 3
    1. 第一 「印度」本 6
      1. 第一類 弘治二年本類 6
        1. 一 弘治二年本 6
        2. 二 弘治二年別本 11
        3. 三 永禄十一年本 13
        4. 四 図書寮零本 18
        5. 五 和漢通用集 22
      2. 第二類 永禄二年本類 25
        1. 六 永禄二年本 25
        2. 七 永禄五年本 30
        3. 八 村井本 34
        4. 九 尭空本 36
        5. 一〇 両足院本 40
        6. 一一 前田本 42
        7. 一二 経亮本 48
        8. 一三 五辻本 52
      3. 第三類 枳園本 56
        1. 一四 枳園本 57
    2. 第二 「伊勢」本 60
      1. 第四類 天正二十年本 60
        1. 一五 天正二十年本 60
      2. 第五類 伊京集 63
        1. 一六 伊京集 63
      3. 第六類 天正十八年本類 65
        1. 一七 天正十八年本 66
        2. 一八 慶長十二年本 68
        3. 一九 黒川本 70
        4. 二〇 森氏本 72
      4. 第七類 饅頭屋本 74
        1. 二一 饅頭屋本 74
      5. 第八類 温故堂本 77
        1. 二二 温故堂本 77
      6. 第九類 増刊本 79
        1. 二三 増刊本 80
    3. 第三 「乾」本 83
      1. 第十類 易林本類 83
        1. 二四 平井版易林本 84
        2. 二五 別版易林本 89
        3. 二六 草書本 92
        4. 二七 慶長十六年本 97
    4. 附載一 未見の諸本 100
      1. (1) 文明六年本 101
      2. (2) 明応二年本 102
      3. (3) 明応五年本 103
      4. (4) 文亀本 104
      5. (5) 新増色葉節用集 107
      6. (6) 易林本別本 112
      7. (7) 慶長十五年本草書本 112
      8. (8) 小山版慶長十五年本 113
    5. 附載二 「塵芥」解題 115
  3. 第三章 諸本の系統的関係 121
    1. 第一節 諸本の比較 121
      1. 一 巻冊数 121
      2. 二 部数 128
      3. 三 附録 132
      4. 四 門立て 151
      5. 五 所収の語 162
    2. 第二節 「印度」本に属する諸本の関係 167
      1. 一 弘治二年本類 167
      2. 二 永禄二年本類 173
      3. 三 枳園本 184
      4. 四 弘治二年本類と永禄二年本類 186
    3. 第三節 「伊勢」本に属する諸本の関係 197
    4. 第四節 「乾」本に属する諸本の関係 214
    5. 第五節 「印度」本「伊勢」本「乾」本相互の関係 219
      1. 一 「印度」本と「伊勢」本 221
      2. 二 「乾」本と他の両本 235
    6. 第六節 節用集の原本 252
  4. 第四章 節用集の著者年代及び名義 257
    1. 第一節 節用集の著者 257
      1. 一 虎関 257
      2. 二 玄恵 259
      3. 三 横川 260
      4. 四 環翠軒及び清原家 262
      5. 五 林宗二 266
      6. 六 建仁寺の僧 270
    2. 第二節 節用集の著作年代 273
    3. 第三節 節用集の名義 291
  5. 第五章 我が国の辞書と節用集 295
    1. 第一節 平安朝以前の辞書 295
    2. 第二節 鎌倉室町時代の辞書 313
    3. 第三節 辞書の歴史上から見た節用集 328
  6. 第六章 寛永以後の節用集 348
  7. 補遺 国語研究室本節用集解題 357
  8. 附録 黒川春村の節用集考 365
  9. 写真版目録 (略)
  10. 附表目録
    1. 附表第一 古本節用集諸本比較表
    2. 附表第二 古本節用集諸本附録比較表
    3. 附表第三 古本節用集諸本門名比較表

てい・たいきん(鄭大均);2006/8;在日の耐えられない軽さ;

中公新書1861;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+2+194頁;;ISBN4-12-101861-3;

2006-11-19 (Sun)

ひらい・げん(平井玄);2005/11;ミッキーマウスのプロレタリア宣言;

;太田出版;1,200円(借覧);四六判;縦組;並製;179頁;;ISBN4-87233-993-2;

かわさき・ふみひこ(川﨑二三彦);2006/8;児童虐待――現場からの提言;

岩波新書(新赤版)1030;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;viii+228頁;;ISBN4-00-431030-X;

ふくしま・くにみち(福島邦道);1973/12;キリシタン資料と国語研究;

笠間叢書38;笠間書院;5,500円(借覧);A5判;縦組;上製;6+3+343+5頁;;;

目次を写しておく。

  1. I 序説
    1. 第一章 キリシタン資料による国語研究 3
  2. II 資料
    1. 第二章 キリシタン資料 19
    2. 第三章 ドチリナ・キリシタン本文考 83
    3. 第四章 サントスの御作業本文考(一)―サント・アレイショ伝― 103
    4. 第五章 サントスの御作業本文考(二)―サンタ・カテリナ伝― 121
    5. 第六章 天草版金句集出典考 153
  3. III 音韻
    1. 第七章 ハ行音と開合音の問題 177
    2. 第八章 「みゅう」と「みょう」の交替 189
  4. IV 文字
    1. 第九章 半濁音符考 209
  5. V 文典
    1. 第十章 ロドリゲス日本小文典考 245
    1. 本書の構成と既発表論文 341
    2. あとがき 343
    3. 人名索引 左1

本書とは関係ないことだけれど、高羽五郎と高見三郎とは別人だといふことに最近になつて気がついた。

きたじま・ゆきのり(北島行徳);1997/12→1999/6;無敵のハンディキャップ 障害者が「プロレスラー」になった日;

文春文庫[き-20-1];文藝春秋;514円(100円);文庫判;縦組;並製;365頁;;ISBN4-16-762801-5;

けふの買物

近代浪漫派文庫18 山田孝雄/新村出
新学社
現代思想 第28巻第8号 2000年7月号 特集 メディオロジー
青土社
現代思想 第31巻第13号 2003年11月号 特集 争点としての生命
青土社
現代思想 第11巻第11号 1983年11月号 特集 精神医学の現在 文化と狂気
青土社
現代思想 第21巻第13号 1993年12月号 特集 法人資本主義
青土社
diatxt. 09 特集 〈京都イメージ〉をめぐって
京都芸術センター
小説 真夜中の弥次さん喜多さん
しりあがり寿・河出文庫
20世紀モノ語り
紀田順一郎・創元ライブラリ
日本のかるた 小倉百人一首の背景
濱口博章・山口格太郎・カラーブックス
日本語おもしろ雑学歳時記
興津要・知的生きかた文庫
言語・思考・現実
B・L・ウォーフ・池上嘉彦訳・講談社学術文庫
丸谷才一の日本語相談
丸谷才一・朝日文庫
漢字 その特質と漢字文明の将来
鈴木修次・講談社現代新書
武器よさらば 橋本治書簡集1972-1989
橋本治・弓立社
新中間大衆の時代 戦後日本の解剖学
村上泰亮・中公文庫
ことばと発達
岡本夏木・岩波新書
松浦宮物語 付 現代語訳
萩谷朴訳注・角川文庫
テスト氏
ヴァレリー・粟津則雄訳・福武文庫
視想への旅立ち 五木寛之討論集
五木寛之・河出文庫
日本の文化ナショナリズム
鈴木貞美・平凡社新書
遊ぶ日本語 不思議な日本語
飯間浩明・岩波アクティブ新書
日本の説話7 言葉と表現
山田俊雄・馬渕和夫編・東京美術
古今集以前―詩と歌の交流―
小島憲之・塙選書

2006-11-18 (Sat)

まつぞの・ひとし(松薗斉);2006/5;王朝日記論;

叢書・歴史学研究;法政大学出版局;4,500円(借覧);A5判;縦組;上製;vii+209+13頁;;ISBN4-588-25052-3;

ほし・こーじ(星浩司);2006/4;言語学への扉;

;慶應義塾大学出版会;(借覧);A5判;横組;並製;6+211頁;;ISBN4-7664-1248-6;

目次を写しておく。

    1. はじめに
    2. 本書を読む前に
  1. 第1章 「言語学」とは何か? 1
    1. 言語学とはどんな学問か? 2
    2. 学問全体の中での言語学の位置付け 3
    3. 主要な言語学の分野と関連分野 6
    4. コラム ソシュールとチョムスキー 9
    5. 注 11
    6. 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 13
  2. 第2章 「言語」とは何か? 15
    1. 二種類の「言語」 16
    2. 「ラング」と「I-言語」 18
    3. 人間の言語に見られる一般的な特徴 21
    4. コラム 哲学と言語学:「合理論」対「経験論」 26 #エルマン流のニューラルネットワークで言語現象が仮に表現できたからといって,これが果たして人工知能ではない実際の人間の脳の中の言語機能を忠実に反映したシステムなのかは,議論の余地があると思われます、といふ生成理論がはからの批判といふのに、なにか悪い冗談なのか、お前が言ふな、と思つてしまふ。
    5. 注 27
    6. 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 30
  3. 第3章 「音」に関する分野 33
    1. 実際の音を扱う「音声学(Phonetics)」 34
      1. 実際の音声の三つの側面 34
      2. 一つ一つの音(母音と子音) 38
      3. 音のまとまり(音節とモーラ) 43
      4. 一つ一つの音を超えた韻律構造:アクセント 45
      5. コラム 国際音声字母(International Phonetic Alphabet: IPA) 51
      6. 注 52
      7. 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 55
    2. 抽象的な音を扱う「音韻論(Phonology)」 56
      1. 頭の中にある抽象的な音の概念(音素) 56
      2. 音素を生み出す“素粒子的要素”(弁別的音韻素性) 60
      3. 音素の“化学反応”(音韻現象) 61
      4. 実際の音を生み出すプロセス(音韻規則) 63
      5. コラム 最適性理論(Optimality Theory: OT) 70
      6. 注 71
      7. 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 74
  4. 第4章 音と意味をつなぐ「構造」を扱う分野 75
    1. 単語レベルの構造を扱う「形態論(Morphology)」 76
      1. 意味を持っている言語の最小のユニット(形態素) 76
      2. 単語を生み出すしくみ(派生と複合、その他の語形成のプロセス) 79
      3. 動詞や名詞の形の変化(屈折) 83
      4. 単語の特徴を決める柱(主要部) 84
      5. コラム 二重メカニズム仮説(Dual Mechanism Hypothesis) 88
      6. 注 89
      7. 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 92
    2. 文レベルの構造を扱う「統語論(Syntax)」 93
      1. 文を作り上げるための二種類の材料(語彙範疇と機能範疇) 95
      2. 文の基本的な骨組みを作るしくみ(句構造と意味役割) 96
      3. 文の最終的な形を作るしくみ(移動と削除) 105
      4. 文の構造に依存する意味の側面(統語構造と意味解釈) 108
      5. コラム ミニマリスト・プログラム(Minimalist Program) 115
      6. 注 116
      7. 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 121
  5. 第5章 「意味」に関する分野 123
    1. 単語や文の意味を扱う「意味論(Semantics)」 124
      1. 単語の意味の二面性(内包と外延) 125
      2. 内包を生み出す“原子的要素”(意味素性) 129
      3. 文と文の間の意味関係(意味論的含意と前提) 134
      4. 単語の意味の一定の結合の仕方から生じる文の意味 137
      5. コラム 形式意味論(Formal Semantics) 148
      6. 注 149
      7. 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 153
    2. 文脈の中での意味を扱う「語用論(Pragmatics)」 154
      1. 二種類の情報(既知情報と新情報) 156
      2. 発話のコンテクストに依存する言語表現(直示表現) 158
      3. 発話の持つ三つの機能と文字通りの意味からの逸脱(間接言語行為) 159
      4. スムーズなコミュニケーションが成り立つための法則(協調の原則と会話の格率) 161
      5. コラム 関連性理論(Relevance Theory) 166
      6. 注 167
      7. 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 169
  6. 付章 生成言語学の展望 171
    1. 生成言語学の目標と今後期待される方向性 172
    2. 従来の“地味な言語学”の重要性 177
    3. コラム テクノロジーと理論言語学 179
    4. 注 180
    5. 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 183
    1. 参考文献 185
    2. 索引 194

いのうえ・たけひこ(井上雄彦);2006/11;リアル(6);

YOUNG JUMP COMICS;集英社;590円;B6判;;並製;209頁;;ISBN4-08-877173-7;

2006-11-17 (Fri)

なかじま・たかのぶ(中島隆信);2003/10;大相撲の経済学;

;東洋経済新報社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;xi+204頁;;ISBN4-492-31330-3;

しらはせ・さわこ(白波瀬佐和子)[編];2006/2;変化する社会の不平等 少子高齢化にひそむ格差;

;東京大学出版会;(借覧);四六判;横組;上製;iii+244頁;;ISBN4-13-051124-6;[執筆者]しらはせ・さわこ(白波瀬佐和子)/さとー・としき(佐藤俊樹)/げんだ・ゆーじ(玄田有史)/かりや・たけひこ(苅谷剛彦)/いしだ・ひろし(石田浩)/まつーら・かつみ(松浦克己)/みやざと・なおみ(宮里尚三)

つつい・きよただ(筒井清忠);2005/3;西條八十;

中公叢書;中央公論新社;2,200円(借覧);四六判;縦組;並製;418頁;;ISBN4-12-003623-5;

あべ・きんや(阿部謹也);2000/7;阿部謹也著作集 第九巻 自分のなかに歴史をよむ・北の街にて;

;筑摩書房;(借覧);A5判;縦組;上製;8+563頁;;ISBN4-480-75159-9;

自伝ではぶかれてゐた小樽時代のことをよみたく思つて借りてきたもの(すこしまへに洋泉社から新書でも出てゐるけど)。「どんな問題をやるにせよ、それをやらなければ生きてゆけないというテーマを探すのですね」

2006-11-16 (Thu)

ふじはら・たつし(藤原辰史);2005/2;ナチス・ドイツの有機農業――「自然との共生」が生んだ「民族の絶滅」;

KASHIWA学術ライブラリー09;柏書房;3,800円(借覧);A5判;縦組;上製;306頁;;ISBN4-7601-2679-1;

けふの買物

広告批評 2006 NOV NO.309 特集 世界のコマーシャル2006
マドラ出版

2006-11-15 (Wed)

まえだ・とみよし(前田富祺)/のむら・まさあき(野村雅昭)[編];2004/4;漢字の未来;

朝倉漢字講座5;朝倉書店;4,800円(借覧);A5判;横組;上製;x+255頁;;ISBN4-254-51535-9;

目次を写しておく。

  1. 第1章 情報化社会と漢字 / 山田尚勇(やまだ・ひさお) 1
    1. 1. 漢字かな交じり文の入力の問題 1 #Tコード
    2. 2. 情報化社会の到来と日本語 4
    3. 3. 現用の表記法は日本文化を弱体化している 8
    4. 4. 国語教育への負担 11
    5. 5. 漢字の使用が思考過程を制約する可能性 15
    6. 6. 同音異義語の問題 20
    7. 7. カタカナことば 24 #フィンランド語
    8. 8. 漢字にまつわる神話 27
  2. 第2章 インターネットと漢字 / 加藤弘一(かとー・こーいち) 34
    1. 1. ASCIIとISO/IEC 2022 34
    2. 2. 漢字文化圏の文字コード 40
    3. 3. ISO 10646とユニコード 48
    4. 4. 異体字と符号化対象 58
  3. 第3章 多文字社会の可能性 / 河野勝也(こーの・かつや) 78
    1. 1. はじめに 78
    2. 2. 20世紀後半の日中の漢字政策 79
    3. 3. 日本・中国の文字コードと漢字政策 83
    4. 4. 中国語の入出力システム 87
    5. 5. ユニコードの普及と翻訳メールシステム 91
    6. 6. 中国の民族文字と多文字社会の将来 95
    7. 7. おわりに 97
  4. 第4章 現代中国の漢字 / 松岡榮志(まつおか・えーじ) 99
    1. 1. はじめに――『漢字の運命』 99
    2. 2. 漢字の追放から漢字の改革へ 101
    3. 3. 漢字と拼音の併存 102
    4. 4. もう一つの論文 104
    5. 5. 漢字政策の問題点 105
    6. 6. 漢字に対する自由な議論 108
    7. 7. 「漢字簡化方案」以前――幻の簡化字表 109
    8. 8. 「漢字簡化方案」 112
    9. 9. 「簡化字総表」 113
    10. 10. 「第二次漢字簡化方案(草案)」の迷走 115
    11. 11. 繁体字の氾濫 116
    12. 12. 「中華人民共和国国家通用語言文字法」の施行 120
    13. 13. 「人民日報」海外版 121
    14. 14. 異体字の整理 122
    15. 15. 印刷字形の整理 123
    16. 16. 「現代漢語常用字表」「現代漢語通用字表」の制定 124
    17. 17. 中国の漢字と情報処理 126
  5. 第5章 韓国の漢字 / 宋永彬(ソン・ヨンビン) 129
    1. 1. はじめに 129
    2. 2. 漢字との出会いと定着 130
    3. 3. 韓国の漢字音 133
    4. 4. ハングル専用論と漢字併用論 136
    5. 5. 漢字教育 140
    6. 6. 新聞における漢字表記の変化 142
    7. 7. 現代人の読み書き能力 145
    8. 8. 漢字をめぐる最近の動向 147
    9. 9. おわりに 155
  6. 第6章 東南アジアの漢字 / 田中恭子(たなか・きょーこ) 161
    1. 1. はじめに 161
    2. 2. ベトナムにおける漢字の受容と放棄 163
    3. 3. 東南アジア史における華人移民と漢字 167
    4. 4. 植民地時代の華人意味と漢字文化 169
    5. 5. 東南アジア諸国の脱植民地化と漢字の現在 171
    6. 6. 華人ネットワークの活性化と漢字文化 175
    7. 7. おわりに 177
  7. 第7章 出版文化と漢字 / 村瀬拓男(むらせ・たくお) 181
    1. 1. 本稿の目的 181
    2. 2. 電子出版物制作時に直面した漢字の問題 182
    3. 3. デジタル化が意味すること 190
    4. 4. 出版物印刷における漢字 193
    5. 5. インフラとしての意味 197
    6. 6. 「出版文化と漢字」の問題 199
  8. 第8章 ことばの差別と漢字 / ましこ・ひでのり 203
    1. 1. はじめに 203
    2. 2. 障壁/障害としての漢字 203
    3. 3. 漢字の逆機能 205
    4. 4. 漢字使用者の負担 208
    5. 5. 排除装置としての漢字表記 211
  9. 第9章 漢字に未来はあるか / 野村雅昭(のむら・まさあき) 221
    1. 1. 常用漢字の崩壊 221
    2. 2. 新聞界の変節 222
    3. 3. 表外漢字の字体 225
    4. 4. 外来語のイイカエ 234
    5. 5. 終末にいたる前に 238
  10. 対談―漢字の未来をめぐって― / 前田富祺/野村雅昭 241
  11. 索引 249

いとー・せー(伊藤整);1948/12→2006/6;小説の方法;

岩波文庫[緑 96-3];岩波書店;760円(借覧);文庫判;縦組;並製;341頁;;ISBN4-00-310963-5;

しばた・たけし(柴田武);2002/6;その日本語、通じていますか?;

角川oneテーマ21 B-24;角川書店;667円(100円);新書判;縦組;並製;238頁;;ISBN4-04-704091-6;

けふの買物

銀になる
おかざき真里・りぼんマスコットコミックス

2006-11-14 (Tue)

よしかわ・こーじろー(吉川幸次郎);1962→2006/2;宋詩概説;

岩波文庫[青 152-3];岩波書店;760円(借覧);文庫判;縦組;並製;332頁;;ISBN4-00-331523-5;

福田恆存;1961/5;論爭のすすめ;

;新潮社;380円(借覧);四六判;縦組;上製;303頁;;;

本書所収の「隣人・大岡昇平 : 福田恆存氏の辯明」の「その一 私が大岡の訪問を嫌ふといふ恨みごとにたいして」で、国際文化会館にかかる吉田茂の書、論語学而の「有朋自遠方來不亦樂乎」といふ一句を、これにつづく対句を想像したうへで、「この男もまた歸つて來る、遠くからたまに訪ねて來られるのも亦たのしいことと思はぬか」とごまかしたのである。それで始めて「亦」がきいてくる(p.287)、と和らげてゐるのだけど、「不亦~乎」といふのは「なんとまあ~ではないか」といふ反語・咏嘆の句法であつて、この場合の「亦」字を「もまた」とするのはあやまりであるむねの指摘が、古田島洋介「「不亦楽乎」の俗解 : 原文を忘れた漢文訓読の危険性」(『明星大学研究紀要』10、2002年)でされてゐる。

2006-11-13 (Mon)

こまつ・ひでお(小松英雄);2006/11;古典再入門 『土左日記』を入りぐちにして;

;笠間書院;1,900円(2割引);四六判;縦組;並製;ix+333+6頁;;ISBN4-305-70326-2;

一読三歎。


角筆研究――丁度けふ国際シンポジウムなるものがあつた――への評価が、「〔書評〕秋永一枝著『古今和歌集声点本の研究』」(『国語学』167集、1991年、p.30)で言及したときから、がらりと変つてしまつてゐた(pp.119-120)。

足も頭もつかはないわたくしはただperishしゆくのみであるなあ。


目次を写しておく。

  1. イントロダクション 3
  2. 第I部 前文の表現を解析する
    1. 第一章 従来の共通理解とその問題点 47
    2. 第二章 仮名の形成と仮名文の発達 72
    3. 第三章 仮名連鎖の複線構造 83
    4. 第四章 仮名文の日記 98
    5. 第五章 「女文字」、「男文字」という語の存在証明 112
  3. 第II部 女文字から女手へ
    1. 第一章 女文字とは 133
    2. 第二章 女文字の実像――貫之の書いた女文字 147
    3. 第三章 女文字から女手への軌跡――実用から芸術へ 163
  4. 第III部 門出の日の記録
    1. 第一章 発端 203
    2. 第二章 初日の日記 238
  5. 第IV部 絶えて桜の咲かざらば 261
    1. 付録 日本大学蔵本『土左日記』抜粋 322
    2. お読みいただいたかたがたへ 329
    3. あとがき 331
    4. 注目語句一覧 左開(1)
    5. 目次細目 左開(2)

けふの貰物

「経 Kei」(10月号)「月刊中国図書」(10月号、11月号)「本郷」(11月号)もらふ。

2006-11-12 (Sun)

うちだ・まさのり(內田賢德);2005/9;上代日本語表現と訓詁;

;塙書房;11,000円(1割引);A5判;縦組;上製;v+446+28頁;;ISBN4-8273-0096-8;

目次を写しておく。

  1. 序章 文字表現と以前
    1. 第一節 黎明 5
    2. 第二節 倭語を記すこと 11
      1. 一 倭語を写すこと 11
      2. 二 倭語を記すこと 14
      3. 三 訓字の多様と仮名 19
      4. 四 訓字と仮名の共存へ 22
      5. 五 人麻呂歌集、古事記 31
    3. 第三節 定型和歌の成立と表記 35
      1. 一 人麻呂歌集略体歌と訓詁 35
      2. 二 上代歌謡としての「なにはつ」の歌 41
      3. 三 外からの倭語 46
  2. 第一章 古事記の表現と訓詁
    1. 第一節 訓詁から見た古事記 55
      1. 一 漢字と意義 55
      2. 二 日本語文を記すこと 60
      3. 三 日本語文と漢字表現 65
    2. 第二節 古事記の文 77
      1. はじめに 77
      2. 一 文の形態 日本語文の契機 78
      3. 二 文の形式――呼応、関係構成 84
      4. 三 文の来歴――記すことと読むこと 91
    3. 第三節 古事記歌謡と訓字 97
      1. はじめに 97
      2. 一 『古事記』の文と旧辞 97
      3. 二 歌謡と訓字(一) 対応 101
      4. 三 歌謡と訓字(二) 訓詁 108
      5. 四 萬葉歌の場合 113
  3. 第二章 萬葉集の表現と訓詁
    1. 第一節 漢字表現の応用と内化 121
      1. はじめに 121
      2. 一 漢字の字義と訓詁の応用 121
        1. 1 懐――カネテ 121
        2. 2 猶豫不定――タユタフ 134
        3. 3 眷――カヘル 136
      3. 二 倭語への内化 139
        1. 1 引用――詩的表現の受容 139
        2. 2 訓読語と歌――漢字表現の内化 141
    2. 第二節 萬葉歌の中の漢字表現―訓字と仮名をめぐって― 149
      1. はじめに 149
      2. 一 正訓字と訓仮名、その連続と断面 150
      3. 二 訓字の多様――「景迹」と「行」 156
      4. 三 『遊仙窟』の場合 160
      5. 四 訓読語と仮名 163
    3. 第三節 遊仙窟古訓を萬葉歌に遡る 173
      1. 一 辞書の利用と批判 173
      2. 二 『遊仙窟』古訓のナヤムと家持歌 175
      3. 三 『遊仙窟』受容研究の現在 182
    4. 第四節 逆言・狂言攷 187
      1. はじめに 187
      2. 一 「妖言」の概念と変遷――中国 188
      3. 二 「妖言」の受容――日本 199
      4. 三 「逆言」の概念と受容 206
      5. 四 挽歌の中のオヨヅレ 213
    5. 第五節 萬葉しぐれ攷 219
      1. 一 しぐれを詠むこと 219
      2. 二 シグレの表記 227
      3. 三 時雨―シグレ―へ 230
    6. 第六節 萬葉ムナキ攷 235
    7. 第七節 動詞シノフの用法と訓詁 247
      1. はじめに 247
      2. 一 不在のものを思う形式 248
      3. 二 「偲ふ」と「思ふ」 252
      4. 三 賞美のシノフ 257
      5. 四 「偲ふ」と「嘆く」 262
    8. 第八節 副詞ナホの用法と訓詁 269
      1. 一 或る訓詁 269
      2. 二 『かざし抄』なほ 271
      3. 三 萬葉訓詁の再検討―「反恋 ナホコヒニケリ」 276
  4. 第三章 日本書紀古訓
    1. 第一節 日本書紀古訓意訳の方法―否定表現の場合― 289
      1. はじめに 289
      2. 一 直訳「不―ズ」「非―アラズ」 290
      3. 二 意訳(一) 297
      4. 三 意訳(二) 305
    2. 第二節 「不覚」をオロカと訓むこと 313
      1. はじめに 313
      2. 一 「不覚」 314
      3. 二 オロカの意 316
      4. 三 オロカとオロソカ 320
      5. 四 不覚―オロカニ 329
    3. 第三節 イザワ攷 335
      1. 一 怡奘過 335
      2. 二 イザの意義・用法 341
      3. 三 專爲 伊佐和 348
  5. 第四章 古辞書の利用
    1. 第一節 新撰字鏡倭訓攷 353
      1. はじめに 353
      2. 一 上代語との関連 353
      3. 二 記紀の訓詁への応用 358
      4. 三 倭訓の一性格 363
    2. 第二節 古辞書の訓詁と萬葉歌 367
      1. はじめに 367
      2. 一 「足沾」とナヅサフ 368
      3. 二 「乎曽呂波猒」 373
    3. 第三節 古辞書の訓詁と萬葉語彙 383
      1. 一 萬葉語彙にない話 383
      2. 二 語彙の系 売買の語彙 389
      3. 三 表現と語義(一) ウルハシ 398
      4. 四 表現と語義(二) アザムク 407
    4. 第四節 「訝」字の倭訓 417
      1. はじめに 417
      2. 一 「訝」の訓詁 417
      3. 二 倭訓ウレシブ 419
      4. 三 訝―イブカシの成立 422
  6. 終章 訓詁の方法と注釈―新しい可能性へ―
    1. 第一節 訓むこと 429
    2. 第二節 釈くこと 435
    1. 初出一覧 441
    2. あとがき 445
    3. 索引 巻末

けふの買物

季刊悠久 第85、86、103、105号
鶴岡八幡宮悠久事務局・おうふう

2006-11-11 (Sat)

小雨のふるなか百鬼園先生の生家迹をおとづれる。生家迹の句碑。うへに牛がのつてゐて、件のことくらゐしか思ひ出せなかつたのだけれど、丑年生れだからといふことだつたからみたい。

けふの買物

岡山の内田百閒
岡将男・岡山文庫137
古典再入門 『土左日記』を入りぐちにして
小松英雄・笠間書院

2006-11-10 (Fri)

ももたに・ほーこ(桃谷方子);2000/1→2003/2;百合祭;

講談社文庫[も-45-1];講談社;552円;文庫判;縦組;並製;226頁;;ISBN4-06-273673-X;

けふの買物

考古学随想 考えたり起こったり
森浩一・現代教養文庫
アフガン褐色の日々
松浪健四郎・中公文庫

2006-11-09 (Thu)

おきもと・ゆきこ(沖本幸子);2006/2;今様の時代――変容する宮廷芸能;

;東京大学出版会;7,600円(借覧);A5判;縦組;上製;4+x+311+6頁;;ISBN4-13-086035-6;

ながさわ・みつお(永沢光雄);1999/2→2002/8;強くて淋しい男たち;

ちくま文庫[な-24-2];筑摩書房;880円(1割引);文庫判;縦組;並製;373頁;;ISBN4-480-03748-9;

合掌。

けふの買物

sabra 020 2006 23rd November
小学館

2006-11-08 (Wed)

のえ・けーいち(野家啓一);1998/1;クーン――パラダイム;

現代思想の冒険者たち 第24巻;講談社;(借覧);四六判;縦組;上製;326頁;;ISBN4-06-265924-7;

けふの貰物

「未来」「UP」(11月号)もらふ。

2006-11-06 (Mon)

ふくとー・さなえ(服藤早苗)/こじま・なおこ(小嶋菜温子)/ますお・しんいちろー(増尾伸一郎)/とがわ・ともる(戸川点)[編];2005/3;ケガレの文化史――物語・ジェンダー・儀礼;

叢書・文化学の越境11;森話社;3,000円(借覧);四六判;縦1,2段組;上製;331頁;;ISBN4-916087-51-8;[執筆者]ほーじょー・かつたか(北條勝貴)/やまぐち・あつし(山口敦史)/こじま・なおこ(小嶋菜温子)/ますお・しんいちろー(増尾伸一郎)/たかまつ・ももか(高松百香)/にしの・ゆきこ(西野悠紀子)/ふくとー・さなえ(服藤早苗)/さかき・けーこ(榊佳子)/もんま・さちお(門馬幸夫)/きくち・てるお(菊池照夫)/とがわ・ともる(戸川点)/はしもと・ひろゆき(橋本裕之)/

岩本通弥[編];2003/10;記憶;

現代民俗誌の地平3;朝倉書店;4,600円(借覧);A5判;縦2段組;上製;vi+244頁;;ISBN4-254-50523-X;[執筆者]岩本通弥/蘇理剛志/川森博司/矢野敬一/青木隆浩/中野紀和/土居浩/森田真也/才津祐美子/法橋量

本書の編者が史料学入門に書いてゐた論文が面白く思はれたので。

岩本通弥と岩本由輝、本書にも名前のあがつてゐるジェイムズ・クリフォードと先日なくなつたクリフォード・ギアツとの区別があまりついてなかつたことに気がついた。

けふの買物

セーラー服にお願い!(4)
田中メカ・花とゆめコミックス

2006-11-05 (Sun)

こばやし・ちぐさ(小林千草);2001/10;中世文献の表現論的研究;

;武蔵野書院;18,000円(借覧);A5判;縦組;上製;689頁;;ISBN4-8386-0198-0;

目次を写しておく。

  1. 序章 本研究の目的と視点 11
  2. 第一章 『古活字版日本書紀抄』の自問自答表現―講義という表現空間― 15
    1. 一 はじめに 15
    2. 二 自問自答表現とは 16
    3. 三 『古活字版日本書紀抄』の用例分析 19
    4. 四 応答詞「アヽ」「アウ」の性格 30
    5. 五 天文五年講本と『日本紀抄』の場合 33
    6. 六 おわりに 41
  3. 第二章 「アヽ」「アウ」型自問自答表現の分布をめぐって―吉田兼倶系日本書紀抄の場合― 53
    1. 一 はじめに 53
    2. 二 吉田兼倶系日本書紀抄諸本について 54
    3. 三 文明九年景徐聞書の場合 54
    4. 四 文明十三年景徐聞書の場合 61
    5. 五 月舟聞書の場合 66
    6. 六 おわりに 68
  4. 第三章 「アヽ」「アウ」型自問自答表現の分布をめぐって―清原宣賢系『毛詩抄』『蒙求抄』『論語抄』などの場合― 78
    1. 一 はじめに 78
    2. 二 『毛詩抄』の場合 78
    3. 三 『蒙求抄』の場合 95
    4. 四 『論語抄』の場合 102
    5. 五 清原業忠講『論語聞書』の場合 110
    6. 六 和仲東靖抄出・巻子本『日本書紀抄』の場合 113
      1. 六・一 巻子本『日本書紀抄』における「アヽ」「アウ」の用例 114
      2. 六・二 巻子本『日本書紀抄』の用例分析 122
    7. 七 おわりに 131
  5. 第四章 『古活字版日本書紀抄』の敬語表現―素材への表現・聴講者への表現― 143
    1. 一 はじめに 143
    2. 二 敬語の分類 144
    3. 三 『古活字版日本書紀抄』における敬語表現の実態 145
      1. 三・一 尊敬表現の実態 145
      2. 三・二 謙譲表現の実態 164
      3. 三・三 丁寧表現の実態 168
    4. 四 おわりに 170
  6. 第五章 別視点から見た『中華若木詩抄』―表現者如月寿印の意図― 181
    1. 一 はじめに 181
    2. 二 『中華若木詩抄』の研究史と問題の所在 182
    3. 三 『錦繍談抄』『続錦繍談抄』『花上集鈔』における“絵画”との接点 184
    4. 四 『中華若木詩抄』における“絵画”との接点――“詩画一体の眼”へ 188
    5. 五 寛永十年中野道伴刊行『中華若木詩抄』の意図と意義 192
    6. 六 『本朝詩仙註』の成立と『中華若木詩抄』 200
    7. 七 『中華若木詩抄』の特質――狩野一渓『後素集』との比較を通して 205
    8. 八 おわりに 218
  7. 第六章 『中華若木詩抄』の表現構造―「竹」の詩をめぐって― 220
    1. 一 はじめに 220
    2. 二 「南十二間、竹色々かゝせられ」(『信長記』)――「色々」という表現にこめられた“室町ごころ”を抄物に探る 221
    3. 三 『錦繍談抄』における「竹」の詩と表現 223
    4. 四 『続錦繍談抄』における「竹」の詩と表現 226
    5. 五 『花上集鈔』における「竹」の詩と表現 227
    6. 六 『中華若木詩抄』における「竹」の詩と表現 231
      1. 六・一 謙岩「水竹佳処」江西「竹間芍薬」天隠「稚竹可人」詩より 231
      2. 六・二 虞伯生「聴雪軒」仲芳「夢山居」詩より 235
      3. 六・三 江西「題画」彭復雅「臨川道中」王〓{艸/隶}〓{彳|竒}「梅花」張蒙泉「一逕」詩より 236
      4. 六・四 徐淵子「偶題」、および、蘇東坡「竹」(一〇七九年作)詩より 238
      5. 七 おわりに 241
  8. 第七章 『中華若木詩抄』と評語「アリアリト」―表現を測定する― 245
    1. 一 はじめに 245
    2. 二 『中華若木詩抄』の評語「アリアリト」――如月のいう詩作の極意 247
    3. 三 「アリアリシク言イ出ス」「アリアリト作リ分クル」 255
    4. 四 「自然ニキコヘテ妙」「如在眼中」 257
    5. 五 「ソノマヽ画カイタヤウニ」 260
    6. 六 「思ヒノマヽニ」「言外ニアラワレタリ」 263
    7. 七 おわりに 266
  9. 第八章 「テノ用ハ」の表現領域―抄物から狂言まで― 272
    1. 一 はじめに 272
    2. 二 吉田兼倶系日本書紀抄諸本・清原業忠講論語聞書・史記抄・漢書列伝竺桃抄の場合 272
    3. 三 清原宣賢『日本書紀抄』〈後抄本〉における「テノ用ハ」の言語的背景 280
    4. 四 清原宣賢系抄物〈毛詩抄〉〈蒙求抄〉〈論語抄〉の場合 282
    5. 五 〈中華若木詩抄〉〈四河入海〉の場合 286
    6. 六 中世諸文献を調査する――大蔵虎明本狂言の状況から「テノ用ハ」の発生史まで 290
    7. 七 おわりに 299
  10. 第九章 「不審」という語の表現環境―狂言に反映された日常会話(一)― 304
    1. 一 はじめに 304
    2. 二 『中華若木詩抄』における直訳・意訳の「不審」と原文
    3. 三 大蔵虎明本狂言における「不審」(一) 311
    4. 四 大蔵虎明本狂言における「不審」(二) 321
      1. 四・一 〈ふしんな〉〈ふしんなよ〉 321
      2. 四・二 〈ふしんな事じや〉 326
      3. 四・三 〈ふしんにござる〉〈ふしんでござる〉 329
      4. 四・四 〈ふしんなり〉 333
      5. 四・五 〈ふしんな…〉〈ふしんなる…〉 334
      6. 四・六 〈ふしん尤〉〈ごふしん尤〉 335
      7. 四・七 〈ふしん(が)ある〉 340
      8. 四・八 〈ふしん(を)する〉 341
      9. 四・九 〈ふしんをなす〉 346
      10. 四・十 〈ふしんな事を申す〉〈ふしんに思ふ〉 348
      11. 四・十一 〈ふしんがはれる〉〈ふしんがはれぬ〉〈ふしんをはらす〉 349
    5. 五 おわりに 353
  11. 第十章 「不審」という語の表現環境―狂言に反映された日常会話(二)― 361
    1. 一 はじめに 361
    2. 二 大蔵虎明本狂言における「きどくな」と「不審」 361
    3. 三 大蔵虎明本狂言における「ふしぎな」と「不審」 374
    4. 四 大蔵虎寛本狂言における「不審」――大蔵虎明本狂言との対照研究 380
      1. 四・一 「不審ぢゃ」について 382
      2. 四・二 (a)「大蔵虎明本狂言との共通曲番のうち、虎明本に「不審」の例がある曲」の場合――実例と解釈 382
      3. 四・三 (b)「大蔵虎明本狂言との共通曲番のうち、虎明本に「不審」の例がない曲」の場合――実例と解釈 408
    5. 五 おわりに 416
  12. 第十一章 「不審」という語の表現環境―『エソポ物語』・御伽草子などの場合― 422
    1. 一 はじめに 422
    2. 二 『天草版エソポ物語』の「不審」 423
      1. 二・一 「たがいに不審の勅札を送り」――謎々・謎解きの世界 423
      2. 二・二 「エヂットよりの不審の条々」 426
      3. 二・三 「それが不審ぢゃ」 429
    3. 三 『天草版ヘイケ物語』の「不審」 434
    4. 四 御伽草子の「不審」 440
      1. 四・一 A群における「不審」 441
      2. 四・二 B群における「不審」 450
      3. 四・三 御伽草子の「不審」のまとめ 454
    5. 五 仮名草子『伊曽保物語』の「不審」 454
    6. 六 仮名草子『醒睡笑』の「不審」 463
    7. 七 おわりに 475
  13. 第十二章 『日葡辞書』の「婦人語」から―性差による表現の実態― 487
    1. 一 はじめに 487
    2. 二 『日葡辞書』の「婦人語」の実態 488
    3. 三 『日葡辞書』の「婦人語」の分析 496
      1. 三・一 正篇と補遺篇で重なりのある語について 496
      2. 三・二 正篇内部で重なりのある語について 497
      3. 三・三 補遺篇内部で重なりのある語について 498
      4. 三・四 補遺篇で、補われた語の性格等について 498
      5. 三・五 正篇・補遺篇通して言及したい語彙 522
    4. 四 おわりに 531
  14. 第十三章 みもなき事・いとふ・心のやみ・くはんねんする―『こんてむつすむん地』の用語と表現― 538
    1. 一 はじめに 538
    2. 二 世界・みもなき事・いとふ 539
    3. 三 したふ・闇路・闇・寿命・いのち 545
    4. 四 心のやみ・ひかり・行跡・ことば・語・すすむる 549
    5. 五 くはんねんする・がくもん 555
    6. 六 おわりに 565
  15. 第十四章 天の甘味・甘露・値遇・ひとしく―『こんてむつすむん地』の用語と表現― 573
    1. 一 はじめに 573
    2. 二 至る・立入る・天の甘味・甘露 573
    3. 三 甘味と甘露――重点調査 576
    4. 四 しかるに・善の望み・ほっき 588
    5. 五 あぢはふ・値遇・分別 592
    6. 六 進退・ひとしく 595
    7. 七 おわりに 598
  16. 第十五章 へりくだり・ちりんだあで・ただしき人―『こんてむつすむん地』の用語と表現― 606
    1. 一 はじめに 606
    2. 二 へりくだり・ちりんだあで・なにのゑきぞ 606
    3. 三 こびたることば 613
    4. 四 善人・ただしき人 615
      1. 四・一 日本側の文献における「正し」とその周辺の語 617
      2. 四・二 『こんてむつすむん地』の「正し」とその周辺の語 625
    5. 五 おこなひ・行儀・あはせ奉る 631
    6. 六 おわりに 633
  17. 終章 まとめ 639
    1. あとがき 658
    2. 索引 661
      1. i 人名索引 663
      2. ii 書名索引 666
      3. iii 語句・事項索引 673

