だが人間的ないたわりが書物を救った試しはない/書物は非人間的な力学――その理不尽な暴力――に耐えられるだけの強度を主張すべきだ
ひつじ研究叢書(言語篇)第33巻;ひつじ書房;4,200円(借覧);A5判;横組;並製;ix+306頁;;ISBN4-89476-213-7;
合掌。教科研のかたの本をよむのつてはじめてだなあ。目次を写しておく。
- まえがき i
- 第1章 動詞とはどんな品詞か 1
- 1. 動詞とは 1
- 2. 文と単語、そして名詞と動詞 2
- 3. 文の内容とのべかた 3
- 4. ムード、テンス、活用 6
- 5. 述語、用語、そして動詞 7
- 6. 運動をあらわすこととアスペクト 11
- 7. 運動への参加者、格支配、ヴォイス 14
- 8. 意志動作と使役・やりもらい・もくろみ 24
- 9. まとめ 26
- 第2章 動詞の語形とパラダイム 31
- 1. 語形、カテゴリー、パラダイム 31
- 2. パラダイムのシステム 40
- 3. 副動詞、動名詞、文法的な派生形容詞 48
- 4. その他の形式 52
- 5. 終助詞、接続助詞のついたかたち 53
- 6. 動詞のとりたて語形 57
- 7. 語形つくりのてつづき 59
- 第3章 アスペクト(その1) 65
- 1. いちばん基本的なこと 65
- 1) アスペクトとテンスの4語形 65
- 2) 完成相と継続相 66
- 3) 動作動詞と変化動詞 67
- 2. アスペクトと局面 68
- 2.1. アスペクトは基本的に局面とかかわること 68
- 1) アスペクトに局面がかかわること 68
- 2) 局面の基本的なとりだしかた 69
- 3) 始発の局面をとりだすばあい 69
- 4) 変化の局面をとりだすばあいと変化完成の局面をとりだすばあい 71
- 5) 結果の局面をまるごととりだすばあい 74
- 6) 移動動詞の局面構成 76
- 7) 以上のことから 76
- 2.2. 局面をとりださない動詞 77
- 8) 瞬間的な動作をあらわす動作動詞 77
- 9) 局面に分析できない、まるごと動詞 79
- 2.3. ふたつの局面をとりだす、パーフェクト 80
- 10) パーフェクトと、その局面のとりだしかた 80
- 11) 結果パーフェクトと変化パーフェクト 83
- 3. その動詞のあらわす個々の運動を局面に分析せず、それをふくむ、よりおおきなプロセスをとらえるアスペクト 84
- 1) くりかえしをあらわすばあい 84
- 2) 以前の動作やデキゴトを経歴・記録としてあらわすばあい 87
- 4. 完成相と継続相の対立が基本的でないばあい 88
- 1) 「いく」「くる」のばあい 88
- 2) 心理体験を、体験しながらそのまま直接のべるばあい 91
- 3) 静態をあらわすばあい 94
- 4) 現象からぬきだした属性をあらわすばあい 98
- 5. アスペクトの発展 100
- 1) 「する」と「して いる」の対立の発展 100
- 2) アスペクトからテンスへ 101
- 第4章 テンス(その1) 105
- 1. 現代日本語のテンスについて 105
- 1) テンスとテンス語形 105
- 2) 完成相のテンスと継続相のテンス 107
- 3) デキゴトをあらわさないと、テンスから解放される 110
- 4) 以前の完成をしめす「して いる」「して いた」 111
- 2. 完成相のテンス 112
- 1) 完成相非過去形のテンス 112
- 2) 完成相過去形のテンス 118
- 3. 継続相のテンス 123
- 1) 継続相非過去形のテンス 123
- 2) 継続相過去形のテンス 125
- 第5章 ヴォイス 133
- 1. ヴォイスとヴォイス動詞 133
- 1) ヴォイスとは 133
- 2) ヴォイスの種類 134
- 3) 文法的ヴォイス動詞と語彙的ヴォイス動詞 136
- 2. ヴォイス動詞とその用法 138
- 1) 能動動詞 138
- 2) うけみ動詞 139
- 3) 使役動詞 141
- 4) 相互動詞 145
- 3. ヴォイスのサブカテゴリーと、その対立構造 147
- 4. ヴォイス動詞による統合価の拡大 150
- 5. ヴォイスからの解放 153
- 6. ヴォイスの発展 156
- 1) 可能形式とうけみ形式の分化 156
- 2) ヴォイスの発達 159
- 第6章 テンス(その2) 165
- 4. テンスの変質とテンスからの解放 165
- 1) 述語性の消失とテンス 165
- 2) ムード性の変質とテンス 167
- 3) デキゴト性の消失とテンス 174
- 5. 文脈とテンス 180
- 6. テンス形式の発展 185
- 6.1. 継続相のパーフェクトの用法をとおして、前現在・前過去へ 185
- 1) 継続相によるパーフェクト 185
- 2) 継続相による経歴・記録の用法 185
- 3) 継続相による前過去・前現在の用法 187
- 4) 時間位置を6箇所にすることと、テンスの発展 188
- 6.2. 〈過去〉というとらえかたと〈現在以前〉というとらえかた 188
- 1) 「しなかった」と「して いない」 188
- 2) 「すでに」「まだ」と共存するかたち 189
- 6.3. 非終止形において以前や過去をあらわす継続相形式 191
- 1) 以前をあらわす「して いる」の中止形 191
- 2) 過去をあらわす継続相の条件形 192
- 6.4. 反実仮定の表現にあらわれる継続相形式をどうとらえるか 193
- 6.5. 〔考察〕時間の表現と現代 193
- 第7章 アスペクト(その2)―アスペクト的なものの表現にかかわるいくつかの形式― 197
- 4. 局面動詞と、局面分割のあらわれる場 197
- 1) 局面動詞とは 197
- 2) 概観を前提にした精密化のなかで 198
- 3) 他の運動との時間的な関係 199
- 5. 対象変化動詞と、対象にかかわるアスペクト 201
- 1) 「して おく」のアスペクト的な用法 201
- 2) 「して ある」のアスペクト的な用法 206
- 6. ちかづき動詞ととおのき動詞のアクツィオンスアルト的な性格とアスペクト的な性格 209
- 1) 移動動作にかかわるばあいのアスペクト 209
- 2) あるときまでの持続をあらわす「して くる」と、あるときからの持続をあらわす「して いく」 210
- 3) 出現の過程をあらわす「して くる」と、消滅の過程をあらわす「して いく」 211
- 4) 変化の進行をあらわすばあい 212
- 5) 「して いく」「して くる」のアスペクト的な性格 213
- 7. 状態の発生と状態と終了 213
- 1) 「して しまう」は状態の結末とかかわる 213
- 2) 「ふとりはじめる」と「ふとって くる」のちがい 216
- 3) 「して しまう」と「して くる」の対比 217
- 8. 運動の局面構成と静態の局面構成 218
- 第8章 動詞が述語でなくなるとき 221
- 1. 単語の性格に影響する機能 221
- 1) 単語の品詞性―意味・機能・形態― 221
- 2) 機能と品詞性 222
- 2. 動詞が連体形になるとき 223
- 1) デキゴトをあらわす連体句節の述語動詞のテンス 223
- 2) デキゴトをあらわす連体句節の述語動詞のアスペクト 223
- 3) 規定語になった連体形の形態論的な性格 228
- 4) 以前をあらわす「して いる」の連体形 233
- 3. 動詞が中止形になるとき 234
- 1) 中止形が述語性をもつ用法 234
- 2) 中止形が拡大成分とはたらくとき 236
- 3) 形態論的な性格 238
- 4) 以前をあらわす「して いる」の中止形 240
- 4. 動詞が条件形・譲歩形になるとき 241
- 1) 条件形・譲歩形の性格 241
- 2) 条件形・譲歩形でつくられた句節の性格 243
- 3) 条件節の用法 246
- 4) 条件形が条件をあらわさないばあい 250
- 5) 条件形の用法のまとめ 250
- 6) 条件形から発展した形式 251
- 7) 譲歩節の用法 252
- 5. 動詞が副動詞や動名詞になるとき 253
- 1) 副動詞 253
- 2) 動名詞 255
- 第9章 動詞が動詞らしさをうしなうとき 259
- 1. はじめに 259
- 1) この章のテーマ 259
- 2) 動詞らしさをうしなうとき 260
- 3) 動詞がほかの品詞にかわるとき 260
- 2. 動詞の中止形から副詞・後置詞へ 263
- 1) 動詞の中止形から副詞へ 263
- 2) 動詞の中止形から後置詞へ 266
- 3. 動詞の連体形から形容詞相当語・後置詞へ 269
- 1) 動詞の連体形から形容詞的なものへ 269
- 2) 動詞の連体形から後置詞へ 271
- 4. 条件形から後置詞・陳述副詞・接続詞へ 274
- 1) 動詞の条件形から後置詞へ 274
- 2) 動詞の条件形から陳述副詞へ 278
- 3) 動詞の条件形から接続詞へ 279
- 5. 指示動詞の中止形、条件・譲歩形から接続詞へ 279
- 6. 動詞の述語形式からコピュラへ 282
- 1) コピュラについて 282
- 2) 動詞の述語形式からコピュラへ 285
- 7. 本動詞から補助動詞などへ 289
- 文献のために 291
- 索引 295
日本の中世5;中央公論新社;2,500円(借覧);四六判;縦組;上製;334頁;;ISBN4-12-490214-X;
講談社学術文庫606;講談社;580円(100円);文庫判;縦組;並製;267頁;;ISBN4-06-158606-8;
KCデラックス-2246;講談社;419円;新書判;;並製;185頁;;ISBN978-4-06-372246-8;
13桁。
講談社選書メチエ373;講談社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;218頁;;ISBN4-06-258373-9;
なにか、といふよりは、だういふものか、といふ感じだけれど、よくまとまつてゐて勉強になりました。ところで、本書にひかれる図版の宗祇の祇の字の旁は、どれも下に横画があるやうに見える(
、
、
。當山日出夫「祇園を祗園と書くのは誤字か : 浮世絵アーカイブを資料とした検証」といふのも、たぶんさういふ趣旨の発表だつたのではないかなあ)。
歴史文化ライブラリー200;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;198頁;;ISBN4-642-05600-9;
マーガレットコミックス;集英社;390円;新書判;;並製;-;;ISBN4-08-846124-X;
冒頭の電車男話型の導入のええ加減におもはずわらふ。まう連載は終つてるんだなあ。
花とゆめCOMICS;白泉社;390円;新書判;;並製;-;;ISBN4-592-18099-2;
シリーズ 現代思想ガイドブック;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;285頁;;ISBN4-7917-6229-0;[原著]Richard J. Lane, Jean Baudrillard (Routledge, 2000)
;笠間書院;5,800円(借覧);A5判;縦組;上製;231頁;;ISBN4-305-70309-2;
岩波新書(新赤版)1019;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+200頁;;ISBN4-00-431019-9;
;1,165円(100円);PHP研究所;新書判;縦組;上製;205頁;;ISBN4-569-54974-8;
朝倉漢字講座4;朝倉書店;5,200円(借覧);A5判;横組;上製;ix+283頁;;ISBN4-254-51534-0;
目次を写しておく。
- 第1章 「常用漢字表」と国語施策 / 木村秀次(きむら・しゅーじ) 1
- 1. 国字問題の発生 1
- 2. 国語施策としての展開 4
- 3. 当用漢字の成立 6
- 4. 当用漢字の再検討 10
- 5. 常用漢字表の実施 16
- 第2章 漢字の工業規格 / 伊藤英俊(いとー・ひでよし) 31
- 1. はじめに 31
- 2. 文字コード関連規格の概要 32
- 3. JIS X 0208の詳細 41
- 4. JIS X 0213における第3・第4水準漢字について 46
- 5. 文字コード規格における字体についての考え方 47
- 6. JIS X 0213 : 2004改正と影響等 57
- 7. まとめ 61
- 第3章 法令・公用文における漢字使用 / 氏原基余司(うじはら・きよし) 63
- 1. はじめに 63
- 2. 法令・公用文の改善事業 64
- 3. 法令・公用文と送り仮名 69
- 4. 法令・公用文の漢字使用の実際 80
- 5. おわりに 88
- 第4章 新聞と漢字 / 小池民男(こいけ・たみお) 92
- 1. はじめに 92
- 2. 国字改良の動き 93
- 3. 戦前の漢字制限の試み 96
- 4. 当用漢字表の制定 99
- 5. 送り仮名の付け方をめぐる動き 103
- 6. 常用漢字表の制定 104
- 7. 人名表記の扱い 105
- 8. ワープロ・パソコン時代の新聞の用字 106
- 第5章 放送と漢字 / 柴田実(しばた・みのる) 111
- 1. テレビというメディア 111
- 2. テレビではどのように文字を写し出しているか 113
- 3. 放送に必要な漢字の調査 128
- 4. 今後の課題 138
- 第6章 学術情報と漢字 / 宮澤彰(みやざわ・あきら) 143
- 1. はじめに 143
- 2. 学術情報 143
- 3. 漢字と学術情報 147
- 4. 目録規則と漢字 149
- 5. 問題点 153
- 6. 漢字問題の解決のために 155
- 7. 固有名詞と漢字 159
- 8. おわりに 161
- 第7章 古典データベースと漢字 / 安永尚志(やすなが・ひさし) 162
- 1. はじめに 162
- 2. 古典データベース 165
- 3. 漢字 179
- 4. 事例研究 188
- 5. おわりに 195
- 第8章 現代社会における漢字表現 / 棚橋尚子(たなはし・ひさこ) 204
- 1. はじめに――漢字と表現 204
- 2. 現代社会における漢字 205
- 3. 若者の漢字表現 212
- 4. 新聞広告の漢字表現に関する考察 219
- 5. おわりに――漢字表現の行方 224
- 第9章 国語教育と漢字 / 島村直己(しまむら・なおみ) 227 #識字調査いろいろ
- 1. はじめに 227
- 2. 漢字の学習負担 227
- 3. 漢字習得 233
- 4. おわりに 246
- 第10章 日本語教育と漢字 / 山下喜代(やました・きよ) 248
- 1. 日本語教育における漢字 248
- 2. 学習漢字 249
- 3. 漢字学習の内容と方法 257
- 4. 漢字と学習ストラテジー 267
- 5. コンピュータと漢字学習 269
- 索引 277
思考のフロンティア;岩波書店;1,600円(借覧);B6判;横組;並製;xiii+237頁;;ISBN4-00-027006-0;
;三元社;2,700円(借覧);四六判;縦組;並製;372頁;;ISBN4-88303-178-0;
歴史学叢書;名著刊行会;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;vi+321頁;;ISBN4-8390-0326-2;
中国の歴史や詩文、儒教や老荘に関する話題が、説話集の中に積極的にとりあげられなかったのは、そうした話題が貴族の一般的な知識教養とかかわっており、改めて説話の形に再編成して伝えて行く必要がなかったからであろう。
中国の歴史や思想、日本古来の神祇信仰に関する説話の少さについて、右に述べたような理由が考えられるとすれば、そのことから逆に、説話集の中で特に仏教説話が夥しい量にのぼるということは、説話集の読者にとって仏教というものが、一般的基礎的な知識教養とはなっていなかったことのあらわれである(「説話文学と仏教」、p.295)。
中国学芸叢書;創文社;(借覧);四六判;縦組;上製;viii+400+11頁;;ISBN4-423-19401-5;
三浦雅士が出生の秘密で紹介してゐて興味をもつたのだけれど、春秋以前の「原中国」を「釈古」し、「血族社会の世界観」をあきらかにした第一部。そして老子の思想は、史官(支配層のブレイン)の知恵にもとづくものであることをあきらかにした第二部(また、このことからすると史記列伝の記述もかなり信憑できるものといふ)、ともにほんとに面白かつた。
ミネルヴァ日本評伝選[042];ミネルヴァ書房;(借覧);四六判;縦組;上製;2+xviii+362+10頁;;ISBN4-623-04761-X;
水木しげるや内田春菊への言及があるけど、私が熊楠のことを知つたのはジャンプに連載されてゐたてんぎゃんでだつたなあ。
;七月堂;(借覧);A5判変型;縦組;上製;105頁;;ISBN4-87944-096-5;
蚕豆(さんとう)は腎臓の謂である由。全体にメッセージが勝る感じ。得意気に命じるのがお好きな/痩せた物理学者が/今日も肩をいからせた
(西条の秋、p.70)
講談社現代新書954;講談社;550円(100円);新書判;縦組;並製;223頁;;ISBN4-06-148954-2;
新潮新書178;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;206頁;;ISBN4-10-610178-5;
講談社学術文庫1765;講談社;960円(借覧);文庫判;縦組;並製;275頁;;ISBN4-06-159765-5;
岩波新書(新赤版)1033;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;vii+212頁;;ISBN4-00-431033-4;
中世文学研究叢書12;若草書房;12,000円(借覧);A5判;縦組;上製;416+12頁;;ISBN4-948755-94-X;
;講談社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;223頁;;ISBN4-06-213524-8;
;宝文館出版;(借覧);A5判;縦組;上製;10+192+6頁;;;
光文社新書253;光文社;700円(借覧);新書判;縦組;並製;225頁;;ISBN4-334-03353-9;
日本将軍様へ、えすぱにあてい王より、為御礼被指渡候使者共、乍恐申上候(pp.72, 74、島津家文書、イスパニア国使節連署書状)
この程、官位之御礼御申上被成、御台様江御もく録のとをり御上ケ被成(p.119、山内家女中奉文、口上之覚)
史料を横に置いて筆写することなのか。てつきり、
薄い紙を史料の上に置き、その上から史料の文字をなぞつて透き写しにすることなのだと思ひ込んでた(けど、これは「影写」。p.90)。
;新潮社;1,500円(借覧);四六判;縦組;上製;254頁;;ISBN4-10-428103-4;
講談社+α文庫[B 20-1];講談社;780円(100円);文庫判;縦組;並製;319頁;;ISBN4-06-256233-2;「辞典・事典・字典 こんな愉しみ方」改題再編集
「月刊百科」「UP」(各12月号)「創文」「大学出版」(各11月号)もらふ。
;東京大学出版会;(借覧);A5判;横組;上製;v+395頁;;ISBN4-13-022019-5;[執筆者]たかやま・ひろし(高山博)/いけがみ・しゅんいち(池上俊一)/ちば・としゆき(千葉敏之)/おかざき・あつし(岡崎敦)/やまだ・まさひこ(山田雅彦)/きど・てるこ(城戸照子)/こいけ・ひさこ(小池寿子)/ほりこち・こーいち(堀越宏一)/さとー・しょーいち(佐藤彰一)/なおえ・しんいち(直江眞一)/ありみつ・ひでゆき(有光秀行)/とくはし・よー(徳橋曜)/じんの・たかし(甚野尚志)/いんで・ただお(印出忠夫)
歴史補助学と史料論とへの水先案内。私が日本史学とかあるいは古筆学とかに詳しくないのでしらないだけのやうにも思ふのだけれど、日本での古書体学というのはかういふ風にまとめられたものはないのかな。
;紀伊國屋書店;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;348頁;;ISBN4-314-01005-3;[執筆者]げんだ・ゆーじ(玄田有史)/かんの・ひとし(菅野仁)/やまだ・まさひろ(山田昌弘)/かりや・たけひこ(苅谷剛彦)/はまだ・すみお(浜田寿美男)/もぎ・けんいちろー(茂木健一郎)/さくら・おさむ(佐倉統)/よしざわ・なつこ(吉澤夏子)/しまだ・ひろみ(島田裕巳)/うちの・まさゆき(内野正幸)/たけだ・とーる(武田徹)/こーの・けんすけ(紅野謙介)/さいとー・たまき(斎藤環)/さとー・けんじ(佐藤健二)/にし・けん(西研)/こやの・あつし(小谷野敦)
;名古屋大学出版会;(借覧);A5判;横組;並製;v+467頁;;ISBN4-8185-0527-X;[執筆者]浅原達郎/井上進/井上裕正/岩井茂樹/石見清裕/江田憲治/江村治樹/大澤顯浩/岡本隆司/加藤直人/川合安/岸本美緒/木田知生/久保亨/佐原康夫/杉山正明/妹尾達彦/關尾史郎/谷井俊仁/檀上寛/礪波護/中砂明徳/宮澤知之/村上衛/籾山明/森田憲司/森安孝夫/吉本道雅/渡辺信一郎
おなじ「先秦」の章内の吉本執筆部(pp.42-43)と江村執筆部(p.48)とで平勢隆郎[1995]『新編史記東周年表』他への評価がまるでちがふやうなのはちよつとだうかと思ふ。あと、岡本隆司といふかたの書きつぷりはなかなかすごいなあ(便利な時代はかくて,およそ素養と自制を欠いた粗放な議論と著述が量産され,横行する時世にもなった。最近の例でいえば,清朝の多民族統合を切れ味鋭く描出した,と世評の高い平野聡[2004]さえ,学説・史料・史実の扱いは杜撰に失しており,そうした面の指摘が置き去りのままである
、p.291。しかし紙幅の都合もあらうけど、なにがだめなのか具体的な指摘をしてないと単なる印象操作になつちやふよなあ。石濱裕美子「平野聡著『清帝国とチベット問題』」『東洋史研究』64-2、とか見ればいいのかな)。
中公新書1857;中央公論新社;1,100円(借覧);新書判;横組;並製;xx+376頁;;ISBN4-12-101857-5;[執筆者]浅井理恵子/碇陽子/石山徳子/板津木綿子/市田敏啓/伊藤裕子/梅﨑透/小野沢透/加治屋健司/兼子歩/北脇実千代/吉良直/小嶺千尋/佐藤恭子/庄司香/砂田恵理加/高松麻里/土屋和代/豊田真穂/中村寛/廣部泉/宮尾大輔/宮崎江里香/宮田伊知郎/村田勝幸/森仁志/矢口祐人/吉原真里/米山リサ/Scott Anderson/Joseph Clark/Monisha Das Gupta/Heather Diamond/Stephen Dinion/David Goldberg/Mark Helbling/Amy Kaplan/Angela Krattiger/Paul Lyons/Jessica Martin/Kieko Matteson/Kevin Miyamura/John SW Park/Robert Perkinson/Amy Sitar/Aidan Smith/Alan Winkler/Thomas Zeiler、[翻訳者]荒木慎也/小澤英実/小田悠生/川口悠子/佐原彩/砂田恵理加/竹内愛子/佃陽子/久野愛/矢口祐人/吉原真里
トランプのヅラ疑惑のもりあがりにわらふ(80 「ユー・アー・ファイヤード!」("You're fired")の項、p.352)。
ちくま新書575;筑摩書房;780円(借覧);新書判;縦組;並製;262頁;;ISBN4-480-06282-3;
ちくま新書496;筑摩書房;680円(350円);新書判;縦組;並製;206頁;;ISBN4-480-06196-7;
最近出してた、「捨て子」たちの民俗学 : 小泉八雲と柳田國男の後書に、本書を作品社から再刊するやうなことが書いてあつたので(近刊案内に、公民の民俗学として予告がある)、あわててよむ。費用長房
(p.17)、といふのは費字を出すのに費用と入力して、用字を消すのをわすれたのかなあ。
冨永昌敬監督。最終回で8割ぐらゐの入り。おれの まへに すわつてた ぼうしを かぶりどほしだつた――しかも じやうえいまへに てを かけるから ぬぐのかなと きたいしたら わざわざ かぶりなほしやがつた――かっぷるの おとこの はうは はげろ。
映画はなんか悲惨だつた(私の性にあはなかつた、といふべきか)。香椎由宇がオダギリジョーのレントゲン車にゐたところでげんなりした。オダギリジョーは後半うざいだけだし。香椎由宇の肢体めあてでもなければ(体操服で傲然と寝椅子に横たはるグロテスク!)、見つづけてゐられない感じ。高田純次の鍋のところは、笑つた。
三木聡監督。これも最終回。10人ゐるかゐないかくらゐ。ちかくに坐つてゐた男性がずつとクスクスわらつたり、プーッとふいてたりしてたので、なんかさめた(沸点ひくいなあ)。といふか、小ネタはまあ沢山あつたけど、そんな笑ふやうな映画でもなかつたし。死ぬまでの暇つぶし。これが岡田眞澄の遺作になるのかな。
キャッチボール屋の予告に庵野監督。
新潮新書169:新潮社:720円(借覧):新書判:縦組:並製:255頁::ISBN4-10-610169-6:
中公新書1863:中央公論新社:840円(借覧):新書判:縦組:並製:iv+8+264頁::ISBN4-12-101863-X:
人気ドラマで男性が女性を殴り飛ばすやうなの(ぎゃぼー
)がギャグとして普通に受容されてるやうな日本も大概だと思ふけど。
岩波文庫[青 152-4];岩波書店;760円(借覧);文庫判;縦組;並製;338頁;;ISBN4-00-331524-3;
中公新書ラクレ229;中央公論新社;720円(400円);新書判;縦組;並製;205頁;;ISBN4-12-150229-9;
阿部謹也の遺著だといふ朝日新書、近代化と世間:私が見たヨーロッパと日本を手にとつてぱらぱらと見てみたところ、そのレ点(返点)の処理のありえなさに、これは本当にかつて中国古典選を世に送つた出版社の本なのか、と唖然となる。夏川純ならぬわが身なれども、事前にしっかりチェック
、と言ひたくもなりました。
あとで、手持ちの数冊の文庫判古典選を見てみたら、白文と書下し文とは載つてゐたけど、返点はつかつてなかつたのでした。でも、✓はねーよなー。
歴史文化ライブラリー220;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;6+226頁;;ISBN4-642-05620-3;
岩波新書(新赤版)1008;岩波書店;820円(借覧);新書判;縦組;並製;viii+261+31頁;;ISBN4-00-431008-3;
岩波文庫[緑 96-5];岩波書店;700円(借覧);文庫判;縦組;並製;303頁;;ISBN4-00-310965-1;
;PHP研究所;1,300円(100円);四六判;縦組;並製;251頁;;ISBN4-569-61975-4;
「scripta」(winter 2007, no.2)。
新典社研究叢書178;新典社;10,800円(借覧);A5判;縦組;上製;350頁;;ISBN4-7879-4178-X;
慶長七年刊本の本文の底本が梵舜本であることをあきらかにすることからはじまつて、近世初期出版文化のなかの知のネットワークをめぐつていろいろ。
。「儒学医学の若き人々」
が『太平記』に関心を寄せ、やがて出版と講釈が連動するかのように行われたという流れは、享受史上少なからぬ意味を持っている。当時、『古今集』『伊勢物語』『源氏物語』等に対する知識人の関心は前代同様高いものがあったが、近世初期、新たな価値が与えられ、急速に重視されるようになった古典に『徒然草』がある学問や文芸の世界におけるこうした新たな担い手
である「お伽の医師」が『徒然草』の価値を宣揚することにより、近世の爆発的な『徒然草』享受の方向性は定まったといってよい
(p.151)。寿命院抄が、つれづれなるままに、のところを序として卓立したのに本草書(本草序例)の影響があるといふ指摘とか面白い。
しかし、自分は全然書誌のことをしらないなあ、とあらためて思つた。
幻冬舎新書001[あ-1 1];幻冬舎;740円;新書判;縦組;並製;253頁;;ISBN4-344-98000-X;
講談社現代新書1209;講談社;631円(250円);新書判;縦組;並製;285頁;;ISBN4-06-149209-8;
KILROY'S RETREATといふ落書を、調査に来たバトラー中尉の上官、キルロイ少将と関連づけてゐるけれど(pp.171-178)、キルロイ来れり(Kilroy was here)とは関係ないのかな。あと、玉音放送にぎよくいん
とルビがふつてあつて、これまでギョクオンだと思ひこんでゐてそのよみを考へたこともなかつたので、驚いた(p.20)。
NHKブックス[1046];日本放送出版協会;1,160円(借覧);B6判;縦組;並製;315頁;;ISBN4-14-091046-1;
満洲の影。キミねぇ、鳥取の葬式に来てくれた三五〇〇人、そこを全部お礼参りをしろ
。
;青土社;1,900円(借覧);四六判;縦組;並製;249頁;;ISBN4-7917-6291-6;
おっおっおっおっおぃ、ぽ、ぽぃ、だぁ。おぉポローン、おぉポローン!
