;勁草書房;(借覧);四六判;縦組;並製;vii+265pp;;ISBN4-326-98009-5;
著者はあとがきで、元版が台湾(港北出版)で印刷される資本主義的矛盾を憂へてゐるけど、私の読んだのはオンデマンド出版によるもの。以下の4篇を収める。
第1論文は、直接に書名にかかはるもので、アフリカでキリスト教が広まつてゐることと原始キリスト教がローマ帝国に広まつたこととを類比して論じたもの。第2論文は、モザンビークのウィリアムといふ村でのポルトガル軍による虐殺事件からはじめて、宣教師について述べたもの。第3論文は、大塚久雄や内田芳明のあんまりなウェーバー祖述ぶりと、マルクスへの無理解について(しかし、日本でウェーバーというつまらぬ右翼的な思想家が進歩主義の思想家であるかの如く勘違いされて
、と言はれては、日本のウェーバー学者の中では一番良心的な部分だと思われる折原浩
も黙つちやられないだらう)。でも、吉本隆明やマルキシズムが持つてた影響力つて全然ぴんとこないなあ。
多くの学者専門家は、素材を多く収集するということに疲れ果てて、素材を的確に理解するところまでは力がまわらない。いやさらに多数の者達は、素材を多く持っているということだけですでに素材の的確な理解をなしえたかの如く思いこみ、おこがましくも思いあがるのである。
;筑摩書房;1,700円(借覧);四六判;縦組;上製;204p;;ISBN4-480-81455-8;
;現代書館;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;204p;;ISBN4-7684-6854-3;
著書のうち、「民族という虚構」といふのは、ひどくつまらなさうなタイトルだなあ、と思つて見てゐたのだけれど、読んでみるかなあ。
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