2006-11-04 (Sat)

しらかわ・しずか(白川静);2000/8;詩経I;

白川静著作集9;平凡社;7,500円(借覧);A5判;縦組;上製;1+1+1+594頁;;ISBN4-582-40349-2;

[詩経](1970/6、中公新書)、[興の研究](1960/10)を収録。

合掌。

2006-11-03 (Fri)

しんどー・まさひろ(真銅正宏);2000/2;ベストセラーのゆくえ――明治大正の流行小説;

;翰林書房;4,200円(借覧);A5判;縦組;上製;246+x頁;;ISBN4-87737-094-3;

さいとー・なるや(斎藤成也);2005/3;DNAから見た日本人;

ちくま新書525;筑摩書房;700円(100円);新書判;縦組;並製;215+vi頁;;ISBN4-480-06225-4;

2006-11-02 (Thu)

ふじー・まさお(藤井正雄);2006/10;戒名のはなし;

歴史文化ライブラリー217;吉川弘文館;(借覧);四六判;縦組;並製;5+177頁;;ISBN4-642-05617-3;

わたなべ・しげる(渡辺茂);1995/9;ピカソを見わけるハト ヒトの認知、動物の認知;

NHKブックス[747];日本放送出版協会;(借覧);B6判;縦組;並製;210頁;;ISBN4-14-001747-3;

けふの買物

日本語要説
工藤浩他・ひつじ書房
笑伝 林家三平
神津友好・新潮文庫
道化師の恋
金井美恵子・河出文庫
香淳皇后と激動の昭和
工藤美代子・中公文庫
漢書1 帝紀
班固・小竹武夫訳・ちくま学芸文庫
SHINCHO MOOK 月刊矢吹春奈
Maki Kawakita撮影・新潮社

2006-11-01 (Wed)

クレア・コールブルック[著]、こくぶん・こーいちろー(國分功一郎)[訳];2002=2006/2;ジル・ドゥルーズ;

シリーズ 現代思想ガイドブック;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;324頁;;ISBN4-7917-6228-2;[原著]Claire Colebrook, Gilles Deleuze (Routledge, 2002)

こじま・のぶお(小島信夫);1965/9→1971/7;抱擁家族;

講談社文庫;講談社;300円(100円);文庫判;縦組;並製;265頁;;;

合掌。

「呟」字や「眩」字がなぜだか闕画。

けふの買物

鈴木先生(1)
武富健治・アクションコミックス
バイ・アンド・バイ
いくえみ綾・マーガレットコミックス

2006-10-31 (Tue)

朝の電車で、ダロウェイ夫人をよむ女性をみる。

ささもと・しょーじ(笹本正治);2002/4;異郷を結ぶ商人と職人;

日本の中世3;中央公論新社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;292頁;;ISBN4-12-490212-3;

さとー・いずみ(佐藤泉);2006/5;国語教科書の戦後史;

シリーズ言葉と社会4;勁草書房;2,100円(借覧);四六判;縦組;並製;viii+218頁;;ISBN4-326-19930-X;

2006-10-30 (Mon)

しみず・みちこ(清水美知子);2004/6;〈女中〉イメージの家庭文化史;

;世界思想社;(借覧);四六判;縦組;上製;vi+236頁;;ISBN4-7907-1061-0;

婦人之友誌1920年8月号で、「『女中』といふ(ことば)を何と改めませうか」といふ懸賞募集をし、同10月号で「助婦」「お手伝」「家事婦」の最終3案から、「お手伝」を1等に選んでゐる由(pp.91-92)。また、実際の名称変化は、新聞の求人広告を例にあげると、戦後まもなくのころは「女中」が中心であったのが、一九五五(昭和三〇)年前後から多くが「女中さん」と“さん”づけに変わり、六〇年ごろから「お手伝いさん」という言葉にシフトし、65年頃には「お手伝さん」が主流になつてゐるとのこと(p.168)。オートメ女中(p.179)、パトタイ女中(p.182)といつた略語も興味深い。

ひの・すけなり(日野資成);2001/7;形式語の研究―文法化の理論と応用―;

;九州大学出版会;(借覧);A5判;横組;上製;xii+124頁;;ISBN4-87378-690-8;

基礎語研究の日野資純と関係のあるかたなんだらうか。目次を写しておく。

    1. はじめに i
    2. 謝辞 iii
    3. 要旨 v
    4. 略語のリスト vii
  1. 第1章 導入 1
    1. 1.1 本書の目的 1
    2. 1.2 本書の構成 2
    3. 1.3 方法論 3
    4. 1.4 定義 6
      1. 1.4.1 文法化 6
      2. 1.4.2 形式名詞 9
      3. 1.4.3 補助動詞 10
    5. 1.5 形式名詞と補助動詞のリスト 11
    6. 1.6 重要な貢献 11
      1. 1.6.1 歴史的証拠 12
      2. 1.6.2 抽象化のメカニズム 13
        1. 1.6.2.1 「もの」から「空間」へ 13
        2. 1.6.2.2 「空間」から「時間」へ 14
        3. 1.6.2.3 「空間」から「質」へ 14
      3. 1.6.3 「空間」から「時間」への人間の思考 15
      4. 1.6.4 抽象度の共時的証拠 16
      5. 1.6.5 抽象化の二つのパターン 16
      6. 1.6.6 意味変化としての「抽出化」 18
      7. 1.6.7 抽象化と抽出化の相互作用 18
      8. 1.6.8 意味的制約としての関係概念 19
  2. 第2章 抽象化 21
    1. 2.1 導入 21
      1. 2.1.1 名詞にもとづくモデル 21
      2. 2.1.2 動詞にもとづくモデル 24
    2. 2.2 名詞 25
      1. 2.2.1 名詞にもとづくモデル 25
        1. 2.2.1.1 「もの」から「空間」へ 25
        2. 2.2.1.2 「空間」から「時間」へ 28
        3. 2.2.1.3 「空間」から「こと」へ 32
        4. 2.2.1.4 「空間」から「質」へ 33
      2. 2.2.2 動詞にもとづくモデル(「物理的」→「心理的」) 36
    3. 2.3 動詞 37
      1. 2.3.1 動詞にもとづくモデル(「物理的」→「心理的」) 37
      2. 2.3.2 名詞にもとづくモデル 38
        1. 2.3.2.1 「空間」から「時間」へ 39
        2. 2.3.2.2 「空間」から「質」へ 40
    4. 2.4 結論 41
  3. 第3章 抽出化 43
    1. 3.1 導入 43
    2. 3.2 純粋な抽出化 44
      1. 3.2.1 空間的抽出化 44
      2. 3.2.2 敬意の抽出化 51
    3. 3.3 抽象化を伴う抽出化 53
      1. 3.3.1 抽出化と抽象化(空間→時間)が同時 53
      2. 3.3.2 抽出化と抽象化の相互作用 54
    4. 3.4 結論 60
  4. 第4章 意味の希簿化 63
    1. 4.1 導入 63
    2. 4.2 指示的→文法的 67
      1. 4.2.1 名詞 67
        1. 4.2.1.1 助詞を伴わない名詞 67
        2. 4.2.1.2 助詞を伴う名詞 69
      2. 4.2.2 動詞 70
        1. 4.2.2.1 助詞を伴わない動詞 70
        2. 4.2.2.2 助詞を伴う動詞 72
    3. 4.3 指示的→文法的・表現的 75
      1. 4.3.1 助詞を伴う名詞 75
      2. 4.3.2 助詞「て」を伴う動詞 77
    4. 4.4 結論 81
  5. 第5章 文法化の制約 83
    1. 5.1 導入 83
    2. 5.2 形態統語論的制約 83
    3. 5.3 意味的制約 84
      1. 5.3.1 基礎語彙 85
      2. 5.3.2 位相概念 87
      3. 5.3.3 関係概念 89
        1. 5.3.3.1 空間を表す名詞 90
        2. 5.3.3.2 体の部分を表す名詞 90
        3. 5.3.3.3 方向を表す動詞 91
        4. 5.3.3.4 敬意を表す動詞 92
        5. 5.3.3.5 やりもらいの動詞 93
    4. 5.4 結論 94
  6. 第6章 結論 99
    1. 6.1 はじめに 99
    2. 6.2 この研究の発見 99
      1. 6.2.1 抽象化 99
        1. 6.2.1.1 抽象化の歴史的な証拠(発見1) 99
        2. 6.2.1.2 抽象化のメカニズム(発見2) 100
        3. 6.2.1.3 人間の抽象化的思考の証拠(発見3) 102
        4. 6.2.1.4 抽象度を測る証拠(発見4) 103
        5. 6.2.1.5 抽象化の二つのパターン(発見5) 103
      2. 6.2.2 抽出化(発見6) 104
      3. 6.2.3 抽象化と抽出化 105
        1. 6.2.3.1 抽象化と抽出化の相互作用(発見7) 105
        2. 6.2.3.2 意味的制約としての関係概念(発見8) 107
    3. 6.3 今後に向けて 108
      1. 6.3.1 関係概念の見直し 108
      2. 6.3,2 換喩的変化(Metonymic change) 109
        1. 6.3.2.1 「換喩」の定義 109
        2. 6.3.2.2 日本語の名詞における換喩的変化 111
        3. 6.3.2.3 日本語の動詞における換喩的変化 112
      3. 6.3.3 強度の抽出化 113
    1. 注 115
    2. 参考文献 119
    3. 索引 121

本書であつかはれた65語も写しておく(1.5、p.11)。

形式名詞
空間を表すもの
あいだ、うえ、うしろ、うち、うら、かたわら、すえ、てん、ところ、ふし、まえ
人体名称
くち、しり
その他
あと(跡)、かぎり、きり、くせ、けしき、さき、なり、はずみ、ひょうし、へ(辺)、もの、もよう
補助動詞
接尾語的
-あう、-あがる、-あげる、いれる、かえす、-だす、-たてる、-つく(付く)、-つける、--つめる、-とおす、-とる、--わける、-おこす(遣す)、-たてまつる、-たまふ、-まうす(申す)、-やる(遣る)、わたる
接頭語的
うち-、おし-、かき-、さし-、ひき-
「て」に付く
てあげる、てある、ていく、ていただく、ている、ておく、てくださる、てくる、てくれる、てさしあげる、てもらう、てやる
「と」に付く
という、とすると、とすれば、となると、となれば
「に」に付く
において、について、によって

しげた・しんいち(繁田信一);2006/8;安部晴明 陰陽師たちの平安時代;

歴史文化ライブラリー215;吉川弘文館;(借覧);四六判;縦組;並製;6+200頁;;ISBN4-642-05615-7;

なぜ安部晴明は(官人)陰陽師になつたのか、といふ問をたてて、平安中後期の陰陽師の史的状況をあきらかにしてゆき(ところで、官人陰陽師と令制陰陽師のちがひが卒読のかぎりではよくわからなかつた)、なりやすかつたから、そして、生計をたてることができさうだつたから、といふ答を出してゐる。

ひがき・たかし(日垣隆);2003/12→2006/11;そして殺人者は野に放たれる;

新潮文庫[ひ-23-1];新潮社;476円(1割引);文庫判;縦組;並製;318頁;;ISBN4-10-130051-8;

けふの買物

sabra 019 2006 9th November
小学館
現代思想 2000 vol.28-14 12月号 [特集]ジュディス・バトラー――ジェンダー・トラブル以降
青土社
虹を追いかける男
佐川光晴・双葉文庫

2006-10-28 (Sat)

たざわ・はるこ(田澤晴子);2006/7;吉野作造―人世に逆境はない―;

ミネルヴァ日本評伝選[037];ミネルヴァ書房;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;2+xx+300+10頁;;ISBN4-623-04676-1;

2006-10-27 (Fri)

いのずか・はじめ(猪塚元)/いのずか・えみこ(猪塚恵美子);2003/5;日本語音声学のしくみ;

シリーズ・日本語のしくみを探る2;研究社;(借覧);A5判;縦組;並製;ix+194頁;;ISBN4-327-38302-3;

目次を写しておく。

  1. 第一章 五十音図と仮名文字 001
    1. Q1 日本語の発音の単位は仮名文字ではないでしょうか? 002
    2. Q2 指で唇を左右に引っ張ると、「ガッキュウブンコ」って言えないのはなぜですか? 006
    3. Q3 「母音」「子音」はあるのに「父音」はなぜないのですか? 012
    4. Q4 五十音図の順番には何か意味があるのですか? 017
    5. Q5 濁音と清音は何か違うのですか。半濁音ってどっちなのですか? 020
    6. Q6 母音「アイウエオ」はとこが違って、何の順番なのでしょうか? 030
    7. Q7 風邪をひくと「バビブベボ」が「マミムメモ」に聞こえるのはなぜでしょうか? 035
    8. Q8 同じ行の子音はすべて同じでしょうか? 045
    9. 章末問題 050
  2. 第二章 音声現象を理解する 051
    1. Q9 なぜ拗音は「シャ」のように二つの文字で表記するのですか? 052
    2. Q10 ジとヂ、ズとヅを発音し分けることがありますか? 058
    3. Q11 仮名文字を発育記号として使えるって本当ですか? 061
    4. Q12 結局、日本語にはいくつの音があるのですか? 072
    5. Q13 どんな場合でも同じ仮名の音は同じ音で発音されますか? 075
    6. Q14 日本語の[e]と英語の[e]は同じですか? 086
    7. 章末問題 092
  3. 第三章 比較して考える 093
    1. Q15 英語でお皿を頼んだらパンが来ました。何が悪かったのでしょうか? 094
    2. Q16 「カギ」と言ったら子供には「カニ」と聞こえたのですが、なぜですか? 106
    3. Q17 ヘボン式のローマ字でなぜ「ン」をmと書くことがあるのですか? 113
    4. Q18 仮名を一つひとつ切って発音するとき、「ッ」はどのように読むべきでしょうか? 118
    5. Q19 「ー」はカタカナにしかありませんが、どう発音するのですか? 123
    6. 章末問題 127
  4. 第四章 発音の変化と変遷 129
    1. Q20 「ニッポンチャチャチャ」の数え方は、七つ? 五つ? 130
    2. Q21 「洗濯機」の発音は「せんたっき」でいいのですか? 133
    3. Q22 「すみません」は「すいません」と発音されることが多いのでは? 137
    4. Q23 外国語が日本語に入るとき、特別な規則がありますか? 143
    5. Q24 韓国の友人が食べに行こうと言う「ヘンボコ」とは何ですか? 149
    6. 章末問題 151
  5. 第五章 日本語のアクセント153
    1. Q25 日本語のアクセントではどんな練習をすればいいでしょうか? 154
    2. Q26 アクセントの正体とはいったい何なのでしょうか? 156
    3. Q27 「男が」と「桜が」ではなぜアクセントが変わるのですか? 163
    4. Q28 辞典で数字でアクセントが示されている場合どう読めばいいのですか? 165
    5. Q29 「パンツ」はズボンですか?下着ですか? 170
    6. Q30 東京と大阪でアクセントが逆になるというのは本当ですか? 173
    7. Q31 「のこぎり」の前に「この」をつけるとアクセントが変わるようですが? 175
    8. Q32 「語尾を上げて読むな」はアクセントに関する注意ですか? 179
    9. 章末問題 181
    1. 付録 182
    2. さらに勉強したい人のための参考文献 184
    3. 章末問題の解答 188
    4. 索引 194

こもり・よーいち(小森陽一);2006/9;レイシズム;

思考のフロンティア;岩波書店;1,300円(借覧);B6判;横組;並製;x+125頁;;ISBN4-00-027013-3;

くらしま・ながまさ(倉島長正);2005/1;日本人が忘れてはいけない美しい日本の言葉;

青春新書INTELLIGENCE[PI-111];青春出版社;730円(100円);新書判;縦組;並製;221頁;;ISBN4-413-04111-9;

2006-10-26 (Thu)

おーつか・みつのぶ(大塚光信);1996/4;抄物きりしたん資料私注;

;清文堂;(借覧);A5判;縦組;上製;iv+736頁;;ISBN4-7924-1331-1;

例のごとく、目次を写しておく。

  1. 一 抄物 1
    1. 第一章 抄物概説 3
      1. 1 抄物―ショウモツとショウモノ― 3
      2. 2 抄物の性格 12
      3. 3 抄物の文 16
    2. 第二章 史記抄 36
      1. 1 桃源の生涯 36
      2. 2 桃源の著作 42
      3. 3 史記抄について 58
    3. 第三章 漢書抄 115
      1. 1 (a)本 116
      2. 2 (b)本 124
      3. 3 (c)本 125
      4. 4 (d)本・(e)本・(f)本 133
      5. 5 書写の時期など 142
    4. 第四章 山谷抄 148
      1. 1 (イ)本・(ロ)本・(ハ)本(前半部) 148
      2. 2 (ハ)本(巻四と後半部) 153
      3. 3 (ニ)本と他抄 165
  2. 二 きりしたん資料 181
    1. 第五章 太平記抜書 183
    2. 第六章 コリャードの日本語辞書 219
      1. 1 稿本 222
      2. 2 版本 255
      3. 3 著作者 289
      4. 4 出典とことば 292
  3. 三 両資料からみた室町時代語 319
    1. 第七章 音便形 321
      1. 1 バ行四段・マ行四段動詞の音便形 321
      2. 2 ラ行四段動詞の音便形 333
    2. 第八章 助動詞――形態の変化を中心に 344
      1. 1 ヨウの成立 344
      2. 2 マイの成立 390
      3. 3 シマウからシム 421
    3. 第九章 語の諸相 442
      1. 1 アヤカシとアヤカリ 442
      2. 2 オシャル 454
      3. 3 シキ 463
      4. 4 しよう―枝葉と支用― 492
  4. 四 資料とことば 513
    1. 第十章 抄物 515
      1. 1 湯山千句の抄 515
      2. 2 詩学大成抄 544
      3. 3 ダとある種の抄物 570
      4. 4 ヲチ 584
    2. 第十一章 きりしたん資料 606
      1. 1 日葡辞書の記述と二・三の語 606
      2. 2 対訳寸感 〔付〕迷惑 623
  5. 五 雞肋抄 651
    1. 1 中世の敬語―特質と変遷― 653
    2. 2 本語小考 676
    3. 3 抄物にみえる諺(集) 696
    1. あとがき 727
    2. 索引 736

2006-10-25 (Wed)

つるた・けー(鶴田啓);2006/8;対馬からみた日朝関係;

日本史リブレット41;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;1+105+4頁;;ISBN4-634-54410-5;

よしみず・つねお(由水常雄);2006/2;天皇のものさし――正倉院撥鏤尺の謎;

;麗澤大学出版会[発行]、廣池学園事業部[発売];2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;8+230頁;;ISBN4-89205-498-4;

錯綜する記録、増減する物品、好古家たちの所業。


余談になるが、当時、東京国立博物館の蔵品の写真を借用して出版物を刊行するには、非常に手間がかかり、時にはその使用を断念せざるを得ないケースさえあった。使用許可がなかなか出なかったり、新たな撮影をしないと写真が使えなかったために、その撮影がスムーズに行えず、出版に間に合わなかったりするためであった。しかし、館の関係者が著者となっている場合には、そうした写真の使用等は極めてスムーズに行われていた。そこに眼を付けた賢い出版社の担当者がいた。博物館の学芸員たちを著者にして本を出せばいいのだと。そしてそれを実行したのが、至文堂の『日本の美術』シリーズであった。博物館の館蔵品の写真資料を豊富に使いながら、コンパクトにまとめた解説書を、博物館の学芸員を著者にして出したシリーズであった。この出版は当たりに当たって好調な売れ行きを示した。当時、東京国立博物館の写真使用の件で、苦い体験をもっていた多くの出版社の編集者たちから、激しい憤懣が噴出したのも当然である。

2006-10-23 (Mon)

ふくま・よしあき(福間良明);2006/5;「反戦」のメディア史―戦後日本における世論と輿論の拮抗―;

世界思想ゼミナール;世界思想社;(借覧);四六判;縦組;並製;v+386頁;;ISBN4-7907-1196-X;

「いさぎよく」を「屑く」と表記してゐるのにママをふる必要はないよなあ(p.206)。

リンドバーグ夫人[著]、よしだ・けんいち(吉田健一)[訳];1967/7;海からの贈物;

新潮文庫[リ-2-1];新潮社;272円(-);文庫判;縦組;並製;123頁;;ISBN4-10-204601-1;[原題]Anne Marrow Lindbergh, Gift from The Sea

梁瀬光世がすすめてゐたので買つてゐたもの。たをやめぶり。

2006-10-22 (Sun)

いけうち・さとし(池内恵);2006/4;書物の運命;

;文藝春秋;1,905円(借覧);四六判;縦組;上製;310頁;;ISBN4-16-368060-8;

けふの貰物

新訂増補 朝日新聞の用語の手引
朝日新聞社用語幹事編・朝日新聞社
和泉式部日記 和泉式部集
野村精一校注・新潮日本古典集成
各務原 名古屋 国立
小島信夫・講談社
〈傷つきやすい子ども〉という神話 トラウマを超えて
ウルズラ・ヌーバー・丘沢静也訳・岩波書店
黒い言語の空間 三浦梅園の自然哲学
山田慶兒・中央公論社
結婚恐怖
小林信彦・新潮社
この厄介な国、中国
岡本英弘・WAC BUNKO
雑書放蕩記
谷沢永一・新潮社
世紀末新マンザイ パンク右翼vs.サヨク青二才
福田和也・島田雅彦・文藝春秋
怠惰の逆説 広津和郎の人生と文学
松原新一・講談社
月の家族
島尾伸三・晶文社
ニコチアナ
川端裕人・文藝春秋
母・円地文子
冨家素子・新潮社
叛骨の士道
奈良本辰也・中公文庫
氷川清話 付 勝海舟伝
勝海舟・勝部真長編・角川文庫
ひなのはひなの
吉川ひなの・マガジンハウス
文士と姦通
川西政明・集英社新書
幽界森娘異聞
笙野頼子・講談社
歴史の真実と政治の正義
山崎正和・中央公論新社

2006-10-21 (Sat)

しらふで、脱構築して、と口にするひとをみる。

おきもり・たくや(沖森卓也)/きむら・よしゆき(木村義之)/ちん・りきえー(陳力衛)/やまもと・しんご(山本真吾);2006/9;図解日本語;

;三省堂;2,000円(-);A5判;横2,3段組;並製;167頁;;ISBN4-385-36242-4;

本書とは関係ないことなのだけれど、日本語の歴史が平凡社ライブラリーにはひるのである由。1巻では騎馬民族説にのつとつた記述がされてゐたやうに思ふけれど、あれはそのままなのかな。しかし李莽湖先生なきあと、あの文章に手を入れられる人間もゐないだらうし。中公文庫の日本の歴史のやうに、現在の研究からのくはしい解説がされてゐるとよいのだけれど(といひながら、中公のにどの程度のものかがついてゐるのかは知らないのだけれど)。

よしもと・たかあき(吉本隆明);1995/5;語りの海 吉本隆明 ③新版・言葉という思想;

中公文庫[よ-15-5];中央公論社;718円(100円);文庫判;縦組;並製;335頁;;ISBN4-12-202318-1;

良寛、ヴェーユについてのものを面白く思つた。

2006-10-20 (Fri)

みうら・まさし(三浦雅士);2005/8;出生の秘密;

;講談社;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;617頁;;ISBN4-06-213005-X;

みごとな芸当をみる思ひ。私より前によんだひとが、近代化はどこもそれぞれに特殊なのであつて、神経衰弱も狂気も、開化の必然ではない。漱石の必然である(p.460)、といふところに印をつけてゐた。

しみず・まさこ(清水真砂子);2006/9;「ゲド戦記」の世界;

岩波ブックレットNo.683;岩波書店;480円(借覧);A5判;縦組;並製;62頁;;ISBN4-00-009383-5;

2006-10-19 (Thu)

ふくしま・くにみち(福島邦道);2003/1;天草版平家物語叢録;

笠間叢書346;笠間書院;(借覧);A5判;縦組;上製;4+v+457頁;;ISBN4-305-10346-X;

目次を写しておく。

  1. [口絵]
  2. 前編 天草版平家物語とファビアン
    1. はじめに――天草追想 1
    2. 天草版平家物語目録 6
    3. 総説 11
    4. 各説 19
      1. 一 標題と刊記 19
      2. 二 扉紙のラテン語 24
      3. 三 書誌 25
      4. 四 句読点 27
      5. 五 書き込み 29
      6. 六 旧蔵者 30
      7. 七 遠藤周作『沈黙』 31
      8. 八 イルマン・ロレンソ 32
      9. 九 漢字の誤読など 33
      10. 一〇 影印および翻字本 38
    5. 第一章 天草学林 41
    6. 第二章 天草版平家物語とその周辺 53
    7. 第三章 ファビアン伝 75
      1. 名称・出自・青年時 75
      2. 『モニュメンタ』 85
      3. 『天草平家』のあと 96
      4. 『妙貞問答』など 98
      5. 宗論 109
      6. 追悼説教 117
      7. 『教理要論』 122
      8. 棄教とその原因 124
      9. 『破堤宇子』の書誌 128
      10. 村山と末次の争闘 133
      11. ファビアンの居住地 142
      12. ファビアン研究書 145
      13. 死去 149
      14. 「背教」 153
      15. 国内資料 156
      16. 協力者の有無 159
      17. ファビアンの国籍 164
    8. 第四章 日本語教科書 167
    9. 第五章 天草版平家物語 序文小解 185
      1. 読誦の人に対して書す 185
      2. 横書きの本 187
      3. 志願とデウスと天道 192
      4. 天の御法 198
      5. 序文用語片々 200
      6. 平家物語の作者 204
      7. 署名など 208
    10. 第六章 雑談とそのことば 211
      1. 雑談 211
      2. ほんぼん 215
      3. ざま 217
      4. 一人当千 219
      5. すすどい 220
      6. けしかる 222
      7. 鹿(しし) 224
      8. 婦人語 225
      9. [語法] こそ 227
      10. [語法] ば 231
      11. [語法] はさみこみ 232
      12. [語法] 道行文 234
      13. [語法] なんだ 238
      14. 応答 242
      15. 退屈 244
    11. 第七章 音韻撮要 247
      1. 発音研究のために 247
      2. ハ行転呼音 254
      3. 射ようずる 258
      4. 「行って」>「いて」 263
      5. バ行音マ行音の相通 266
      6. 「やうか」と「ようか」(一) 274
      7. (二) 280
      8. (付) ヅズの混同 283
    12. 第八章 古今のことば 285
      1. つなぐ 285
      2. たのし 287
      3. すみずをつく 289
      4. 進退 291
      5. 迷惑 295
      6. かたこと 297
      7. 傍輩 301
      8. こよひ 302
    13. 第九章 原拠本 305
    14. 第十章 『教育』と天草版平家物語 317
      1. 湯沢博士と学士院賞 317
      2. 天草コレジオ 318
      3. キリシタンの島 320
  3. 後編 キリシタン資料と中世語攷
    1. 第一章 ローマ字‐漢字のアルファベット 325 #テヴノー旅行報告にのるヴァリニャーノの音図
    2. 第二章 キリシタンの日本語学習 331
    3. 第三章 キリシタンの漢語二題 337
      1. 一 「進退」と「身体」 337
      2. 二 「霊気」と「霊怪」と「霊化」 344
    4. 第四章 「宮仕ふ」考 351
    5. 第五章 はなし(咄)とその類義語 375
    6. 第六章 二重否定 415
      1. ないもせぬ(ないもしない) 415
      2. 付論 エンマの卵 423
    7. 第七章 中世語研究の背景 427
      1. はじめに 427
      2. 音韻史研究と中世 428
      3. 文法史研究と中世 433
      4. 亀井孝の中世語研究 435
      5. おわりに 438
    8. 第八章 紹介 443
      1. 天理図書館編『きりしたん版の研究』 443
      2. 富永牧太『きりしたん版文字攷』 447
      3. 米井力也『キリシタンの文学』 449
      4. 松岡洸司『キリシタン語学―16世紀における―』 451
    1. 掲載論文目録 453
    2. おわりに 454

なかなかにふくみのおほいといふか意趣のある本ではあるなあ、と思ふのは、わたくしが、Kameian(工藤力男)たることに憧れてゐるからかもしれない。

しげた・しんいち(繁田信一);2006/4;陰陽師 安部晴明と蘆屋道満;

中公新書1844;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;vi+7+206頁;;ISBN4-12-101844-3;

2006-10-18 (Wed)

けふの買物

en-taxi AUTUMN 2006 VOL.15
扶桑社
放浪息子(5)
志村貴子・BEAM COMIX
カズン(2)
いくえみ綾・祥伝社
大野晋の日本語相談
大野晋・朝日文庫
読む哲学事典
田島正樹・講談社現代新書
DNAから見た日本人
斎藤成也・ちくま新書
民族の世界地図
21世紀研究会編・文春文庫
日本人が忘れてはいけない美しい日本の言葉
倉島長正・青春新書インテリジェンス
漂蕩の自由
檀一雄・中公文庫

2006-10-17 (Tue)

わたなべ・きょーじ(渡辺京二);1977→2006/6;神風連とその時代;

洋泉社MC新書003;洋泉社;1,700円(借覧);新書判;縦組;並製;293頁;;ISBN4-86248-036-5;

けふの買物

Quick Japan Vol.68 総力特集 グラビアアイドル
太田出版

2006-10-16 (Mon)

いで・さちこ(井出祥子)/ひらが・まさこ(平賀正子)[編];2005/10;異文化とコミュニケーション;

講座社会言語科学第1巻;ひつじ書房;3,200円(借覧);A5判;横組;上製;2+vii+274頁;;ISBN4-89476-245-5;

目次とそれぞれの論文のキーワードとを写しておく。

  1. 異文化とコミュニケーション―まえがきにかえて i
  2. 第1部 繋ぐ 1
    1. 異文化コミュニケーション学―共生世界の礎を求めて / 井出祥子(いで・さちこ) 2 #異文化コミュニケーション、新言語相対論、高コンテクスト文化、指標性、共生世界 #相対主義と本質主義は紙一重だなあ、と感じる
    2. 通訳における異文化コミュニケーション学 / 鳥飼玖美子(とりかい・くみこ) 24 #通訳・翻訳、等価、直訳・意訳、透明な存在、文化の仲介者
    3. ビジネスにおける異文化間コミュニケーション―日本語での会議は非効率か / 近藤彩(こんどー・あや) 40 #ビジネス・コミュニケーション、異文化間コミュニケーション、会議、トピック変換、フレーム
    4. 日英語バイリンガルの子供たちの言語習得 / 岩田祐子(いわた・ゆーこ) 62 #バイリンガルの子供、二言語習得、国際結婚、日本語と英語、一親・一言語ルール
    5. ジェンダーシステム―ジェンダーイデオロギーの言語化プロセス / 林礼子(はやし・れーこ) 84 #相違の自然化、ジェンダーシステム、言語のジェンダーの意味、配置、志向と構築、再構成
    6. ロボットとヒトは理解しあえるか―心に共感する心のメカニズムの探求 / 小嶋秀樹(こじま・ひでき) 104 #ロボット、心のつながり、コミュニケーション発達、アイコンタクト、共同注意
  3. 第2部 分かる 117
    1. 空間認知とコミュニケーション / 井上京子(いのうえ・きょーこ) 118 #メンタル・マップ、空間指示枠、コードスイッチング、自然環境、文化的環境 #高知方言では「東の奥歯が痛い」のやうな絶対的指示枠を用ゐるのか
    2. ジェスチャーにおける認知と文化―ガーナのタブー・ジェスチャーをめぐって / 喜多壮太郎(きた・そーたろー)/ジェームス エセグベイ(James Essegbey、渡辺京子訳) 130 #ジェスチャーのタブー、左手、指差し、ガーナ
    3. *骨をこわすvs. break the bone―認知カテゴリーと文法項目のタイポロジー / 藤井洋子(ふじー・よーこ) 156 #認知、カテゴリー、分類辞、破壊を表す動詞、類型的特徴 #この論文でいふ分類辞(classifier)は助数詞
    4. 親族名称と呼称から見る人間関係―日本語と中国語の比較 / 薛鳴(せつ・めー) 170 #言語形式と言語使用、移動性と不動性、虚構性と拡張性、擬似的親族関係、輩分
  4. 第3部 感じる 197
    1. スモールトークとあいさつ―会話の潤滑油を超えて / 井出里咲子(いで・りさこ) 198 #あいさつ、スモールトーク、ことばの交換的機能、同調のリズム、共在感覚
    2. 何を心地よいと感じるか―会話のスタイルと異文化間コミュニケーション / 重光由加(しげみつ・ゆか) 216 #会話のスタイル、異文化間コミュニケーション、心地よさ・心地悪さ、文化・社会的共有知識、メタメッセージ
    3. 何をうそと感じるか―日本語と英語の場合 / 西村史子(にしむら・ふみこ) 238 #うそ、日英比較、異文化間コミュニケーション、言語行為、ミスコミュニケーション
    4. ニューヨーク・タイムズ紙に見る日本―間接的指標性の証拠としてのテキスト間連鎖 / ジェーン H ヒル(Jane H. Hill、渡辺京子/成岡恵子訳) 256 #指標性、人種差別、日本、メディア・ディスコース、間テキスト性
  5. 執筆者紹介 274