;せりか書房;2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;4+110頁;;ISBN4-7967-0195-8;
光文社新書254;光文社;950円(借覧);新書判;縦組;並製;397頁;;ISBN4-334-03354-7;
太明朝文字は、しかし一度もつかはれてゐないのだけれど。
ブルーバックス B-1526;講談社;780円(借覧);新書判;縦組;並製;173頁;;ISBN4-06-257526-4;
現代気質のなにほどかはあらはしてゐるとは思ふけれど、都合のいいものだけを見るヒト
(p.49)云云の第2章 理由付けを求める現代人、の内容が再帰的に本書自身に言及しているとはかけらも思つてなささうなのがすごい。
講談社学術文庫1785;講談社;1,000円(借覧);文庫判;縦組;並製;314頁;;ISBN4-06-159785-X;
平凡社選書102;平凡社;2,100円(借覧);四六判;縦組;上製;320頁;;ISBN4-582-84102-3;
角川文庫10373[へ 3-1];角川書店;686円(100円);文庫判;縦組;並製;12+365頁;;ISBN4-04-341701-2;
現代思想の冒険者たち 第12巻;講談社;(借覧);四六判;縦組;上製;274頁;;ISBN4-06-265912-3;
;みすず書房;3,000円(借覧);四六判;縦2段組;上製;301頁;;ISBN4-622-07201-7;
福田和也ににたやうな名前の本があつたなあ、と思つたけど、晴れ時々戦争いつも読書とシネマといふのはあんまり似てもないか。闘う時評はあれ以降の分はまとめてないのかな。
リオタールがマルローの評伝を書いてるのか(pp.202-203)。
現代民俗誌の地平1;朝倉書店;4,600円(借覧);A5判;縦2段組;上製;vii+249頁;;ISBN4-254-50521-3;[執筆者]篠原徹/島村恭則/山田慎也/中野泰/吉村郊子/波佐間逸博/蓬田伸光/金子毅/卯田宗平/内藤直樹/安室知
;勁草書房;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;vi+245+vii頁;;ISBN4-326-65289-6;
文春文庫[や-1-15];文藝春秋;495円(100円);文庫判;縦組;並製;294頁;;ISBN4-16-724015-7;
中公新書1868;中央公論新社;800円(借覧);新書判;縦組;並製;v+4+264頁;;ISBN4-12-101868-0;
ブルーバックス[B-1478];講談社;800円(借覧);新書判;縦組;並製;177頁;;ISBN4-06-257478-0;
矢印メモ。
NHKブックス[1045];日本放送出版協会;1,070円(借覧);B6判;縦組;並製;285頁;;ISBN4-14-091045-3;
角川文庫7467[緑 658-2];角川書店;300円(100円);文庫判;縦組;並製;182頁;;ISBN4-04-165802-0;
日本の中世4;中央公論新社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;310頁;;ISBN4-12-490213-1;
講談社現代新書1850;講談社;700円(借覧);新書判;縦組;並製;205頁;;ISBN4-06-149850-9;
憲法調査会案。
光文社新書243;光文社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;259頁;;ISBN4-334-03343-1;
;小学館;1,200円(700円);四六判;縦組;並製;206頁;;ISBN4-09-387669-X;
3文字略語が増えてゐるのか。いはれてみればさうかな。著者略歴に、「ケータイギャル文字ブーム」を仕掛けた
、とあるのはほんとなんだらうか。
法学教室Library;有斐閣;(借覧);A5判;横組;並製;iv+213頁;;ISBN4-641-13015-9;
;東京大学出版会;(借覧);四六判;縦組;上製;346+xlviii頁;;ISBN4-13-003320-4;
ドイツ法では、校訂者にも著作権に準じた保護を与えている
由(4・3・2 校訂のオーサシップ、p.124)。
中公新書;中央公論新社;820円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+5+270頁;;ISBN4-12-101867-2;
;汲古書院;(借覧);A5判;縦組;上製;312+17頁;;ISBN4-7629-3405-4;
諸本の書写年代についてまとめてゐるものを見たいなあ(必携のたぐひにもあまり書いてないし)、と思つて検索してゐたら、「三道にいわゆる平家の物語 : 能作者の庖厨にはどんな平家物語があったか」(本書に「十五」として収録。ただし現在出てゐる著作集では、本書は「第十巻 物語」に収録するも、この論文は「第十一巻 芸能史」のはうにはひるみたい)に書いてあるのを、ZIGZAG - 引き続き論文を読む。で批判的に言及してゐるのを見て知つたので。たすかつた。
なんとか本といふときに、その書物自体をさす場合とその系統の本文をさす場合とがあるやうなのはちよつとわかりにくいな。
文春文庫[さ-2-2];文藝春秋;408円(100円);文庫判;縦組;並製;298頁;;ISBN4-16-720902-0;
;くろしお出版;(借覧);A5判;横組;並製;xiii+237頁;;ISBN4-87424-218-9;
目次を写しておく。
- 序文 / 影山太郎 i
- はしがき iii
- 謝辞 vii
- はじめに 1
- 第1章 量を表す形容詞の体系(《物》と《場所》の個別的分析) 7
- 1. 《物》と《場所》の対立 7
- 1.1 先行研究 7
- 1.2 量の一般的な分類 10
- 1.3 「大きさ」と「広さ」(2種類の面積) 11
- 1.4 《場所》について言う「高さ」「深さ」 14
- 1.5 《場所》とは何か 16
- 1.5.1 本体の一部としての《場所》 17
- 1.5.2 位置としての《場所》、《地点》 17
- 1.6 《物》の性質と《場所》の性質 18
- 2. 量形容詞の体系化 22
- 2.1 《場所》の量形容詞 22
- 2.1.1 「高い・低い」について 23
- 2.1.2 「深い・浅い」について 24
- 2.1.3 「広い・狭い」について 24
- 2.1.4 「遠い・近い」について 26
- 2.2 《場所》の量形容詞の体系 27
- 2.3 《物》の量形容詞 31
- 2.3.1 形の分類 31
- 2.3.2 形の類型と《物》の量形容詞 32
- 2.4 《物》の量形容詞の体系 35
- 2.4.1 視覚機能の獲得の順序 35
- 2.4.2 量形容詞の獲得順序 36
- 2.4.3 量形容詞の体系 41
- 3. 他言語の量語彙の体系 43
- 4. まとめ 47
- 注 47
- 第2章 量を表す形容詞の体系(《物》と《場所》の総括的分析) 59
- 1. 「縦」と「横」 60
- 1.1 「縦」と「横」の《方向》の意味 60
- 1.2 「縦」と「横」の《空間的方向》の意味 61
- 1.3 「縦1」と「縦2」、「横1」と「横2」の意味の共通点 62
- 1.4 「縦1」と「縦3」、「横1」と「横3」の意味の共通点 66
- 1.5 「縦」「横」と量形容詞との関連性 68
- 2. 「まっすぐ」と「たいら」 69
- 2.1 「まっすぐ」と「たいら」の《方向》《形態》に関与する意味 69
- 2.1.1 「まっすぐ」の意味 70
- 2.1.2 「たいら」の意味 72
- 2.2 「まっすぐ」「たいら」と量形容詞との関連性 74
- 3. 「厚さ」の方向とは 76
- 4. 《場所》・《物》の量形容詞の体系 82
- 5. まとめ 85
- 注 86
- 第3章 明度・色彩形容詞の体系 91
- 1. 《物》の「白さ」と《場所》の「明るさ」 91
- 2. 明度・色彩形容詞の体系 97
- 3. 上代・中古の明度・色彩形容詞の体系化 99
- 3.1 上代・中古の明度・色彩形容詞 99
- 3.2 「あかし」「くらし」「くろし」について 101
- 3.3 「しろし」「あをし」について 105
- 3.4 《物》の色彩を表す形容詞について 106
- 3.5 上代・中古の明度・色彩形容詞の体系 107
- 4. まとめ 108
- 注 109
- 第4章 温度を表す形容詞の体系 115
- 1. 諸説の検討 116
- 2. 《物》《場所》と《感覚》の意味 120
- 2.1 《物》と《場所》の意味 120
- 2.2 《感覚》の意味 124
- 3. 温度形容詞の体系化 133
- 3.1 《場所》の温度形容詞の体系化 133
- 3.1.1 「涼しい」と「暑い」の関係、「あたたかい」と「寒い」の関係 133
- 3.1.2 「暑い」と「寒い」の関係 135
- 3.1.3 「寒い」と「涼しい」の関係、「暑い」と「あたたかい」の関係 138
- 3.1.4 「あたたかい」と「涼しい」の関係 140
- 3.1.5 《場所》の温度形容詞の体系 140
- 3.2 《物》の温度形容詞の体系化 142
- 3.2.1 「ぬるい」と「熱い」の関係、「生ぬるい」と「冷たい」の関係 143
- 3.2.2 「熱い」と「冷たい」の関係 144
- 3.2.3 「ぬるい」と「冷たい」の関係、「生ぬるい」と「熱い」の関係 144
- 3.2.4 「ぬるい」と「生ぬるい」の関係 144
- 3.2.5 《物》の温度形容詞の体系 145
- 3.2.6 「あたたかい」について 147
- 3.2.7 「あたたかい」と「冷たい」「熱い」 148
- 3.2.8 「あたたかい」等の体系 148
- 4. 上代・中古の温度形容詞の体系 150
- 4.1 上代の温度形容詞 150
- 4.2 中古の温度形容詞 151
- 5. まとめ 155
- 注 156
- 第5章 《物》の形を表す形容詞の体系 161
- 1. 意味分析 163
- 1.1 「細長い」について 163
- 1.2 「平たい」について 169
- 1.3 「まるい」「四角い」について 175
- 2. 形の形容詞の体系 179
- 3. まとめ 183
- 注 184
- 第6章 《面上の回転》を表す動詞の体系 189
- 1. 意味分析 190
- 1.1 「倒れる」について 190
- 1.2 「転がる」について 195
- 1.3 「起きる」について 197
- 2. 総合的分析 199
- 3. 回転動詞の体系 202
- 3.1 形の類型に基づく分析 202
- 3.2 形の次元に基づく分析 205
- 4. まとめ 208
- 注 209
- むすび 213
- 参照文献 215
- 本書と既発表論文との対応関係 221
- 索引 223
;思文閣出版;12,000円(借覧);A5判;縦組;上製;vi+386+xviii頁;;ISBN4-7842-1258-2;
マーガレットコミックス;集英社;390円;新書判;;並製;173頁;;ISBN4-08-846117-7;
研究叢書88;和泉書院;(借覧);A5判;縦1,2段組;上製;x+453頁;;ISBN4-87088-419-4;
目次を写しておく。
- 序 i
- 凡例 iii
- I
- 平家物語の国語学的研究 2
- 一 まえおき 私の平家物語研究 2
- (一) 平家物語について 2
- (二) 平曲について 4
- (三) 私の平家物語研究 7
- 〔参考〕 西田直敏著『平家物語の文体論的研究』内容一覧 10
- 二 総説 平家物語の国語学的研究の歩み――近世・近代・現代 13
- 三 各説 平家物語の国語学的研究 43
- (一) 文字・表記法 43
- (二) 語彙・用語 46
- (三) 文法 50
- (四) 敬語 58
- (五) 文章・文体 66
- 附 国語史研究の歴史と展望 85
- II
- 平家物語の文体と語法 102
- 一 はじめに 102
- 二 地の文の文体と語法 103
- 三 会話の文体と語法 109
- 四 文書類の文体と語法 112
- 五 おわりに 113
- 平家物語と文章読解 114
- 鎌倉時代の語源辞書 名語記 掲出の助詞助動詞語彙―稲荷法橋経尊の言語意識― 126
- 一 はじめに 126
- 二 『名語記』掲出の助詞助動詞語彙 130
- 〔A〕 助詞 132
- I 格助詞
- (1) ノ・ガ
- (2) ヲ
- (3) ニ・ヘ
- (4) ト
- (5) ヨリ・カラ
- (6) ニテ
- (7) マデ
- II 連体助詞
- ソ
- III 副助詞
- (1) ダニ・スラ・サヘ
- (2) ダモ
- (3) ノミ
- (4) シ
- (5) バシ
- IV 係助詞
- (1) ハ
- (2) ゾ・ナム
- (3) ゾモ・ゾヤ
- (4) ヤ・カ
- (5) コソ
- V 終助詞
- (1) ナ(禁止)
- (2) ナ(感動)
- (3) ソ(ナ―ソ)
- (4) ナム
- (5) カナ
- (6) テシカナ
- (7) ガナ
- (8) カモ
- (9) ツモ
- (10) カシ
- (11) タヤ
- (12) ヤ
- (13) ヨ
- (13)' セロ
- (14) トゾ
- VI 接続助詞
- (1) バ
- (2) ド・ドモ
- (3) テ・トテ
- (4) デ
- (5) ツツ
- (6) カラニ
- (7) モノカラ
- 〔B〕 助動詞
- (1) ル・ラル
- (2) サス
- (3) シム
- (4) ズ
- (5) キ
- (6) ケリ
- (7) タ
- (8) ツ
- (9) ヌ
- (10) タリ
- (11) リ
- (12) ム
- (13) ラム
- (14) ケム
- (15) ラシ
- (16) ベシ
- (17) マシ
- (18) メリ
- (19) マジ
- (20) ナリ(断定)
- (21) ナリ(伝聞・推定)
- (22) ゴトシ
- (23) マホシ
- (24) タシ
- (25) タ
- 三 おわりに 166
- III
- 平家物語の描写 170
- 一 人物描写――外貌 170
- A 男性の外貌描写 170
- B 女性の外貌描写 174
- 二 人物描写――服装 175
- 三 自然描写 192
- 四 心理描写 194
- 五 行動描写 196
- 平家物語の「自然」描写 202
- 一 はじめに 202
- 二 平家物語に描かれた「自然」の様相 203
- (一) スタティックな自然 204
- (二) 人間と交感する自然 207
- (三) 比喩・象徴化された自然 213
- (四) 移りゆく自然 214
- (五) 自然を彩る花鳥月雪 215
- 三 平家物語における「自然」表現の文章的機能 217
- 四 むすび 221
- IV
- 軍記物語の語彙―平家物語・保元物語・平治物語を中心に― 226
- 一 はじめに 226
- 二 異なり語数・延べ語数・使用頻度数と品詞別組成 227
- 三 語種別組成 233
- 四 基幹語彙 241
- 五 位相語 243
- 六 史的・比較的考察 246
- 七 軍記物語の形容語彙 248
- A 形容詞 250
- B 形容動詞 255
- 八 おわりに 259
- V
- 「和漢混淆文」―その用語の歴史と文体史― 262
- 一 「和漢混淆文」について 262
- 二 「和漢混淆文」という名称の成立 264
- 三 「和漢混淆文」という名称の普及 271
- 四 「和漢混淆文」の形成 274
- 五 「和漢混淆文」の発展 277
- 六 「和漢混淆文」から普通文へ 282
- VI
- 平家物語における敬語 288
- 一 はじめに 288
- 二 敬語の分類 288
- 三 詞に属する敬語 289
- 1 尊敬表現 289
- 2 謙譲表現 294
- 3 自敬表現 296
- 四 辞に属する敬語 298
- 五 おわりに 299
- 古典の敬語 300
- 一 古典解釈と敬語 300
- 二 敬語表現の諸相 302
- 三 敬語と敬意表現 309
- 四 敬語の分類 313
- 五 敬語の語彙と表現形式 317
- 六 敬語の重層 323
- 七 身分と敬語――地の文の敬語 328
- 八 会話文の敬語 330
- 九 自敬表現 334
- VII
- 甲南女子大学西田ゼミ「平家物語」関係卒業論文より / 西田直敏編 338
- 編者の弁 338
- 一 「間」(あひだ)の研究―平家物語・保元物語・平治物語と義経記・曽我物語― / 嶋田紀子 340
- 二 「平家物語」「保元物語」「平治物語」の四字漢語の構造について / 木村輝子 355
- 三 「奈落」について―梵語の日本語化の歴史的研究― / 糸島佐和子 373
- 四 「足」を上部成分とする動作性複合名詞の語彙論的研究―「足ずり」「足(あ)がき」の類― / 島倉(篠部)典子 390
- 五 平家物語における仏語研究―「乞食」について― / 藤井順子 401
- 附録 平家物語の仏語の梵語索引
- 六 覚一本平家物語の助数詞 / 関口佳子 428
- 七 平家物語「祇王」の表現―諸本対比によるアプローチ― / 増田尚美 440
- 後記 453
ミネルヴァ日本評伝選[041];ミネルヴァ書房;(借覧);四六判;縦組;上製;2+xvii+323+10頁;;ISBN4-623-04739-3;
和漢葛藤文(p.277)といふ語ははじめて見た。
唐山の小説は本ならず云云の「本」の語義を「板行された書物」として受けとらうとする議論はをかしくないかなあ(pp.279-281)。引証された例はどれも「物の本」なのであつて、ここで「本」といふのは「手本」の意でよいのではないか。
NHKブックス299;日本放送出版協会;(借覧);B6判;縦組;並製;206頁;;;
新潮新書182;新潮社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;254頁;;ISBN4-10-610182-3;[原題]Ian Buruma & Avishai Margalit, Occidentalism: the West in the eyes of its enemies
講談社現代新書497;講談社;420円(150円);新書判;縦組;並製;204頁;;ISBN4-06-115897-X;
漢字をその支持体との関係でとらへようとしてゐるのが面白い(著者は史記や賦は絹に書かれたといふ)。古文のレトリック。人工言語性。
岩波ブックレットNo.633;岩波書店;480円(借覧);A5判;縦組;並製;71頁;;ISBN4-00-009333-9;
中公新書1854;中央公論新社;860円(借覧);新書判;縦組;並製;8+302頁;;ISBN4-12-101854-0;
新潮新書177;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;206頁;;ISBN4-10-610177-7;
Kodansha Philosophia;講談社;(借覧);四六判;縦組;上製;326頁;;ISBN4-06-208768-5;
- はじめに 1
- 第一部 日本語と日本語論 17
- 外から見た日本語・内から見た日本語 19
- 一 「日本語論」と「日本人論」 19
- 二 外から見た日本語 20
- 三 〈悪魔の言語〉としての日本語 22
- 四 「日本語論」の三つの層 27
- 五 いわゆる「うなぎ文」をめぐって 30
- 六 「日本語論」の批判としての「日本(語)論」 36
- 「談話」としての日本語〔人〕論と日本語〔人〕論批判 39
- 一 「日本語〔人〕論」のストラテジー 39
- 二 「日本語〔人〕論」批判のストラテジー 40
- 三 「主張」と「批判」のすれ違い 44
- 四 「日本的」な〈説得〉のテクスト 46
- 言語類型論と言語の〈類型〉 50
- 一 言語の〈類型〉 50
- 二 〈一般化志向的〉な類型論 52
- 三 〈分類志向的〉な類型論 55
- 四 〈個別言語志向的〉アプローチ 58
- 五 〈一般化志向的〉類型論と〈個別言語志向的〉類型論 64
- 方法論の問題 67
- 一 ベネディクトの文化の〈型〉 67
- 二 〈形態〉の規定へ向けて 70
- 三 〈類型を挙げる〉という操作 73
- 四 〈具体の科学〉の彼岸 75
- 五 構造的概念としての〈相同性〉 77
- 六 発生的概念としての〈相同性〉 80
- 七 〈反例〉の重み 84
- 八 〈記述〉対象としての〈恣意的〉な言語 85
- 九 〈説明〉対象としての〈動機づけられた〉言語 87
- 一〇 〈恣意性〉と〈動機づけ〉のせめぎ合い 90
- 文法的範疇としての〈数〉 93
- 一 〈数〉がないということ 93
- 二 〈双数〉の意味 94
- 三 〈数〉の対立の中和 97
- 四 客観主義的な見方の限界 99
- 五 〈数〉の用法の揺れ 104
- 六 〈個体〉の〈連続体〉化と〈連続体〉の〈個体〉化 106
- 七 メトニミー的過程(1) 109
- 八 メトニミー的過程(2) 113
- 九 〈部分〉‐〈全体〉と〈具体〉‐〈抽象〉 118
- 一〇 主体的把握としての〈単数〉と〈複数〉 123
- 一一 〈数〉のカテゴリーの習得 127
- 一二 〈名詞〉の本質的な〈不可算性〉 133
- 〈名詞〉から〈動詞〉へ 141
- 一 〈モノ〉の数と〈コト〉の数 141
- 二 〈個数〉と〈回数〉の相互乗り入れ 142
- 三 〈出来事〉以外の〈コト〉 150
- 四 基数詞と序数詞 153
- 五 〈基数詞〉の無徴性と〈序数詞〉の有徴性 156
- 六 〈個数〉の複数と〈回数〉の複数 158
- 七 〈量〉や〈程度〉に関わる複数 163
- 八 〈近似的〉な複数 164
- 九 日本語の複数表現 168
- 一〇 〈コト〉志向的表現としての〈数量詞遊離〉 171
- 第二部 〈モノ〉と〈トコロ〉――その対立と反転 185
- 一 〈有界的〉な〈モノ〉と〈無界的〉な〈トコロ〉 187
- 二 〈無界性〉と〈部分〉・〈未完了〉 194
- 三 〈トコロ〉の二面性と〈身体性〉 203
- 四 〈モノ〉としての身体と〈トコロ〉としての身体 206
- 五 〈モノ〉としての概念化から〈トコロ〉としての概念化への反転 210
- 六 逆方向への反転――〈モノ〉から〈トコロ〉へ 220
- 七 〈モノ〉としての概念化と〈トコロ〉としての概念化の相対性 226
- 八 文化のレベルでの相同性 231
- 第三部 日本語の主観性と主語の省略 237
- 一 ラガナ氏の戸惑い 239
- 二 主語の〈省略〉ということ 242
- 三 主語の〈省略〉と美意識 244
- 四 〈文法的な主語〉と〈心理的な主語〉 245
- 五 〈話題〉と〈既出情報〉 247
- 六 明示することの義務性と任意性 248
- 七 言語学での扱い方――〈復元可能性〉 250
- 八 〈ダイアローグ的〉談話と〈モノローグ的〉談話 253
- 九 〈話し手責任〉と〈聞き手責任〉 260
- 一〇 〈話し手にとって復元可能〉と〈権威〉 263
- 一一 〈話し手にとって復元可能〉と〈自己中心性〉と〈甘え〉 265
- 一二 〈話し手にとって復元可能〉な典型的事例 267
- 一三 言語世界の原点としての〈話す主体〉 268
- 一四 〈ゼロ〉表示の〈話す主体〉 272
- 一五 〈定冠詞〉と〈ゼロ〉冠詞 274
- 一六 〈一人称〉表現の特権的扱われ方 277
- 一七 〈感覚〉、〈感情〉の表現 279
- 一八 「行ク」と「来ル」 282
- 一九 〈主観的把握〉の拡張 285
- 二〇 〈メトニミー的〉拡張と〈メタファー的〉転移 286
- 二一 〈自己〉の拡大への制約 288
- 二二 〈主体〉と〈客体〉の融合 290
- 二三 〈主客合体〉の美学 293
- 二四 体験的な臨場感覚への拘わり 295
- 二五 〈環境論的な自己〉へ 298
- 二六 〈場所〉としての自己 300
- 二七 言語表現での人間の〈場所化〉 303
- 二八 〈コト〉と関わる〈トコロ〉 304
- 二九 〈身体性〉との関わり 305
- 三〇 〈場所化〉と〈自発〉――そして〈創発〉 307
- 引用文献 317
- あとがき 318
- 索引 326
三十男ニ二十女トコヽニ云タハ共ニ期尽ノ者ヲアゲテ云タ事ゾ
東洋文庫725;平凡社;(借覧);全書判;縦組;上製;322+xxiv頁;;ISBN4-582-80725-9;
解説では大江家(嫡流?)の手になるものと推定。
;勉誠社;3,500円(借覧);A5判;縦組;上製;10+384+22+24+3頁;;;
目次を写しておく(いつたんは細目までひろはうと思つたのだけれど、めんどくなつた)。
- 第一章 研究の目的及び範囲 1
- 第二章 古本節用集諸本解題 3
- 第一 「印度」本 6
- 第一類 弘治二年本類 6
- 一 弘治二年本 6
- 二 弘治二年別本 11
- 三 永禄十一年本 13
- 四 図書寮零本 18
- 五 和漢通用集 22
- 第二類 永禄二年本類 25
- 六 永禄二年本 25
- 七 永禄五年本 30
- 八 村井本 34
- 九 尭空本 36
- 一〇 両足院本 40
- 一一 前田本 42
- 一二 経亮本 48
- 一三 五辻本 52
- 第三類 枳園本 56
- 一四 枳園本 57
- 第二 「伊勢」本 60
- 第四類 天正二十年本 60
- 一五 天正二十年本 60
- 第五類 伊京集 63
- 一六 伊京集 63
- 第六類 天正十八年本類 65
- 一七 天正十八年本 66
- 一八 慶長十二年本 68
- 一九 黒川本 70
- 二〇 森氏本 72
- 第七類 饅頭屋本 74
- 二一 饅頭屋本 74
- 第八類 温故堂本 77
- 二二 温故堂本 77
- 第九類 増刊本 79
- 二三 増刊本 80
- 第三 「乾」本 83
- 第十類 易林本類 83
- 二四 平井版易林本 84
- 二五 別版易林本 89
- 二六 草書本 92
- 二七 慶長十六年本 97
- 附載一 未見の諸本 100
- (1) 文明六年本 101
- (2) 明応二年本 102
- (3) 明応五年本 103
- (4) 文亀本 104
- (5) 新増色葉節用集 107
- (6) 易林本別本 112
- (7) 慶長十五年本草書本 112
- (8) 小山版慶長十五年本 113
- 附載二 「塵芥」解題 115
- 第三章 諸本の系統的関係 121
- 第一節 諸本の比較 121
- 一 巻冊数 121
- 二 部数 128
- 三 附録 132
- 四 門立て 151
- 五 所収の語 162
- 第二節 「印度」本に属する諸本の関係 167
- 一 弘治二年本類 167
- 二 永禄二年本類 173
- 三 枳園本 184
- 四 弘治二年本類と永禄二年本類 186
- 第三節 「伊勢」本に属する諸本の関係 197
- 第四節 「乾」本に属する諸本の関係 214
- 第五節 「印度」本「伊勢」本「乾」本相互の関係 219
- 一 「印度」本と「伊勢」本 221
- 二 「乾」本と他の両本 235
- 第六節 節用集の原本 252
- 第四章 節用集の著者年代及び名義 257
- 第一節 節用集の著者 257
- 一 虎関 257
- 二 玄恵 259
- 三 横川 260
- 四 環翠軒及び清原家 262
- 五 林宗二 266
- 六 建仁寺の僧 270
- 第二節 節用集の著作年代 273
- 第三節 節用集の名義 291
- 第五章 我が国の辞書と節用集 295
- 第一節 平安朝以前の辞書 295
- 第二節 鎌倉室町時代の辞書 313
- 第三節 辞書の歴史上から見た節用集 328
- 第六章 寛永以後の節用集 348
- 補遺 国語研究室本節用集解題 357
- 附録 黒川春村の節用集考 365
- 写真版目録 (略)
- 附表目録
- 附表第一 古本節用集諸本比較表
- 附表第二 古本節用集諸本附録比較表
- 附表第三 古本節用集諸本門名比較表
中公新書1861;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+2+194頁;;ISBN4-12-101861-3;
;太田出版;1,200円(借覧);四六判;縦組;並製;179頁;;ISBN4-87233-993-2;
岩波新書(新赤版)1030;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;viii+228頁;;ISBN4-00-431030-X;
笠間叢書38;笠間書院;5,500円(借覧);A5判;縦組;上製;6+3+343+5頁;;;
目次を写しておく。
- I 序説
- 第一章 キリシタン資料による国語研究 3
- II 資料
- 第二章 キリシタン資料 19
- 第三章 ドチリナ・キリシタン本文考 83
- 第四章 サントスの御作業本文考(一)―サント・アレイショ伝― 103
- 第五章 サントスの御作業本文考(二)―サンタ・カテリナ伝― 121
- 第六章 天草版金句集出典考 153
- III 音韻
- 第七章 ハ行音と開合音の問題 177
- 第八章 「みゅう」と「みょう」の交替 189
- IV 文字
- 第九章 半濁音符考 209
- V 文典
- 第十章 ロドリゲス日本小文典考 245
- 本書の構成と既発表論文 341
- あとがき 343
- 人名索引 左1
本書とは関係ないことだけれど、高羽五郎と高見三郎とは別人だといふことに最近になつて気がついた。
文春文庫[き-20-1];文藝春秋;514円(100円);文庫判;縦組;並製;365頁;;ISBN4-16-762801-5;
叢書・歴史学研究;法政大学出版局;4,500円(借覧);A5判;縦組;上製;vii+209+13頁;;ISBN4-588-25052-3;
;慶應義塾大学出版会;(借覧);A5判;横組;並製;6+211頁;;ISBN4-7664-1248-6;
目次を写しておく。
- はじめに
- 本書を読む前に
- 第1章 「言語学」とは何か? 1
- 言語学とはどんな学問か? 2
- 学問全体の中での言語学の位置付け 3
- 主要な言語学の分野と関連分野 6
- コラム ソシュールとチョムスキー 9
- 注 11
- 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 13
- 第2章 「言語」とは何か? 15
- 二種類の「言語」 16
- 「ラング」と「I-言語」 18
- 人間の言語に見られる一般的な特徴 21
- コラム 哲学と言語学:「合理論」対「経験論」 26 #
エルマン流のニューラルネットワークで言語現象が仮に表現できたからといって,これが果たして人工知能ではない実際の人間の脳の中の言語機能を忠実に反映したシステムなのかは,議論の余地があると思われます、といふ生成理論がはからの批判といふのに、なにか悪い冗談なのか、お前が言ふな、と思つてしまふ。- 注 27
- 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 30
- 第3章 「音」に関する分野 33
- 実際の音を扱う「音声学(Phonetics)」 34
- 実際の音声の三つの側面 34
- 一つ一つの音(母音と子音) 38
- 音のまとまり(音節とモーラ) 43
- 一つ一つの音を超えた韻律構造:アクセント 45
- コラム 国際音声字母(International Phonetic Alphabet: IPA) 51
- 注 52
- 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 55
- 抽象的な音を扱う「音韻論(Phonology)」 56
- 頭の中にある抽象的な音の概念(音素) 56
- 音素を生み出す“素粒子的要素”(弁別的音韻素性) 60
- 音素の“化学反応”(音韻現象) 61
- 実際の音を生み出すプロセス(音韻規則) 63
- コラム 最適性理論(Optimality Theory: OT) 70
- 注 71
- 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 74
- 第4章 音と意味をつなぐ「構造」を扱う分野 75
- 単語レベルの構造を扱う「形態論(Morphology)」 76
- 意味を持っている言語の最小のユニット(形態素) 76
- 単語を生み出すしくみ(派生と複合、その他の語形成のプロセス) 79
- 動詞や名詞の形の変化(屈折) 83
- 単語の特徴を決める柱(主要部) 84
- コラム 二重メカニズム仮説(Dual Mechanism Hypothesis) 88
- 注 89
- 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 92
- 文レベルの構造を扱う「統語論(Syntax)」 93
- 文を作り上げるための二種類の材料(語彙範疇と機能範疇) 95
- 文の基本的な骨組みを作るしくみ(句構造と意味役割) 96
- 文の最終的な形を作るしくみ(移動と削除) 105
- 文の構造に依存する意味の側面(統語構造と意味解釈) 108
- コラム ミニマリスト・プログラム(Minimalist Program) 115
- 注 116
- 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 121
- 第5章 「意味」に関する分野 123
- 単語や文の意味を扱う「意味論(Semantics)」 124
- 単語の意味の二面性(内包と外延) 125
- 内包を生み出す“原子的要素”(意味素性) 129
- 文と文の間の意味関係(意味論的含意と前提) 134
- 単語の意味の一定の結合の仕方から生じる文の意味 137
- コラム 形式意味論(Formal Semantics) 148
- 注 149
- 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 153
- 文脈の中での意味を扱う「語用論(Pragmatics)」 154
- 二種類の情報(既知情報と新情報) 156
- 発話のコンテクストに依存する言語表現(直示表現) 158
- 発話の持つ三つの機能と文字通りの意味からの逸脱(間接言語行為) 159
- スムーズなコミュニケーションが成り立つための法則(協調の原則と会話の格率) 161
- コラム 関連性理論(Relevance Theory) 166
- 注 167
- 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 169
- 付章 生成言語学の展望 171
- 生成言語学の目標と今後期待される方向性 172
- 従来の“地味な言語学”の重要性 177
- コラム テクノロジーと理論言語学 179
- 注 180
- 「お奨め図書」情報(更に言語学を勉強したい人のために) 183
- 参考文献 185
- 索引 194
YOUNG JUMP COMICS;集英社;590円;B6判;;並製;209頁;;ISBN4-08-877173-7;
;東洋経済新報社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;xi+204頁;;ISBN4-492-31330-3;
;東京大学出版会;(借覧);四六判;横組;上製;iii+244頁;;ISBN4-13-051124-6;[執筆者]しらはせ・さわこ(白波瀬佐和子)/さとー・としき(佐藤俊樹)/げんだ・ゆーじ(玄田有史)/かりや・たけひこ(苅谷剛彦)/いしだ・ひろし(石田浩)/まつーら・かつみ(松浦克己)/みやざと・なおみ(宮里尚三)
中公叢書;中央公論新社;2,200円(借覧);四六判;縦組;並製;418頁;;ISBN4-12-003623-5;
;筑摩書房;(借覧);A5判;縦組;上製;8+563頁;;ISBN4-480-75159-9;
自伝ではぶかれてゐた小樽時代のことをよみたく思つて借りてきたもの(すこしまへに洋泉社から新書でも出てゐるけど)。「どんな問題をやるにせよ、それをやらなければ生きてゆけないというテーマを探すのですね」
KASHIWA学術ライブラリー09;柏書房;3,800円(借覧);A5判;縦組;上製;306頁;;ISBN4-7601-2679-1;
朝倉漢字講座5;朝倉書店;4,800円(借覧);A5判;横組;上製;x+255頁;;ISBN4-254-51535-9;
目次を写しておく。
- 第1章 情報化社会と漢字 / 山田尚勇(やまだ・ひさお) 1
- 1. 漢字かな交じり文の入力の問題 1 #Tコード
- 2. 情報化社会の到来と日本語 4
- 3. 現用の表記法は日本文化を弱体化している 8
- 4. 国語教育への負担 11
- 5. 漢字の使用が思考過程を制約する可能性 15
- 6. 同音異義語の問題 20
- 7. カタカナことば 24 #フィンランド語
- 8. 漢字にまつわる神話 27
- 第2章 インターネットと漢字 / 加藤弘一(かとー・こーいち) 34
- 1. ASCIIとISO/IEC 2022 34
- 2. 漢字文化圏の文字コード 40
- 3. ISO 10646とユニコード 48
- 4. 異体字と符号化対象 58
- 第3章 多文字社会の可能性 / 河野勝也(こーの・かつや) 78
- 1. はじめに 78
- 2. 20世紀後半の日中の漢字政策 79
- 3. 日本・中国の文字コードと漢字政策 83
- 4. 中国語の入出力システム 87
- 5. ユニコードの普及と翻訳メールシステム 91
- 6. 中国の民族文字と多文字社会の将来 95
- 7. おわりに 97
- 第4章 現代中国の漢字 / 松岡榮志(まつおか・えーじ) 99
- 1. はじめに――『漢字の運命』 99
- 2. 漢字の追放から漢字の改革へ 101
- 3. 漢字と拼音の併存 102
- 4. もう一つの論文 104
- 5. 漢字政策の問題点 105
- 6. 漢字に対する自由な議論 108
- 7. 「漢字簡化方案」以前――幻の簡化字表 109
- 8. 「漢字簡化方案」 112
- 9. 「簡化字総表」 113
- 10. 「第二次漢字簡化方案(草案)」の迷走 115
- 11. 繁体字の氾濫 116
- 12. 「中華人民共和国国家通用語言文字法」の施行 120
- 13. 「人民日報」海外版 121
- 14. 異体字の整理 122
- 15. 印刷字形の整理 123
- 16. 「現代漢語常用字表」「現代漢語通用字表」の制定 124
- 17. 中国の漢字と情報処理 126
- 第5章 韓国の漢字 / 宋永彬(ソン・ヨンビン) 129
- 1. はじめに 129
- 2. 漢字との出会いと定着 130
- 3. 韓国の漢字音 133
- 4. ハングル専用論と漢字併用論 136
- 5. 漢字教育 140
- 6. 新聞における漢字表記の変化 142
- 7. 現代人の読み書き能力 145
- 8. 漢字をめぐる最近の動向 147
- 9. おわりに 155
- 第6章 東南アジアの漢字 / 田中恭子(たなか・きょーこ) 161
- 1. はじめに 161
- 2. ベトナムにおける漢字の受容と放棄 163
- 3. 東南アジア史における華人移民と漢字 167
- 4. 植民地時代の華人意味と漢字文化 169
- 5. 東南アジア諸国の脱植民地化と漢字の現在 171
- 6. 華人ネットワークの活性化と漢字文化 175
- 7. おわりに 177
- 第7章 出版文化と漢字 / 村瀬拓男(むらせ・たくお) 181
- 1. 本稿の目的 181
- 2. 電子出版物制作時に直面した漢字の問題 182
- 3. デジタル化が意味すること 190
- 4. 出版物印刷における漢字 193
- 5. インフラとしての意味 197
- 6. 「出版文化と漢字」の問題 199
- 第8章 ことばの差別と漢字 / ましこ・ひでのり 203
- 1. はじめに 203
- 2. 障壁/障害としての漢字 203
- 3. 漢字の逆機能 205
- 4. 漢字使用者の負担 208
- 5. 排除装置としての漢字表記 211
- 第9章 漢字に未来はあるか / 野村雅昭(のむら・まさあき) 221
- 1. 常用漢字の崩壊 221
- 2. 新聞界の変節 222
- 3. 表外漢字の字体 225
- 4. 外来語のイイカエ 234
- 5. 終末にいたる前に 238
- 対談―漢字の未来をめぐって― / 前田富祺/野村雅昭 241
- 索引 249
岩波文庫[緑 96-3];岩波書店;760円(借覧);文庫判;縦組;並製;341頁;;ISBN4-00-310963-5;
角川oneテーマ21 B-24;角川書店;667円(100円);新書判;縦組;並製;238頁;;ISBN4-04-704091-6;
岩波文庫[青 152-3];岩波書店;760円(借覧);文庫判;縦組;並製;332頁;;ISBN4-00-331523-5;
;新潮社;380円(借覧);四六判;縦組;上製;303頁;;;
本書所収の「隣人・大岡昇平 : 福田恆存氏の辯明」の「その一 私が大岡の訪問を嫌ふといふ恨みごとにたいして」で、国際文化会館にかかる吉田茂の書、論語学而の「有朋自遠方來不亦樂乎」といふ一句を、これにつづく対句を想像したうへで、「この男もまた歸つて來る、遠くからたまに訪ねて來られるのも亦たのしいことと思はぬか」とごまかしたのである。それで始めて「亦」がきいてくる
(p.287)、と和らげてゐるのだけど、「不亦~乎」といふのは「なんとまあ~ではないか」といふ反語・咏嘆の句法であつて、この場合の「亦」字を「もまた」とするのはあやまりであるむねの指摘が、古田島洋介「「不亦楽乎」の俗解 : 原文を忘れた漢文訓読の危険性」(『明星大学研究紀要』10、2002年)でされてゐる。
;笠間書院;1,900円(2割引);四六判;縦組;並製;ix+333+6頁;;ISBN4-305-70326-2;
一読三歎。
角筆研究――丁度けふ国際シンポジウムなるものがあつた――への評価が、「〔書評〕秋永一枝著『古今和歌集声点本の研究』」(『国語学』167集、1991年、p.30)で言及したときから、がらりと変つてしまつてゐた(pp.119-120)。
足も頭もつかはないわたくしはただperishしゆくのみであるなあ。
目次を写しておく。
- イントロダクション 3
- 第I部 前文の表現を解析する
- 第一章 従来の共通理解とその問題点 47
- 第二章 仮名の形成と仮名文の発達 72
- 第三章 仮名連鎖の複線構造 83
- 第四章 仮名文の日記 98
- 第五章 「女文字」、「男文字」という語の存在証明 112
- 第II部 女文字から女手へ
- 第一章 女文字とは 133
- 第二章 女文字の実像――貫之の書いた女文字 147
- 第三章 女文字から女手への軌跡――実用から芸術へ 163
- 第III部 門出の日の記録
- 第一章 発端 203
- 第二章 初日の日記 238
- 第IV部 絶えて桜の咲かざらば 261
- 付録 日本大学蔵本『土左日記』抜粋 322
- お読みいただいたかたがたへ 329
- あとがき 331
- 注目語句一覧 左開(1)
- 目次細目 左開(2)
「経 Kei」(10月号)「月刊中国図書」(10月号、11月号)「本郷」(11月号)もらふ。
;塙書房;11,000円(1割引);A5判;縦組;上製;v+446+28頁;;ISBN4-8273-0096-8;
目次を写しておく。
- 序章 文字表現と以前
- 第一節 黎明 5
- 第二節 倭語を記すこと 11
- 一 倭語を写すこと 11
- 二 倭語を記すこと 14
- 三 訓字の多様と仮名 19
- 四 訓字と仮名の共存へ 22
- 五 人麻呂歌集、古事記 31
- 第三節 定型和歌の成立と表記 35
- 一 人麻呂歌集略体歌と訓詁 35
- 二 上代歌謡としての「なにはつ」の歌 41
- 三 外からの倭語 46
- 第一章 古事記の表現と訓詁
- 第一節 訓詁から見た古事記 55
- 一 漢字と意義 55
- 二 日本語文を記すこと 60
- 三 日本語文と漢字表現 65
- 第二節 古事記の文 77
- はじめに 77
- 一 文の形態 日本語文の契機 78
- 二 文の形式――呼応、関係構成 84
- 三 文の来歴――記すことと読むこと 91
- 第三節 古事記歌謡と訓字 97
- はじめに 97
- 一 『古事記』の文と旧辞 97
- 二 歌謡と訓字(一) 対応 101
- 三 歌謡と訓字(二) 訓詁 108
- 四 萬葉歌の場合 113
- 第二章 萬葉集の表現と訓詁
- 第一節 漢字表現の応用と内化 121
- はじめに 121
- 一 漢字の字義と訓詁の応用 121
- 1 懐――カネテ 121
- 2 猶豫不定――タユタフ 134
- 3 眷――カヘル 136
- 二 倭語への内化 139
- 1 引用――詩的表現の受容 139
- 2 訓読語と歌――漢字表現の内化 141
- 第二節 萬葉歌の中の漢字表現―訓字と仮名をめぐって― 149
- はじめに 149
- 一 正訓字と訓仮名、その連続と断面 150
- 二 訓字の多様――「景迹」と「行」 156
- 三 『遊仙窟』の場合 160
- 四 訓読語と仮名 163
- 第三節 遊仙窟古訓を萬葉歌に遡る 173
- 一 辞書の利用と批判 173
- 二 『遊仙窟』古訓のナヤムと家持歌 175
- 三 『遊仙窟』受容研究の現在 182
- 第四節 逆言・狂言攷 187
- はじめに 187
- 一 「妖言」の概念と変遷――中国 188
- 二 「妖言」の受容――日本 199
- 三 「逆言」の概念と受容 206
- 四 挽歌の中のオヨヅレ 213
- 第五節 萬葉しぐれ攷 219
- 一 しぐれを詠むこと 219
- 二 シグレの表記 227
- 三 時雨―シグレ―へ 230
- 第六節 萬葉ムナキ攷 235
- 第七節 動詞シノフの用法と訓詁 247
- はじめに 247
- 一 不在のものを思う形式 248
- 二 「偲ふ」と「思ふ」 252
- 三 賞美のシノフ 257
- 四 「偲ふ」と「嘆く」 262
- 第八節 副詞ナホの用法と訓詁 269
- 一 或る訓詁 269
- 二 『かざし抄』なほ 271
- 三 萬葉訓詁の再検討―「反恋 ナホコヒニケリ」 276
- 第三章 日本書紀古訓
- 第一節 日本書紀古訓意訳の方法―否定表現の場合― 289
- はじめに 289
