the view from nowhere : 2005-10-26 (Wed)

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明治三十三年一月帝国教育会仮名調査委員 国語国字に関する決議

入力。この決議のなかで、一音一字の条の少数意見として、「〈志〉」を存して「し」の方を一語の中又は末に、用ゐる仮名とすること(〈 〉で括つたのはそれを字母とする異体仮名)といふものがあるのだけれど――言海の見出しの仮名が多分この方針をとつてゐる――、この位置による異体仮名の使ひ分けは、以前ふれた悦目抄の「大かたかきたかへてあしかるへきかなの事」に、下にかかざる〈志〉 上下を不分〈新〉〈し〉とあるのと通じてゐる(この決議と仮名遣書との共通点については安田章「仮名資料序」の指摘による)。また、悦目抄で、一 物をかなにかくやういろはに云、として書かれたいろは歌の仮名字体は大体現行のものと一致してゐる。

加藤美方/森啓/藤田三男[編];2005/3;活字の歴史と技術1;

;樹立社;(借覧);29.0x21.0;;並製;151頁;;ISBN4-901769-38-3;

リョービのPR誌「アステ」のなかから、「活字」「金属活字 木活字」「明朝体」「電字」を特集したものを1冊にしたもの。

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森 洋介
 「明治三十三年一月」の方の五十音圖は前から不審に思ってゐたのですが、この時期に到ってなほまだ「ヲ」はア行かワ行か歸趨が定まらなかったのでせうか。
猪川
「お」「オ」を廃してしまつたのだけれど、それだと音図のはじめから不体裁になつてしまふので、「を」「ヲ」をくりあげてア行に配したまでではないかと推測します。なんで「お」「オ」のはうを止めることにしたのかは分りませんが。
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