2006-10-15 (Sun)

なかじま・たかのぶ(中島隆信);2005/3;お寺の経済学;

;東洋経済新報社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;vii+233頁;;ISBN4-492-31345-1;

やまかわ・ひろし(山川均);2006/8;石造物が語る中世職能集団;

日本史リブレット29;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;1+1+110+4頁;;ISBN4-634-54290-0;

伊派、大蔵派石工の石塔。

うたの・しょーご(歌野晶午);2005/8;女王様と私;

;角川書店;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;392頁;;ISBN4-04-873628-0;

2006-10-14 (Sat)

なかじま・たかのぶ(中島隆信);2006/2;障害者の経済学;

;東洋経済新報社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;vii+213頁;;ISBN4-492-31359-1;

「先の杖」型から「産むが易し」型へ。

こすげ・のぶこ(小菅信子);2005/7;戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか;

中公新書1804;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;v+5+222頁;;ISBN4-12-101804-4;

いつから忘却はいけないことになつたのかとか、英国との和解への歴史とか、啓発される。

すずき・のりお(鈴木徳男);2006/3;俊頼髄脳の研究;

;思文閣出版;8,000円(借覧);A5判;縦組;上製;iv+305頁;;ISBN4-7842-1296-5;

2006-10-13 (Fri)

つだ・そーきち(津田左右吉)、いまい・おさむ(今井修)[編];2006/8;津田左右吉歴史論集;

岩波文庫[青 140-9];岩波書店;900円(借覧);文庫判;縦組;並製;405頁;;ISBN4-00-331409-3;

けふの買物

sabra 018 2006 26th October
小学館

2006-10-12 (Thu)

とーきょーだいがくきょーよーがくぶれきしがくぶかい(東京大学教養学部歴史学部会);2006/5;史料学入門;

岩波テキストブックス;岩波書店;2,400円(借覧);A5判;横組;並製;vi+271頁;;ISBN4-00-028043-0;[執筆者]みたに・ひろし(三谷博)/もとむら・りょーじ(本村凌二)/さくらい・えーじ(桜井英治)/あみの・てつや(網野徹哉)/やまうち・まさゆき(山内昌之)/なみき・よりひさ(並木頼寿)/はせがわ・まゆほ(長谷川まゆ帆)/じんの・たかし(甚野尚志)/いさか・りほ(井坂理穂)/しば・のぶひろ(芝宣弘)/ゆい・だいざぶろー(油井大三郎)/いわもと・みちや(岩本通弥)/みくりや・たかし(御厨貴)

入門といふから体系的な概論かと思つてゐたら、さうではなくて論集。どの論考も興味深いけれど、桜井英治「歴史学者の国語(日本語)学: 室町時代の古記録を読む」が記録語をあつかつてゐるのをメモ。「大切」(欲しい)、建内記の「思ひ渡る」(勘違ひする、思ひ違ひをする)、看聞日記の「当座会」(嘔吐)、「次求」(機会を利用する)など。「中央の儀」再考。(記録語といへば、遠藤好英「平安時代の記録語の文体史的研究」が上梓されたのだなあ。読みたいな。)長谷川論文が紹介するモリエールの句読法のことも面白い。よりくはしく知らうと思つたら、ロジェ・シャルチエをよめばいいのかな。

こじま・ひろゆき(小島寛之);2006/2;エコロジストのための経済学;

;東洋経済新報社;1,700円(借覧);四六判;縦組;上製;xii+225頁;;ISBN4-492-31357-5;

けふの配達物

図解日本語
沖森卓也・木村義之・陳力衛・山本真吾・三省堂

2006-10-11 (Wed)

ごみ・ともひで(五味智英)/こじま・のりゆき(小島憲之)[編];1974/6;万葉集研究 第三集;

;塙書房;3,100円(借覧);A5判;縦組;上製;298頁;;;[執筆者]いとー・はく(伊藤博)/かんだ・ひでお(神田秀夫)/なかにし・すすむ(中西進)/こじま・のりゆき(小島憲之)/いで・いたる(井出至)/いなおか・こーじ(稲岡耕二)/よしなが・みのる(吉永登)/きのした・まさとし(木下正俊)

開高健;1970/10→1990/7;人とこの世界;

中公文庫;中央公論社;(15円);文庫判;縦組;並製;337頁;;ISBN4-12-201724-6;

けふの買物

広告批評 2006 OCT NO.308 特集 大学をデザインする
マドラ出版
クオリア降臨
茂木健一郎・文藝春秋
ユリイカ 12月号 第36巻第13号(通巻500号) 特集*宮崎駿とスタジオジブリ
青土社
男女交際進化論 「情交」か「肉交」か
中村隆文・集英社新書

2006-10-10 (Tue)

いけだ・けんすけ(池田研介)/つだ・いちろー(津田一郎)/まつの・こーいちろー(松野孝一郎);1997/12;カオス;

複雑系の科学と現代思想***;青土社;(借覧);四六判;縦組;上製;201+iii頁;;ISBN4-7917-9143-6;

池田談話はまだなんとかからうじてわかるやうな気がしないでもない。

あんの・もよこ(安野モヨコ);2006/10;働きマン(3);

モーニングKC-1550;講談社;514円(借覧);B6判;;並製;214頁;;ISBN4-06-372550-2;

きのふまた逃避でハッピー・マニアを最終巻から逆順によみかへしてゐたのだけれど、本書に高橋修一(p.190)が出てきた。冥合だ。

2006-10-09 (Mon)

そして、最後は三田で「小右記」の会。註釈の完成を目前に控えて出版予定の会社が不渡りを出すという緊急事態、といふのはどこのことかと思つてゐたのだけれど、続群書類従完成会のことだつたのだなあ。

ぐんじ・ぺぎお‐ゆきお(郡司ペギオ‐幸夫)/まつの・こーいちろー(松野孝一郎)/オットー・E・レスラー(Otto E. Rössler);1997/12;内部観測;

複雑系の科学と現代思想****;青土社;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;240+iii頁;;ISBN4-7917-9144-4;

2006-10-08 (Sun)

谷沢永一;1985/3;論より証拠 谷沢永一の読書術;

;潮出版社;1,200円(借覧);四六判;縦組;上製;273頁;;;

ゆき・そーいち(由紀草一);1999/7;思想以前 今を生きぬくために考えるべきこと;

;洋泉社;1,500円(借覧);四六判;縦組;上製;235頁;;ISBN4-89691-394-9;

月刊ナカモリ効果でほめられてゐたやうな記憶がある。

2006-10-07 (Sat)

こまつ・さきょー(小松左京);2006/7;SF魂;

新潮新書176;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;191頁;;ISBN4-10-610176-9;

2006-10-06 (Fri)

たていわ・しんや(立岩真也);2006/6;希望について;

;青土社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;309+xxxiii頁;;ISBN4-7917-6279-7;

後半なんかだれたかな(自分が)と思つてたら、「死なないこと」に収められた文章を見てはつとした。しかし、ALSもよんでゐるはずなのにいまさらはつとするな、自分、といふ感じだ(ALSではサイボーグ・フェミニズム宣言への言及が妙に印象にのこつてゐる)。あと、アマゾンのアフィリエトは寄付(することをあらかじめ明言)してはいけないらしいことを知る。

ながみね・しげとし(永嶺重敏);2006/6;怪盗ジゴマと活動写真の時代;

新潮新書172;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;189頁;;ISBN4-10-610172-6;

はやし・まこと(林淳);2006/8;天文方と陰陽道;

日本史リブレット46;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;90+3頁;;ISBN4-634-54460-1;

なかざわ・しんいち(中沢新一);1992/7→1995/5;知天使(ケルビム)のぶどう酒;

河出文庫文藝コレクション[な 4-5];河出書房新社;505円(100円);文庫判;縦組;並製;219頁;;ISBN4-309-40445-6;

けふの貰物

「未来」(10月号)もらふ。汲古書院から新近刊案内を送つていただく。築島裕編「訓點語彙集成」(全8巻、別巻1)つてすごいものが出るなあ。私個人ではとても購へはしないけれど。

2006-10-05 (Thu)

おーすみ・かずお(大隅和雄);2002/3;信心の世界、遁世者の心;

日本の中世2;中央公論新社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;294頁;;ISBN4-12-490211-5;

無住。

よねもと・しょーへー(米本昌平);2006/6;バイオポリティクス 人体を管理するとはどういうことか;

中公新書1852;中央公論新社;840円(借覧);新書判;縦組;並製;7+271頁;;ISBN4-12-101852-4;

ひろい・よしのり(広井良典);2003/7;生命の政治学―福祉国家・エコロジー・生命倫理―;

;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;xii+277頁;;ISBN4-00-023636-9;

けふの貰物

「春秋」「あとん」「ちくま」(各10月号)「scripta」(autumn 2006 no.1)もらふ。

2006-10-04 (Wed)

たなか・あつお(田中淳夫);2003/2;里山再生;

新書y081;洋泉社;(借覧);新書判;縦組;並製;221頁;;ISBN4-89691-703-0;

など面白く思つた。

2006-10-03 (Tue)

やしろ・あずさ(矢代梓);1999/9→2006/4;年表で読む二十世紀思想史;

講談社学術文庫1758;講談社;900円(借覧);文庫判;縦組;並製;264頁;;ISBN4-06-159758-2;

せき・かずお(関一雄);1993/10;平安時代和文語の研究;

笠間叢書259;笠間書院;(借覧);A5判;縦組;上製;424頁;;ISBN4-305-10259-5;

いはゆる和文特有語と漢文訓読特有語の類義のペアを位相のちがひではなく意味用法のちがひのはうへと回収しようとする(主に本書後半の)議論に興味をもつたので。以下、目次を写しておく。

  1. 序 物語の言葉
    1. 第一章 作者の語感と作品における用語選択の意識 11
    2. 第二章 女流文学の言葉 19
      1. 一 「なまうれしくて」―形容詞には複雑な感情がこめられる― 19
      2. 二 「かしらかたくおはします」―名詞は間接にその物を示す― 23
      3. 三 「うちかたぶきて物など見る」―動詞は作中人物の行動(仕草)を表わす― 27
  2. 第一部 接頭語をめぐる問題
    1. 第一章 敬語の接頭語ミとオホンについて 33
      1. 一 望月郁子説以前 33
      2. 二 望月郁子説 34
      3. 三 『宇津保物語』の用例 35
        1. (1) 用例分析 36
        2. (2) 用例分析―地の文の用例 39
        3. (3) 用例分析―会話文の用例 45
      4. 四 『源氏物語』の用例 50
        1. (1) 望月論文語彙リストの「C」の例 50
        2. (2) 用例分析―ミの会話文の用例 51
        3. (3) 用例分析―ミの地の文の用例 62
        4. (4) 用例分析―ミの異本にみえる用例 66
        5. (5) 用例分析―オホンの会話文の用例(底本と異本の例を合わせて) 69
        五 『宇津保物語』のミから『源氏物語』のオホンへ 78
    2. 第二章 接頭語「なま」の意味―『源氏物語』の用例を中心に― 83
      1. はじめに 83
      2. 一 「なま」と「すこし」 83
      3. 二 「なま」の意味 90
      4. おわりに 106
    3. 第三章 上代・中古の二、三の接頭語の意味について―形容詞ク活用・シク活用の意味上の相違の問題と関連させて― 108
      1. はじめに 108
      2. 一 大野説に対する疑問 108
      3. 二 「はつ―」「うひ―」「にひ―」の語例の検討 110
      4. 三 「はつか(なり)」と「うひうひし」と「あたらし(新)」「あたらし(惜)」 119
      5. 四 形容詞の活用と意味の相違に関連して 122
      6. 五 「ほの―」と「なま―」の場合 125
    4. 第四章 接頭語「あひ(相)」の一考察―和文の用例を訓点資料の用例と比較して― 128
      1. 要旨 128
      2. 一 「だん/\寒く相成りましたが……」の「相成る」という言い方の起源 128
      3. 二 山田孝雄説と小島憲之説 132
      4. 三 和文の用例と訓点資料の用例 133
      5. 四 『宇津保物語』の用例 138
      6. 五 まとめ 149
    5. 第五章 『源氏物語』の派生動詞―接頭語による物語用語づくり― 150
      1. はじめに 150
      2. 一 おし動詞と、ひき動詞 151
      3. 二 ひき動詞と、とり動詞 157
      4. 三 とり動詞と、かき動詞 163
      5. 四 かき動詞と、もて動詞 169
      6. 五 もて動詞と、さし動詞 174
      7. 六 さし動詞と、たち動詞 179
    6. 第六章 接頭語「うち」の意味―『源氏物語』『枕草子』『夜の寝覚』の用例について― 188
      1. はじめに 188
      2. 一 体の動きの発生を表わす「うち動詞」 189
      3. 二 心の動きの発生を表わす「うち思ふ」 197
      4. おわりに 201
  3. 第二部 接尾語をめぐる問題
    1. 第一章 接尾語「ぶ」・「む」、「めく」「だつ」・「がる」の消長―平安時代仮名文学の用例を中心に― 205
      1. 要旨 205
      2. 一 「ぶ」・「む」の、語基との結合語例と、その意味用法について 208
      3. 二 「めく」「だつ」・「がる」の、語基との結合語例と、その意味用法について 219
      4. 三 個々の結合語例を通して見た「ぶ」・「む」、「めく」「だつ」・「がる」の消長 227
    2. 第二章 『宇治拾遺物語』に伝えられた「和文語」動詞と「訓読語」動詞―中古仮名文学用語の性格に関する遡行的近づきの試み― 249
      1. はじめに―小論の意図― 249
      2. 一 「―がる」動詞の性格―「あやしがる」と「あやしむ」― 250
      3. 二 『宇治拾遺物語』の「和文語」動詞と「訓読語」動詞 253
      4. 三 物語用語としての具体動作語 262
  4. 第三部 物語用語(和文語)の性格
    1. 第一章 物語用語の一側面―「ぬ」「イヌ」、「かしら」「カウベ」、「および」「ユビ」― 269
      1. はじめに 269
      2. 一 仮名物語用語、「―がる」動詞 270
      3. 二 「和文語」動詞の性格―「ぬ」と「イヌ」の場合― 272
      4. 三 身体代表語「かしら」 272
      5. 四 身体部位語「カウベ」 279
      6. 五 間接名称語「および」と直接名称語「ユビ」 286
      7. おわりに 290
    2. 第二章 とく・早く・スミヤカニの意味―平安と院政鎌倉の用例について― 294
      1. はじめに 294
      2. 一 和漢混淆文における、とく・早く・スミヤカニ 295
      3. 二 平安仮名文における、とく・早く・スミヤカニ 304
      4. おわりに 314
    3. 第三章 「いとをかしみてかへしす」(平中物語一段)考―平安物語用語としての動詞― 316
      1. はじめに―要旨― 316
      2. 一 副詞「いと」と、形容詞「をかし」の用法について 317
      3. 二 平安物語用語としての「をかしがる」の用法について 325
      4. 三 「あはれがる」と「あはれぶ」・「あはれむ」 「あはしがる」と「あやしぶ」・「あやしむ」 328
      5. 四 平安物語用語「思ひくるしがる」について 335
      6. おわりに 338
    4. 第四章 いわゆる助詞「して」の性格 339
      1. 一 「して」に関する文法説 339
      2. 二 いわゆる接続助詞「して」の実例 347
      3. 三 いわゆる格助詞「して」の実例 356
      4. 四 まとめ―物語用語としてのサ変動詞 361
    5. 第五章 推量辞「むず」と物語用語「むとす」 362
      1. 一 『蜻蛉日記』の「むず」と「むとす」 362
      2. 二 『枕草子』能因本・三巻本の「むず」と「むとす」 367
      3. 三 『竹取物語』と『伊勢物語』の「むず」と「むとす」 374
      4. 四 『落窪物語』と『宇津保物語』の「むず」と「むとす」 376
      5. 五 『源氏物語』の「むず」と「むとす」 383
      6. 六 『夜の寝覚』『浜松中納言物語』『狭衣物語』の「むず」と「むとす」 387
      7. 七 『栄花物語』と『大鏡』の「むず」と「むとす」 392
    1. 初出一覧 399
    2. 後記 401
    3. 人名・書名・事項索引 405
    4. 語句索引 410

けふの買物

国文学 解釈と鑑賞 第47巻7号 1982年6月号 特集 平家物語・豊饒の世界
至文堂
アーロン収容所
会田雄次・中公文庫
三体詩(三)
村上哲見・中国古典選・朝日新聞社
内と外からの日本文学
佐伯彰一・新潮選書

2006-10-02 (Mon)

かしわぎ・ひろし(柏木博);2002/11;モダンデザイン批判;

;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;viii+260頁;;ISBN4-00-025295-X;

うちー・そーしち(内井惣七);2002/4;科学の倫理学;

現代社会の倫理を考える・第6巻;丸善;(借覧);四六判;縦組;並製;ix+178頁;;ISBN4-621-07054-1;

いけだ・きよひこ(池田清彦)[編著];2006/5;遺伝子「不平等」社会――人間の本性とはなにか;

;岩波書店;2,100円(借覧);四六判;縦組;上製;1+231頁;;ISBN4-00-005052-4;[執筆/対談者]おがわ・まりこ(小川眞理子)/まさたか・のぶお(正高信男)/けんみ・かずお(計見一雄)/たていわ・しんや(立岩真也)

なかざわ・しんいち(中沢新一);1986/6→1989/10;イコノソフィア――聖画十講;

河出文庫文藝コレクション[な 4-1];河出書房新社;563円(100円);文庫判;縦組;並製;210+20頁;;ISBN4-309-40250-X;

けふの配達物

萬葉集文字辨證
木村正辭・勉誠社文庫

2006-10-01 (Sun)

たにざわ・えーいち(谷沢永一);2006/5;執筆論 私はこうして本を書いてきた;

;東洋経済新報社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;220頁;;ISBN4-492-22271-5;

著者を小野十三郎にひきあはせたのが坂本賢三だつたといふのは、はじめて知つた(pp.54-55.)。

紹介者は技術思想史の故坂本賢三(筆名・帷三郎)であったかと覚えている。五九歳で死去した愛書家にして博学無類の彼が、今は『坂本賢三蔵書目録』(平成九年・天理図書館)に見られる、八二〇〇点の研究上に有効な蔵書を蒐めるのに、どれほどの才覚を要したか想像を絶する。惜しみても余りある絶世の偉才であった。

2006-09-30 (Sat)

うえの・ちずこ(上野千鶴子);2002/4;サヨナラ、学校化社会;

;太郎次郎社;(借覧);四六判;縦組;並製;197頁;;ISBN4-8118-0666-2;

まの・としき(真野俊樹);2006/6;入門 医療経済学 「いのち」と効率の両立を求めて;

中公新書1851;中央公論新社;820円(借覧);新書判;縦組;並製;iv+6+250頁;;ISBN4-12-101851-6;

むらせ・まなぶ(村瀬学);2006/7;自閉症――これまでの見解に異議あり!;

ちくま新書609;筑摩書房;720円(400円);新書判;縦組;並製;233頁;;ISBN4-480-06307-2;

けふの買物

吉田健一著作集 第九・十・十一・二十五・二十七巻
吉田健一・集英社
国語學史要
山田孝雄・岩波全書
意味の世界 現代言語学から視る
池上嘉彦・NHKブックス
三くだり半と縁切寺 江戸の離婚を読みなおす
高木侃・講談社現代新書
その日本語、通じていますか?
柴田武・角川oneテーマ21
落穂拾い・雪の宿
小山清・旺文社文庫
だめっこどうぶつ(2)
桑田乃梨子・BAMBOO COMICS
平凡ポンチ(3)(4)
ジョージ朝倉・IKKI COMIX

2006-09-29 (Fri)

さとー・ひろお(佐藤弘夫)[編集委員代表];2005/4;概説 日本思想史;

;ミネルヴァ書房;(借覧);A5判;横組;並製;xv+354頁;;ISBN4-623-04303-7;[執筆者、*は編者]やえがし・なおひこ(*八重樫直比古)/そね・まさと(曽根正人)/よしだ・かずひこ(吉田一彦)/みつはし・ただし(三橋正)/さとー・せきこ(*佐藤勢紀子)/さとー・ひろお(*佐藤弘夫)/いちかわ・ひろし(市川浩史)/たかはし・みゆき(*高橋美由紀)/よしはら・たけお(吉原健雄)/すが・きくこ(菅基久子)/そねはら・さとし(曽根原理)/たじり・ゆーいちろー(*田尻祐一郎)/わかお・まさき(若尾政希)/まえだ・つとむ(*前田勉)/なかむら・やすひろ(中村安宏)/たかはし・さだお(高橋禎雄)/さくま・ただし(佐久間正)/たかはし・あきのり(*高橋章則)/きりはら・けんしん(桐原健真)/おぎゅー・しげひろ(荻生茂博)/すさ・しゅんご(須佐俊吾)/わたなべ・かずやす(*渡辺和靖)/ひらやま・よー(*平山洋)/なかのめ・とーる(中野目徹)/はたなか・けんじ(畑中健二)/おかざき・まさみち(岡崎正道)/こんの・のぶゆき(昆野伸幸)/とがし・すすむ(冨樫進)/おーかわ・まこと(大川真)

とみおか・たえこ(富岡多惠子);1993/11;中勘助の恋;

;創元社;2,427円(借覧);四六判;縦組;上製;385頁;;ISBN4-422-93026-5;

げんだ・ゆーじ(玄田有史)[編著];2006/4;希望学;

中公新書ラクレ211;中央公論新社;700円(借覧);新書判;縦組;並製;214頁;;ISBN4-12-150211-6;[執筆者]げんだ・ゆーじ(玄田有史)/さとー・かおる(佐藤香)/ながい・あきこ(永井暁子)/いしくら・よしひろ(石倉義博)/みやざき・てつや(宮崎哲弥)/やまだ・まさひろ(山田昌弘)

2006-09-28 (Thu)

ひの・たつお(日野龍夫);2005/5;宣長・秋成・蕪村;日野龍夫著作集第二巻;

ぺりかん社;8,500円(借覧);A5判;縦組;上製;579頁;;ISBN4-8315-1103-X;

わだ・ひでき(和田秀樹);2003/11;大人のための文章法;

角川oneテーマ21 B-50;角川書店;695円(100円);新書判;縦組;並製;222頁;;ISBN4-04-704151-3;

書かなくちやなあ。

けふの買物

sabra 017 2006 12th October
小学館

2006-09-27 (Wed)

もりみ・とみひこ(森見登美彦);2005/1;四畳半神話大系;

;太田出版;1,680円(借覧);四六判;縦2段組;上製;290頁;;ISBN4-87233-906-1;

なわ・こたろー(名和小太郎);2006/6;情報の私有・共有・公有 ユーザーから見た著作権;

叢書コムニス03;NTT出版;2,500円(借覧);四六判;縦組;上製;iii+7+275+vii頁;;ISBN4-7571-0189-9;

さとー・たくみ(佐藤卓己);2006/6;メディア社会――現代を読み解く視点;

岩波新書(新赤版)1022;岩波書店;740円(15%引);新書判;縦組;並製;xii+221頁;;ISBN4-00-431022-9;

けふの買物

学園アリス(11)
樋口橘・花とゆめコミックス
日本語は人間をどう見ているか
籾山洋介・研究社

2006-09-26 (Tue)

はせべ・やすお(長谷部恭男);2000/1;比較不能な価値の迷路―リベラル・デモクラシーの憲法理論―;

;東京大学出版会;(借覧);A5判;横組;上製;x+174頁;;ISBN4-13-031166-2;

いのまた・しずや(猪股靜彌);2005/5;万葉百話 木簡は語る;

;和泉書院;2,500円(借覧);A5判;縦組;並製;iii+314頁;;ISBN4-7576-0314-2;

すこし癖のある文章。

けふの買物

これも経済学だ!
中島隆信・ちくま新書
大人のための文章法
和田秀樹・角川oneテーマ21
蕭々館日録
久世光彦・中公文庫
かがやく日本語の悪態
川崎洋・新潮文庫
sabra 016 2006 28th September
小学館

2006-09-25 (Mon)

おーにし・はるたか(大西晴隆)/きむら・のりこ(木村紀子)[校注];2004/2;塵袋1;

東洋文庫723;平凡社;3,000円(借覧);全書判;縦組;上製;350頁;;ISBN4-582-80723-2;

この一月半位ちびちび読み進めてゐて、やうやく読了。校注は国書に通暁してゐることをわりと強調してゐる気がするけれど、私には六臣注をよく使つてゐるのが印象にのこつた。

2006-09-24 (Sun)

昨晩、電車男DX 最後の聖戦を見て、さういへば前にも特番があつたけど見てないな、と思つてビデオを漁つたところ、もうひとつの最終回スペシャルといふのが出てきた。こつちを見てないと、なんで阪神ファンの人のところにソニンがゐたのかとかがわからないな。劇団ひとりのアテレコにおほいに笑ふ。自分も伊東美咲に混浴にさそはれてえ、とか思ひながら、そのままテープを流してゐたら、危険なアネキの第1話も録画してあつたのでつづけて見る。放映時には撮るには撮つてゐたものの、なんか痛さうなので見ずにゐたのだけれど、見てみると意外に面白かつた。ビデオテープを漁ると、第4話までは撮つてあつて、つぎつぎ見て、伊東美咲のサイボーグ美人つぷりを堪能する(サイボーグといふのは、整形といふことではなくて、なんか人間ばなれしてゐるといふか人間らしくないといふ感じ)。多分永遠に觀ないだらうけれどももし萬が一觀なければならない事があると困るから保存、といふのは実に正しいなあ、続きはレンタルでもしよう(もたもたしてゐるうちに、BS FUJIで再放送がはじまつたので、それを見ることにしました)。といふところで、朝になる。

で、この晩は蛯原友里に惹かれて、NHKスペシャル東京カワイイ★ウォーズを見る(桃生亜希子と麻生久美子出演のPVで記憶するTowa teiのFreeが使用されてゐたタイトルでは「ファッション編」とかなんとかついてゐた気がする)。リアル・クローズとかエビ売れとかマーチャンダイザーとかゴールデン6とか知らないレジスターの語をいろいろ聞く。109店舖への取材(とくに韓国への発注の慌しさ)など見てゐると、資本主義は未だ有効である、といふか、キャピタリズム万歳、といふ気分になる。

とか、すごい逃避してゐたら、次の日えらいことになりました。といふか、まだ片づいてない。


たなべ・せーこ(田辺聖子);1987/1;ジョゼと虎と魚たち;

角川文庫6619[た 5-18];角川書店;340円(100円);文庫判;縦組;並製;265頁;;ISBN4-04-131418-6;

短篇集。田辺聖子ははじめて読む。谷沢永一とかが支持してゐる作家といふイメージがあつたので、どこだつたかで笙野頼子が全集月報にふれつつ肯定的に言及してゐて意外に思つたことがあるのだけれど、作品をよんでみてすこしわかつた気になる。

2006-09-22 (Fri)

あべ・きんや(阿部謹也);1983/7→1986/12;中世の星の下で;

ちくま文庫[あ-4-1];筑摩書房;560円(280円);文庫判;縦組;並製;369頁;;ISBN4-480-02097-7;

合掌。

2006-09-21 (Thu)

マット・リドレー[著]、なかむら・けーこ(中村桂子)/さいとー・たかお(斉藤隆央)[訳];2003=2004/5;やわらかな遺伝子;

;紀伊國屋書店;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;410頁;;ISBN4-314-00961-6;[原題]Matt Ridley, Nature via Nurture: Genes, Experience and What Makes Us Human

良い啓蒙書といふ評を見て。たしかに。

たかはし・げんいちろー(高橋源一郎);2005/1;性交と恋愛にまつわるいくつかの物語;

;朝日新聞社;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;246頁;;ISBN4-02-257972-2;

2006-09-20 (Wed)

熱だしてばたんきゅー。

もりなが・たくろー(森永卓郎);2005/10;萌え経済学;

;講談社;(借覧);四六判;縦組;上製;204頁;;ISBN4-06-213017-3;

すこしまへまで、森枝卓士と名前の区別がついてゐなかつた。

2006-09-19 (Tue)

にしみや・かずたみ(西宮一民);1991/4;上代の和歌と言語;

研究叢書99;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;5+279頁;;ISBN4-87088-467-4;

目次を写しておく。

  1. I 和歌篇
    1. 一、短歌の成立 3
      1. はじめに 3
      2. 一 問題の提起 3
      3. 二 短歌の定型の成立過程 6
      4. 三 短歌の成立時期について 15
      5. をはりに 22
    2. 二、万葉集巻一巻頭歌の解釈 24
      1. はじめに 24
      2. 一 ④「許背歯告目」の訓 25
      3. 二 二つの「コソケレ」の文法 28
      4. 三 歌の解釈 36
    3. 三、歌の表現と理解 40
      1. はしがき 40
      2. 一 藤原宮の御井の歌 41
      3. 二 衣干したり天の香具山 47
      4. あとがき 53
    4. 四、「堅塩」考―万葉集訓詁の道― 57 #伊勢物語の塩尻もこの堅塩のことだとか(宮沢俊雅説)
      1. 一 「堅塩」の訓 57
      2. 二 キタシとは何もの 61
      3. 三 キタシの製法 70
      4. 四 キタシと貧窮問答歌 76
    5. 五、「見所久思」考 84
    6. 六、「あが情利の生戸も無き」の訓義 89
      1. 一 「情利」について 89
      2. 二 「生戸」について 92
    7. 七、日下の直超 101
      1. 一 諸説 101
      2. 二 「日下越え」 104
      3. 三 クサカの地名 108
      4. 四 クサカの歴史 111
      5. 五 結論 117
    8. 八、飛鳥の神なび 125
      1. 一 飛鳥の神なびの資料 125
      2. 二 飛鳥の神なび山の比定地 131
      3. 三 「向南山」の訓について 137
      4. 四 雷岳その他について 143
      5. 五 総括 151
  2. II 言語篇
    1. 一、上代慣用句イヲヌ・ネヲナクの考察 161
      1. 一 問題点 161
      2. 二 イ・ヌ・イヌ、ネ・ナク・ネナク 163
      3. 三 イヲヌ・ネヲナクの文法 169
    2. 二、上代の所謂ズハの意味 176
      1. 一 「ずして」説批判 176
      2. 二 仮定条件法のズハ 182
      3. 三 「んよりは」説補説 186
    3. 三、上代一人称代名詞アの成立 191
      1. 一 上代の人称代名詞 191
      2. 二 アの成立に関する諸説 192
      3. 三 資料の整理 194
      4. 四 資料の説明 195
      5. 五 上代一人称代名詞アの成立 200
    4. 四、万葉時代の言語生活 202
      1. 序にかえて 202
      2. 一 伝達面よりみた言語生活 206
      3. 二 位相面よりみた言語生活 217
      4. 三 教育面よりみた言語生活 221
      5. おわりに 225
    5. 五、時代にみる言語感覚―上代― 226
      1. 一 音感 226
      2. 二 字感 229
      3. 三 語感 231
    6. 六、上代敬語と現代敬語 234
      1. 一 上代敬語と資料 234
      2. 二 上代敬語の体系 238
      3. 三 上代敬語と現代敬語 250
      4. 四 和歌と敬語の問題 252
    7. 七、「上代特殊仮名遣」論 257
  3. あとがき 277
    1. 所収論文初出一覧 279

つぼい・ひでと(坪井秀人);2006/2;感覚の近代――声・身体・表象;

;名古屋大学出版会;5,400円(借覧);A5判;縦組;上製;ix+519+16頁;;ISBN4-8158-0533-4;

2006-09-16 (Sat)–2006-09-17 (Sun)

  1. 旧友をたづねて松山へ。
  2. 道後温泉にはひる。
  3. 鶏をくらふ。鍛高譚をすこし嘗める。
  4. 踊る赤ちゃん人間をうたふ。
  5. マティーニとか飲んでみる。
  6. ホテルにかへつてテレビをつけたら、問題のない私たちが放映されてゐたので見てから寝る。
  7. 先行車の車中で、助手席の女性が運転手の男性に、あーんとやつてゐるのを見て、死ねばいいのに、などとさざめきあふ。
  8. 帰途、台風の迫るなか、尾道ラーメンを食す。

みなか・のぶひろ(三中信宏);2006/7;系統樹思考の世界――すべてはツリーとともに;

講談社現代新書1849;講談社;780円(1割引);新書判;縦組;並製;294頁;;ISBN4-06-149849-5;

系統樹思考と分類(認知)思考。アブダクション。

いわや・だいし(巖谷大四);1977/6→1989/6;物語女流文壇史;

文春文庫[い-15-4];文藝春秋;466円(-);文庫判;縦組;並製;407頁;;ISBN4-16-739104-X;

合掌。

2006-09-15 (Fri)

はしもと・よしあき(橋元良明)[編];2005/5;メディア;

講座社会言語科学2;ひつじ書房;3,200円(借覧);A5判;横組;上製;2+v+2+264頁;;ISBN4-89476-246-3;

目次とそれぞれの論文のキーワードとを写しておく。

  1. メディアとコミュニケーション: まえがきにかえて i
  2. 第1部 言語変容 1
    1. インターネットと英語帝国主義 / 西垣通(にしがき・とーる) 2 #インターネット,国際的多言語問題,モノリンガリズム,プレーン英語,機械翻訳
    2. 漢字コード問題 / 笹原宏之(ささはら・ひろゆき) 16 #JIS漢字,ISO/IEC10646(UCS 国際符号化文字集合),コンピューター,外字,文字化け
    3. 情報化と若者の言語行動 / 井上史雄(いのうえ・ふみお) 40 #情報化,談話規則,若者ことば,新方言,ケータイ
  3. 第2部 表現様式 55
    1. メール文体とそれを支えるもの / 佐竹秀雄(さたけ・ひでお) 56 #ケータイメール,パソコンメール,文体,新言文一致体,若い世代
    2. 携帯メールのコミュニケーション内容と若者の孤独恐怖 / 中村功(なかむら・いさお) 70 #携帯メール,話し言葉的表現,気遣いの作法,孤独恐怖,コンビニ的人間関係
    3. エモティコンの世界 / 中丸茂(なかまる・しげる) 86 #顔文字,位置,向き,送信者,信頼度
    4. メディアと表現様式の変化: 認知工学の立場から / 原田悦子(はらだ・えつこ) 118 #対話メディア,発話のデザイン,認知的人工物,パーソナルビュー,表現様式の変化
  4. 第3部 対人関係 135
    1. 携帯電話と若者の対人関係 / 三宅和子(みやけ・かずこ) 136 #携帯メール,若者,配慮,コミュニケーション空間,対人関係調節
    2. インターネット・パラドックスの真偽 / 橋元良明(はしもと・よしあき) 156 #インターネット・パラドックス,情報ネットワーク,コミュニケーション変容,精神的豊かさ,パネル調査
    3. つながる―イメージ―共同体: TVCFに映るインターネット社会,あるいは「世界なき人間」たちの共在 / 遠藤薫(えんどー・かおる) 182 #TVCF,インターネット,間メディア性,つながり,連結する異物
  5. 第4部 メディア環境の未来 201
    1. 個人的フィーリングを表現する非言語コミュニケーションのインタラクティブな可視化 / 土佐尚子(とさ・なおこ) 202 #カルチャラルコンピューティング,ノンバーバルコミュニケーション,感情認識,インタラクティブアート,メディア芸術
    2. 携帯の将来 / 野島久雄(のじま・ひさお) 226 #ユビキタス,プライバシー,メール,存在感,データベース
    3. 情報ネットワークと日本社会 / 木村忠正(きむら・ただまさ) 240 #「社会増強力としてのIT」(IT as Enabler),「産業セクターとしてのIT」(IT as Sector),モバイルインターネット,ブロードバンド,産業社会としての情報社会
  6. 執筆者紹介 264

やざわ・あい(矢沢あい);2006/9;NANA―ナナ―(16);

りぼんマスコットコミックス クッキー;集英社;457円;新書判;;並製;258頁;;ISBN4-08-856707-2;

ジェームス・プロクター[著]、おがさわら・ひろき(小笠原博毅)[訳];2004=2006/2;スチュアート・ホール;

シリーズ 現代思想ガイドブック;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;277頁;;ISBN4-7917-6223-1;[原著]James Procter, Stuart Hall (Routledge, 2004)

サッチャリズムつてホールの造語だつたのか。

2006-09-14 (Thu)

はんざわ・たかまろ(半澤孝麿);2006/2;ヨーロッパ思想史のなかの自由;

長崎純心レクチャーズ 第8回;創文社;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;x+389+10頁;;ISBN4-423-71066-8;

もりみ・とみひこ(森見登美彦);2003/12→2006/6;太陽の塔;

新潮文庫[も-29-1];新潮社;400円(借覧);文庫判;縦組;並製;237頁;;ISBN4-10-129051-2;

けふの買物

昭和の怪物たち
杉森久英・河出文庫
論理表現のレッスン
福澤一吉・生活人新書
ジョゼと虎と魚たち
田辺聖子・角川文庫
ぶ男に生まれて
徳大寺有恒・集英社文庫
辛夷の花 父 小泉信三の思い出
秋山加代・文春文庫
豪放ライラック(3)
桑田乃梨子・GUM COM!CS
日本語研究所
城生佰太郎・日本実業出版社
どうなる日本のことば 方言と共通語のゆくえ
佐藤和之・米田正人編著・ドルフィンブックス・大修館書店

2006-09-13 (Wed)

うみの・ちか(羽海野チカ);2006/9;ハチミツとクローバー(10);

コーラスQUEEN'S COMICS;集英社;400円(1割引);新書判;;並製;183頁;;ISBN4-08-865358-0;

完結。かう落着するとは思つてもみなかつた。全然よめてないのだなあ。

あそー・みこと(麻生みこと);2006/9;GO!ヒロミGO!(9);

花とゆめCOMICS;白泉社;390円(1割引);新書判;;並製;190頁;;ISBN4-592-17848-3;

こつちも完結。大盛り上がり。ところで某T大つて教育実習は出身校なの?