- 一 直訳「不―ズ」「非―アラズ」 290
- 二 意訳(一) 297
- 三 意訳(二) 305
- 第二節 「不覚」をオロカと訓むこと 313
- はじめに 313
- 一 「不覚」 314
- 二 オロカの意 316
- 三 オロカとオロソカ 320
- 四 不覚―オロカニ 329
- 第三節 イザワ攷 335
- 一 怡奘過 335
- 二 イザの意義・用法 341
- 三 專爲 伊佐和 348
- 第四章 古辞書の利用
- 第一節 新撰字鏡倭訓攷 353
- はじめに 353
- 一 上代語との関連 353
- 二 記紀の訓詁への応用 358
- 三 倭訓の一性格 363
- 第二節 古辞書の訓詁と萬葉歌 367
- はじめに 367
- 一 「足沾」とナヅサフ 368
- 二 「乎曽呂波猒」 373
- 第三節 古辞書の訓詁と萬葉語彙 383
- 一 萬葉語彙にない話 383
- 二 語彙の系 売買の語彙 389
- 三 表現と語義(一) ウルハシ 398
- 四 表現と語義(二) アザムク 407
- 第四節 「訝」字の倭訓 417
- はじめに 417
- 一 「訝」の訓詁 417
- 二 倭訓ウレシブ 419
- 三 訝―イブカシの成立 422
- 終章 訓詁の方法と注釈―新しい可能性へ―
- 第一節 訓むこと 429
- 第二節 釈くこと 435
- 初出一覧 441
- あとがき 445
- 索引 巻末
小雨のふるなか百鬼園先生の生家迹をおとづれる。
。うへに牛がのつてゐて、件のことくらゐしか思ひ出せなかつたのだけれど、丑年生れだからといふことだつたからみたい。
講談社文庫[も-45-1];講談社;552円;文庫判;縦組;並製;226頁;;ISBN4-06-273673-X;
;東京大学出版会;7,600円(借覧);A5判;縦組;上製;4+x+311+6頁;;ISBN4-13-086035-6;
ちくま文庫[な-24-2];筑摩書房;880円(1割引);文庫判;縦組;並製;373頁;;ISBN4-480-03748-9;
合掌。
現代思想の冒険者たち 第24巻;講談社;(借覧);四六判;縦組;上製;326頁;;ISBN4-06-265924-7;
「未来」「UP」(11月号)もらふ。
叢書・文化学の越境11;森話社;3,000円(借覧);四六判;縦1,2段組;上製;331頁;;ISBN4-916087-51-8;[執筆者]ほーじょー・かつたか(北條勝貴)/やまぐち・あつし(山口敦史)/こじま・なおこ(小嶋菜温子)/ますお・しんいちろー(増尾伸一郎)/たかまつ・ももか(高松百香)/にしの・ゆきこ(西野悠紀子)/ふくとー・さなえ(服藤早苗)/さかき・けーこ(榊佳子)/もんま・さちお(門馬幸夫)/きくち・てるお(菊池照夫)/とがわ・ともる(戸川点)/はしもと・ひろゆき(橋本裕之)/
現代民俗誌の地平3;朝倉書店;4,600円(借覧);A5判;縦2段組;上製;vi+244頁;;ISBN4-254-50523-X;[執筆者]岩本通弥/蘇理剛志/川森博司/矢野敬一/青木隆浩/中野紀和/土居浩/森田真也/才津祐美子/法橋量
本書の編者が史料学入門に書いてゐた論文が面白く思はれたので。
岩本通弥と岩本由輝、本書にも名前のあがつてゐるジェイムズ・クリフォードと先日なくなつたクリフォード・ギアツとの区別があまりついてなかつたことに気がついた。
;武蔵野書院;18,000円(借覧);A5判;縦組;上製;689頁;;ISBN4-8386-0198-0;
目次を写しておく。
- 序章 本研究の目的と視点 11
- 第一章 『古活字版日本書紀抄』の自問自答表現―講義という表現空間― 15
- 一 はじめに 15
- 二 自問自答表現とは 16
- 三 『古活字版日本書紀抄』の用例分析 19
- 四 応答詞「アヽ」「アウ」の性格 30
- 五 天文五年講本と『日本紀抄』の場合 33
- 六 おわりに 41
- 第二章 「アヽ」「アウ」型自問自答表現の分布をめぐって―吉田兼倶系日本書紀抄の場合― 53
- 一 はじめに 53
- 二 吉田兼倶系日本書紀抄諸本について 54
- 三 文明九年景徐聞書の場合 54
- 四 文明十三年景徐聞書の場合 61
- 五 月舟聞書の場合 66
- 六 おわりに 68
- 第三章 「アヽ」「アウ」型自問自答表現の分布をめぐって―清原宣賢系『毛詩抄』『蒙求抄』『論語抄』などの場合― 78
- 一 はじめに 78
- 二 『毛詩抄』の場合 78
- 三 『蒙求抄』の場合 95
- 四 『論語抄』の場合 102
- 五 清原業忠講『論語聞書』の場合 110
- 六 和仲東靖抄出・巻子本『日本書紀抄』の場合 113
- 六・一 巻子本『日本書紀抄』における「アヽ」「アウ」の用例 114
- 六・二 巻子本『日本書紀抄』の用例分析 122
- 七 おわりに 131
- 第四章 『古活字版日本書紀抄』の敬語表現―素材への表現・聴講者への表現― 143
- 一 はじめに 143
- 二 敬語の分類 144
- 三 『古活字版日本書紀抄』における敬語表現の実態 145
- 三・一 尊敬表現の実態 145
- 三・二 謙譲表現の実態 164
- 三・三 丁寧表現の実態 168
- 四 おわりに 170
- 第五章 別視点から見た『中華若木詩抄』―表現者如月寿印の意図― 181
- 一 はじめに 181
- 二 『中華若木詩抄』の研究史と問題の所在 182
- 三 『錦繍談抄』『続錦繍談抄』『花上集鈔』における“絵画”との接点 184
- 四 『中華若木詩抄』における“絵画”との接点――“詩画一体の眼”へ 188
- 五 寛永十年中野道伴刊行『中華若木詩抄』の意図と意義 192
- 六 『本朝詩仙註』の成立と『中華若木詩抄』 200
- 七 『中華若木詩抄』の特質――狩野一渓『後素集』との比較を通して 205
- 八 おわりに 218
- 第六章 『中華若木詩抄』の表現構造―「竹」の詩をめぐって― 220
- 一 はじめに 220
- 二 「南十二間、竹色々かゝせられ」(『信長記』)――「色々」という表現にこめられた“室町ごころ”を抄物に探る 221
- 三 『錦繍談抄』における「竹」の詩と表現 223
- 四 『続錦繍談抄』における「竹」の詩と表現 226
- 五 『花上集鈔』における「竹」の詩と表現 227
- 六 『中華若木詩抄』における「竹」の詩と表現 231
- 六・一 謙岩「水竹佳処」江西「竹間芍薬」天隠「稚竹可人」詩より 231
- 六・二 虞伯生「聴雪軒」仲芳「夢山居」詩より 235
- 六・三 江西「題画」彭復雅「臨川道中」王〓{艸/隶}〓{彳|竒}「梅花」張蒙泉「一逕」詩より 236
- 六・四 徐淵子「偶題」、および、蘇東坡「竹」(一〇七九年作)詩より 238
- 七 おわりに 241
- 第七章 『中華若木詩抄』と評語「アリアリト」―表現を測定する― 245
- 一 はじめに 245
- 二 『中華若木詩抄』の評語「アリアリト」――如月のいう詩作の極意 247
- 三 「アリアリシク言イ出ス」「アリアリト作リ分クル」 255
- 四 「自然ニキコヘテ妙」「如在眼中」 257
- 五 「ソノマヽ画カイタヤウニ」 260
- 六 「思ヒノマヽニ」「言外ニアラワレタリ」 263
- 七 おわりに 266
- 第八章 「テノ用ハ」の表現領域―抄物から狂言まで― 272
- 一 はじめに 272
- 二 吉田兼倶系日本書紀抄諸本・清原業忠講論語聞書・史記抄・漢書列伝竺桃抄の場合 272
- 三 清原宣賢『日本書紀抄』〈後抄本〉における「テノ用ハ」の言語的背景 280
- 四 清原宣賢系抄物〈毛詩抄〉〈蒙求抄〉〈論語抄〉の場合 282
- 五 〈中華若木詩抄〉〈四河入海〉の場合 286
- 六 中世諸文献を調査する――大蔵虎明本狂言の状況から「テノ用ハ」の発生史まで 290
- 七 おわりに 299
- 第九章 「不審」という語の表現環境―狂言に反映された日常会話(一)― 304
- 一 はじめに 304
- 二 『中華若木詩抄』における直訳・意訳の「不審」と原文
- 三 大蔵虎明本狂言における「不審」(一) 311
- 四 大蔵虎明本狂言における「不審」(二) 321
- 四・一 〈ふしんな〉〈ふしんなよ〉 321
- 四・二 〈ふしんな事じや〉 326
- 四・三 〈ふしんにござる〉〈ふしんでござる〉 329
- 四・四 〈ふしんなり〉 333
- 四・五 〈ふしんな…〉〈ふしんなる…〉 334
- 四・六 〈ふしん尤〉〈ごふしん尤〉 335
- 四・七 〈ふしん(が)ある〉 340
- 四・八 〈ふしん(を)する〉 341
- 四・九 〈ふしんをなす〉 346
- 四・十 〈ふしんな事を申す〉〈ふしんに思ふ〉 348
- 四・十一 〈ふしんがはれる〉〈ふしんがはれぬ〉〈ふしんをはらす〉 349
- 五 おわりに 353
- 第十章 「不審」という語の表現環境―狂言に反映された日常会話(二)― 361
- 一 はじめに 361
- 二 大蔵虎明本狂言における「きどくな」と「不審」 361
- 三 大蔵虎明本狂言における「ふしぎな」と「不審」 374
- 四 大蔵虎寛本狂言における「不審」――大蔵虎明本狂言との対照研究 380
- 四・一 「不審ぢゃ」について 382
- 四・二 (a)「大蔵虎明本狂言との共通曲番のうち、虎明本に「不審」の例がある曲」の場合――実例と解釈 382
- 四・三 (b)「大蔵虎明本狂言との共通曲番のうち、虎明本に「不審」の例がない曲」の場合――実例と解釈 408
- 五 おわりに 416
- 第十一章 「不審」という語の表現環境―『エソポ物語』・御伽草子などの場合― 422
- 一 はじめに 422
- 二 『天草版エソポ物語』の「不審」 423
- 二・一 「たがいに不審の勅札を送り」――謎々・謎解きの世界 423
- 二・二 「エヂットよりの不審の条々」 426
- 二・三 「それが不審ぢゃ」 429
- 三 『天草版ヘイケ物語』の「不審」 434
- 四 御伽草子の「不審」 440
- 四・一 A群における「不審」 441
- 四・二 B群における「不審」 450
- 四・三 御伽草子の「不審」のまとめ 454
- 五 仮名草子『伊曽保物語』の「不審」 454
- 六 仮名草子『醒睡笑』の「不審」 463
- 七 おわりに 475
- 第十二章 『日葡辞書』の「婦人語」から―性差による表現の実態― 487
- 一 はじめに 487
- 二 『日葡辞書』の「婦人語」の実態 488
- 三 『日葡辞書』の「婦人語」の分析 496
- 三・一 正篇と補遺篇で重なりのある語について 496
- 三・二 正篇内部で重なりのある語について 497
- 三・三 補遺篇内部で重なりのある語について 498
- 三・四 補遺篇で、補われた語の性格等について 498
- 三・五 正篇・補遺篇通して言及したい語彙 522
- 四 おわりに 531
- 第十三章 みもなき事・いとふ・心のやみ・くはんねんする―『こんてむつすむん地』の用語と表現― 538
- 一 はじめに 538
- 二 世界・みもなき事・いとふ 539
- 三 したふ・闇路・闇・寿命・いのち 545
- 四 心のやみ・ひかり・行跡・ことば・語・すすむる 549
- 五 くはんねんする・がくもん 555
- 六 おわりに 565
- 第十四章 天の甘味・甘露・値遇・ひとしく―『こんてむつすむん地』の用語と表現― 573
- 一 はじめに 573
- 二 至る・立入る・天の甘味・甘露 573
- 三 甘味と甘露――重点調査 576
- 四 しかるに・善の望み・ほっき 588
- 五 あぢはふ・値遇・分別 592
- 六 進退・ひとしく 595
- 七 おわりに 598
- 第十五章 へりくだり・ちりんだあで・ただしき人―『こんてむつすむん地』の用語と表現― 606
- 一 はじめに 606
- 二 へりくだり・ちりんだあで・なにのゑきぞ 606
- 三 こびたることば 613
- 四 善人・ただしき人 615
- 四・一 日本側の文献における「正し」とその周辺の語 617
- 四・二 『こんてむつすむん地』の「正し」とその周辺の語 625
- 五 おこなひ・行儀・あはせ奉る 631
- 六 おわりに 633
- 終章 まとめ 639
- あとがき 658
- 索引 661
- i 人名索引 663
- ii 書名索引 666
- iii 語句・事項索引 673
白川静著作集9;平凡社;7,500円(借覧);A5判;縦組;上製;1+1+1+594頁;;ISBN4-582-40349-2;
[詩経](1970/6、中公新書)、[興の研究](1960/10)を収録。
合掌。
;翰林書房;4,200円(借覧);A5判;縦組;上製;246+x頁;;ISBN4-87737-094-3;
ちくま新書525;筑摩書房;700円(100円);新書判;縦組;並製;215+vi頁;;ISBN4-480-06225-4;
歴史文化ライブラリー217;吉川弘文館;(借覧);四六判;縦組;並製;5+177頁;;ISBN4-642-05617-3;
NHKブックス[747];日本放送出版協会;(借覧);B6判;縦組;並製;210頁;;ISBN4-14-001747-3;
シリーズ 現代思想ガイドブック;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;324頁;;ISBN4-7917-6228-2;[原著]Claire Colebrook, Gilles Deleuze (Routledge, 2002)
講談社文庫;講談社;300円(100円);文庫判;縦組;並製;265頁;;;
合掌。
「呟」字や「眩」字がなぜだか闕画。
朝の電車で、ダロウェイ夫人をよむ女性をみる。
日本の中世3;中央公論新社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;292頁;;ISBN4-12-490212-3;
シリーズ言葉と社会4;勁草書房;2,100円(借覧);四六判;縦組;並製;viii+218頁;;ISBN4-326-19930-X;
;世界思想社;(借覧);四六判;縦組;上製;vi+236頁;;ISBN4-7907-1061-0;
婦人之友誌1920年8月号で、「『女中』といふ新聞の求人広告を例にあげると、戦後まもなくのころは「女中」が中心であったのが、一九五五(昭和三〇)年前後から多くが「女中さん」と“さん”づけに変わり、六〇年ごろから「お手伝いさん」という言葉にシフトし
、65年頃には「お手伝さん」が主流になつてゐるとのこと(p.168)。オートメ女中(p.179)、パトタイ女中(p.182)といつた略語も興味深い。
;九州大学出版会;(借覧);A5判;横組;上製;xii+124頁;;ISBN4-87378-690-8;
基礎語研究の日野資純と関係のあるかたなんだらうか。目次を写しておく。
- はじめに i
- 謝辞 iii
- 要旨 v
- 略語のリスト vii
- 第1章 導入 1
- 1.1 本書の目的 1
- 1.2 本書の構成 2
- 1.3 方法論 3
- 1.4 定義 6
- 1.4.1 文法化 6
- 1.4.2 形式名詞 9
- 1.4.3 補助動詞 10
- 1.5 形式名詞と補助動詞のリスト 11
- 1.6 重要な貢献 11
- 1.6.1 歴史的証拠 12
- 1.6.2 抽象化のメカニズム 13
- 1.6.2.1 「もの」から「空間」へ 13
- 1.6.2.2 「空間」から「時間」へ 14
- 1.6.2.3 「空間」から「質」へ 14
- 1.6.3 「空間」から「時間」への人間の思考 15
- 1.6.4 抽象度の共時的証拠 16
- 1.6.5 抽象化の二つのパターン 16
- 1.6.6 意味変化としての「抽出化」 18
- 1.6.7 抽象化と抽出化の相互作用 18
- 1.6.8 意味的制約としての関係概念 19
- 第2章 抽象化 21
- 2.1 導入 21
- 2.1.1 名詞にもとづくモデル 21
- 2.1.2 動詞にもとづくモデル 24
- 2.2 名詞 25
- 2.2.1 名詞にもとづくモデル 25
- 2.2.1.1 「もの」から「空間」へ 25
- 2.2.1.2 「空間」から「時間」へ 28
- 2.2.1.3 「空間」から「こと」へ 32
- 2.2.1.4 「空間」から「質」へ 33
- 2.2.2 動詞にもとづくモデル(「物理的」→「心理的」) 36
- 2.3 動詞 37
- 2.3.1 動詞にもとづくモデル(「物理的」→「心理的」) 37
- 2.3.2 名詞にもとづくモデル 38
- 2.3.2.1 「空間」から「時間」へ 39
- 2.3.2.2 「空間」から「質」へ 40
- 2.4 結論 41
- 第3章 抽出化 43
- 3.1 導入 43
- 3.2 純粋な抽出化 44
- 3.2.1 空間的抽出化 44
- 3.2.2 敬意の抽出化 51
- 3.3 抽象化を伴う抽出化 53
- 3.3.1 抽出化と抽象化(空間→時間)が同時 53
- 3.3.2 抽出化と抽象化の相互作用 54
- 3.4 結論 60
- 第4章 意味の希簿化 63
- 4.1 導入 63
- 4.2 指示的→文法的 67
- 4.2.1 名詞 67
- 4.2.1.1 助詞を伴わない名詞 67
- 4.2.1.2 助詞を伴う名詞 69
- 4.2.2 動詞 70
- 4.2.2.1 助詞を伴わない動詞 70
- 4.2.2.2 助詞を伴う動詞 72
- 4.3 指示的→文法的・表現的 75
- 4.3.1 助詞を伴う名詞 75
- 4.3.2 助詞「て」を伴う動詞 77
- 4.4 結論 81
- 第5章 文法化の制約 83
- 5.1 導入 83
- 5.2 形態統語論的制約 83
- 5.3 意味的制約 84
- 5.3.1 基礎語彙 85
- 5.3.2 位相概念 87
- 5.3.3 関係概念 89
- 5.3.3.1 空間を表す名詞 90
- 5.3.3.2 体の部分を表す名詞 90
- 5.3.3.3 方向を表す動詞 91
- 5.3.3.4 敬意を表す動詞 92
- 5.3.3.5 やりもらいの動詞 93
- 5.4 結論 94
- 第6章 結論 99
- 6.1 はじめに 99
- 6.2 この研究の発見 99
- 6.2.1 抽象化 99
- 6.2.1.1 抽象化の歴史的な証拠(発見1) 99
- 6.2.1.2 抽象化のメカニズム(発見2) 100
- 6.2.1.3 人間の抽象化的思考の証拠(発見3) 102
- 6.2.1.4 抽象度を測る証拠(発見4) 103
- 6.2.1.5 抽象化の二つのパターン(発見5) 103
- 6.2.2 抽出化(発見6) 104
- 6.2.3 抽象化と抽出化 105
- 6.2.3.1 抽象化と抽出化の相互作用(発見7) 105
- 6.2.3.2 意味的制約としての関係概念(発見8) 107
- 6.3 今後に向けて 108
- 6.3.1 関係概念の見直し 108
- 6.3,2 換喩的変化(Metonymic change) 109
- 6.3.2.1 「換喩」の定義 109
- 6.3.2.2 日本語の名詞における換喩的変化 111
- 6.3.2.3 日本語の動詞における換喩的変化 112
- 6.3.3 強度の抽出化 113
- 注 115
- 参考文献 119
- 索引 121
本書であつかはれた65語も写しておく(1.5、p.11)。
- 形式名詞
- 空間を表すもの
- あいだ、うえ、うしろ、うち、うら、かたわら、すえ、てん、ところ、ふし、まえ
- 人体名称
- くち、しり
- その他
- あと(跡)、かぎり、きり、くせ、けしき、さき、なり、はずみ、ひょうし、へ(辺)、もの、もよう
- 補助動詞
- 接尾語的
- -あう、-あがる、-あげる、いれる、かえす、-だす、-たてる、-つく(付く)、-つける、--つめる、-とおす、-とる、--わける、-おこす(遣す)、-たてまつる、-たまふ、-まうす(申す)、-やる(遣る)、わたる
- 接頭語的
- うち-、おし-、かき-、さし-、ひき-
- 「て」に付く
- てあげる、てある、ていく、ていただく、ている、ておく、てくださる、てくる、てくれる、てさしあげる、てもらう、てやる
- 「と」に付く
- という、とすると、とすれば、となると、となれば
- 「に」に付く
- において、について、によって
歴史文化ライブラリー215;吉川弘文館;(借覧);四六判;縦組;並製;6+200頁;;ISBN4-642-05615-7;
なぜ安部晴明は(官人)陰陽師になつたのか、といふ問をたてて、平安中後期の陰陽師の史的状況をあきらかにしてゆき(ところで、官人陰陽師と令制陰陽師のちがひが卒読のかぎりではよくわからなかつた)、なりやすかつたから、そして、生計をたてることができさうだつたから、といふ答を出してゐる。
新潮文庫[ひ-23-1];新潮社;476円(1割引);文庫判;縦組;並製;318頁;;ISBN4-10-130051-8;
うる覚えと書いてゐて、うわあ、と思ふ(p.208)。
ミネルヴァ日本評伝選[037];ミネルヴァ書房;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;2+xx+300+10頁;;ISBN4-623-04676-1;
シリーズ・日本語のしくみを探る2;研究社;(借覧);A5判;縦組;並製;ix+194頁;;ISBN4-327-38302-3;
目次を写しておく。
- 第一章 五十音図と仮名文字 001
- Q1 日本語の発音の単位は仮名文字ではないでしょうか? 002
- Q2 指で唇を左右に引っ張ると、「ガッキュウブンコ」って言えないのはなぜですか? 006
- Q3 「母音」「子音」はあるのに「父音」はなぜないのですか? 012
- Q4 五十音図の順番には何か意味があるのですか? 017
- Q5 濁音と清音は何か違うのですか。半濁音ってどっちなのですか? 020
- Q6 母音「アイウエオ」はとこが違って、何の順番なのでしょうか? 030
- Q7 風邪をひくと「バビブベボ」が「マミムメモ」に聞こえるのはなぜでしょうか? 035
- Q8 同じ行の子音はすべて同じでしょうか? 045
- 章末問題 050
- 第二章 音声現象を理解する 051
- Q9 なぜ拗音は「シャ」のように二つの文字で表記するのですか? 052
- Q10 ジとヂ、ズとヅを発音し分けることがありますか? 058
- Q11 仮名文字を発育記号として使えるって本当ですか? 061
- Q12 結局、日本語にはいくつの音があるのですか? 072
- Q13 どんな場合でも同じ仮名の音は同じ音で発音されますか? 075
- Q14 日本語の[e]と英語の[e]は同じですか? 086
- 章末問題 092
- 第三章 比較して考える 093
- Q15 英語でお皿を頼んだらパンが来ました。何が悪かったのでしょうか? 094
- Q16 「カギ」と言ったら子供には「カニ」と聞こえたのですが、なぜですか? 106
- Q17 ヘボン式のローマ字でなぜ「ン」をmと書くことがあるのですか? 113
- Q18 仮名を一つひとつ切って発音するとき、「ッ」はどのように読むべきでしょうか? 118
- Q19 「ー」はカタカナにしかありませんが、どう発音するのですか? 123
- 章末問題 127
- 第四章 発音の変化と変遷 129
- Q20 「ニッポンチャチャチャ」の数え方は、七つ? 五つ? 130
- Q21 「洗濯機」の発音は「せんたっき」でいいのですか? 133
- Q22 「すみません」は「すいません」と発音されることが多いのでは? 137
- Q23 外国語が日本語に入るとき、特別な規則がありますか? 143
- Q24 韓国の友人が食べに行こうと言う「ヘンボコ」とは何ですか? 149
- 章末問題 151
- 第五章 日本語のアクセント153
- Q25 日本語のアクセントではどんな練習をすればいいでしょうか? 154
- Q26 アクセントの正体とはいったい何なのでしょうか? 156
- Q27 「男が」と「桜が」ではなぜアクセントが変わるのですか? 163
- Q28 辞典で数字でアクセントが示されている場合どう読めばいいのですか? 165
- Q29 「パンツ」はズボンですか?下着ですか? 170
- Q30 東京と大阪でアクセントが逆になるというのは本当ですか? 173
- Q31 「のこぎり」の前に「この」をつけるとアクセントが変わるようですが? 175
- Q32 「語尾を上げて読むな」はアクセントに関する注意ですか? 179
- 章末問題 181
- 付録 182
- さらに勉強したい人のための参考文献 184
- 章末問題の解答 188
- 索引 194
思考のフロンティア;岩波書店;1,300円(借覧);B6判;横組;並製;x+125頁;;ISBN4-00-027013-3;
青春新書INTELLIGENCE[PI-111];青春出版社;730円(100円);新書判;縦組;並製;221頁;;ISBN4-413-04111-9;
「村八分になってもあと二分は残る」、すなわち葬式と火事のときは例外で、仲間に入れたというのは
俗解であり、それがひろまつたのは、
戦後のことではなかったろうかとしてゐる(p.108)。
;清文堂;(借覧);A5判;縦組;上製;iv+736頁;;ISBN4-7924-1331-1;
例のごとく、目次を写しておく。
- 一 抄物 1
- 第一章 抄物概説 3
- 1 抄物―ショウモツとショウモノ― 3
- 2 抄物の性格 12
- 3 抄物の文 16
- 第二章 史記抄 36
- 1 桃源の生涯 36
- 2 桃源の著作 42
- 3 史記抄について 58
- 第三章 漢書抄 115
- 1 (a)本 116
- 2 (b)本 124
- 3 (c)本 125
- 4 (d)本・(e)本・(f)本 133
- 5 書写の時期など 142
- 第四章 山谷抄 148
- 1 (イ)本・(ロ)本・(ハ)本(前半部) 148
- 2 (ハ)本(巻四と後半部) 153
- 3 (ニ)本と他抄 165
- 二 きりしたん資料 181
- 第五章 太平記抜書 183
- 第六章 コリャードの日本語辞書 219
- 1 稿本 222
- 2 版本 255
- 3 著作者 289
- 4 出典とことば 292
- 三 両資料からみた室町時代語 319
- 第七章 音便形 321
- 1 バ行四段・マ行四段動詞の音便形 321
- 2 ラ行四段動詞の音便形 333
- 第八章 助動詞――形態の変化を中心に 344
- 1 ヨウの成立 344
- 2 マイの成立 390
- 3 シマウからシム 421
- 第九章 語の諸相 442
- 1 アヤカシとアヤカリ 442
- 2 オシャル 454
- 3 シキ 463
- 4 しよう―枝葉と支用― 492
- 四 資料とことば 513
- 第十章 抄物 515
- 1 湯山千句の抄 515
- 2 詩学大成抄 544
- 3 ダとある種の抄物 570
- 4 ヲチ 584
- 第十一章 きりしたん資料 606
- 1 日葡辞書の記述と二・三の語 606
- 2 対訳寸感 〔付〕迷惑 623
- 五 雞肋抄 651
- 1 中世の敬語―特質と変遷― 653
- 2 本語小考 676
- 3 抄物にみえる諺(集) 696
- あとがき 727
- 索引 736
日本史リブレット41;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;1+105+4頁;;ISBN4-634-54410-5;
;麗澤大学出版会[発行]、廣池学園事業部[発売];2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;8+230頁;;ISBN4-89205-498-4;
錯綜する記録、増減する物品、好古家たちの所業。
余談になるが、当時、東京国立博物館の蔵品の写真を借用して出版物を刊行するには、非常に手間がかかり、時にはその使用を断念せざるを得ないケースさえあった。使用許可がなかなか出なかったり、新たな撮影をしないと写真が使えなかったために、その撮影がスムーズに行えず、出版に間に合わなかったりするためであった。しかし、館の関係者が著者となっている場合には、そうした写真の使用等は極めてスムーズに行われていた。そこに眼を付けた賢い出版社の担当者がいた。博物館の学芸員たちを著者にして本を出せばいいのだと。そしてそれを実行したのが、至文堂の『日本の美術』シリーズであった。博物館の館蔵品の写真資料を豊富に使いながら、コンパクトにまとめた解説書を、博物館の学芸員を著者にして出したシリーズであった。この出版は当たりに当たって好調な売れ行きを示した。当時、東京国立博物館の写真使用の件で、苦い体験をもっていた多くの出版社の編集者たちから、激しい憤懣が噴出したのも当然である。
世界思想ゼミナール;世界思想社;(借覧);四六判;縦組;並製;v+386頁;;ISBN4-7907-1196-X;
「いさぎよく」を「屑く」と表記してゐるのにママをふる必要はないよなあ(p.206)。
新潮文庫[リ-2-1];新潮社;272円(-);文庫判;縦組;並製;123頁;;ISBN4-10-204601-1;[原題]Anne Marrow Lindbergh, Gift from The Sea
梁瀬光世がすすめてゐたので買つてゐたもの。たをやめぶり。
;文藝春秋;1,905円(借覧);四六判;縦組;上製;310頁;;ISBN4-16-368060-8;
しらふで、脱構築して、と口にするひとをみる。
;三省堂;2,000円(-);A5判;横2,3段組;並製;167頁;;ISBN4-385-36242-4;
本書とは関係ないことなのだけれど、日本語の歴史が平凡社ライブラリーにはひるのである由。1巻では騎馬民族説にのつとつた記述がされてゐたやうに思ふけれど、あれはそのままなのかな。しかし李莽湖先生なきあと、あの文章に手を入れられる人間もゐないだらうし。中公文庫の日本の歴史のやうに、現在の研究からのくはしい解説がされてゐるとよいのだけれど(といひながら、中公のにどの程度のものかがついてゐるのかは知らないのだけれど)。
中公文庫[よ-15-5];中央公論社;718円(100円);文庫判;縦組;並製;335頁;;ISBN4-12-202318-1;
良寛、ヴェーユについてのものを面白く思つた。
;講談社;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;617頁;;ISBN4-06-213005-X;
みごとな芸当をみる思ひ。私より前によんだひとが、近代化はどこもそれぞれに特殊なのであつて、神経衰弱も狂気も、開化の必然ではない。漱石の必然である
(p.460)、といふところに印をつけてゐた。
岩波ブックレットNo.683;岩波書店;480円(借覧);A5判;縦組;並製;62頁;;ISBN4-00-009383-5;
笠間叢書346;笠間書院;(借覧);A5判;縦組;上製;4+v+457頁;;ISBN4-305-10346-X;
目次を写しておく。
- [口絵]
- 前編 天草版平家物語とファビアン
- はじめに――天草追想 1
- 天草版平家物語目録 6
- 総説 11
- 各説 19
- 一 標題と刊記 19
- 二 扉紙のラテン語 24
- 三 書誌 25
- 四 句読点 27
- 五 書き込み 29
- 六 旧蔵者 30
- 七 遠藤周作『沈黙』 31
- 八 イルマン・ロレンソ 32
- 九 漢字の誤読など 33
- 一〇 影印および翻字本 38
- 第一章 天草学林 41
- 第二章 天草版平家物語とその周辺 53
- 第三章 ファビアン伝 75
- 名称・出自・青年時 75
- 『モニュメンタ』 85
- 『天草平家』のあと 96
- 『妙貞問答』など 98
- 宗論 109
- 追悼説教 117
- 『教理要論』 122
- 棄教とその原因 124
- 『破堤宇子』の書誌 128
- 村山と末次の争闘 133
- ファビアンの居住地 142
- ファビアン研究書 145
- 死去 149
- 「背教」 153
- 国内資料 156
- 協力者の有無 159
- ファビアンの国籍 164
- 第四章 日本語教科書 167
- 第五章 天草版平家物語 序文小解 185
- 読誦の人に対して書す 185
- 横書きの本 187
- 志願とデウスと天道 192
- 天の御法 198
- 序文用語片々 200
- 平家物語の作者 204
- 署名など 208
- 第六章 雑談とそのことば 211
- 雑談 211
- ほんぼん 215
- ざま 217
- 一人当千 219
- すすどい 220
- けしかる 222
- 鹿(しし) 224
- 婦人語 225
- [語法] こそ 227
- [語法] ば 231
- [語法] はさみこみ 232
- [語法] 道行文 234
- [語法] なんだ 238
- 応答 242
- 退屈 244
- 第七章 音韻撮要 247
- 発音研究のために 247
- ハ行転呼音 254
- 射ようずる 258
- 「行って」>「いて」 263
- バ行音マ行音の相通 266
- 「やうか」と「ようか」(一) 274
- (二) 280
- (付) ヅズの混同 283
- 第八章 古今のことば 285
- つなぐ 285
- たのし 287
- すみずをつく 289
- 進退 291
- 迷惑 295
- かたこと 297
- 傍輩 301
- こよひ 302
- 第九章 原拠本 305
- 第十章 『教育』と天草版平家物語 317
- 湯沢博士と学士院賞 317
- 天草コレジオ 318
- キリシタンの島 320
- 後編 キリシタン資料と中世語攷
- 第一章 ローマ字‐漢字のアルファベット 325 #テヴノー旅行報告にのるヴァリニャーノの音図
- 第二章 キリシタンの日本語学習 331
- 第三章 キリシタンの漢語二題 337
- 一 「進退」と「身体」 337
- 二 「霊気」と「霊怪」と「霊化」 344
- 第四章 「宮仕ふ」考 351
- 第五章 はなし(咄)とその類義語 375
- 第六章 二重否定 415
- ないもせぬ(ないもしない) 415
- 付論 エンマの卵 423
- 第七章 中世語研究の背景 427
- はじめに 427
- 音韻史研究と中世 428
- 文法史研究と中世 433
- 亀井孝の中世語研究 435
- おわりに 438
- 第八章 紹介 443
- 天理図書館編『きりしたん版の研究』 443
- 富永牧太『きりしたん版文字攷』 447
- 米井力也『キリシタンの文学』 449
- 松岡洸司『キリシタン語学―16世紀における―』 451
- 掲載論文目録 453
- おわりに 454
なかなかにふくみのおほいといふか意趣のある本ではあるなあ、と思ふのは、わたくしが、Kameian
(工藤力男)たることに憧れてゐるからかもしれない。
中公新書1844;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;vi+7+206頁;;ISBN4-12-101844-3;
平安貴族は「物怪」を「モノノケ」とは読まない。しかも、「物怪」を「モッケ」あるいは「モノノサトシ」と読む平安貴族にとって、「物怪」というのは、怪異を意味する言葉であった(p.106)。ふむ。この記述は、森正人[1991]「モノノケ・モノノサトシ・物恠・怪異」(『国語国文学研究』〔熊本大学〕27号)といふ論文によるものみたい。一般書だからかもしれないけど、よるところがあるのであれば、その出どころをはぶくのはよくないなあ、と思ふ。森論文のことは、増尾伸一郎[2005]「鬼神を見る者:『今昔物語集』の陰陽師関係説話考」(服藤早苗他編『ケガレの文化史:物語・ジェンダー・儀礼』森話社)で知つた。
洋泉社MC新書003;洋泉社;1,700円(借覧);新書判;縦組;並製;293頁;;ISBN4-86248-036-5;
私が好むのは、人びとの外面であって、彼らの内面などではない。(ライオネル・トリリング)
講座社会言語科学第1巻;ひつじ書房;3,200円(借覧);A5判;横組;上製;2+vii+274頁;;ISBN4-89476-245-5;
目次とそれぞれの論文のキーワードとを写しておく。
- 異文化とコミュニケーション―まえがきにかえて i
- 第1部 繋ぐ 1
- 異文化コミュニケーション学―共生世界の礎を求めて / 井出祥子(いで・さちこ) 2 #異文化コミュニケーション、新言語相対論、高コンテクスト文化、指標性、共生世界 #相対主義と本質主義は紙一重だなあ、と感じる
- 通訳における異文化コミュニケーション学 / 鳥飼玖美子(とりかい・くみこ) 24 #通訳・翻訳、等価、直訳・意訳、透明な存在、文化の仲介者
- ビジネスにおける異文化間コミュニケーション―日本語での会議は非効率か / 近藤彩(こんどー・あや) 40 #ビジネス・コミュニケーション、異文化間コミュニケーション、会議、トピック変換、フレーム
- 日英語バイリンガルの子供たちの言語習得 / 岩田祐子(いわた・ゆーこ) 62 #バイリンガルの子供、二言語習得、国際結婚、日本語と英語、一親・一言語ルール
- ジェンダーシステム―ジェンダーイデオロギーの言語化プロセス / 林礼子(はやし・れーこ) 84 #相違の自然化、ジェンダーシステム、言語のジェンダーの意味、配置、志向と構築、再構成
- ロボットとヒトは理解しあえるか―心に共感する心のメカニズムの探求 / 小嶋秀樹(こじま・ひでき) 104 #ロボット、心のつながり、コミュニケーション発達、アイコンタクト、共同注意
- 第2部 分かる 117
- 空間認知とコミュニケーション / 井上京子(いのうえ・きょーこ) 118 #メンタル・マップ、空間指示枠、コードスイッチング、自然環境、文化的環境 #高知方言では「東の奥歯が痛い」のやうな絶対的指示枠を用ゐるのか
- ジェスチャーにおける認知と文化―ガーナのタブー・ジェスチャーをめぐって / 喜多壮太郎(きた・そーたろー)/ジェームス エセグベイ(James Essegbey、渡辺京子訳) 130 #ジェスチャーのタブー、左手、指差し、ガーナ
- *骨をこわすvs. break the bone―認知カテゴリーと文法項目のタイポロジー / 藤井洋子(ふじー・よーこ) 156 #認知、カテゴリー、分類辞、破壊を表す動詞、類型的特徴 #この論文でいふ分類辞(classifier)は助数詞
- 親族名称と呼称から見る人間関係―日本語と中国語の比較 / 薛鳴(せつ・めー) 170 #言語形式と言語使用、移動性と不動性、虚構性と拡張性、擬似的親族関係、輩分
- 第3部 感じる 197
- スモールトークとあいさつ―会話の潤滑油を超えて / 井出里咲子(いで・りさこ) 198 #あいさつ、スモールトーク、ことばの交換的機能、同調のリズム、共在感覚
- 何を心地よいと感じるか―会話のスタイルと異文化間コミュニケーション / 重光由加(しげみつ・ゆか) 216 #会話のスタイル、異文化間コミュニケーション、心地よさ・心地悪さ、文化・社会的共有知識、メタメッセージ
- 何をうそと感じるか―日本語と英語の場合 / 西村史子(にしむら・ふみこ) 238 #うそ、日英比較、異文化間コミュニケーション、言語行為、ミスコミュニケーション
- ニューヨーク・タイムズ紙に見る日本―間接的指標性の証拠としてのテキスト間連鎖 / ジェーン H ヒル(Jane H. Hill、渡辺京子/成岡恵子訳) 256 #指標性、人種差別、日本、メディア・ディスコース、間テキスト性
- 執筆者紹介 274
;東洋経済新報社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;vii+233頁;;ISBN4-492-31345-1;
日本史リブレット29;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;1+1+110+4頁;;ISBN4-634-54290-0;
伊派、大蔵派石工の石塔。
;角川書店;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;392頁;;ISBN4-04-873628-0;
;東洋経済新報社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;vii+213頁;;ISBN4-492-31359-1;
「先の杖」型から「産むが易し」型へ。
中公新書1804;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;v+5+222頁;;ISBN4-12-101804-4;
いつから忘却はいけないことになつたのかとか、英国との和解への歴史とか、啓発される。
;思文閣出版;8,000円(借覧);A5判;縦組;上製;iv+305頁;;ISBN4-7842-1296-5;
岩波文庫[青 140-9];岩波書店;900円(借覧);文庫判;縦組;並製;405頁;;ISBN4-00-331409-3;
岩波テキストブックス;岩波書店;2,400円(借覧);A5判;横組;並製;vi+271頁;;ISBN4-00-028043-0;[執筆者]みたに・ひろし(三谷博)/もとむら・りょーじ(本村凌二)/さくらい・えーじ(桜井英治)/あみの・てつや(網野徹哉)/やまうち・まさゆき(山内昌之)/なみき・よりひさ(並木頼寿)/はせがわ・まゆほ(長谷川まゆ帆)/じんの・たかし(甚野尚志)/いさか・りほ(井坂理穂)/しば・のぶひろ(芝宣弘)/ゆい・だいざぶろー(油井大三郎)/いわもと・みちや(岩本通弥)/みくりや・たかし(御厨貴)
入門といふから体系的な概論かと思つてゐたら、さうではなくて論集。どの論考も興味深いけれど、桜井英治「歴史学者の国語(日本語)学: 室町時代の古記録を読む」が記録語をあつかつてゐるのをメモ。「大切」(欲しい)、建内記の「思ひ渡る」(勘違ひする、思ひ違ひをする)、看聞日記の「当座会」(嘔吐)、「次求」(機会を利用する)など。「中央の儀」再考。(記録語といへば、遠藤好英「平安時代の記録語の文体史的研究」が上梓されたのだなあ。読みたいな。)長谷川論文が紹介するモリエールの句読法のことも面白い。よりくはしく知らうと思つたら、ロジェ・シャルチエをよめばいいのかな。
;東洋経済新報社;1,700円(借覧);四六判;縦組;上製;xii+225頁;;ISBN4-492-31357-5;
;塙書房;3,100円(借覧);A5判;縦組;上製;298頁;;;[執筆者]いとー・はく(伊藤博)/かんだ・ひでお(神田秀夫)/なかにし・すすむ(中西進)/こじま・のりゆき(小島憲之)/いで・いたる(井出至)/いなおか・こーじ(稲岡耕二)/よしなが・みのる(吉永登)/きのした・まさとし(木下正俊)
中公文庫;中央公論社;(15円);文庫判;縦組;並製;337頁;;ISBN4-12-201724-6;
複雑系の科学と現代思想***;青土社;(借覧);四六判;縦組;上製;201+iii頁;;ISBN4-7917-9143-6;
池田談話はまだなんとかからうじてわかるやうな気がしないでもない。
モーニングKC-1550;講談社;514円(借覧);B6判;;並製;214頁;;ISBN4-06-372550-2;
きのふまた逃避でハッピー・マニアを最終巻から逆順によみかへしてゐたのだけれど、本書に高橋修一
(p.190)が出てきた。冥合だ。
そして、最後は三田で「小右記」の会。註釈の完成を目前に控えて出版予定の会社が不渡りを出すという緊急事態
、といふのはどこのことかと思つてゐたのだけれど、続群書類従完成会のことだつたのだなあ。
複雑系の科学と現代思想****;青土社;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;240+iii頁;;ISBN4-7917-9144-4;
;潮出版社;1,200円(借覧);四六判;縦組;上製;273頁;;;
;洋泉社;1,500円(借覧);四六判;縦組;上製;235頁;;ISBN4-89691-394-9;
月刊ナカモリ効果でほめられてゐたやうな記憶がある。
新潮新書176;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;191頁;;ISBN4-10-610176-9;
;青土社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;309+xxxiii頁;;ISBN4-7917-6279-7;
後半なんかだれたかな(自分が)と思つてたら、「死なないこと」に収められた文章を見てはつとした。しかし、ALSもよんでゐるはずなのにいまさらはつとするな、自分、といふ感じだ(ALSではサイボーグ・フェミニズム宣言への言及が妙に印象にのこつてゐる)。あと、アマゾンのアフィリエトは寄付(することをあらかじめ明言)してはいけないらしいことを知る。
新潮新書172;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;189頁;;ISBN4-10-610172-6;
日本史リブレット46;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;90+3頁;;ISBN4-634-54460-1;
河出文庫文藝コレクション[な 4-5];河出書房新社;505円(100円);文庫判;縦組;並製;219頁;;ISBN4-309-40445-6;
「未来」(10月号)もらふ。汲古書院から新近刊案内を送つていただく。築島裕編「訓點語彙集成」(全8巻、別巻1)つてすごいものが出るなあ。私個人ではとても購へはしないけれど。
日本の中世2;中央公論新社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;294頁;;ISBN4-12-490211-5;
無住。
中公新書1852;中央公論新社;840円(借覧);新書判;縦組;並製;7+271頁;;ISBN4-12-101852-4;
;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;xii+277頁;;ISBN4-00-023636-9;
「春秋」「あとん」「ちくま」(各10月号)「scripta」(autumn 2006 no.1)もらふ。
新書y081;洋泉社;(借覧);新書判;縦組;並製;221頁;;ISBN4-89691-703-0;
ブラジルのゲルジ博物館)の紹介(pp.28-29.)
