;[発行]日経BP社・[発売]日経BP出版センター;1,500円(借覧);四六判;縦組;上製;229頁;;ISBN4-8222-4188-2;
ちくまプリマーブックス153;筑摩書房;1,200円(借覧);B6判;縦組;並製;216頁;;ISBN4-480-04253-9;
この法令(「猫の放し飼い令」――引用者注)は、これより以後、洛中の猫を放し飼いにすべし、としているのです。そのねらいは、都市の鼠害対策でした。京都の急速な発展は、鼠害の増大・甚大な被害を生み出していました。そこで京都所司代は、その対策として、つまりは都市対策の一つとして「猫の放し飼い令」を発布したのでした。(中略)「猫の放し飼い令」は、あっという間に近世諸都市に広がり、猫と鼠、猫と犬の関係を決定的に変えていきました。それまで基本的にはつながれて飼われていた猫が放し飼いとなり、犬のほうがしだいにつながれて飼われるような一大転換があったのです。
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