ひらかわ・みなみ(平川南)/おきもり・たくや(沖森卓也)/さかえはら・とわお(栄原永遠男)/やまなか・あきら(山中章);2006/2;文字表現の獲得;

文字と古代日本5;吉川弘文館;6,300円(借覧);A5判;縦組;上製;4+10+333+v頁;;ISBN4-642-07866-5;

これもシリーズ最終巻(個人的には、神仏と文字が一番面白く思つた)。本巻は、やうやく国語国文よりの内容だけれど、やはり朝鮮半島は重要であるなあ、と思ふ。さういへばこの日、意外な方の口から「娜々志娑无」といふ言葉が出てビックリした。以下、目次を写しておく。

  1. 総説 文字表現の獲得とその背景 / 沖森卓也(おきもり・たくや) 1
    1. 文字の役割
    2. 記録されるということ
    3. 文字に表現する工夫
    4. 記号と絵画
    5. 文字表現の習得
    6. 東アジアにおける漢字
    7. 漢字の日本的展開
  2. I 文字化する試み
    1. 1 伝承の記述 / 矢嶋泉(やじま・いずみ) 8
      1. (1) 伝承と文字と 8
        1. 文字化の限界
        2. 漢字と和語
      2. (2) 古代日本の書記事情 10
        1. 和文の試み(その一)
        2. 和文の試み(その二)
      3. (3) 古事記の記述様式 15
        1. 伝承の記述
        2. 風土記の記述様式
        3. 『古事記』記述様式の諸相
        4. 『古事記』記述様式の本質
        5. 『古事記』歌謡の記述様式
        6. 歌の文字化
      4. (4) 伝承の記述 28
        1. 言と意と
        2. 伝承の記述の諸相
    2. 2 歌集編纂の方法 / 柳沢朗(やなぎさわ・ろー) 36
      1. (1) 万葉集の編纂論 36
        1. 万葉集とは何か
        2. 持統万葉
        3. 実証的な分析へ
      2. (2) 柿本朝臣人麻呂歌集 38
        1. 古体表記
        2. 新体表記
        3. 表記が意味するもの
      3. (3) 部立について 43
        1. 部立
        2. 「正述心緒」と「寄物陳思」
        3. 「寄物陳思」の歌の配列
      4. (4) 題詞と季節分類 48
        1. 題詞の問題
        2. 季節分離
    3. 3 古代の逸書 / 吉岡眞之(よしおか・まさゆき) 52
      1. (1) 古代逸書概観―八世紀を中心に― 52
        1. 様々な逸書
        2. 失われる理由
      2. (2) 律令国家の成立と律令関係書の編纂 56
        1. 律令の写本
        2. 律令の注釈書
        3. 格式の編纂
      3. (3) 史書の編纂資料 59
        1. 『日本書紀』の編纂資料
        2. 『官曹事類』『外官事類』『天長格抄』の編纂
      4. (4) 再び古代逸書概観 63
  3. II 表現の諸相
    1. 1 作歌と文字表現―「吾等」をめぐって― / 鉄野昌弘(てつの・まさゆき) 68
      1. (1) 「吾等」をめぐる議論 68
        1. 柿本朝臣人麻呂歌集
        2. 万葉集中の「吾等」
        3. 村田正博氏の「満座の共感」説
        4. 稲岡耕二氏の村田説批判
      2. (2) 接尾語ラの諸相 74
        1. 接尾語ラ
        2. 「朧化法的表現」の意義
        3. 「同種の類」
        4. 「異種の類」
        5. 毛利正守の「複数」と「例示」
      3. (3) 漢語「等」の用法 81
        1. 「等」の意義
        2. 「臣等」「僕等」の「朧化法」的用法
      4. (4) 「朧化法的表現」の「吾等」 83
        1. 「朧化法」による解釈
        2. 人麻呂歌集七夕歌の解釈
        3. 「文字」のもたらす共感
    2. 2 文字の技巧 / 川嶋秀之(かわしま・ひでゆき) 87
      1. (1) 技巧とは 87
        1. 文字上のレトリック
      2. (2) 古代における口頭語の技巧 88
        1. 音の技巧
        2. 掛詞
      3. (3) 文字の技巧の分類 89
        1. 技巧の前提
        2. 技巧の類型 #A 新字
      4. (4) 文字の技巧の諸相 92
        1. B(一) 遊戯的表記
        2. B(二) 類縁字表記
        3. B(三) 意味重層表記
      5. (5) 後世の表現技法との関わり 101
    3. 3 記号の役割 / 山田邦和(やなだ・くにかず) 103
      1. (1) 記号とは何か 103
        1. 「記号」と現代記号学
        2. 歴史学における「記号」
        3. 「記号」の概念規定
      2. (2) 記号の分類 110
        1. 文字(文字記号)
        2. 一般記号
      3. (3) 記号の類銘辞性 121 #角田文衛「銘辞学の方法論」
      4. (4) 記号史料学への試み 123
    4. 4 絵画による伝達 / 禰宜田佳男(ねぎた・よしお) 126
      1. (1) 弥生時代の絵画 126
        1. 青銅器絵画
        2. 土器絵画
      2. (2) 弥生時代の絵画は何をどう伝達しようとしたか 133
        1. 弥生絵画の意味
        2. 銅鐸絵画と土器絵画
        3. 絵画土器の機能
        4. 弥生絵画における伝達性
        5. 甕棺と絵画
      3. (3) 列島の原始絵画 140
        1. 旧石器・縄文時代の絵画
        2. 古墳時代の絵画
      4. (4) 原始絵画の意義 146
        1. 原始絵画と祭祀
        2. 原始絵画と死生観
        3. 絵画による伝達
    5. 5 宣命体 / 春名宏昭(はるな・ひろあき) 153
      1. (1) 宣命と宣命体 153
        1. 宣命体とは
        2. 宣命体の表記
      2. (2) 律令公文書の中の宣命―天皇と中央官僚― 156
        1. 漢文での表記
        2. 宣命と儀式
        3. 文字化の意味
        4. 宣命と漢文
      3. (3) 地方での宣命―天皇と一般民衆― 160
        1. 条文と告知
        2. 宣命の場
        3. 言葉を封じこめたもの
      4. (4) 宣命体から漢字かな混じり文へ 164
        1. 宣命体の意義
        2. 漢字かな混じり文へ
  4. III 文字の習得
    1. 1 漢字の受容と訓読 / 沖森卓也 168
      1. (1) 漢字の受容 168
        1. 漢字の受容
        2. 漢字と和語
      2. (2) 漢字の伝来 170
        1. 渡来人と留学生
        2. 渡来人の漢文
        3. 俗漢文
      3. (3) 朝鮮三国の漢文 174
        1. 高句麗の漢文
        2. 新羅の金石文
        3. 変格漢文
      4. (4) 和化された漢文 183
        1. 和化漢文
        2. 和文体と訓
      5. (5) 黎明期の漢字訓読 186
        1. 漢文の訓読
        2. 読み方の定形化
        3. 「矣」について
        4. 「てあり」という文体
        5. 漢文訓読と字音
    2. 2 漢字文化の受容と学習 / 佐藤信(さとー・まこと) 195
        1. 漢字文化の受容と国家
      1. (1) 七世紀における貴族の漢字受容 196
        1. 倭国の貴族と渡来僧
        2. 留学生・留学僧の帰国
        3. 百済からの亡命貴族
      2. (2) 七世紀における地方豪族の漢字受容 201
        1. 備後国三谷郡の地方豪族
        2. 阿波国造氏族
        3. 科野(信濃)国造氏族
        4. 那須国造氏族
      3. (3) 八世紀の貴族と漢字文化 206
        1. 長屋王
        2. 聖武天皇
      4. (4) 八世紀における漢字文化の地方展開 210
        1. 八幡林官衙遺跡
          1. 群符木簡
          2. 封緘木簡
        2. 習書木簡
      5. (5) 古代地方官衙と漢字文化の展開 215
    3. 3 習書・落書の世界 / 新井重行(あらい・しげゆき) 217
      1. (1) 習書・落書研究の視角 217
        1. 古代社会と漢字・漢文
        2. 習書・落書
        3. これまでの習書・落書研究
        4. 史料群としての習書・落書
        5. 習書・落書研究の課題
      2. (2) 習書の世界 220
        1. 『千字文』の習書
        2. 『論語』の習書
        3. 習書木簡の使用法
        4. 令文の習書
        5. 文書の習書
      3. (3) 落書の世界 227
        1. 「難波津の歌」の落書
        2. その他の落書
      4. (4) 習書・落書のなされた場 228
        1. 写経生の場合
        2. 下級官人の場合
        3. 何のための習書か
  5. IV 文字の展開
    1. 1 古代東アジアの書体・書風 / 深津行徳(ふかつ・ゆきのり) 234
      1. (1) 書体・書風と用筆 234
        1. 漢字
        2. 書風分析の意義
      2. (2) 朝鮮半島出土文字資料研究の現況 236
        1. 石碑への関心
        2. 様々な文字史料
      3. (3) 文字の定着方法―削る・造形する、書く― 238
        1. 筆順
        2. 文字のかたちと国家
      4. (4) 普段使いの文字 240
        1. 新羅月城垓字出土木簡
        2. 正倉院佐波理加盤付属文書
        3. 確認しがたい文字
        4. 箆書きの文字
        5. 月城垓字木簡の解釈
      5. (5) 正書の文字 247
        1. 正倉院新羅村落文書
        2. 広開土王碑文
        3. 新羅石碑に刻まれた正書文字
        4. 冷水碑
        5. 鳳坪碑
      6. (6) 見せる文字、見せない文字 255
        1. 朝鮮半島古代文字の系譜
        2. モニュメント
      7. (7) 文字のある空間 258
    2. 2 則天文字 / 田熊清彦(たくま・きよひこ) 261
      1. (1) 則天武后 261
        1. 皇后となる
        2. 皇太后として実権を握る
      2. (2) 則天文字 262
        1. 研究史
        2. 則天文字 一七字
        3. 文字の使用
      3. (3) 則天文字の流布と使われ方 265
        1. 則天文字の発見
        2. 朝鮮・日本の則天文字
      4. (4) 日本に伝えられた則天文字 270
        1. 伝世した資料に見える文字
        2. 出土資料に記されていた文字
      5. (5) 則天文字と墨書土器 280
    3. 3 国字の発生 / 笹原宏之(ささはら・ひろゆき) 284
      1. (1) 国字をとらえる 284
      2. (2) 日本製字体(変形)の出現 285 #{(司-一-口)<手}、{(阜-十)皮}
      3. (3) 日本製字義(派生転用)の出現 286
        1. 国訓 #首、俣、鮭、籾、欟、霺、栲、梶、椿
        2. 会意による日本製漢字か #俵、鯰
      4. (4) 日本における偏旁付加・置換の出現 289
        1. 部首の付加ないし置換 #法華義疏、驂、{木穀}、桙、偲、{女感}、釼、椅、㹮、狛、{之_景}
        2. 部首の付加と置換 #蘰
        3. 旁の置換 #䒾、礒
      5. (5) 会意の日本製漢字 292
        1. 会意の造字 #桛、鞆
        2. 国字であった可能性のある文字 #坰、{石(炯-火)}、鵤
      6. (6) 日本における合字の出現 294 #{同-口/下}、{戸'主}、{戸'口}、{戸'秦}
      7. (7) 国字出現の背景 295
    4. 4 古代漢字音の受容と展開 / 佐々木勇(ささき・いさむ) 299
      1. (1) 古代日本の言語 299
        1. 中国語と日本語
        2. 古代日本漢字音
      2. (2) 古代日本漢字音 300
        1. 漢字音の資料
        2. 日本漢字音の諸層
        3. 音仮名の背景にある古音
        4. 古音による音仮名の書記者
        5. 音仮名の背景にある呉音
        6. 音義・訓点資料に見られる音注の呉音
        7. 音仮名の背景にある漢音
        8. 音義・訓点資料に見られる漢音
        9. 高度な漢音学習 #悉曇学
        10. 漢籍の漢音
        11. 九世紀末の日本漢字音とその後の漢字音
    5. 5 万葉仮名 / 沖森卓也 318
      1. (1) 万葉仮名と古代日本語 318
        1. 万葉仮名とは
        2. 万葉仮名の意義
        3. 万葉仮名の由来
      2. (2) 万葉仮名の変遷と分類 322
        1. 万葉仮名と漢字音
        2. 音仮名の分類
        3. 訓仮名の出現
        4. 音訓交用と訓仮名
        5. 訓仮名の分類
      3. (3) 万葉仮名から仮名へ 322
        1. 仮名の発生
      1. 図表一覧 ii
      2. 編者・執筆者紹介 i

けふの買物

広告批評 2006 SEP NO.307 特集 ファッションは伝わっているか?
マドラ出版

2006-09-11 (Mon)

やまぐち・よしのり(山口佳紀);1985/1;古代日本語文法の成立の研究;

;有精堂;15,000円(借覧);A5判;縦組;上製;x+652頁;;ISBN4-640-30571-0;

「古代」といつても文献的な制約の問題であつて、言語としては進化したものなのだから「成立」といふのはだうなのかみたいなつまらん予断をもつて見はじめたのだけれど、面白い、といふか、すごいなあ。といつても、猫のネは鳴き声かもとか、爽やかの仮名遣はさやかとか、やうの和語説とかなんか瑣末なことだけしか覚えてゐないのだけれど。ある意味、文献的な制約があるからできる研究といふ感じもした。以下に、目次を写しておく。

  1. 序―世に本書をすすむるの辞― / かめい たかし i
  2. 凡例 v
  3. 序章 本論の意図と方法 3
  4. 第一章 形態音韻篇 11
    1. 序節 形態音韻篇の初めに 13
    2. 第一節 母音脱落 19
    3. 第二節 語頭子音の脱落 47
    4. 第三節 母音同化 77
    5. 第四節 母音体系 96
    6. 第五節 子音交替〈上〉―調音法の共通による場合― 127
    7. 第六節 子音交替〈中〉―調音点の近接による場合・その他― 143
    8. 第七節 子音交替〈下〉―m・b間の交替― 165
    9. 第八節 音節の脱落 196
  5. 第二章 用言篇 223
    1. 序節 用言篇の初めに 225
    2. 第一節 単語形成の基本的様式 228
    3. 第二節 形容詞語幹部の成立 248
    4. 第三節 形容詞活用の成立 272
    5. 第四節 母音交替の一側面―動詞活用成立論の前提として― 300
    6. 第五節 動詞活用の成立 327
    7. 第六節 活用形式の変異から見た動詞の一考察 347
    8. 第七節 ナリ型形容動詞の成立 377
    9. 第八節 タリ型形容動詞の成立 408
  6. 第三章 表現形式篇 433
    1. 序節 表現形式篇の初めに 435
    2. 第一節 条件表現形式の成立 438
    3. 第二節 ミ語法の成立 459
    4. 第三節 時制表現形式の成立〈上〉―叙法との関わりにおいて― 483
    5. 第四節 時制表現形式の成立〈下〉―キとケリをめぐって― 499
    6. 第五節 禁止表現形式の成立 519
    7. 第六節 希望表現形式の成立―ナ行系希望辞をめぐって― 540
    8. 第七節 テシカ・モガ成立考 560
    9. 第八節 ゴト(如)の意味―比況〈~ゴト(シ)〉の成立― 583
  7. 補論 柳田征司『音韻脱落・転成・同化の原理』をめぐって 605
  8. 後記 623
  9. 本書と既発表論文との関係 626
  10. 索引 629
    1. 語詞索引 630
    2. 事項索引 647

2006-09-10 (Sun)

なみかわ・たかよし(並川孝儀);2005/12;ゴータマ・ブッダ考;

;大蔵出版;2,800円(借覧);A5判;横組;上製;237頁;;ISBN4-8043-0563-7;

うーん。おそらく高く評価されるべき研究なのだとは思ふのだけれど(と言つても、私には判断できることではないけれど)、なにか得心いかない。

2006-09-09 (Sat)

くさなぎ・さとし(草薙聡志);2003/7;アメリカで日本のアニメは、どう見られてきたか?;

;徳間書店スタジオジブリ事業本部;1,800円(借覧);四六判;縦組;並製;331+x頁;;ISBN4-10-861705-8;

国語語彙史研究会[編];1996/10;国語語彙史の研究 十六 阪倉篤義博士追悼号;

;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;5+328頁;;ISBN4-87088-832-7;

目次を写しておく(#以下はわたくしのメモ)。

たかい・まさし(高井昌史);2005/4;女子マネージャーの誕生とメディア―スポーツ文化におけるジェンダー形成―;

;ミネルヴァ書房;2,000円(借覧);四六判;縦組;並製;vii+225+iv頁;;ISBN4-623-04377-0;

誕生についての高度成長期における受験戦争と部員不足という条件(p.85)、女子マネのミソジニー(といふか、女性同士の人間関係に嫌悪感を持つ(p.213)こととホモソな男性スポーツ集団へのあこがれ)の指摘など面白く思ふ。啓蒙批判、「境界」概念はよくわからない。

2006-09-08 (Fri)

国語学研究事典の改訂版の発売予定が出てゐるのを知る。お金ためとかなくちや。しかしISBN 4-625-40300-6といふのは、日本語文法大辞典のものだから、まちがひだらうな。ISBN4-625-60306-4が正しいもののやう。


ともぞえ・ひでのり(友添秀則)/こんどー・よしたか(近藤良享)/うめがみ・あけみ(梅垣明美);2000/9;スポーツ倫理を問う;

;大修館書店;(借覧);四六判;縦組;上製;viii+242頁;;ISBN4-469-26453-9;

たかぎ・こーたろー(高木光太郎);2006/5;証言の心理学 記憶を信じる、記憶を疑う;

中公新書1847;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;vi+3+202頁;;ISBN4-12-101847-8;

けふの買物

日本語はおもしろい
柴田武・岩波新書
日本語のレトリック 文章表現の技法
瀬戸賢一・岩波ジュニア新書
高校生のための評論文キーワード100
中山元・ちくま新書
甘詰留太短編集 きっとすべてがうまくいく
甘詰留太・ジェッツコミックス

2006-09-07 (Thu)

返却日前日なので、あわててDVDを見る。

ユリイカ
小説のはうをよんで、これはどんな映像だつたんだろ、と思つて見てみたのだけれど、長い。小説のはうはだいぶ説明はひつてたんだなあ。宮崎あおいが貝殻を抛るところはぐつとくる。
恋は五・七・五!
関めぐみのパンチラ。
ジョゼと虎と魚たち
原作もよんでみたい(コメンタリで犬童監督が原作どほりのままの言葉はひとつしかないとか言つてたけど)。

かわかみ・ひろみ(川上弘美);2001/6→2004/9;センセイの鞄;

文春文庫[か-21-3];文藝春秋;533円(100円);文庫判;縦組;並製;278頁;;ISBN4-16-763103-2;

2006-09-06 (Wed)

佐藤誠実[著]、瀧川政次郎[編];1991/9;佐藤誠実博士律令格式論集;

;汲古書院;(借覧);A5判;縦組;上製;4+3+415頁;;;

立心偏に送のタシカニといふ字が「愜」字の変形であるといふのは、故佐藤誠實博士の所説、と三矢重松が書いてゐるのは、「字體考」での説なのかな、と思つて借りてきたのだけれど、違つた。残念。まうすこし探してみないと。この論集を編んだときにあつめたはずの論文の目録も載せておいてくれたら便利だつたのになあ。解説で、

七・八世紀における唐は、當時知られていた世界における最高の文明國であり、最大の強國であって、唐が日本に加えた壓力は、十九世紀の列強が日本に加えた壓力よりも大きい。當時の日本が軍事、外交、政治の上で獨立を保持したことは事實であるが、文化的には殆ど全く唐の支配下にあったのであって、文物制度すべて唐を以て範とし、唐に追從して及ばざらんことを是れ畏るというのが、當時の日本の指導者の態度であった。故に飛鳥奈良の日本は、新羅、渤海及び吐蕃、西夏等と同じく、唐文化圈に屬する一國であり、唐律令は當時の東洋諸國間の國際法であり、律令の法理は世界の公理であったのである。しかし、皇國を尚び、唐心を拝する國學者は、この史實を率直に認めようとはしない。故に國學者流の律令學者は、血眼になって日本令の唐令と違った點を探し出して、これを強調する。即ち彼等は日唐令の異を説いて、同を説かない。これに反して、「律令考」は日唐令の同を説いて、その異は藍本と本畫との相違に過ぎないとした。「律令考」の特色は、實に其處にあるといってよい。

と書かれてゐるのは、ちよつと強烈(pp.47-48)。以下に、目次をうつしておく。

  1. 口繪
    1. 佐藤博士遺影
    2. 佐藤博士書翰
    3. 佐藤博士遺稿
    4. 口繪解説
  2. 序 / 瀧川政次郎 1
  3. 佐藤博士の律令學 / 瀧川政次郎 17
    1. 佐藤博士の律令學 17
      1. はしがき 17
      2. 一 佐藤誠實略傳 19
      3. 付、文學博士佐藤誠實先生小傳 / 山本毅堂 20
      4. 二 佐藤誠實と『古事類苑』の編纂 28
      5. 三 明治文化と『古事類苑』編纂の方針 34
      6. 四 佐藤律令學の特色 42
      7. 五 佐藤律令學の功績とその影響 49
      8. 〔補遺〕元老院勅奏判任官履歴書 56
    2. 『古事類苑』法律部と佐藤誠實 58
  4. 解題 63
  5. 甲篇
    1. 第一 律令考 115
    2. 第二 弘仁格式序約解 151
    3. 第三 貞觀格序約解 171
    4. 第四 貞觀式序約解 185
    5. 第五 上延喜格式表約解 201
    6. 第六 延喜格序約解 211
    7. 第七 延喜式序約解 225
    8. 第八 延喜式序約解餘論 241
    9. 第九 官曹事類考 249
    10. 第十 天長格抄考 253
    11. 第十一 類聚三大格考 255
    12. 第十二 揚名考補 261
    13. 第十三 揚名考補之餘 265
  6. 乙篇
    1. 第一 續日本紀を上る表の約解 271
    2. 第二 文武天皇即位前紀約解 297
    3. 第三 類聚國史考 305
    4. 第四 古事記考 313
    5. 第五 宇治拾遺物語考 319
    6. 第六 紀長谷雄 331
    7. 第七 白鳳朱雀并法興元考 339
    8. 第八 韓國名義考 349 #カラは韓の字音起原説。任那、新羅も字音。コマは高麗が小馬の産地だつたから、粛慎は葦間人云云。
    9. 第九 呉をクレといふ考 367 #クレは伎楽の字音起原説。
    10. 第十 秦 371
    11. 第十一 字體考 375
    12. 第十二 訓點之誤 389
    13. 第十三 后宮表 397

2006-09-04 (Mon)

なかやま・かずこ(中山和子);2005/5;平野謙と「戦後」批評;

中山和子コレクションIII;翰林書房;5,000円(借覧);A5判;縦組;上製;692頁;;ISBN4-87737-177-X;

2006-09-03 (Sun)

かわかみ・ひろみ(川上弘美);1999/8→2002/9;溺レる;

文春文庫[か-21-2];文藝春秋;400円(100円);文庫判;縦組;並製;204頁;;ISBN4-16-763102-4;

幾篇かは、文末詞や人称詞をそこまで決定的なものと見ないとすれば、かならずしも男女の恋愛とはかぎらないやうに読めるなあ、と思つた。

2006-09-02 (Sat)

いのうえ・まさる(井上優);2002/4;日本語文法のしくみ;

シリーズ・日本語のしくみを探る1;研究社;(借覧);A5判;縦組;並製;viii+194頁;;ISBN4-327-38301-5;

目次を写しておく。

  1. 第一章 「文法の研究」って何?
    1. Q1 「文法の研究」ってどんなことをやるんですか?
      1. 「文法の研究」とは、言語事実にもとづき、言語のしくみについて考えること
      2. 「知っている」のに説明できない?
      3. 「言語事実」とは何か
    2. Q2 「文法について考える」上で大切なことは何ですか?
      1. 「事実」と「解釈」を区別する
      2. 先入観にとらわれずに、事実に即して考える
        1. (1) 「文法=ことばの規範」という先入観
        2. (2) 「日本語はこういう言語だ」という先入観
        3. (3) 「文法用語」も先入観のもと
      3. 一歩ふみこんで考える
      4. まずは「いろいろな言語事実がある」「いろいろな考え方ができる」ことを楽しむ
    3. Q3 「文法について考える」ことにどんな意義があるのですか?
      1. 文法研究の役立つところ
      2. 「文法について考える」ことは基本的な教養の一つ
      3. 「ラ抜きことば」のしくみ
    4. 章末問題
  2. 第二章 ことばに「パターン」を見る
    1. Q4 「は」って何を表すんですか?
      1. 「文法について考える」ための材料は身近なところにある
      2. レシピの文章の「は」を観察する
      3. 一工夫加えて観察する
      4. 「は」と「を」の使い分けの背景
      5. 「話題化」理論にもとづく「は」の観察
    2. Q5 文法の研究でよく「実験」をやると聞いたのですが。
      1. 「実験」とは何か
      2. 「数量詞遊離」の実験
      3. 「数量詞遊離」の成立条件
      4. 実験結果を別の現象に応用する
      5. 「仮説の検証」のための実験
      6. いかにも「実験」らしい研究もある
    3. Q6 活用表にいろいろなものがあるのはなぜですか?
      1. 解釈としての「活用」は一つではない
      2. 五段活用/一段活用
      3. 「五段活用/一段活用」の問題点
      4. 子音語幹/母音語幹
      5. 「子音語幹/母音語幹」の長所
      6. 「五段活用/一段活用」の意義
    4. 章末問題
  3. 第三章 文の「構造」を考える
    1. Q7 日本語の文ってどのようにできているんですか?
      1. 文は「句のつみかさね」
      2. 句の構造―主要部・補足部・修飾部―
      3. 日本語は「主要部後置」の言語
      4. Q8、Q9も読んでください
    2. Q8 国語の授業で習った「文節」って何ですか?
      1. 「文節」とは何か
      2. 「文節」の理論的意味合い
      3. 「文節」の問題点(その一)―「句構造」の立場から―
      4. 「文節」の問題点(その二)―「単語=文の構成単位」の立場から―
      5. 一種の折衷案としての「文節」
    3. Q9 文法書によって文の構造が異なるのはなぜですか?
      1. 文の構造いろいろ
      2. いろいろな「文の構造」がある理由
      3. 「より妥当な文の構造」とは何か
    4. 章末問題
  4. 第四章 意味に「形」を与える
    1. Q10 探し物を見つけたときに「あ、ここにあった!」のように言うのはなぜですか?
      1. 「た」にはいろいろな用法がある
      2. 「た」の意味をどのように一般化するか
      3. 「た」と「観察」
      4. 「発見のタ」とは何か
      5. 過去の実情に言及する「た」
    2. Q11 「~してもらえますか」よりも「~してもらえませんか」の方が丁寧なのはなぜ?
      1. 「丁寧さ」にもいろいろある
      2. 負担考慮の「ちょっと」
      3. 聞き手の意志に直接言及しない「~してもらえる」
      4. 回答を強制しない「だろうか/でしょうか」
      5. 話し手の見込みが正しい可能性を前提にしない「ないか/ませんか」
    3. Q12 方言の微妙なニュアンスって「文法」で説明できるんですか?
      1. 微妙なニュアンスは「文法」では割り切れない?
      2. 命令形につく終助詞―「ヤ」「マ」「カ」―
      3. 「ゼ」―既成知識と現実との食い違いに対するとまどい―
      4. 「ワ」―その場での個人的見解―
      5. 「ジャ」―現実にそった認識の修正―
      6. 「チャ」―話し手にとっての既定事項―
      7. 「方言」を一つの言語として見る
    4. 章末問題
  5. 第五章 他のことばと関連づけて考える
    1. Q13 富山県の方言では「これは私のだ」を「これは私ノガだ」のように言うのですが、この「ガ」って何ですか?
      1. 方言の文法はおもしろい
      2. 標準語の二つの「の」と富山県方言の「ノ」「ガ」
      3. 「これは私だ」の「の」って何?
      4. 「の」削除説
      5. 融合説
      6. 融合説にも欠点あり
      7. 方言の文法を研究することの意義
    2. Q14 日本語の文法について考えることは、外国語の文法について考える上で何か役に立つことがありますか?
      1. 韓国語の副詞「더(ト)」と日本語の「もっと」「もう」
      2. 中国語の程度副詞「很(ヘン)」
      3. 複数の言語を関連づけて考える
    3. 章末問題
  6. さらに勉強したい人のための参考文献
  7. 索引

2006-09-01 (Fri)

年をとった鰐@横川シネマ

すごく速い。もともとアモラルなお話ではあるけれど、まつたく感傷をさしはさめぬほどに、さくさくとすすんで、あつといふ間に終つてしまつた感じ。

セレクト・アニメーションのはう、リボルバーは夢に見さう。


きしま・まさひろ(杵島正洋)/まつもと・なおき(松本直記)/さまき・たけお(左巻健男)[編];2006/2;新しい高校地学の教科書 現代人のための高校理科;

ブルーバックス B-1510;講談社;1,150円(借覧);新書判;横組;並製;365頁;;ISBN4-06-257510-8;[執筆者]縣秀彦/有本淳一/杵島正洋/左巻健男/高木淳子/萩谷宏/松本直記、[執筆協力者]江川晋子/進藤喜代彦

ひめの・かおるこ(姫野カオルコ);1996/7→2001/2;不倫(レンタル);

角川文庫11854[ひ 8-9];角川書店;552円(50円);文庫判;縦組;並製;333頁;;ISBN4-04-183509-7;

けふの買物

年をとった鰐&山村浩二セレクト・アニメーション
スローラーナー編
所有と国家のゆくえ
稲葉振一郎・立岩真也・NHKブックス
sabra 015 2006 14th September
小学館
漢字伝来
大島正二・岩波新書

2006-08-31 (Thu)

にしべ・すすむ(西部邁);2005/4;友情 ある半チョッパリとの四十五年;

;新潮社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;253頁;;ISBN4-10-367504-7;

けふの買物

母の居た場所
千宗之・中公文庫
浅草博徒一代 アウトローが見た日本の闇
佐賀純一・新潮文庫
一目でわかる志望理由書ハンドブック
河本敏浩・東進ブックス
出版社と書店はいかにして消えてゆくか 近代出版流通システムの終焉
小田光雄・ぱる出版
昭和精神史 戦後篇
桶谷秀昭・文春文庫

2006-08-30 (Wed)

ほしの・ともゆき(星野智幸);2000/5→2004/11;目覚めよと人魚は歌う;

新潮文庫[ほ-15-1];新潮社;324円(100円);文庫判;縦組;並製;152頁;;ISBN4-10-116451-7;

2006-08-29 (Tue)

よしかわ・こーじろー(吉川幸次郎);1944/8;支那人の古典とその生活;

;岩波書店;3円(500円);B6判;縦組;並製;2+1+215頁;;;

2006-08-28 (Mon)

笑う大天使(ミカエル)@サロンシネマ2


あおやま・しんじ(青山真治);2000/12→2002/6;ユリイカ EUREKA;

角川文庫12487[あ 39-1];角川書店;514円(1割引);文庫判;縦組;並製;292頁;;ISBN4-04-365601-7;

かとー・とーる(加藤徹);2006/2;漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか?;

光文社新書242;光文社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;240頁;;ISBN4-334-03342-3;

本書の記述を見て、思つたことなど適当に:

ひの・たつお(日野龍夫);2005/3;江戸の儒学;

日野龍夫著作集第一巻;ぺりかん社;8,500円(借覧);A5判;縦組;上製;544頁;;ISBN4-8315-1102-1;

この著作集はえらく早く出たなあ、もしかしたら生前から準備があつたのかなあ、と思つてゐたのだけれど、本巻あとがきによると、葬儀の日に発議があつた由。

けふの買物

渦巻ける烏の群 他三篇
黒島伝治・岩波文庫
支那人の古典とその生活
吉川幸次郎・岩波書店
談話の文法
久野暲・大修館書店
(パンフレット) 笑う大天使
アルバトロス・フィルム

2006-08-26 (Sat)

のさか・あきゆき(野坂昭如);1987/11→1991/4;赫奕たる逆光;

文春文庫[の-1-12];文藝春秋;369円(100円);文庫判;縦組;並製;246頁;;ISBN4-16-711912-9;

けふの買物

銀盤カレイドスコープ(2)
長谷川潤・海原零原作・マーガレットコミックス
ピース オブ ケイク(3)
ジョージ朝倉・フィールコミックス
モンキー・パトロール 外伝
有間しのぶ・FC GOLD

2006-08-22 (Tue)

おりくち・しのぶ(折口信夫)[著]、あんどー・れーじ(安藤礼二)[編];2004/6;初稿・死者の書;

;国書刊行会;3,400円(借覧);四六判;縦組;上製;338頁;;ISBN4-336-04633-6;

なかやま・かほ(中山可穂);2001/2→2003/10;白い薔薇の淵まで;

集英社文庫[な-34-3];集英社;438円(100円);文庫判;縦組;並製;237頁;;ISBN4-08-747626-X;

ゲイ文学者だときいたので読んでみる気になつたのだけれど、まさにゲイ(レズビアン)作家についての小説で、ただ、その作家がだうにもエキセントリックでエキゾティックに書かれてゐて、これでいいのかなあ、とか思つてしまふ。セクシュアル・マイノリティは世の偏見を避けるためにも品行方正でゐろ、といふつもりもないのだけれど。

2006-08-21 (Mon)

はせべ・やすお(長谷部恭男);2006/4;憲法とは何か;

岩波新書(新赤版)1002;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;ix+193頁;;ISBN4-00-431002-X;

とみおか・たえこ(富岡多惠子);2000/10;釋迢空ノート;

;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;2+345頁;;ISBN4-00-023348-3;

けふの貰物

「ちくま」「月刊百科」「未来」(各8月号)もらふ。

2006-08-20 (Sun)

どーもと・まさき(堂本正樹);1994/4;劇人三島由紀夫;

;[発行]劇書房・[発売]構想社;3,689円(借覧);四六判;縦組;上製;446+3頁;;ISBN4-87574-559-1;

先日よんだふりをしてしまつたので。その時に英霊の声の原形にあたる、悪臣の歌なる詩がみつかつてゐることを教はつたのだけれど、本書に、英霊の声のこの「あいまいな顔」は、筆者が個人的に三島から教えられた断片的示唆によると、「あれはネ、ヒロヒトの顔なんだよ」、だとある。ただし当時何気なく聞き流したので、それだけで終ってしまった(p.55)といふ記述があることはなんで知つたのだつたらう。また、三島は中村伸郎に、私が本当に天皇と思っているのは南朝系で、現在のは北朝系なのよと云つたとも(p.343)。

ほかにも、午後の曳航の第一稿には、現行のラストからさらに約七枚の進展があり、それは竜二を解剖するものであつたとか(pp.100-102)、近代能楽集の成立に関与したといふ証言とか(p.168)、現在未亡人の手元に保管されている日記(p.204)といつた記述も興味深い。この日記といふのは決定版全集にもはひつてないよね。

ひらた・おりざ(平田オリザ);2004/11;演劇のことば;

ことばのために;岩波書店;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;vii+181頁;;ISBN4-00-027102-4;

ついでに。近代日本演劇史。

中村幸彦;1984/7;中村幸彦著述集 第十三巻 近世世語;

;中央公論社;6,500円(借覧);A5判;縦組;上製;358頁;;ISBN4-12-402153-4;