里山はゴルフ場が守るといふ意見(pp.201-209.)
など面白く思つた。
講談社学術文庫1758;講談社;900円(借覧);文庫判;縦組;並製;264頁;;ISBN4-06-159758-2;
笠間叢書259;笠間書院;(借覧);A5判;縦組;上製;424頁;;ISBN4-305-10259-5;
いはゆる和文特有語と漢文訓読特有語の類義のペアを位相のちがひではなく意味用法のちがひのはうへと回収しようとする(主に本書後半の)議論に興味をもつたので。以下、目次を写しておく。
- 序 物語の言葉
- 第一章 作者の語感と作品における用語選択の意識 11
- 第二章 女流文学の言葉 19
- 一 「なまうれしくて」―形容詞には複雑な感情がこめられる― 19
- 二 「かしらかたくおはします」―名詞は間接にその物を示す― 23
- 三 「うちかたぶきて物など見る」―動詞は作中人物の行動(仕草)を表わす― 27
- 第一部 接頭語をめぐる問題
- 第一章 敬語の接頭語ミとオホンについて 33
- 一 望月郁子説以前 33
- 二 望月郁子説 34
- 三 『宇津保物語』の用例 35
- (1) 用例分析 36
- (2) 用例分析―地の文の用例 39
- (3) 用例分析―会話文の用例 45
- 四 『源氏物語』の用例 50
五 『宇津保物語』のミから『源氏物語』のオホンへ 78
- (1) 望月論文語彙リストの「C」の例 50
- (2) 用例分析―ミの会話文の用例 51
- (3) 用例分析―ミの地の文の用例 62
- (4) 用例分析―ミの異本にみえる用例 66
- (5) 用例分析―オホンの会話文の用例(底本と異本の例を合わせて) 69
- 第二章 接頭語「なま」の意味―『源氏物語』の用例を中心に― 83
- はじめに 83
- 一 「なま」と「すこし」 83
- 二 「なま」の意味 90
- おわりに 106
- 第三章 上代・中古の二、三の接頭語の意味について―形容詞ク活用・シク活用の意味上の相違の問題と関連させて― 108
- はじめに 108
- 一 大野説に対する疑問 108
- 二 「はつ―」「うひ―」「にひ―」の語例の検討 110
- 三 「はつか(なり)」と「うひうひし」と「あたらし(新)」「あたらし(惜)」 119
- 四 形容詞の活用と意味の相違に関連して 122
- 五 「ほの―」と「なま―」の場合 125
- 第四章 接頭語「あひ(相)」の一考察―和文の用例を訓点資料の用例と比較して― 128
- 要旨 128
- 一 「だん/\寒く相成りましたが……」の「相成る」という言い方の起源 128
- 二 山田孝雄説と小島憲之説 132
- 三 和文の用例と訓点資料の用例 133
- 四 『宇津保物語』の用例 138
- 五 まとめ 149
- 第五章 『源氏物語』の派生動詞―接頭語による物語用語づくり― 150
- はじめに 150
- 一 おし動詞と、ひき動詞 151
- 二 ひき動詞と、とり動詞 157
- 三 とり動詞と、かき動詞 163
- 四 かき動詞と、もて動詞 169
- 五 もて動詞と、さし動詞 174
- 六 さし動詞と、たち動詞 179
- 第六章 接頭語「うち」の意味―『源氏物語』『枕草子』『夜の寝覚』の用例について― 188
- はじめに 188
- 一 体の動きの発生を表わす「うち動詞」 189
- 二 心の動きの発生を表わす「うち思ふ」 197
- おわりに 201
- 第二部 接尾語をめぐる問題
- 第一章 接尾語「ぶ」・「む」、「めく」「だつ」・「がる」の消長―平安時代仮名文学の用例を中心に― 205
- 要旨 205
- 一 「ぶ」・「む」の、語基との結合語例と、その意味用法について 208
- 二 「めく」「だつ」・「がる」の、語基との結合語例と、その意味用法について 219
- 三 個々の結合語例を通して見た「ぶ」・「む」、「めく」「だつ」・「がる」の消長 227
- 第二章 『宇治拾遺物語』に伝えられた「和文語」動詞と「訓読語」動詞―中古仮名文学用語の性格に関する遡行的近づきの試み― 249
- はじめに―小論の意図― 249
- 一 「―がる」動詞の性格―「あやしがる」と「あやしむ」― 250
- 二 『宇治拾遺物語』の「和文語」動詞と「訓読語」動詞 253
- 三 物語用語としての具体動作語 262
- 第三部 物語用語(和文語)の性格
- 第一章 物語用語の一側面―「ぬ」「イヌ」、「かしら」「カウベ」、「および」「ユビ」― 269
- はじめに 269
- 一 仮名物語用語、「―がる」動詞 270
- 二 「和文語」動詞の性格―「ぬ」と「イヌ」の場合― 272
- 三 身体代表語「かしら」 272
- 四 身体部位語「カウベ」 279
- 五 間接名称語「および」と直接名称語「ユビ」 286
- おわりに 290
- 第二章 とく・早く・スミヤカニの意味―平安と院政鎌倉の用例について― 294
- はじめに 294
- 一 和漢混淆文における、とく・早く・スミヤカニ 295
- 二 平安仮名文における、とく・早く・スミヤカニ 304
- おわりに 314
- 第三章 「いとをかしみてかへしす」(平中物語一段)考―平安物語用語としての動詞― 316
- はじめに―要旨― 316
- 一 副詞「いと」と、形容詞「をかし」の用法について 317
- 二 平安物語用語としての「をかしがる」の用法について 325
- 三 「あはれがる」と「あはれぶ」・「あはれむ」 「あはしがる」と「あやしぶ」・「あやしむ」 328
- 四 平安物語用語「思ひくるしがる」について 335
- おわりに 338
- 第四章 いわゆる助詞「して」の性格 339
- 一 「して」に関する文法説 339
- 二 いわゆる接続助詞「して」の実例 347
- 三 いわゆる格助詞「して」の実例 356
- 四 まとめ―物語用語としてのサ変動詞 361
- 第五章 推量辞「むず」と物語用語「むとす」 362
- 一 『蜻蛉日記』の「むず」と「むとす」 362
- 二 『枕草子』能因本・三巻本の「むず」と「むとす」 367
- 三 『竹取物語』と『伊勢物語』の「むず」と「むとす」 374
- 四 『落窪物語』と『宇津保物語』の「むず」と「むとす」 376
- 五 『源氏物語』の「むず」と「むとす」 383
- 六 『夜の寝覚』『浜松中納言物語』『狭衣物語』の「むず」と「むとす」 387
- 七 『栄花物語』と『大鏡』の「むず」と「むとす」 392
- 初出一覧 399
- 後記 401
- 人名・書名・事項索引 405
- 語句索引 410
;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;viii+260頁;;ISBN4-00-025295-X;
現代社会の倫理を考える・第6巻;丸善;(借覧);四六判;縦組;並製;ix+178頁;;ISBN4-621-07054-1;
;岩波書店;2,100円(借覧);四六判;縦組;上製;1+231頁;;ISBN4-00-005052-4;[執筆/対談者]おがわ・まりこ(小川眞理子)/まさたか・のぶお(正高信男)/けんみ・かずお(計見一雄)/たていわ・しんや(立岩真也)
河出文庫文藝コレクション[な 4-1];河出書房新社;563円(100円);文庫判;縦組;並製;210+20頁;;ISBN4-309-40250-X;
;東洋経済新報社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;220頁;;ISBN4-492-22271-5;
著者を小野十三郎にひきあはせたのが坂本賢三だつたといふのは、はじめて知つた(pp.54-55.)。
紹介者は技術思想史の故坂本賢三(筆名・帷三郎)であったかと覚えている。五九歳で死去した愛書家にして博学無類の彼が、今は『坂本賢三蔵書目録』(平成九年・天理図書館)に見られる、八二〇〇点の研究上に有効な蔵書を蒐めるのに、どれほどの才覚を要したか想像を絶する。惜しみても余りある絶世の偉才であった。
;太郎次郎社;(借覧);四六判;縦組;並製;197頁;;ISBN4-8118-0666-2;
中公新書1851;中央公論新社;820円(借覧);新書判;縦組;並製;iv+6+250頁;;ISBN4-12-101851-6;
ちくま新書609;筑摩書房;720円(400円);新書判;縦組;並製;233頁;;ISBN4-480-06307-2;
さて、一つお知らせがございます。「振りがな」についてです。従来小社では、振りがなはすべて同じ大きさで表記してまいりました。たとえば「蟄居」は、今までは「ちつきよ」としていたのですが、これを九月に印刷所に入稿する原稿から順次「ちっきょ」と、その拗促音を小さくすることにいたしました(重版や継続中のシリーズ、古典ものなどは例外)。これまでも、とくに子ども向けの読み物などで、実際の発音どおりの振りがなを付けてほしいという要望が多かったのですが、今回の措置はそうした声に全社的にお応えしようとするものです(p.64)。
;ミネルヴァ書房;(借覧);A5判;横組;並製;xv+354頁;;ISBN4-623-04303-7;[執筆者、*は編者]やえがし・なおひこ(*八重樫直比古)/そね・まさと(曽根正人)/よしだ・かずひこ(吉田一彦)/みつはし・ただし(三橋正)/さとー・せきこ(*佐藤勢紀子)/さとー・ひろお(*佐藤弘夫)/いちかわ・ひろし(市川浩史)/たかはし・みゆき(*高橋美由紀)/よしはら・たけお(吉原健雄)/すが・きくこ(菅基久子)/そねはら・さとし(曽根原理)/たじり・ゆーいちろー(*田尻祐一郎)/わかお・まさき(若尾政希)/まえだ・つとむ(*前田勉)/なかむら・やすひろ(中村安宏)/たかはし・さだお(高橋禎雄)/さくま・ただし(佐久間正)/たかはし・あきのり(*高橋章則)/きりはら・けんしん(桐原健真)/おぎゅー・しげひろ(荻生茂博)/すさ・しゅんご(須佐俊吾)/わたなべ・かずやす(*渡辺和靖)/ひらやま・よー(*平山洋)/なかのめ・とーる(中野目徹)/はたなか・けんじ(畑中健二)/おかざき・まさみち(岡崎正道)/こんの・のぶゆき(昆野伸幸)/とがし・すすむ(冨樫進)/おーかわ・まこと(大川真)
;創元社;2,427円(借覧);四六判;縦組;上製;385頁;;ISBN4-422-93026-5;
中公新書ラクレ211;中央公論新社;700円(借覧);新書判;縦組;並製;214頁;;ISBN4-12-150211-6;[執筆者]げんだ・ゆーじ(玄田有史)/さとー・かおる(佐藤香)/ながい・あきこ(永井暁子)/いしくら・よしひろ(石倉義博)/みやざき・てつや(宮崎哲弥)/やまだ・まさひろ(山田昌弘)
ぺりかん社;8,500円(借覧);A5判;縦組;上製;579頁;;ISBN4-8315-1103-X;
やや誇張していえば、宣長は満七十一年の生涯のうち、宝暦十三年(一七六三、宣長三十四歳)一年間しか「物のあはれを知る」という言葉を口にしなかった(pp.109-110)。
可愛いとしの夭とれといふ表現があつて、この
夭とれといふのは森山重雄の評釈を見ても明解を得ないけれど、「およづれ(妖)」でcharmの意かと考へたことがあるのだけれど(〈徒〉は「と」「つ」両方の字母になりうるし)、だうだらうか。もつとも、
可愛いとしの夭とれとはこんな中をやいふならし、といふ文だから、かういふ諺、言廻しの類があつたのかもしれない。といふのをついでに記しておく。
角川oneテーマ21 B-50;角川書店;695円(100円);新書判;縦組;並製;222頁;;ISBN4-04-704151-3;
書かなくちやなあ。
;太田出版;1,680円(借覧);四六判;縦2段組;上製;290頁;;ISBN4-87233-906-1;
叢書コムニス03;NTT出版;2,500円(借覧);四六判;縦組;上製;iii+7+275+vii頁;;ISBN4-7571-0189-9;
岩波新書(新赤版)1022;岩波書店;740円(15%引);新書判;縦組;並製;xii+221頁;;ISBN4-00-431022-9;
;東京大学出版会;(借覧);A5判;横組;上製;x+174頁;;ISBN4-13-031166-2;
;和泉書院;2,500円(借覧);A5判;縦組;並製;iii+314頁;;ISBN4-7576-0314-2;
すこし癖のある文章。
東洋文庫723;平凡社;3,000円(借覧);全書判;縦組;上製;350頁;;ISBN4-582-80723-2;
この一月半位ちびちび読み進めてゐて、やうやく読了。校注は国書に通暁してゐることをわりと強調してゐる気がするけれど、私には六臣注をよく使つてゐるのが印象にのこつた。
昨晩、電車男DX 最後の聖戦を見て、さういへば前にも特番があつたけど見てないな、と思つてビデオを漁つたところ、もうひとつの最終回スペシャルといふのが出てきた。こつちを見てないと、なんで阪神ファンの人のところにソニンがゐたのかとかがわからないな。劇団ひとりのアテレコにおほいに笑ふ。自分も伊東美咲に混浴にさそはれてえ、とか思ひながら、そのままテープを流してゐたら、危険なアネキの第1話も録画してあつたのでつづけて見る。放映時には撮るには撮つてゐたものの、なんか痛さうなので見ずにゐたのだけれど、見てみると意外に面白かつた。ビデオテープを漁ると、第4話までは撮つてあつて、つぎつぎ見て、伊東美咲のサイボーグ美人つぷりを堪能する(サイボーグといふのは、整形といふことではなくて、なんか人間ばなれしてゐるといふか人間らしくないといふ感じ)。多分永遠に觀ないだらうけれどももし萬が一觀なければならない事があると困るから保存
、といふのは実に正しいなあ、続きはレンタルでもしよう(もたもたしてゐるうちに、BS FUJIで再放送がはじまつたので、それを見ることにしました)。といふところで、朝になる。
で、この晩は蛯原友里に惹かれて、NHKスペシャル東京カワイイ★ウォーズを見る(桃生亜希子と麻生久美子出演のPVで記憶するTowa teiのFreeが使用されてゐたタイトルでは「ファッション編」とかなんとかついてゐた気がする)。リアル・クローズとかエビ売れとかマーチャンダイザーとかゴールデン6とか知らないレジスターの語をいろいろ聞く。109店舖への取材(とくに韓国への発注の慌しさ)など見てゐると、資本主義は未だ有効である
、といふか、キャピタリズム万歳、といふ気分になる。
とか、すごい逃避してゐたら、次の日えらいことになりました。といふか、まだ片づいてない。
角川文庫6619[た 5-18];角川書店;340円(100円);文庫判;縦組;並製;265頁;;ISBN4-04-131418-6;
短篇集。田辺聖子ははじめて読む。谷沢永一とかが支持してゐる作家といふイメージがあつたので、どこだつたかで笙野頼子が全集月報にふれつつ肯定的に言及してゐて意外に思つたことがあるのだけれど、作品をよんでみてすこしわかつた気になる。
ちくま文庫[あ-4-1];筑摩書房;560円(280円);文庫判;縦組;並製;369頁;;ISBN4-480-02097-7;
合掌。
;紀伊國屋書店;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;410頁;;ISBN4-314-00961-6;[原題]Matt Ridley, Nature via Nurture: Genes, Experience and What Makes Us Human
良い啓蒙書
といふ評を見て。たしかに。
;朝日新聞社;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;246頁;;ISBN4-02-257972-2;
熱だしてばたんきゅー。
;講談社;(借覧);四六判;縦組;上製;204頁;;ISBN4-06-213017-3;
すこしまへまで、森枝卓士と名前の区別がついてゐなかつた。
研究叢書99;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;5+279頁;;ISBN4-87088-467-4;
目次を写しておく。
- I 和歌篇
- 一、短歌の成立 3
- はじめに 3
- 一 問題の提起 3
- 二 短歌の定型の成立過程 6
- 三 短歌の成立時期について 15
- をはりに 22
- 二、万葉集巻一巻頭歌の解釈 24
- はじめに 24
- 一 ④「我許背歯告目」の訓 25
- 二 二つの「コソケレ」の文法 28
- 三 歌の解釈 36
- 三、歌の表現と理解 40
- はしがき 40
- 一 藤原宮の御井の歌 41
- 二 衣干したり天の香具山 47
- あとがき 53
- 四、「堅塩」考―万葉集訓詁の道― 57 #伊勢物語の塩尻もこの堅塩のことだとか(宮沢俊雅説)
- 一 「堅塩」の訓 57
- 二 キタシとは何もの 61
- 三 キタシの製法 70
- 四 キタシと貧窮問答歌 76
- 五、「見所久思」考 84
- 六、「あが情利の生戸も無き」の訓義 89
- 一 「情利」について 89
- 二 「生戸」について 92
- 七、日下の直超 101
- 一 諸説 101
- 二 「日下越え」 104
- 三 クサカの地名 108
- 四 クサカの歴史 111
- 五 結論 117
- 八、飛鳥の神なび 125
- 一 飛鳥の神なびの資料 125
- 二 飛鳥の神なび山の比定地 131
- 三 「向南山」の訓について 137
- 四 雷岳その他について 143
- 五 総括 151
- II 言語篇
- 一、上代慣用句イヲヌ・ネヲナクの考察 161
- 一 問題点 161
- 二 イ・ヌ・イヌ、ネ・ナク・ネナク 163
- 三 イヲヌ・ネヲナクの文法 169
- 二、上代の所謂ズハの意味 176
- 一 「ずして」説批判 176
- 二 仮定条件法のズハ 182
- 三 「んよりは」説補説 186
- 三、上代一人称代名詞アの成立 191
- 一 上代の人称代名詞 191
- 二 アの成立に関する諸説 192
- 三 資料の整理 194
- 四 資料の説明 195
- 五 上代一人称代名詞アの成立 200
- 四、万葉時代の言語生活 202
- 序にかえて 202
- 一 伝達面よりみた言語生活 206
- 二 位相面よりみた言語生活 217
- 三 教育面よりみた言語生活 221
- おわりに 225
- 五、時代にみる言語感覚―上代― 226
- 一 音感 226
- 二 字感 229
- 三 語感 231
- 六、上代敬語と現代敬語 234
- 一 上代敬語と資料 234
- 二 上代敬語の体系 238
- 三 上代敬語と現代敬語 250
- 四 和歌と敬語の問題 252
- 七、「上代特殊仮名遣」論 257
- あとがき 277
- 所収論文初出一覧 279
;名古屋大学出版会;5,400円(借覧);A5判;縦組;上製;ix+519+16頁;;ISBN4-8158-0533-4;
死ねばいいのに、などとさざめきあふ。
講談社現代新書1849;講談社;780円(1割引);新書判;縦組;並製;294頁;;ISBN4-06-149849-5;
系統樹思考と分類(認知)思考。アブダクション。
文春文庫[い-15-4];文藝春秋;466円(-);文庫判;縦組;並製;407頁;;ISBN4-16-739104-X;
合掌。
講座社会言語科学2;ひつじ書房;3,200円(借覧);A5判;横組;上製;2+v+2+264頁;;ISBN4-89476-246-3;
目次とそれぞれの論文のキーワードとを写しておく。
- メディアとコミュニケーション: まえがきにかえて i
- 第1部 言語変容 1
- インターネットと英語帝国主義 / 西垣通(にしがき・とーる) 2 #インターネット,国際的多言語問題,モノリンガリズム,プレーン英語,機械翻訳
- 漢字コード問題 / 笹原宏之(ささはら・ひろゆき) 16 #JIS漢字,ISO/IEC10646(UCS 国際符号化文字集合),コンピューター,外字,文字化け
- 情報化と若者の言語行動 / 井上史雄(いのうえ・ふみお) 40 #情報化,談話規則,若者ことば,新方言,ケータイ
- 第2部 表現様式 55
- メール文体とそれを支えるもの / 佐竹秀雄(さたけ・ひでお) 56 #ケータイメール,パソコンメール,文体,新言文一致体,若い世代
- 携帯メールのコミュニケーション内容と若者の孤独恐怖 / 中村功(なかむら・いさお) 70 #携帯メール,話し言葉的表現,気遣いの作法,孤独恐怖,コンビニ的人間関係
- エモティコンの世界 / 中丸茂(なかまる・しげる) 86 #顔文字,位置,向き,送信者,信頼度
- メディアと表現様式の変化: 認知工学の立場から / 原田悦子(はらだ・えつこ) 118 #対話メディア,発話のデザイン,認知的人工物,パーソナルビュー,表現様式の変化
- 第3部 対人関係 135
- 携帯電話と若者の対人関係 / 三宅和子(みやけ・かずこ) 136 #携帯メール,若者,配慮,コミュニケーション空間,対人関係調節
- インターネット・パラドックスの真偽 / 橋元良明(はしもと・よしあき) 156 #インターネット・パラドックス,情報ネットワーク,コミュニケーション変容,精神的豊かさ,パネル調査
- つながる―イメージ―共同体: TVCFに映るインターネット社会,あるいは「世界なき人間」たちの共在 / 遠藤薫(えんどー・かおる) 182 #TVCF,インターネット,間メディア性,つながり,連結する異物
- 第4部 メディア環境の未来 201
- 個人的フィーリングを表現する非言語コミュニケーションのインタラクティブな可視化 / 土佐尚子(とさ・なおこ) 202 #カルチャラルコンピューティング,ノンバーバルコミュニケーション,感情認識,インタラクティブアート,メディア芸術
- 携帯の将来 / 野島久雄(のじま・ひさお) 226 #ユビキタス,プライバシー,メール,存在感,データベース
- 情報ネットワークと日本社会 / 木村忠正(きむら・ただまさ) 240 #「社会増強力としてのIT」(IT as Enabler),「産業セクターとしてのIT」(IT as Sector),モバイルインターネット,ブロードバンド,産業社会としての情報社会
- 執筆者紹介 264
文字コード標準体系検討専門委員会の提案した用語では「異形字」の「粒度」(p.25)
ISO 10036(p.28)なのか。
筆者の体験だけでも,山田俊治・十重田裕一・笹原宏之(2000)『山田美妙『竪琴草紙』本文の研究』(笠間書院 近代文学―テクストの森1)では,「異体字表」に,念校の後に,外字の設定が変更されたことにより外字部分に多数の文字化けが発生した.笹原宏之(1991)「安藤昌益編「私制字書」における国字 ―個人文字を中心として―」(早稲田大学『文学研究科紀要』別冊17号1~13頁)においても,同様の事態が起こった.これも,出張校正による念校の後に,貼り込みが多数剥がれたか,前の版に戻ったためであろう(p.38)。大変だ。同頁参考文献に、
石塚晴道とあるのは、しかし単なる誤変換だらう。
IOND University, USA Departments of Psychologyとあるのも、だうなのか。
五七調を全く無視した、
携帯メイルでのコミュニケーションの影響を見てゐるのもちよつと疑問。アラカンとかバンツマとかむかしからあるんぢやないの。2モーラ+2モーラの4モーラことばはむしろ4拍子だといはれる日本語のリズムにかなつてゐるやうにも思ふし。
りぼんマスコットコミックス クッキー;集英社;457円;新書判;;並製;258頁;;ISBN4-08-856707-2;
シリーズ 現代思想ガイドブック;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;277頁;;ISBN4-7917-6223-1;[原著]James Procter, Stuart Hall (Routledge, 2004)
サッチャリズムつてホールの造語だつたのか。
長崎純心レクチャーズ 第8回;創文社;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;x+389+10頁;;ISBN4-423-71066-8;
新潮文庫[も-29-1];新潮社;400円(借覧);文庫判;縦組;並製;237頁;;ISBN4-10-129051-2;
コーラスQUEEN'S COMICS;集英社;400円(1割引);新書判;;並製;183頁;;ISBN4-08-865358-0;
完結。かう落着するとは思つてもみなかつた。全然よめてないのだなあ。
花とゆめCOMICS;白泉社;390円(1割引);新書判;;並製;190頁;;ISBN4-592-17848-3;
こつちも完結。大盛り上がり。ところで某T大つて教育実習は出身校なの?