資料の性格をよく理解してあつかふこと、文学資料ばかりを見てゐてはいけないこと。

目次を写しておく。

言語
  1. 一 近世語彙の資料について
  2. 二 近世語資料としての詞葉新雅
  3. 三 語義と用語例―江戸時代語研究批判―
  4. 四 近世語の意義変化
  5. 五 語義考証
    1. 1 拳骨考―付 かけつけ三盃
    2. 2 油を売る
    3. 3 やっさもっさ、てんやわんや
    4. 4 「小股の切れ上がった」攷
    5. 5 奥の細道の「ものから」
    6. 6 大阪言葉と「さんしょ」
  6. 六 これからの古語辞典
社会
  1. 一 町人の交際
  2. 二 江戸の娯楽について
  3. 三 江戸の笑い
  4. 四 御蔭参りの文学
  5. 五 物のはじまり
    1. 1 おしぼり
    2. 2 歌がるた
    3. 3 鯉のぼり
    4. 4 かし喪服屋
    5. 5 懐炉
  6. 六 古典注釈における料理書の利用について
  7. 七 食饌雑記
    1. 1 甘藷を食った話
    2. 2 元禄の酒
    3. 3 奈良漬雑考
    4. 4 猪口の咄
    5. 5 酒一斤の考
    6. 6 「なます」と「さしみ」
    7. 7 巴焼その他
  8. 八 近世初期文学と公娼街
  9. 九 狭斜模様
    1. 1 元禄時代の遊里
    2. 2 吉原芸者
    3. 3 白人の妓品
    4. 4 線香(京阪)
圏外文学
  1. 一 近世随筆について
  2. 二 近世圏外文学談
    1. 1 概説
    2. 2 各説
    3. 3 後語
  1. 後記
  2. 書誌

けふの買物

日本の政治
京極純一・東京大学出版会
名器の科学 3200人の精密測定データが解明!
笠井寛司・ゴマポケット
お嬢さまことば速修講座
加藤ゑみ子監修・ディスカヴァー・トゥエンティワン
経済人類学の目
栗本慎一郎・青土社

2006-08-19 (Sat)

しらいし・のりゆき(白石典之);2006/1;チンギス・カン “蒼き狼”の実像;

中公新書1828;中央公論新社;760円(借覧);新書判;縦組;並製;vi+6+236頁;;ISBN4-12-101828-1;

すずき・まきこ(鈴木マキコ);1998/4;新解さんの読み方;

;リトル・モア;1,500円(100円);四六判;縦組;並製;352頁;;ISBN4-947648-69-4;

2006-08-18 (Fri)

和漢比較文学会[編];1988/3;和漢比較文学研究の諸問題;

和漢比較文学叢書 第八巻;汲古書院;5,500円(借覧);A5判;縦組;上製;2+299+54+2+1頁;;;[執筆者]あいだ・みつる(相田満)/おーそね・しょーすけ(大曽根章介)/きん・ぶんきょー(金文京)/さじ・けーぞー(佐治圭三)/さとー・みちお(佐藤道生)/しょーじ・かくいつ(莊司格一)/すずき・よしあき(鈴木義昭)/たさか・じゅんこ(田坂順子)/つぼい・さなえ(坪井佐奈枝)/とくだ・まさのぶ(徳田政信)/にしはら・かずゆき(西原一幸)/やまぐち・ひろし(山口博)/やまね・たいすけ(山根對助)/り・ぼう(李芒、リー゠マン)/わたもと・まこと(綿本誠)

金文京「漢字文化圏の訓読現象」をよまうと思つて借りてきたもの。訓読では、中国語内での転倒をはじめとして、朝鮮の「口訣」(吐)、夷堅志に見える契丹俗語、ウイグル仏典の例、変体漢文では、朝鮮の誓記体や吏読体、元朝期の蒙文直訳体などを挙げ、さらには現代中国語文さへも一種の訓読現象によつてできたものだとしてゐる(また、字音でも「食べる」を意味する「吃」(喫)は北京音でchīと読むが、この語音の根拠は明らかでなく、一種の訓読みである可能性がある由)。本論文ではふれられてゐないけれど、ベトナムのことも知りたいなあ(近日、Nguyen Thi OANH「ベトナム漢文訓読について―『嶺南摭怪』を中心に―」といふ発表があるみたいだ)。

他には、「遠の朝廷」に軍事的な含みがあることを指摘する山口博「帷幄の裏: 北塞の家持」、一切経類音(決)の性格を字形や字音上の類似の故に混同される可能性の存する文字を弁別するための書物である「字様」とした西原一幸「図書寮本『類聚名義抄』所引の「類云」とは何か」なども面白くよんだ(池田証寿「図書寮本類聚名義抄と類音決」では、「類音決」 は字様の形式を持つ字書体の一切経の音義書としてゐる。西原一幸「独立の書誌範疇としての字様」『金城学院大学論集』国文学篇27号、もそのうち読まう)。

まえだ・とみよし(前田富祺)/のむら・まさあき(野村雅昭)[編];2005/3;漢字と日本語;

朝倉漢字講座1;朝倉書店;4,800円(借覧);A5判;横組;上製;x+266頁;;ISBN4-254-51531-6;

目次を写しておく。

  1. 序章 漢字のなりたち / 前田富祺(まえだ・とみよし)
    1. 1. 日本語としての漢字
    2. 2. 漢字のなりたち
    3. 3. 現代日本語の漢字の構造
    4. 4. 日本語文化との関わり
    5. 5. 日本語としての漢字のなりたち
  2. 第1章 漢字文化圏の成立 / 阿辻哲次(あつじ・てつじ)
    1. 1. 漢字文化圏とは
    2. 2. 朝鮮通信使の例
    3. 3. 中国最古の記録
    4. 4. 「漢文」文体の成立と普及の要因
    5. 5. 統治上の意義
    6. 6. 表意文字としての漢字
    7. 7. カトリック世界との比較
    8. 8. 漢字文化圏の時期
    9. 9. 漢字文化圏内の古代日本
    10. 10. 外交のための漢字
    11. 11. 中華思想と朝貢
    12. 12. 朝貢という外交形式
    13. 13. 漢字文化圏の発展
  3. 第2章 漢字の受容 / 沖森卓也(おきもり・たくや)
    1. 1. 文献に記された漢字の伝来
    2. 2. 漢字による日本語表記
    3. 3. 「形」を中核とする受容
    4. 4. 「音」を中核とする受容
    5. 5. 「義」を中核とする受容
    6. 6. 漢字の受容からの広がり
  4. 第3章 漢字から仮名へ / 内田賢徳(うちだ・まさのり)
    1. 1. 倭語を写すこと
    2. 2. 倭語を記すこと
    3. 3. 訓字の多様と仮名
    4. 4. 訓字と仮名の共存へ #滋賀県北大津遺跡の音義木簡の「誈(誣) 阿佐ム加ム移母」の出典を左伝襄公14年伝杜預注ではないかとしてゐる(p.73)
    5. 5. 人麻呂歌集,古事記
  5. 第4章 あて字 / 木村義之(きむら・よしのり)
    1. 1. あて字の自覚と認識
    2. 2. 日本語表記におけるあて字の位置
    3. 3. あて字への関心と用語の成立
    4. 4. 近代とあて字
    5. 5. 国語施策とあて字
    6. 6. コンピュータとあれ字
    7. 7. あて字研究の課題
  6. 第5章 国字 / 佐藤稔(さとー・みのる)
    1. 1. 国字とは何か?
    2. 2. 『漢字要覧』における「本邦製作字」
    3. 3. 国字の製作動機と機能
    4. 4. 造字法
    5. 5. 字形の問題
    6. 6. 国字と位相
    7. 7. 残された課題
  7. 第6章 漢字と送り仮名 / 近藤尚子(こんどー・たかこ)
    1. 1. 送り仮名とは
    2. 2. 送り仮名の変遷
    3. 3. 送り仮名法の変遷
    4. 4. 現行の「送り仮名の付け方」
    5. 5. 現代における送り仮名法とその問題点
  8. 第7章 振り仮名 / 矢田勉(やだ・つとむ)
    1. 1. 日本漢字の特殊性と振り仮名の要請
    2. 2. 振り仮名の用途と表記的機能
    3. 3. 振り仮名の成立
    4. 4. 振り仮名の展開
    5. 5. 振り仮名廃止論と擁護論
  9. 第8章 漢字と語彙 / 田中章夫(たなか・あきお)
    1. 1. 日本人の表記意識
    2. 2. 字音・和訓と語彙
    3. 3. 同音語と同表記語
    4. 4. 外来語の漢字表記
    5. 5. 基本漢字と基本語彙
    6. 6. 漢字の基本度
  10. 第9章 文章と漢字 / 白藤禮幸(しらふじ・のりゆき)
    1. 1. はじめに
    2. 2. 仮名文学と漢字
    3. 3. 漢文体歴史書と漢字
    4. 4. 説話集の漢字
  11. 第10章 字書と漢字 / 高梨信博(たかなし・のぶひろ)
    1. 1. はじめに
    2. 2. 字書の分類
    3. 3. 字書
    4. 4. 義書
    5. 5. 韻書
    6. 6. 語書
    7. 7. 字様書
  12. 第11章 日本語と漢字政策 / 安田敏朗(やすだ・としあき)
    1. 1. 漢字政策の背景
    2. 2. 「国語の独立」と漢字
    3. 3. 漢字政策と国語政策
    4. 4. 「国語民主化」と漢字政策
    5. 5. まとめにかえて
  13. 索引

たかはし・てつや(高橋哲哉);2005/4;靖国問題;

ちくま新書532;筑摩書房;720円(100円);新書判;縦組;並製;238頁;;ISBN4-480-06232-7;

2006-08-17 (Thu)

いわさき・みのる(岩崎稔)/うえの・ちずこ(上野千鶴子)/なりた・りゅーいち(成田龍一)[編];2006/2;戦後思想の名著50;

;平凡社;3,400円(借覧);四六判;縦組;上製;643頁;;ISBN4-582-70258-9;

ちよつと検索してみたところでは、ウェブ上では細目次は見られないやうなので、写しておく。これで戦後思想を代表されちやふとなあ、とは思ふけれど。

I 戦後啓蒙の成立と展開(一九四五年~一九五〇年代)
  • 柳田國男(やなぎた・くにお)『先祖の話』(一九四六年) / 磯前順一(いそまえ・じゅんいち)
  • 花田清輝(はなだ・きよてる)『復興期の精神』(一九四六年) / 坪井秀人(つぼい・ひでと)
  • 坂口安吾(さかぐち・あんご)『堕落論』(一九四七年) / 佐藤泉(さとー・いずみ)
  • 大塚久雄(おーつか・ひさお)『近代化の人間的基礎』(一九四八年) / 山之内靖(やまのうち・やすし)
  • 川島武宣(かわしま・たけよし)『日本社会の家族的構成』(一九四八年) / 千田有紀(せんだ・ゆき)
  • 戦後憲法の思想――自由の基礎としての九条 / 笹沼弘志(ささぬま・じゅんいち)
  • きだみのる『気違ひ部落周游紀行』(一九四八年) / 赤坂憲雄(あかさか・のりお)
  • 日本戦歿学生手記編集委員会編『きけ わだつみのこえ: 日本戦歿学生の手記』(一九四九年) / 野上元(のがみ・げん)
  • 竹内好(たけうち・よしみ)『現代中国論』(一九五一年) / 孫歌(そん・か/スン・グー)
  • 無着成恭(むちゃく・せーきょー)編『山びこ学校: 山形県山元村中学校生徒の生活記録』(一九五一年) / 小玉重夫(こだま・しげお)
  • 石母田正(いしもだ・しょー)『歴史と民族の発見』(一九五二年) / 磯前順一
  • 丸山眞男(まるやま・まさお)『現代政治の思想と行動』(一九五六年) / 葛西弘隆(かさい・ひろたか)
  • 大熊信行(おーくま・のぶゆき)『国家悪: 戦争責任は誰のものか』(一九五七年) / 安田常雄(やすだ・つねお)
  • 「戦後革命」の挫折 / 岩崎稔(いわさき・みのる)
  • 思想の科学研究会編『共同研究 転向』(一九五九年) / 戸邉秀明(とべ・ひであき)
  • 久野収(くの・おさむ)/鶴見俊輔(つるみ・しゅんすけ)/藤田省三(ふじた・しょーぞー)『戦後日本の思想』(一九五九年) / 川本隆史(かわもと・たかし)
  • 鶴見和子(つるみ・かずこ)/牧瀬菊枝(まきせ・きくえ)編著『ひき裂かれて: 母の戦争体験』(一九五九年) / 佐藤泉
II 戦後啓蒙の相対化と批判(一九六〇年頃~一九七〇年代)
  • 谷川雁(たにがわ・がん)『原点が存在する』(一九五八年) / 丸川哲史(まるかわ・てつし)
  • 上野英信(うえの・えーしん)『追われゆく坑夫たち』(一九六〇年) / 道場親信(みちば・ちかのぶ)
  • 宮本常一(みやもと・つねいち)『忘れられた日本人』(一九六〇年) / 赤坂憲雄
  • 橋川文三(はしかわ・ぶんぞー)『日本浪曼派批判序説』(一九六〇年) / 丸川哲史
  • 小田実(おだ・まこと)『何でも見てやろう』(一九六一年) / 生井英考(いくい・えーこー)
  • 色川大吉(いろかわ・だいきち)『明治精神史』(一九六四年) / 花森重行(はなもり・しげゆき)
  • 戦後歴史学の思想 / 戸邉秀明
  • 大江健三郎(おーえ・けんざぶろー)『ヒロシマ・ノート』(一九六五年) / 細見和之(ほそみ・かずゆき)
  • 森崎和江(もりさき・かずえ)『第三の性』(一九六五年) / 水溜真由美(みずたまり・まゆみ)
  • 梅棹忠夫(うめさお・ただお)『文明の生態史観』(一九六七年) / 青木保(あおき・たもつ)
  • 江藤淳(えとー・じゅん)『成熟と喪失: “母”の崩壊』(一九六七年) / 佐藤泉
  • 松田道雄(まつだ・みちお)『育児の百科』(一九六七年) / 天野正子(あまの・まさこ)
  • 加藤周一(かとー・しゅーいち)『羊の歌: わが回想』(一九六八年) / 成田龍一(なりた・りゅーいち)
  • 吉本隆明(よしもと・たかあき)『共同幻想論』(一九六八年) / 上野千鶴子(うえの・ちずこ)
  • マンガの思想 / 夏目房之介(なつめ・ふさのすけ)
  • 村上信彦(むらかみ・のぶひこ)『明治女性史』上・中・下(一九六九~七二年) / 長志珠絵(おさ・しずえ)
  • 石牟礼道子(いしむれ・みちこ)『苦海浄土: わが水俣病』(一九六九年) / 最首悟(さいしゅ・さとる)
  • 新川明(あらかわ・あきら)『反国家の兇区』(一九七一年) / 戸邉秀明
  • 花森安治(はなもり・やすじ)『一戔五厘の旗』(一九七一年) / 天野正子
  • 永山則夫(ながやま・のりお)『無知の涙』(一九七一年) / 細見和之
  • 夭折する青春の自画像 / 岩崎稔
  • 宇井純(うい・じゅん)『公害原論』(一九七一年) / テッサ・モーリス゠スズキ(Tessa Morris-Suzuki、伊藤茂訳)
  • 田中美津(たなか・みつ)『いのちの女たちへ: とり乱しウーマン・リブ論』(一九七二年) / 重松セツ(しげまつ・せつ、越智博美訳)
  • 国立市公民館市民大学セミナー編『主婦とおんな』(一九七三年) / 西川祐子(にしかわ・ゆーこ)
  • 主婦の思想 / 上野千鶴子
  • 網野善彦(あみの・よしひこ)『無縁・公界・楽: 日本中世の自由と平和』(一九七八年) / 鹿島徹(かしま・とーる)
  • 鶴見俊輔『戦時期日本の精神史: 1931-1945年』(一九八二年) / 成田龍一
  • 鶴見良行(つるみ・よしゆき)『バナナと日本人: フィリピン農園と食卓のあいだ』(一九八二年) / 村井吉敬(むらい・よしのぶ)
  • 島田等(しまだ・ひとし)『病棄て: 思想としての隔離』(一九八五年) / 細川涼一(ほそかわ・りょーいち)
  • 金時鐘(キム・シジョン)『「在日」のはざまで』(一九八六年) / 細見和之
  • 「在日」という思想 / 金友子(キム・ウジャ)
  • 加納美紀代(かのー・みきよ)『女たちの〈銃後〉』(一九八七年) / 古久保さくら(こくぼ・さくら)
  • 高木仁三郎(たかぎ・じんざぶろー)『市民の科学をめざして』(一九九九年) / 加藤茂生(かとー・しげお)
  • 「現代思想」という思想 / 岩崎稔
III ポストモダン・ポスト冷戦・ポスト戦後(一九八〇年頃~一九九〇年代)
  • 山口昌男(やまぐち・まさお)『文化と両義性』(一九七五年) / 上野千鶴子
  • 真木悠介(まき・ゆーすけ)『気流の鳴る音: 交響するコミューン』(一九七七年) / 齋藤純一(さいとー・じゅんいち)
  • 柄谷行人(からたに・こーじん)『日本近代文学の起源』(一九八〇年) / 朴裕河(パク・ユハ)
  • 消費社会の思想 / 三浦展(みうら・あつし)
  • 上野千鶴子(うえの・ちずこ)『家父長制と資本制: マルクス主義フェミニズムの地平』(一九九〇年) / 伊田久美子(いだ・くみこ)
  • 西川長夫(にしかわ・ながお)『国境の越え方: 比較文化論序説』(一九九二年) / 渡辺和行(わたなべ・かずゆき)
  • 東アジアのポストコロニアリズム / 鄭暎惠(チョン・ヨンヘ)
  • 酒井直樹(さかい・なおき)『死産される日本語・日本人: 「日本」の歴史‐地政的配置』(一九九六年) / 李孝徳(り・たかのり/イ・ヒョドク)
  • 加藤典洋(かとー・のりひろ)『敗戦後論』(一九九七年) / 川村湊(かわむら・みなと)
  • 日本版歴史修正主義論争 / 長志珠絵

2006-08-16 (Wed)

さとー・としや(佐藤俊哉);2005/12;宇宙怪人しまりす 医療統計を学ぶ;

岩波科学ライブラリー114;岩波書店;1,200円(借覧);B6判;横組;並製;iii+119頁;;ISBN4-00-007454-7;

面白くてためになる。

でぐち・あきら(出口顯);2003/10;レヴィ゠ストロース斜め読み;

;青弓社;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;270頁;;ISBN4-7872-3222-3;

おーつか・えーじ(大塚英志);2006/6;初心者のための「文学」;

;角川書店;1,200円(借覧);四六判変型;縦組;並製;286頁;;ISBN4-04-883955-1;

2006-08-14 (Mon)

死者の書@サロンシネマ1

トニー・マイヤーズ[著]、むらやま・としかつ(村山敏勝)/いこま・くみ(生駒久美)/おがた・けーこ(緒方けいこ)[訳];2003=2005/12;スラヴォイ・ジジェク;

シリーズ 現代思想ガイドブック;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;259頁;;ISBN4-7917-6224-X;[原著]Tony Myers, Slavoj Žižek (Routledge, 2003)

すぎもと・つとむ(杉本つとむ);1985/2→2006/5;江戸の博物学者たち;

講談社学術文庫1764;講談社;1,200円(借覧);文庫判;縦組;並製;380頁;;ISBN4-06-159764-7;

むらかみ・はるき(村上春樹);1986/4→1989/4;パン屋再襲撃;

文春文庫[む-5-1];文藝春秋;388円(100円);文庫判;縦組;並製;221頁;;ISBN4-16-750201-1;

立喰師列伝を見て、読まなくちやなあ、と思つたのだけれど、春樹作品つて案外新古本屋にないものだなあ。ところで、本書だつたかTVピープルだつたか文春から出てゐる短篇集でpolitical incorrectな表現が問題になつたことがあつたやうな気がするのだけれど、記憶違ひかな。

けふの買物

EQUIPE DE CINEMA No.155
岩波ホール
J-POP進化論 「ヨサホイ節」から「Automatic」へ
佐藤良明・平凡社新書
生命観を問いなおす――エコロジーから脳死まで
森岡正博・ちくま新書
東アジア「反日」トライアングル
古田博司・文春新書
優雅な生活が最高の復讐である
カルヴィン・トムキンズ・青山南訳・新潮文庫
風成の女たち ある漁村の闘い
松下竜一・教養文庫
イコノソフィア 聖画十講
中沢新一・河出文庫
斎藤史歌集
斎藤史自選・不識文庫
見晴らしガ丘にて
近藤ようこ・ちくま文庫
FOR LADIES BY LADIES 女性のエッセイ・アンソロジー
近代ナリコ編・ちくま文庫
珍品堂主人
井伏鱒二・中公文庫
白い薔薇の淵まで
中山可穂・集英社文庫
天然コケッコー(12)
くらもちふさこ・ヤングユーコミックス
古文標準問題精講 四訂版
森野宗明・旺文社

2006-08-13 (Sun)

はた・ごーへー(秦剛平);2006/5;あまのじゃく聖書学講義;

;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;302+vi頁;;ISBN4-7917-6269-X;

七十人訳ギリシャ語聖書、ヨセフス。

いとー・つかさ(伊藤丈);2003/10;大智度論による仏教漢文読解法;

;大蔵出版;(借覧);A5判;縦組;上製;190頁;;ISBN4-8043-0558-0;

わたなべ・よしひろ(渡邉義浩)[編];2005/9;両漢の儒教と政治権力;

;汲古書院;(借覧);A5判;縦1,2段組;上製;3+326頁;;ISBN4-7629-2747-3;[執筆者]池澤優/池田秀三/池田知久/王啓発/近藤浩之/辛賢/西山尚志/福井重雅/堀池信夫/三浦國雄/李承律/渡辺信一郎/渡邉義浩

郭店楚簡、性自命出の礼と性との検討からその成立を荀子以降とする李報告、池澤報告のいふ孝と非孝のアンビバレンスなど興味深いけれど、しかしなにより、渡邉義浩書評「二千年の定説を覆す: 福井重雅著『漢代儒教の史的研究: 儒教の官学化をめぐる定説の再検討』」が面白い。武帝期に董仲舒の対策によつて太学に五経博士が置かれたといふのは班固のでつちあげだつたのだなあ。

2006-08-12 (Sat)

竹内洋;1997→2005/3;立身出世主義[増補版]――近代日本のロマンと欲望;

;世界思想社;(借覧);四六判;縦1,2段組;上製;v+290頁;;ISBN4-7907-1114-5;

本間雅晴にも英語辞書を食べたエピソードがある由(p.232)。

2006-08-11 (Fri)

雷雨にあふ。迅雷風烈必變、とは行かなかつた。図書館の本をすこしシケらせてしまつた。

さとー・たくみ(佐藤卓己);1998/9;現代メディア史;

岩波テキストブックス;岩波書店;(借覧);A5判;横組;並製;xi+259頁;;ISBN4-00-026015-4;

むらおか・つねつぐ(村岡典嗣);2006/3;増補 本居宣長2;

東洋文庫748;平凡社;(借覧);全書判;縦組;上製;332頁;;ISBN4-582-80748-8;[校訂]まえだ・つとむ(前田勉)

あべ・きよし(阿部潔)/なんば・こーじ(難波功士)[編];2004/6;メディア文化を読み解く技法―カルチュラル・スタディーズ・ジャパン―;

;世界思想社;(借覧);四六判;横組;並製;v+292頁;;ISBN4-7907-1059-9;[執筆者]あべ・きよし(阿部潔)/なんば・こーじ(難波功士)/たにもと・なほ(谷本奈穂)/ふくま・よしあき(福間良明)/やまさと・ゆーいち(山里裕一)/まえだ・のりたか(前田至剛)/さかた・けんじ(坂田謙司)/たかい・まさし(高井昌史)

けふの貰物

「創文」(2006.07 NO.488)もらふ。特集・ヨーロッパ思想史のなかの自由。

2006-08-10 (Thu)

いはら・せーせーえん(伊原青々園)/ごとー・ちゅーがい(後藤宙外)[編];1995/8;唾玉集――明治諸家インタヴュー集;

東洋文庫592;平凡社;(借覧);全書判;縦組;上製;402頁;;ISBN4-582-80592-2;

はしもと・よしあき(橋元良明)[編著];1997/12;コミュニケーション学への招待;

;大修館書店;(借覧);A5判;横組;並製;vii+1+229頁;;ISBN4-469-21214-8;[執筆者]はしもと・よしあき(橋元良明)/つじ・だいすけ(辻大介)/ふくだ・みつる(福田充)/ふじた・まふみ(藤田真文)/これなが・ろん(是永論)/もり・やすとし(森康俊)

たけうち・かおる(竹内薫);2006/2;99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方;

光文社新書241;光文社;700円(350円);新書判;縦組;並製;254頁;;ISBN4-334-03341-5;

むらおか・つねつぐ(村岡典嗣);2006/1;増補 本居宣長1;

東洋文庫746;平凡社;2,800円(借覧);全書判;縦組;上製;318頁;;ISBN4-582-80746-1;[校訂]まえだ・つとむ(前田勉)

2006-08-09 (Wed)

ささき・まさと(佐々木正人)/みしま・ひろゆき(三嶋博之)/まつの・こーいちろー(松野孝一郎);1997/11;アフォーダンス;

複雑系の科学と現代思想**;青土社;(借覧);四六判;縦組;上製;210+ii頁;;ISBN4-7917-9142-8;

2006-08-08 (Tue)

こばやし・こずえ(小林標);2006/2;ラテン語の世界 ローマが残した無限の遺産;

中公新書1833;中央公論新社;860円(借覧);新書判;横組;並製;v+6+288頁;;ISBN4-12-101833-8;

ささき・まさと(佐々木正人);1994/5;アフォーダンス――新しい認知の理論;

岩波科学ライブラリー12;岩波書店;(借覧);B6判;縦組;並製;v+117頁;;ISBN4-00-006512-2;

けふの買物

ゲーム理論を読みとく――戦略的理性の批判
竹田茂夫・ちくま新書
毎日一人はおもしろい人がいる よりぬき
中野翠・講談社+α文庫
LET'S GET HAP
有間しのぶ・竹書房
CGH!(2)
小池田マヤ・祥伝社

2006-08-07 (Mon)

すずき・たい(鈴木泰);1992/5→1999/7;改訂版 古代日本語動詞のテンス・アスペクト―源氏物語の分析―;

日本語研究叢書 第1期第2巻;ひつじ書房;5,000円(借覧);A5判;縦組;並製;416頁;;ISBN4-89476-103-3;

タイ生まれだとあるけど、お名前と関係あるのかな。ほとんど理解できないまま読み流してしまつたのだけれど、一往構成を写しておく。源語の本文は、玉上琢弥訳注の角川文庫によつてゐる由。

  1. 第一章 はじめに
  2. 第二章 通達動詞のテンス・アスペクト
    1. 第一節 基本形 ~タリ・リ形 ~ツ ~ヌ形
      1. (一) 会話文の場合
        1. 1、対話形式と非対話形式
        2. 2、伝達課題について
        3. 3、基本形の用法
        4. 4、~タリ・リ形 ~ツ形 ~ヌ形の概観
        5. 5、~タリ・リ形の用法
        6. 6、~ツ形の用法
        7. 7、~ヌ形の用法
        8. 8、まとめ
      2. (二) 地の文の場合
        1. 1、対話形式と非対話形式
        2. 2、テキスト的な機能をめぐって
        3. 3、基本形の用法
        4. 4、~タリ・リ形の用法
    2. 第二節 「書く」のテンス・アスペクト
      1. 1、伝達活動と書記活動
      2. 2、基本形の用法
      3. 3、~タリ・リ形の用法
    3. 第三節 ~キ形 ~ケリ形
      1. (一) 会話文の場合
        1. 1、~キ形の用法
        2. 2、~ケリ形の用法
        3. 3、複合時制形式
      2. (二) 地の文の場合
        1. 1、~キ形の用法
        2. 2、~ケリ形の用法
  3. 第三章 移動動詞のテンス・アスペクト
    1. 第一節 基本形 ~タリ・リ形 ~ツ形 ~ヌ形
      1. (一) 会話文の場合
        1. 1、基本形の用法
        2. 2、~タリ・リ形 ~ツ形 ~ヌ形の概観
        3. 3、~タリ・リ形の用法
        4. 4、~ヌ形の用法
        5. 5、~ツ形の用法
        6. 6、~ツ形と~ヌ形の違い
        7. 7、~タリ・リ形と~ツ・ヌ形の違い
      2. (二) 地の文の場合
        1. 1、基本形の用法
        2. 2、タリ・リ形 ~ヌ形の概観
        3. 3、~タリ・リ形の用法
        4. 4、~ヌ形の用法
        5. 5、出現的意味と消失的意味
    2. 第二節 ~キ形 ~ケリ形
      1. 1、~キ形の用法
      2. 2、~ケリ形の用法
      3. 3、複合時制形式
  4. 第四章 ~ツ形と~ヌ形の諸問題
    1. 第一節 「つ」と「ぬ」の違いについての学説史
      1. 1、動詞の種類から
      2. 2、アスペクト的意味から
      3. 3、テンス・ムード的意味から
      4. 4、ムード的意味から
    2. 第二節 ~ツ形と~ヌ形の違い
      1. 1、精神活動動詞の~ツ形と~ヌ形の意味
      2. 2、精神活動動詞における~ツ形・~ヌ形の分布
      3. 3、~ツ形と~ヌ形のテンス
    3. 第三節 ~ツ形をとる動詞と~ヌ形をとる動詞
      1. 1、動詞の意味分類
      2. 2、諸説の検討
      3. 3、動作の完成と変化の完成
      4. 4、地の文の~ツ形と~ヌ形
  5. 第五章 ~キ形と~ケリ形の諸問題
    1. 第一節 「き」と「けり」の違いについての学説史
      1. 1、目睹回想と伝承回想をめぐって
        1. (1) 源氏物語
        2. (2) 今昔物証集
        3. (3) 徒然草
      2. 2、完了と未完了をめぐって
      3. 3、テキスト的意味をめぐって
        1. (1) テンポと浮き彫り付与
        2. (2) 物語の現揚とあなたなる場
      4. 4、「けり」の意味
        1. (1) 継続説
        2. (2) 気付き説
        3. (3) 説明説
        4. (4) 確認説
        5. (5) 詠嘆説
      5. 5、「き」の意味
        1. (1) 単純過去説
        2. (2) 確信説
        3. (3) aorist説
        4. (4) 上代語の「き」
      6. 6、その他の説
    2. 第二節 ~キ形と~ケリ形の違い
      1. 1、トルコ語との比較
      2. 2、時間状況表現と会話文の~キ形、~ケリ形のテンス
      3. 3、時間状況表現と地の文の~キ形、~ケリ形のテンス
      4. 4、状態動詞の~ケリ形の意味と基本形の意味
  6. 第六章 ~タリ・リ形の諸問題
    1. 1、会話文における結果性
    2. 2、地の文における結果性――~タリ・リ形と~ツ形との違い
  7. 第七章 会話文における基本形のアスペクト的意味
    1. (1) 継続
    2. (2) 過程
    3. (3) 反復
    4. (4) 性質
    5. (5) 意向
    6. (6) 完成
  8. 第八章 おわりに
    1. まとめとコメント
    2. 参考文献
    3. あとがき
    4. 改訂に際してのあとがき

小松英雄が「助動詞キの運用で物語に誘い込む」(『日本語学』2005年1月号、通巻288号〔24巻1号〕)で、助動詞は、打消しのズのやうな義務的なものばかりではなくて、選択的なものもあるのであつて、適切にあつかはなくてはいけない、といつたことを書いてゐて、基本形の検討といふのはさうした処理たりうるのか。まあ、テンス・アスペクト形式がはたしてオプショナルなものなのかも私にはよくわかつてないのだけれど。

けふの買物

広告批評 2006 AUG NO.306 特集 LOVE & PEACE ―平和を広告する―
マドラ出版

2006-08-06 (Sun)

のもと・きくお(野元菊雄);1987/9;敬語を使いこなす;

講談社現代新書868;講談社;480円(100円);新書判;縦組;並製;209頁;;ISBN4-06-148868-6;

2006-08-05 (Sat)

いしー・すすむ(石井進);2002/2;中世のかたち;

日本の中世1;中央公論新社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;326頁;;ISBN4-12-490210-7;

うらの・さとし(浦野聡)/ふかつ・ゆきのり(深津行徳)[編著];2006/4;人文資料学の現在I;

立教大学人文叢書1;春風社;2,200円(借覧);四六判;縦組;並製;v+2+321頁;;ISBN4-86110-063-1;[執筆者]ふかつ・ゆきのり(深津行徳)/ふじまき・あきら(藤巻明)/ほしの・ひろみ(星野宏美)/いしざき・ひとし(石﨑等)/まやま・ひろお(間山広朗)/うらの・さとし(浦野聡)/こみね・かずあき(小峯和明)

2006-08-04 (Fri)

とちない・しん(栃内新)/さまき・たけお(左巻健男)[編著];2006/1;新しい高校生物の教科書 現代人のための高校理科;

ブルーバックス B-1507;講談社;1,200円(借覧);新書判;横組;並製;430頁;;ISBN4-06-257507-8;[編集協力]藤井恒、[執筆者]日外政男/浅賀宏昭/阿部哲也/石川香/石田育子/左巻恵美子/左巻健男/髙橋靖/田中修/玉野真路/栃内新/中西敏昭/平岩真一/藤井恒

けふの買物

北原保雄の日本語文法セミナー
北原保雄・大修館書店

2006-08-03 (Thu)

ゲド戦記、時をかける少女を見る。ゲド戦記は台詞で説明するのを減らして、もつともつと動けば、なほよかつた。時かけは非常に面白かつたけど、シリアスパートがちよつともたれる感じ。

予習にこなひだ録画しといたハウルの動く城も見たのだけれど、はじまつてすぐの空中を歩くシーンでキュン死にするかと思つた。

たけくま・けんたろー(竹熊健太郎);2005/3;ゴルゴ13はいつ終わるのか? 竹熊漫談;

;イースト・プレス;1,200円(借覧);四六判;縦組;並製;259頁;;ISBN4-87258-541-5;

うめだ・もちお(梅田望夫);2006/2;ウェブ進化論――本当の大進化はこれから始まる;

ちくま新書582;筑摩書房;740円(429円);新書判;縦組;並製;249頁;;ISBN4-480-06285-8;

けふの貰物

「図書」(8月号)もらふ。十川信介「一葉の小硯」とか、岡ノ谷一夫「動物はしゃべらない: ハダカデバネズミの音声コミュニケーション」とか、村上恭一「思想史家・狩野亨吉の眼: 生誕一四〇周年記念によせて」とか、今枝由郎「「古代チベット語文献オンライン」プロジェクト」とか、小倉芳彦「「辞」の効用: 故金谷治氏に捧げる」とか、『タルムード』日本語版の企画経緯にふれた記述に関するお詫びとか。9月の刊行予定に、林晋訳「ゲーデル不完全性定理」。生誕100周年。

2006-08-02 (Wed)

みうら・しおん(三浦しをん);2001/12→2005/5;白いへび眠る島;

角川文庫13809[み 31-3];角川書店;629円(100円);文庫判;縦組;並製;356頁;;ISBN4-04-373603-7;『白蛇島』改題

やまもと・しんご(山本真吾);2006/1;平安鎌倉時代に於ける表白・願文の文体の研究;

;汲古書院;(借覧);A5判;縦組;上製;4+28+1174頁;;ISBN4-7629-3529-8;

構成を写しておく。

  1. 口絵
  2. 序文 / 築島裕
  3. 序文 / 小林芳規
  4. 凡例
  5. 序論
    1. 緒言
    2. 第一節 日本漢文研究の現状とその問題点
      1. 第一項 近年の日本語史研究の一方向
      2. 第二項 日本漢文研究の現状
      3. 第三項 日本漢文研究の問題点
        1. (一) 術語規定及び日本漢文の分類について
        2. (二) 日本人の作成した漢文における《日本語らしさ》の問題
        3. (三) 対象文献の偏り
        4. (四) 文献学的研究の必要性
    3. 第二節 従来の研究と表白・願文研究の意義
      1. 第一項 表白・願文の研究史
      2. 第二項 漢文聖教類の中の表白・願文の位置―古目録の部類を手掛りに―
        1. (一) 高山寺経蔵古目録に於ける表白・願文の位置
        2. (二) 個人の蔵書に係る古目録における表白・願文の位置
        3. (三) 他の真言寺院経蔵の古目録に見る表白・願文の位置
        4. (四) まとめ
    4. 第三節 表白・願文の文体研究の方法
      1. 第一項 文体の定義
      2. 第二項 表白・願文の文体研究の視点
  6. 第一部 文献学的研究
    1. 第一章 表白・願文の定義
      1. 第一節 従来の表白・願文の定義とその問題点
      2. 第二節 表白・願文に関する記録
        1. 第一項 中国文献に於ける表白・願文 #表白は文章ジャンルではない
        2. 第二項 本邦仏教文献に於ける表白・願文
        3. 第三項 漢詩文集・公家日記・文学作品に見える表白・願文
      3. 第三節 表白と願文
      4. 第四節 表白と祭文―高山寺経蔵の星供次第を対象として―
        1. 第一項 はじめに
        2. 第二項 高山寺経蔵の星供次第
        3. 第三項 表白・祭文双方掲載型(I型)の伝流
        4. 第四項 表白のみ掲載型(II型)の伝流
        5. 第五項 表白・祭文不掲載型(III型)の伝流
        6. 星供次第に於ける「表白」の定着過程―任意要素から必須要素へ―
      5. 第五節 表白と啓白―高山寺経蔵の不動次第を対象として―
        1. 第一項 はじめに
        2. 第二項 高山寺経蔵不動次第の型―「表白」と「啓白」の有無に注目して―
        3. 第三項 表白・啓白不掲載型(I型)の伝流
        4. 第四項 啓白のみ掲載型(II型)の伝流
        5. 第五項 表白・啓白双方掲載型(III型)の伝流
        6. 第六項 表白(任意)のみ掲載型(IV型)の伝流
        7. 第七項 表白のみ掲載型(V型)の伝流
        8. 第八項 むすび
    2. 第二章 院政鎌倉時代に於ける表白量産の史的背景
      1. 第一節 はじめに
      2. 第二節 表白の伝存状況
        1. (一) 平安時代の表白 #一覧
        2. (二) 鎌倉時代の表白―高山寺経蔵の場合―
      3. 第三節 「表白」の総称化
      4. 第四節 法会に於ける表白の位置づけの変化
        1. (一) 法会の盛行―新奇な法会の創始、回数の増加―
        2. (二) 法会に於ける表白の重点の変化―任意要素から必須要素へ―
        3. (三) 高山寺蔵『伝受類集鈔』における「表白」の記文
      5. 第五節 むすび
    3. 第三章 平安鎌倉時代に於ける表白・願文の伝存状況
      1. 第一節 表白・願文の収録状況と訓点の関係
        1. 第一項 収録状況から観た平安鎌倉時代加点の表白・願文
        2. 第二項 表白及び願文加点資料の点の種別について
        3. 第三項 表白に於ける訓点の伝承
        4. 第四項 漢字に対する附訓の状況
        5. 第五項 むすび
      2. 第二節 仏寺に伝存する表白・願文
        1. 第一項 総説
        2. 第二項 高山寺経蔵に伝存する表白・願文
        3. 第三項 仁和寺経蔵に伝存する表白・願文
          1. (一) 仁和寺御経蔵の「表白」函(第八五函)
          2. (二) 第八五函以外の「表白」文献
          3. (三) 仁和寺御経蔵の「表白」目録
          4. (四) まとめ
        4. 第四項 随心院経蔵に伝存する表白・願文
          1. (一) 随心院経蔵の表白
          2. (二) 随心院経蔵の願文、祭文、諷誦文等
          3. (三) 随心院経蔵の講式
    4. 第四章 僧侶による表白の製作
      1. 第一節 院政期に於ける表白作者層の変動について
      2. 第二節 十一世紀に於ける僧侶による表白の製作―仁和寺大御室性信時代の平救阿闍梨と済延僧都―
        1. 第一項 金沢文庫保管の二十二巻本『表白集』について
        2. 第二項 平救阿闍梨の「表白」
        3. 第三項 済延僧都の「表白」
      3. 第三節 平救阿闍梨伝記考
        1. 第一項 はじめに
        2. 第二項 平救阿闍梨の出生と法脈上の位置
        3. 第三項 文業
        4. 第四項 教学・法会儀礼に於ける活動等
        5. 第五項 平救阿闍梨作「表白」伝存の経緯をめぐって
          1. (一) 十一世紀漢字仮名交じり文の生態
          2. (二) 院政鎌倉時代の「聖教化」の中で #口伝の文献化
      4. 第四節 観修寺法務寛信による表白の製作
        1. 第一項 はじめに
        2. 第二項 観修寺法務寛信について
        3. 第三項 寛信の表白製作活動
        4. 第四項 寛信の文学的資質・環境
        5. 第五項 むすび
    5. 第五章 院政鎌倉時代に於ける表白集の編纂活動
      1. 第一節 表白集編纂の創始
      2. 第二節 自證房覚印の表白集について―十二世紀に於ける表白集の編纂活動―
        1. 第一項 築島裕博士蔵『表白集』の書誌
        2. 第二項 『表白集』の構成及び所収表白の表現形式
        3. 第三項 中御室と自證房覚印
        4. 第四項 むすび
      3. 第三節 奈良国立博物館蔵『雑筆集』五巻と高山寺本表白集―観修寺法務寛信門流の表白集の編纂活動―
        1. 第一項 高山寺本表白集について
        2. 第二項 奈良国立博物館蔵『雑筆集』五巻の書誌
        3. 第三項 奈良国立博物館蔵『雑筆集』五巻の構成
        4. 第四項 所収表白の製作年代
        5. 第五項 僧名等人物考証
        6. 第六項 書写状況と巻相互の一致度の整理
        7. 第七項 共通本文の典拠
        8. 第八項 成立過程の推定
        9. 第九項 表白集編纂活動の動態―〈非定本〉編纂物量産の営為―
      4. 第四節 十二巻本『表白集』の成立をめぐって―京都女子大学図書館蔵本―
        1. 第一項 はじめに
        2. 第二項 書誌の概要
        3. 第三項 構成
        4. 第四項 所収表白の作者について
      5. 第五節 金沢文庫本二十二巻本『表白集』について―二つの異なった文体に注目して―
        1. 第一項 書誌
        2. 第二項 構成
        3. 第三項 具体例から―二種の文体(表記体)の存在―
        4. 第四項 文体差の生ずる要因
        5. 第五項 二十二巻本『表白集』所収表白の作者について
        6. 第六項 むすび
      6. 第六節 日光輪王寺蔵『諸事表白』の成立について
        1. 第一項 はじめに
        2. 第二項 構成と成立年代
        3. 第三項 作者・編者
        4. 第四項 成立の背景
        5. 第五項 むすび
      7. 第七節 明恵教団に於ける表白集の編纂活動
        1. 第一項 高山寺蔵『表白四種梅尾』について
          1. (一) はじめに
          2. (二) 高山寺蔵『表白四種梅尾』の書誌
          3. (三) 『表白四種梅尾』所収の表白について
          4. (四) まとめ
        2. 第二項 高山寺蔵『供養表白』について
          1. (一) はじめに
          2. (二) 高山寺蔵「供養表白」の書誌
          3. (三) 高山寺蔵『供養表白』所収の表白について
          4. (四) むすび
  7. 第二部 表白の文体
    1. 第一章 文字・表記から観た表白の文体
      1. 第一節 漢文の表白と漢字仮名交じり文の表白
      2. 第二節 平安時代の表白に於ける和化漢文的要素の混入について
        1. 第一項 問題の所在
        2. 第二項 和化漢文的要素について
        3. 第三項 平安時代初期資料群の検討
        4. 第四項 平安時代中後期資料群の検討
        5. 第五項 院政期資料群の検討
          1. (一) 僧侶によって作成された表白の場合
          2. (二) 儒者によって作成された表白の場合
        6. 第六項 平安時代の表白に見られる和化漢文的要素の増加傾向について
        7. 第七項 むすび
      3. 第三節 漢字の用法から観た平安時代の表白の文体
        1. 第一項 文体分析の方法―漢字の用法からのアプローチ―
        2. 第二項 分析結果の記述
          1. (一) 比況を表す漢字
          2. (二) 使役を表す漢字(助字)
          3. (三) 疑問を表す漢字(助字)
          4. (四) 指定・断定を表す漢字
        3. 第三項 むすび
      4. 第四節 高山寺経蔵に伝存する鎌倉時代書写の表白の訓点の性格
        1. 第一項 はじめに―訓点資料としての表白―
        2. 第二項 高山寺経蔵の鎌倉時代書写表白の加点資料
        3. 第三項 訓点の性格
          1. (一) 表白における訓点の伝承
          2. (二) 漢字に対する附訓の状況―完全附訓漢字と部分附訓漢字の意味するところ―
          3. (三) 対句の訓法
          4. (四) 表現内容・文体の相違に基づく訓法の差異と表白の訓法との関係
        4. 第四項 むすび
      5. 第五節 平安鎌倉時代に於ける副詞「たとひ」の漢字表記について―表白付説教書を手掛りに―
        1. 第一項 問題の所在
        2. 第二項 『平安遺文』・『鎌倉遺文』所収の古文書に於ける副詞「たとひ」の漢字表記
        3. 第三項 副詞「たとひ」の漢字表記を通して観た僧侶実用漢字の世界 #設字
      6. 第六節 僧侶の書記用漢字―接続詞「これによりて」の用字から― #褻では依之、晴では因茲
        1. 第一項 接続詞「これによりて」の漢字表記
        2. 第二項 院政期古文書に於ける接続詞「これによりて」の用字
        3. 第三項 表白付説教書に於ける接続詞「これによりて」の用字
        4. 第四項 延慶本平家物語用字選択の意味するもの
        5. 第五項 むすび―漢字使用から観た、俗家社会と僧侶社会と、平俗体と荘重体と―
    2. 第二章 対句表現から観た表白の文体
      1. 第一節 表白の文体分析指標としての対句表現―『高山寺本表白集』所収表白を例として― #作文大躰の筆大躰
        1. 第一項 文体分析指標としての対句表現
        2. 第二項 『高山寺本表白集』所収の表白について
        3. 第三項 分析の実際
          1. (一) 表白一篇当たりの言語量及び対句部分と非対句部分の比率
          2. (二) 対句部分の文体的特徴
        4. 第四項 むすび
      2. 第二節 平安時代の表白に於ける対句表現の句法の変遷について
        1. 第一項 はじめに
        2. 第二項 平安時代初期の表白に於ける対句表現の句法
        3. 第三項 平安時代中後期の表白に於ける対句表現の句法
        4. 第四項 院政期の表白に於ける対句表現の句法
          1. (一) 僧侶によって作成された表白の検討
          2. (二) 儒者によって作成された表白の検討
        5. 第五項 平安時代の表白の対句表現に認められる《句の長文化傾向》
        6. 第六項 平安時代後期の僧侶による仮名交じり表白に於ける対句表現の句法
        7. 第七項 むすび
      3. 第三節 高山寺経蔵に伝存する鎌倉時代書写の表白に於ける対句表現
        1. 第一項 《句の長文化傾向》のその後
        2. 第二項 高山寺経蔵に於ける表白の伝存状況
        3. 第三項 資料の選定と分析の方法
          1. (一) 資料の選定
          2. (二) 分析の方法
        4. 第四項 高山寺経蔵に伝存する鎌倉時代書写の表白に於ける対句表現
          1. (一) 表白一篇当たりの言語量及び対句部分と非対句部分の比率
          2. (二) 対句の句法
          3. (三) 非対句部分の文体的特徴
        5. 第五項 むすび―表記との関わりから―
    3. 第三章 鎌倉時代に於ける表白付説教書の文章構成と文体
      1. 第一節 鎌倉時代語研究の課題
      2. 第二節 鎌倉時代の表白付説教書について
      3. 第三節 表白付説教書の文章構成
        1. 第一項 山口光円氏蔵『草案集』の文章構成
        2. 第二項 日光輪王寺蔵『諸事表白』の文章構成
        3. 第三項 補助資料の文章構成 #醍醐寺本薬師二本、金沢文庫本仏教説話集
      4. 第四節 文体分析の視点
      5. 第五節 山口光円氏蔵『草案集』の文体
      6. 第六節 日光輪王寺蔵『諸事表白』の文体
      7. 第七節 補助資料による検証
      8. 第八節 むすび―文体差の意味するところ―
    4. 第四章 語彙から観た表白の文体
      1. 第一節 語彙から観た表白の文体
        1. 第一項 問題の所在―金沢文庫本『言泉集』二帖之一(亡妻悲嘆)の記事から―
        2. 第二項 当該箇所に関する従来の説の検討
          1. (一) 唱導書等における対句の平仄に関する記述―口業としての故実―
          2. (二) 「孤松幽瑟」と「翠松瑶瑟」の声調
        3. 第三項 引用願文の解釈
          1. (一) 松蘿の契り
          2. (二) 琴瑟の調べ―夫婦の重奏―
        4. 第四項 「孤松幽瑟」・「翠松瑶瑟」の意味・用法―「翠」字と「瑶」字の表現価値に注目して―
          1. (一) 「翠松」の意味・用法
          2. (二) 「瑶瑟」の意味・用法
          3. (三) まとめ
        5. 第五項 表白・願文の施主(願主)の呼称
          1. (一) 表白・願文の用語選択―他の事例―
          2. (二) 表白・願文の施主の呼称
          3. (三) 題未詳文書の類別―存疑文書の処理―
          4. (四) 今後の課題―他の法会文書の検討(祭文、諷誦文、教化等)―
      2. 第二節 守覚法親王の表白に於ける〈性霊集語彙〉の摂取について
        1. 第一項 はじめに
        2. 第二項 守覚法親王と性霊集
        3. 第三項 守覚法親王作の表白
        4. 第四項 〈性霊集語彙〉の認定試案
        5. 第五項 守覚法親王作の表白に於ける〈性霊集語彙〉の摂取
        6. 第六項 守覚法親王表白の文体形成
      3. 第三節 院政鎌倉時代加点の表白に於ける施注漢語の性格
        1. 第一項 訓点資料としての表白
        2. 第二項 表白の加点資料
        3. 第三項 施注漢語の認定
        4. 第四項 施注熟字の諸相
        5. 第五項 施注漢語の性格
        6. 第六項 表白施注漢語に於ける漢音読語彙優勢の意味
        7. 第七項 むすび
        8. 〔附録〕院政鎌倉時代字音注加点表白一覧稿
  8. 第三部 願文の文体
    1. 第一章 冒頭・末尾の表現形式から見た願文の文体
      1. 第一節 日本漢文に於ける願文の位置
      2. 第二節 平安時代願文の伝存状況と考察対象の文献 #願文一覧
      3. 第三節 平安時代初期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
      4. 第四節 平安時代中期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
      5. 第五節 平安時代後期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
      6. 第六節 院政期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
      7. 第七節 むすび
    2. 第二章 対句表現から観た願文の文体
      1. 第一節 願文の対句表現―表白との関わり―
      2. 第二節 考察対象と分析の方法
      3. 第三節 平安時代初期の願文に於ける対句表現の句法
        1. 第一項 延暦~天長年間資料群の検討
        2. 第二項 貞観~寛平年間資料群の検討
      4. 第四節 平安時代中期の願文に於ける対句表現の句法
      5. 第五節 平安時代後期の願文に於ける対句表現の句法
      6. 第六節 院政期の願文に於ける対句表現の句法
        1. 第一項 寛治~康治年間資料群の検討
        2. 第二項 久安~建久年間資料群の検討
      7. 第七節 平安時代願文の対句表現に認められる《句の長文化傾向》
      8. 第八節 平安時代表白の句法との比較
      9. 第九節 現象の解釈
    3. 第三章 文章構成から観た平安時代の追善願文の文体 #王澤不渇鈔
      1. 第一節 文体研究の視点としての文章構成
      2. 第二節 平安時代初期追善願文の文章構成
        1. 第一項 平安時代初期追善願文の概観
        2. 第二項 『性霊集』所収追善願文の文章構成
        3. 第三項 『菅家文草』所収追善願文の文章構成
        4. 第四項 小結
      3. 第三節 平安時代中後期追善願文の文章構成
        1. 第一項 平安時代中後期追善願文の概観
        2. 第二項 『本朝文粋』所収追善願文の文章構成
        3. 第三項 『本朝続文粋』所収追善願文の文章構成
        4. 第四項 小結
      4. 第四節 『江都督納言願文集』所収追善願文の文章構成
        1. 第一項 はじめに
        2. 第二項 『江都督納言願文集』について
        3. 第三項 『江都督納言願文集』所収追善願文の文章構成
          1. (一) 検討の対象
          2. (二) 文章構成の実際―後三条院五七日御願文と法勝寺常行堂供養願文の場合―
          3. (三) 匡房作追善願文の文章構成上の類型的性格
        4. 第四項 唱導文献に引用された『江都督納言願文集』所収追善願文の摘句―文章構成との関わりから―
      5. 第五節 むすび
    4. 第四章 語彙から観た願文の文体
      1. 第一節 『本朝文粋』所収追善願文に於ける固有名詞の象徴的意味
        1. 第一項 はじめに―追善願文の語彙研究の視点―
        2. 第二項 『本朝文粋』所収追善願文について
        3. 第三項 仏教関係の人名・仏名語彙
        4. 第四項 漢籍関係の人名語彙
        5. 第五項 その他の人名語彙
        6. 第六項 人名・仏名語彙の象徴的意味
        7. 第七項 仏教関係の地名語彙
        8. 第八項 漢籍関係の地名語彙
        9. 第九項 地名語彙の象徴的意味
      2. 第二節 平安時代の追善願文に於ける「松」の象徴的意味―文章構成との関わり―
        1. 第一項 平安時代追善願文の文章構成と表現語彙との関係
        2. 第二項 二番・聖霊平生存生之様に於ける「松」の象徴的意味
        3. 第三項 四番・逝去之様、五番・悲嘆之様に於ける「松」の象徴的意味
        4. 第四項 むすび―願文語彙の拡がり―
      3. 第三節 願文語彙の量的構造―文体組成の究明にむけて―
        1. 第一項 文体組成論としての語彙研究
        2. 第二項 分析対象と方法
        3. 第三項 品詞別に見た願文の異なり語数と述べ語数
        4. 第四項 願文語彙に於ける和語と字音語の比率
        5. 第五項 願文語彙に於ける字音語及び和語の性格
        6. 第六項 願文の文体組成
  9. 第四部 表白・願文と和漢混淆文
    1. 第一章 平安時代に於ける和漢混淆現象と平救阿闍梨作の「表白」
      1. 第一節 漢字仮名交じり文の表白について
      2. 第二節 平救阿闍梨作表白類の書記様式
      3. 第三節 石山寺蔵『表白集』の語彙・語法
      4. 第四節 十一世紀漢字仮名交じり文に於ける和漢混淆現象
    2. 第二章 平家物語に於ける表白・願文の影響―漢語受容の視点から―
      1. 第一節 和漢混淆文研究と漢語受容史
      2. 第二節 漢語受容史研究のためのフローチャート
      3. 第三節 「上皇御所」の呼称
        1. 第一項 平家物語に於ける「上皇御所」の呼称
        2. 第二項 中国文献(漢文乃至漢文訓読文)の検討
        3. 第三項 平安時代和文の検討
        4. 第四項 平安時代古記録の検討
        5. 第五項 奈良平安時代の漢詩文集に於ける「仙洞」「藐姑射山」―《上皇の居所》を表す用法の成立―
        6. 第六項 むすび
      4. 第四節 「比叡山」の呼称
        1. 第一項 平家物語に於ける〈比叡山〉の呼称
        2. 第二項 調査手順
        3. 第三項 中国文献(漢文乃至漢文訓読文)の検討
        4. 第四項 平安時代和文の検討
        5. 第五項 平安時代古記録の検討
        6. 第六項 平安時代漢詩文の検討
        7. 第七項 「台嶺」・「四明」の受容過程
      5. 第五節 「仁山」考
        1. 第一項 平家物語に於ける「仁山」の意味用法
        2. 第二項 「仁山」の成立―「仁者楽山」の縮約―
        3. 第三項 「仁山」の意味変化
        4. 第四項 延慶本平家物語に於ける「仁山」の表現価値
        5. 第五項 むすび―漢字表記の修辞的用法―
          1. (一) 延慶本平家物語〈作者〉の異名への関心
          2. (二) 延慶本平家物語に於ける漢字表記語の修辞的用法 #山字と崩字との縁語的関係。数対、色対等。
      6. 第六節 平家物語に於ける官職唐名の用法
        1. 第一項 官職唐名について
        2. 第二項 平安朝漢詩文に於ける官職唐名の概要
        3. 第三項 平家物語に於ける官職唐名の用法について
        4. 第四項 平家物語に於ける語彙表現の〈類聚〉と〈価値化〉
      7. 第七節 平家物語の漢語受容と表白・願文
    3. 第三章 「おぎろ(賾)」考―表白を介して受容された、軍記物の〈古語〉―
      1. 第一節 問題の所在
      2. 第二節 室町時代に於ける「おぎろ」の意味用法
      3. 第三節 奈良平安時代に於ける「おぎろ」の意味用法
      4. 第四節 鎌倉時代の文献に見える「おぎろ」
      5. 第五節 「おぎろ」の生息域―表白から『太平記』へ―
  10. 付論
    1. 第一章 《滑稽な人》を表す「ひょーひゃく」成立の史的背景―表白文体史との関わり―
      1. 第一節 方言性向語彙の中の仏教関係語
      2. 第二節 方言性向語「ひょーひゃく」の意味と分布
      3. 第三節 平安鎌倉時代に於ける「表白」を読む風景
      4. 第四節 「表白」の読み
      5. 第五節 《滑稽な人》を表す「ひょーひゃく」の語史
      6. 第六節 表白文体史の流れ
      7. 第七節 性向語「ひょーひゃく」成立の史的背景
    2. 第二章 「納(衲)」字の合音用法―表白・願文の音注から―
      1. 第一節 法華経音義の「両音字」
      2. 第二節 「納(衲)」字の字音
      3. 第三節 平安鎌倉時代に於ける「納(衲)」字の合音形 #鎌倉時代までは「衲」字とその字義(=補〈つくろう、ぬう〉・衣〈ころも〉)に適う「納」字は、いずれも合音形ノフ(ウ)であって、これに外れる例を見出せない(p.1122)。
      4. 第四節 室町江戸時代に於ける「納(衲)」字の開音形
      5. 第五節 法華経読誦音史のなかで
  11. 結論
    1. 第一節 本研究の帰結
      1. 第一項 論述の大要
      2. 第二項 各部の帰結
    2. 第二節 表白・願文研究の課題
      1. 第一項 資料的課題
      2. 第二項 方法論的課題―統合へのまなざし―
  12. 本書の内容と既発表論文との関係
  13. 索引
  14. 後記

2006-07-31 (Mon)

かとー・しげひろ(加藤重広);2004/7;日本語語用論のしくみ;

シリーズ・日本語のしくみを探る6;研究社;(借覧);A5判;縦組;並製;vii+277頁;;ISBN4-327-38306-6;

構成を写しておく。

  1. 第一章 語用論の出発点
    1. Q1 語用論とは、いったいどんな分野ですか?
      1. ことばの理想と現実
      2. 語用論はパロールの言語学か
      3. ラングに収まらない規則やしくみがある
      4. 文字どおりの意味と伝えたい意味
      5. 文脈を考える点がポイント
    2. Q2 語用論はどのように誕生したのですか?
      1. 語用論の始まり
      2. 記号論から語用論が誕生したわけ
      3. 記号論と語用論の関係
      4. メッセージとは何か
      5. 白か黒かに分けられないメッセージ
    3. Q3 文は必ず真か偽か決められますか?
      1. 論理のことばと日常のことば
      2. オースティンの言語行為論
      3. 発話が秘めている力
      4. 発話内行為の種類
      5. 発話の条件と目的
    4. 章末問題
  2. 第二章 語用論の展開
    1. Q4 会話になにか規則はあるのですか?
      1. 量の格率
      2. 質の格率
      3. 関連性の格率
      4. 方法の格率
    2. Q5 「会話の推意」って何ですか?
      1. 「含む」とはどういうことか
      2. 含意とは?
      3. 推意とは?
      4. 前提とは?
      5. 二つの前提
    3. Q6 グライスの考えはどう継承されましたか?
      1. グライス派か反グライス派か
      2. 関連性理論の基本的な考え方
      3. 「関連性」とは?
      4. 推意の精密化と表意
    4. Q7 ことばに人間関係が反映することはどう捉えますか?
      1. 「社会制度的」とは?
      2. ことばの社会化
      3. 社会的要因を取り入れる難しさ
      4. 社会制度的語用論の先にあるもの
      5. ポライトネスという考え方
    5. Q8 語用論は会話のやりとりしか分析しないのですか?
      1. 会話の分析だけではない
      2. 文字言語と音声言語
      3. 語用論における非言語情報
      4. 語用論で扱う心
      5. 語用からラングへの侵入
      6. 文法と語用の境目
    6. 章末問題
  3. 第三章 日本語への応用
    1. Q9 日本語の指示詞は、距離と領域で使い分けるのですか?
      1. 指示とは何か
      2. 直示の用法―距離と領域―
      3. 距離だけでは決まらない直示
      4. 領域説も接近容易性の反映か
      5. 二つの原理を統合するには
    2. Q10 日本語の指示詞の照応用法はどのようなものですか?
      1. 《照応》とは?
      2. 先行詞との同一性
      3. 照応は直示とどう異なるか
      4. 長期記憶のア系
      5. 直示と照応と想起を貫く原理
      6. 指示詞のまとめ
    3. Q11 「この交差点、右折できたかな」は、過去じゃないのになぜタ形なんですか?
      1. 長期記憶を参照するタ形
      2. 長期記憶参照をマークする理由
      3. 語用論的な機能の変化 #いはゆるバイト敬語の「よろしかったですか」
      4. 記憶と活性化
      5. 旧情報と活性化情報
    4. Q12 伝達上の目印はどのようなものですか?
      1. 目印が必要なわけ
      2. タグと談話標識
      3. 怪しい談話標識
      4. 談話標識を捉え直す
      5. 接続詞は接続するのか―「だから」と「しかし」の場合―
    5. Q13 文末に使う「よ」は強調、「ね」は確認の意味ですか?
      1. 「ね」の用法
      2. 「よ」の用法
      3. 「ね」と「よ」の談話上の機能
      4. 「よ」か「ね」を使わなければならない場合
    6. 章末問題
  4. 第四章 語用論の可能性
    1. Q14 語用論によって何がわかるのですか?
      1. メッセージを分析する
      2. 広告メッセージの分析
      3. 語用論の使いみち
      4. 語用論の連携と可能性
    2. 章末問題
  5. さらに勉強したい人のための参考文献
  6. 索引

かたぎり・やすひろ(片桐恭弘)/かたおか・くによし(片岡邦好)[編];2005/3;社会・行動システム;

講座社会言語科学 第5巻;ひつじ書房;3,200円(借覧);A5判;横組;上製;vi+2+256頁;;ISBN4-89476-249-8;

これも目次を写しておく。

  1. 「ことば」が結ぶ社会と行動―まえがきにかえて
  2. 第1部 ことばとイデオロギー
    1. 言語イデオロギーとディスコース研究―インタビューにおける二つの言語をめぐって / 松木啓子(まつき・けーこ)
    2. 言語におけるジェンダー・イデオロギー / 阿部圭子(あべ・けーこ)
    3. 社会と指標の言語―構造論,方言論,イデオロギー論と統一場としての史的社会語用論 / 小山亘(こやま・わたる) #Searle系の「発話行為」理論やGrice系の関連性理論など,英米地域で人気がある理論が扱う対象が「語用」であるとするが如き全く転倒した理解謬見教条化党派的に標榜された言説の綱領20世紀Oxbridgeの肘掛け椅子で思考した上層中流階級の言語哲学者達内省的言語理論において,普遍的であると誤認(pp.40-42)とかちよつとすごいな。
  3. 第2部 ことばと権力
    1. ことばとパワー―クリティカル・ディスコース分析を中心に / 佐藤彰(さとー・あきら)
    2. パワーと言語変異―女性管理職のパワー方略を中心に / 高野照司(たかの・しょーじ)
  4. 第3部 ことばと公共福祉
    1. 供述の背後にある体験への接近―談話から行為へ / 森直久(もり・なおひさ)
    2. 言語病理学における談話分析の応用と将来 / 渡辺義和(わたなべ・よしかず)
    3. 患者中心の医療への転換―医療サービスにおける患者向け文書の分析 / 佐伯晴子(さえき・はるこ)・野呂幾久子(のろ・いくこ)
  5. 第4部 ことばと進化
    1. ことばの進化 / 正高信男(まさたか・のぶお)
    2. 生物言語学が証すLANGUAGE―ピジンからクリオールへの飛翔 / 増田博邦(ますだ・ひろくに)
  6. 第5部 ことばとインタラクション
    1. 語句の配置と行為の連鎖:プラクティスとしての文法 / 西阪仰(にしざか・あおぐ)
    2. コミュニケーション行動における規範と共有 / 片桐恭弘(かたぎり・やすひろ)
  7. 第6部 ことばと活動空間
    1. 活動空間の言語的描写と探索について / 片岡邦好(かたおか・くによし)
    2. 発話と身振りの協調に見られる談話における時空的隣接/連続性 / 古山宣洋(ふるやま・のぶひろ)
  8. 執筆者紹介

ふくおか・しんいち(福岡伸一);2005/11;プリオン説はほんとうか? タンパク質病原体説をめぐるミステリー;

ブルーバックス B-1504;講談社;900円(借覧);新書判;縦組;並製;246頁;;ISBN4-06-257504-3;

やまぐち・ひとみ(山口瞳);1977/8→1987/12;男性自身 巨人ファン善人説;

新潮文庫[や-7-19];新潮社;360円(100円);文庫判;縦組;並製;309頁;;ISBN4-10-111119-7;

2006-07-30 (Sun)

ひがし・ゆみこ(東ゆみこ);2003/10;クソマルの神話学;

;青土社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;277頁;;ISBN4-7917-6066-2;

孤高の社会学日記:現在読書中で見て興味をもつたのだけれど、クソがケガレである「近代空間」とは異なる神話の「差異空間」の「記述」といふのが一体どんな成果をあげえてゐるのかよく分らなかつた。糞と神婚。刀自考。

きくち・のぶてる(菊池信輝);2005/10;財界とは何か;

;平凡社;1,700円(借覧);四六判;縦組;上製;335頁;;ISBN4-582-83285-7;

なかじま・たけし(中島岳志);2005/4;中村屋のボーズ インド独立運動と近代日本のアジア主義;

;白水社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;340+6頁;;ISBN4-560-02778-1;

おのだ・ひろかず(小野田博一);2006/4;論理力を強くする 考える力を磨くために;

ブルーバックス B-1515;講談社;800円(借覧);新書判;横組;並製;180頁;;ISBN4-06-257515-9;

けふの来ているわ! お父様、来ているわ!

けふの買物。

美しい星
三島由紀夫・新潮文庫
パン屋再襲撃
村上春樹・文春文庫
平家物語 上下巻
佐藤謙三校註・角川日本古典文庫
暮らしの中の日本語
池田弥三郎・旺文社文庫
語源をつきとめる
堀井令以知・講談社現代新書
愛がなくても喰ってゆけます。
よしながふみ・F×COMICS
中国文化叢書4 文学概論
鈴木修次・高木正一・前野直彬編・大修館書店
特殊文庫目録
ノートルダム清心女子大学付属図書館
江戸の坂東京の坂
横関英一・中公文庫
ウェブ進化論――本当の大変化はこれから始まる
梅田望夫・ちくま新書

2006-07-29 (Sat)

ふくだ・かずや(福田和也);2004/5;イデオロギーズ;

;新潮社;1,900円(借覧);四六判;縦組;上製;284頁;;ISBN4-10-390909-9;

2006-07-28 (Fri)

くろかわ・あつのぶ(黒川鍾信);2004/5;高等遊民 天明愛吉 藤村を師と仰ぎ 御舟を友として;

;筑摩書房;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;398頁;;ISBN4-480-88520-X;

なんしー・せき(ナンシー関);2003/6→2006/7;何をかいわんや;

角川文庫14316[な 30-13];角川書店;514円(1割引);文庫判;縦組;並製;257頁;;ISBN4-04-198613-3;

あべ・かずしげ(阿部和重);2006/3;プラスティック・ソウル;

;講談社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;212頁;;ISBN4-06-210260-9;

けふの買物

sabra 014 2006 24th August
小学館

2006-07-27 (Thu)

ながお・りゅーいち(長尾龍一);2000/2;歴史重箱隅つつき;

信山社叢書;信山社;(借覧);四六判;縦組;上製;viii+292+x頁;;ISBN4-7972-5108-5;

古代ギリシャ社会が同性愛に極めて寛容であったとする俗説が少なくとも当時のアテナイについて誤りであることは、ケルゼンが詳細にしめしたところである由(p.30)。

おがわ・たまき(小川環樹);1958→2005/9;唐詩概説;

岩波文庫[青 N109-1];岩波書店;760円(借覧);文庫判;縦組;並製;351頁;;ISBN4-00-381091-0;

あきやま・けん(秋山虔);2005/1;古典をどう読むか 日本を学ぶための『名著』12章;

;笠間書院;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;4+289+5頁;;ISBN4-305-70278-9;

2006-07-26 (Wed)

国語語彙史研究会[編];2006/3;国語語彙史の研究 二十五;

;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;3+247頁;;ISBN4-7576-0335-X;

目次を写しておく(#以下はわたくしのメモ)。

特集――古代語
  • ツクエ(机)の語源と歴史的仮名遣い / 山口佳紀(やまぐち・よしのり) #小川本願経四分律平安初期点がヤ行のエにするのを非混同の例として語構成を突き枝などと考へると机の脚をさすことになつてしまふ。ツキ(机)+ウヱ(据)→ツクヱと見るべきではないか。
  • 古代時間語彙の分類 / 吉野政治(よしの・まさはる) #過去か未来かにかかはらず現在からのへだたりでさだまる時間表現(「観察の時間」)があつたかも(例、コヨヒ)。
  • 日本書紀の「訛」注記について / 佐野宏(さの・ひろし)
  • 歌語「たまゆら」の光と影―幻となりし万葉語への愛惜― / 山内洋一郎(やまうち・よーいちろー) #玉響の誤訓ではなく、和語の、和語の世界に醸成された「たまゆら」という語が「玉響」のよみへ進出したのではないだろうか(p.63)。
  • 平安時代に於ける「しきり(頻)」の意味用法について―その文体的意義特徴、漢文訓読を要因とするニ型情態副詞の形容動詞化の問題など― / 山本真吾(やまもと・しんご) #「しばしば」と対になる漢文訓読特有語ではないかも。
  • 平安鎌倉時代和文における「心いられ」の様相 / 土井裕美子(どい・ゆみこ)
  • 名詞被覆形・露出形の型の通時的相違 / 蜂矢真弓(はちや・まゆみ)

さかい・くによし(酒井邦嘉);2006/4;科学者という仕事 独創性はどのように生まれるか;

中公新書1843;中央公論新社;780円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+5+271頁;;ISBN4-12-101843-5;

みうら・あつし(三浦展);2005/3;仕事をしなければ、自分はみつからない。――フリーター世代の生きる道;

;晶文社;(借覧);四六判;縦組;並製;251頁;;;

たちばなき・としあき(橘木俊詔)[編著];2004/7;封印される不平等;

;東洋経済新報社;(借覧);四六判;縦組;上製;x+232頁;;ISBN4-492-22251-0;[座談会参加者]たちばなき・としあき(橘木俊詔)/かりや・たけひこ(苅谷剛彦)/さいとー・たかお(斎藤貴男)/さとー・としき(佐藤俊樹)

えだがわ・こーいち(枝川公一);2006/2;バーのある人生;

中公新書1835;中央公論新社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;2+4+196頁;;ISBN4-12-101835-4;

こばやし・のぶひこ(小林信彦);1981/5;中年探偵団;

文春文庫[こ-6-2];文藝春秋;388円(100円);文庫判;縦組;並製;298頁;;ISBN4-16-725602-9;

2006-07-25 (Tue)

者字の点

漢字字体規範データベースで検索してみると、点のある者の字は1例も見当たらない。おそらくは、説文解字が从白としたのによつて点をつけた字典体を手書きする(「者」には必ず点が打ってあった)といふ近代文字教育による一元化は、字体の正俗の向きは逆であるにせよ、活字体と手書きとの統一といふ点において、「当用漢字の新字体」を準備したものといへるのではないか。


いとー・ごー(伊藤剛);2005/9;テヅカ・イズ・デッド――ひらかれたマンガ表現論へ;

;NTT出版;2,400円(割引);A5判;縦組;並製;ix+309頁;;ISBN4-7571-4129-7;

2006-07-24 (Mon)

かの・まさなお(鹿野政直);2006/5;岩波新書の歴史 付・総目録1938~2006;

岩波新書(新赤版)別冊9;岩波書店;900円(借覧);新書判;縦組;並製;vii+386+172頁;;ISBN4-00-4329009-5;

くまの・すみひこ(熊野純彦);2006/4;西洋哲学史 古代から中世へ;

岩波新書(新赤版)1007;岩波書店;820円(借覧);新書判;縦組;並製;ix+257+33頁;;ISBN4-00-431007-5;

すえき・ふみひこ(末木文美士);2006/4;日本宗教史;

岩波新書(新赤版)1003;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;iv+242+6頁;;ISBN4-00-431003-2;

けふの買物

CINEMA RISE NO.161 ハチミツとクローバー
アスミック・エース
男性自身 巨人ファン善人説
山口瞳・新潮文庫
男性自身 素朴の画家の一日
山口瞳・新潮文庫
男性自身 生き残り
山口瞳・新潮文庫
落語歳時記
矢野誠一・文春文庫
漫画嫌い 枡野浩一の漫画評(朝日新聞1998~2000)
枡野浩一・二見書房
白の咆哮
朝倉祐弥・集英社