文字と古代日本5;吉川弘文館;6,300円(借覧);A5判;縦組;上製;4+10+333+v頁;;ISBN4-642-07866-5;
これもシリーズ最終巻(個人的には、神仏と文字が一番面白く思つた)。本巻は、やうやく国語国文よりの内容だけれど、やはり朝鮮半島は重要であるなあ、と思ふ。さういへばこの日、意外な方の口から「娜々志娑无」といふ言葉が出てビックリした。以下、目次を写しておく。
- 総説 文字表現の獲得とその背景 / 沖森卓也(おきもり・たくや) 1
- 文字の役割
- 記録されるということ
- 文字に表現する工夫
- 記号と絵画
- 文字表現の習得
- 東アジアにおける漢字
- 漢字の日本的展開
- I 文字化する試み
- 1 伝承の記述 / 矢嶋泉(やじま・いずみ) 8
- (1) 伝承と文字と 8
- 文字化の限界
- 漢字と和語
- (2) 古代日本の書記事情 10
- 和文の試み(その一)
- 和文の試み(その二)
- (3) 古事記の記述様式 15
- 伝承の記述
- 風土記の記述様式
- 『古事記』記述様式の諸相
- 『古事記』記述様式の本質
- 『古事記』歌謡の記述様式
- 歌の文字化
- (4) 伝承の記述 28
- 言と意と
- 伝承の記述の諸相
- 2 歌集編纂の方法 / 柳沢朗(やなぎさわ・ろー) 36
- (1) 万葉集の編纂論 36
- 万葉集とは何か
- 持統万葉
- 実証的な分析へ
- (2) 柿本朝臣人麻呂歌集 38
- 古体表記
- 新体表記
- 表記が意味するもの
- (3) 部立について 43
- 部立
- 「正述心緒」と「寄物陳思」
- 「寄物陳思」の歌の配列
- (4) 題詞と季節分類 48
- 題詞の問題
- 季節分離
- 3 古代の逸書 / 吉岡眞之(よしおか・まさゆき) 52
- (1) 古代逸書概観―八世紀を中心に― 52
- 様々な逸書
- 失われる理由
- (2) 律令国家の成立と律令関係書の編纂 56
- 律令の写本
- 律令の注釈書
- 格式の編纂
- (3) 史書の編纂資料 59
- 『日本書紀』の編纂資料
- 『官曹事類』『外官事類』『天長格抄』の編纂
- (4) 再び古代逸書概観 63
- II 表現の諸相
- 1 作歌と文字表現―「吾等」をめぐって― / 鉄野昌弘(てつの・まさゆき) 68
- (1) 「吾等」をめぐる議論 68
- 柿本朝臣人麻呂歌集
- 万葉集中の「吾等」
- 村田正博氏の「満座の共感」説
- 稲岡耕二氏の村田説批判
- (2) 接尾語ラの諸相 74
- 接尾語ラ
- 「朧化法的表現」の意義
- 「同種の類」
- 「異種の類」
- 毛利正守の「複数」と「例示」
- (3) 漢語「等」の用法 81
- 「等」の意義
- 「臣等」「僕等」の「朧化法」的用法
- (4) 「朧化法的表現」の「吾等」 83
- 「朧化法」による解釈
- 人麻呂歌集七夕歌の解釈
- 「文字」のもたらす共感
- 2 文字の技巧 / 川嶋秀之(かわしま・ひでゆき) 87
- (1) 技巧とは 87
- 文字上のレトリック
- (2) 古代における口頭語の技巧 88
- 音の技巧
- 掛詞
- 諺
- (3) 文字の技巧の分類 89
- 技巧の前提
- 技巧の類型 #A 新字
- (4) 文字の技巧の諸相 92
- B(一) 遊戯的表記
- B(二) 類縁字表記
- B(三) 意味重層表記
- (5) 後世の表現技法との関わり 101
- 3 記号の役割 / 山田邦和(やなだ・くにかず) 103
- (1) 記号とは何か 103
- 「記号」と現代記号学
- 歴史学における「記号」
- 「記号」の概念規定
- (2) 記号の分類 110
- 文字(文字記号)
- 一般記号
- (3) 記号の類銘辞性 121 #角田文衛「銘辞学の方法論」
- (4) 記号史料学への試み 123
- 4 絵画による伝達 / 禰宜田佳男(ねぎた・よしお) 126
- (1) 弥生時代の絵画 126
- 青銅器絵画
- 土器絵画
- (2) 弥生時代の絵画は何をどう伝達しようとしたか 133
- 弥生絵画の意味
- 銅鐸絵画と土器絵画
- 絵画土器の機能
- 弥生絵画における伝達性
- 甕棺と絵画
- (3) 列島の原始絵画 140
- 旧石器・縄文時代の絵画
- 古墳時代の絵画
- (4) 原始絵画の意義 146
- 原始絵画と祭祀
- 原始絵画と死生観
- 絵画による伝達
- 5 宣命体 / 春名宏昭(はるな・ひろあき) 153
- (1) 宣命と宣命体 153
- 宣命体とは
- 宣命体の表記
- (2) 律令公文書の中の宣命―天皇と中央官僚― 156
- 漢文での表記
- 宣命と儀式
- 文字化の意味
- 宣命と漢文
- (3) 地方での宣命―天皇と一般民衆― 160
- 条文と告知
- 宣命の場
- 言葉を封じこめたもの
- (4) 宣命体から漢字かな混じり文へ 164
- 宣命体の意義
- 漢字かな混じり文へ
- III 文字の習得
- 1 漢字の受容と訓読 / 沖森卓也 168
- (1) 漢字の受容 168
- 漢字の受容
- 漢字と和語
- (2) 漢字の伝来 170
- 渡来人と留学生
- 渡来人の漢文
- 俗漢文
- (3) 朝鮮三国の漢文 174
- 高句麗の漢文
- 新羅の金石文
- 変格漢文
- (4) 和化された漢文 183
- 和化漢文
- 和文体と訓
- (5) 黎明期の漢字訓読 186
- 漢文の訓読
- 読み方の定形化
- 「矣」について
- 「てあり」という文体
- 漢文訓読と字音
- 2 漢字文化の受容と学習 / 佐藤信(さとー・まこと) 195
- 漢字文化の受容と国家
- (1) 七世紀における貴族の漢字受容 196
- 倭国の貴族と渡来僧
- 留学生・留学僧の帰国
- 百済からの亡命貴族
- (2) 七世紀における地方豪族の漢字受容 201
- 備後国三谷郡の地方豪族
- 阿波国造氏族
- 科野(信濃)国造氏族
- 那須国造氏族
- (3) 八世紀の貴族と漢字文化 206
- 長屋王
- 聖武天皇
- (4) 八世紀における漢字文化の地方展開 210
- 八幡林官衙遺跡
- 群符木簡
- 封緘木簡
- 習書木簡
- (5) 古代地方官衙と漢字文化の展開 215
- 3 習書・落書の世界 / 新井重行(あらい・しげゆき) 217
- (1) 習書・落書研究の視角 217
- 古代社会と漢字・漢文
- 習書・落書
- これまでの習書・落書研究
- 史料群としての習書・落書
- 習書・落書研究の課題
- (2) 習書の世界 220
- 『千字文』の習書
- 『論語』の習書
- 習書木簡の使用法
- 令文の習書
- 文書の習書
- (3) 落書の世界 227
- 「難波津の歌」の落書
- その他の落書
- (4) 習書・落書のなされた場 228
- 写経生の場合
- 下級官人の場合
- 何のための習書か
- IV 文字の展開
- 1 古代東アジアの書体・書風 / 深津行徳(ふかつ・ゆきのり) 234
- (1) 書体・書風と用筆 234
- 漢字
- 書風分析の意義
- (2) 朝鮮半島出土文字資料研究の現況 236
- 石碑への関心
- 様々な文字史料
- (3) 文字の定着方法―削る・造形する、書く― 238
- 筆順
- 文字のかたちと国家
- (4) 普段使いの文字 240
- 新羅月城垓字出土木簡
- 正倉院佐波理加盤付属文書
- 確認しがたい文字
- 箆書きの文字
- 月城垓字木簡の解釈
- (5) 正書の文字 247
- 正倉院新羅村落文書
- 広開土王碑文
- 新羅石碑に刻まれた正書文字
- 冷水碑
- 鳳坪碑
- (6) 見せる文字、見せない文字 255
- 朝鮮半島古代文字の系譜
- モニュメント
- (7) 文字のある空間 258
- 2 則天文字 / 田熊清彦(たくま・きよひこ) 261
- (1) 則天武后 261
- 皇后となる
- 皇太后として実権を握る
- (2) 則天文字 262
- 研究史
- 則天文字 一七字
- 文字の使用
- (3) 則天文字の流布と使われ方 265
- 則天文字の発見
- 朝鮮・日本の則天文字
- (4) 日本に伝えられた則天文字 270
- 伝世した資料に見える文字
- 出土資料に記されていた文字
- (5) 則天文字と墨書土器 280
- 3 国字の発生 / 笹原宏之(ささはら・ひろゆき) 284
- (1) 国字をとらえる 284
- (2) 日本製字体(変形)の出現 285 #{(司-一-口)<手}、{(阜-十)皮}
- (3) 日本製字義(派生転用)の出現 286
- 国訓 #首、俣、鮭、籾、欟、霺、栲、梶、椿
- 会意による日本製漢字か #俵、鯰
- (4) 日本における偏旁付加・置換の出現 289
- 部首の付加ないし置換 #法華義疏、驂、{木穀}、桙、偲、{女感}、釼、椅、㹮、狛、{之_景}
- 部首の付加と置換 #蘰
- 旁の置換 #䒾、礒
- (5) 会意の日本製漢字 292
- 会意の造字 #桛、鞆
- 国字であった可能性のある文字 #坰、{石(炯-火)}、鵤
- (6) 日本における合字の出現 294 #{同-口/下}、{戸'主}、{戸'口}、{戸'秦}
- (7) 国字出現の背景 295
- 4 古代漢字音の受容と展開 / 佐々木勇(ささき・いさむ) 299
- (1) 古代日本の言語 299
- 中国語と日本語
- 古代日本漢字音
- (2) 古代日本漢字音 300
- 漢字音の資料
- 日本漢字音の諸層
- 音仮名の背景にある古音
- 古音による音仮名の書記者
- 音仮名の背景にある呉音
- 音義・訓点資料に見られる音注の呉音
- 音仮名の背景にある漢音
- 音義・訓点資料に見られる漢音
- 高度な漢音学習 #悉曇学
- 漢籍の漢音
- 九世紀末の日本漢字音とその後の漢字音
- 5 万葉仮名 / 沖森卓也 318
- (1) 万葉仮名と古代日本語 318
- 万葉仮名とは
- 万葉仮名の意義
- 万葉仮名の由来
- (2) 万葉仮名の変遷と分類 322
- 万葉仮名と漢字音
- 音仮名の分類
- 訓仮名の出現
- 音訓交用と訓仮名
- 訓仮名の分類
- (3) 万葉仮名から仮名へ 322
- 仮名の発生
- 図表一覧 ii
- 編者・執筆者紹介 i
;有精堂;15,000円(借覧);A5判;縦組;上製;x+652頁;;ISBN4-640-30571-0;
「古代」といつても文献的な制約の問題であつて、言語としては進化したものなのだから「成立」といふのはだうなのかみたいなつまらん予断をもつて見はじめたのだけれど、面白い、といふか、すごいなあ。といつても、猫のネは鳴き声かもとか、爽やかの仮名遣はさはやかとか、やうの和語説とかなんか瑣末なことだけしか覚えてゐないのだけれど。ある意味、文献的な制約があるからできる研究といふ感じもした。以下に、目次を写しておく。
- 序―世に本書をすすむるの辞― / かめい たかし i
- 凡例 v
- 序章 本論の意図と方法 3
- 第一章 形態音韻篇 11
- 序節 形態音韻篇の初めに 13
- 第一節 母音脱落 19
- 第二節 語頭子音の脱落 47
- 第三節 母音同化 77
- 第四節 母音体系 96
- 第五節 子音交替〈上〉―調音法の共通による場合― 127
- 第六節 子音交替〈中〉―調音点の近接による場合・その他― 143
- 第七節 子音交替〈下〉―m・b間の交替― 165
- 第八節 音節の脱落 196
- 第二章 用言篇 223
- 序節 用言篇の初めに 225
- 第一節 単語形成の基本的様式 228
- 第二節 形容詞語幹部の成立 248
- 第三節 形容詞活用の成立 272
- 第四節 母音交替の一側面―動詞活用成立論の前提として― 300
- 第五節 動詞活用の成立 327
- 第六節 活用形式の変異から見た動詞の一考察 347
- 第七節 ナリ型形容動詞の成立 377
- 第八節 タリ型形容動詞の成立 408
- 第三章 表現形式篇 433
- 序節 表現形式篇の初めに 435
- 第一節 条件表現形式の成立 438
- 第二節 ミ語法の成立 459
- 第三節 時制表現形式の成立〈上〉―叙法との関わりにおいて― 483
- 第四節 時制表現形式の成立〈下〉―キとケリをめぐって― 499
- 第五節 禁止表現形式の成立 519
- 第六節 希望表現形式の成立―ナ行系希望辞をめぐって― 540
- 第七節 テシカ・モガ成立考 560
- 第八節 ゴト(如)の意味―比況〈~ゴト(シ)〉の成立― 583
- 補論 柳田征司『音韻脱落・転成・同化の原理』をめぐって 605
- 後記 623
- 本書と既発表論文との関係 626
- 索引 629
- 語詞索引 630
- 事項索引 647
;大蔵出版;2,800円(借覧);A5判;横組;上製;237頁;;ISBN4-8043-0563-7;
うーん。おそらく高く評価されるべき研究なのだとは思ふのだけれど(と言つても、私には判断できることではないけれど)、なにか得心いかない。
;徳間書店スタジオジブリ事業本部;1,800円(借覧);四六判;縦組;並製;331+x頁;;ISBN4-10-861705-8;
;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;5+328頁;;ISBN4-87088-832-7;
目次を写しておく(#以下はわたくしのメモ)。
- 阪倉篤義先生を悼む / 山内洋一郎 (1)
- ひとり寝の歌 / 浅見徹 1
- 万葉集「妹なね」と上代語ナネ(汝兄)の用法 / 山口佳紀 13 #妹なねのはうはナ・ネともに親称の接辞尾で、ナ+エの汝兄とは別との説。
- 複合形状言・派生形状言 / 蜂矢真郷 29
- 新撰字鏡倭訓小考 / 內田賢德 47 #重厚な訓詁の世界。訓義と倭訓との対応。
- 八代集に於ける「勅撰」の意義―詞書の敬語及び「き」の使用をめぐって― / 辻田昌三 61
- 「古今集」の語彙――身体関係 / 神谷かをる 81
- 「うし」表現の諸相―文体論の観点から― / 中川正美 99
- ツクツクボウシの鳴く声は―擬声語の史的推移― / 山口仲美 119
- 禁忌詞と読癖―「世人(よひと)」の改読の方法― / 遠藤邦基 139 #後宇多天皇の諱「世仁(ヨヒト)」
- 助動詞ベシの成立―意味変化の視点から― / 高山善行 159 #意味変化の方向の一般性から接尾語マの音交代形バからの成立といふ阪倉説を支持。
- 「ウチワラフ」の意味の時代的変化―「ウチ動詞」の意味変化の一例― / 近藤明 175
- 日付変更時刻と今夜 / 小林賢章 193
- 「ケレドモ」の成立―「閉じた表現」への推移と不変化助動詞「マイ」成立との有機的連関を見据えて― / 村田菜穂子 205 #マジ(イ)ケレドモの異分析
- 「栖」から「住家」へ―表記変化とその背景― / 田野村千寿子 223 #25号の郡千寿子論文で存在を知つて、本集を借りてきためあての論文。苗字がちがつてゐたので最初わからなかつた。方丈記諸本を中心に表記の史的な変化についてまとめたもの。ちよつと期待とはちがつたけど。
- 字注にみる易林本節用集の同字認識 / 乾善彦 237
- 「重山書入れ本」のこと / 東辻保和 253 #重山は新村出の号。山を重ねると出字。
- 「せーの」報告書 / 寿岳章子 271
- 山田文法における語規定の変遷とその問題点 / 斎藤倫明 281
- 国語語彙史における語源研究―“くちばせ”―をめぐって / 前田富祺 297
- 書名索引 311
- 人名索引 314
- 語彙索引 317
;ミネルヴァ書房;2,000円(借覧);四六判;縦組;並製;vii+225+iv頁;;ISBN4-623-04377-0;
誕生についての高度成長期における受験戦争と部員不足という条件
(p.85)、女子マネのミソジニー(といふか、女性同士の人間関係に嫌悪感を持つ
(p.213)こととホモソな男性スポーツ集団へのあこがれ)の指摘など面白く思ふ。啓蒙批判、「境界」概念はよくわからない。
国語学研究事典の改訂版の発売予定が出てゐるのを知る。お金ためとかなくちや。しかしISBN 4-625-40300-6
といふのは、日本語文法大辞典のものだから、まちがひだらうな。ISBN4-625-60306-4が正しいもののやう。
;大修館書店;(借覧);四六判;縦組;上製;viii+242頁;;ISBN4-469-26453-9;
中公新書1847;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;vi+3+202頁;;ISBN4-12-101847-8;
返却日前日なので、あわててDVDを見る。
文春文庫[か-21-3];文藝春秋;533円(100円);文庫判;縦組;並製;278頁;;ISBN4-16-763103-2;
;汲古書院;(借覧);A5判;縦組;上製;4+3+415頁;;;
立心偏に送のタシカニといふ字が「愜」字の変形であるといふのは、故佐藤誠實博士の所説
、と三矢重松が書いてゐるのは、「字體考」での説なのかな、と思つて借りてきたのだけれど、違つた。残念。まうすこし探してみないと。この論集を編んだときにあつめたはずの論文の目録も載せておいてくれたら便利だつたのになあ。解説で、
七・八世紀における唐は、當時知られていた世界における最高の文明國であり、最大の強國であって、唐が日本に加えた壓力は、十九世紀の列強が日本に加えた壓力よりも大きい。當時の日本が軍事、外交、政治の上で獨立を保持したことは事實であるが、文化的には殆ど全く唐の支配下にあったのであって、文物制度すべて唐を以て範とし、唐に追從して及ばざらんことを是れ畏るというのが、當時の日本の指導者の態度であった。故に飛鳥奈良の日本は、新羅、渤海及び吐蕃、西夏等と同じく、唐文化圈に屬する一國であり、唐律令は當時の東洋諸國間の國際法であり、律令の法理は世界の公理であったのである。しかし、皇國を尚び、唐心を拝する國學者は、この史實を率直に認めようとはしない。故に國學者流の律令學者は、血眼になって日本令の唐令と違った點を探し出して、これを強調する。即ち彼等は日唐令の異を説いて、同を説かない。これに反して、「律令考」は日唐令の同を説いて、その異は藍本と本畫との相違に過ぎないとした。「律令考」の特色は、實に其處にあるといってよい。
と書かれてゐるのは、ちよつと強烈(pp.47-48)。以下に、目次をうつしておく。
- 口繪
- 佐藤博士遺影
- 佐藤博士書翰
- 佐藤博士遺稿
- 口繪解説
- 序 / 瀧川政次郎 1
- 佐藤博士の律令學 / 瀧川政次郎 17
- 佐藤博士の律令學 17
- はしがき 17
- 一 佐藤誠實略傳 19
- 付、文學博士佐藤誠實先生小傳 / 山本毅堂 20
- 二 佐藤誠實と『古事類苑』の編纂 28
- 三 明治文化と『古事類苑』編纂の方針 34
- 四 佐藤律令學の特色 42
- 五 佐藤律令學の功績とその影響 49
- 〔補遺〕元老院勅奏判任官履歴書 56
- 『古事類苑』法律部と佐藤誠實 58
- 解題 63
- 甲篇
- 第一 律令考 115
- 第二 弘仁格式序約解 151
- 第三 貞觀格序約解 171
- 第四 貞觀式序約解 185
- 第五 上延喜格式表約解 201
- 第六 延喜格序約解 211
- 第七 延喜式序約解 225
- 第八 延喜式序約解餘論 241
- 第九 官曹事類考 249
- 第十 天長格抄考 253
- 第十一 類聚三大格考 255
- 第十二 揚名考補 261
- 第十三 揚名考補之餘 265
- 乙篇
- 第一 續日本紀を上る表の約解 271
- 第二 文武天皇即位前紀約解 297
- 第三 類聚國史考 305
- 第四 古事記考 313
- 第五 宇治拾遺物語考 319
- 第六 紀長谷雄 331
- 第七 白鳳朱雀并法興元考 339
- 第八 韓國名義考 349 #カラは韓の字音起原説。任那、新羅も字音。コマは高麗が小馬の産地だつたから、粛慎は葦間人云云。
- 第九 呉をクレといふ考 367 #クレは伎楽の字音起原説。
- 第十 秦 371
- 第十一 字體考 375
- 第十二 訓點之誤 389
- 第十三 后宮表 397
中山和子コレクションIII;翰林書房;5,000円(借覧);A5判;縦組;上製;692頁;;ISBN4-87737-177-X;
文春文庫[か-21-2];文藝春秋;400円(100円);文庫判;縦組;並製;204頁;;ISBN4-16-763102-4;
幾篇かは、文末詞や人称詞をそこまで決定的なものと見ないとすれば、かならずしも男女の恋愛とはかぎらないやうに読めるなあ、と思つた。
シリーズ・日本語のしくみを探る1;研究社;(借覧);A5判;縦組;並製;viii+194頁;;ISBN4-327-38301-5;
目次を写しておく。
- 第一章 「文法の研究」って何?
- Q1 「文法の研究」ってどんなことをやるんですか?
- 「文法の研究」とは、言語事実にもとづき、言語のしくみについて考えること
- 「知っている」のに説明できない?
- 「言語事実」とは何か
- Q2 「文法について考える」上で大切なことは何ですか?
- 「事実」と「解釈」を区別する
- 先入観にとらわれずに、事実に即して考える
- (1) 「文法=ことばの規範」という先入観
- (2) 「日本語はこういう言語だ」という先入観
- (3) 「文法用語」も先入観のもと
- 一歩ふみこんで考える
- まずは「いろいろな言語事実がある」「いろいろな考え方ができる」ことを楽しむ
- Q3 「文法について考える」ことにどんな意義があるのですか?
- 文法研究の役立つところ
- 「文法について考える」ことは基本的な教養の一つ
- 「ラ抜きことば」のしくみ
- 章末問題
- 第二章 ことばに「パターン」を見る
- Q4 「は」って何を表すんですか?
- 「文法について考える」ための材料は身近なところにある
- レシピの文章の「は」を観察する
- 一工夫加えて観察する
- 「は」と「を」の使い分けの背景
- 「話題化」理論にもとづく「は」の観察
- Q5 文法の研究でよく「実験」をやると聞いたのですが。
- 「実験」とは何か
- 「数量詞遊離」の実験
- 「数量詞遊離」の成立条件
- 実験結果を別の現象に応用する
- 「仮説の検証」のための実験
- いかにも「実験」らしい研究もある
- Q6 活用表にいろいろなものがあるのはなぜですか?
- 解釈としての「活用」は一つではない
- 五段活用/一段活用
- 「五段活用/一段活用」の問題点
- 子音語幹/母音語幹
- 「子音語幹/母音語幹」の長所
- 「五段活用/一段活用」の意義
- 章末問題
- 第三章 文の「構造」を考える
- Q7 日本語の文ってどのようにできているんですか?
- 文は「句のつみかさね」
- 句の構造―主要部・補足部・修飾部―
- 日本語は「主要部後置」の言語
- Q8、Q9も読んでください
- Q8 国語の授業で習った「文節」って何ですか?
- 「文節」とは何か
- 「文節」の理論的意味合い
- 「文節」の問題点(その一)―「句構造」の立場から―
- 「文節」の問題点(その二)―「単語=文の構成単位」の立場から―
- 一種の折衷案としての「文節」
- Q9 文法書によって文の構造が異なるのはなぜですか?
- 文の構造いろいろ
- いろいろな「文の構造」がある理由
- 「より妥当な文の構造」とは何か
- 章末問題
- 第四章 意味に「形」を与える
- Q10 探し物を見つけたときに「あ、ここにあった!」のように言うのはなぜですか?
- 「た」にはいろいろな用法がある
- 「た」の意味をどのように一般化するか
- 「た」と「観察」
- 「発見のタ」とは何か
- 過去の実情に言及する「た」
- Q11 「~してもらえますか」よりも「~してもらえませんか」の方が丁寧なのはなぜ?
- 「丁寧さ」にもいろいろある
- 負担考慮の「ちょっと」
- 聞き手の意志に直接言及しない「~してもらえる」
- 回答を強制しない「だろうか/でしょうか」
- 話し手の見込みが正しい可能性を前提にしない「ないか/ませんか」
- Q12 方言の微妙なニュアンスって「文法」で説明できるんですか?
- 微妙なニュアンスは「文法」では割り切れない?
- 命令形につく終助詞―「ヤ」「マ」「カ」―
- 「ゼ」―既成知識と現実との食い違いに対するとまどい―
- 「ワ」―その場での個人的見解―
- 「ジャ」―現実にそった認識の修正―
- 「チャ」―話し手にとっての既定事項―
- 「方言」を一つの言語として見る
- 章末問題
- 第五章 他のことばと関連づけて考える
- Q13 富山県の方言では「これは私のだ」を「これは私ノガだ」のように言うのですが、この「ガ」って何ですか?
- 方言の文法はおもしろい
- 標準語の二つの「の」と富山県方言の「ノ」「ガ」
- 「これは私のだ」の「の」って何?
- 「の」削除説
- 融合説
- 融合説にも欠点あり
- 方言の文法を研究することの意義
- Q14 日本語の文法について考えることは、外国語の文法について考える上で何か役に立つことがありますか?
- 韓国語の副詞「더(ト)」と日本語の「もっと」「もう」
- 中国語の程度副詞「很(ヘン)」
- 複数の言語を関連づけて考える
- 章末問題
- さらに勉強したい人のための参考文献
- 索引
すごく速い。もともとアモラルなお話ではあるけれど、まつたく感傷をさしはさめぬほどに、さくさくとすすんで、あつといふ間に終つてしまつた感じ。
セレクト・アニメーションのはう、リボルバーは夢に見さう。
ブルーバックス B-1510;講談社;1,150円(借覧);新書判;横組;並製;365頁;;ISBN4-06-257510-8;[執筆者]縣秀彦/有本淳一/杵島正洋/左巻健男/高木淳子/萩谷宏/松本直記、[執筆協力者]江川晋子/進藤喜代彦
角川文庫11854[ひ 8-9];角川書店;552円(50円);文庫判;縦組;並製;333頁;;ISBN4-04-183509-7;
;新潮社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;253頁;;ISBN4-10-367504-7;
新潮文庫[ほ-15-1];新潮社;324円(100円);文庫判;縦組;並製;152頁;;ISBN4-10-116451-7;
;岩波書店;3円(500円);B6判;縦組;並製;2+1+215頁;;;
原作と映画はまるで無関係である――の、わたくしにはまつたく理解しかねるところの司城家の兄妹愛を、亡母追憶の線でわりときれいに処理してゐた(気がする)。
角川文庫12487[あ 39-1];角川書店;514円(1割引);文庫判;縦組;並製;292頁;;ISBN4-04-365601-7;
光文社新書242;光文社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;240頁;;ISBN4-334-03342-3;
本書の記述を見て、思つたことなど適当に:
イギリスやアメリカの学校の授業に「古文」はない。アルファベットでしか書けぬ西洋語は、文字が発音の変化を忠実に反映しすぎて、綴りが百年単位で変動してしまうため、千年もたつと「外国語」になってしまうのだ。英語の最古の叙事詩『ベーオウルフ』は、八世紀の作品であるが、一般の英米人はこれを音読することさえできない(pp.12-13)。これは東アジアでの詩経や論語に対して、書いてゐる文章だからちよつとちがふことだけれど、さて、しかし古事記や万葉集だつてよめるのか。
よんどころなきぎこれあるそうろうとき、とよんでゐるけど(p.14)、これあり、ではないか。
現代日本語でも、明るい太陽を「真っ赤な太陽」、淡く輝く月を「青い月」などというのは、古代の名残である(p.26)。ああなるほど。
「ほとけ」の語源は浮屠家(ふとけ)、浮屠=仏塔を礼拝する、家=学派から来ている、つてWikipediaはすごい自信だ。
古くはγと表示といふのは、あんまり雁の飛ぶかたちには見えない。と書いたのは、大辞林や大辞泉の画像のやうなの(下掲の沿革図の「ロ」の段階)を符号化されたもののなかで示さうとしてゐるのだらうけど、それは無理があるなあ、と思つてのことだつたのだけれど、小林芳規「返点の沿革」(『訓点語と訓点資料』54)を見返してみたら、ガンマでもをかしくないかもなあ、と思ひかへされたのでした。
。返点に関してついでに言へば、加藤書に、
高麗の返り点は日本と違う独特の記号(星点という)だった(p.86)とあるのは誤解をまねくやうな記述だなあ。といふか、単点(星点)を漢字の左下等に打つて返読をしめすのは日本でも行はれてゐたことだし。
漢文訓読やそれに伴う訓点の加点は、日本で独自に発生したもののように説明されていますが、実はそうではありません。古い資料を見ると、中国の漢字文化が及んだ周辺諸国(いわゆる漢字文化圏)で共通に見られる現象です。しかもそれは単なる翻訳ではなく、伝統的な中国古典籍(漢籍)や漢訳仏典の受容とともに取り入れられた、極めて巧妙な方法であると考えられます。したがって、訓読とは、いわばkundokuとして、当時の国際的(漢字文化圏)標準だったと言えるかもしれません)とかも一般にわかりやすく書かれるとよいのだけれどなあ。
日野龍夫著作集第一巻;ぺりかん社;8,500円(借覧);A5判;縦組;上製;544頁;;ISBN4-8315-1102-1;
この著作集はえらく早く出たなあ、もしかしたら生前から準備があつたのかなあ、と思つてゐたのだけれど、本巻あとがきによると、葬儀の日に発議があつた由。
文春文庫[の-1-12];文藝春秋;369円(100円);文庫判;縦組;並製;246頁;;ISBN4-16-711912-9;
;国書刊行会;3,400円(借覧);四六判;縦組;上製;338頁;;ISBN4-336-04633-6;
集英社文庫[な-34-3];集英社;438円(100円);文庫判;縦組;並製;237頁;;ISBN4-08-747626-X;
ゲイ文学者だときいたので読んでみる気になつたのだけれど、まさにゲイ(レズビアン)作家についての小説で、ただ、その作家がだうにもエキセントリックでエキゾティックに書かれてゐて、これでいいのかなあ、とか思つてしまふ。セクシュアル・マイノリティは世の偏見を避けるためにも品行方正でゐろ、といふつもりもないのだけれど。
岩波新書(新赤版)1002;岩波書店;700円(借覧);新書判;縦組;並製;ix+193頁;;ISBN4-00-431002-X;
;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;2+345頁;;ISBN4-00-023348-3;
「ちくま」「月刊百科」「未来」(各8月号)もらふ。
;[発行]劇書房・[発売]構想社;3,689円(借覧);四六判;縦組;上製;446+3頁;;ISBN4-87574-559-1;
先日よんだふりをしてしまつたので。その時に英霊の声の原形にあたる、悪臣の歌なる詩がみつかつてゐることを教はつたのだけれど、本書に、英霊の声のこの「あいまいな顔」は、筆者が個人的に三島から教えられた断片的示唆によると、「あれはネ、ヒロヒトの顔なんだよ」、だとある。ただし当時何気なく聞き流したので、それだけで終ってしまった
(p.55)といふ記述があることはなんで知つたのだつたらう。また、三島は中村伸郎に、私が本当に天皇と思っているのは南朝系で、現在のは北朝系なのよ
と云つたとも(p.343)。
ほかにも、午後の曳航の第一稿には、現行のラストからさらに約七枚の進展があ
り、それは竜二を解剖するものであつたとか(pp.100-102)、近代能楽集の成立に関与したといふ証言とか(p.168)、現在未亡人の手元に保管されている日記
(p.204)といつた記述も興味深い。この日記といふのは決定版全集にもはひつてないよね。
ことばのために;岩波書店;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;vii+181頁;;ISBN4-00-027102-4;
ついでに。近代日本演劇史。
;中央公論社;6,500円(借覧);A5判;縦組;上製;358頁;;ISBN4-12-402153-4;
資料の性格をよく理解してあつかふこと、文学資料ばかりを見てゐてはいけないこと。
目次を写しておく。
- 言語
- 一 近世語彙の資料について
- 二 近世語資料としての詞葉新雅
- 三 語義と用語例―江戸時代語研究批判―
- 四 近世語の意義変化
- 五 語義考証
- 1 拳骨考―付 かけつけ三盃
- 2 油を売る
- 3 やっさもっさ、てんやわんや
- 4 「小股の切れ上がった」攷
- 5 奥の細道の「ものから」
- 6 大阪言葉と「さんしょ」
- 六 これからの古語辞典
- 社会
- 一 町人の交際
- 二 江戸の娯楽について
- 三 江戸の笑い
- 四 御蔭参りの文学
- 五 物のはじまり
- 1 おしぼり
- 2 歌がるた
- 3 鯉のぼり
- 4 かし喪服屋
- 5 懐炉
- 六 古典注釈における料理書の利用について
- 七 食饌雑記
- 1 甘藷を食った話
- 2 元禄の酒
- 3 奈良漬雑考
- 4 猪口の咄
- 5 酒一斤の考
- 6 「なます」と「さしみ」
- 7 巴焼その他
- 八 近世初期文学と公娼街
- 九 狭斜模様
- 1 元禄時代の遊里
- 2 吉原芸者
- 3 白人の妓品
- 4 線香(京阪)
- 圏外文学
- 一 近世随筆について
- 二 近世圏外文学談
- 1 概説
- 2 各説
- 3 後語
- 後記
- 書誌
中公新書1828;中央公論新社;760円(借覧);新書判;縦組;並製;vi+6+236頁;;ISBN4-12-101828-1;
;リトル・モア;1,500円(100円);四六判;縦組;並製;352頁;;ISBN4-947648-69-4;
和漢比較文学叢書 第八巻;汲古書院;5,500円(借覧);A5判;縦組;上製;2+299+54+2+1頁;;;[執筆者]あいだ・みつる(相田満)/おーそね・しょーすけ(大曽根章介)/きん・ぶんきょー(金文京)/さじ・けーぞー(佐治圭三)/さとー・みちお(佐藤道生)/しょーじ・かくいつ(莊司格一)/すずき・よしあき(鈴木義昭)/たさか・じゅんこ(田坂順子)/つぼい・さなえ(坪井佐奈枝)/とくだ・まさのぶ(徳田政信)/にしはら・かずゆき(西原一幸)/やまぐち・ひろし(山口博)/やまね・たいすけ(山根對助)/り・ぼう(李芒、リー゠マン)/わたもと・まこと(綿本誠)
金文京「漢字文化圏の訓読現象」をよまうと思つて借りてきたもの。訓読では、中国語内での転倒をはじめとして、朝鮮の「口訣」(吐)、夷堅志に見える契丹俗語、ウイグル仏典の例、変体漢文では、朝鮮の誓記体や吏読体、元朝期の蒙文直訳体などを挙げ、さらには現代中国語文さへも一種の訓読現象によつてできたものだとしてゐる(また、字音でも「食べる」を意味する「吃」(喫)は北京音でchīと読むが、この語音の根拠は明らかでなく、一種の訓読みである可能性がある
由)。本論文ではふれられてゐないけれど、ベトナムのことも知りたいなあ(近日、Nguyen Thi OANH「ベトナム漢文訓読について―『嶺南摭怪』を中心に―」といふ発表があるみたいだ)。
他には、「遠の朝廷」に軍事的な含みがあることを指摘する山口博「帷幄の裏: 北塞の家持」、一切経類音(決)の性格を字形や字音上の類似の故に混同される可能性の存する文字を弁別するための書物
である「字様」とした西原一幸「図書寮本『類聚名義抄』所引の「類云」とは何か」なども面白くよんだ(池田証寿「図書寮本類聚名義抄と類音決」では、「類音決」 は字様の形式を持つ字書体の一切経の音義書
としてゐる。西原一幸「独立の書誌範疇としての字様」『金城学院大学論集』国文学篇27号、もそのうち読まう)。
朝倉漢字講座1;朝倉書店;4,800円(借覧);A5判;横組;上製;x+266頁;;ISBN4-254-51531-6;
目次を写しておく。
- 序章 漢字のなりたち / 前田富祺(まえだ・とみよし)
- 1. 日本語としての漢字
- 2. 漢字のなりたち
- 3. 現代日本語の漢字の構造
- 4. 日本語文化との関わり
- 5. 日本語としての漢字のなりたち
- 第1章 漢字文化圏の成立 / 阿辻哲次(あつじ・てつじ)
- 1. 漢字文化圏とは
- 2. 朝鮮通信使の例
- 3. 中国最古の記録
- 4. 「漢文」文体の成立と普及の要因
- 5. 統治上の意義
- 6. 表意文字としての漢字
- 7. カトリック世界との比較
- 8. 漢字文化圏の時期
- 9. 漢字文化圏内の古代日本
- 10. 外交のための漢字
- 11. 中華思想と朝貢
- 12. 朝貢という外交形式
- 13. 漢字文化圏の発展
- 第2章 漢字の受容 / 沖森卓也(おきもり・たくや)
- 1. 文献に記された漢字の伝来
- 2. 漢字による日本語表記
- 3. 「形」を中核とする受容
- 4. 「音」を中核とする受容
- 5. 「義」を中核とする受容
- 6. 漢字の受容からの広がり
- 第3章 漢字から仮名へ / 内田賢徳(うちだ・まさのり)
- 1. 倭語を写すこと
- 2. 倭語を記すこと
- 3. 訓字の多様と仮名
- 4. 訓字と仮名の共存へ #滋賀県北大津遺跡の音義木簡の「誈(誣) 阿佐ム加ム移母」の出典を左伝襄公14年伝杜預注ではないかとしてゐる(p.73)
- 5. 人麻呂歌集,古事記
- 第4章 あて字 / 木村義之(きむら・よしのり)
- 1. あて字の自覚と認識
- 2. 日本語表記におけるあて字の位置
- 3. あて字への関心と用語の成立
- 4. 近代とあて字
- 5. 国語施策とあて字
- 6. コンピュータとあれ字
- 7. あて字研究の課題
- 第5章 国字 / 佐藤稔(さとー・みのる)
- 1. 国字とは何か?