2006-07-23 (Sun)

みた・むねすけ(見田宗介);2006/4;社会学入門――人間と社会の未来;

岩波新書(新赤版)1009;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;2+vi+215頁;;ISBN4-00-431009-1;

常体と敬体くらゐ統一すれば、とか思ふ。以下、ちよつとメモ:

神戸女学院大学文学部総合文化学科[編];2005/1;教養教育は進化する;

神戸女学院大学総文叢書2;冬弓舎;1,300円(借覧);四六判変型;縦組;並製;253頁;;ISBN4-925220-12-8;[執筆者]いー・けん(飯謙)/いーだ・ゆーこ(飯田祐子)/いわた・やすお(岩田泰夫)/うちだ・たつる(内田樹)/かわむら・あきお(川村暁雄)/くらなか・さやか(藏中さやか)/さとー・まなぶ(佐藤学)/たかはし・ともこ(高橋友子)/たなか・しんいち(田中真一)/なばえ・かずひで(難波江和英)/にしたに・ひろふみ(西谷博文)/ふるしょー・たかし(古庄高)

平凡社東洋文庫編集部[編];2006/5;東洋文庫ガイドブック2;

;平凡社;(借覧);全書判;縦組;並製;255+xx+121頁;;ISBN4-582-83714-X;[執筆者]とみおか・たえこ(富岡多惠子)/みやた・のぼる(宮田登)/いとー・れー(伊藤礼)/つしま・ゆーこ(津島佑子)/むろ・けんじ(室謙二)/はらだ・けんゆー(原田憲雄)/おーだいら・けーいち(大平桂一)/たちはら・とーや(立原透耶)/さいとー・まれし(齋藤希史)/なんじょー・たけのり(南條竹則)/はら・しょーじ(原章二)/ながさき・のぶこ(長崎暢子)/やました・ともふみ(山下朋史)/まつやま・いわお(松山巖)/わかしま・ただし(若島正)/ロバート・キャンベル(Robert Campbell)/うえだ・のぶみち(上田信道)/さまた・ひでき(佐復秀樹)/やまむら・ともき(山村基毅)/やすだ・としあき(安田敏朗)/つかもと・まなぶ(塚本学)/ちもと・ひでし(千本英史)/たかやなぎ・としお(高柳俊男)/よこい・きよし(横井清)/おーむろ・みきお(大室幹雄)/くらもと・しろー(倉本四郎)/よします・ごーぞー(吉増剛造)/すのうち・けーじ(簾内敬司)/わかお・まさき(若尾政希)/おーつき・たかひろ(大月隆寛)/ますや・ともこ(枡屋友子)/さとー・まさよし(佐藤雅美)/ながい・あきら(永井明)/いまむら・よしお(今村与志雄)/やじま・ひこいち(家島彦一)/ほそかわ・りょーいち(細川涼一)/たなか・としお(田中敏雄)/きたじま・まんじ(北島万次)/やまもと・しんこー(山本眞功)/りん・しゅくみ(林淑美)/はしもと・たいげん(橋本泰元)/ながさか・しげゆき(長坂成行)/ながほり・ゆーぞー(長堀祐造)

2006-07-22 (Sat)

たなか・みきこ(田中幹子);2006/1;『和漢朗詠集』とその受容;

研究叢書344;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;vi+273頁;;ISBN4-7576-0349-5;

こばやし・のぶひこ(小林信彦);1991/1→1995/7;世界でいちばん熱い島;

新潮文庫[こ-10-28];新潮社;505円(-);文庫判;縦組;並製;354頁;;ISBN4-10-115828-2;

2006-07-21 (Fri)

せきかわ・なつお(関川夏央);2006/2;おじさんはなぜ時代小説が好きか;

ことばのために;岩波書店;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;viii+244頁;;ISBN4-00-027104-0;

わかい・としあき(若井敏明);2006/4;平泉澄―み国のために我つくさなむ―;

ミネルヴァ日本評伝選[034];ミネルヴァ書房;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;2+xvi+334+10頁;;ISBN4-623-04507-9;

けふの買物

系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに
三中信宏・講談社現代新書

2006-07-20 (Thu)

さかた・さとし(坂田聡);2006/4;苗字と名前の歴史;

歴史文化ライブラリー211;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;199頁;;ISBN4-642-05611-4;

なかはら・あや(中原アヤ);2006/7;ラブ★コン(14);

マーガレットコミックス;集英社;390円(1割引);新書判;;並製;179頁;;ISBN4-08-846074-X;

なんか10分くらゐで読み終つてしまつた。こなひだダンドリ。をすこし見て、榮倉奈々つてこんな背がたかかつたんだなあ、と意外に思つて、これならラブ★コンの映画版もいけるかも、と思つたのだけれど、よくよく思ひかへすとキャストは藤澤恵麻で、ティーンファッション誌出身といふので頭のなかですげえ適当に一緒くたにしてたのだつた。だめだ。

きんすい・さとし(金水敏);2006/2;日本語存在表現の歴史;

日本語研究叢書 第2期第3巻;ひつじ書房;5,000円(借覧);A5判;縦組;並製;xiv+327頁;;ISBN4-89476-265-X;

博士の結論(p.146)は、結論の誤変換? その他気づいたあやまりに、柳田征(二〇〇一)(p.308は、p.327にも)、安部(p.323)。以下、構成を写しておく。追記。『日本語存在表現の歴史』正誤表のあるのに気づいた。

  1. 導入
  2. 第1部 「いる」と「ある」
    1. 第1章 存在表現の構造と意味
      1. 1・1 導入および先行研究
        1. 1・1・1 三上(一九五三)
        2. 1・1・2 三浦(一九五六、一九七六)
        3. 1・1・3 久野(一九七三)、柴谷(一九七八)
        4. 1・1・4 金水(一九八二)
        5. 1・1・5 寺村(一九八二)
        6. 1・1・6 西山(一九九四)
      2. 1・2 存在文の意味的分類―空間的存在文と限量的存在文
      3. 1・3 場所名詞句と動詞の分類
      4. 1・4 空間的存在文
        1. 1・4・1 所在文
        2. 1・4・2 生死分、実在文
        3. 1・4・3 眼前描写文
      5. 1・5 限量的存在文
        1. 1・5・1 部分集合文
        2. 1・5・2 初出導入文
        3. 1・5・3 擬似限量的存在文
      6. 1・6 存在文の統語論
      7. 1・7 肯定文と否定文の非対称性
      8. 1・8 所有文
      9. 1・9 リスト存在文
      10. 1・10 連体修飾部について
      11. 1・11 その他の特徴
      12. 1・12 まとめ
    2. 第2章 古代語の「ゐる」と「あり」
      1. 2・1 上代~中世の有生物主語の存在表現
        1. 2・1・1 上代~中世の「あり」
        2. 2・1・2 敬語の存在動詞
      2. 2・2 上代~鎌倉時代の「ゐる」
      3. 2・3 まとめ
    3. 第3章 存在動詞「いる」の成立
      1. 3・1 「ゐたり」から「いる」へ
        1. 3・1・1 二つの「いた」
        2. 3・1・2 「たり」から「た」へ
        3. 3・1・3 「いた」から「いる」へ
      2. 3・2 「天草版平家物語」の分析
      3. 3・3 まとめ
    4. 第4章 近世上方語・現代京阪方言の「いる」と「ある」
      1. 4・1 はじめに
      2. 4・2 近松・世話浄瑠璃
      3. 4・3 近世後期上方洒落本
      4. 4・4 「古今集遠鏡」・「古今和歌集鄙言」
      5. 4・5 明治・大正SP落語資料
      6. 4・6 現代京阪談話資料
      7. 4・7 近世・近代の上方・京阪方言における「いる」「ある」の推移
    5. 第5章 近世江戸語・現代東京語・共通語の「いる」と「ある」
      1. 5・1 はじめに
      2. 5・2 「浮世風呂」
      3. 5・3 「三四郎」
      4. 5・4 「阿修羅のごとく」
      5. 5・5 近代小説における時系列的推移
        1. 5・5・1 鈴木(一九九八)
        2. 5・5・2 方法
        3. 5・5・3 分析
      6. 5・6 まとめ
    6. 第6章 「いる」「ある」の歴史的変化の方向性と推進力
      1. 6・1 歴史的変化の方向性
      2. 6・2 歴史的変化の推進力
    7. 第7章 敬語の意味変化と「ござる」
      1. 7・1 はじめに
      2. 7・2 丁寧表現とその起源
      3. 7・3 「天草版平家物語」における「ござる」の分析
        1. 7・3・1 存在表現
        2. 7・3・2 動詞+てござる
        3. 7・3・3 {で・に・にて}ござる
        4. 7・3・4 形容詞連用形+ござる
        5. 7・3・5 指示副詞等+ござる、その他
      4. 7・4 「ござる」の意味変化と文法化
        1. 7・4・1 丁寧表現の「ござる」の発生
        2. 7・4・2 「ござる」の文法化と敬語的意味
        3. 7・4・3 尊敬「ござる」の衰退
      5. 7・5 まとめ
  3. 第2部 「いる」と「おる」
    1. 第8章 上代・平安時代の「ゐる」と「をり」―状態化形式の推移
      1. 8・1 はじめに
      2. 8・2 状態性・状態化について
      3. 8・3 「ゐる」「をり」のアスペクト的意味
      4. 8・4 阪倉(一九七七a)
      5. 8・5 「をり」の語源
      6. 8・6 平安時代
      7. 8・7 上代から平安時代へ
      8. 8・8 和歌および漢文訓読文における状況
      9. 8・9 まとめ
    2. 第9章 平安時代の「をり」再考―卑語性の検討を中心に
      1. 9・1 はじめに
      2. 9・2 先行研究の整理
        1. 9・2・1 上代
        2. 9・2・2 中古以降
      3. 9・3 平安時代の「をり」再検討
        1. 9・3・1 平安第一期と平安第二期
        2. 9・3・2 「枕草子」の用例
        3. 9・3・3 「源氏物語」の用例
        4. 9・3・4 「をり」と身分意識
        5. 9・3・5 「をり」と動詞のアスペクト化
        6. 9・3・6 位相差について
      4. 9・4 「をり」の卑語化の原因
      5. 9・5 まとめ
    3. 第10章 鎌倉時代の「をり」と文体(附 室町時代・抄物)
      1. 10・1 はじめに
      2. 10・2 院政・鎌倉期の「をり」
      3. 10・3 来田(一九九七、二〇〇一)の分析
      4. 10・4 文体と「をり」
      5. 10・5 附節 室町時代・抄物
      6. 10・6 まとめ
    4. 第11章 室町時代末~現代 上方・京阪方言の「おる」
      1. 11・1 はじめに
      2. 11・2 狂言古本
      3. 11・3 近松・世話浄瑠璃
      4. 11・4 江戸時代後期上方語~現代京阪方言
        1. 11・4・1 「おる」「‐ておる」「‐とーる」
        2. 11・4・2 「おります」「‐ております」その他
        3. 11・4・3 尊敬表現
        4. 11・4・4 「動詞連用形+おる」「動詞連用形+よる」
      5. 11・5 社会言語学的調査より
      6. 11・6 まとめ
    5. 第12章 全国共通語「おる」の機能とその起源
      1. 12・1 はじめに
      2. 12・2 共通語における「おる」
      3. 12・3 方言と役割語について
      4. 12・4 江戸語の形成と「おる」
        1. 12・4・1 武家語
        2. 12・4・2 洋学資料
        3. 12・4・3 町人語
      5. 12・5 明治時代語の発展と「おる」
        1. 12・5・1 文語文体と「おる」
        2. 12・5・2 書生語
      6. 12・6 「おられる」
      7. 12・7 まとめ
    6. 第13章 存在動詞の地理的分布
      1. 13・1 はじめに
      2. 13・2 中央における存在表現の歴史
        1. 13・2・1 「ゐる」「をり」前史
        2. 13・2・2 存在動詞「いる」の発達
        3. 13・2・3 「おる」の変容
      3. 13・3 東西方言の対立
      4. 13・4 動揺の様相
        1. 13・4・1 奥羽方言の「いた」その他
        2. 13・4・2 大阪方言
        3. 13・4・3 和歌山方言
      5. 13・5 まとめ
    7. 第14章 存在型アスペクト形式の歴史概観
      1. 14・1 はじめに
      2. 14・2 平安時代まで
      3. 14・3 院政期~中世~近世初期・上方
      4. 14・4 近世中期以降・上方語
        1. 14・4・1 口頭語資料
        2. 14・4・2 「あゆひ抄」
      5. 14・5 近代京阪方言
      6. 14・6 江戸語
      7. 14・7 存在型アスペクト形式の発達と地域差
  4. 結語
  5. 主要資料一覧
  6. 参考文献
  7. あとがき
  8. 索引

とみやま・たかお(富山太佳夫);2006/5;笑う大英帝国――文化としてのユーモア;

岩波新書(新赤版)1017;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+228+2頁;;ISBN4-00-431017-2;

けふの買物

国語の時間
竹西寛子・河出文庫

2006-07-19 (Wed)

ひろた・てるゆき(広田照幸);2005/3;教育不信と教育依存の時代;

;紀伊國屋書店;(借覧);四六判;縦組;並製;255頁;;ISBN4-314-00980-2;

教育がダメになつてゐるといふのはほんとうか。よい理念の教育をすれば、その荒廃がただされるといふ教育万能主義はをかしくないか。そして、その理念はほんとに「よい」のか。顕在的/潜在的機能。見えない教育方法。

2006-07-18 (Tue)

もぎ・けんいちろー(茂木健一郎);2005/9;「脳」整理法;

ちくま新書557;筑摩書房;700円(借覧);新書判;縦組;並製;220頁;;ISBN4-480-06262-9;

人生論。

けふの買物

こ話百選おわらい帖
宇野信夫・旺文社文庫
夏わかば
野坂昭如・文春文庫
「死語」コレクション 歴史の中に消えた言葉
水原明人・講談社現代新書
日本語表現の流れ
阪倉篤義・岩波セミナーブックス

2006-07-17 (Mon)

いーだ・たいぞー(飯田泰三);2006/3;戦後精神の光芒 丸山眞男と藤田省三を読むために;

;みすず書房;5,800円(借覧);A5判;縦組;上製;vii+385頁;;ISBN4-622-07202-5;

谷沢永一から、堀米庸三が仮に不勉強だとして、堀米が当該論文で述べようとした論旨そのものがそのためいかにオカシクなっているかを内面的に剔抉して見せぬかぎり、匿名批評は読書人の良識に相渉るをえぬ、学界ボスへの嫉視の発作にとどまるだろう、といふ金言をひきだした、世語臆断の書き手が藤田省三であつたことを知る。第4回の「反証――無記名批評とは」といふのは応接なのかな。そのうち著作集8をのぞいてみよう(p.326)。

ビル・アシュクロフト/パル・アルワリア[著]、おーはし・よーいち(大橋洋一)[訳];2001=2005/10;エドワード・サイード;

シリーズ 現代思想ガイドブック;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;304頁;;ISBN4-7917-6221-5;[原著]Bill Ashcroft & Pal Ahluwalia, Edward Said (London: Routledge, 2001)

なかまさ・まさき(仲正昌樹);2000/12;〈隠れたる神〉の痕跡 ドイツ近代の成立とヘルダリン;

;世界書院;8,000円(借覧);A5判;横組;上製;522頁;;;

うちだ・たつる(内田樹);2005/11;知に働けば蔵が建つ;

;文藝春秋;1,524円(借覧);四六判;縦組;並製;307頁;;ISBN4-16-367700-3;

こばやし・のぶひこ(小林信彦);1991/4→1994/4;ハートブレイク・キッズ;

新潮文庫[こ-10-25];新潮社;466円(100円);文庫判;縦組;並製;291頁;;ISBN4-10-115825-8;

ちよつとこれは。

2006-07-16 (Sun)

おーむら・えいしょー(大村英昭)/みやはら・こーじろー(宮原浩二郎)/なべ・けーいち(名部圭一)[編];2005/6;社会文化理論ガイドブック;

;ナカニシヤ出版;(借覧);A5判;横組;上製;x+302頁;;ISBN4-88848-939-4;[執筆者]阿部潔/宇城輝人/内海博文/大村英昭/小笠原博毅/奥野卓司/川森博司/岸政彦/工藤宏司/小松丈晃/渋谷知美/清水学/杉本学/竹中均/田中耕一/中川輝彦/中野昌宏/名部圭一/難波功士/野中亮/野村明宏/長谷正人/浜田宏/福間良明/松田恵示/南田勝也/宮原浩二郎/森真一/薬師院仁志/山泰幸/山上浩嗣/油井清光

ひめおか・としこ(姫岡とし子)/いけうち・やすこ(池内靖子)/なかがわ・しげみ(中川成美)/おかの・やよ(岡野八代)[編];2005/3;労働のジェンダー化 ゆらく労働とアイデンティティ;

;平凡社;(借覧);A5判;縦1,2段組;並製;345頁;;ISBN4-582-47229-X;[執筆者]あさくら・むつこ(浅倉むつ子)/いけうち・やすこ(池内靖子)/イダヒロユキ/えはら・ゆみこ(江原由美子)/おかの・やよ(岡野八代)/きたはら・めぐみ(北原恵)/きうぢゃ(金友子)/きもと・きみこ(木本喜美子)/こえどー・しずこ(越堂静子)/なかがわ・しげみ(中川成美)/にし・まさひこ(西成彦)/ひめおか・としこ(姫岡とし子)/ふるた・むつみ(古田睦美)/ますだ・さちこ(増田幸子)/みずしま・のぞみ(水島希)/やんべ・ゆーへー(山家悠平)/りん・しゅくみ(林淑美)

わたなべ・じゅん(渡辺潤)/いとー・はるき(伊藤明己)[編];2005/5;〈実践〉ポピュラー文化を学ぶ人のために;

;世界思想社;(借覧);四六判;縦1,2段組;並製;289頁;;ISBN4-7907-1130-7;[執筆者]わたなべ・じゅん(渡辺潤)/いとー・はるき(伊藤明己)/たじま・ともゆき(田島知之)/すぎうら・いくこ(杉浦郁子)/いーじま・けんじ(飯島賢志)/いしだ・ひとし(石田仁)/きもと・れーいち(木本玲一)/たむら・きみひと(田村公人)/たなか・けんのすけ(田中研之輔)/よしだ・いたる(吉田達)/ふじー・せーこ(藤井聖子)/みやいり・きょーへー(宮入恭平)/さとー・うみ(佐藤生実)/かとー・ひろやす(加藤裕康)

2006-07-15 (Sat)

なかまさ・まさき(仲正昌樹);2006/6;ラディカリズムの果てに;

;イプシロン出版企画;1,800円(借覧);四六判;縦組;並製;238頁;;ISBN4-903145-09-3;

うみの・ちか(羽海野チカ);2006/7;ハチミツとクローバー(9);

コーラス クイーンズコミックス;集英社;400円;新書判;;並製;175頁;;ISBN4-08-865352-1;

ひろまつ・わたる(廣松渉)[著]、小林敏明[編];2006/3;哲学者廣松渉の告白的回想録;

;河出書房新社;2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;8+221頁;;ISBN4-309-24374-6;

金田一京助;1964/12;思い出の人々;

金田一京助随筆選集2;三省堂;420円(借覧);新書判;上製;縦2段組;4+275頁;;;

目次を写しておく。

はせがわ・こーへー(長谷川鑛平);1965/10;本と校正;

中公新書83;中央公論社;320円(100円);新書判;縦組;並製;4+177頁;;;

2006-07-14 (Fri)

さいとー・みなこ(斎藤美奈子);2006/5;冠婚葬祭のひみつ;

岩波新書(新赤版)1004;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;vii+224頁;;ISBN4-00-431004-0;

あんの・もよこ(安野モヨコ);2006/7;シュガシュガルーン(6);

KCデラックス-2166;講談社;419円(1割引);新書判;;並製;168頁;;ISBN4-06-372166-3;

つかさき・みきお(塚崎幹夫);2005/1;右と左のはなし 自然界の基本構造;

;青土社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;196頁;;ISBN4-7917-6163-4;

2006-07-13 (Thu)

かとー・とーる(加藤徹);2005/9;西太后 大清帝国最後の光芒;

中公新書1812;中央公論新社;800円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+5+284頁;;ISBN4-12-101812-5;

つぼうち・ゆーぞー(坪内祐三);2006/5;同時代も歴史である 一九七九年問題;

文春新書507;文藝春秋;760円(借覧);新書判;縦組;並製;249頁;;ISBN4-16-660507-0;

「みすず」編集部[編];1997/3;丸山眞男の世界;

;みすず書房;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;163+4頁;;ISBN4-622-03658-4;[執筆者]丸山眞男//ロバート・N・ベラー(Robert N. Bellah)/テツオ・ナジタ(Tetsuo Najita)/J・J・オリガス(Jean Jacques Origas)/區建英(Ou Jian-ying)/バーナード・クリック(Bernard Crick)/ドロシー・ストーリー(Dorothie Storry)/ロナルド・ドーア(Ronald Dore)/ヴォルフガング・ザイフェルト(Wolfgang Seifert)/カーメン・ブラッカー(Carmen Blacker)/ヴォルフガング・シャモニ(Wolfgang Schamoni)/ジャック・ジョリ(Jacques Joly)/マリウス・B・ジャンセン(Marius B. Jansen)/キャロル・グラック(Carol Gluck)/ベンジャミン・シュウォーツ(Benjamin I. Schwarts)/スザンヌ・H・ヴォーゲル(Suzanne Hall Vogel)/ありま・たつお(有馬龍夫)/いえなが・さぶろー(家永三郎)/いしだ・たけし(石田雄)/いりえ・あきら(入江昭)/おび・としと(小尾俊人)/ささき・たけし(佐々木武)/はぎわら・のぶとし(萩原延壽)/みたに・たいちろー(三谷太一郎)/たかぎ・ひろよし(高木博義)/みくも・まり(三雲マリ)//川口重雄、[訳者]鈴木俊彦/杉浦茂樹/守田省吾/岡田好恵/沢田博/樋口真理

飯田泰三の「「丸山諭吉」をめぐるいくつかの光景」が、ナチスもやらなかつた暴挙ダビッチ云云にまつはる誤解をとくものとして、佐々木武「あの日、あの時のこと――記憶のなかの一九六八年十二月二十三日」をあげてゐたので借りてみることに。

そのうち全共闘の学生がおきまりの隊列を組んで玄関に「突入」してきた。玄関前に集まった人々は抵抗することもなくほぼ真中でわれて左右に排除されるかっこうになり、僕は正門側に流された。その時すぐ右側で丸山先生が学生の集団と向き合って、「ファシストもやらなかったことを、やるのか」と怒りをぶっつけられる声が聞こえた。決して罵声ではなかった。学生と対等で議論される時の熱っぽさと「書生」のままの先生の声の調子は変わらなかった。別に小ぜりあいがあったわけではない。(中略)「法研封鎖」が終わって夕方近く、法研前を通りかかったら、「封鎖」された法研の一〇九号室の窓ガラスに丸山先生の「発言」が落書きされていた。反応の早さに少々驚いたけれど気に止めるほどのことではなかった。

くさもり・しんいち(草森紳一)/よもた・いぬひこ(四方田犬彦);2005/12;アトムと寅さん 壮大な夢の正体;

;河出書房新社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;205頁;;ISBN4-309-26865-X;

国語文字史研究会[編];2006/4;国語文字史の研究 九;

;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;2+248頁;;ISBN4-7576-0371-1;

目次を写しておく。

表記研究会発表といふものがおほいなあ。なかでもやはり矢田論文にはうなる。をとこもすといふ日記といふものををんなもして心みんとてするなり、が意図的な改訂といふより、誤読・誤写かもしれないといふ指摘とか(しかし、なぜわざわざ青谿書屋本(≒為家本≒貫之自筆本)とはちがふ仮名の古形(p.61)を経由しなくてはいけないのか、とか思ふな。古典再入門になにかしら応接はあるだらうか)。べきものだった(p.70)といふのも含みがおほい。悪筆之一得。とりあへず、矢田勉「仮名書記史研究の方法論について」(『文化學年報』24、2005.2)もよまう。

けふの買物

sabra 013 2006 27th July
小学館
出版業界最底辺日記 エロ漫画編集者「嫌われ者の記」
塩山芳明著・南陀楼綾繁編・ちくま文庫

2006-07-12 (Wed)

のえ・けーいち(野家啓一);1996/7→2005/2;物語の哲学;

岩波現代文庫[学術139];岩波書店;1,300円(借覧);文庫判;縦組;並製;vi+374頁;;ISBN4-00-600139-8;

じんの・たかし(甚野尚志)[編];2006/4;東大駒場連続講義 歴史をどう書くか;

講談社選書メチエ359;講談社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;249頁;;ISBN4-06-258359-3;[執筆者]よしえ・あきお(義江彰夫)/みたに・ひろし(三谷博)/じんの・たかし(甚野尚志)/おりも・かつや(折茂克哉)/ひらかわ・みなみ(平川南)/みうら・あつし(三浦篤)/いまはし・えーこ(今橋映子)/いさか・りほ(井坂理穂)/たきた・よしこ(瀧田佳子)/いとー・あびと(伊藤亜人)

従来、貫頭衣は幅の広い布の真中に穴を開けて着るものと考えられてきた。しかし服装史研究家髙田倭男氏は、考古学発掘で出てきた当時の機が三〇センチほどしかないことに注目されて、貫頭衣は二枚の布を縫い合わせ、中央に穴を開けて着たものととらえた(p.12)。稲の品種木簡のことなど面白くよんだ。

おーたけ・ふみお(大竹文雄);2005/12;経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには;

中公新書1824;中央公論新社;780円(借覧);新書判;縦組;並製;xiv+4+232頁;;ISBN4-12-101824-9;

かしまだ・まき(鹿島田真希);2005/6;六〇〇〇度の愛;

;新潮社;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;173頁;;ISBN4-10-469502-5;

2006-07-11 (Tue)

おばら・ひとし(小原仁);2006/3;源信―往生極楽の教行は濁世末代の目足―;

ミネルヴァ日本評伝選[033];ミネルヴァ書房;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;2+xvi+304+16頁;;ISBN4-623-04594-3;

とり・みき;1993/2→1997/11;とり・みきの大雑貨事典;

双葉文庫[と 09-1];双葉社;457円(100円);文庫判;縦組;並製;242頁;;ISBN4-575-71109-8;

昭和最後のCMと平成最初のCMについて書かれた「改源」の項をとくに面白く思つた。著者のビデオ道はこのハードディスクレコーダ時代にだうなつたかのかしら。

2006-07-10 (Mon)

やなぎだ・せーじ(柳田征司);1993/6;室町時代語を通して見た日本語音韻史;

;武蔵野書院;35,922円(借覧);A5判;縦組;上製;24+1145頁;;ISBN4-8386-0138-7;

シラビーム言語からモーラ言語への転換説について知りたいな、と思つたので。この転換で清濁も前置鼻音の有無から有声か無声かのちがひへと変つたと聞いたやうにも思つたのだけれど、清濁についてはほとんど書いてない。しかし、すごい巨冊だ。以下に構成を写しておく。