- 2. 『漢字要覧』における「本邦製作字」
- 3. 国字の製作動機と機能
- 4. 造字法
- 5. 字形の問題
- 6. 国字と位相
- 7. 残された課題
- 第6章 漢字と送り仮名 / 近藤尚子(こんどー・たかこ)
- 1. 送り仮名とは
- 2. 送り仮名の変遷
- 3. 送り仮名法の変遷
- 4. 現行の「送り仮名の付け方」
- 5. 現代における送り仮名法とその問題点
- 第7章 振り仮名 / 矢田勉(やだ・つとむ)
- 1. 日本漢字の特殊性と振り仮名の要請
- 2. 振り仮名の用途と表記的機能
- 3. 振り仮名の成立
- 4. 振り仮名の展開
- 5. 振り仮名廃止論と擁護論
- 第8章 漢字と語彙 / 田中章夫(たなか・あきお)
- 1. 日本人の表記意識
- 2. 字音・和訓と語彙
- 3. 同音語と同表記語
- 4. 外来語の漢字表記
- 5. 基本漢字と基本語彙
- 6. 漢字の基本度
- 第9章 文章と漢字 / 白藤禮幸(しらふじ・のりゆき)
- 1. はじめに
- 2. 仮名文学と漢字
- 3. 漢文体歴史書と漢字
- 4. 説話集の漢字
- 第10章 字書と漢字 / 高梨信博(たかなし・のぶひろ)
- 1. はじめに
- 2. 字書の分類
- 3. 字書
- 4. 義書
- 5. 韻書
- 6. 語書
- 7. 字様書
- 第11章 日本語と漢字政策 / 安田敏朗(やすだ・としあき)
- 1. 漢字政策の背景
- 2. 「国語の独立」と漢字
- 3. 漢字政策と国語政策
- 4. 「国語民主化」と漢字政策
- 5. まとめにかえて
- 索引
ちくま新書532;筑摩書房;720円(100円);新書判;縦組;並製;238頁;;ISBN4-480-06232-7;
;平凡社;3,400円(借覧);四六判;縦組;上製;643頁;;ISBN4-582-70258-9;
ちよつと検索してみたところでは、ウェブ上では細目次は見られないやうなので、写しておく。これで戦後思想を代表されちやふとなあ、とは思ふけれど。
- 編者まえがき
- I 戦後啓蒙の成立と展開(一九四五年~一九五〇年代)
- 柳田國男(やなぎた・くにお)『先祖の話』(一九四六年) / 磯前順一(いそまえ・じゅんいち)
- 花田清輝(はなだ・きよてる)『復興期の精神』(一九四六年) / 坪井秀人(つぼい・ひでと)
- 坂口安吾(さかぐち・あんご)『堕落論』(一九四七年) / 佐藤泉(さとー・いずみ)
- 大塚久雄(おーつか・ひさお)『近代化の人間的基礎』(一九四八年) / 山之内靖(やまのうち・やすし)
- 川島武宣(かわしま・たけよし)『日本社会の家族的構成』(一九四八年) / 千田有紀(せんだ・ゆき)
- 戦後憲法の思想――自由の基礎としての九条 / 笹沼弘志(ささぬま・じゅんいち)
- きだみのる『気違ひ部落周游紀行』(一九四八年) / 赤坂憲雄(あかさか・のりお)
- 日本戦歿学生手記編集委員会編『きけ わだつみのこえ: 日本戦歿学生の手記』(一九四九年) / 野上元(のがみ・げん)
- 竹内好(たけうち・よしみ)『現代中国論』(一九五一年) / 孫歌(そん・か/スン・グー)
- 無着成恭(むちゃく・せーきょー)編『山びこ学校: 山形県山元村中学校生徒の生活記録』(一九五一年) / 小玉重夫(こだま・しげお)
- 石母田正(いしもだ・しょー)『歴史と民族の発見』(一九五二年) / 磯前順一
- 丸山眞男(まるやま・まさお)『現代政治の思想と行動』(一九五六年) / 葛西弘隆(かさい・ひろたか)
- 大熊信行(おーくま・のぶゆき)『国家悪: 戦争責任は誰のものか』(一九五七年) / 安田常雄(やすだ・つねお)
- 「戦後革命」の挫折 / 岩崎稔(いわさき・みのる)
- 思想の科学研究会編『共同研究 転向』(一九五九年) / 戸邉秀明(とべ・ひであき)
- 久野収(くの・おさむ)/鶴見俊輔(つるみ・しゅんすけ)/藤田省三(ふじた・しょーぞー)『戦後日本の思想』(一九五九年) / 川本隆史(かわもと・たかし)
- 鶴見和子(つるみ・かずこ)/牧瀬菊枝(まきせ・きくえ)編著『ひき裂かれて: 母の戦争体験』(一九五九年) / 佐藤泉
- II 戦後啓蒙の相対化と批判(一九六〇年頃~一九七〇年代)
- 谷川雁(たにがわ・がん)『原点が存在する』(一九五八年) / 丸川哲史(まるかわ・てつし)
- 上野英信(うえの・えーしん)『追われゆく坑夫たち』(一九六〇年) / 道場親信(みちば・ちかのぶ)
- 宮本常一(みやもと・つねいち)『忘れられた日本人』(一九六〇年) / 赤坂憲雄
- 橋川文三(はしかわ・ぶんぞー)『日本浪曼派批判序説』(一九六〇年) / 丸川哲史
- 小田実(おだ・まこと)『何でも見てやろう』(一九六一年) / 生井英考(いくい・えーこー)
- 色川大吉(いろかわ・だいきち)『明治精神史』(一九六四年) / 花森重行(はなもり・しげゆき)
- 戦後歴史学の思想 / 戸邉秀明
- 大江健三郎(おーえ・けんざぶろー)『ヒロシマ・ノート』(一九六五年) / 細見和之(ほそみ・かずゆき)
- 森崎和江(もりさき・かずえ)『第三の性』(一九六五年) / 水溜真由美(みずたまり・まゆみ)
- 梅棹忠夫(うめさお・ただお)『文明の生態史観』(一九六七年) / 青木保(あおき・たもつ)
- 江藤淳(えとー・じゅん)『成熟と喪失: “母”の崩壊』(一九六七年) / 佐藤泉
- 松田道雄(まつだ・みちお)『育児の百科』(一九六七年) / 天野正子(あまの・まさこ)
- 加藤周一(かとー・しゅーいち)『羊の歌: わが回想』(一九六八年) / 成田龍一(なりた・りゅーいち)
- 吉本隆明(よしもと・たかあき)『共同幻想論』(一九六八年) / 上野千鶴子(うえの・ちずこ)
- マンガの思想 / 夏目房之介(なつめ・ふさのすけ)
- 村上信彦(むらかみ・のぶひこ)『明治女性史』上・中・下(一九六九~七二年) / 長志珠絵(おさ・しずえ)
- 石牟礼道子(いしむれ・みちこ)『苦海浄土: わが水俣病』(一九六九年) / 最首悟(さいしゅ・さとる)
- 新川明(あらかわ・あきら)『反国家の兇区』(一九七一年) / 戸邉秀明
- 花森安治(はなもり・やすじ)『一戔五厘の旗』(一九七一年) / 天野正子
- 永山則夫(ながやま・のりお)『無知の涙』(一九七一年) / 細見和之
- 夭折する青春の自画像 / 岩崎稔
- 宇井純(うい・じゅん)『公害原論』(一九七一年) / テッサ・モーリス゠スズキ(Tessa Morris-Suzuki、伊藤茂訳)
- 田中美津(たなか・みつ)『いのちの女たちへ: とり乱しウーマン・リブ論』(一九七二年) / 重松セツ(しげまつ・せつ、越智博美訳)
- 国立市公民館市民大学セミナー編『主婦とおんな』(一九七三年) / 西川祐子(にしかわ・ゆーこ)
- 主婦の思想 / 上野千鶴子
- 網野善彦(あみの・よしひこ)『無縁・公界・楽: 日本中世の自由と平和』(一九七八年) / 鹿島徹(かしま・とーる)
- 鶴見俊輔『戦時期日本の精神史: 1931-1945年』(一九八二年) / 成田龍一
- 鶴見良行(つるみ・よしゆき)『バナナと日本人: フィリピン農園と食卓のあいだ』(一九八二年) / 村井吉敬(むらい・よしのぶ)
- 島田等(しまだ・ひとし)『病棄て: 思想としての隔離』(一九八五年) / 細川涼一(ほそかわ・りょーいち)
- 金時鐘(キム・シジョン)『「在日」のはざまで』(一九八六年) / 細見和之
- 「在日」という思想 / 金友子(キム・ウジャ)
- 加納美紀代(かのー・みきよ)『女たちの〈銃後〉』(一九八七年) / 古久保さくら(こくぼ・さくら)
- 高木仁三郎(たかぎ・じんざぶろー)『市民の科学をめざして』(一九九九年) / 加藤茂生(かとー・しげお)
- 「現代思想」という思想 / 岩崎稔
- III ポストモダン・ポスト冷戦・ポスト戦後(一九八〇年頃~一九九〇年代)
- 山口昌男(やまぐち・まさお)『文化と両義性』(一九七五年) / 上野千鶴子
- 真木悠介(まき・ゆーすけ)『気流の鳴る音: 交響するコミューン』(一九七七年) / 齋藤純一(さいとー・じゅんいち)
- 柄谷行人(からたに・こーじん)『日本近代文学の起源』(一九八〇年) / 朴裕河(パク・ユハ)
- 消費社会の思想 / 三浦展(みうら・あつし)
- 上野千鶴子(うえの・ちずこ)『家父長制と資本制: マルクス主義フェミニズムの地平』(一九九〇年) / 伊田久美子(いだ・くみこ)
- 西川長夫(にしかわ・ながお)『国境の越え方: 比較文化論序説』(一九九二年) / 渡辺和行(わたなべ・かずゆき)
- 東アジアのポストコロニアリズム / 鄭暎惠(チョン・ヨンヘ)
- 酒井直樹(さかい・なおき)『死産される日本語・日本人: 「日本」の歴史‐地政的配置』(一九九六年) / 李孝徳(り・たかのり/イ・ヒョドク)
- 加藤典洋(かとー・のりひろ)『敗戦後論』(一九九七年) / 川村湊(かわむら・みなと)
- 日本版歴史修正主義論争 / 長志珠絵
- 編者あとがき
- 人名・事項索引
- 編者・著者紹介
岩波科学ライブラリー114;岩波書店;1,200円(借覧);B6判;横組;並製;iii+119頁;;ISBN4-00-007454-7;
面白くてためになる。
;青弓社;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;270頁;;ISBN4-7872-3222-3;
;角川書店;1,200円(借覧);四六判変型;縦組;並製;286頁;;ISBN4-04-883955-1;
シリーズ 現代思想ガイドブック;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;259頁;;ISBN4-7917-6224-X;[原著]Tony Myers, Slavoj Žižek (Routledge, 2003)
講談社学術文庫1764;講談社;1,200円(借覧);文庫判;縦組;並製;380頁;;ISBN4-06-159764-7;
文春文庫[む-5-1];文藝春秋;388円(100円);文庫判;縦組;並製;221頁;;ISBN4-16-750201-1;
立喰師列伝を見て、読まなくちやなあ、と思つたのだけれど、春樹作品つて案外新古本屋にないものだなあ。ところで、本書だつたかTVピープルだつたか文春から出てゐる短篇集でpolitical incorrectな表現が問題になつたことがあつたやうな気がするのだけれど、記憶違ひかな。
;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;302+vi頁;;ISBN4-7917-6269-X;
七十人訳ギリシャ語聖書、ヨセフス。
;大蔵出版;(借覧);A5判;縦組;上製;190頁;;ISBN4-8043-0558-0;
;汲古書院;(借覧);A5判;縦1,2段組;上製;3+326頁;;ISBN4-7629-2747-3;[執筆者]池澤優/池田秀三/池田知久/王啓発/近藤浩之/辛賢/西山尚志/福井重雅/堀池信夫/三浦國雄/李承律/渡辺信一郎/渡邉義浩
郭店楚簡、性自命出の礼と性との検討からその成立を荀子以降とする李報告、池澤報告のいふ孝と非孝のアンビバレンスなど興味深いけれど、しかしなにより、渡邉義浩書評「二千年の定説を覆す: 福井重雅著『漢代儒教の史的研究: 儒教の官学化をめぐる定説の再検討』」が面白い。武帝期に董仲舒の対策によつて太学に五経博士が置かれたといふのは班固のでつちあげだつたのだなあ。
;世界思想社;(借覧);四六判;縦1,2段組;上製;v+290頁;;ISBN4-7907-1114-5;
本間雅晴にも英語辞書を食べたエピソードがある由(p.232)。
雷雨にあふ。迅雷風烈必變
、とは行かなかつた。図書館の本をすこしシケらせてしまつた。
岩波テキストブックス;岩波書店;(借覧);A5判;横組;並製;xi+259頁;;ISBN4-00-026015-4;
東洋文庫748;平凡社;(借覧);全書判;縦組;上製;332頁;;ISBN4-582-80748-8;[校訂]まえだ・つとむ(前田勉)
;世界思想社;(借覧);四六判;横組;並製;v+292頁;;ISBN4-7907-1059-9;[執筆者]あべ・きよし(阿部潔)/なんば・こーじ(難波功士)/たにもと・なほ(谷本奈穂)/ふくま・よしあき(福間良明)/やまさと・ゆーいち(山里裕一)/まえだ・のりたか(前田至剛)/さかた・けんじ(坂田謙司)/たかい・まさし(高井昌史)
「創文」(2006.07 NO.488)もらふ。特集・ヨーロッパ思想史のなかの自由。
東洋文庫592;平凡社;(借覧);全書判;縦組;上製;402頁;;ISBN4-582-80592-2;
ろばん(p.3)と、
ろはん(p.24)とあるなあ。両形あつたのだらうか。
;大修館書店;(借覧);A5判;横組;並製;vii+1+229頁;;ISBN4-469-21214-8;[執筆者]はしもと・よしあき(橋元良明)/つじ・だいすけ(辻大介)/ふくだ・みつる(福田充)/ふじた・まふみ(藤田真文)/これなが・ろん(是永論)/もり・やすとし(森康俊)
光文社新書241;光文社;700円(350円);新書判;縦組;並製;254頁;;ISBN4-334-03341-5;
東洋文庫746;平凡社;2,800円(借覧);全書判;縦組;上製;318頁;;ISBN4-582-80746-1;[校訂]まえだ・つとむ(前田勉)
複雑系の科学と現代思想**;青土社;(借覧);四六判;縦組;上製;210+ii頁;;ISBN4-7917-9142-8;
中公新書1833;中央公論新社;860円(借覧);新書判;横組;並製;v+6+288頁;;ISBN4-12-101833-8;
岩波科学ライブラリー12;岩波書店;(借覧);B6判;縦組;並製;v+117頁;;ISBN4-00-006512-2;
日本語研究叢書 第1期第2巻;ひつじ書房;5,000円(借覧);A5判;縦組;並製;416頁;;ISBN4-89476-103-3;
タイ生まれだとあるけど、お名前と関係あるのかな。ほとんど理解できないまま読み流してしまつたのだけれど、一往構成を写しておく。源語の本文は、玉上琢弥訳注の角川文庫によつてゐる由。
- 第一章 はじめに
- 第二章 通達動詞のテンス・アスペクト
- 第一節 基本形 ~タリ・リ形 ~ツ ~ヌ形
- (一) 会話文の場合
- 1、対話形式と非対話形式
- 2、伝達課題について
- 3、基本形の用法
- 4、~タリ・リ形 ~ツ形 ~ヌ形の概観
- 5、~タリ・リ形の用法
- 6、~ツ形の用法
- 7、~ヌ形の用法
- 8、まとめ
- (二) 地の文の場合
- 1、対話形式と非対話形式
- 2、テキスト的な機能をめぐって
- 3、基本形の用法
- 4、~タリ・リ形の用法
- 第二節 「書く」のテンス・アスペクト
- 1、伝達活動と書記活動
- 2、基本形の用法
- 3、~タリ・リ形の用法
- 第三節 ~キ形 ~ケリ形
- (一) 会話文の場合
- 1、~キ形の用法
- 2、~ケリ形の用法
- 3、複合時制形式
- (二) 地の文の場合
- 1、~キ形の用法
- 2、~ケリ形の用法
- 第三章 移動動詞のテンス・アスペクト
- 第一節 基本形 ~タリ・リ形 ~ツ形 ~ヌ形
- (一) 会話文の場合
- 1、基本形の用法
- 2、~タリ・リ形 ~ツ形 ~ヌ形の概観
- 3、~タリ・リ形の用法
- 4、~ヌ形の用法
- 5、~ツ形の用法
- 6、~ツ形と~ヌ形の違い
- 7、~タリ・リ形と~ツ・ヌ形の違い
- (二) 地の文の場合
- 1、基本形の用法
- 2、タリ・リ形 ~ヌ形の概観
- 3、~タリ・リ形の用法
- 4、~ヌ形の用法
- 5、出現的意味と消失的意味
- 第二節 ~キ形 ~ケリ形
- 1、~キ形の用法
- 2、~ケリ形の用法
- 3、複合時制形式
- 第四章 ~ツ形と~ヌ形の諸問題
- 第一節 「つ」と「ぬ」の違いについての学説史
- 1、動詞の種類から
- 2、アスペクト的意味から
- 3、テンス・ムード的意味から
- 4、ムード的意味から
- 第二節 ~ツ形と~ヌ形の違い
- 1、精神活動動詞の~ツ形と~ヌ形の意味
- 2、精神活動動詞における~ツ形・~ヌ形の分布
- 3、~ツ形と~ヌ形のテンス
- 第三節 ~ツ形をとる動詞と~ヌ形をとる動詞
- 1、動詞の意味分類
- 2、諸説の検討
- 3、動作の完成と変化の完成
- 4、地の文の~ツ形と~ヌ形
- 第五章 ~キ形と~ケリ形の諸問題
- 第一節 「き」と「けり」の違いについての学説史
- 1、目睹回想と伝承回想をめぐって
- (1) 源氏物語
- (2) 今昔物証集
- (3) 徒然草
- 2、完了と未完了をめぐって
- 3、テキスト的意味をめぐって
- (1) テンポと浮き彫り付与
- (2) 物語の現揚とあなたなる場
- 4、「けり」の意味
- (1) 継続説
- (2) 気付き説
- (3) 説明説
- (4) 確認説
- (5) 詠嘆説
- 5、「き」の意味
- (1) 単純過去説
- (2) 確信説
- (3) aorist説
- (4) 上代語の「き」
- 6、その他の説
- 第二節 ~キ形と~ケリ形の違い
- 1、トルコ語との比較
- 2、時間状況表現と会話文の~キ形、~ケリ形のテンス
- 3、時間状況表現と地の文の~キ形、~ケリ形のテンス
- 4、状態動詞の~ケリ形の意味と基本形の意味
- 第六章 ~タリ・リ形の諸問題
- 1、会話文における結果性
- 2、地の文における結果性――~タリ・リ形と~ツ形との違い
- 第七章 会話文における基本形のアスペクト的意味
- (1) 継続
- (2) 過程
- (3) 反復
- (4) 性質
- (5) 意向
- (6) 完成
- 第八章 おわりに
- まとめとコメント
- 注
- 参考文献
- 表
- あとがき
- 改訂に際してのあとがき
小松英雄が「助動詞キの運用で物語に誘い込む」(『日本語学』2005年1月号、通巻288号〔24巻1号〕)で、助動詞は、打消しのズのやうな義務的なものばかりではなくて、選択的なものもあるのであつて、適切にあつかはなくてはいけない、といつたことを書いてゐて、基本形の検討といふのはさうした処理たりうるのか。まあ、テンス・アスペクト形式がはたしてオプショナルなものなのかも私にはよくわかつてないのだけれど。
講談社現代新書868;講談社;480円(100円);新書判;縦組;並製;209頁;;ISBN4-06-148868-6;
日本の中世1;中央公論新社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;326頁;;ISBN4-12-490210-7;
立教大学人文叢書1;春風社;2,200円(借覧);四六判;縦組;並製;v+2+321頁;;ISBN4-86110-063-1;[執筆者]ふかつ・ゆきのり(深津行徳)/ふじまき・あきら(藤巻明)/ほしの・ひろみ(星野宏美)/いしざき・ひとし(石﨑等)/まやま・ひろお(間山広朗)/うらの・さとし(浦野聡)/こみね・かずあき(小峯和明)
ブルーバックス B-1507;講談社;1,200円(借覧);新書判;横組;並製;430頁;;ISBN4-06-257507-8;[編集協力]藤井恒、[執筆者]日外政男/浅賀宏昭/阿部哲也/石川香/石田育子/左巻恵美子/左巻健男/髙橋靖/田中修/玉野真路/栃内新/中西敏昭/平岩真一/藤井恒
鏡郷文庫主人に。
ゲド戦記、時をかける少女を見る。ゲド戦記は台詞で説明するのを減らして、もつともつと動けば、なほよかつた。時かけは非常に面白かつたけど、シリアスパートがちよつともたれる感じ。
予習にこなひだ録画しといたハウルの動く城も見たのだけれど、はじまつてすぐの空中を歩くシーンでキュン死にするかと思つた。
;イースト・プレス;1,200円(借覧);四六判;縦組;並製;259頁;;ISBN4-87258-541-5;
ちくま新書582;筑摩書房;740円(429円);新書判;縦組;並製;249頁;;ISBN4-480-06285-8;
「図書」(8月号)もらふ。十川信介「一葉の小硯」とか、岡ノ谷一夫「動物はしゃべらない: ハダカデバネズミの音声コミュニケーション」とか、村上恭一「思想史家・狩野亨吉の眼: 生誕一四〇周年記念によせて」とか、今枝由郎「「古代チベット語文献オンライン」プロジェクト」とか、小倉芳彦「「辞」の効用: 故金谷治氏に捧げる」とか、『タルムード』日本語版の企画経緯にふれた記述
に関するお詫びとか。9月の刊行予定に、林晋訳「ゲーデル不完全性定理」。生誕100周年。
角川文庫13809[み 31-3];角川書店;629円(100円);文庫判;縦組;並製;356頁;;ISBN4-04-373603-7;『白蛇島』改題
;汲古書院;(借覧);A5判;縦組;上製;4+28+1174頁;;ISBN4-7629-3529-8;
構成を写しておく。
- 口絵
- 序文 / 築島裕
- 序文 / 小林芳規
- 凡例
- 序論
- 緒言
- 第一節 日本漢文研究の現状とその問題点
- 第一項 近年の日本語史研究の一方向
- 第二項 日本漢文研究の現状
- 第三項 日本漢文研究の問題点
- (一) 術語規定及び日本漢文の分類について
- (二) 日本人の作成した漢文における《日本語らしさ》の問題
- (三) 対象文献の偏り
- (四) 文献学的研究の必要性
- 第二節 従来の研究と表白・願文研究の意義
- 第一項 表白・願文の研究史
- 第二項 漢文聖教類の中の表白・願文の位置―古目録の部類を手掛りに―
- (一) 高山寺経蔵古目録に於ける表白・願文の位置
- (二) 個人の蔵書に係る古目録における表白・願文の位置
- (三) 他の真言寺院経蔵の古目録に見る表白・願文の位置
- (四) まとめ
- 第三節 表白・願文の文体研究の方法
- 第一項 文体の定義
- 第二項 表白・願文の文体研究の視点
- 第一部 文献学的研究
- 第一章 表白・願文の定義
- 第一節 従来の表白・願文の定義とその問題点
- 第二節 表白・願文に関する記録
- 第一項 中国文献に於ける表白・願文 #表白は文章ジャンルではない
- 第二項 本邦仏教文献に於ける表白・願文
- 第三項 漢詩文集・公家日記・文学作品に見える表白・願文
- 第三節 表白と願文
- 第四節 表白と祭文―高山寺経蔵の星供次第を対象として―
- 第一項 はじめに
- 第二項 高山寺経蔵の星供次第
- 第三項 表白・祭文双方掲載型(I型)の伝流
- 第四項 表白のみ掲載型(II型)の伝流
- 第五項 表白・祭文不掲載型(III型)の伝流
- 星供次第に於ける「表白」の定着過程―任意要素から必須要素へ―
- 第五節 表白と啓白―高山寺経蔵の不動次第を対象として―
- 第一項 はじめに
- 第二項 高山寺経蔵不動次第の型―「表白」と「啓白」の有無に注目して―
- 第三項 表白・啓白不掲載型(I型)の伝流
- 第四項 啓白のみ掲載型(II型)の伝流
- 第五項 表白・啓白双方掲載型(III型)の伝流
- 第六項 表白(任意)のみ掲載型(IV型)の伝流
- 第七項 表白のみ掲載型(V型)の伝流
- 第八項 むすび
- 第二章 院政鎌倉時代に於ける表白量産の史的背景
- 第一節 はじめに
- 第二節 表白の伝存状況
- (一) 平安時代の表白 #一覧
- (二) 鎌倉時代の表白―高山寺経蔵の場合―
- 第三節 「表白」の総称化
- 第四節 法会に於ける表白の位置づけの変化
- (一) 法会の盛行―新奇な法会の創始、回数の増加―
- (二) 法会に於ける表白の重点の変化―任意要素から必須要素へ―
- (三) 高山寺蔵『伝受類集鈔』における「表白」の記文
- 第五節 むすび
- 第三章 平安鎌倉時代に於ける表白・願文の伝存状況
- 第一節 表白・願文の収録状況と訓点の関係
- 第一項 収録状況から観た平安鎌倉時代加点の表白・願文
- 第二項 表白及び願文加点資料の点の種別について
- 第三項 表白に於ける訓点の伝承
- 第四項 漢字に対する附訓の状況
- 第五項 むすび
- 第二節 仏寺に伝存する表白・願文
- 第一項 総説
- 第二項 高山寺経蔵に伝存する表白・願文
- 第三項 仁和寺経蔵に伝存する表白・願文
- (一) 仁和寺御経蔵の「表白」函(第八五函)
- (二) 第八五函以外の「表白」文献
- (三) 仁和寺御経蔵の「表白」目録
- (四) まとめ
- 第四項 随心院経蔵に伝存する表白・願文
- (一) 随心院経蔵の表白
- (二) 随心院経蔵の願文、祭文、諷誦文等
- (三) 随心院経蔵の講式
- 第四章 僧侶による表白の製作
- 第一節 院政期に於ける表白作者層の変動について
- 第二節 十一世紀に於ける僧侶による表白の製作―仁和寺大御室性信時代の平救阿闍梨と済延僧都―
- 第一項 金沢文庫保管の二十二巻本『表白集』について
- 第二項 平救阿闍梨の「表白」
- 第三項 済延僧都の「表白」
- 第三節 平救阿闍梨伝記考
- 第一項 はじめに
- 第二項 平救阿闍梨の出生と法脈上の位置
- 第三項 文業
- 第四項 教学・法会儀礼に於ける活動等
- 第五項 平救阿闍梨作「表白」伝存の経緯をめぐって
- (一) 十一世紀漢字仮名交じり文の生態
- (二) 院政鎌倉時代の「聖教化」の中で #口伝の文献化
- 第四節 観修寺法務寛信による表白の製作
- 第一項 はじめに
- 第二項 観修寺法務寛信について
- 第三項 寛信の表白製作活動
- 第四項 寛信の文学的資質・環境
- 第五項 むすび
- 第五章 院政鎌倉時代に於ける表白集の編纂活動
- 第一節 表白集編纂の創始
- 第二節 自證房覚印の表白集について―十二世紀に於ける表白集の編纂活動―
- 第一項 築島裕博士蔵『表白集』の書誌
- 第二項 『表白集』の構成及び所収表白の表現形式
- 第三項 中御室と自證房覚印
- 第四項 むすび
- 第三節 奈良国立博物館蔵『雑筆集』五巻と高山寺本表白集―観修寺法務寛信門流の表白集の編纂活動―
- 第一項 高山寺本表白集について
- 第二項 奈良国立博物館蔵『雑筆集』五巻の書誌
- 第三項 奈良国立博物館蔵『雑筆集』五巻の構成
- 第四項 所収表白の製作年代
- 第五項 僧名等人物考証
- 第六項 書写状況と巻相互の一致度の整理
- 第七項 共通本文の典拠
- 第八項 成立過程の推定
- 第九項 表白集編纂活動の動態―〈非定本〉編纂物量産の営為―
- 第四節 十二巻本『表白集』の成立をめぐって―京都女子大学図書館蔵本―
- 第一項 はじめに
- 第二項 書誌の概要
- 第三項 構成
- 第四項 所収表白の作者について
- 第五節 金沢文庫本二十二巻本『表白集』について―二つの異なった文体に注目して―
- 第一項 書誌
- 第二項 構成
- 第三項 具体例から―二種の文体(表記体)の存在―
- 第四項 文体差の生ずる要因
- 第五項 二十二巻本『表白集』所収表白の作者について
- 第六項 むすび
- 第六節 日光輪王寺蔵『諸事表白』の成立について
- 第一項 はじめに
- 第二項 構成と成立年代
- 第三項 作者・編者
- 第四項 成立の背景
- 第五項 むすび
- 第七節 明恵教団に於ける表白集の編纂活動
- 第一項 高山寺蔵『表白四種梅尾』について
- (一) はじめに
- (二) 高山寺蔵『表白四種梅尾』の書誌
- (三) 『表白四種梅尾』所収の表白について
- (四) まとめ
- 第二項 高山寺蔵『供養表白』について
- (一) はじめに
- (二) 高山寺蔵「供養表白」の書誌
- (三) 高山寺蔵『供養表白』所収の表白について
- (四) むすび
- 第二部 表白の文体
- 第一章 文字・表記から観た表白の文体
- 第一節 漢文の表白と漢字仮名交じり文の表白
- 第二節 平安時代の表白に於ける和化漢文的要素の混入について
- 第一項 問題の所在
- 第二項 和化漢文的要素について
- 第三項 平安時代初期資料群の検討
- 第四項 平安時代中後期資料群の検討
- 第五項 院政期資料群の検討
- (一) 僧侶によって作成された表白の場合
- (二) 儒者によって作成された表白の場合
- 第六項 平安時代の表白に見られる和化漢文的要素の増加傾向について
- 第七項 むすび
- 第三節 漢字の用法から観た平安時代の表白の文体
- 第一項 文体分析の方法―漢字の用法からのアプローチ―
- 第二項 分析結果の記述
- (一) 比況を表す漢字
- (二) 使役を表す漢字(助字)
- (三) 疑問を表す漢字(助字)
- (四) 指定・断定を表す漢字
- 第三項 むすび
- 第四節 高山寺経蔵に伝存する鎌倉時代書写の表白の訓点の性格
- 第一項 はじめに―訓点資料としての表白―
- 第二項 高山寺経蔵の鎌倉時代書写表白の加点資料
- 第三項 訓点の性格
- (一) 表白における訓点の伝承
- (二) 漢字に対する附訓の状況―完全附訓漢字と部分附訓漢字の意味するところ―
- (三) 対句の訓法
- (四) 表現内容・文体の相違に基づく訓法の差異と表白の訓法との関係
- 第四項 むすび
- 第五節 平安鎌倉時代に於ける副詞「たとひ」の漢字表記について―表白付説教書を手掛りに―
- 第一項 問題の所在
- 第二項 『平安遺文』・『鎌倉遺文』所収の古文書に於ける副詞「たとひ」の漢字表記
- 第三項 副詞「たとひ」の漢字表記を通して観た僧侶実用漢字の世界 #設字
- 第六節 僧侶の書記用漢字―接続詞「これによりて」の用字から― #褻では依之、晴では因茲
- 第一項 接続詞「これによりて」の漢字表記
- 第二項 院政期古文書に於ける接続詞「これによりて」の用字
- 第三項 表白付説教書に於ける接続詞「これによりて」の用字
- 第四項 延慶本平家物語用字選択の意味するもの
- 第五項 むすび―漢字使用から観た、俗家社会と僧侶社会と、平俗体と荘重体と―
- 第二章 対句表現から観た表白の文体
- 第一節 表白の文体分析指標としての対句表現―『高山寺本表白集』所収表白を例として― #作文大躰の筆大躰
- 第一項 文体分析指標としての対句表現
- 第二項 『高山寺本表白集』所収の表白について
- 第三項 分析の実際
- (一) 表白一篇当たりの言語量及び対句部分と非対句部分の比率
- (二) 対句部分の文体的特徴
- 第四項 むすび
- 第二節 平安時代の表白に於ける対句表現の句法の変遷について
- 第一項 はじめに
- 第二項 平安時代初期の表白に於ける対句表現の句法
- 第三項 平安時代中後期の表白に於ける対句表現の句法
- 第四項 院政期の表白に於ける対句表現の句法
- (一) 僧侶によって作成された表白の検討
- (二) 儒者によって作成された表白の検討
- 第五項 平安時代の表白の対句表現に認められる《句の長文化傾向》
- 第六項 平安時代後期の僧侶による仮名交じり表白に於ける対句表現の句法
- 第七項 むすび
- 第三節 高山寺経蔵に伝存する鎌倉時代書写の表白に於ける対句表現
- 第一項 《句の長文化傾向》のその後
- 第二項 高山寺経蔵に於ける表白の伝存状況
- 第三項 資料の選定と分析の方法
- (一) 資料の選定
- (二) 分析の方法
- 第四項 高山寺経蔵に伝存する鎌倉時代書写の表白に於ける対句表現
- (一) 表白一篇当たりの言語量及び対句部分と非対句部分の比率
- (二) 対句の句法
- (三) 非対句部分の文体的特徴
- 第五項 むすび―表記との関わりから―
- 第三章 鎌倉時代に於ける表白付説教書の文章構成と文体
- 第一節 鎌倉時代語研究の課題
- 第二節 鎌倉時代の表白付説教書について
- 第三節 表白付説教書の文章構成
- 第一項 山口光円氏蔵『草案集』の文章構成
- 第二項 日光輪王寺蔵『諸事表白』の文章構成
- 第三項 補助資料の文章構成 #醍醐寺本薬師二本、金沢文庫本仏教説話集
- 第四節 文体分析の視点
- 第五節 山口光円氏蔵『草案集』の文体
- 第六節 日光輪王寺蔵『諸事表白』の文体
- 第七節 補助資料による検証
- 第八節 むすび―文体差の意味するところ―
- 第四章 語彙から観た表白の文体
- 第一節 語彙から観た表白の文体
- 第一項 問題の所在―金沢文庫本『言泉集』二帖之一(亡妻悲嘆)の記事から―
- 第二項 当該箇所に関する従来の説の検討
- (一) 唱導書等における対句の平仄に関する記述―口業としての故実―
- (二) 「孤松幽瑟」と「翠松瑶瑟」の声調
- 第三項 引用願文の解釈
- (一) 松蘿の契り
- (二) 琴瑟の調べ―夫婦の重奏―
- 第四項 「孤松幽瑟」・「翠松瑶瑟」の意味・用法―「翠」字と「瑶」字の表現価値に注目して―
- (一) 「翠松」の意味・用法
- (二) 「瑶瑟」の意味・用法
- (三) まとめ
- 第五項 表白・願文の施主(願主)の呼称
- (一) 表白・願文の用語選択―他の事例―
- (二) 表白・願文の施主の呼称
- (三) 題未詳文書の類別―存疑文書の処理―
- (四) 今後の課題―他の法会文書の検討(祭文、諷誦文、教化等)―
- 第二節 守覚法親王の表白に於ける〈性霊集語彙〉の摂取について
- 第一項 はじめに
- 第二項 守覚法親王と性霊集
- 第三項 守覚法親王作の表白
- 第四項 〈性霊集語彙〉の認定試案
- 第五項 守覚法親王作の表白に於ける〈性霊集語彙〉の摂取
- 第六項 守覚法親王表白の文体形成
- 第三節 院政鎌倉時代加点の表白に於ける施注漢語の性格
- 第一項 訓点資料としての表白
- 第二項 表白の加点資料
- 第三項 施注漢語の認定
- 第四項 施注熟字の諸相
- 第五項 施注漢語の性格
- 第六項 表白施注漢語に於ける漢音読語彙優勢の意味
- 第七項 むすび
- 〔附録〕院政鎌倉時代字音注加点表白一覧稿
- 第三部 願文の文体
- 第一章 冒頭・末尾の表現形式から見た願文の文体
- 第一節 日本漢文に於ける願文の位置
- 第二節 平安時代願文の伝存状況と考察対象の文献 #願文一覧
- 第三節 平安時代初期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
- 第四節 平安時代中期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
- 第五節 平安時代後期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
- 第六節 院政期の願文に於ける冒頭・末尾の表現形式
- 第七節 むすび
- 第二章 対句表現から観た願文の文体
- 第一節 願文の対句表現―表白との関わり―
- 第二節 考察対象と分析の方法
- 第三節 平安時代初期の願文に於ける対句表現の句法
- 第一項 延暦~天長年間資料群の検討
- 第二項 貞観~寛平年間資料群の検討
- 第四節 平安時代中期の願文に於ける対句表現の句法
- 第五節 平安時代後期の願文に於ける対句表現の句法
- 第六節 院政期の願文に於ける対句表現の句法
- 第一項 寛治~康治年間資料群の検討
- 第二項 久安~建久年間資料群の検討
- 第七節 平安時代願文の対句表現に認められる《句の長文化傾向》
- 第八節 平安時代表白の句法との比較
- 第九節 現象の解釈
- 第三章 文章構成から観た平安時代の追善願文の文体 #王澤不渇鈔
- 第一節 文体研究の視点としての文章構成
- 第二節 平安時代初期追善願文の文章構成
- 第一項 平安時代初期追善願文の概観
- 第二項 『性霊集』所収追善願文の文章構成
- 第三項 『菅家文草』所収追善願文の文章構成
- 第四項 小結
- 第三節 平安時代中後期追善願文の文章構成
- 第一項 平安時代中後期追善願文の概観
- 第二項 『本朝文粋』所収追善願文の文章構成
- 第三項 『本朝続文粋』所収追善願文の文章構成
- 第四項 小結
- 第四節 『江都督納言願文集』所収追善願文の文章構成
- 第一項 はじめに
- 第二項 『江都督納言願文集』について
- 第三項 『江都督納言願文集』所収追善願文の文章構成
- (一) 検討の対象
- (二) 文章構成の実際―後三条院五七日御願文と法勝寺常行堂供養願文の場合―
- (三) 匡房作追善願文の文章構成上の類型的性格
- 第四項 唱導文献に引用された『江都督納言願文集』所収追善願文の摘句―文章構成との関わりから―
- 第五節 むすび
- 第四章 語彙から観た願文の文体
- 第一節 『本朝文粋』所収追善願文に於ける固有名詞の象徴的意味
- 第一項 はじめに―追善願文の語彙研究の視点―
- 第二項 『本朝文粋』所収追善願文について
- 第三項 仏教関係の人名・仏名語彙
- 第四項 漢籍関係の人名語彙
- 第五項 その他の人名語彙
- 第六項 人名・仏名語彙の象徴的意味
- 第七項 仏教関係の地名語彙
- 第八項 漢籍関係の地名語彙
- 第九項 地名語彙の象徴的意味
- 第二節 平安時代の追善願文に於ける「松」の象徴的意味―文章構成との関わり―
- 第一項 平安時代追善願文の文章構成と表現語彙との関係
- 第二項 二番・聖霊平生存生之様に於ける「松」の象徴的意味
- 第三項 四番・逝去之様、五番・悲嘆之様に於ける「松」の象徴的意味
- 第四項 むすび―願文語彙の拡がり―
- 第三節 願文語彙の量的構造―文体組成の究明にむけて―
- 第一項 文体組成論としての語彙研究
- 第二項 分析対象と方法
- 第三項 品詞別に見た願文の異なり語数と述べ語数
- 第四項 願文語彙に於ける和語と字音語の比率
- 第五項 願文語彙に於ける字音語及び和語の性格
- 第六項 願文の文体組成
- 第四部 表白・願文と和漢混淆文
- 第一章 平安時代に於ける和漢混淆現象と平救阿闍梨作の「表白」
- 第一節 漢字仮名交じり文の表白について
- 第二節 平救阿闍梨作表白類の書記様式
- 第三節 石山寺蔵『表白集』の語彙・語法
- 第四節 十一世紀漢字仮名交じり文に於ける和漢混淆現象
- 第二章 平家物語に於ける表白・願文の影響―漢語受容の視点から―
- 第一節 和漢混淆文研究と漢語受容史
- 第二節 漢語受容史研究のためのフローチャート
- 第三節 「上皇御所」の呼称
- 第一項 平家物語に於ける「上皇御所」の呼称
- 第二項 中国文献(漢文乃至漢文訓読文)の検討
- 第三項 平安時代和文の検討
- 第四項 平安時代古記録の検討
- 第五項 奈良平安時代の漢詩文集に於ける「仙洞」「藐姑射山」―《上皇の居所》を表す用法の成立―
- 第六項 むすび
- 第四節 「比叡山」の呼称
- 第一項 平家物語に於ける〈比叡山〉の呼称
- 第二項 調査手順
- 第三項 中国文献(漢文乃至漢文訓読文)の検討
- 第四項 平安時代和文の検討
- 第五項 平安時代古記録の検討
- 第六項 平安時代漢詩文の検討
- 第七項 「台嶺」・「四明」の受容過程
- 第五節 「仁山」考
- 第一項 平家物語に於ける「仁山」の意味用法
- 第二項 「仁山」の成立―「仁者楽山」の縮約―
- 第三項 「仁山」の意味変化
- 第四項 延慶本平家物語に於ける「仁山」の表現価値
- 第五項 むすび―漢字表記の修辞的用法―
- (一) 延慶本平家物語〈作者〉の異名への関心
- (二) 延慶本平家物語に於ける漢字表記語の修辞的用法 #山字と崩字との縁語的関係。数対、色対等。
- 第六節 平家物語に於ける官職唐名の用法
- 第一項 官職唐名について
- 第二項 平安朝漢詩文に於ける官職唐名の概要
- 第三項 平家物語に於ける官職唐名の用法について
- 第四項 平家物語に於ける語彙表現の〈類聚〉と〈価値化〉
- 第七節 平家物語の漢語受容と表白・願文
- 第三章 「おぎろ(賾)」考―表白を介して受容された、軍記物の〈古語〉―
- 第一節 問題の所在
- 第二節 室町時代に於ける「おぎろ」の意味用法
- 第三節 奈良平安時代に於ける「おぎろ」の意味用法
- 第四節 鎌倉時代の文献に見える「おぎろ」
- 第五節 「おぎろ」の生息域―表白から『太平記』へ―
- 付論
- 第一章 《滑稽な人》を表す「ひょーひゃく」成立の史的背景―表白文体史との関わり―
- 第一節 方言性向語彙の中の仏教関係語
- 第二節 方言性向語「ひょーひゃく」の意味と分布
- 第三節 平安鎌倉時代に於ける「表白」を読む風景
- 第四節 「表白」の読み
- 第五節 《滑稽な人》を表す「ひょーひゃく」の語史
- 第六節 表白文体史の流れ
- 第七節 性向語「ひょーひゃく」成立の史的背景
- 第二章 「納(衲)」字の合音用法―表白・願文の音注から―
- 第一節 法華経音義の「両音字」
- 第二節 「納(衲)」字の字音
- 第三節 平安鎌倉時代に於ける「納(衲)」字の合音形 #
鎌倉時代までは「衲」字とその字義(=補〈つくろう、ぬう〉・衣〈ころも〉)に適う「納」字は、いずれも合音形ノフ(ウ)であって、これに外れる例を見出せない(p.1122)。- 第四節 室町江戸時代に於ける「納(衲)」字の開音形
- 第五節 法華経読誦音史のなかで
- 結論
- 第一節 本研究の帰結
- 第一項 論述の大要
- 第二項 各部の帰結
- 第二節 表白・願文研究の課題
- 第一項 資料的課題
- 第二項 方法論的課題―統合へのまなざし―
- 本書の内容と既発表論文との関係
- 索引
- 後記
シリーズ・日本語のしくみを探る6;研究社;(借覧);A5判;縦組;並製;vii+277頁;;ISBN4-327-38306-6;
構成を写しておく。
- 第一章 語用論の出発点
- Q1 語用論とは、いったいどんな分野ですか?
- ことばの理想と現実
- 語用論はパロールの言語学か
- ラングに収まらない規則やしくみがある
- 文字どおりの意味と伝えたい意味
- 文脈を考える点がポイント
- Q2 語用論はどのように誕生したのですか?
- 語用論の始まり
- 記号論から語用論が誕生したわけ
- 記号論と語用論の関係
- メッセージとは何か
- 白か黒かに分けられないメッセージ
- Q3 文は必ず真か偽か決められますか?
- 論理のことばと日常のことば
- オースティンの言語行為論
- 発話が秘めている力
- 発話内行為の種類
- 発話の条件と目的
- 章末問題
- 第二章 語用論の展開
- Q4 会話になにか規則はあるのですか?
- 量の格率
- 質の格率
- 関連性の格率
- 方法の格率
- Q5 「会話の推意」って何ですか?
- 「含む」とはどういうことか
- 含意とは?
- 推意とは?
- 前提とは?
- 二つの前提
- Q6 グライスの考えはどう継承されましたか?
- グライス派か反グライス派か
- 関連性理論の基本的な考え方
- 「関連性」とは?
- 推意の精密化と表意
- Q7 ことばに人間関係が反映することはどう捉えますか?
- 「社会制度的」とは?
- ことばの社会化
- 社会的要因を取り入れる難しさ
- 社会制度的語用論の先にあるもの
- ポライトネスという考え方
- Q8 語用論は会話のやりとりしか分析しないのですか?
- 会話の分析だけではない
- 文字言語と音声言語
- 語用論における非言語情報
- 語用論で扱う心
- 語用からラングへの侵入
- 文法と語用の境目
- 章末問題
- 第三章 日本語への応用
- Q9 日本語の指示詞は、距離と領域で使い分けるのですか?
- 指示とは何か
- 直示の用法―距離と領域―
- 距離だけでは決まらない直示
- 領域説も接近容易性の反映か
- 二つの原理を統合するには
- Q10 日本語の指示詞の照応用法はどのようなものですか?
- 《照応》とは?
- 先行詞との同一性
- 照応は直示とどう異なるか
- 長期記憶のア系
- 直示と照応と想起を貫く原理
- 指示詞のまとめ
- Q11 「この交差点、右折できたかな」は、過去じゃないのになぜタ形なんですか?
- 長期記憶を参照するタ形
- 長期記憶参照をマークする理由
- 語用論的な機能の変化 #いはゆるバイト敬語の「よろしかったですか」
- 記憶と活性化
- 旧情報と活性化情報
- Q12 伝達上の目印はどのようなものですか?
- 目印が必要なわけ
- タグと談話標識
- 怪しい談話標識
- 談話標識を捉え直す
- 接続詞は接続するのか―「だから」と「しかし」の場合―
- Q13 文末に使う「よ」は強調、「ね」は確認の意味ですか?
- 「ね」の用法
- 「よ」の用法
- 「ね」と「よ」の談話上の機能
- 「よ」か「ね」を使わなければならない場合
- 章末問題
- 第四章 語用論の可能性
- Q14 語用論によって何がわかるのですか?
- メッセージを分析する
- 広告メッセージの分析
- 語用論の使いみち
- 語用論の連携と可能性
- 章末問題
- さらに勉強したい人のための参考文献
- 索引
講座社会言語科学 第5巻;ひつじ書房;3,200円(借覧);A5判;横組;上製;vi+2+256頁;;ISBN4-89476-249-8;
これも目次を写しておく。
- 「ことば」が結ぶ社会と行動―まえがきにかえて
- 第1部 ことばとイデオロギー
- 言語イデオロギーとディスコース研究―インタビューにおける二つの言語をめぐって / 松木啓子(まつき・けーこ)
- 言語におけるジェンダー・イデオロギー / 阿部圭子(あべ・けーこ)
- 社会と指標の言語―構造論,方言論,イデオロギー論と統一場としての史的社会語用論 / 小山亘(こやま・わたる) #
Searle系の「発話行為」理論やGrice系の関連性理論など,英米地域で人気がある理論が扱う対象が「語用」であるとするが如き全く転倒した理解、謬見、教条化、党派的に標榜された言説の綱領、20世紀Oxbridgeの肘掛け椅子で思考した上層中流階級の言語哲学者達の内省的言語理論において,普遍的であると誤認(pp.40-42)とかちよつとすごいな。- 第2部 ことばと権力
- ことばとパワー―クリティカル・ディスコース分析を中心に / 佐藤彰(さとー・あきら)
- パワーと言語変異―女性管理職のパワー方略を中心に / 高野照司(たかの・しょーじ)
- 第3部 ことばと公共福祉
- 供述の背後にある体験への接近―談話から行為へ / 森直久(もり・なおひさ)
- 言語病理学における談話分析の応用と将来 / 渡辺義和(わたなべ・よしかず)
- 患者中心の医療への転換―医療サービスにおける患者向け文書の分析 / 佐伯晴子(さえき・はるこ)・野呂幾久子(のろ・いくこ)
- 第4部 ことばと進化
- ことばの進化 / 正高信男(まさたか・のぶお)
- 生物言語学が証すLANGUAGE―ピジンからクリオールへの飛翔 / 増田博邦(ますだ・ひろくに)
- 第5部 ことばとインタラクション
- 語句の配置と行為の連鎖:プラクティスとしての文法 / 西阪仰(にしざか・あおぐ)
- コミュニケーション行動における規範と共有 / 片桐恭弘(かたぎり・やすひろ)
- 第6部 ことばと活動空間
- 活動空間の言語的描写と探索について / 片岡邦好(かたおか・くによし)
- 発話と身振りの協調に見られる談話における時空的隣接/連続性 / 古山宣洋(ふるやま・のぶひろ)
- 執筆者紹介
ブルーバックス B-1504;講談社;900円(借覧);新書判;縦組;並製;246頁;;ISBN4-06-257504-3;
新潮文庫[や-7-19];新潮社;360円(100円);文庫判;縦組;並製;309頁;;ISBN4-10-111119-7;
;青土社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;277頁;;ISBN4-7917-6066-2;
孤高の社会学日記:現在読書中で見て興味をもつたのだけれど、クソがケガレである「近代空間」とは異なる神話の「差異空間」の「記述」といふのが一体どんな成果をあげえてゐるのかよく分らなかつた。糞と神婚。刀自考。
;平凡社;1,700円(借覧);四六判;縦組;上製;335頁;;ISBN4-582-83285-7;
;白水社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;340+6頁;;ISBN4-560-02778-1;
ブルーバックス B-1515;講談社;800円(借覧);新書判;横組;並製;180頁;;ISBN4-06-257515-9;
来ているわ! お父様、来ているわ!
けふの買物。
;新潮社;1,900円(借覧);四六判;縦組;上製;284頁;;ISBN4-10-390909-9;
;筑摩書房;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;398頁;;ISBN4-480-88520-X;
角川文庫14316[な 30-13];角川書店;514円(1割引);文庫判;縦組;並製;257頁;;ISBN4-04-198613-3;
;講談社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;212頁;;ISBN4-06-210260-9;
信山社叢書;信山社;(借覧);四六判;縦組;上製;viii+292+x頁;;ISBN4-7972-5108-5;
古代ギリシャ社会が同性愛に極めて寛容であったとする俗説が少なくとも当時のアテナイについて誤りであることは、ケルゼンが詳細にしめしたところで
ある由(p.30)。
岩波文庫[青 N109-1];岩波書店;760円(借覧);文庫判;縦組;並製;351頁;;ISBN4-00-381091-0;
;笠間書院;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;4+289+5頁;;ISBN4-305-70278-9;
;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;3+247頁;;ISBN4-7576-0335-X;
目次を写しておく(#以下はわたくしのメモ)。
- 特集――古代語
- ツクエ(机)の語源と歴史的仮名遣い / 山口佳紀(やまぐち・よしのり) #小川本願経四分律平安初期点がヤ行のエにするのを非混同の例として語構成を突き枝などと考へると机の脚をさすことになつてしまふ。ツキ(机)+ウヱ(据)→ツクヱと見るべきではないか。
- 古代時間語彙の分類 / 吉野政治(よしの・まさはる) #過去か未来かにかかはらず現在からのへだたりでさだまる時間表現(「観察の時間」)があつたかも(例、コヨヒ)。
- 日本書紀の「訛」注記について / 佐野宏(さの・ひろし)
- 歌語「たまゆら」の光と影―幻となりし万葉語への愛惜― / 山内洋一郎(やまうち・よーいちろー) #玉響の誤訓ではなく、
和語の、和語の世界に醸成された「たまゆら」という語が「玉響」のよみへ進出したのではないだろうか(p.63)。- 平安時代に於ける「しきり(頻)」の意味用法について―その文体的意義特徴、漢文訓読を要因とするニ型情態副詞の形容動詞化の問題など― / 山本真吾(やまもと・しんご) #「しばしば」と対になる漢文訓読特有語ではないかも。
- 平安鎌倉時代和文における「心いられ」の様相 / 土井裕美子(どい・ゆみこ)
- 名詞被覆形・露出形の型の通時的相違 / 蜂矢真弓(はちや・まゆみ)
- 「暴風」から「疾風」へ―表記と語義の相関性― / 郡千寿子(こーり・ちずこ) #ハヤチ→ハヤテ
- イカメイの意味―イカメシイ・イカイとの関わり― / 山本佐和子(やまもと・さわこ)
- 重複形容詞の周辺 / 蜂矢真郷(はちや・まさと)
- 「~ニクシ/ニクイ」の意味・用法の時代的変化―室町期以降を中心に― / 近藤明(こんどー・あきら)
- 慶長十五年版倭玉篇と古活字版との関係に就いて / 鈴木功眞(すずき・のりまさ)
- 『英語節用集』をめぐって―周辺主要辞書との所収部別対照調査報告― / 坂本浩一(さかもと・こーいち)
- 語彙索引
- 人名・書名・事項索引
中公新書1843;中央公論新社;780円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+5+271頁;;ISBN4-12-101843-5;
;晶文社;(借覧);四六判;縦組;並製;251頁;;;
;東洋経済新報社;(借覧);四六判;縦組;上製;x+232頁;;ISBN4-492-22251-0;[座談会参加者]たちばなき・としあき(橘木俊詔)/かりや・たけひこ(苅谷剛彦)/さいとー・たかお(斎藤貴男)/さとー・としき(佐藤俊樹)
中公新書1835;中央公論新社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;2+4+196頁;;ISBN4-12-101835-4;
文春文庫[こ-6-2];文藝春秋;388円(100円);文庫判;縦組;並製;298頁;;ISBN4-16-725602-9;
漢字字体規範データベースで検索してみると、点のある者の字は1例も見当たらない
。おそらくは、説文解字が从白
としたのによつて点をつけた字典体を手書きする(「者」には必ず点が打ってあった
)といふ近代文字教育による一元化は、字体の正俗の向きは逆であるにせよ、活字体と手書きとの統一といふ点において、「当用漢字の新字体」を準備したものといへるのではないか。
;NTT出版;2,400円(割引);A5判;縦組;並製;ix+309頁;;ISBN4-7571-4129-7;
岩波新書(新赤版)別冊9;岩波書店;900円(借覧);新書判;縦組;並製;vii+386+172頁;;ISBN4-00-4329009-5;
岩波新書(新赤版)1007;岩波書店;820円(借覧);新書判;縦組;並製;ix+257+33頁;;ISBN4-00-431007-5;
岩波新書(新赤版)1003;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;iv+242+6頁;;ISBN4-00-431003-2;
岩波新書(新赤版)1009;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;2+vi+215頁;;ISBN4-00-431009-1;
常体と敬体くらゐ統一すれば、とか思ふ。以下、ちよつとメモ:
「世間」とは、柳田国男らの民俗学があきらかにしているように、元来、共同体の外部を指す語であった。(「世間噺」「世間通」とは、ムラ共同体の外部世界の話であり、外部の事情に通じたものである。)(p.21)
それはアメリカが冷戦を軍事力で勝ったのではないからです。/アメリカと西ヨーロッパは、その情報と消費の水準と、なによりも「自由な社会」であることの魅力性において、冷戦の相手を圧倒したのです。(p.135)
神戸女学院大学総文叢書2;冬弓舎;1,300円(借覧);四六判変型;縦組;並製;253頁;;ISBN4-925220-12-8;[執筆者]いー・けん(飯謙)/いーだ・ゆーこ(飯田祐子)/いわた・やすお(岩田泰夫)/うちだ・たつる(内田樹)/かわむら・あきお(川村暁雄)/くらなか・さやか(藏中さやか)/さとー・まなぶ(佐藤学)/たかはし・ともこ(高橋友子)/たなか・しんいち(田中真一)/なばえ・かずひで(難波江和英)/にしたに・ひろふみ(西谷博文)/ふるしょー・たかし(古庄高)
;平凡社;(借覧);全書判;縦組;並製;255+xx+121頁;;ISBN4-582-83714-X;[執筆者]とみおか・たえこ(富岡多惠子)/みやた・のぼる(宮田登)/いとー・れー(伊藤礼)/つしま・ゆーこ(津島佑子)/むろ・けんじ(室謙二)/はらだ・けんゆー(原田憲雄)/おーだいら・けーいち(大平桂一)/たちはら・とーや(立原透耶)/さいとー・まれし(齋藤希史)/なんじょー・たけのり(南條竹則)/はら・しょーじ(原章二)/ながさき・のぶこ(長崎暢子)/やました・ともふみ(山下朋史)/まつやま・いわお(松山巖)/わかしま・ただし(若島正)/ロバート・キャンベル(Robert Campbell)/うえだ・のぶみち(上田信道)/さまた・ひでき(佐復秀樹)/やまむら・ともき(山村基毅)/やすだ・としあき(安田敏朗)/つかもと・まなぶ(塚本学)/ちもと・ひでし(千本英史)/たかやなぎ・としお(高柳俊男)/よこい・きよし(横井清)/おーむろ・みきお(大室幹雄)/くらもと・しろー(倉本四郎)/よします・ごーぞー(吉増剛造)/すのうち・けーじ(簾内敬司)/わかお・まさき(若尾政希)/おーつき・たかひろ(大月隆寛)/ますや・ともこ(枡屋友子)/さとー・まさよし(佐藤雅美)/ながい・あきら(永井明)/いまむら・よしお(今村与志雄)/やじま・ひこいち(家島彦一)/ほそかわ・りょーいち(細川涼一)/たなか・としお(田中敏雄)/きたじま・まんじ(北島万次)/やまもと・しんこー(山本眞功)/りん・しゅくみ(林淑美)/はしもと・たいげん(橋本泰元)/ながさか・しげゆき(長坂成行)/ながほり・ゆーぞー(長堀祐造)
研究叢書344;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;vi+273頁;;ISBN4-7576-0349-5;
新潮文庫[こ-10-28];新潮社;505円(-);文庫判;縦組;並製;354頁;;ISBN4-10-115828-2;
ことばのために;岩波書店;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;viii+244頁;;ISBN4-00-027104-0;
ミネルヴァ日本評伝選[034];ミネルヴァ書房;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;2+xvi+334+10頁;;ISBN4-623-04507-9;
歴史文化ライブラリー211;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;199頁;;ISBN4-642-05611-4;
マーガレットコミックス;集英社;390円(1割引);新書判;;並製;179頁;;ISBN4-08-846074-X;
なんか10分くらゐで読み終つてしまつた。こなひだダンドリ。をすこし見て、榮倉奈々つてこんな背がたかかつたんだなあ、と意外に思つて、これならラブ★コンの映画版もいけるかも、と思つたのだけれど、よくよく思ひかへすとキャストは藤澤恵麻で、ティーンファッション誌出身といふので頭のなかですげえ適当に一緒くたにしてたのだつた。だめだ。
日本語研究叢書 第2期第3巻;ひつじ書房;5,000円(借覧);A5判;縦組;並製;xiv+327頁;;ISBN4-89476-265-X;
博士の語結論
(p.146)は、御結論の誤変換? その他気づいたあやまりに、柳田征治(二〇〇一))
(p.308、征治
は、p.327にも)、安部晴哉
(p.323)。以下、構成を写しておく。追記。『日本語存在表現の歴史』正誤表のあるのに気づいた。
- 導入
- 第1部 「いる」と「ある」
- 第1章 存在表現の構造と意味
- 1・1 導入および先行研究
- 1・1・1 三上(一九五三)
- 1・1・2 三浦(一九五六、一九七六)
- 1・1・3 久野(一九七三)、柴谷(一九七八)
- 1・1・4 金水(一九八二)
- 1・1・5 寺村(一九八二)
- 1・1・6 西山(一九九四)
- 1・2 存在文の意味的分類―空間的存在文と限量的存在文
- 1・3 場所名詞句と動詞の分類
- 1・4 空間的存在文
- 1・4・1 所在文
- 1・4・2 生死分、実在文
- 1・4・3 眼前描写文
- 1・5 限量的存在文
- 1・5・1 部分集合文
- 1・5・2 初出導入文
- 1・5・3 擬似限量的存在文
- 1・6 存在文の統語論
- 1・7 肯定文と否定文の非対称性
- 1・8 所有文
- 1・9 リスト存在文
- 1・10 連体修飾部について
- 1・11 その他の特徴
- 1・12 まとめ
- 第2章 古代語の「ゐる」と「あり」
- 2・1 上代~中世の有生物主語の存在表現
- 2・1・1 上代~中世の「あり」
- 2・1・2 敬語の存在動詞
- 2・2 上代~鎌倉時代の「ゐる」
- 2・3 まとめ
- 第3章 存在動詞「いる」の成立
- 3・1 「ゐたり」から「いる」へ
- 3・1・1 二つの「いた」
- 3・1・2 「たり」から「た」へ
- 3・1・3 「いた」から「いる」へ
- 3・2 「天草版平家物語」の分析
- 3・3 まとめ
- 第4章 近世上方語・現代京阪方言の「いる」と「ある」
- 4・1 はじめに
- 4・2 近松・世話浄瑠璃
- 4・3 近世後期上方洒落本
- 4・4 「古今集遠鏡」・「古今和歌集鄙言」
- 4・5 明治・大正SP落語資料
- 4・6 現代京阪談話資料
- 4・7 近世・近代の上方・京阪方言における「いる」「ある」の推移
- 第5章 近世江戸語・現代東京語・共通語の「いる」と「ある」
- 5・1 はじめに
- 5・2 「浮世風呂」
- 5・3 「三四郎」
- 5・4 「阿修羅のごとく」
- 5・5 近代小説における時系列的推移
- 5・5・1 鈴木(一九九八)
- 5・5・2 方法
- 5・5・3 分析
- 5・6 まとめ
- 第6章 「いる」「ある」の歴史的変化の方向性と推進力
- 6・1 歴史的変化の方向性
- 6・2 歴史的変化の推進力
- 第7章 敬語の意味変化と「ござる」
- 7・1 はじめに
- 7・2 丁寧表現とその起源
- 7・3 「天草版平家物語」における「ござる」の分析
- 7・3・1 存在表現
- 7・3・2 動詞+てござる
- 7・3・3 {で・に・にて}ござる
- 7・3・4 形容詞連用形+ござる
- 7・3・5 指示副詞等+ござる、その他
- 7・4 「ござる」の意味変化と文法化
- 7・4・1 丁寧表現の「ござる」の発生
- 7・4・2 「ござる」の文法化と敬語的意味
- 7・4・3 尊敬「ござる」の衰退
- 7・5 まとめ
- 第2部 「いる」と「おる」
- 第8章 上代・平安時代の「ゐる」と「をり」―状態化形式の推移
- 8・1 はじめに
- 8・2 状態性・状態化について
- 8・3 「ゐる」「をり」のアスペクト的意味
- 8・4 阪倉(一九七七a)
- 8・5 「をり」の語源
- 8・6 平安時代
- 8・7 上代から平安時代へ
- 8・8 和歌および漢文訓読文における状況
- 8・9 まとめ
- 第9章 平安時代の「をり」再考―卑語性の検討を中心に
- 9・1 はじめに
- 9・2 先行研究の整理
- 9・2・1 上代
- 9・2・2 中古以降
- 9・3 平安時代の「をり」再検討
- 9・3・1 平安第一期と平安第二期
- 9・3・2 「枕草子」の用例
- 9・3・3 「源氏物語」の用例
- 9・3・4 「をり」と身分意識
- 9・3・5 「をり」と動詞のアスペクト化
- 9・3・6 位相差について
- 9・4 「をり」の卑語化の原因
- 9・5 まとめ
- 第10章 鎌倉時代の「をり」と文体(附 室町時代・抄物)
- 10・1 はじめに
- 10・2 院政・鎌倉期の「をり」
- 10・3 来田(一九九七、二〇〇一)の分析
- 10・4 文体と「をり」
- 10・5 附節 室町時代・抄物
- 10・6 まとめ
- 第11章 室町時代末~現代 上方・京阪方言の「おる」
- 11・1 はじめに
- 11・2 狂言古本
- 11・3 近松・世話浄瑠璃
- 11・4 江戸時代後期上方語~現代京阪方言
- 11・4・1 「おる」「‐ておる」「‐とーる」
- 11・4・2 「おります」「‐ております」その他
- 11・4・3 尊敬表現
- 11・4・4 「動詞連用形+おる」「動詞連用形+よる」
- 11・5 社会言語学的調査より
- 11・6 まとめ
- 第12章 全国共通語「おる」の機能とその起源
- 12・1 はじめに
- 12・2 共通語における「おる」
- 12・3 方言と役割語について
- 12・4 江戸語の形成と「おる」
- 12・4・1 武家語
- 12・4・2 洋学資料
- 12・4・3 町人語
- 12・5 明治時代語の発展と「おる」
- 12・5・1 文語文体と「おる」
- 12・5・2 書生語
- 12・6 「おられる」
- 12・7 まとめ
- 第13章 存在動詞の地理的分布
- 13・1 はじめに
- 13・2 中央における存在表現の歴史
- 13・2・1 「ゐる」「をり」前史
- 13・2・2 存在動詞「いる」の発達
- 13・2・3 「おる」の変容
- 13・3 東西方言の対立
- 13・4 動揺の様相
- 13・4・1 奥羽方言の「いた」その他
- 13・4・2 大阪方言
- 13・4・3 和歌山方言
- 13・5 まとめ
- 第14章 存在型アスペクト形式の歴史概観
- 14・1 はじめに
- 14・2 平安時代まで
- 14・3 院政期~中世~近世初期・上方
- 14・4 近世中期以降・上方語
- 14・4・1 口頭語資料
- 14・4・2 「あゆひ抄」
- 14・5 近代京阪方言
- 14・6 江戸語
- 14・7 存在型アスペクト形式の発達と地域差
- 結語
- 主要資料一覧
- 参考文献
- あとがき
- 索引
岩波新書(新赤版)1017;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+228+2頁;;ISBN4-00-431017-2;
;紀伊國屋書店;(借覧);四六判;縦組;並製;255頁;;ISBN4-314-00980-2;
教育がダメになつてゐるといふのはほんとうか。よい理念の教育をすれば、その荒廃がただされるといふ教育万能主義はをかしくないか。そして、その理念はほんとに「よい」のか。顕在的/潜在的機能。見えない教育方法。
ちくま新書557;筑摩書房;700円(借覧);新書判;縦組;並製;220頁;;ISBN4-480-06262-9;
人生論。
;みすず書房;5,800円(借覧);A5判;縦組;上製;vii+385頁;;ISBN4-622-07202-5;
谷沢永一から、堀米庸三が仮に不勉強だとして、堀米が当該論文で述べようとした論旨そのものがそのためいかにオカシクなっているかを内面的に剔抉して見せぬかぎり、匿名批評は読書人の良識に相渉るをえぬ、学界ボスへの嫉視の発作にとどまるだろう
、といふ金言をひきだした、世語臆断の書き手が藤田省三であつたことを知る。第4回の「反証――無記名批評とは」といふのは応接なのかな。そのうち著作集8をのぞいてみよう(p.326)。
シリーズ 現代思想ガイドブック;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;304頁;;ISBN4-7917-6221-5;[原著]Bill Ashcroft & Pal Ahluwalia, Edward Said (London: Routledge, 2001)
;世界書院;8,000円(借覧);A5判;横組;上製;522頁;;;
;文藝春秋;1,524円(借覧);四六判;縦組;並製;307頁;;ISBN4-16-367700-3;
新潮文庫[こ-10-25];新潮社;466円(100円);文庫判;縦組;並製;291頁;;ISBN4-10-115825-8;
ちよつとこれは。
;ナカニシヤ出版;(借覧);A5判;横組;上製;x+302頁;;ISBN4-88848-939-4;[執筆者]阿部潔/宇城輝人/内海博文/大村英昭/小笠原博毅/奥野卓司/川森博司/岸政彦/工藤宏司/小松丈晃/渋谷知美/清水学/杉本学/竹中均/田中耕一/中川輝彦/中野昌宏/名部圭一/難波功士/野中亮/野村明宏/長谷正人/浜田宏/福間良明/松田恵示/南田勝也/宮原浩二郎/森真一/薬師院仁志/山泰幸/山上浩嗣/油井清光
;平凡社;(借覧);A5判;縦1,2段組;並製;345頁;;ISBN4-582-47229-X;[執筆者]あさくら・むつこ(浅倉むつ子)/いけうち・やすこ(池内靖子)/イダヒロユキ/えはら・ゆみこ(江原由美子)/おかの・やよ(岡野八代)/きたはら・めぐみ(北原恵)/きむうぢゃ(金友子)/きもと・きみこ(木本喜美子)/こえどー・しずこ(越堂静子)/なかがわ・しげみ(中川成美)/にし・まさひこ(西成彦)/ひめおか・としこ(姫岡とし子)/ふるた・むつみ(古田睦美)/ますだ・さちこ(増田幸子)/みずしま・のぞみ(水島希)/やんべ・ゆーへー(山家悠平)/りん・しゅくみ(林淑美)
;世界思想社;(借覧);四六判;縦1,2段組;並製;289頁;;ISBN4-7907-1130-7;[執筆者]わたなべ・じゅん(渡辺潤)/いとー・はるき(伊藤明己)/たじま・ともゆき(田島知之)/すぎうら・いくこ(杉浦郁子)/いーじま・けんじ(飯島賢志)/いしだ・ひとし(石田仁)/きもと・れーいち(木本玲一)/たむら・きみひと(田村公人)/たなか・けんのすけ(田中研之輔)/よしだ・いたる(吉田達)/ふじー・せーこ(藤井聖子)/みやいり・きょーへー(宮入恭平)/さとー・うみ(佐藤生実)/かとー・ひろやす(加藤裕康)
;イプシロン出版企画;1,800円(借覧);四六判;縦組;並製;238頁;;ISBN4-903145-09-3;
コーラス クイーンズコミックス;集英社;400円;新書判;;並製;175頁;;ISBN4-08-865352-1;
;河出書房新社;2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;8+221頁;;ISBN4-309-24374-6;
金田一京助随筆選集2;三省堂;420円(借覧);新書判;上製;縦2段組;4+275頁;;;
目次を写しておく。
- 安之助 #山辺安之助
- ペンを休めて #コポアヌ婆さん
- 故知里幸恵さんの追憶
- 知里幸恵さんのこと
- 秋草の花
- 葉がくれの花―マツさんとナミさん― #金成マツ知里ナミ姉妹
- 知里君をしのぶ―人とその学績― #知里真志保
- 知里夫妻 #知里高吉、知里ナミ
- あいぬの話 #山辺安之助、中里徳太郎、尾山富治、違星竹次郎
- 歌集「若き同族(ウタリ)に」 #バチェラー・八重子
- 室蘭王 #栗林五朔
- おれらのおやじ #佐藤昌介
- 私のアイヌ語学の産婆 #金田一勝定
- 現代国語学の産みの親―文化勲章内定の新村出先生―
- 橋本進吉博士の公明と友誼
- 国語学の二名著 #橋本進吉『吉利支丹教義の研究』、新村出『東方語史叢考』
- 新村出博士編『広辞苑』
- 折口さんの人と学問 #折口信夫
- 折口さんと私
- 佐々木喜善さんのことども
- 遠野物語
- 亀田吟風翁素描 #亀田次郎
- 保科孝一先生をいたむ
- 有坂秀世博士の思い出
- 努力型の武田祐吉氏
- あゝ石川岩吉先生
- 嗚呼柳田国男先生
- 田子さんと私 #田子一民
- 伊藤圭一郎さんをいたむ
- 竹馬の友
- 盛岡中学の同窓
- 中学の同窓
- 幸楽会の記
- 中条百合子さんの片影
- 中西悟堂さん
- 腕白者ぞろいの海城
- 啄木と賢治
- 啄木の思い出話
- 啄木夫人節子さんの貞節―生きながらの犠牲の生涯―
- 啄木とその母
- 『定本石川啄木』の正誤―啄木の「死んだら守る……」ということばの意味―
- 石川啄木歌稿『暇ナ時』
- 友人としてみた人間啄木
- 啄木死んで五十年
- 啄木の悪徳
- 啄木の美点
- 匹婦の言 #「キセ」
- 二代目社長さん #亀井寅雄
- あとがき
中公新書83;中央公論社;320円(100円);新書判;縦組;並製;4+177頁;;;
岩波新書(新赤版)1004;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;vii+224頁;;ISBN4-00-431004-0;
KCデラックス-2166;講談社;419円(1割引);新書判;;並製;168頁;;ISBN4-06-372166-3;
;青土社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;196頁;;ISBN4-7917-6163-4;
中公新書1812;中央公論新社;800円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+5+284頁;;ISBN4-12-101812-5;
文春新書507;文藝春秋;760円(借覧);新書判;縦組;並製;249頁;;ISBN4-16-660507-0;
;みすず書房;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;163+4頁;;ISBN4-622-03658-4;[執筆者]丸山眞男//ロバート・N・ベラー(Robert N. Bellah)/テツオ・ナジタ(Tetsuo Najita)/J・J・オリガス(Jean Jacques Origas)/區建英(Ou Jian-ying)/バーナード・クリック(Bernard Crick)/ドロシー・ストーリー(Dorothie Storry)/ロナルド・ドーア(Ronald Dore)/ヴォルフガング・ザイフェルト(Wolfgang Seifert)/カーメン・ブラッカー(Carmen Blacker)/ヴォルフガング・シャモニ(Wolfgang Schamoni)/ジャック・ジョリ(Jacques Joly)/マリウス・B・ジャンセン(Marius B. Jansen)/キャロル・グラック(Carol Gluck)/ベンジャミン・シュウォーツ(Benjamin I. Schwarts)/スザンヌ・H・ヴォーゲル(Suzanne Hall Vogel)/ありま・たつお(有馬龍夫)/いえなが・さぶろー(家永三郎)/いしだ・たけし(石田雄)/いりえ・あきら(入江昭)/おび・としと(小尾俊人)/ささき・たけし(佐々木武)/はぎわら・のぶとし(萩原延壽)/みたに・たいちろー(三谷太一郎)/たかぎ・ひろよし(高木博義)/みくも・まり(三雲マリ)//川口重雄、[訳者]鈴木俊彦/杉浦茂樹/守田省吾/岡田好恵/沢田博/樋口真理
飯田泰三の「「丸山諭吉」をめぐるいくつかの光景」が、ナチスもやらなかつた暴挙ダビッチ云云にまつはる誤解をとくものとして、佐々木武「あの日、あの時のこと――記憶のなかの一九六八年十二月二十三日」をあげてゐたので借りてみることに。
そのうち全共闘の学生がおきまりの隊列を組んで玄関に「突入」してきた。玄関前に集まった人々は抵抗することもなくほぼ真中でわれて左右に排除されるかっこうになり、僕は正門側に流された。その時すぐ右側で丸山先生が学生の集団と向き合って、「ファシストもやらなかったことを、やるのか」と怒りをぶっつけられる声が聞こえた。決して罵声ではなかった。学生と対等で議論される時の熱っぽさと「書生」のままの先生の声の調子は変わらなかった。別に小ぜりあいがあったわけではない。(中略)「法研封鎖」が終わって夕方近く、法研前を通りかかったら、「封鎖」された法研の一〇九号室の窓ガラスに丸山先生の「発言」が落書きされていた。反応の早さに少々驚いたけれど気に止めるほどのことではなかった。
;河出書房新社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;205頁;;ISBN4-309-26865-X;
;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;2+248頁;;ISBN4-7576-0371-1;
目次を写しておく。
- 西本願寺本三十六人集の仮名表記の異例―「四つ仮名」「開合」などを中心に― / 遠藤邦基(えんどー・くにもと)
- 文字の連なり、ことばの連なり / 奥村悦三(おくむら・えつぞー) # 続紀宣命、負図亀一頭、王
- 定家の表記再考 / 矢田勉(やだ・つとむ)
- 世阿弥自筆能本におけるマ・バ行音の表記―表記の表音性をめぐって― / 長谷川千秋(はせがわ・ちあき)
- 『古言梯』の仮名字体―訓仮名出自字体の忌避をめぐって― / 内田宗一(うちだ・そーいち)
- 近世女子用往来における仮名字体 / 永井悦子(ながい・えつこ)
- 医家・田代三喜の造字―付、京都大学富士川文庫本『百一味作字』影印― / 佐藤貴裕(さとー・たかひろ)
- 同語異表記をめぐって / 今野真二(こんの・しんじ) # 鴎外
- 近代における外来語片仮名文字列の特質変化―『太陽』及び『太陽』前誌群を資料として― / 深澤愛(ふかざわ・あい)
- 台湾における外国地名の表記について―日治時期の『臺灣民報』を中心に― / 王敏東(おうびんとう)/何家德(かかとく)/洪子傑(こうしけつ)/連雅琪(れんやち)/盧慧萍(ろけいへい)
- 促音・撥音の現代ローマ字表記 / 蜂矢真郷(はちや・まさと)
- 書名索引
- 人名索引
- 用語索引
- 語彙索引
- 仮名索引
表記研究会発表といふものがおほいなあ。なかでもやはり矢田論文にはうなる。をとこもすといふ日記といふものををんなもして心みんとてするなり、が意図的な改訂といふより、誤読・誤写
かもしれないといふ指摘とか(しかし、なぜわざわざ青谿書屋本(≒為家本≒貫之自筆本)とはちがふ仮名の古形
(p.61)を経由しなくてはいけないのか、とか思ふな。古典再入門になにかしら応接はあるだらうか)。べきものだった
(p.70)といふのも含みがおほい。悪筆之一得。とりあへず、矢田勉「仮名書記史研究の方法論について」(『文化學年報』24、2005.2)もよまう。
岩波現代文庫[学術139];岩波書店;1,300円(借覧);文庫判;縦組;並製;vi+374頁;;ISBN4-00-600139-8;
講談社選書メチエ359;講談社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;249頁;;ISBN4-06-258359-3;[執筆者]よしえ・あきお(義江彰夫)/みたに・ひろし(三谷博)/じんの・たかし(甚野尚志)/おりも・かつや(折茂克哉)/ひらかわ・みなみ(平川南)/みうら・あつし(三浦篤)/いまはし・えーこ(今橋映子)/いさか・りほ(井坂理穂)/たきた・よしこ(瀧田佳子)/いとー・あびと(伊藤亜人)
従来、貫頭衣は幅の広い布の真中に穴を開けて着るものと考えられてきた。しかし服装史研究家髙田倭男氏は、考古学発掘で出てきた当時の機が三〇センチほどしかないことに注目されて、貫頭衣は二枚の布を縫い合わせ、中央に穴を開けて着たものととらえた
(p.12)。稲の品種木簡のことなど面白くよんだ。
中公新書1824;中央公論新社;780円(借覧);新書判;縦組;並製;xiv+4+232頁;;ISBN4-12-101824-9;
;新潮社;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;173頁;;ISBN4-10-469502-5;
ミネルヴァ日本評伝選[033];ミネルヴァ書房;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;2+xvi+304+16頁;;ISBN4-623-04594-3;
双葉文庫[と 09-1];双葉社;457円(100円);文庫判;縦組;並製;242頁;;ISBN4-575-71109-8;
昭和最後のCMと平成最初のCMについて書かれた「改源」の項をとくに面白く思つた。著者のビデオ道はこのハードディスクレコーダ時代にだうなつたかのかしら。
;武蔵野書院;35,922円(借覧);A5判;縦組;上製;24+1145頁;;ISBN4-8386-0138-7;
シラビーム言語からモーラ言語への転換説について知りたいな、と思つたので。この転換で清濁も前置鼻音の有無から有声か無声かのちがひへと変つたと聞いたやうにも思つたのだけれど、清濁についてはほとんど書いてない。しかし、すごい巨冊だ。以下に構成を写しておく。
- 序章 日本語音韻史の構想
- 第一章 母音の連続
- 第一節 ア・ヤ・ワ三行の歴史
- 一、問題の所在
- (一)定説のもつ二つの問題点
- (二)先学の説
- 二、ア・ヤ・ワ三行の混同とはどのような音韻変化であったか
- (一)混同の時期と経過
- (二)ア・ヤ・ワ三行の混同は子音(音節副音)の脱落現象である
- (三)悉曇資料の記述とキリシタン資料の表記とをどうとらえるか
- (四)〔e〕と〔i̯e〕、〔o〕と〔u̯o〕のそれぞれの相補分布
- 三、許容された母音連続と許容されなかった母音連続
- (一)許容された母音連続と許容されなかった母音連続
- (二)愛媛県松山方言の〔o〕と〔u̯o〕
- (三)『和名類聚抄』の「衣」と「江」
- 四、語中語尾のヤ・ワ行音
- (一)語中語尾におけるヤ・ワ行子音(音節副音)の脱落
- (二)付記―語中のu̯i―
- 五、語頭のヤ・ワ行音―語頭におけるヤ・ワ行子音(音節副音)の脱落進行―
- 六、語頭のヤ・ワ行音と語中語尾のヤ・ワ行音
- (一)語頭からの変化と語中語尾からの変化
- (二)ワ・ヤ・ユ・ヨ
- 七、i̯eとu̯e、あわせてハ・ワ行下二段活用動詞ヤ行化の問題
- (一)i̯eとu̯e
- (二)ハ・ワ行下二段活用動詞のヤ行化
- 1、語幹末母音がi・u・eであるハ・ワ行下二段活用動詞の場合
- 2、語幹末母音がa・oであるハ・ワ行下二段活用動詞の場合
- 3、ア行下二段活用動詞「得」の場合
- 4、上二段活用動詞の場合
- 八、平安時代初期から中世の間に起きたア・ヤ・ワ行の変化と、中世におけるその表記
- (一)平安時代初期から中世の間に起きたア・ヤ・ワ行の変化
- (二)音韻の上から見た中世のア・ヤ・ワ行音―中世の仮名表記と五十音図―
- (三)キリシタン資料などの表記
- 九、中世から現代の間に起きたア・ヤ・ワ行音の変化
- (一)中世から現代の間に起きたア・ヤ・ワ行音の変化は音声〔i̯e〕〔u̯o〕が衰退したということである
- (二)〔i̯e〕の衰退―二段活用動詞の一段化―
- (三)〔u̯o〕の衰退
- (四)近世・現代における仮名表記
- 一〇、結論
- 第二節 シラビーム言語期からモーラ言語期への転換
- 一、はじめに
- 二、シラビーム言語・モーラ言語
- 三、転換の原因と日本語音韻史の時代区分
- (一)上代における音節の構造
- 1、〈狭―広〉図
- 2、母音連続
- 3、撥音・促音
- 4、『万葉集』の漢語・梵語
- 5、字余りと和歌の詠唱
- 6、仮名の成立
- (二)シラビーム言語前期からシラビーム言語後期へ
- (三)シラビーム言語後期からモーラ言語期へ
- (四)シラビーム言語・モーラ言語から見た日本語音韻史の時代区分
- 四、シラビーム言語前期から後期への変化が日本語の音韻にもたらした影響
- (一)拗音の成立
- 1、拗音の成立
- 2、拗音の表記
- 3、いわゆる「割ル」iu
- (二)上昇調・下降調の消滅
- 五、シラビーム言語後期からモーラ言語への変化が日本語の音韻にもたらした影響―入声音・連声・鼻母音の衰退―
- 六、結論
- 第三節 古代語の長音と中世語・近代語の長音
- 一、問題の所在
- 二、古代語(シラビーム言語前期)の長音
- (一)先学が取り上げた長音表記例
- (二)長音表記の現われ方(一)――長音表記の見える語
- (三)長音表記の現われ方(二)――字音語の熟語の場合
- (四)長音表記の現われ方(三)――短音表記との共存
- 三、中世語(シラビーム言語後期)・近代語(モーラ言語期)の長音
- (一)長音または長音表記の現われ方(一)――和語の場合
- (二)長音または長音表記の現われ方(二)――字音語の場合
- (三)中世語・近代語の長音の性格
- 1、字音語の場合
- 2、和語の場合
- 3、沖縄方言・九州方言の長音
- 四、結論
- 第二章 音韻脱落・転成・同化の原理
- 第一節 問題の所在
- 第二節 複合によって語中に生じた母音連続における母音の脱落
- 一、山口説
- (一)山口説の大要
- (二)母音脱落の具体例
- (三)山口博士がとらえた事実を筆者の表現で整理する