  1. 序章 日本語音韻史の構想
  2. 第一章 母音の連続
    1. 第一節 ア・ヤ・ワ三行の歴史
      1. 一、問題の所在
        1. (一)定説のもつ二つの問題点
        2. (二)先学の説
      2. 二、ア・ヤ・ワ三行の混同とはどのような音韻変化であったか
        1. (一)混同の時期と経過
        2. (二)ア・ヤ・ワ三行の混同は子音(音節副音)の脱落現象である
        3. (三)悉曇資料の記述とキリシタン資料の表記とをどうとらえるか
        4. (四)〔e〕と〔i̯e〕、〔o〕と〔u̯o〕のそれぞれの相補分布
      3. 三、許容された母音連続と許容されなかった母音連続
        1. (一)許容された母音連続と許容されなかった母音連続
        2. (二)愛媛県松山方言の〔o〕と〔u̯o〕
        3. (三)『和名類聚抄』の「衣」と「江」
      4. 四、語中語尾のヤ・ワ行音
        1. (一)語中語尾におけるヤ・ワ行子音(音節副音)の脱落
        2. (二)付記―語中のu̯i―
      5. 五、語頭のヤ・ワ行音―語頭におけるヤ・ワ行子音(音節副音)の脱落進行―
      6. 六、語頭のヤ・ワ行音と語中語尾のヤ・ワ行音
        1. (一)語頭からの変化と語中語尾からの変化
        2. (二)ワ・ヤ・ユ・ヨ
      7. 七、i̯eとu̯e、あわせてハ・ワ行下二段活用動詞ヤ行化の問題
        1. (一)i̯eとu̯e
        2. (二)ハ・ワ行下二段活用動詞のヤ行化
          1. 1、語幹末母音がi・u・eであるハ・ワ行下二段活用動詞の場合
          2. 2、語幹末母音がa・oであるハ・ワ行下二段活用動詞の場合
          3. 3、ア行下二段活用動詞「得」の場合
          4. 4、上二段活用動詞の場合
      8. 八、平安時代初期から中世の間に起きたア・ヤ・ワ行の変化と、中世におけるその表記
        1. (一)平安時代初期から中世の間に起きたア・ヤ・ワ行の変化
        2. (二)音韻の上から見た中世のア・ヤ・ワ行音―中世の仮名表記と五十音図―
        3. (三)キリシタン資料などの表記
      9. 九、中世から現代の間に起きたア・ヤ・ワ行音の変化
        1. (一)中世から現代の間に起きたア・ヤ・ワ行音の変化は音声〔i̯e〕〔u̯o〕が衰退したということである
        2. (二)〔i̯e〕の衰退―二段活用動詞の一段化―
        3. (三)〔u̯o〕の衰退
        4. (四)近世・現代における仮名表記
      10. 一〇、結論
    2. 第二節 シラビーム言語期からモーラ言語期への転換
      1. 一、はじめに
      2. 二、シラビーム言語・モーラ言語
      3. 三、転換の原因と日本語音韻史の時代区分
        1. (一)上代における音節の構造
          1. 1、〈狭―広〉図
          2. 2、母音連続
          3. 3、撥音・促音
          4. 4、『万葉集』の漢語・梵語
          5. 5、字余りと和歌の詠唱
          6. 6、仮名の成立
        2. (二)シラビーム言語前期からシラビーム言語後期へ
        3. (三)シラビーム言語後期からモーラ言語期へ
        4. (四)シラビーム言語・モーラ言語から見た日本語音韻史の時代区分
      4. 四、シラビーム言語前期から後期への変化が日本語の音韻にもたらした影響
        1. (一)拗音の成立
          1. 1、拗音の成立
          2. 2、拗音の表記
          3. 3、いわゆる「割ル」iu
        2. (二)上昇調・下降調の消滅
      5. 五、シラビーム言語後期からモーラ言語への変化が日本語の音韻にもたらした影響―入声音・連声・鼻母音の衰退―
      6. 六、結論
    3. 第三節 古代語の長音と中世語・近代語の長音
      1. 一、問題の所在
      2. 二、古代語(シラビーム言語前期)の長音
        1. (一)先学が取り上げた長音表記例
        2. (二)長音表記の現われ方(一)――長音表記の見える語
        3. (三)長音表記の現われ方(二)――字音語の熟語の場合
        4. (四)長音表記の現われ方(三)――短音表記との共存
      3. 三、中世語(シラビーム言語後期)・近代語(モーラ言語期)の長音
        1. (一)長音または長音表記の現われ方(一)――和語の場合
        2. (二)長音または長音表記の現われ方(二)――字音語の場合
        3. (三)中世語・近代語の長音の性格
          1. 1、字音語の場合
          2. 2、和語の場合
          3. 3、沖縄方言・九州方言の長音
      4. 四、結論
  3. 第二章 音韻脱落・転成・同化の原理
    1. 第一節 問題の所在
    2. 第二節 複合によって語中に生じた母音連続における母音の脱落
      1. 一、山口説
        1. (一)山口説の大要
        2. (二)母音脱落の具体例
        3. (三)山口博士がとらえた事実を筆者の表現で整理する
      2. 二、広い母音の方が脱落することがあるのは、V1≧V2、V3≦V4の条件の場合ではなく、V1=V2、V3=V4の条件の場合である
        1. (一)広い母音の方が脱落することがあるのは、V1≧V2の条件の場合ではなく、V1=V2の条件の場合である
        2. (二)広い母音の方が脱落することがあるのは、V3≦V4の条件の場合ではなく、V3=V4の条件の場合である
          1. 1、マ行音が後続する場合のu
          2. 2、ワ行音が後続する場合のu
          3. 3、まとめ
      3. 三、マ行音・ワ行音が後続するuの脱落
      4. 四、CV2が助詞である場合の脱落
        1. (一)V2<V3、V3=V4の場合
        2. (二)V2>V3、V1=V2の場合
        3. (三)助詞が母音脱落を左右するその他のケース
        4. (四)その他のケース
      5. 五、字訓借用
      6. 六、「ナヲキテ」(汝を措きて)について
      7. 七、母音脱落の原理
        1. (一)母音脱落現象に認められる法則
        2. (二)母音脱落の原理
          1. 1、なぜ狭い方の母音が脱落するのか――基本法則について
          2. 2、広い方の母音の直前又は直後に同一母音が隣接する場合に、なぜその広い方の母音が脱落するのか――特定法則甲について
        3. (三)再び母音脱落現象に認められる法則
        4. (四)生理的レベルの法則と意識のレベルの法則
        5. (五)山口説の難点
    3. 第三節 複合によって語中に生じた母音連続の転成
      1. 一、山口説――転成が古く、脱落が新しい
      2. 二、母音転成の具体例
      3. 三、転成と脱落とは同じ時期に起きていた
        1. (一)「アク」説
        2. (二)転成が起きる母音連続と脱落が起きる母音連続
        3. (三)転成と脱落とは同じ時期に起きていた
      4. 四、母音のならびが同じであるケースに起きている脱落と転成
    4. 第四節 いわゆる母音交替
      1. 一、「母音交替」は解消すべきではないか
      2. 二、動詞活用の成立
    5. 第五節 上代におけるその他の語中母音・子音の脱落
      1. 一、山口説
      2. 二、いわゆる音節脱落の具体例
      3. 三、私案
        1. (一)山口説の㋩について
        2. (二)山口説の㋑について
        3. (三)山口説の、㋩に一致するという㋺について
        4. (四)山口説の㋥について
        5. (五)山口説の㋭と㋬とについて
        6. (六)山口説の、㋭と一致するという㋺について
        7. (七)まとめ
      4. 四、いわゆる母音の挿入
    6. 第六節 母音脱落と母音同化
      1. 一、母音脱落と母音同化
      2. 二、重音脱落と母音同化
    7. 第七節 字余り
      1. 一、語中母音・子音の脱落と字余り
      2. 二、字余りの法則について
        1. (一)第四則について
        2. (二)第三則について
        3. (三)第二則について
        4. (四)まとめ
      3. 三、母音又は子音脱落後の形
    8. 第八節 音便
      1. 一、四段活用動詞・ナ行変格活用動詞・ラ行変格活用動詞の音便―なぜ行によってイ音便・促音便・撥音便に分かれるのか―
      2. 二、ハ行動詞の促音便とウ音便
      3. 三、「四段活用動詞が音便を起こすのに対して、上二段活用動詞が音便を起こさない」のはなぜか
      4. 四、その他の音便ならびに問題となる例
        1. (一)ラ行音の促音便と撥音便
        2. (二)二種の撥音便
        3. (三)m撥音便から転じたウ音便
    9. 第九節 入声音
      1. 一、問題の所在
      2. 二、キリシタン資料の表記
      3. 三、入声音の中でなぜ舌内入声音tのみが中世末期まで生きのび、他の唇内入声音・喉内入声音は残らなかったのか。その舌内入声音が近世に入ってなぜ失われたのか。
      4. 四、音義・訓点資料の表記
    10. 第一〇節 キリシタン本語の開音節化
    11. 第一一節 強調表現の促音・撥音―促音・撥音の成立―
    12. 第一二節 p音の残存とtʃ・ts音の残存
      1. 一、p音の残存
      2. 二、tʃ・tsの残存
    13. 第一三節 連声
    14. 第一四節 語頭子音の脱落
    15. 第一五節 語頭母音の脱落――あわせてガ行鼻濁音と鼻母音とについて
  4. 第三章 活用語の語幹末から活用語尾にかけて生じた母音連続
    1. 第一節 後部母音uの場合
      1. 一、問題点の位置と本節の意図
      2. 二、バ・マ行四段活用動詞ウ音便衰退・撥音便再興の原因と語幹保持
        1. (一)問題点
        2. (二)「タタム」(畳)「ナラブ」(並)の異形「タトム」「ナロブ」
      3. 三、語幹保持の実現
        1. (一)語幹末母音が動揺する六つのケース
        2. (二)語幹保持の実現と非実現
        3. (三)語幹保持の実現
          1. 1、語幹保持を実現させる契機――「アコナル」(赤くなる)の異形「アカナル」
          2. 2、ハ行四段活用動詞終止・連体形
          3. 3、語幹一音節の動詞未然形+推量・意志の助動詞「ウ」
          4. 4、ア・ハ・ワ行下二段活用動詞終止・連体形・已然形
          5. 5、ハ行四段活用動詞連用形
          6. 6、バ・マ行四段活用動詞連用形
        4. (四)許容された母音連続と許容されるけれども実現が遅れる母音連続――形容詞連用形ウ音便進行過程の問題に及ぶ
      4. 四、語幹保持実現の時期と原因
        1. (一)オ段長音開合の混同と語幹保持
        2. (二)ア・ハ・ワ下二段活用動詞終止・連体形・已然形のヤ行化
        3. (三)二段活用動詞の一段化
      5. 五、「仰グ」「倒ル」等の語形、あわせてオ段音に後続する「ホ」の長音化の問題
        1. (一)「仰グ」「倒ル」等の語形
        2. (二)オ段音に後続する「ホ」の長音化
      6. 六、語幹保持の力と同一機能同一形態への力
      7. 七、オ段長音の開合の混同
      8. 八、結論
    2. 第二節 後部母音iの場合
      1. 一、問題の所在
      2. 二、問題の構造と考察の方向
        1. (一)問題の構造
        2. (二)語幹末母音iのケースではないこと
        3. (三)考察の方向
      3. 三、敬語
        1. (一)先学の説
        2. (二)筆者の考え
      4. 四、語幹末が長音である語
        1. (一)先学の説
        2. (二)筆者の考え
      5. 五、二音節動詞アクセント第一類の語
        1. (一)先学の説
        2. (二)筆者の考え
          1. 1、二音節動詞は、カ行動詞との衝突を避けるためにもともと原形でとどまる傾向にあった
          2. 2、サ行イ音便の生起にアクセントはかかわっていないではないか
          3. 3、この項のまとめ
      6. 六、いわゆる使役性他動詞などの、活用が浮動していた語
        1. (一)先学の説
        2. (二)筆者の考え
          1. 1、いわゆる使役性他動詞
            1. (1)第一回目の動揺の機会とイ音便
              1. ①上代における四段活用の接尾語「ス」のはたらき
              2. ②上代における「シム」のはたらき
              3. ③使役の助動詞「ス」(下二段活用)の成立
              4. ④使役の助動詞「サス」の成立
              5. ⑤肥大化接尾語「カス」の成立
              6. ⑥平安時代における「して」形と「せて」形
              7. ⑦『源氏物語』のサ行イ音便
            2. (2)第二回目の動揺の機会とイ音便
            3. (3)いわゆる使役性他動詞のイ音便
          2. 2、「オハス」「マラスル」
      7. 七、語幹末母音がeの語
        1. (一)先学の説
        2. (二)筆者の考え
      8. 八、サ変動詞の影響ということ
      9. 九、結論
    3. 付節 助動詞「ユ」「ラユ」と「ル」「ラル」との関係
      1. 一、本節の目的
      2. 二、先学の説とその問題点
      3. 三、「ユ」「ル」の語源
        1. (一)動詞の活用語尾と助動詞「ユ」「ル」
        2. (二)意志動詞・無意志動詞という視点から見た動詞の活用語尾
        3. (三)意志動詞化する接尾語
        4. (四)無意志動詞化する助動詞
        5. (五)「ユ」「ル」の意味
      4. 四、「ユ」「ル」の接続
        1. (一)情態言への接続
        2. (二)未然形への接続
      5. 五、「ユ」と「ル」の新古
      6. 六、「ル」「ラル」の定着
      7. 七、結論
  5. 第四章 西部方言と東部方言
    1. 第一節 東西両方言間に認められる音便の違いは、なぜ、どのようにして生じたか
      1. 一、はじめに
        1. (一)問題の所在
        2. (二)先学の説
        3. (三)考察の方向
      2. 二、〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いから〈ウ音便―促音便〉〈ウ音便―原形〉という違いへの転換とその原因
        1. (一)室町時代末期における西部方言と東部方言との違いは〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いであった
          1. 1、ハ行動詞の音便
            1. (1)西部方言の音便
            2. (2)東部方言の音便
              1. ①音便の実態
              2. ②ウ音便の存在
                1. i、-u̯i-<-u-の音転化
                2. ii、ウ音便借用説について
                3. iii、ロドリゲスの記述との整合性
          2. 2、形容詞連用形の音便
            1. (1)西部方言の音便
            2. (2)東部方言の音便
              1. ①音便の実態
              2. ②ウ音便の存在
                1. i、ウ音便は本来のもので、借用ではない
                2. ii、ロドリゲス『日本大文典』、『醒睡笑』の記事との整合性
        2. (二)〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いから〈ウ音便―促音便〉〈ウ音便―原形〉という違いへの転換の時期と原因
          1. 1、ハ行動詞の場合
            1. (1)ウ音便衰退・促音便隆盛の進行の時期
            2. (2)進行の原因
          2. 2、形容詞連用形の音便
      3. 三、〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いの生起とその原因
        1. (一)平安・院政・鎌倉時代における西部方言と東部方言との音便は、〈促音便・ウ音便―促音便・ウ音便〉〈原形・ウ音便―原形・ウ音便〉で、質的な違いはなかった
          1. 1、ハ行動詞の音便
            1. (1)先学の研究
            2. (2)先学の報告した音便の例
            3. (3)各表記についての検討
              1. ①ツ表記
              2. ②無表記
              3. ③ム表記
                1. i、撥音便説
                2. ii、撥音便説の問題点
                3. iii、タ・ラ行動詞音便のム表記
                4. iv、ハ行動詞音便のム表記
              4. ④ン表記
              5. ⑤再びツ表記について
              6. ⑥ウ表記・フ表記
              7. ⑦まとめ
            4. (4)促音便の存在
            5. (5)まとめ
          2. 2、形容詞連用形の音便
          3. 3、中山法華経寺『三教指帰注』について
        2. (二)〈促音便・ウ音便―促音便・ウ音便〉〈原形・ウ音便―原形・ウ音便〉から〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いを生じた原因
          1. 1、ハ行動詞の音便
            1. (1)語幹一音節語と語幹二音節以上の語
            2. (2)ロドリゲスの記述との整合性
            3. (3)「~テ」形と「~タ」形
          2. 2、形容詞連用形の音便
      4. 四、母音優位・子音優位と言われるその他の事象
      5. 五、結論
    2. 第二節 上代東部方言の性格
      1. 一、問題の所在
      2. 二、母音の転化
        1. (一)考察の方向
        2. (二)エ段音にかかわる母音転化
        3. (三)オ段音にかかわる母音転化
        4. (四)イ段音にかかわる母音転化
        5. (五)その他の母音転化
        6. (六)母音転化の性格
      3. 三、打消の助動詞「なふ」
        1. (一)問題点
        2. (二)「なふ」の語源
          1. 1、諸説
          2. 2、形容詞説
          3. 3、継続「ふ」説
        3. (三)大和方言における打消の継続
        4. (四)東西方言の違い
        5. (五)「なふ」と「ない」
      4. 四、結論
    3. 第三節 なぜ西部方言は「ジャ」で東部方言は「ダ」であるのか
      1. 一、問題の所在と先学の説
        1. (一)問題の所在
        2. (二)先学の説
      2. 二、文献資料に見える「ダ」「ヂャ」
        1. (一)西部方言資料の実態
          1. 1、資料の成立や書写に東国がかかわらない例
          2. 2、資料の成立や書写に東国がかかわる例
          3. 3、西部方言資料に見える「ダ」
          4. 4、現代西部方言における分布
        2. (二)東部方言資料(山陰方言資料を含む)の実態
          1. 1、室町時代語資料の実態
          2. 2、江戸時代初期・前期資料の実態
          3. 3、江戸後期資料の実態
        3. (三)室町時代における東西方言の違い
      3. 三、「ダ」「ヂャ」二形の生成――「ダ」が古く、「ヂャ」が新しいこと
        1. (一)室町時代中期以前の西部方言の実態―希頊周顓講『論語講義筆記』から―
        2. (二)理論的に見た「ダ」「ヂャ」の新古
      4. 四、「ダ」「ヂャ」二形の相克
        1. (一)東部方言における「ヂャ」劣勢化の原因
        2. (二)西部方言における「ヂャ」の優勢化と「ダ」の劣勢化
        3. (三)江戸後期における東部方言資料の「ヂャ(ジャ)」
      5. 五、東西対立意識の確立
      6. 六、結論
  6. 第五章 日本語音韻史から見た沖縄方言の三母音化傾向とp音
    1. 一、本章の意図
    2. 二、三母音化傾向
      1. (一)先学の説
      2. (二)ɔ:・ɛ:のこと
        1. 1、ɔ:のこと
        2. 2、ɛ:のこと
      3. (三)e→i
        1. 1、-ai̯e>-ai, -aʃe>-aʃi
        2. 2、中世日本語のエ段音
          1. (1)中世日本語のエ段音の音価
            1. ①先学の説
            2. ②筆者の立場
          2. (2)口蓋化したエ段音の史的位置
            1. ①先学の説
            2. ②先学の説に対する疑問
            3. ③筆者の解釈
              1. i、エ・セ・ゼ
              2. ii、口蓋音ʃe・ʒeの由来
              3. iii、ネ(ni̯e)
              4. iv、セ・ゼ以外のエ段音の口蓋化
              5. v、口蓋化音の衰退
              6. vi、e+u>i̯oo
        3. 3、沖縄方言における-i̯e>-ï(又は-i)
          1. (1)-i̯e>-ï(又は-i)
          2. (2)ïとi
          3. (3)東北方言
      4. (四)o→u
      5. (五)イ段・ウ段の子音
        1. 1、口蓋化
        2. 2、有気音・無気音
      6. (六)『おもろさうし』の母音
        1. 1、三母音と五母音説
        2. 2、エとイ
        3. 3、オとウ
      7. (七)「語音翻訳」の母音
        1. 1、エ段音とイ段音
        2. 2、オ段音とウ段音
      8. (八)三母音化傾向
      9. (九)上代特殊仮名遣エ段の甲乙
    3. 三、p音
      1. (一)先学の説
      2. (二)筆者の解釈
        1. 1、p音の残存と新生
        2. 2、ɸ>hの動き
        3. 3、沖縄方言におけるpの新生
        4. 4、首里方言のハ行音
          1. (1)「語音翻訳」を通して見る
          2. (2)『琉球館訳語』に記録されたハ行音
        5. 5、ワ行音とバ行音との交替
        6. 6、p音の定着――ハ行音とカ行音
    4. 四、おわりに
  7. 初出一覧
  8. あとがき
  9. 索引

まいじょー・おーたろー(舞城王太郎);2004/10;みんな元気。;

;新潮社;1,400円(借覧);四六判;縦組;並製;285頁;;ISBN4-10-458002-3;

2006-07-09 (Sun)

いーだ・たいぞー(飯田泰三);1997/4;批判精神の航跡 近代日本精神史の一稜線;

;筑摩書房;(借覧);A5判;縦組;上製;343頁;;ISBN4-480-86105-X;

キャロル・グラック(Carol Gluck)/カン・サンジュン(姜尚中)/テッサ・モーリス゠スズキ(Tessa Morris-Suzuki)/ひやね・てるお(比屋根照夫)/いわさき・なおこ(岩﨑奈緒子)/タカシ・フジタニ(Takashi Fujitani)/ハリー・ハルトゥーニアン(Harry Harootunian);2003/1;日本はどこへ行くのか;

日本の歴史 第25巻;講談社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;8+378頁;;ISBN4-06-268925-1;[訳者]うめざき・とーる(梅崎透)/たかはし・とよこ(高橋豊子)/さわだ・ひろし(沢田博)/きもと・たけし(樹本健)

2006-07-08 (Sat)

よもた・いぬひこ(四方田犬彦);2005/10;ブルース・リー――李小龍(レイシウルン)の栄光と孤独;

;晶文社;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;358頁;;ISBN4-7949-6689-X;

こばやし・のぶひこ(小林信彦);1995/9→1998/9;ムーン・リヴァーの向こう側;

新潮文庫[こ-10-34];新潮社;514円(100円);文庫判;縦組;並製;293頁;;ISBN4-10-115834-7;

けふの買物

ソルフェージュ
よしながふみ・白泉社文庫
展望 一九七四年一月号 第一八一号
筑摩書房
日本語講座 全六巻
大修館書店
木綿以前の事
柳田国男・角川文庫
小さき者の声
柳田国男・角川文庫
日本の祭
柳田国男・角川文庫
日本の伝説
柳田国男・角川文庫
新版 毎日の言葉
柳田国男・角川文庫

2006-07-07 (Fri)

あらさき・もりてる(新崎盛暉);2005/12;沖縄現代史 新版;

岩波新書(新赤版)986;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;viii+2+231+3+16頁;;ISBN4-00-430986-7;

こばやし・のぶひこ(小林信彦);1984/9→1986/7;紳士同盟ふたたび;

新潮文庫[こ-10-12];新潮社;440円(100円);文庫判;縦組;並製;399頁;;ISBN4-10-115812-6;

築島裕博士傘寿記念会[編];2005/10;築島裕博士傘寿記念国語学論集;

;汲古書院;(借覧);A5判;縦組+横組;上製;1+V+798頁;;ISBN4-7629-3526-3;

目次を写してみる(#以下はわたくしのメモ。どんどん減る)。かういふ論集つて偉い順なものだと思つてゐたのだけれど、これは連環式の排列みたい。

けふの買物

+DESIGNING VOLUME 01 2006.SUMMER 特集 文字。
毎日コミュニケーションズ
季刊graphic/design 01
左右社

2006-07-06 (Thu)

妹がこのところよみかへしてゐるのにつられて、やまざき貴子のっポイ!を見てゐたら、第5巻109頁に、素直(すなお)になんなきゃ後悔(こうかい)するよ おまえは真逆(まぎゃく)のものが同時(どうじ)にほしいから、といふ万里の台詞があるのに気づく。単行本は、1994年6月25日 第1刷発行、初出は(おそらく)、平成6年 ララ2月号掲載のもの。この語については、照明技術出自のものであるらしいことが報告されてゐるだけで、非難や、京極の月姫ののほかにはほとんど年紀をともなつた用例があげられてゐないやうなので、一往メモ。


ことー・てつあき(古東哲明);1998/4→2005/4;現代思想としてのギリシア哲学;

ちくま学芸文庫[コ-21-1];筑摩書房;1,200円(借覧);文庫判;縦組;並製;350頁;;ISBN4-480-08906-3;

けふの貰物

「春秋」「図書」(各7月号)もらふ。図書誌、中井久夫「私の日本語雑記」連載開始(隔月予定)、8月の刊行予定に、大島正二「漢字伝来」(岩波新書)。春秋誌、五十嵐太郎/村瀬良太「結婚式教会とは何か(上)」。

2006-07-05 (Wed)

けふの配達物

百合子、ダスヴィダーニヤ 湯浅芳子の青春
沢部ひとみ・女性文庫
折口信夫坐談
戸板康二・中公文庫
地べたから物申す
柴田錬三郎・集英社文庫

2006-07-04 (Tue)

うえだ・しょーいち(上田尚一);2005/10;統計グラフのウラ・オモテ 初歩から学ぶ、グラフの「読み書き」;

ブルーバックス B-1497;講談社;940円(借覧);新書判;横組;並製;263頁;;ISBN4-06-257497-7;

やまじ・かつひこ(山路勝彦);2006/5;近代日本の海外学術調査;

日本史リブレット64;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;106+4頁;;ISBN4-634-54640-X;

なかい・せーいち(中井精一);2005/12;社会言語学のしくみ;

シリーズ・日本語のしくみを探る7;研究社;(借覧);A5判;縦組;並製;vi+186頁;;ISBN4-327-38307-4;

さまき・たけお(左巻健男)[編著];2006/1;新しい高校化学の教科書 現代人のための高校理科;

ブルーバックス B-1508;講談社;1,200円(借覧);新書判;横組;並製;422頁;;ISBN4-06-257508-6;[執筆者]左巻健男/島弘則/寺田光宏/中澤克行/水間武彦/山田洋一/山本喜一

こばやし・のぶひこ(小林信彦);1980/3→1983/1;紳士同盟;

新潮文庫[こ-10-5];新潮社;440円(100円);文庫判;縦組;並製;425頁;;ISBN4-10-115805-3;

2006-07-03 (Mon)

ふくなが・たけひこ(福永武彦);1987/1;福永武彦全集 第十六巻 随筆・評論3;

;新潮社;3,000円(借覧);四六判;縦2段組;上製;407頁;;ISBN4-10-644816-7;

意中の文士たち上下、意中の画家たち、異邦の薫りを収める。異邦の薫りをよまうと思つて借りたのだけれど、単行本でゆつたりよんだはうがよかつたな。

2006-07-02 (Sun)

さっさ・あつゆき(佐々淳行);1993/1→1996/1;東大落城 安田講堂攻防七十二時間;

文春文庫[さ-22-2];文藝春秋;447円(100円);文庫判;縦組;並製;332頁;;ISBN4-16-756002-X;

よもた・いぬひこ(四方田犬彦);2006/1;「かわいい」論;

ちくま新書578;筑摩書房;680円(借覧);新書判;縦組;並製;206頁;;ISBN4-480-06281-5;

一九九〇年代初頭に月刊誌『なかよし』に武内直子が連載していたこの漫画は、やがてTVアニメ化されると(p.124)、といふか、ほぼ同時スタートだつたやうに記憶するのだけれど。(p.128)。

けふの買物

大阪ことば事典
牧村史陽編・講談社学術文庫
江戸ことば・東京ことば辞典
松村明・講談社学術文庫
樹影譚
丸谷才一・文春文庫
とり・みきの大雑貨事典
とり・みき・双葉文庫
辞典事典字典ベスト255ガイド
佐野眞・講談社+α文庫
『日米会話手帳』はなぜ売れたか
朝日新聞社編・朝日文庫
まぼろしの郊外 成熟社会を生きる若者たちの行方
宮台真司・朝日文庫
知天使のぶどう酒
中沢新一・河出文庫
狼煙を見よ
松下竜一・現代教養文庫
シリーズ日本人の手習い 旧字旧かな入門
府川充男・小池和夫・柏書房
en-taxi SUMMER 2006 VOL.14
扶桑社

2006-07-01 (Sat)

さいとー・つよし(齋藤毅);1977/11→2005/11;明治のことば 文明開化と日本語;

講談社学術文庫1732;講談社;1,200円(借覧);文庫判;縦組;並製;411頁;;ISBN4-06-159732-9;

やまね・かずま(山根一眞);1986/2→1989/5;変体少女文字の研究;

講談社文庫[や 26-1];講談社;359円(100円);文庫判;縦組;並製;258頁;;ISBN4-06-184447-4;

ギャル文字についての話をきく予習に。そのお話では、クサチュー語がleet speakに影響をうけてできたこと、韓国にもW言語(外界語)といふ似た現象がギャル文字と併行的に発生したことなど教はつた。

あずま・ひろき(東浩紀)[編著];2005/11;波状言論S改 社会学・メタゲーム・自由;

;青土社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;347+vi頁;;ISBN4-7917-6240-1;[執筆者]あずま・ひろき(東浩紀)/おーさわ・まさち(大澤真幸)/きただ・あきひろ(北田暁大)/すずき・けんすけ(鈴木謙介)/みやだい・しんじ(宮台真司)

かわはら・いずみ(川原泉);2006/7;レナード現象には理由がある;

JETS COMICS;白泉社;600円;A5判;;並製;182頁;;ISBN4-592-14265-9;

いしかわ・けーいち(石川圭一);2005/10;ことばと心理 言語の認知メカニズムを探る;

;くろしお出版;2,000円(借覧);A5判;横組;並製;v+155頁;;ISBN4-87424-333-9;

2006-06-30 (Fri)

むらい・しょーすけ(村井章介);2006/5;境界をまたぐ人びと;

日本史リブレット28;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;98+4頁;;ISBN4-634-54280-3;

けふの買物

メディア社会――現代を読み解く視点
佐藤卓己・岩波新書
お言葉ですが…(7) 漢字語源の筋ちがい
高島俊男・文春文庫
広告批評 2006 JUN/JUL NO.305 特集 箭内道彦
マドラ出版

2006-06-29 (Thu)

こばやし・としこ(小林登志子);2005/10;シュメル――人類最古の文明;

中公新書1818;中央公論新社;940円(借覧);新書判;縦組;並製;4+viii+8+300頁;;ISBN4-12-101818-4;

なお、我が国では「シュメル」ではなく、「シュメール」と「長音記号」を入れて表記されることが多いが、これには理由がある。第二次大戰中に「高天原はバビロニアにあった」とか、天皇のことを「すめらみこと」というが、それは「シュメルのみこと」であるといった俗説が横行した。そこで、我が国におけるシュメル学の先達であった中原与茂九郎先生(京都大学名誉教授)が混同されないように音引きを入れて、「シュメール」と表記された。この話を中原先生から三笠宮崇仁様は直接うかがったという。

中原氏は楔形文字に六書を応用したことで、河野六郎の転注考の最後にも名があがつてゐる人。

いくえみ・りょー(いくえみ綾);2006/6;潔く柔く(3);

マーガレットコミックス;集英社;390円;新書判;;並製;187頁;;ISBN4-08-846073-1;

やました・ひろあき(山下宏明)[編];1997/6;平家物語の生成;

軍記文学研究叢書5;汲古書院;8,000円(借覧);A5判;縦組;上製;4+354頁;;ISBN4-7629-3384-8;[執筆者]たけひさ・つよし(武久堅)/たかお・じゅん(鷹尾純)/はやかわ・こーいち(早川厚一)/やなぎだ・よーいちろー(柳田洋一郎)/うぶかた・たかしげ(生方貴重)/ななみ・ひろあき(名波弘彰)/まきの・かずお(牧野和夫)/さえき・しんいち(佐伯真一)/やました・ひろあき(山下宏明)/おざき・いさむ(尾崎勇)/みのべ・しげかつ(美濃部重克)/たかやま・としひろ(高山利弘)/あさはら・よしこ(麻原美子)/すぎもと・けーざぶろー(杉本圭三郎)/ちぎら・まもる(千明守)/さくらい・よーこ(櫻井陽子)

のぐち・たけひこ(野口武彦);2006/2;大江戸曲者列伝 幕末の巻;

新潮新書156;新潮社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;220+ix頁;;ISBN4-10-610156-4;

けふの買物

山谷ブルース
エドワード・ファウラー・川島めぐみ訳・新潮OH!文庫
靖国問題
高橋哲哉・ちくま新書
平家物語(下)
高橋貞一校注・講談社文庫
文壇
野坂昭如・文春文庫

2006-06-28 (Wed)

すぎ・いさむ(杉勇);1968/9→2006/1;楔形文字入門;

講談社学術文庫1744;講談社;960円(借覧);文庫判;縦組;並製;260頁;;ISBN4-06-159744-2;

2006-06-27 (Tue)

オーウェン・ギンガリッチ[著]、しばた・やすし(柴田裕史)[訳];2004=2005/9;誰も読まなかったコペルニクス 科学革命をもたらした本をめぐる書誌学的冒険;

;早川書房;2,300円(借覧);四六判;縦組;上製;396頁;;ISBN4-15-208673-4;[原題]Owen Gingerich, The Book Nobody Read: Chasing the Revolutions of Nicolaus Copernicus

いしかわじゅん;2002/5→2005/5;業界の濃い人;

角川文庫[い 25-5];角川書店;552円(100円);文庫判;縦組;並製;302頁;;ISBN4-04-179505-2;

まつーら・たかね(松浦高嶺)/はやみ・としひこ(速水敏彦)/たかはし・さかえ(高橋秀);2005/5;学生反乱―1969―立教大学文学部;

刀水歴史全書71;刀水書房;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;xv+281頁;;ISBN4-88708-335-1;

2006-06-26 (Mon)

懐徳堂記念会[編];2004/9;懐徳堂知識人の学問と生―生きることと知ること―;

懐徳堂ライブラリー6;和泉書院;2,500円(借覧);四六判;縦組;上製;172頁;;ISBN4-7576-0263-4;[執筆者]こやす・のぶくに(子安宣邦)/なかむら・しゅんさく(中村春作)/くめ・ひろこ(久米裕子)/つじもと・まさし(辻本雅史)/みやざわ・やすこ(宮川康子)

『蘐園随筆』で朱子学擁護の立場から激しく仁斎を攻撃した徂徠が、にわかに反朱子学の立場から「先王の道」を説くに至る。むしろそのスキャンダラスな展開こそ、仲基の「加上の説」を生み出す直接の契機となったのではないかと私は思うのである。

ナン・ブジン(南富鎭);2002/7;近代日本と朝鮮人像の形成;

遊学叢書28;勉誠出版;(借覧);四六判;縦組;上製;11+213頁;;ISBN4-585-04088-9;

いしはら・やすのり(石原保徳);2005/2;大航海者たちの世紀;

;評論社;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;280頁;;ISBN4-566-05068-8;

しま・たいぞー(島泰三);2005/11;安田講堂1968-1969;

中公新書1821;中央公論新社;980円(借覧);新書判;縦組;並製;vi+11+364頁;;ISBN4-12-101821-4;

まつお・すずき(松尾スズキ);2005/12;クワイエットルームへようこそ;

;文藝春秋;1,048円(借覧);四六判;縦組;上製;138頁;;ISBN4-16-324520-0;

からたに・こーじん(柄谷行人);2006/4;世界共和国へ――資本゠ネーション゠国家を超えて;

岩波新書1001;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;v+228頁;;ISBN4-00-431001-6;

けふの買物

日本の個人主義
小田中直樹・ちくま新書
益田勝実の仕事5 国語教育論集成
幸田国広編・鈴木日出男・天野紀代子監修・ちくま学芸文庫

2006-06-25 (Sun)

こばやし・のぶひこ(小林信彦);1992/10→1996/10;ドリーム・ハウス;

新潮文庫[こ-10-31];新潮社;388円(100円);文庫判;縦組;並製;241頁;;ISBN4-10-115831-2;

名古屋・ことばのつどい編集委員会[編];1995/9;日本語論究4 言語の変容;

研究叢書171;泉書院;(借覧);A5判;縦組+横組;上製;2+241+130頁;;ISBN4-87088-749-5;[執筆者]田島毓堂/鈴木広光/山本いずみ/籾山洋介/菅井三実/東弘子/山田健三/丹羽一彌/釘貫亨/池田証寿/加藤浩司/樋野幸男/田島優

にのみや・ひろゆき(二宮宏之);2005/3;マルク・ブロックを読む;

岩波セミナーブックスS6;岩波書店;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;iv+256+13頁;;ISBN4-00-028056-2;

合掌。

2006-06-24 (Sat)

ほむら・ひろし(穂村弘);2005/6;本当はちがうんだ日記;

;集英社;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;205頁;;ISBN4-08-774766-2;

著者のエッセイにしてはいまいち。

あだち・けんいち(足立巻一);1982/4→1994/10;虹滅記;

朝日文芸文庫[あ 19-1];朝日新聞社;835円(借覧);文庫判;縦組;並製;377頁;;ISBN4-02-264051-0;

なかい・ひさお(中井久夫);2005/4;時のしずく;

;みすず書房;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;v+289頁;;ISBN4-622-07122-3;

2006-06-23 (Fri)

おの・みつやす(小野恭靖);2005/11;ことば遊びの世界;

新典社選書15;新典社;1,600円(借覧);B6判;縦組;並製;223頁;;ISBN4-7879-6765-7;

鈍字なる字謎について教はる。たとへば、竹冠の下に間をあけて廾を書いたもの(ヨリ正確に記せば、廾の右下に点を打つ)を、誰れがつぶした{そろばん}を玉がない(p.215、筭(算)字も正確には王を玉、廾は右下に点を打つ)と解くものだけれど、これを「玉」と「目」の草書体同士が近似した形であるところから成立する鈍字である(p.208)と解説してゐるのは少しちがふんぢやないか、とか思ふ。いろんなことば遊びが紹介されてゐて、音韻史などからも興味深くよめるのではないか、たとへば、だういふ音が近似したものとされてゐたのかとか、とは思ふのだけれど、その能力は私にはない。ところで、郭巨の釜掘りの絵に、こいつはえらいおやじさんでかしなさつた(p.193)とあつたりするのとか超キュート。

こばやし・のぶひこ(小林信彦);1988/5→1991/6;背中あわせのハート・ブレイク;

新潮文庫[こ-10-21];新潮社;466円(100円);文庫判;縦組;並製;411頁;;ISBN4-10-115821-5;『世間知らず』改題

けふの配達物

三十五のことばに関する七つの章
久保忠夫・大修館書店
本文の生態学 漱石・鴎外・芥川
山下浩・日本エディタースクール出版部
概説日本語の歴史
佐藤武義編著・朝倉書店
辞書のはなし
三省堂編修所編・三省堂

2006-06-22 (Thu)

石井勲;1961/7;私の漢字教室;

;黎明書房;350円(借覧);B6判;縦組;上製;4+257頁;;;

ひぐち・さとし(樋口聡);2005/10;身体教育の思想;

教育思想双書7;勁草書房;2,500円(借覧);四六判;縦組;上製;x+217+vii頁;;ISBN4-326-29879-0;

うちー・そーしち(内井惣七);2006/1;空間の謎・時間の謎 宇宙の始まりに迫る物理学と哲学;

中公新書1829;中央公論新社;800円(借覧);新書判;縦組;並製;5+261頁;;ISBN4-12-101829-X;

けふの買物

日本の美術468 『定家本源氏物語』冊子本の姿
藤本孝一・至文堂
sabra 012 2006 13th July
小学館

2006-06-21 (Wed)

げんだ・ゆーじ(玄田有史);2005/10;働く過剰――大人のための若者読本;

日本の〈現代〉12;NTT出版;2,300円(借覧);四六判;縦組;上製;ix+288頁;;ISBN4-7571-4103-3;

みやざき・てつや(宮崎哲弥);2001/12;憂国の方程式 日本、愛さぬでもなし;

;PHP研究所;1,400円(借覧);四六判;縦組;並製;325頁;;ISBN4-569-61733-6;

けふの買物

エホバの顔を避けて
丸谷才一・中公文庫
漢語の知識
一海知義・岩波ジュニア新書
人口楽園の秩序
磯田光一・小沢書店
講座方言学1 方言概説
飯豊毅一・日野資純・佐藤亮一編・国書刊行会
新日本古典文学大系63 本朝一人一首
小島憲之校注・岩波書店
古典日記
竹西寛子・中公文庫

2006-06-20 (Tue)

サラ・サリー[著]、たけむら・かずこ(竹村和子)/おち・ひろみ(越智博美)/やまぐち・なほこ(山口菜穂子)/よしかわ・じゅんこ(吉川純子)[訳];2002=2005/12;ジュディス・バトラー;

シリーズ 現代思想ガイドブック;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;309頁;;ISBN4-7917-6225-8;[原著]Sara Salih, Judith Butler (Routledge, 2003)

奥付上部のCopyrightには2002、凡例には2003とあつて原著発行年がどつちなんだかよくわからない。あと、このラウトリッジ批評家シリーズですでに他社から訳書がでてゐるものがあるのを知る(p.21)。

たかしま・としお(高島俊男);2005/2;お言葉ですが…(9) 芭蕉のガールフレンド;

;文藝春秋;1,905円(借覧);四六判;縦組;上製;291+iv頁;;ISBN4-16-366750-4;

みずたに・まさひこ(水谷雅彦)[編];2005/3;情報;

岩波応用倫理学講義3;岩波書店;3,400円(借覧);A5判;縦1,2段組;並製;xi+263頁;;ISBN4-00-026716-7;[執筆者]みずたに・まさひこ(水谷雅彦)/よしだ・じゅん(吉田純)/しらた・ひであき(白田秀彰)/えぐち・さとし(江口聡)/おくの・まりこ(奥野満里子)/はっとり・たかひろ(服部高宏)/そのだ・ひさし(園田寿)/かんざき・のぶつぐ(神崎宣次)//いしぐろ・かずのり(石黒一憲)/つちや・しゅん(土屋俊)/なわ・こたろー(名和小太郎)/よしおか・ひろし(吉岡洋)

2006-06-19 (Mon)

国立国会図書館[編];2002/10;人と蔵書と蔵書印―国立国会図書館所蔵本から―;

;雄松堂出版;(借覧);A5判;縦2段組;上製;xv+331頁;;ISBN4-8419-0307-0;[執筆者]相島宏/青野千壽代/朝倉治彦/池本幸雄/井坂清信/稲村徹元/井上陽子/宇津純/大場利康/川本勉/小林正/神繁司/菅原蔦子/鈴木宏宗/土屋慎一/鴇田潤/戸澤幾子/中井万知子/馬場萬夫/藤元直樹/間島由美子/村上清子/村山久江

かういふ書物は借りて一読するのではなくて、座右にあるとよいのだらうけど。岡田希雄の項で、名前と生年とを修したあとがあるのに「おかだまれお」と読みがつけてあつて不審(それとも、国語学大辞典にも「よし」で立項してるけど、ほんとのほんとは「まれ」なの)。希雄がもと僧名(「きゆう」)から来てゐるといふのははじめて知つた(p.53)。金田一京助――蔵書印では「一」字を「弌」につくる(p.84)。榊原芳野も木偏に祀にしてゐるし(p.98)、名前の漢字には(といつてもこの両例は厳密には名字ではあるけれど)、唯一無二性だけではなくて、場面によつてvariantをわたつてゆくこともあるよなあ、とか思ふ――の亀田吟風翁素描といふのは全集とかでよめるのかな(「思い出の人々」(全集15巻)に収めることがわかつた。)

2006-06-18 (Sun)

あべ・きんや(阿部謹也);2005/5;阿部謹也自伝;

;新潮社;1,700円(借覧);四六判;縦組;上製;349頁;;ISBN4-10-475901-5;

一九六〇年六月一橋大学の教職員も数多く国会前に集まっていた。安保条約が自然承認される前日であった。樺美智子さんが殺されたのはその少し前であった。国会前の群集の中で、一橋大学の教授であった亀井孝氏が私に突然言った。「阿部君、君の研究は安保とどういう関係があるの」。私は「ほとんどありません」と答えた。すると亀井教授は「俺もそうだよ」と言われた。

さとー・なおき(佐藤直樹);2004/4;世間の目 なぜ渡る世間は「鬼ばかり」なのか;

;光文社;(借覧);四六判;縦組;並製;270頁;;ISBN4-334-97442-2;

さわい・あつし(澤井敦);2004/4;カール・マンハイム――時代を診断する亡命者;

シリーズ 世界の社会学・日本の社会学;東信堂;(借覧);四六判;縦組;並製;xiv+179頁;;ISBN4-88713-528-9;

こばやし・のぶひこ(小林信彦);1987/12;悲しい色やねん;

新潮文庫[こ-10-14];新潮社;311円(100円);文庫版;縦組;並製;198頁;;ISBN4-10-115814-2;

すぎた・あつし(杉田敦);2001/5;デモクラシーの論じ方――論争の政治;

ちくま新書294;筑摩書房;680円(借覧);新書判;縦組;並製;190頁;;ISBN4-480-05894-X;

2006-06-17 (Sat)

にしかわ・ゆーこ(西川祐子);2000/10;近代国家と家族モデル;

;吉川弘文館;(借覧);四六判;縦組;上製;257+18頁;;ISBN4-642-07766-9;

みやおか・おさひと(宮岡伯人);2002/7;「語」とはなにか エスキモー語から日本語をみる;

;三省堂;(借覧);A5判;横組;上製;210頁;;ISBN4-385-36092-8;

いのうえ・ふみお(井上史雄);2003/7;日本語は年速一キロで動く;

講談社現代新書1672;講談社;700円(15%引);新書判;縦組;並製;220頁;;ISBN4-06-149672-7;

2006-06-16 (Fri)

こばやし・たかし(小林隆);2006/2;方言が明かす日本語の歴史;

もっと知りたい! 日本語;岩波書店;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;xi+212頁;;ISBN4-00-006838-5;

のぐち・たけひこ(野口武彦);2006/1;大江戸曲者列伝 太平の巻;

新潮新書152;新潮社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;255頁;;ISBN4-10-610152-1;

2006-06-15 (Thu)

平安時代記録語辞典峰岸 明著08年9月刊行予定が予告されてゐる。


さなだ・しんじ(真田信治)/しょーじ・ひろし(庄司博史)[編];2005/10;事典 日本の多言語社会;

;岩波書店;3,600円(借覧);四六判;横組;上製;xi+386頁;;ISBN4-00-080305-0;

執筆者は割愛。以下、すこし(あまり本書の核心ではないところを)メモ:

のぐち・ゆきお(野口悠紀雄);1995/12→2000/3;「超」勉強法;

講談社文庫[の 10-2];講談社;533円(100円);文庫判;縦組;並製;291頁;;ISBN4-06-264827-X;

2006-06-14 (Wed)

はやし・みちよし(林道義);2005/11;家族を蔑む人々 フェミニズムへの理論的批判;

;PHP研究所;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;276頁;;ISBN4-569-62261-5;

しょーの・よりこ(笙野頼子);2006/4;絶叫師タコグルメと百人の「普通」の男;

;河出書房新社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;197頁;;ISBN4-309-01758-4;