- 二、広い母音の方が脱落することがあるのは、V1≧V2、V3≦V4の条件の場合ではなく、V1=V2、V3=V4の条件の場合である
- (一)広い母音の方が脱落することがあるのは、V1≧V2の条件の場合ではなく、V1=V2の条件の場合である
- (二)広い母音の方が脱落することがあるのは、V3≦V4の条件の場合ではなく、V3=V4の条件の場合である
- 1、マ行音が後続する場合のu
- 2、ワ行音が後続する場合のu
- 3、まとめ
- 三、マ行音・ワ行音が後続するuの脱落
- 四、CV2が助詞である場合の脱落
- (一)V2<V3、V3=V4の場合
- (二)V2>V3、V1=V2の場合
- (三)助詞が母音脱落を左右するその他のケース
- (四)その他のケース
- 五、字訓借用
- 六、「ナヲキテ」(汝を措きて)について
- 七、母音脱落の原理
- (一)母音脱落現象に認められる法則
- (二)母音脱落の原理
- 1、なぜ狭い方の母音が脱落するのか――基本法則について
- 2、広い方の母音の直前又は直後に同一母音が隣接する場合に、なぜその広い方の母音が脱落するのか――特定法則甲について
- (三)再び母音脱落現象に認められる法則
- (四)生理的レベルの法則と意識のレベルの法則
- (五)山口説の難点
- 第三節 複合によって語中に生じた母音連続の転成
- 一、山口説――転成が古く、脱落が新しい
- 二、母音転成の具体例
- 三、転成と脱落とは同じ時期に起きていた
- (一)「アク」説
- (二)転成が起きる母音連続と脱落が起きる母音連続
- (三)転成と脱落とは同じ時期に起きていた
- 四、母音のならびが同じであるケースに起きている脱落と転成
- 第四節 いわゆる母音交替
- 一、「母音交替」は解消すべきではないか
- 二、動詞活用の成立
- 第五節 上代におけるその他の語中母音・子音の脱落
- 一、山口説
- 二、いわゆる音節脱落の具体例
- 三、私案
- (一)山口説の㋩について
- (二)山口説の㋑について
- (三)山口説の、㋩に一致するという㋺について
- (四)山口説の㋥について
- (五)山口説の㋭と㋬とについて
- (六)山口説の、㋭と一致するという㋺について
- (七)まとめ
- 四、いわゆる母音の挿入
- 第六節 母音脱落と母音同化
- 一、母音脱落と母音同化
- 二、重音脱落と母音同化
- 第七節 字余り
- 一、語中母音・子音の脱落と字余り
- 二、字余りの法則について
- (一)第四則について
- (二)第三則について
- (三)第二則について
- (四)まとめ
- 三、母音又は子音脱落後の形
- 第八節 音便
- 一、四段活用動詞・ナ行変格活用動詞・ラ行変格活用動詞の音便―なぜ行によってイ音便・促音便・撥音便に分かれるのか―
- 二、ハ行動詞の促音便とウ音便
- 三、「四段活用動詞が音便を起こすのに対して、上二段活用動詞が音便を起こさない」のはなぜか
- 四、その他の音便ならびに問題となる例
- (一)ラ行音の促音便と撥音便
- (二)二種の撥音便
- (三)m撥音便から転じたウ音便
- 第九節 入声音
- 一、問題の所在
- 二、キリシタン資料の表記
- 三、入声音の中でなぜ舌内入声音tのみが中世末期まで生きのび、他の唇内入声音・喉内入声音は残らなかったのか。その舌内入声音が近世に入ってなぜ失われたのか。
- 四、音義・訓点資料の表記
- 第一〇節 キリシタン本語の開音節化
- 第一一節 強調表現の促音・撥音―促音・撥音の成立―
- 第一二節 p音の残存とtʃ・ts音の残存
- 一、p音の残存
- 二、tʃ・tsの残存
- 第一三節 連声
- 第一四節 語頭子音の脱落
- 第一五節 語頭母音の脱落――あわせてガ行鼻濁音と鼻母音とについて
- 第三章 活用語の語幹末から活用語尾にかけて生じた母音連続
- 第一節 後部母音uの場合
- 一、問題点の位置と本節の意図
- 二、バ・マ行四段活用動詞ウ音便衰退・撥音便再興の原因と語幹保持
- (一)問題点
- (二)「タタム」(畳)「ナラブ」(並)の異形「タトム」「ナロブ」
- 三、語幹保持の実現
- (一)語幹末母音が動揺する六つのケース
- (二)語幹保持の実現と非実現
- (三)語幹保持の実現
- 1、語幹保持を実現させる契機――「アコナル」(赤くなる)の異形「アカナル」
- 2、ハ行四段活用動詞終止・連体形
- 3、語幹一音節の動詞未然形+推量・意志の助動詞「ウ」
- 4、ア・ハ・ワ行下二段活用動詞終止・連体形・已然形
- 5、ハ行四段活用動詞連用形
- 6、バ・マ行四段活用動詞連用形
- (四)許容された母音連続と許容されるけれども実現が遅れる母音連続――形容詞連用形ウ音便進行過程の問題に及ぶ
- 四、語幹保持実現の時期と原因
- (一)オ段長音開合の混同と語幹保持
- (二)ア・ハ・ワ下二段活用動詞終止・連体形・已然形のヤ行化
- (三)二段活用動詞の一段化
- 五、「仰グ」「倒ル」等の語形、あわせてオ段音に後続する「ホ」の長音化の問題
- (一)「仰グ」「倒ル」等の語形
- (二)オ段音に後続する「ホ」の長音化
- 六、語幹保持の力と同一機能同一形態への力
- 七、オ段長音の開合の混同
- 八、結論
- 第二節 後部母音iの場合
- 一、問題の所在
- 二、問題の構造と考察の方向
- (一)問題の構造
- (二)語幹末母音iのケースではないこと
- (三)考察の方向
- 三、敬語
- (一)先学の説
- (二)筆者の考え
- 四、語幹末が長音である語
- (一)先学の説
- (二)筆者の考え
- 五、二音節動詞アクセント第一類の語
- (一)先学の説
- (二)筆者の考え
- 1、二音節動詞は、カ行動詞との衝突を避けるためにもともと原形でとどまる傾向にあった
- 2、サ行イ音便の生起にアクセントはかかわっていないではないか
- 3、この項のまとめ
- 六、いわゆる使役性他動詞などの、活用が浮動していた語
- (一)先学の説
- (二)筆者の考え
- 1、いわゆる使役性他動詞
- (1)第一回目の動揺の機会とイ音便
- ①上代における四段活用の接尾語「ス」のはたらき
- ②上代における「シム」のはたらき
- ③使役の助動詞「ス」(下二段活用)の成立
- ④使役の助動詞「サス」の成立
- ⑤肥大化接尾語「カス」の成立
- ⑥平安時代における「して」形と「せて」形
- ⑦『源氏物語』のサ行イ音便
- (2)第二回目の動揺の機会とイ音便
- (3)いわゆる使役性他動詞のイ音便
- 2、「オハス」「マラスル」
- 七、語幹末母音がeの語
- (一)先学の説
- (二)筆者の考え
- 八、サ変動詞の影響ということ
- 九、結論
- 付節 助動詞「ユ」「ラユ」と「ル」「ラル」との関係
- 一、本節の目的
- 二、先学の説とその問題点
- 三、「ユ」「ル」の語源
- (一)動詞の活用語尾と助動詞「ユ」「ル」
- (二)意志動詞・無意志動詞という視点から見た動詞の活用語尾
- (三)意志動詞化する接尾語
- (四)無意志動詞化する助動詞
- (五)「ユ」「ル」の意味
- 四、「ユ」「ル」の接続
- (一)情態言への接続
- (二)未然形への接続
- 五、「ユ」と「ル」の新古
- 六、「ル」「ラル」の定着
- 七、結論
- 第四章 西部方言と東部方言
- 第一節 東西両方言間に認められる音便の違いは、なぜ、どのようにして生じたか
- 一、はじめに
- (一)問題の所在
- (二)先学の説
- (三)考察の方向
- 二、〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いから〈ウ音便―促音便〉〈ウ音便―原形〉という違いへの転換とその原因
- (一)室町時代末期における西部方言と東部方言との違いは〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いであった
- 1、ハ行動詞の音便
- (1)西部方言の音便
- (2)東部方言の音便
- ①音便の実態
- ②ウ音便の存在
- i、-u̯i-<-u-の音転化
- ii、ウ音便借用説について
- iii、ロドリゲスの記述との整合性
- 2、形容詞連用形の音便
- (1)西部方言の音便
- (2)東部方言の音便
- ①音便の実態
- ②ウ音便の存在
- i、ウ音便は本来のもので、借用ではない
- ii、ロドリゲス『日本大文典』、『醒睡笑』の記事との整合性
- (二)〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いから〈ウ音便―促音便〉〈ウ音便―原形〉という違いへの転換の時期と原因
- 1、ハ行動詞の場合
- (1)ウ音便衰退・促音便隆盛の進行の時期
- (2)進行の原因
- 2、形容詞連用形の音便
- 三、〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いの生起とその原因
- (一)平安・院政・鎌倉時代における西部方言と東部方言との音便は、〈促音便・ウ音便―促音便・ウ音便〉〈原形・ウ音便―原形・ウ音便〉で、質的な違いはなかった
- 1、ハ行動詞の音便
- (1)先学の研究
- (2)先学の報告した音便の例
- (3)各表記についての検討
- ①ツ表記
- ②無表記
- ③ム表記
- i、撥音便説
- ii、撥音便説の問題点
- iii、タ・ラ行動詞音便のム表記
- iv、ハ行動詞音便のム表記
- ④ン表記
- ⑤再びツ表記について
- ⑥ウ表記・フ表記
- ⑦まとめ
- (4)促音便の存在
- (5)まとめ
- 2、形容詞連用形の音便
- 3、中山法華経寺『三教指帰注』について
- (二)〈促音便・ウ音便―促音便・ウ音便〉〈原形・ウ音便―原形・ウ音便〉から〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いを生じた原因
- 1、ハ行動詞の音便
- (1)語幹一音節語と語幹二音節以上の語
- (2)ロドリゲスの記述との整合性
- (3)「~テ」形と「~タ」形
- 2、形容詞連用形の音便
- 四、母音優位・子音優位と言われるその他の事象
- 五、結論
- 第二節 上代東部方言の性格
- 一、問題の所在
- 二、母音の転化
- (一)考察の方向
- (二)エ段音にかかわる母音転化
- (三)オ段音にかかわる母音転化
- (四)イ段音にかかわる母音転化
- (五)その他の母音転化
- (六)母音転化の性格
- 三、打消の助動詞「なふ」
- (一)問題点
- (二)「なふ」の語源
- 1、諸説
- 2、形容詞説
- 3、継続「ふ」説
- (三)大和方言における打消の継続
- (四)東西方言の違い
- (五)「なふ」と「ない」
- 四、結論
- 第三節 なぜ西部方言は「ジャ」で東部方言は「ダ」であるのか
- 一、問題の所在と先学の説
- (一)問題の所在
- (二)先学の説
- 二、文献資料に見える「ダ」「ヂャ」
- (一)西部方言資料の実態
- 1、資料の成立や書写に東国がかかわらない例
- 2、資料の成立や書写に東国がかかわる例
- 3、西部方言資料に見える「ダ」
- 4、現代西部方言における分布
- (二)東部方言資料(山陰方言資料を含む)の実態
- 1、室町時代語資料の実態
- 2、江戸時代初期・前期資料の実態
- 3、江戸後期資料の実態
- (三)室町時代における東西方言の違い
- 三、「ダ」「ヂャ」二形の生成――「ダ」が古く、「ヂャ」が新しいこと
- (一)室町時代中期以前の西部方言の実態―希頊周顓講『論語講義筆記』から―
- (二)理論的に見た「ダ」「ヂャ」の新古
- 四、「ダ」「ヂャ」二形の相克
- (一)東部方言における「ヂャ」劣勢化の原因
- (二)西部方言における「ヂャ」の優勢化と「ダ」の劣勢化
- (三)江戸後期における東部方言資料の「ヂャ(ジャ)」
- 五、東西対立意識の確立
- 六、結論
- 第五章 日本語音韻史から見た沖縄方言の三母音化傾向とp音
- 一、本章の意図
- 二、三母音化傾向
- (一)先学の説
- (二)ɔ:・ɛ:のこと
- 1、ɔ:のこと
- 2、ɛ:のこと
- (三)e→i
- 1、-ai̯e>-ai, -aʃe>-aʃi
- 2、中世日本語のエ段音
- (1)中世日本語のエ段音の音価
- ①先学の説
- ②筆者の立場
- (2)口蓋化したエ段音の史的位置
- ①先学の説
- ②先学の説に対する疑問
- ③筆者の解釈
- i、エ・セ・ゼ
- ii、口蓋音ʃe・ʒeの由来
- iii、ネ(ni̯e)
- iv、セ・ゼ以外のエ段音の口蓋化
- v、口蓋化音の衰退
- vi、e+u>i̯oo
- 3、沖縄方言における-i̯e>-ï(又は-i)
- (1)-i̯e>-ï(又は-i)
- (2)ïとi
- (3)東北方言
- (四)o→u
- (五)イ段・ウ段の子音
- 1、口蓋化
- 2、有気音・無気音
- (六)『おもろさうし』の母音
- 1、三母音と五母音説
- 2、エとイ
- 3、オとウ
- (七)「語音翻訳」の母音
- 1、エ段音とイ段音
- 2、オ段音とウ段音
- (八)三母音化傾向
- (九)上代特殊仮名遣エ段の甲乙
- 三、p音
- (一)先学の説
- (二)筆者の解釈
- 1、p音の残存と新生
- 2、ɸ>hの動き
- 3、沖縄方言におけるpの新生
- 4、首里方言のハ行音
- (1)「語音翻訳」を通して見る
- (2)『琉球館訳語』に記録されたハ行音
- 5、ワ行音とバ行音との交替
- 6、p音の定着――ハ行音とカ行音
- 四、おわりに
- 初出一覧
- あとがき
- 索引
;新潮社;1,400円(借覧);四六判;縦組;並製;285頁;;ISBN4-10-458002-3;
;筑摩書房;(借覧);A5判;縦組;上製;343頁;;ISBN4-480-86105-X;
日本の歴史 第25巻;講談社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;8+378頁;;ISBN4-06-268925-1;[訳者]うめざき・とーる(梅崎透)/たかはし・とよこ(高橋豊子)/さわだ・ひろし(沢田博)/きもと・たけし(樹本健)
;晶文社;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;358頁;;ISBN4-7949-6689-X;
新潮文庫[こ-10-34];新潮社;514円(100円);文庫判;縦組;並製;293頁;;ISBN4-10-115834-7;
岩波新書(新赤版)986;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;viii+2+231+3+16頁;;ISBN4-00-430986-7;
新潮文庫[こ-10-12];新潮社;440円(100円);文庫判;縦組;並製;399頁;;ISBN4-10-115812-6;
;汲古書院;(借覧);A5判;縦組+横組;上製;1+V+798頁;;ISBN4-7629-3526-3;
目次を写してみる(#以下はわたくしのメモ。どんどん減る)。かういふ論集つて偉い順なものだと思つてゐたのだけれど、これは連環式の排列みたい。
- 築島裕博士近影 #眼鏡ずれてない?
- 献辞
- 築島裕博士略年譜
- 築島裕博士研究業績目録 #単著の項に、切符の話(真珠書院、1968)や鉄道きっぷ博物館(日本交通公社出版事業局、1980)がはひつてないのは研究書でないから? UP誌に連載されてゐた(この目録によると平成11年)、高山寺の四季に毎回切符の写真が載つてゐたのを思ひ出す。論文の項は、ただただ圧倒される。一時はほぼ月刊だなあ。
- 「ツルギ」と「タチ」―古代刀剣名義考― / 武井睦雄 #「タチ」は「タツ」(断)の名詞形ではないかも。
- 古代日本語における内臓語彙の諸相 / 山口佳紀 #通説化してゐる内臓語彙にとぼしいといふのは本当かを検証。
- 出雲国風土記の表記と音韻 / 沖森卓也
- すだれうごかし あきのかぜふく―和漢比較語義の試み― / 伊藤光浩
- 安澄撰『中論疏記』について / 白藤禮幸 #文字弁嫌といふ弁似書があることを教はる。この嫌字の訓義は下官集の嫌文字事と通じるものだなあ(つまり「もどく」、遠藤和夫説)。
- 小川本大乘掌珍論天暦點續貂 / 小林芳規
- 上野本漢書楊雄伝天暦二年点における切韻と玉篇の引用について / 小助川貞次
- 訓点資料における「いへり」と「いふ」 / 鈴木泰 #「いへり」は文献からの引用時のみ。
- 古代・中世の「をり」と文体 / 金水敏 #卑語性の確認。
- 中古和文の地の文と会話文 / 井島正博 #「移りことば」(中島広足『海士のくゞつ』)
- 天台宗山門派における金剛界儀軌の訓読語 / 松本光隆
- 院政期古記録における「令」について / 原裕 #記録文から漢字仮名まじり文への移行の徴候としての再読文字の非再読用法。
- 今昔物語集の陳述副詞 / 谷光忠彦
- 三教勘注抄における三教指帰と注との訓読について―宝寿院本と尊経閣本との比較を中心に― / 山本秀人
- 院政・鎌倉時代の寺院社会における宋版辞書類の流通とその影響―『類聚名義抄』を例として― / 池田証寿
- 改編本系「類聚名義抄」注記配列パズル―写本間における「〓{之繞に翔}」項目の注記配列の異同に関する解釈― / 小林恭治
- 高山寺本『雑筆集』六巻の成立について―表白集編纂活動の動態― / 山本真吾
- 鎌倉時代の女性仮名文書の漢語の表記について / 金子彰
- 『往生要集』引用文からみた『宝物集』について / 古田恵美子
- 高山寺における聖教目録の形成について / 徳永良次
- 中世における高野山関係法談聞書類の一特質―金剛三昧院蔵十住心論聞書をめぐって― / 土井光祐
- 中世の語法より見た半井本『保元物語』 / 坂詰力治
- 『平家物語』の近代語的性格 / 山口明穂
- 無窮会本大般若経音義の音注について / 沼本克明
- 岩崎本日本書紀宝徳三年点及び文明六年点 / 石塚晴通
- 梅印元冲講智仁親王聞書『蒙求聞書』 / 柳田征司 #細川幽斎の弟。
- 上代特殊仮名遣の“ノの二類”の研究史 / 安田尚道 #一連の上代特殊仮名遣の研究史の再検討のひとつ。宣長龍麿宣隆を襲つてヌに二類あるとしてゐた橋本進吉がノの二類とする経過を検証してゐる。
- 摩尼園蔵板本「仮名書き法華経」について / 柏谷直樹
- 近代邦訳聖書における二人称代名詞―ヘボン・ブラウン訳聖書における「あなた」― / 斎藤文俊
- 脚本のことば―『東京物語』を資料として― / 坂梨隆三
- 現代日本語の字音読み取りの機構を論じ、「漢字音の一元化」に及ぶ / 屋名池誠 #キメラ化。
- 現代日本語の終助詞の新しい動向 / 鈴木英夫
- 現代語の終助詞「とも」―必要とされる先行文脈について― / 中野伸彦
- コミック世界の擬音語・擬態語 / 山口仲美
- 『口語法』における両立案と統一―京阪の言葉の威信が終わるとき― / 古田啓
- 韓日の漢文読法において現れる「乃至」について / 尹幸舜
妹がこのところよみかへしてゐるのにつられて、やまざき貴子のっポイ!を見てゐたら、第5巻109頁に、
、といふ万里の台詞があるのに気づく。単行本は、1994年6月25日 第1刷発行
、初出は(おそらく)、平成6年 ララ2月号掲載
のもの。この語については、照明技術出自のものであるらしいことが報告されてゐるだけで、非難や、京極の月姫ののほかにはほとんど年紀をともなつた用例があげられてゐないやうなので、一往メモ。
ちくま学芸文庫[コ-21-1];筑摩書房;1,200円(借覧);文庫判;縦組;並製;350頁;;ISBN4-480-08906-3;
「春秋」「図書」(各7月号)もらふ。図書誌、中井久夫「私の日本語雑記」連載開始(隔月予定)、8月の刊行予定に、大島正二「漢字伝来」(岩波新書)。春秋誌、五十嵐太郎/村瀬良太「結婚式教会とは何か(上)」。
ブルーバックス B-1497;講談社;940円(借覧);新書判;横組;並製;263頁;;ISBN4-06-257497-7;
日本史リブレット64;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;106+4頁;;ISBN4-634-54640-X;
シリーズ・日本語のしくみを探る7;研究社;(借覧);A5判;縦組;並製;vi+186頁;;ISBN4-327-38307-4;
ただし、英語のinformantには密告者の意味もあることから、最近では、これを避けて、単に「協力者」あるいはlinguistic helperと言うこともあります(p.16)。
「ず」の落ちたかたちと見てゐるけど(p.66)、ちがふ。
ブルーバックス B-1508;講談社;1,200円(借覧);新書判;横組;並製;422頁;;ISBN4-06-257508-6;[執筆者]左巻健男/島弘則/寺田光宏/中澤克行/水間武彦/山田洋一/山本喜一
「学者が軍事にお節介をするな」と一蹴された(p.167)。
燃えやすい表面塗料への引火(p.242)。
新潮文庫[こ-10-5];新潮社;440円(100円);文庫判;縦組;並製;425頁;;ISBN4-10-115805-3;
;新潮社;3,000円(借覧);四六判;縦2段組;上製;407頁;;ISBN4-10-644816-7;
意中の文士たち上下、意中の画家たち、異邦の薫りを収める。異邦の薫りをよまうと思つて借りたのだけれど、単行本でゆつたりよんだはうがよかつたな。
文春文庫[さ-22-2];文藝春秋;447円(100円);文庫判;縦組;並製;332頁;;ISBN4-16-756002-X;
思はぬ方に築島先生のお名前を見た。Wikipediaに項目があるのだなあ。しかし、全共闘側の要求は、(中略)(二)紛争の火種になった築島裕助教授に対する文学部学生・N君の暴力行使事件は事実誤認だから無期停学の処分を撤回せよ、(中略)という三項目に要約される。
著書『国語学』・『国語学史』は日本語学(国語学)研究者のバイブルとなっている、といふ記述はちよつと疑問(ていふか、教科書ぢやん)。わたくしがまともな国語学徒ではないといふだけのことかもしれないけど。
増田美正隊長は長身のキリリとした美青年。
父君は増田伝助氏という栃木県警の名捜査官。親子二代の警察官だ。伝助氏が検挙した新機軸の賭博の手口に氏の名がつけられて「でんすけ賭博」とよばれるようになった。
ちくま新書578;筑摩書房;680円(借覧);新書判;縦組;並製;206頁;;ISBN4-480-06281-5;
一九九〇年代初頭に月刊誌『なかよし』に武内直子が連載していたこの漫画は、やがてTVアニメ化されると
(p.124)、といふか、ほぼ同時スタートだつたやうに記憶するのだけれど。求籠堂
(p.128)。
運動神経が良いわけではないが、の読点とかも信じられない。
講談社学術文庫1732;講談社;1,200円(借覧);文庫判;縦組;並製;411頁;;ISBN4-06-159732-9;
講談社文庫[や 26-1];講談社;359円(100円);文庫判;縦組;並製;258頁;;ISBN4-06-184447-4;
ギャル文字についての話をきく予習に。そのお話では、クサチュー語がleet speakに影響をうけてできたこと、韓国にもW言語(外界語)といふ似た現象がギャル文字と併行的に発生したことなど教はつた。
;青土社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;347+vi頁;;ISBN4-7917-6240-1;[執筆者]あずま・ひろき(東浩紀)/おーさわ・まさち(大澤真幸)/きただ・あきひろ(北田暁大)/すずき・けんすけ(鈴木謙介)/みやだい・しんじ(宮台真司)
JETS COMICS;白泉社;600円;A5判;;並製;182頁;;ISBN4-592-14265-9;
;くろしお出版;2,000円(借覧);A5判;横組;並製;v+155頁;;ISBN4-87424-333-9;
日本史リブレット28;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;98+4頁;;ISBN4-634-54280-3;
中公新書1818;中央公論新社;940円(借覧);新書判;縦組;並製;4+viii+8+300頁;;ISBN4-12-101818-4;
なお、我が国では「シュメル」ではなく、「シュメール」と「長音記号」を入れて表記されることが多いが、これには理由がある。第二次大戰中に「高天原はバビロニアにあった」とか、天皇のことを「すめらみこと」というが、それは「シュメルのみこと」であるといった俗説が横行した。そこで、我が国におけるシュメル学の先達であった中原与茂九郎先生(京都大学名誉教授)が混同されないように音引きを入れて、「シュメール」と表記された。この話を中原先生から三笠宮崇仁様は直接うかがったという。
中原氏は楔形文字に六書を応用したことで、河野六郎の転注考の最後にも名があがつてゐる人。
マーガレットコミックス;集英社;390円;新書判;;並製;187頁;;ISBN4-08-846073-1;
軍記文学研究叢書5;汲古書院;8,000円(借覧);A5判;縦組;上製;4+354頁;;ISBN4-7629-3384-8;[執筆者]たけひさ・つよし(武久堅)/たかお・じゅん(鷹尾純)/はやかわ・こーいち(早川厚一)/やなぎだ・よーいちろー(柳田洋一郎)/うぶかた・たかしげ(生方貴重)/ななみ・ひろあき(名波弘彰)/まきの・かずお(牧野和夫)/さえき・しんいち(佐伯真一)/やました・ひろあき(山下宏明)/おざき・いさむ(尾崎勇)/みのべ・しげかつ(美濃部重克)/たかやま・としひろ(高山利弘)/あさはら・よしこ(麻原美子)/すぎもと・けーざぶろー(杉本圭三郎)/ちぎら・まもる(千明守)/さくらい・よーこ(櫻井陽子)
新潮新書156;新潮社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;220+ix頁;;ISBN4-10-610156-4;
講談社学術文庫1744;講談社;960円(借覧);文庫判;縦組;並製;260頁;;ISBN4-06-159744-2;
;早川書房;2,300円(借覧);四六判;縦組;上製;396頁;;ISBN4-15-208673-4;[原題]Owen Gingerich, The Book Nobody Read: Chasing the Revolutions of Nicolaus Copernicus
角川文庫[い 25-5];角川書店;552円(100円);文庫判;縦組;並製;302頁;;ISBN4-04-179505-2;
刀水歴史全書71;刀水書房;2,800円(借覧);四六判;縦組;上製;xv+281頁;;ISBN4-88708-335-1;
懐徳堂ライブラリー6;和泉書院;2,500円(借覧);四六判;縦組;上製;172頁;;ISBN4-7576-0263-4;[執筆者]こやす・のぶくに(子安宣邦)/なかむら・しゅんさく(中村春作)/くめ・ひろこ(久米裕子)/つじもと・まさし(辻本雅史)/みやざわ・やすこ(宮川康子)
『蘐園随筆』で朱子学擁護の立場から激しく仁斎を攻撃した徂徠が、にわかに反朱子学の立場から「先王の道」を説くに至る。むしろそのスキャンダラスな展開こそ、仲基の「加上の説」を生み出す直接の契機となったのではないかと私は思うのである。
遊学叢書28;勉誠出版;(借覧);四六判;縦組;上製;11+213頁;;ISBN4-585-04088-9;
;評論社;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;280頁;;ISBN4-566-05068-8;
中公新書1821;中央公論新社;980円(借覧);新書判;縦組;並製;vi+11+364頁;;ISBN4-12-101821-4;
;文藝春秋;1,048円(借覧);四六判;縦組;上製;138頁;;ISBN4-16-324520-0;
岩波新書1001;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;v+228頁;;ISBN4-00-431001-6;
新潮文庫[こ-10-31];新潮社;388円(100円);文庫判;縦組;並製;241頁;;ISBN4-10-115831-2;
研究叢書171;泉書院;(借覧);A5判;縦組+横組;上製;2+241+130頁;;ISBN4-87088-749-5;[執筆者]田島毓堂/鈴木広光/山本いずみ/籾山洋介/菅井三実/東弘子/山田健三/丹羽一彌/釘貫亨/池田証寿/加藤浩司/樋野幸男/田島優
岩波セミナーブックスS6;岩波書店;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;iv+256+13頁;;ISBN4-00-028056-2;
合掌。
;集英社;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;205頁;;ISBN4-08-774766-2;
著者のエッセイにしてはいまいち。
朝日文芸文庫[あ 19-1];朝日新聞社;835円(借覧);文庫判;縦組;並製;377頁;;ISBN4-02-264051-0;
;みすず書房;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;v+289頁;;ISBN4-622-07122-3;
新典社選書15;新典社;1,600円(借覧);B6判;縦組;並製;223頁;;ISBN4-7879-6765-7;
鈍字なる字謎について教はる。たとへば、竹冠の下に間をあけて廾を書いたもの(ヨリ正確に記せば、廾の右下に点を打つ)を、誰れがつぶした
(p.215、筭(算)字も正確には王を玉、廾は右下に点を打つ)と解くものだけれど、これを「玉」と「目」の草書体同士が近似した形であるところから成立する鈍字である
(p.208)と解説してゐるのは少しちがふんぢやないか、とか思ふ。いろんなことば遊びが紹介されてゐて、音韻史などからも興味深くよめるのではないか、たとへば、だういふ音が近似したものとされてゐたのかとか、とは思ふのだけれど、その能力は私にはない。ところで、郭巨の釜掘りの絵に、こいつはえらい
、おやじさんでかしなさつた
(p.193)とあつたりするのとか超キュート。
新潮文庫[こ-10-21];新潮社;466円(100円);文庫判;縦組;並製;411頁;;ISBN4-10-115821-5;『世間知らず』改題
初出は駄目だと啖呵を切ったのは誰だ。山下浩は監修者という地位が欲しくて、そのためには平素の持論と食い違うことも辞さなかったらしい(p.79)、といふのが目にはひつて、関西大学国文学に「拝啓岩波書店殿 新『漱石全集』の問題点について」を載せさせてゐながらも、さすがにずばりと言ふなあ、とか思つてゐたら、17歳女性にみだらな行為 容疑の筑波大学院助教授逮捕(1/29)といふ報を見たのだつた。
;黎明書房;350円(借覧);B6判;縦組;上製;4+257頁;;;
教育思想双書7;勁草書房;2,500円(借覧);四六判;縦組;上製;x+217+vii頁;;ISBN4-326-29879-0;
中公新書1829;中央公論新社;800円(借覧);新書判;縦組;並製;5+261頁;;ISBN4-12-101829-X;
日本の〈現代〉12;NTT出版;2,300円(借覧);四六判;縦組;上製;ix+288頁;;ISBN4-7571-4103-3;
;PHP研究所;1,400円(借覧);四六判;縦組;並製;325頁;;ISBN4-569-61733-6;
シリーズ 現代思想ガイドブック;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;309頁;;ISBN4-7917-6225-8;[原著]Sara Salih, Judith Butler (Routledge, 2003)
奥付上部のCopyrightには2002、凡例には2003とあつて原著発行年がどつちなんだかよくわからない。あと、このラウトリッジ批評家シリーズですでに他社から訳書がでてゐるものがあるのを知る(p.21)。
;文藝春秋;1,905円(借覧);四六判;縦組;上製;291+iv頁;;ISBN4-16-366750-4;
岩波応用倫理学講義3;岩波書店;3,400円(借覧);A5判;縦1,2段組;並製;xi+263頁;;ISBN4-00-026716-7;[執筆者]みずたに・まさひこ(水谷雅彦)/よしだ・じゅん(吉田純)/しらた・ひであき(白田秀彰)/えぐち・さとし(江口聡)/おくの・まりこ(奥野満里子)/はっとり・たかひろ(服部高宏)/そのだ・ひさし(園田寿)/かんざき・のぶつぐ(神崎宣次)//いしぐろ・かずのり(石黒一憲)/つちや・しゅん(土屋俊)/なわ・こたろー(名和小太郎)/よしおか・ひろし(吉岡洋)
あのお世辞にも使いやすいとは言い難いQWERTY配列のキーボードは、いつまで「標準」でありつづけるのでしょうか(あの奇妙な配列は、そもそもが古典的なタイプライターにおいて、印字ハンマーの絡まりを防ぐという目的で、タイピングの速度を一定以下にするために考え出されたものだということをご存じでしょうか)(p.10)と、安岡孝一氏に叱られさうなことが書いてあるなあ、と思ひながらよみすすめてゐると、
書物というのは面白いもので、どんな嘘や間違いを書いても、名誉毀損などの場合を除けば著者や出版社が法的な責任を追及されることはまずありません。(……)
誤りに対しては、その責任を追及することではなく、それを是正する別の表現が生み出されることによって、人類は進歩してきたともいえるのです(p.16)、とあつて、ふむ、と思ふ。
;雄松堂出版;(借覧);A5判;縦2段組;上製;xv+331頁;;ISBN4-8419-0307-0;[執筆者]相島宏/青野千壽代/朝倉治彦/池本幸雄/井坂清信/稲村徹元/井上陽子/宇津純/大場利康/川本勉/小林正/神繁司/菅原蔦子/鈴木宏宗/土屋慎一/鴇田潤/戸澤幾子/中井万知子/馬場萬夫/藤元直樹/間島由美子/村上清子/村山久江
かういふ書物は借りて一読するのではなくて、座右にあるとよいのだらうけど。岡田希雄の項で、名前と生年とを修したあとがあるのに「おかだまれお」と読みがつけてあつて不審(それとも、国語学大辞典にも「よし」で立項してるけど、ほんとのほんとは「まれ」なの)。希雄がもと僧名(「きゆう」)から来てゐるといふのははじめて知つた(p.53)。金田一京助――蔵書印では「一」字を「弌」につくる(p.84)。榊原芳野も木偏に祀にしてゐるし(p.98)、名前の漢字には(といつてもこの両例は厳密には名字ではあるけれど)、唯一無二性だけではなくて、場面によつてvariantをわたつてゆくこともあるよなあ、とか思ふ――の亀田吟風翁素描といふのは全集とかでよめるのかな(「思い出の人々」(全集15巻)に収めることがわかつた。)。
;新潮社;1,700円(借覧);四六判;縦組;上製;349頁;;ISBN4-10-475901-5;
一九六〇年六月一橋大学の教職員も数多く国会前に集まっていた。安保条約が自然承認される前日であった。樺美智子さんが殺されたのはその少し前であった。国会前の群集の中で、一橋大学の教授であった亀井孝氏が私に突然言った。「阿部君、君の研究は安保とどういう関係があるの」。私は「ほとんどありません」と答えた。すると亀井教授は「俺もそうだよ」と言われた。
;光文社;(借覧);四六判;縦組;並製;270頁;;ISBN4-334-97442-2;
シリーズ 世界の社会学・日本の社会学;東信堂;(借覧);四六判;縦組;並製;xiv+179頁;;ISBN4-88713-528-9;
新潮文庫[こ-10-14];新潮社;311円(100円);文庫版;縦組;並製;198頁;;ISBN4-10-115814-2;
ちくま新書294;筑摩書房;680円(借覧);新書判;縦組;並製;190頁;;ISBN4-480-05894-X;
;吉川弘文館;(借覧);四六判;縦組;上製;257+18頁;;ISBN4-642-07766-9;
;三省堂;(借覧);A5判;横組;上製;210頁;;ISBN4-385-36092-8;
講談社現代新書1672;講談社;700円(15%引);新書判;縦組;並製;220頁;;ISBN4-06-149672-7;
もっと知りたい! 日本語;岩波書店;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;xi+212頁;;ISBN4-00-006838-5;
新潮新書152;新潮社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;255頁;;ISBN4-10-610152-1;
平安時代記録語辞典
、峰岸 明著
、08年9月刊行予定
が予告されてゐる。
;岩波書店;3,600円(借覧);四六判;横組;上製;xi+386頁;;ISBN4-00-080305-0;
執筆者は割愛。以下、すこし(あまり本書の核心ではないところを)メモ:
ピジン日本語は第2次世界大戦後の朝鮮半島(つまり,日本人がいないところ)でも共通語としての役割を果たしていた(p.238、ダニエル・ロング「ピジン日本語」。にしても、
“Meda-meda one time, number one jo-san taksan chi chi hava-yes”(ちょっと見てよ,あの素晴らしい女性は良い胸をしている)といふのはだういふ例だ)。
ネオ方言と新方言との違いは,ネオ方言があくまでスピーチ・スタイルとして考えられているという点である(p.265、真田信治「ネオ方言」)。
何人かの研究者が批判したとおり,「国語学」を「日本語学」と改称したところで研究者層と領域が一変するわけではなく,むしろ歴史的な功罪が継承されないおそれもある(p.289、ましこひでのり「国語・日本語」)。なんといふか、ヘレン・ケラー役のオーディションをうけてゐて、火災警報に気づけばオーディションを落とされるし、かといつて気づかないでゐる(ふりをしてゐる)と焼け死ぬ、みたいなダブルバインドだと思つた。
講談社文庫[の 10-2];講談社;533円(100円);文庫判;縦組;並製;291頁;;ISBN4-06-264827-X;
;PHP研究所;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;276頁;;ISBN4-569-62261-5;
どこの方言にも女性特有のやわらかな言葉や言い回しがあり、それが人間関係に潤いをもたらしてきた。ついこのあいだまで、女性は「~ネ」とか「~ヨ」という優しい感じの語尾をつけたものである(p.74)といふのは、方言はむしろ性差はすくないんぢやないかとか(←中井精一『社会言語学のしくみ』127頁以降に現代富山方言での性差について書かれてゐる)、その手の文末詞はせいぜい明治20年代くらゐまでしかさかのぼれないんぢやないかとか思ふけど、「日本文化」つて融通無碍だなあ(近世以前の「女性語」は位相語/集団語ととらへたはうがよいだらうし)。
フェ理屈に頭ををかされてるだけなのか。
;河出書房新社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;197頁;;ISBN4-309-01758-4;